JP4378080B2 - 文書管理プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書管理プログラムに関し、特に、管理する文書にアノテーションを施す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報機器の発展に伴い、種々のアプリケーションソフトで作成されたファイルやスキャナから取り込んだイメージを文書として、パソコン等に登録して一元管理する文書管理システムが普及している。
登録に際し、当該文書には文書管理上の都合から、例えば、重要箇所にアンダーラインを施したり、「参考」「社外秘」などをスタンプしたりといったアノテーション処理を施すことが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
アノテーションの対象となるのはイメージデータであるため、例えば、アンダーラインの場合には、ユーザは表示画面を見ながら、マウスを用いて2点を指示することによって当該2点間にアンダーラインを引いている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000―339299号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マウス操作によって、必要な箇所だけにアンダーラインを引くことは相当な注意力を要し、勢い、アンダーラインが短すぎたり、あるいは不要な箇所まで及んでしまったりといった事態が生じ勝ちである。
アプリケーションソフトで作成した文書であれば、イメージデータに変換する前の元のファイルに直接アクセスすることによって容易にアンダーラインを施することはできるのであるが、この場合には、各種のアプリケーションソフトを全て備えておく必要が生じる。
【0006】
また、重要箇所にするマーキングはアンダーラインに限らず、例えば、斜体文字に変更したりしたい場合もあるが、従来、このような処理は実現されていない。
本発明は、上記した課題に鑑み、必要な文字列だけにアノテーション処理を施すことができると共に、アノテーションのバリエーションをより豊富にした文書管理プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る文書管理プログラムは、文書にアノテーション処理を施すため、コンピュータに、イメージ文書から透明なテキスト文書を生成する機能と、前記イメージ文書に前記透明なテキスト文書を重ねて配置して表示する機能と、表示されたイメージ文書中においてアノテーション対象となるイメージ文字列の指定をユーザから受け付け、これに対応する透明なテキスト文書中のテキスト文字列を特定する情報と、前記テキスト文字列に施されるべきアノテーションの種類とを、前記透明なテキスト文書に対する付加情報として受け付ける機能と、前記イメージ文書中の前記アノテーション対象とされた前記イメージ文字列に代えて、前記受け付けたアノテーションの種類に応じたアノテーションの処理を前記テキスト文字列に施した上で当該テキスト文字列を可視化する機能と、を実現させることを特徴とする。
【0008】
また、前記アノテーションの処理は、下線引き、フォント変更、斜体化、色変更、および虫食いの少なくともいずれか一つの処理であることを特徴とする。
さらに、前記イメージ文書を管理文書として登録する機能と、前記付加情報の受け付けられた透明なテキスト文書を当該付加情報と共に保存する機能と、前記管理文書を本文書管理プログラムが実行されている装置から他の装置へ配信する機能と、前記配信に際し、前記配信される管理文書に、前記保存された前記付加情報を伴う透明なテキスト文書を添付するか否かの選択を受け付ける機能と、を実現させることを特徴とする。
【0009】
また、前記可視化する機能は、前記イメージ文書中のアノテーション対象とされた前記イメージ文字列に対応する透明なテキスト文書中の前記テキスト文字列の領域に下地処理を施し、前記イメージ文書中の当該テキスト文字列に対応する箇所の表示を隠すことにより達成されることを特徴とする。
また、前記アノテーション処理のなされたテキスト文字列をイメージデータ化する機能と、前記イメージ文書において、アノテーション対象となったイメージ文字列を前記イメージデータ化された文字列に置換処理する機能と、前記置換処理後のイメージ文書をプリンタへ出力する機能と、を実現させることを特徴とする。
また、アノテーションの種類に応じて色分けされた電子付箋を着脱する機能と、前記付加情報を、対応する色の前記電子付箋に対応付けて格納する機能と、を実現させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、文書管理システム2を含むブロック図である。
図1に示すように、文書管理システム2は、文書管理装置4、プリンタ6、スキャナ8、およびプリントサーバ10で構成されている。文書管理装置4とプリントサーバ10とはネットワーク12を介して接続されており、プリンタ6およびスキャナ8はいずれも専用線を介してプリントサーバ10と接続されている。また、ネットワーク12には、他の端末装置14などが接続されている。
【0011】
文書管理装置4にはパソコン(パーソナル・コンピュータ)などが用いられ、文書管理プログラムをロードすることにより、当該パソコンが文書管理装置として機能するものである。文書管理装置4は、スキャナ8を通じて読み込まれたイメージデータや、端末装置14などにおいて種々のアプリケーションソフトで作成されたテキストデータなどを、文書として登録して一元管理する。
【0012】
図2(a)は、文書管理装置4の概略構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、文書管理装置4は、制御部(CPU)16を中心に、イメージ文書生成部18、透明テキスト文書生成部20、合成部22、ネットワークインターフェース24、ビットマップメモリ26、ディスプレイ28、入力装置30、ハードディスク装置32、ROM34、およびRAM36などで構成される。
【0013】
イメージ文書生成部18は、種々のアプリケーションソフトで作成され、テキストデータで記述された文書(本明細書において、「テキスト文書」と言う。)から、イメージデータで記述された文書(本明細書において、「イメージ文書」と言う。)を生成する。イメージ文書生成部18において処理対象となるテキスト文書には、他の端末装置で作成されたもののみならず、文書管理装置4で作成されたものなども含む。
【0014】
透明テキスト文書生成部20は、イメージ文書に文字認識処理(OCR処理)を行ない透明なテキストデータで記述された文書(本明細書において、「透明テキスト文書」と言う。)に変換する。透明テキスト文書は、ディスプレイ28などにおいて、変換前のイメージ文書の上に重ねて配置されるものである。透明テキスト文書は、文字通り透明であって、通常は、ディスプレイ28上において目視では確認できないものである。なお、イメージ文書の上に透明テキスト文書を重ねて配置する技術は、例えば、日経BP社発行の雑誌「日経パソコン2002年9月16日号の特別編集版」の第16頁等に記載されているように公知の技術なので、その詳細な説明については省略する。
【0015】
合成部22は、透明テキスト文書において、後述するアノテーション処理の施された文字列を可視化して、ディスプレイ28の表示用ビットマップデータを作成する。また、合成部22は、アノテーション処理の施された文字列をビットマップデータ化し当該ビットマップデータ化した文字列部分でイメージ文書の対応する文字列を置換えて、印刷用のプリントデータを生成する。ここで、透明テキスト文書における文字列を可視化するとは、テキストデータで記述された文字列をイメージデータで記述された文字列に変換することである。
【0016】
ネットワークインターフェース24は、ネットワーク12を介してプリントサーバ10や端末装置14や当該ネットワーク12に接続されている他の機器(不図示)と相互に通信を行なうためのインターフェースである。
ビットマップメモリ26は、ディスプレイ28に表示するイメージ・データを保持しておくためのメモリであり、ディスプレイ28は、ビットマップメモリ26に展開されたイメージ・データを表示する。
【0017】
入力装置30は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードからなる。
ハードディスク32は、各種プログラムやデータを格納する。図2(b)は、ハードディスク32内の格納領域を示す図である。図2(b)に示すように、ハードディスク32は、文書保存部38、付箋処理対応表記憶部40、文書管理プログラム保存部42などを有する。
【0018】
文書保存部38では、図3に示すように、テキスト文書からなるファイルAと、当該ファイルAから生成されたイメージ文書からなるファイルBと、当該ファイルBから生成された透明テキスト文書からなるファイルCとが、ファイルD内に格納されている。ファイルA〜C間では、対応するページについては関連付けされた状態で、ファイルD内に格納されている。なお、ファイルDは、登録される文書毎に設けられるものである。
【0019】
ファイルCでは、さらに、透明テキスト文書においてページ単位で貼着される電子付箋に付加される付加情報(以下、当該付加情報を「付箋情報」と言う。)が対応するページと関連付けて格納される。付箋情報は、アノテーション処理の種類や、アノテーション処理対象となる文字列の位置情報などを含む。電子付箋は、複数色(本例では6色)に色分けされており、各色に対応付けてアノテーションの種類が決められている。
【0020】
図4は、付箋色とアノテーションの種類とを対応づけるテーブルであり、図2(b)の付箋処理対応表記憶部40に格納されているものである。図4に示すように、付箋の色が赤であれば、アノテーションの種類は「アンダーラインを引く」、青であれば、「フォントを変える」…といったように、電子付箋の色とアノテーションの種類とが対応付けて格納されている。電子付箋が貼着されると、当該付箋処理対応表が参照されて、処理すべきアノテーションの種類が特定されることとなる。
【0021】
付箋情報の一例を図5に示す。図5(a)は、赤色の電子付箋に付加される属性情報である付箋情報の格納領域を示す図である。図5(a)に示すように、当該格納領域は、▲1▼付箋色、▲2▼開始行、▲3▼文字列、▲4▼終了行、▲5▼文字列および▲6▼線種に区分けされている。
▲1▼付箋色には、電子付箋の色である「赤」が予め格納されている。
【0022】
▲2▼〜▲5▼に格納される情報によってアノテーション処理対象となる文字列の位置が特定される。▲2▼開始行には、アノテーション処理の対象となる先頭の文字列が存在する行数(行番号)が格納され、▲3▼文字列には、当該先頭の文字列が格納され、▲4▼終了行には、アノテーション処理の対象となる文字列の最後尾の文字列が存在する行数(行番号)が格納され、▲5▼文字列には、当該最後尾の文字列が格納される。例えば、図5(b)に示すように情報が格納されている場合には、該当するページの第1行目に在る文字列「本会議」から第2行目にある文字列「重要である」までの文字列がアノテーション(この場合には、下線引き)の対象とされる。
【0023】
▲6▼線種には、施す下線の種類が格納される。図5(b)では、一重線である例を示している。したがって、図5(b)に示す例では、アノテーション対象の文字列に一重の下線が施されることとなる。
なお、上記▲2▼〜▲6▼には、後述するようにしてキーボードまたはマウスを介して必要な情報が格納されることとなる。
【0024】
また、▲3▼文字列のみに情報が格納された場合には、該当するページ全体において、当該▲3▼に格納された文字列の全てがアノテーションの処理対象となる。例えば、図5(c)に示す例では、該当するページの全体に渡って文字列「重要機密」が検索され、検索された「重要機密」からなる文字列全てに波線の下線が施されることとなる。
【0025】
赤色以外の他の色の電子付箋に付加される付箋情報の格納領域を図6に示す。
図6(a)は、青色の電子付箋に付加される付箋情報の格納領域を示している。
青色の付箋情報において、アノテーション処理対象となる文字列の指定方法(特定方法)は、上記した赤色の付箋情報の場合と同様である。青色の場合のアノテーション処理はフォントの変更なので、赤色の場合の「線種」に代えて、フォントの「サイズ」と「種類」とを格納することとなっている。
【0026】
図6(b)は、黄色の電子付箋に付加される付箋情報の格納領域を示している。
黄色の付箋情報において、アノテーション処理対象となる文字列の指定方法(特定方法)は、上記した赤色の付箋情報の場合と同様である。黄色の場合のアノテーション処理は文字の斜体化であり、本例において傾ける角度は一定(固定)となっているため、アノテーション対象文字列の位置情報以外の情報を格納する領域は準備されていない。
【0027】
図6(c)は、緑色の電子付箋に付加される付箋情報の格納領域を示している。
緑色の付箋情報において、アノテーション処理対象となる文字列の指定方法(特定方法)は、上記した赤色の付箋情報の場合と同様である。緑色の場合のアノテーション処理は文字色の変更なので、赤色の場合の「線種」に代えて、「指定色」を格納することとなっている。
【0028】
図6(d)は、白色の電子付箋に付加される付箋情報の格納領域を示している。
白色の付箋情報において、アノテーション処理対象となる文字列の指定方法(特定方法)は、上記した赤色の付箋情報の場合と同様である。白色の場合のアノテーション処理は空白(虫食い)を作るである。この空白を作るとは、指定された文字列部分を目視できなくし(非可視化し)、当該目視できなくした前後を括弧で括る処理である。実際には、透明なテキスト文書の該当する文字列領域に下地処理を施し、イメージ文書の対応する文字列を隠してしまう(目視できなくする)こととなる。また、括弧には複数の種類が用意されているので、赤色の場合の「線種」に代えて、当該「カッコの種類」を格納することとなっている。白色の電子付箋によるアノテーション処理は、学校などの授業で実施する確認テストにおける、いわゆる穴埋め問題等を作成するのに好適である。例えば、教科書のテスト対象となるページの文書をスキャナ8で取り込み、取り込んだイメージ文書から透明テキスト文書を生成し、当該透明テキスト文書に白色の電子付箋を貼着して、穴埋め箇所となる文字列を虫食いにするのである。
【0029】
なお、赤、青、黄、緑、白の各色の電子付箋の付加情報である「文字列」は、複数文字である必要はなく、後述する茶色の場合と同様、一文字であっても構わない。
図6(e)は、茶色の電子付箋に付加される付加情報の格納領域を示している。
【0030】
茶色の場合のアノテーション処理は「スタンプする」ことなので、スタンプ位置は、1点を指定すれば足りる。そこで、当該付箋情報においては。▲1▼行数と▲2▼文字列とでスタンプ位置を指定することとしている。すなわち、▲1▼行数で指定された行番号に存在する▲2▼文字列で指定された文字列領域の真中の位置がスタンプ位置となる。なお、▲2▼文字列で1文字しか指定されていないときには、当該指定文字の中央部がスタンプ位置となる。スタンプの種類は複数用意されているので、4番目の格納領域で「スタンプの種類」を指定することとしている。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態では、電子付箋を従来の単なる目印、栞としてのみ用いるのではなく、アノテーションに種類およびアノテーションの処理対象となる文字列を特定するためのものとして利用しているのである。
図2に戻り、ハードディスク32の文書管理プログラム記憶部42には、文書にアノテーション処理を施すため、パソコンに種々の機能を実現させるための文書管理プログラムが格納されている。
【0032】
ROM34はBIOSを含む制御プログラムやデータを格納し、RAM36は一時的にプログラムやデータを記憶する。
次に、上記文書管理プログラムによって実現されるアノテーション処理や当該アノテーション処理に関連して実行される処理について、図7〜図11を参照しながら説明する。
【0033】
図7は、文書登録処理に関するフローチャートである。
先ず、文書管理装置4で文書が受け付けられると(ステップS2でYES)、ハードディスク32に新たなファイルDを作成し、受け付けた文書を当該ファイルDに保存する(ステップS4)。
次に、受け付けた文書がイメージ文書かテキスト文書かの判断をおこない、テキスト文書のときには(ステップS6でNo)、当該テキスト文書からイメージ文書を生成し(ステップS8)、生成したイメージ文書を保存する(ステップS10)。
【0034】
一方、受け付けた文書がイメージ文書のときには(ステップS6でYES)、ステップS8,S10をスキップしてステップS12に進む。
次に、ステップS8で生成したイメージ文書または外部から受け付けたイメージ文書に対してOCR処理を行なって透明テキスト文書を生成し(ステップS12)、生成した透明テキスト文書を保存する(ステップS14)。
【0035】
上記各文書のハードディスク32内における格納態様は、図3を参照しながら説明した通りである。なお、受け付けた文書がイメージ文書の場合には、ファイルD内には、ファイルAは存在せず、ファイルBとファイルCのみとなる。ここで、受け付けた文書、すなわち、文書管理装置4に初めて取り込まれたテキスト文書またはイメージ文書を「管理文書」と称することとする。
【0036】
図8は、電子付箋の着・脱処理に関するフローチャートである。
電子付箋の着・脱処理は、ディスプレイ28に図9(a)に示すようなビューワ画面が表示された状態で行われる。図9(a)に示すように、本画面は、サムネイル画像表示領域50とアノテーション処理対象ページ(以下、単に「対象ページ」と言う。)表示領域52および電子付箋等選択領域54とからなる。
【0037】
サムネイル画像表示領域50には、選択されているファイルDのイメージ文書の各ページがサムネイル表示される。本例における文書は3頁からなっている。使用者によって、サムネイル画像の一つがマウスでクリックされることにより、アノテーション処理対象となるページが選択される。
対象ページ表示領域52には、上記のようにして選択されたページが表示される。当該領域に表示されるのは、イメージ文書である。また、当該イメージ文書に対応する透明なテキスト文書が重ねて配置される。したがって、通常、使用者にはイメージ文書のみが見えていることになる。
【0038】
電子付箋等選択領域54には、前述した各色の電子付箋が配置されている。使用者によって、電子付箋の一つがマウスによってクリック・アンド・ドラッグされ対象ページ表示領域52のイメージ文書が表示されている領域に重ねられると、本図に示すように当該電子付箋56が当該文書のページに貼り付けられる。
図9(b)は、貼り付けられた電子付箋の拡大図である。本例では赤色の電子付箋を示している。図9(b)に示すように、電子付箋では、前記した付箋情報を受け付けるようになっている。キーボードから「Ls=」に続く領域に▲2▼開始行を入力でき、その横の「文字列」に続く領域に▲3▼先頭の文字列を入力でき、「LE=」に続く領域に▲4▼終了行を入力でき、その横の「文字列」に続く領域の最後尾の文字列が入力できるようになっている。また、マウスによって1〜4のいずれかの番号をクリックすることにより線種を選択することができる。「確定」ボタンは、上記のようにして入力された付箋情報を確定するときにクリックするボタンである。このように、アンダーラインを引く範囲を、文字列によって指定することができるため、必要な文字列のみにアンダーラインを引くことが可能となり、アンダーラインの引き過ぎや不足を解消することができる。
【0039】
電子付箋等選択領域54にある「ハガス」領域は、貼付けた電子付箋をはがす、すなわち、アノテーション処理を解除する際に使用する領域である。対象ページ表示領域52に表示されている電子付箋をマウスでクリック・アンド・ドラッグし、「ハガス」領域まで移動させてクリックを解除することによって、当該電子付箋が該当ページからはがされる。
【0040】
電子付箋等選択領域54にある「保存」ボタンは、アノテーション処理の後あるいはアノテーション処理が解除された後の文書を保存する際にクリックするボタンである。
以下、図8および図9を参照しながら、付箋の着・脱処理について説明する。
先ず、前記ビューワ画面において、ページ選択の有無を判断し(ステップS20)、ページが選択されると、電子付箋が選択されたか否かの判定をおこなう(ステップS22)。
【0041】
電子付箋が選択されると(ステップS24でYES)、付箋情報を受け付け(ステップS24)、これを一時保存する(ステップS26)。
付箋情報の受け付けの後、前記「確定」ボタンがクリックされると、貼着されている電子付箋の色に対応したアノテーション処理を実行する(ステップS30)。このとき、スタンプ以外の処理においては、透明テキスト文書における該当する文字列に指定されたアノテーション処理を施すとともに、当該処理後の文字列を可視化する。この可視化に際して、アノテーション処理が施された文字列領域に下地処理を施す。こうすることにより、イメージ文書の対応する文字列が前記下地のよって隠されると共に、当該下地上にアノテーション処理の施された文字列が表示されることとなる。当該下地は、文書イメージ表示領域の背景の色と同じ色であることが好ましい。なお、当該下地の色として白色が既定値として設定されている。文書イメージは、白色を背景として表示されることが多いからである。スタンプ処理の場合には、指定された位置に指定された種類のスタンプのイメージデータをイメージ文書のイメージデータに画像合成して表示する。
【0042】
次に、ステップS32で「保存」ボタンがクリックされたか否かを判定し、クリックされると、その際における透明テキスト文書を上書き保存する。この場合において、電子付箋が貼着されている場合には、当該付箋の付箋情報も保存する。
ステップS36では、マウスによる上記した電子付箋をはがす操作がなされたか否かの判定をおこなう。
【0043】
電子付箋をはがす操作がなされたと判定された場合には、ステップS38に進み、対応するページのイメージ文書に対してOCR処理を行ない透明なテキスト文書を再製し、再製した透明なテキスト文書を上書き保存する(ステップS40)。なお、ステップS38の処理は、前記したステップS12と同様な処理である。こうすることにより、ビューワ画面上においてアノテーション処理は、解除されオリジナルのイメージ文書のみが表示されることとなる。
【0044】
以上説明した電子付箋の着・脱処理では、電子付箋の着・脱によってアノテーション処理を施したり、アノテーション処理を解除したりといったことができるので、非常にユーザフレンドリーな文書管理装置になっている。また、管理文書(受け付けたオリジナルな文書)には、何ら変更を加えることなく、あたかも、管理文書に直接アノテーション処理を施したように表現することができる。
【0045】
次に、印刷処理について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
印刷対象となるファイルの選択は、印刷ファイル選択画面(不図示)を通じて行なう。印刷ファイル選択画面では、例えば、ファイル名の一覧表示がなされ、マウス操作によって、一のファイルをクリックすることによって印刷ファイルを選択するようになっている。
【0046】
先ず、印刷ファイルが選択されると(ステップS50でYES)、印刷対象となる第1ページに電子付箋が貼着されているか否かを判定し(ステップS52)、貼着されていれば(ステップS52でYES)、透明なテキスト文書においてアノテーション処理された文字列をビットマップ化する(ステップS54)。続いて、前記ビットマップデータ化された文字列部分でイメージ文書の対応する文字列を置換えて合成し(ステップS56)、合成後のイメージ文書をプリンタへ出力する(ステップS58)。
【0047】
一方、ステップS52で電子付箋が貼着されていないと判定した場合には、イメージ文書の該当ページをプリンタへ出力する(ステップS60)。
以上、ステップS52〜S58の処理を全ページが終了するまで繰り返す(ステップS62)。
次に、登録されている文書の他の装置への配信処理について、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0048】
配信対象となるファイルの選択は、配信ファイル選択画面(不図示)を通じて行なう。配信ファイル選択画面では、印刷の場合と同様に、例えば、ファイル名の一覧表示がなされ、マウス操作によって、一のファイルをクリックすることによって配信ファイルを選択するようになっている。
先ず、配信するファイルが選択されると(ステップS70でYES)、当該ファイルに電子付箋付きのページがあるか否かを判定する(ステップS72)。
【0049】
電子付箋付きのページがなければ(ステップS72でNo)、管理文書を配信する(ステップS74)。
電子付箋付きのページがあれば(ステップS72でYES)、ディスプレイに「管理文書のみを送信しますか?」といった旨の表示を行ない(ステップS76)、使用者からの「YES」または「No」の入力を待つ。
【0050】
「YES」が入力されると(ステップS78でYES)、ステップS74に進み、管理文書を配信する。
「No」が入力されると(ステップS78でNo)、ディスプレイに「イメージ文書として配信しますか?」といった旨の表示を行ない(ステップS80)、使用者からの「YES」または「No」の入力を待つ。
【0051】
「YES」が入力されると(ステップS82でYES)、透明なテキスト文書においてアノテーション処理された文字列をビットマップ化する(ステップS84)。続いて、前記ビットマップデータ化された文字列部分でイメージ文書の対応する文字列を置換えて合成し(ステップS86)、合成後のイメージ文書を配信する(ステップS88)。
【0052】
「No」が入力されると(ステップS82でNo)、ファイルDの一式を配信する(ステップS90)。すなわち、管理文書に透明テキスト文書を添付して配信することとなる。
以上説明したように、当該管理文書配信処理では、配信する管理文書に、透明テキスト文書(およびこれに貼着された電子付箋)を添付するか否かの選択を行なうことができる。たとえば、上記文書管理プログラムがインストールされた端末装置に配信する際には、透明なテキスト文書(および電子付箋)を添付することにより配信先で、すぐに、アノテーション処理の施された文書をディスプレイなどで確認することが可能となる。一方、文書管理プログラムがインストールされていない端末装置に配信する際には、透明テキスト文書(および電子付箋)を添付することなく、管理文書のみを配信することが可能となる。透明テキスト文書(および電子付箋)を配信されても、そのような端末装置では処理できないからである。
【0053】
なお、上記した実施の形態では、アノテーション処理の受け付けや解除は、電子付箋をユーザ・インターフェースに用いて行なったが、これに限らないことは言うまでもない。例えば、図9(a)に示したようなビューワ画面において、アノテーション処理受け付け領域を設け、当該領域にダイアログ・ボックス等を表示し、当該ダイアログ・ボックス等を介して行なっても構わない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る文書管理プログラムによれば、アノテーション対象を文字列によって指定できるので、必要な文字列のみにアノテーション処理を施すことが可能となる。
また、アノテーション処理は、透明テキスト文書の文字列にアノテーションを施して可視化することによりなされるので、アンダーラインのみならず、例えば、フォントの変更、斜体化などのアノテーション処理が可能となる。
【0055】
上記アノテーション処理として、その他に、色変更や虫食いが可能となる。
また、管理文書の配信に際し、透明なテキスト文書を添付するか否かの選択が可能となるので、配信先における当該文書管理プログラムの有無等の事情に応じた配信が可能となる。
さらに、アノテーション処理の施された文書をプリントすることが可能となる。
【0056】
また、着脱する電子付箋の色によってアノテーションの種類が識別され、アノテーションの処理対象となる文字列は当該電子付箋の付属情報として扱われるため、使用者にとって電子付箋の着脱といった簡易な操作でアノテーション処理を実施したり解除したりすることが可能となり、ユーザ・フレンドリーな文書管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書管理システムを含む概略構成図である。
【図2】(a)は、上記文書管理システムを構成する文書管理装置の概略構成を示すブロック図である。
(b)は、上記文書管理装置のハードディスク内の格納領域を示す図である。
【図3】文書保存部内の保存態様を示す図である。
【図4】付箋処理対応表を示す図である。
【図5】付箋情報の一例を示す図である。
【図6】付箋情報の一例を示す図である。
【図7】文書登録処理を示すフローチャートである。
【図8】電子付箋の着・脱処理を示すフローチャートである。
【図9】(a)は、電子付箋の着・脱操作の際に表示される画面の一例を示す図である。
(b)は、上記(a)において表示される電子付箋の拡大図である。
【図10】印刷処理を示すフローチャートである。
【図11】文書配信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
18 イメージ文書生成部
20 透明テキスト文書生成部
22 合成部
38 文書保存部

Claims (6)

  1. 文書にアノテーション処理を施すため、コンピュータに、
    イメージ文書から透明なテキスト文書を生成する機能と、
    前記イメージ文書に前記透明なテキスト文書を重ねて配置して表示する機能と、
    表示されたイメージ文書中においてアノテーション対象となるイメージ文字列の指定をユーザから受け付け、これに対応する透明なテキスト文書中のテキスト文字列を特定する情報と、前記テキスト文字列に施されるべきアノテーションの種類とを、前記透明なテキスト文書に対する付加情報として受け付ける機能と、
    前記イメージ文書中の前記アノテーション対象とされた前記イメージ文字列に代えて、前記受け付けたアノテーションの種類に応じたアノテーションの処理を前記テキスト文字列に施した上で当該テキスト文字列を可視化する機能と、
    を実現させるための文書管理プログラム。
  2. 前記アノテーションの処理は、下線引き、フォント変更、斜体化、色変更、および虫食いの少なくともいずれか一つの処理であることを特徴とする請求項1記載の文書管理プログラム。
  3. 前記イメージ文書を管理文書として登録する機能と、
    前記付加情報の受け付けられた透明なテキスト文書を当該付加情報と共に保存する機能と、
    前記管理文書を本文書管理プログラムが実行されている装置から他の装置へ配信する機能と、
    前記配信に際し、前記配信される管理文書に、前記保存された前記付加情報を伴う透明なテキスト文書を添付するか否かの選択を受け付ける機能と、
    を実現させるための、請求項1または2記載の文書管理プログラム。
  4. 前記可視化する機能は、前記イメージ文書中のアノテーション対象とされた前記イメージ文字列に対応する透明なテキスト文書中の前記テキスト文字列の領域に下地処理を施し、前記イメージ文書中の当該テキスト文字列に対応する箇所の表示を隠すことにより達成されることを特徴とする請求項1または2記載の文書管理プログラム。
  5. 前記アノテーション処理のなされたテキスト文字列をイメージデータ化する機能と、
    前記イメージ文書において、アノテーション対象となったイメージ文字列を前記イメージデータ化された文字列に置換処理する機能と、
    前記置換処理後のイメージ文書をプリンタへ出力する機能と、
    を実現させるための、請求項1〜3のいずれか1項に記載の文書管理プログラム。
  6. アノテーションの種類に応じて色分けされた電子付箋を着脱する機能と、
    前記付加情報を、対応する色の前記電子付箋に対応付けて格納する機能と、
    を実現させるための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の文書管理プログラム。
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