JPH11203072A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11203072A
JPH11203072A JP10017882A JP1788298A JPH11203072A JP H11203072 A JPH11203072 A JP H11203072A JP 10017882 A JP10017882 A JP 10017882A JP 1788298 A JP1788298 A JP 1788298A JP H11203072 A JPH11203072 A JP H11203072A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
pdl
page description
image processing
processing apparatus
Prior art date
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JP10017882A
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English (en)
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Jun Sato
順 佐藤
Shigeru Hata
茂 畑
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトの種類に応じたPDLで編集描
データを記述して、誤差の小さい画像を出力てきるよう
にする。 【解決手段】 分割部102は、文書画像データ作成部
100で作成された編集データをオブジェクト毎に分割
し、それぞれの表現に適したPDLを対応づける。PD
L作成部103は対応づけられたPDLによって各オブ
ジェクトの編集データを記述する。ビットマップ作成部
107はPDLとオブジェクトとの関連を示す合成デー
タに従って分割データを解釈し、ラスタ化する。合成部
115はラスタ化された編集データを合成して出力装置
116(プリンタエンジン部)に出力する。各オブジェ
クトは好適なPDLで記述されているので、編集データ
で表現しようとする画像が忠実に再現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、入力した文書画像データを可視画像出力装置
に出力するための画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DTP(デスクトップパブリッシング)
等において文書作成アプリケーションを使用して作成さ
れた編集データは、PostScript(ポストスクリプト:登
録商標)等のPDL(ページ記述言語)に変換される。
PDLで記述された文書画像データは、PDL解釈手段
によって解釈され、ラスタ化された画像データに変換さ
れる。さらに、この画像データには色合わせ等の画像処
理が加えられ、プリンタやCRT表示装置等の出力装置
にて可視画像として出力される。編集データに基づいて
出力装置で出力された可視画像の画質は、出力装置の特
性、画像処理方法、およびPDLの種類等の要素によっ
て左右される。
【0003】これらの要素のうち、出力装置の特性と画
像処理方法については、高品質画像つまり編集データで
表現しようとする画像との誤差が小さい画像を得るため
に種々の研究・提案がなされている。特開平8-207363号
公報に記載された画像処理装置もその一つである。この
画像処理装置では、PDLに変換された編集データを、
文字・図形データと、イメージデータとに分割し、それ
ぞれのデータに、出力装置の特性に応じた色処理を施し
て画像データを作成する。作成されたデータ種類毎の画
像データは合成されて出力装置に供給される。この画像
処理装置は、出力装置のもつ特性による色の誤差を少な
くして高品質画像を出力しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像処理装
置には次のような問題点があった。この画像処理装置で
は、画像の品質を左右する要素のうち、編集データに基
づいて記述されるPDLに関しては、特に検討をなされ
ていない。
【0005】近年、PDLは数多く開発され、それぞ
れ、描画能力(表現可能な範囲)が異なっている。例え
ば、ある種のPDLは線の太さを線毎に指定できない代
わりに、出力装置にて線の太さを決定でき、極端に細い
線を描画できるように設定されている。またある種のP
DLはPDL内に保有するビットマップデータをフルカ
ラー (167O万色) で表現できる。またある種のPDLは
数多くの文字フォントや、アウトラインフォントを有し
ていて、数多くの種類の文字を高品質に表現でき、線に
関しては線ごとに太さが指定できる反面、指定の幅に制
限があり極端に細い線などは描画できないという欠点も
もっている。このように、数多く存在するPDLがそれ
ぞれの描画能力で好適にカバーできる範囲はさまざまで
ある。
【0006】編集データの1ページ中に多種類の画像要
素(オブジェクト)が存在する場合、上記PDLのどれ
に変換しても、ページ内のどれかのオブジェクトが、選
んだPDLの最適描画能力範囲に該当しないために目的
の画像を得られないということが起こり得る。
【0007】上記技術背景にもかかわらず、従来の画像
処理装置ではPDLの種類が固定化されている。したが
って、処理対象となる編集データが所定のPDLで表現
するのに適していない場合は、編集データをそのPDL
に変換した時点で、すでに、所望の画像に対して誤差が
生じている。また、一旦PDLから、文字・図形データ
やイメージデータ等の画像の種類を判定するのは困難で
あり、もちろん、前記画像処理にて、PDLの不適合に
よってすでに生じた誤差を補正することは困難である。
【0008】このように、従来の画像処理装置では、ペ
ージ内に複数の種類のオブジェクトが存在する編集デー
タを処理する際に、PDLを画像データに変換した時点
で、出力される画像に誤差が生じることを回避できない
という問題点がある。
【0009】上記の問題点を解決する方法としては、編
集データをPDLに変換せずに、直接、画像データ(イ
メージデータ)にして出力装置に供給する方法が考えら
れるが、そのためには、あらかじめ出力装置の解像度を
知らなければならない。また、データのサイズも非常に
大きくなってしまい、データの転送時間が非常に長くな
るという問題点がある。
【0010】本発明は上記の問題点を解消し、ページ内
の各オブジェクトの表現に適したPDLに編集データを
変換して、目的の画像との誤差が少ない可視画像を得る
ことができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、編集データの同一ページ
内のオブジェクトを、予定の分割基準に従い、複数種類
のPDLに対応づけて分割する編集データ分割手段と、
前記編集データ分割手段により分割された編集データ
を、それぞれに対応づけられたPDLに変換するページ
記述言語化手段と、前記ページ記述言語化手段によりP
DLに変換された編集データを、ラスタ化するデータラ
スタ化手段と、前記データラスタ化手段で作成されたラ
スタデータを一つに合成するデータ合成手段とを具備し
た点に特徴がある。
【0012】この特徴によれば、編集データは複数のP
DLに対応づけられた複数のオブジェクト群に分割され
る。したがって、予め設定された分割基準、例えばオブ
ジェクトの種類毎に好適なPDLを対応づけることがで
きる。そして、データラスタ化手段では、それぞれのオ
ブジェクトで表現しようとする画像の記述に適したPD
Lを解釈してビットマップ展開がなされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態における
画像処理の概要を図1を参照して説明する。図1は実施
形態に係る画像処理装置の構成を処理の流れに従って記
述したブロック図である。同図において、文書画像デー
タ作成部100(例えばDTPなどの文書画像作成アプ
リケーション)によって編集データが作成される。作成
された編集データは中間コード化部101に転送され、
プリンタドライバで解釈できる中間コードに変換され
る。中間コードとしては、例えば、Windows(ウインド
ウズ:登録商標)ではGDIと呼ばれるものがある。
【0014】中間コード化された編集データは分割部1
02で、オブジェクトの種類毎に分割される。ここでい
うオブジェクトの種類とは、文字、図形、イメージとい
った分類よりもさらに下位の概念をいう。例えば、線で
は、枠線、CAD図面の線、自由曲線などに分類し、文
字はフォントにより異なる種類に分類する。オブジェク
トをその種類毎に分割する処理は、さらに後述する。
【0015】PDL作成部103は、オブジェクトの種
類により分割された中間コードを、各オブジェクトの種
類に対応したPDLに変換する。この時の各オブジェク
トの種類に対応するPDLは、そのオブジェクトの種類
を表現できる描画能力をもったPDLであり、前記分割
部102での中間コード分割時に、予め設定した判断基
準に基づいて決定される。その決定方法については後述
する。特定のオブジェクトの表現に適した描画能力を有
するPDLが複数ある場合はその中から一つが選択され
ている。
【0016】例えば、あるCAD図面において、太く描
かれた枠線内に、極端に細い線でCAD図面が描かれ、
かつ図面内には注釈の文字が書かれ、さらに外観斜視図
がイメージで書かれている場合を想定する。この場合、
枠線と文字に対しては、文字のフォントを数多く保有
し、かつアウトラインフォントで数多くの種類の文字を
高品質で表現でき、線ごとに太さが指定できる第1のP
DLを選択する。また、図面の線に対しては、出力装置
において線の太さを決定できるために、極端に細い線を
描画できる第2のPDLを選択する。さらに、イメージ
に対しては、ビットマップデータによってフルカラー表
現できる第3のPDLを選択する。
【0017】合成データ作成部104は、PDL作成部
103で作られたPDLをどのように合成するかを表し
た合成データ、例えば各PDLの並びの前後関係や画像
の範囲等を作成する。但し、ページ内に文字データしか
存在しない場合などは、1種類のPDLで記述し、合成
データは作成しない。PDLで表現された分割編集デー
タ(PDL群)とその合成データは転送部105および
データ受信部106を通じてビットマップ作成部107
に転送される。ここで、前記PDL群より先に前記合成
データが転送される。PDLの転送数等を前もってビッ
トマップ作成部107に通知しておくためである。
【0018】ビットマップ作成部107は、複数のPD
L解釈部108,109,110と、バッファ111,
112,113と、合成データ格納部114を有してい
る。各PDL解釈部108等は互いに異なる複数のPD
L用の解釈機能をそれぞれが有している。受信されたP
DL群は、それぞれのPDLに対応する解釈部に読み込
まれ、各PDLのルールに従ってラスタ変換され、バッ
ファ111,112,113に格納される。ラスタ変換
はPDLの受信順に実施される。この時、各画像データ
に対し、それぞれに適した画像処理(スムージングや色
処理等)が施される。なお、ビットマップ作成部107
は、合成データを受信しない場合は、編集データが1種
類のPDLに変換されているものとして処理し、それ以
後は、受信されたPDLは従来と同様に処理される。
【0019】ビットマップ作成部107で作成されたビ
ットマップイメージは合成部115に入力される。合成
部115は入力されたビットマップイメージと合成デー
タ格納部114から読み出された合成データとをもとに
ビットマップイメージを合成する。
【0020】なお、前記合成データは合成部115の特
性により、その内容が異なる。例えば、二つの画像を合
成する場合に、合成部115で範囲を指定して合成でき
る場合は、合成データに画像の範囲を示すデータが必要
であるが、合成部115がページ単位でしか画像を合成
できない場合はこのデータは必要としない。
【0021】合成部115で合成されたイメージデータ
は出力装置、例えばプリンタのエンジン(IOT)11
6に出力される。合成部115は周知の画像合成手段を
採用でき、例えば、固定アドレスを有するメモリに各P
DLをラスタ化していくことで、合成できる。
【0022】図2は、分割機能部におけるデータの具体
例を示す図である。AはDTP等によって作成された編
集データであり、アルファベット文字、ひらがな、円の
図形、および枠等のオブジェクトを含んでいる。Bは編
集データに基づいて作成された中間コード(GDI)、
Cは複数種類のPDL毎に対応させて分割された中間コ
ードであり、対応するPDLで記述した例である。ここ
では、分割テーブルTdvに記述された判断基準に従って
中間コードが分割されている。
【0023】図3は、合成機能部におけるデータの具体
例を示す図である。Eは前記PDLで記述された中間コ
ードDに基づいて展開されたビットマップイメージであ
る。Fは前記合成データ作成部104で作成された合成
データに従って合成されたビットマップイメージであ
る。Gは合成されたビットマップイメージを出力装置1
16で可視化した画像である。
【0024】次に、前記分割部102でのPDL決定方
法について説明する。図4は、オブジェクトの種類毎に
PDLを選択するための分割テーブルの一例を示す図で
ある。同図において、各キーワード欄Key1〜Key
3には優先順位の高い順にGDIで現された中間コード
の特徴を示すキーワードが設定されている。Key1〜
Key3はAND(アンド)条件となる。
【0025】まず、第1列目のキーワードに該当するか
どうかを判断する。すなわち、オブジェクトが、黒の画
像以外か、白の画像以外か、透明の画像以外かを判断し
て、いずれにも属していないとなれば、カラー画像であ
るため、PDLとしてはポストスクリプトが選択され
る。一方、黒または白であれば次の優先順位のキーワー
ドつまり第2列目のキーワードに該当するかどうかを判
断する。例えば、黒の画像であれば、次には文字か会社
ロゴかを判断する。そして、文字の会社ロゴであれば、
PDLとしてはART(商標)が選択される。こうして
キーワードに該当するPDLが選択される。いずれのキ
ーワードにも該当しない場合は、デフォルトとなり、図
4の例ではポストスクリプトが選択される。以上の判断
はオブジェクト毎に行われる。すなわち、選択されたP
DL毎にオブジェクトが分割される。
【0026】上記分割テーブルは、客観的な判断基準で
あってもよいし、ユーザが独自の判断基準で作成しても
よい。例えば、文字データの場合にはフォント毎にどの
PDLが適しているかを予め調査し、最も適したPDL
が選択できるように分割テーブルを設定する。いずれの
PDLによっても正確に表現できないフォントでは、こ
のフォントを文字イメージとしてとらえ、イメージを表
現するのに最も適したPDLを設定してもよい。
【0027】各種のオブジェクトに対してどのPDLが
適しているかは、出力された可視化画像をもとにユーザ
が判定する場合のほか、DTP等のアプリケーションで
表示されているフォントとの誤差を計算し、その誤差が
小さいPDLを選択する方法をとってもよい。
【0028】フォントの誤差によりPDLを選択する方
法の一例を図5を参照して説明する。種々のPDLはそ
れぞれが異なるフォントデータを有している。そこで、
各PDLのフォントデータに基づいてビットマップを展
開し、DTPアプリケーションで表現されるビットマッ
プとの差を検出することによって、そのDTPアプリケ
ーションに適したPDLを選択するものである。図5
(a)はDTPアプリケーションで表現されているフォ
ントを予定のサイズでビットマップ展開した例である。
同様に、図5(b)は、一つのPDLが所有するフォン
トデータ(フォントF1)で同じサイズのビットマップ
を展開したもの、図5(c)は他の一つのPDLが所有
するフォントデータ(フォントF2)で同じサイズのビ
ットマップを展開したものである。
【0029】そして、図5(d)には、図5(a)のビ
ットマップとフォントF1とのデータを重ねた状態を示
し、図5(e)には図5(a)のビットマップとフォン
トF2とのデータを重ねた状態を示す。図5(d),
(e)において白抜き部分が互いが重なり合わない部分
である。したがって、図5(a)のDTPアプリケーシ
ョンで表示されているフォントは、フォントF1を有す
るPDLで記述するのが適していると判断できる。
【0030】また、あるオブジェクトを表現できる描画
能力をもったPDLが複数ある場合には、その中から任
意にPDLを選択できるが、この選択手段としては、ユ
ーザが任意に決定する場合のほか、そのオブジェクトを
それぞれのPDLで記述し、その場合にサイズが小さい
方のPDLを選択するようにしてもよい。
【0031】PDLのサイズでPDLを決定する方法と
しては、オブジェクトの種類毎に、それぞれを記述した
PDLの平均的なサイズを比較するのがよい。また、実
際に各PDLでオブジェクトを記述してみて、サイズを
比較するようにしてもよい。PDLのサイズを小さくす
ることにより、該PDLをビットマップ作成部107へ
転送するための転送時間を短縮できる。
【0032】図6は、分割部機能部での要部処理を示す
フローチャートである。同図において、ステップS1で
は、PDLを選択するか否かを判断する。この判断は、
オブジェクト毎にPDLを選択するか否かの指示手段を
設けておき、この指示手段からの入力の有無によって行
う。PDLを選択しない場合は、中間コードを、直ちに
デフォルトのPDL表現に変換して出力装置116に転
送すればよいので、オブジェクトの分割および合成のス
テップS2〜S5はスキップする。
【0033】PDLを選択する場合はステップS2に進
む。ステップS2では、中間コードを解析してオブジェ
クト毎のキーワードを抽出する。抽出されたキーワード
は予定の記憶手段にキーワードテーブルとして保持する
(図7参照)。ステップS3では、キーワードテーブル
と分割テーブルを参照して各オブジェクトのPDLを決
定する。
【0034】ステップS4では、中間コードを各PDL
に変換するとともに合成データを作成する。ステップS
5では、PDLに変換された中間コードと作成された合
成データとをビットマップ作成部107に転送する。
【0035】図7は前記キーワードテーブルの一例を示
す図である。このテーブルではオブジェクト毎に、該オ
ブジェクトを特徴づけているキーワードが記述されてい
る。
【0036】上述の実施形態では、前記PDLの選択は
分割部102の単独の判断基準で行った。しかし、ビッ
トマップ作成部107から情報を得て、その情報を分割
部102での分割のパラメータとして使うことも可能で
ある。例えば、ビットマップ作成部107で準備してい
るPDLの種類を取得し、前記分割テーブルで選択され
たPDLが、取得した種類に含まれていなかった場合に
は、デフォルトを選択するという変形が可能である。こ
のように、ビットマップ作成部107が保有するPDL
の情報に基づいて、記述するPDLを決定することによ
り、編集データをより忠実に再現できる画像データを作
成することができる。
【0037】図8は、ビットマップ作成部107から情
報を得て前記分割テーブルを修正した例を示す図であ
る。同図(a)に示す分割テーブルが作成されている場
合に、ビットマップ作成部107から得た情報により、
例えばプリンタ上のビットマップ作成部107がPDL
として「ART」と「HPGL(商標)」にのみ対応し
ている場合、分割テーブルから「PostScript」が削除さ
れて図8(b)のように修正される。その結果、「線」
以外は、デフォルトのPDLである「ART」で記述さ
れる。
【0038】ビットマップ作成部107で、各PDLで
のラスタ化が同時に実行されるようなハードウェアを構
成し、送られてきたPDLを同時にラスタ化するように
すれば高速でのラスタ化が実現できる。この場合に、分
割部102では、ビットマップ作成部107の各PDL
への負担が均等になるように、特定のPDLに極端に多
くのオブジェクトが偏って割り当てられることがないよ
うに分割するのが好ましい。
【0039】図9は、データの受信から出力までの時間
の比較を示すタイムチャートである。同図(a)は複数
のラスタ化手段が同時に動作する場合のタイムチャー
ト、図9(b)は受信したPDLを一つずつ順番にラス
タ化する場合のタイムチャートである。両図に示すよう
に、複数のラスタ化手段が同時に動作する場合は、デー
タの受信からラスタデータの出力までの時間が大幅に短
縮されている。
【0040】以上説明したように、本発明の実施形態に
よればDTPなどのアプリケーションで作成した編集デ
ータを、該編集データで表現すべき画像を最も忠実に再
現できるPDLで記述することができる。例えば、ペー
ジ内に複数のフォントの文字データが存在する場合に
は、それぞれのフォントを最適に表現できるPDLを選
択し、プリンタが保有する多数のフォントを有効に利用
して、より多くのフォントの文字データを表現すること
ができる。
【0041】本発明の画像処理装置は、ホストコンピュ
ータとプリンタなどの複数の機器から構成されるシステ
ムに適用してもよいし、ファクシミリ装置のような一つ
の機器からなる装置に適用してもよい。また、作成部1
07と合成部115とが同一の機器内にある必要はな
く、それぞれが別々の機器で構成されても良い。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、編集データが表現しようとする画像を、各オ
ブジェクトごとに表現可能なPDLにて記述することが
可能となり、高品質の画像を高速で出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る編集データの分割
の一例を示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る編集データに基づ
くビットマップデータの合成の一例を示す図である。
【図4】 編集データの分割に使用する分割テーブルの
一例を示す図である。
【図5】 フォントの誤差検出手法の説明図である。
【図6】 編集データの処理手順を示すフローチャート
である。
【図7】 キーワードテーブルの一例を示す図である。
【図8】 分割テーブルの変形例を示す図である。
【図9】 ビットマップ作成部でのデータラスタ化処理
のタイムチャートである。
【符号の説明】
101…中間コード化部、 102…分割部、 103
…PDL作成部、 107…ビットマップ作成部、 1
15…合成部、 116…出力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集データの同一ページ内のオブジェク
    トを、予定の分割基準に従い、複数種類のページ記述言
    語に対応づけて分割する編集データ分割手段と、 前記編集データ分割手段により分割された編集データ
    を、それぞれに対応づけられたページ記述言語で記述す
    るページ記述言語化手段と、 前記ページ記述言語化手段によりページ記述言語で記述
    された編集データを、ラスタ化するデータラスタ化手段
    と、 前記データラスタ化手段で作成されたラスタデータを一
    つに合成するデータ合成手段とを具備したことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記編集データ分割手段が、各オブジェ
    クトに、その描画に適した能力を有するページ記述言語
    を対応づけるように構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記編集データ分割手段が、各オブジェ
    クトの描画能力を有するページ記述言語が複数存在する
    場合に、前記オブジェクトをページ記述言語で表現した
    場合のデータサイズが最も小さくなるページ記述言語を
    該オブジェクトに対応づけるように構成されたことを特
    徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記編集データ分割手段が、オブジェク
    トの種類が文字である場合に、複数のページ記述言語の
    うち、前記オブジェクトに適した種類のフォントデータ
    を保有するページ記述言語を、該オブジェクトに対応づ
    けるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記編集データ分割手段が、前記データ
    ラスタ化手段から該ラスタ化手段が解釈できるページ記
    述言語を取得し、該ページ記述言語を各オブジェクトに
    対応づけるように構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データラスタ化手段が、複数の異な
    るページ記述言語を同時並行的に解釈してラスタ化をす
    るように構成されたことを特徴とする請求項第1〜5の
    いずれかに記載の画像処理装置。
JP10017882A 1998-01-14 1998-01-14 画像処理装置 Pending JPH11203072A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007200324A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Ricoh Co Ltd Mimeタイプベースのプリンタドライバ選択
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