JP2000153248A - 給水配管の洗浄方法及びそれに用いるオゾン水生成アダプタ― - Google Patents

給水配管の洗浄方法及びそれに用いるオゾン水生成アダプタ―

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JP2000153248A
JP2000153248A JP10374896A JP37489698A JP2000153248A JP 2000153248 A JP2000153248 A JP 2000153248A JP 10374896 A JP10374896 A JP 10374896A JP 37489698 A JP37489698 A JP 37489698A JP 2000153248 A JP2000153248 A JP 2000153248A
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Shinichiro Ohata
真一郎 大畑
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REEBEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビル・マンションの給水配管洗浄において、効
率的にエアーハンマーを発生させることにより、オゾン
水による給水配管の異物剥離効果を十分に発揮させ、酸
化被膜形成を十分に行わせ、異物形成防止効果を十分に
発揮させる方法と、高層ビルや、大型マンションの場合
に本管洗浄と枝管洗浄を分離し、断水時間を最小限に
し、子メーター以下の洗浄を行う方法を提供する。 【解決手段】(1)受水槽、及び高架水槽内部で強制循
環させて濃度を安定させた、オゾン水を生成し、給水配
管最下部からエアーハンマーを発生させ、十分な異物剥
離効果が発揮でき、酸化生成物の除去と酸化保護被膜の
形成ができる。 (2)建物の配管系統を、揚水管、または、揚水管及び
降下給水管で構成する本管部分を第1洗浄系、子メータ
ーから分岐した枝管から蛇口末端までの部分を第2洗浄
系とし、子メーターにオゾン水生成アダプターを取り付
ければ、第2洗浄系の給水配管洗浄が容易に行える事が
出来、断水時間が短縮出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的な集合住宅
及びオフィスビルに代表されるような受水槽又は、受水
槽及び高架水槽のような貯水タンクから水道水を各階に
供給する構造を有する建築物の給水配管を洗浄する方
法、及びそれに使用するオゾン水生成アダプターに関す
るものである。詳しくは、強力な酸化作用特性を有する
オゾン含有水を給水配管に注水し、その酸化作用から配
管内部に付着した有機物による酸化生成物を、酸化分解
し、またエアーハンマーを発生させることにより、酸化
生成物の剥離効果を促進し除去すると共に、酸化保護被
膜を形成し、錆及び酸化生成物の再付着を防止する方
法、及び枝管部分を個別に洗浄する方法とそれに使用す
るオゾン水生成アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の給水配管にオゾン含有水を注水し
て洗浄する方法には、特公平2−44597に代表され
る様な方法がある。これらの方法では、高濃度のオゾン
水を給水配管に通水し、配管内壁面に付着したバクテリ
アや有機物の酸化生成物や錆瘤(以下異物と称する。)
を酸化させて給水配管内部の滅菌や、エアーハンマーの
効果で異物除去を行うものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし通常圧力でオ
ゾン含有水(以下オゾン水と称する。)を通水した場合
には滅菌効果は発揮できるが、異物除去には剥離効果が
少なく、内部に残留することが多い。また、エアーハン
マー効果についても、前記方法の場合は、高架水槽に設
置した、オゾン水生成装置の内部で発生させたエアーハ
ンマーが、降下給水管を通って蛇口末端まで通過させる
ため、建物上階では圧力が保持されるが下層階において
は空気の上昇特性から圧力が下がり、十分なエアーハン
マー効果が得られない場合がある。その為異物の十分な
剥離が行われないので、酸化被膜形成が十分に行われな
いことがある。また、常にオゾン水生成時の残気体が配
管を通過するため、配管内壁で十分にオゾン水が接触す
る時間が少ないため効果が半減し、生ガス状態で蛇口か
らオゾンガスが常に排出されるため、作業員が直接オゾ
ンガスを吸い込む可能性があり、健康面にも不安があ
る。
【0004】またこの方法の場合、オゾン水供給源が受
水槽または高架水槽に限られるため、作業中は水道源水
の供給が行われず、小規模な建物の場合には問題ない
が、多数の個室が存在する高層ビルや、大型マンション
の場合には、居住者の負担を強いることになる。
【0005】従って本発明の目的は、効率的にエアーハ
ンマーを発生させることにより、オゾン水による給水配
管の異物剥離効果を十分に発揮させ、酸化被膜形成を十
分に行わせ、異物形成防止効果を十分に発揮させる方法
と、高層ビルや、大型マンションの場合に本管洗浄と枝
管洗浄を分離し、断水時間を最小限にし、子メーター以
下の洗浄を行う方法、及びそれに使用するオゾン水生成
アダプターを提供することである。
【0006】以上に鑑み鋭意研究の結果、(a)オゾン
水は、受水槽、及び高架水槽内部で強制循環させて濃度
を安定させ、オゾン水生成時に発生する気泡を給水入り
口部手前で除去して給水管中に侵入させず、管内通水を
安定させ、エアーハンマー発生装置を給水管末端部に設
置することで、エアーが上昇する際に加速され、十分な
剥離効果が発揮できる。(b)建物の配管系統を、揚水
管、または、揚水管及び降下給水管で構成する本管部分
を第1洗浄系、子メーターから分岐した枝管から蛇口末
端までの部分を第2洗浄系とした場合子メーターを取り
外して、圧力計を1次側に置き、オゾンガスが散気状に
噴出されるエジェクターを1次側から2次側に向けて配
し、直後に逆止弁を設け、その後にエアーハンマー発生
装置の接合部を配して、次に攪拌部を配した、オゾン水
生成アダプターを取り付ければ、第2洗浄系の給水配管
洗浄が容易に行える事が出来、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明の給水配管の洗浄方法
は、(1)ビルの給水配管に源水を供給する受水槽又は
高架水槽にオゾン水生成装置を取り付け、(2)水槽内
部に貯水された源水をオゾン水生成装置により高酸化特
性を有するオゾン含有水に変化させ、(3)オゾン含有
水を給水配管内部に注水し、(4)エアーハンマー発生
装置を給水配管最下部に設置し水撃作用を発生させ、
(5)給水配管末端から、洗浄汚水を排泄させ、(6)
水道源水にて洗浄する。以上の工程により、オゾン水の
酸化作用によって、異物を酸化分解し、エアーハンマー
効果で異物を剥離させ、配管壁面に酸化保護被膜を形成
することを特徴とする。
【0008】本発明の給水配管の洗浄方法に使用するオ
ゾン水生成装置は、処理能力が、3トン/hr、生成オ
ゾン含有濃度が8ppm以上のものが望ましい。
【0009】給水配管の洗浄を実施する対象の建物が、
高層ビル、または大型マンションの場合、本管を対象と
する第1洗浄系を上記方法にて洗浄した後、子メーター
以下の第2洗浄系を(1)子メーターを取り外し、
(2)オゾン水生成装置を、メーターを取り外した1次
側から2次側へ直接取付け、(3)枝管へオゾン含有水
を注水し(4)枝管2次側にエアーハンマー発生装置を
接続し水撃作用を発生させ(5)給水配管末端から、洗
浄汚水を排泄させ、(6)水道源水にて洗浄する。以上
の工程の実施によって、断水は、第1洗浄系の洗浄時の
みに限られ、第2洗浄系の洗浄時は、個室単位の断水に
限られる。また、逆止弁がアダプターに取り付けられて
いることによりオゾン水、及びエアーハンマーの逆流が
無く作業対象外の個室には、何ら影響を与えずに洗浄作
業を行える特徴がある。
【0010】前記給水配管の洗浄方法に使用するオゾン
水生成アダプターは、(a)1次側源水流入側に圧力計
を配し、(b)オゾンガス散気用エジェクターを有する
オゾンガス供給部を1次側に配し、(c)逆止弁が付
き、(d)エアーハンマー発生装置に接続するエアー流
入部を配し、(e)攪拌部を末端部に配するオゾン水生
成アダプターであり、他の個室に全く干渉せずに洗浄作
業を実施できる特徴を有する。また、従来個室を洗浄す
る場合には、大型のオゾンミキサーを使用し、給水源か
ら源水を吸入し、ホースを子メーターの2次側に取り付
け、作業を実施していたが、この方法だと、1度に作業
できる個室が、1〜2室に限られ、機械も大型化し作業
効率が悪い。本発明のオゾン水生成アダプターは、1台
のオゾンガス供給装置を使い、同時に3〜4室の個室を
作業することが出来、装置も小型のため、作業効率が良
いという特徴を併せ持つ。
【0011】
【発明の実施例】本発明の給水管の洗浄方法は、(I)
受水槽または高架水槽の給水管入り口部から、蛇口末端
までを施工範囲とする場合と、(II)子メーターを有
する高層ビルや大型マンションの場合で、受水槽または
高架水槽の給水管入り口部から揚水管及び降下給水管末
端部迄とする第1洗浄系と子メーターから蛇口末端まで
の枝管部分の第2洗浄系をそれぞれ分離して、洗浄する
方法がある。それぞれの場合に分けて、実施例を説明す
る。
【0012】
【実施例1】受水槽から揚水ポンプを介し高架水槽まで
の揚水管を有し、高架水槽から、各階へ給水するビルの
給水管を洗浄する方法を説明する。
【0013】(1)受水槽でオゾン水を生成する 受水槽の源水給水を停止させる。受水槽にオゾン水生成
装置の源水供給ホースの先端部とオゾン水吐出ホース先
端部を挿入する。この場合、ホースを挿入する位置は、
無造作でよいが、水流で暴れないよう固定する。(第2
図)オゾン水生成装置を作動させ、オゾン濃度を8pp
m以上にする。揚水ポンプの圧力ゲージを外しエアーハ
ンマー発生装置をセットする。エアーハンマー発生装置
は、10kg/cm程度の能力のあるエアーコンプレ
ッサーのエアー吐出部にタイマー付き電磁弁を取り付け
たものでよい。
【0014】(2)揚水管を洗浄する。揚水ポンプを作
動させ、揚水管にオゾン水を通水する。その際に高架水
槽内の水は排水しておく。5分程度通水した後、エアー
ハンマー発生装置を作動させる。エアー圧力の設定は、
通水圧力の1〜2kg/cm程度、上に設定する。例
えば通水圧力が5kg/cmの場合、エアーの設定は
6〜7kg/cmに設定する。エアーハンマーのタイ
ミングは5秒間隔に1回1秒程度エアーが注入されるよ
うにする。エアーハンマー発生装置を作動させると、配
管内部の異物が剥離され、配管末端から赤水状態で排泄
される。赤水は、高架水槽のドレンから排水する。赤水
排泄が終了したら、エアーハンマー発生装置を停止す
る。その後、30分程度オゾン水を通水し、オゾン濃度
が、配管末端部で3ppm以上の状態が確認されたら揚
水ポンプを停止させ、洗浄を終了する。
【0015】(3)仕上げ洗浄をする。洗浄終了後、受
水槽のオゾン水を排水させ、源水を注水する。源水が満
水になったら、揚水ポンプを作動させ、揚水管に源水を
注水して仕上げ洗浄を行う。
【0016】(4)高架水槽でオゾン水を生成する 揚水ポンプを停止させる。高架水槽にオゾン水生成装置
の源水供給ホースの先端部とオゾン水吐出ホース先端部
を挿入する。オゾン水吐出口は、高架水槽出口、即ち給
水管入り口部付近に固定する。(第3図)このとき吐出
部手前にチーズを設け、オゾン残気体が給水管に侵入し
ないように上部に逃がす。
【0017】(5)エアーハンマー発生装置を取り付け
る。最下階の蛇口または子メーターを外しエアー注入口
を取り付ける。取付位置は、降下給水管になるべく近い
位置が好ましい。(第4図)エアー注入口にエアーハン
マー発生装置を取り付ける。エアー圧力の設定は、通水
圧力の1〜2kg/cm程度、上に設定する。例えば
通水圧力が5kg/cmの場合、エアーの設定は6〜
7kg/cmに設定する。
【0018】(6)給水管を洗浄する。高架水槽のオゾ
ン水の濃度が、8ppm以上になったら、バルブを解放
して、給水管にオゾン水を通水する。蛇口の解放は、上
階から順次解放するが、全解放すると水量、水圧とも低
下するので、適度な水圧、水量が確保できる程度に解放
する。5分程度通水した後、エアーハンマー発生装置を
作動させる。エアーハンマーのタイミングは5秒間隔に
1回1秒程度エアーが注入されるようにする。エアーハ
ンマー発生装置を作動させると、配管内部の異物が剥離
され、配管末端から赤水状態で排泄される。赤水は、蛇
口から排水する。赤水排泄が終了したら、エアーハンマ
ー発生装置を停止する。その後、30分程度オゾン水を
通水し、オゾン濃度が、配管末端部で3ppm以上の状
態が確認されたら蛇口を閉めて洗浄を終了する。
【0019】(7)仕上げ洗浄をする。洗浄終了後、高
架水槽のオゾン水を排水させ、源水を注水する。源水が
満水になったら、蛇口を開放し、給水管に源水を注水し
て仕上げ洗浄を行う。洗浄後配管内部の異物が洗浄さ
れ、バクテリアが滅菌された後、配管内部壁面に酸化保
護皮膜が形成された。
【0020】
【実施例2】受水槽から揚水ポンプを介し高架水槽まで
の揚水管を有し、高架水槽から、各階へ給水し、子メー
ターを有する大型マンション給水管を洗浄する方法につ
いては、オゾン水生成アダプターを使用するので、まず
装置について説明する。
【0021】オゾン水生成アダプターについて説明す
る。全体構成図を第6図に示す。全体構造は1次側(上
流側)より、(a)圧力計、(b)オゾンガス散気用エ
ジェクターを有するオゾンガス供給部、(c)逆止弁、
(d)エアーハンマー発生装置に接続するエアー流入
部、(e)攪拌部という構造を持っている。形状は、ア
ダプターが子メーター取付部に取り付けるため、全体長
が規格サイズになるので、U字構造になる。メーター規
格による左右サイズの対応については、延長継ぎ手を接
続する事で対応する。本発明のオゾン水生成アダプター
(以下アダプターと称する)は、源水通水と同時にオゾ
ンガスを供給するだけでオゾン水が供給でき、エアーハ
ンマーをアダプター内で発生させても、逆止弁があるた
め、逆流しないという特徴がある。従来、オゾン水生成
装置と称するミキシング筒は、大量の水処理を目的とす
るため大型化、または複雑化を強いられていた。しか
し、子メーター以下の給水配管の場合、小口径の配管が
使用されていることが多く、配管長も短いため、処理水
の絶対量は50リットル/hr程度と、少量である。そ
の為、使用するオゾンガスの供給量も少量で済むため、
ミキシング装置は小型でも高濃度のオゾン水が得られ
る。オゾン供給口に取り付けられるエジェクターは、オ
ゾンガスを霧状に散気するため、エア溜まりになりにく
く、ガスが微粒子の泡状に混合される。更に攪拌部で混
合されるため、蛇口末端まで高濃度のオゾン水が供給さ
れる。また、使用するオゾンガスの量が少量なため、1
台のオゾンガス供給装置から同時に3〜4基のアダプタ
ーにオゾンガスを供給することが可能であり、作業効率
を向上させることが出来る。更に、装置全体が小型化さ
れ、取付、撤去も非常に単純なため、作業人数も少数で
済む。以上から、このアダプターを使用して洗浄を行う
事によりより手軽に効率よく給水配管洗浄が実施でき
る。以下にこのアダプターを使用した洗浄方法を説明す
る。
【0022】(1)受水槽から降下給水管迄の洗浄 受水槽から高架水槽までの洗浄、及ぴ高架水槽でのオゾ
ン水生成は前記(1)〜(5)に準ずる。
【0023】(2)エアーハンマー発生装置を取り付け
る。最下階より1階上階の子メーターを外しエアー注入
口を取り付ける。エアー注入口にエアーハンマー発生装
置を取り付ける。エアーの設定は、通水圧力の1〜2k
g/cm程度、上に設定する。例えば通水圧力が5k
g/cmの場合、エアーの設定は6〜7kg/cm
に設定する。最下階の子メーターを外し排水用のホース
を取り付ける。(第5図)
【0024】(3)給水管を洗浄する。高架水槽のオゾ
ン水の濃度が、8ppm以上になったら、最下階のバル
ブを解放して、給水管にオゾン水を通水する。5分程度
通水した後、エアーハンマー発生装置を作動させる。エ
アーハンマーのタイミングは5秒間隔に1回1秒程度エ
アーが注入されるようにする。エアーハンマー発生装置
を作動させると、配管内部の異物が剥離され、配管末端
から赤水状態で排泄される。赤水は、子メーター部分に
付けたホースから排水する。赤水排泄が終了したら、エ
アーハンマー発生装置を停止する。その後、30分程度
オゾン水を通水し、オゾン濃度が、配管末端部で3pp
m以上の状態が確認されたら蛇口を閉めて洗浄を終了す
る。
【0025】(4)仕上げ洗浄をする。洗浄終了後、高
架水槽のオゾン水を排水させ、源水を注水する。源水が
満水になったら、蛇口を開放し、給水管に源水を注水し
て仕上げ洗浄を行う。
【0026】(5)各個室別の洗浄を行う。各戸の子メ
ーターを外しオゾン水生成アダプターを取り付ける。バ
ルブを開放して、水圧が1.0〜1.8kg/cm
なるように調整する。次にエアーハンマー発生装置をア
ダプターと接続する。設定は、前記に準ずる。オゾンガ
ス供給装置とアダプターを接合する。(第5図)蛇口を
開放し、通水する。通水したら、オゾンガス供給装置を
作動させ、オゾンガスを1.0〜1.8kg/cm
圧力でアダプターに供給する。30秒程度で、オゾン水
濃度が安定するので、5ppm以上になってから、5分
程度オゾン水を通水する。エアーハンマー発生装置を作
動させ、エアーハンマーのタイミングが5秒間隔に1回
1秒程度エアーが注入されるようにする。エアーハンマ
ー発生装置を作動させると、配管内部の異物が剥離さ
れ、配管末端から赤水状態で排泄される。赤水は、蛇口
から排水する。赤水排泄が終了したら、エアーハンマー
発生装置を停止する。その後、30分程度オゾン水を通
水し、オゾン濃度が、配管末端部で3ppm以上の状態
が確認されたら蛇口を閉めて洗浄を終了する。
【0027】(6)仕上げ洗浄をする。洗浄終了後、オ
ゾン水生成アダプターを撤去し、メーターを取付け、源
水を注水する。蛇口を開放し、給水管に源水を注水して
仕上げ洗浄を行う。洗浄後配管内部の異物が洗浄され、
バクテリアが滅菌された後、配管内部壁面に酸化保護皮
膜が形成された。
【0028】
【発明による効果】本発明の給水管洗浄方法は、高濃度
オゾン水の異物に対する酸化分解作用と、酸化保護被膜
形成効果をより確実に発揮することが可能になり、給水
配管内部の異物形成抑止と有機物の再付着防止効果が発
揮できる。また、オゾン水生成アダプターを使用するこ
とにより、従来断水時間が長期に取れなかった建物でも
居住者の負担を軽減した工事を実施する事が出来、装置
が小型化され作業効率も向上することから人件費の削減
等、コスト的にも有利になる。更に幅広い条件のビル・
マンションに対しての、給水配管洗浄施工の対応が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給水配管の構造図及び装置類の設置位置
【図2】受水槽のオゾン水生成装置の設置図
【図3】高架水槽のオゾン水生成装置の設置図
【図4】給水配管洗浄時のエアーハンマー発生装置取
付位置
【図5】降下給水管洗浄時のエアーハンマー発生装置
取付位置及び排水ホース取付位置
【図6】オゾン水生成アダプターの構造図
【図7】オゾン水生成アダプターの取付例
【符号の説明】
A:第1洗浄系 B:第2洗浄系 C:オゾン水生成アダプター D:攪拌部 E1:エアーハンマー発生装置 E2:エアー供給チューブ EJ:エジェクター F:エアー供給部 G0:アダプター逆止弁 G1:オゾン逆止弁 G2:エアー逆止弁 H:排水ホース K:アダプター配管接合部分 L:圧力計 p:揚水ポンプ S1:上流源水 S2:下流処理水 1:受水槽 2:揚水管 3:高架水槽 4:降下給水管 5:子メーター 6:蛇口 7:オゾン発生器 8:オゾン水生成装置 9:オゾン攪拌ホース 10:オゾンガス供給チューブ 91:攪拌ホース吸入側 92:攪拌ホース排出側 93:残ガス排出口 01:オゾン水 02:オゾン残ガス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルの給水配管を洗浄する方法において、
    (1)ビルの給水配管に源水を供給する受水槽又は高架
    水槽にオゾン水生成装置を取り付け、(2)水槽内部に
    貯水された源水をオゾン水生成装置により高酸化特性を
    有するオゾン含有水に変化させ、(3)オゾン含有水を
    給水配管内部に注水し、(4)エアーハンマー発生装置
    を給水配管最下部に設置し水撃作用を発生させ、(5)
    給水配管末端から、洗浄汚水を排泄させ、(6)水道源
    水にて洗浄する。 以上の工程により給水管内部を洗浄すると共に、オゾン
    の酸化作用により前記給水配管の内壁に酸化保護被膜を
    形成することを特徴とする給水配管の洗浄方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の給水配管の洗浄方法にお
    いて、前記給水配管は揚水管又は揚水管及び降下給水管
    を含む本管と各階に於ける枝管とからなり、洗浄範囲は
    受水槽又は高架水槽の給水管入り口部から蛇口末端まで
    である。前記配管構成の場合で、枝管分岐部に取り外し
    可能な子メーターが取り付けられている場合、(1)子
    メーターを取り外し、(2)オゾン水生成装置を、メー
    ターを取り外した1次側から2次側へ直接取付け、
    (3)枝管へオゾン含有水を注水し(4)枝管2次側に
    エアーハンマー発生装置を接続し水撃作用を発生させ
    (5)給水配管末端から、洗浄汚水を排泄させ、(6)
    水道源水にて洗浄する。以上の工程により、子メーター
    以下の給水配管を単独で洗浄を行う事を特徴とする給水
    配管洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の洗浄方法に使用するオ
    ゾン水生成アダプターであって、(a)1次側源水流入
    側に圧力計を配し、(b)オゾンガス散気用エジェクタ
    ーを有するオゾンガス供給部を1次側に配し、(c)逆
    止弁が付き、(d)エアーハンマー発生装置に接続する
    エアー流入部を配し、(e)攪拌部を末端部に配する事
    を特徴とする、オゾン水生成アダプター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990045592A (ko) * 1997-11-27 1999-06-25 요츠모토 히토싶 가압식 급수 장치의 급수관 내부 세정 방법
JP2002242253A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Roki Techno Co Ltd 給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置
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