JP2002102811A - 温泉スケールの洗浄方法 - Google Patents

温泉スケールの洗浄方法

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JP2002102811A
JP2002102811A JP2000336737A JP2000336737A JP2002102811A JP 2002102811 A JP2002102811 A JP 2002102811A JP 2000336737 A JP2000336737 A JP 2000336737A JP 2000336737 A JP2000336737 A JP 2000336737A JP 2002102811 A JP2002102811 A JP 2002102811A
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hot
hot spring
water
water supply
spring water
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Takuji Nomura
卓司 野村
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来、温泉水を通すことにより温泉スケー
ルの付着したパイプや機器類は廃棄処分とし、新しい物
に交換する方法が一般的であった。この方法の場合、交
換時に高額の負担が生じる為、かなり効率が落ちるまで
使用し、かえって燃料費等を無駄に出費する場合が多く
見られた。 【解決手段】 上流側給湯管９の任意の箇所にて温泉
水の供給を一時停止させ、その付近と温泉水吐出口３の
間の給湯管内を容器６に入れた洗浄液１１をホース１０
やポンプ８を用いて循環させ、温泉スケールを溶解させ
ながら除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、温泉水等を通
す、パイプ・給湯器・ポンプ等の内部に付着する温泉ス
ケール（湯の花又は湯垢等）を効率よく溶解洗浄する方
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 温泉スケールが付着し、効率の悪くな
ったパイプ・給湯器・ポンプ等は、撤去後廃棄処分し新
しい物と取替えを行なっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 機器類の廃棄処分及
び新しい物に取り替える為の費用や、効率が悪くなった
機器を使用する事により無駄な燃料代や電気代が、かさ
む。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明は、基本的に使
用中の装置はそのままの状態で、給湯管や機器内の温泉
スケールに洗浄液を接触させ溶解洗浄することで、これ
らの内部を新品に近い状態に戻し上記の課題を解決した
ものである。即ち、温泉水を給湯管にて宅地内に引込み
同温泉水を浴槽等に利用するシステムにおいて、給湯管
内に付着する温泉スケールを除去する方法であって、除
去する際には、上流側給湯管の任意の箇所にて温泉水の
供給を一時停止させ、その付近と温泉水吐水口の間の給
湯管内を容器に入れた洗浄液をホースやポンプを用いて
循環させ、温泉スケールを溶解させながら除去すること
を特徴とする。
【０００５】
【実施例】 図１は、従来のごく一般的な浴槽１への
昇温給湯システムであり、給湯器２から吐水口３までの
間が、特に温泉スケールの付着の多い部分である。尚、
９は給湯管、５はパイプ、４は温泉水の流出又は流量を
制御するバルブである。
【０００６】 図２は、本発明の実施例に係わるもの
で給湯器２入口付近に設置されているバルブ４にて温泉
水の供給を一時停止した後、給湯器２とバルブ４を接続
していたパイプ５を一時取外し、容器６内の洗浄液１１
を仮設ホース７と仮設ポンプ８により給湯器２に送り込
み、まず給湯器２の内部を洗浄する。給湯器２から出て
きた液は、給湯管９を通りその内部を洗浄しながら吐水
口３より吐水する。この液を別の仮設ホース１０にて再
び容器６に戻す。
【０００７】 一定時間循環させ温泉スケールの溶出
が完了したら仮設ポンプ８と、吐水口３に接続したホー
ス１０を取り外す。その後仮設ホース７より水道水を給
湯器２に送り込み、内部に残った洗浄液を完全に洗い流
す。
【０００８】 最後に、洗浄前に取外したパイプ５を
原状に復旧し温泉水を通水して作業を完了する。
【０００９】 洗浄液は、安全の為、クエン酸・リン
ゴ酸等の食品添加物のみを調合したものを水溶液にして
用いるが、温泉スケールの成分により調合を変える必要
がある。洗浄時間は、通常の場合４〜５時間の循環で充
分である。
【発明の効果】 以上のように洗浄作業を行なえば洗浄
液を効率よく温泉スケールに接触させることができ、容
器内の液の色や量を容易に確認しながら誰にでも安全で
確実な作業がおこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 従来より用いられている浴槽への昇温給湯
システムの構成を示す図である。
【図２】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
１ 浴槽 ２ 給湯器 ３ 吐水口 ４ バルブ ５ パイプ ６ 容器 ７ 仮設ホース ８ 仮設ポンプ ９ 給湯管 １０ 仮設ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 温泉水を、給湯管にて宅地内に引き込
    み、同温泉水を浴槽等に利用するシステムにおいて、給
    湯管内に付着する温泉スケールを除去する方法であっ
    て、除去する際には、上流側給湯管の任意の箇所にて温
    泉水の供給を一時停止させ、その付近と温泉水吐水口の
    間の給湯管内を容器に入れた洗浄液をホースやポンプを
    用いて循環させ、温泉スケールを溶解させながら除去す
    ることを特徴とする温泉スケールの洗浄方法。
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