JPH06269756A - オゾン曝気水による洗管方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 循環可能に連結された主配管内部に、オゾン
水を循環させる事によりて洗管を行う。 【構成】 オゾン発生器４で発生させたオゾンを曝気可
能に設けた貯水タンク１に、循環ポンプ６を有する主配
管７を繋ぎ、当該配管の端末部に濾過器８を取付けて再
度貯水タンクに連結し、当該タンクて得たオゾン水を配
管内部に循環可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本発明は、オゾン曝気水を用い
て水道配管内の赤錆や付着物の洗浄を行う洗管方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】 従来より水道配管の洗浄については、
薬品を利用して配管内部の洗浄を行うものや、オゾン曝
気水を流込む方法など、様々な方法が採られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、薬品
を用いる方法は、洗浄後に配管内に残留する薬物による
汚染や、人間の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いなど
問題が多く、さらに残留薬物を洗い流してしまうために
多量の水を必要とする為、水の無駄な消費につながって
しまう。

【０００４】また、従来のオゾン曝気水を配管内に流し
込む方法では、貯水タンクより配管内に流し込んだオゾ
ン水を水道の蛇口より流してしまうため、水圧の関係で
蛇口によって流れる水の量に差異が発生し、十分な洗浄
効果を発揮できなかった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 本発明では上述した問
題点を解決するために、次のような構成としている。す
なわち、

【０００６】貯水タンク内部にオゾンを曝気して生成し
たオゾン水を、循環ポンプを用いて強制的に本管配管内
に循環させ、当該本管の端末部にサビ分離用のフィルタ
ーを設け、フィルターで濾過した水を再び貯水タンクに
供給し、これを継続循環させることで管内の洗浄を行う
ものである。

【０００７】

【実施例】 実施例について図面を基に説明すると、第
１図は本発明のブロック図である。

【０００８】建物の屋上などに設けられた貯水タンク１
内部に曝気管２を取付け、エアホース３でオゾン発生器
４と連結し、当該オゾン発生器４より発生させたオゾン
を曝気させる。

【０００９】貯水タンク１の排水管５に取付けられた循
環ポンプ６に連結された主配管７の端末部を延長して、
その先端に濾過器８を設け、当該濾過器８を貯水タンク
１と連結して、洗浄水が主配管７内を循環可能に設け
る。

【００１０】本発明に於ける配管内部の洗浄は、上述の
ような構成においてオゾン発生器４及び循環ポンプ６を
稼動させ、個々の蛇口９を必要数だけ開放するだけで良
い。

【００１１】

【発明の効果】本発明による配管内の洗浄方法を用いる
と、循環ポンプが動いている限り洗浄水が常時本管内部
を循環することになり、安全ではあるが洗浄作用の緩や
かなオゾン曝気水による配管内部の洗浄を効率よく行う
ことができる。

【００１２】さらに個々の蛇口を、取付け場所にかかわ
らず別々に開放して洗浄することが可能で、必要以上の
水の消費を避けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のブロック図

【符号の説明】

１ 貯水タンク ２ 曝気管 ３ エアホース ４ オゾン発生器 ５ 排水管 ６ 循環ポンプ ７ 主配管 ８ 濾過器 ９ 蛇口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 貯水タンク内部にオゾンを曝気して生成
   したオゾン水を、循環ポンプを用いて強制的に本管配管
   内に循環させ、当該本管の端末部にサビ分離用のフィル
   ターを設け、フィルターで濾過した水を再び貯水タンク
   に供給し、これを継続させることで配管内の洗浄を行う
   オゾン曝気水による洗管方法。