JP2001348924A - 給水配管の洗浄方法及びそれに用いるオゾン水供給装置 - Google Patents

給水配管の洗浄方法及びそれに用いるオゾン水供給装置

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ozone water
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真一郎 大畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各戸の仕切弁と蛇口の間にある給水配管をオ
ゾン水により効率よく洗浄する方法及びそれに用いるオ
ゾン水供給装置を提供する。 【解決手段】給水配管10の蛇口11に取り付けるオゾン水
供給装置は、貯水槽7と、貯水槽7より導入された水に
オゾンガスを注入することによりオゾン水を生成するオ
ゾン水生成装置1と、給水配管10に圧縮空気を供給する
ためのエアーハンマー発生装置3と、ジェットノズル部
材を有する蛇口接続部材5とを備えている。このオゾン
水供給装置により、高濃度のオゾン水を給水配管内に高
流速で注入し、オゾン水の酸化作用によって給水配管内
部の錆等の異物を分解するとともに、エアーハンマーの
水撃作用により異物を剥離し、さらに給水配管内壁に酸
化保護被膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一戸建て住宅やタ
ウンハウスのような個々の建物内に設置された給水配
管、又は高層ビル又は集合住宅における仕切弁以降の給
水配管を洗浄する方法、及びそれに使用するオゾン水供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の給水配管にオゾン水を注入して洗
浄する方法として、特公平2-44597号に開示の方法が知
られている。この従来技術の方法では、高濃度のオゾン
水を給水配管に通水し、オゾン水の酸化作用及びエアー
ハンマー作用により配管内壁面に付着した錆その他の異
物を除去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまで提
案されていた給水配管の洗浄方法は、高層ビル又は集合
住宅において給排水系統全体を洗浄する方法であり、各
戸又は各室(以下単に「各戸」という)の仕切弁以降の
給水配管を単独で洗浄するためにエジャクタ方式を用い
る場合、十分な洗浄効果を得るためには大量のオゾン水
を供給できる大規模な供給装置が必要であった。しかし
ながら、このように大量のオゾン水を必要とする洗浄方
法は、各戸の給水配管(又は仕切弁以降の給水配管)を
単独で洗浄する場合には作業効率が悪く、また大量に発
生する余剰のオゾンガスにより作業環境が劣悪化する恐
れもあった。
【0004】また仕切弁以降の配管を洗浄する場合に
は、仕切弁に隣接する給水メータを取り外すか、新たに
オゾン水供給用バイパスを設ける必要があった。しかし
ながら、給水メータが埋設されていて取り外すのが困難
な場合やオゾン水供給用バイパスの新設が困難な場合に
は、仕切弁と蛇口の間にある給水配管を効率よく洗浄す
るのが困難であるという問題点があった。
【0005】したがって本発明の目的は、各戸の仕切弁
と蛇口の間にある給水配管をオゾン水により効率よく洗
浄する方法及びそれに用いるオゾン水供給装置を提供す
ることである。
【0006】かかる目的に鑑み鋭意研究の結果、各戸の
給水配管において仕切弁と蛇口の間を効率よく洗浄する
場合に、(a) 給水配管又は仕切弁以降の給水配管に通じ
た蛇口にオゾン水供給装置を取り付け、(b) オゾン水を
高濃度で安定供給するとともに、(c) 洗浄水流の流速を
速くするほど、錆等の異物の除去効果を大きくすること
ができることを発見し、本発明に想到した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、各戸の給水配
管又は仕切弁以降の給水配管に通じた蛇口にオゾン水供
給装置を取り付けることにより、給水配管を洗浄する本
発明の方法は、(a) オゾン水生成装置によって、貯水槽
にあらかじめ蓄えられている水にオゾンガスを混合し、
高い酸化力を有するオゾン水を生成する工程と、(b) 前
記オゾン水を給水配管内部に注入する工程と、(c) 前記
蛇口に連通したエアーハンマー発生装置により給水配管
内に水撃作用を発生させる工程と、(d) 給水配管の開放
蛇口から洗浄汚水を排出する工程とを有し、前記オゾン
水の酸化作用及び水撃作用により給水配管の内壁を洗浄
するとともに、前記オゾン水の酸化作用により給水配管
の内壁に酸化保護被膜を形成することを特徴とする。
【0008】また各戸の給水配管又は仕切弁以降の給水
配管に通じた蛇口に取り付けて、前記給水配管に高濃度
のオゾン水を高流速で供給する本発明のオゾン水供給装
置は、(1) 貯水槽と、(2) 前記貯水槽より導入された水
にオゾンガスを注入することによりオゾン水を生成する
オゾン水生成装置と、(3) 給水配管に圧縮空気を供給す
るためのエアーハンマー発生装置と、(4) ジェットノズ
ル部材を有する蛇口接続部材とを備えていることを特徴
とする。
【0009】本発明では、貯水槽にオゾン水の一部が還
流するようになっているのが好ましい。またオゾン水を
生成する工程でトルマリン又はセラミックを触媒として
用いるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しながら、本発明
の給水配管の洗浄方法及びオゾン水供給装置を詳細に説
明する。
【0011】[1] オゾン水供給装置 図1に示すように、本発明のオゾン水供給装置は各戸の
給水配管10の蛇口に取り付けるようになっている。本発
明のオゾン水供給装置は、(1) 貯水槽7と、(2) 貯水槽
7より導入された水にオゾンガスを注入することにより
オゾン水を生成するオゾン水生成装置1と、(3) 給水配
管に圧縮空気を供給するためのエアーハンマー発生装置
3と、(4) ジェットノズルを有する蛇口接続部材5とを
備えている。
【0012】図1及び2に示すように、貯水槽7は水中
ポンプ6を有し、水中ポンプ6は吸水ホースaを介して
オゾン水生成装置1に連通している。オゾンガス供給器
(オゾンガスエジャクタ)2が取り付けられたオゾン水
生成装置1は、オゾン水供給ホースbを介して蛇口接続
部材5に連通している。洗浄する給水配管10の規模にも
依るが、オゾン水生成装置1としては処理能力が1トン
/時以上、生成オゾン含有濃度が5ppm以上のものを使
用するのが望ましい。
【0013】オゾン水生成装置1には、トルマリンのよ
うなヒドロキシラジカル発生触媒作用を有するセラミッ
クを用いるのが好ましい。トルマリンは一般に電気石と
呼ばれるもので、ショール(NaFe3Al5(BO3)3Si6O18(OH)
4)、エルバアイト(Na(Li,Al) 3Al5(BO3)3Si6O18(O
H)4)、ドラバイト(NaMg3Al5(BO3)3Si6O18(OH)4)等が
挙げられる。トルマリンのようなヒドロキシラジカル発
生触媒作用を有するセラミックの存在下で水道原水にオ
ゾンガスを注入すると、ヒドロキシラジカルの発生が促
進され、酸化力の高い高濃度のオゾン水が得られる。
【0014】オゾン水供給ホースbには循環ホースdが枝
分かれしており、オゾン水供給ホースb及び循環ホースd
を介してオゾン水生成装置1は貯水槽7に連通してい
る。給水配管内部に過剰の圧力がかからないように、循
環ホースdにリリーフ弁(図示せず)を設けて、余剰の
オゾン水を貯水槽7に還流させるのが好ましい。
【0015】オゾン水供給ホースbには開閉弁e、逆止弁
f及びエアー供給口4が設けられている。エアー供給口
4は水圧計8を有し、エアーホースiを介してエアーハ
ンマー発生装置3に連通している。
【0016】図3はオゾン水供給装置を給水配管10の蛇
口11に接続するための蛇口接続部材5及びそれに取り付
けられた部品を詳細に示す。蛇口接続部材5又はその上
流のオゾン水供給ホースbにはオゾン水供給ホースbと貯
水槽7に連通するホースgとが接続されている。ホースg
には開閉弁hが設けられている。給水配管内部に過剰の
圧力がかからないように、開閉弁hとして所定の内圧に
達したときに開放されるリリーフ弁を使用しても良い。
【0017】図4は給水配管10の蛇口11に螺合する蛇口
接続部材5を詳細に示す拡大断面図である。蛇口接続部
材5は、オゾン水供給ホースbに螺合する第一のノズル
式接合部51と、第一のホース接合部51に螺合する第一の
ネジ部52と、第一のネジ部52に螺合する第二のノズル式
接合部53と、第二のノズル式接合部53に螺合する第二の
ネジ部54と、第二のネジ部54に螺合する蛇口接合部55と
を有する。蛇口接合部55には、先細状にテーパしたジェ
ットノズル部材56が固定されている。第一のノズル式接
合部51及び第一のネジ部52と、第二のネジ部54及び蛇口
接合部55とはそれぞれは脱着しないように強固に螺合さ
れている。一方、第二のノズル式接合部53は第一のネジ
部52及び第二のネジ部54と回転自在に螺合している。こ
のような構造のため、オゾン水供給ホースbを回転させ
ることなく、給水配管10の蛇口11に蛇口接合部55を螺合
することができる。第一のノズル式接合部51及び第二の
ノズル式接合部53の内壁は先細状にテーパしているの
で、それぞれやはりジェットノズル部材として作用し、
オゾン水の流速を増大することができる。
【0018】蛇口接続部材5のジェットノズル効果によ
り、図6に示すように、オゾン水は高速で給水配管10内
に供給される。そのため給水配管10のうち給水メータ13
付近や閉鎖した蛇口11に近い部分(エアーハンマーが届
きにくい)にまでオゾン水が高流速で供給され、高い洗
浄効果が発揮される。
【0019】[2] 給水配管の洗浄方法 (A) 戸建て住宅用給水配管の洗浄の場合 図1に示すオゾン水供給装置を用いた給水配管の洗浄方
法について、以下詳細に説明する。なお図1に示す給水
配管10は、一戸建て住宅のように各戸に仕切弁12及び給
水メータ13が存在する例である。
【0020】(1) 貯水槽に水をためてオゾン水を生成す
る。 予め貯水槽7に水道原水をためておく。戸建て住宅用給
水配管の洗浄に使用する水量は通常200L程度である。水
中ポンプ6により水道原水をオゾン水生成装置1に送給
し、そこでオゾンガスエジャクタ2から供給されるオゾ
ンガスによりオゾン水(オゾン含有水)とする。オゾン
水はオゾン水供給ホースbを経て、蛇口接続部材5まで
送給する。オゾン水供給ホースbには開閉弁eが設けられ
ており、非常時などに開閉弁eを閉じれば、オゾン水は
循環ホースdを経て貯水槽7に還流する。
【0021】(2)配管内部の水を抜く 給水配管10の蛇口11に蛇口接続部材5を螺合し、蛇口11
を全て閉鎖した状態で、エアー供給装置(エアーハンマ
ー発生装置でも良い)3を作動させ、給水配管10内の圧
力を高める。給水配管10内の圧力は3kg/cm2以下にとど
めるのが好ましい。所定の内圧に達したら、蛇口11を順
次開放して、給水配管10内部の水道水を排出する。全て
の蛇口11について開放閉鎖を繰り返し、水道水が排出さ
れなくなった時点でエアー供給を停止する。このように
して給水配管10内部を乾燥させる。
【0022】(3)給水配管内部を洗浄する オゾン水供給用開閉弁eを開放し、給水配管10にオゾン
水を通水する。この際にエアー溜りができないように、
蛇口11を少なくとも一カ所開放しておくのが好ましい。
オゾン水の通水中に開放してあった蛇口11を閉鎖すると
ともに、閉鎖してあった蛇口11の少なくとも1つを開放
してオゾン水の通水を再開する。このように蛇口11の開
閉を順次しながらオゾン水の通水を行うことにより、給
水配管10内にオゾン水を充満させる。
【0023】給水配管10の全ての蛇口11及びオゾン水供
給装置の開閉弁eを閉鎖した状態で10〜15分間放置し、
給水配管10の内壁に付着した錆等の異物をオゾン水によ
り酸化させる。放置後、蛇口11を1ヶ所開放し、開閉弁
eを開放してオゾン水を通水する。この時水圧計が3〜
5kgf/cm2を示すように圧力を調整する。オゾン水の通
水により異物の剥離が起き、異物を含有する汚水は開放
している蛇口11から排出される。開放している蛇口11に
おいて汚水の水質確認を行い、排水の汚れが見られなく
なるまでオゾン水の通水を続ける。
【0024】排水の汚れが見られなくなったら、他の蛇
口11を開放するとともに開放していた蛇口11を閉鎖し、
同様に排水の汚れチェックする。この工程を全ての蛇口
11について行い、どの蛇口11からも異物の流出が認めら
れなくなるまで通水を行う。
【0025】次にエアーハンマー発生装置3を作動させ
る。エアー圧力は通水圧力よりも1〜2kgf/cm2高く設
定するのが好ましい。例えば通水圧力が2kgf/cm2 の場
合、エアー圧力は3〜4kgf/cm2に設定するのが好まし
い。エアーハンマーのタイミングは、例えば10秒毎に
約5秒間の注入と約1秒間の注入を繰り返すようにする
のが好ましい。エアーハンマーにより給水配管10内部の
残留異物は剥離され、給水配管10の蛇口11から赤水とし
て排出される。エアーハンマーの注入もオゾン水の通水
と同様に各蛇口11毎に開閉して行っても良い。全ての蛇
口11から赤水が排出されなくなったら、エアーハンマー
発生装置3を停止する。再度10分間程度オゾン水を通水
し、給水配管10内のオゾン濃度が3ppm以上になった
ら、オゾン水供給装置を停止する。なおこの例ではオゾ
ン水の通水とエアーハンマーの注入を順次行ったが、必
要に応じて同時に行っても良い。
【0026】(4)仕上げ洗浄をする。 オゾン水供給装置を取り外した後、蛇口11を復旧して、
仕切弁12を開放し、給水配管10内に水道水を注入する。
順次蛇口11を開放しながら排水中に異物がないことを確
認し、仕上げ洗浄を終了する。
【0027】(B) 集合住宅用給水配管の洗浄の場合 図5は集合住宅等の給水配管10を洗浄する場合の概略図
である。給水配管10は貯水タンク15に連通し、各階の各
戸まで延びており、各戸に仕切弁12及び給水メータ13が
取り付けられている。図5は数戸の給水配管10を同時に
洗浄する場合を示すが、勿論各戸毎に洗浄しても良い。
【0028】数戸の給水配管10を同時に洗浄する場合に
は、各戸の給水配管10を洗浄する場合よりも大きな圧力
を必要とするので、オゾン水供給装置のオゾン水供給ホ
ースbに圧送ポンプ9を設けるのが好ましい。また図5
に示すように、エアーハンマー発生装置3を複数個設置
してもよい。圧送ポンプ9を使用する場合、蛇口接続部
材5を延長すれば複層階の給水配管10を同時に洗浄する
ことが可能である。さらに圧送ポンプ9の下流のホース
を複数本(図示の例では4本)に分岐させ、各ホースの
先端に蛇口接続部材5を取り付けることにより、複数戸
の給水配管10を同時に洗浄することができる。
【0029】貯水槽7の容量は、戸建て用給水配管10の
場合よりも大きくするのが好ましく、例えば約500Lとす
る。給水配管10の洗浄工程自体は戸建て住宅用給水配管
の洗浄の場合と同じである。
【0030】本発明の給水配管の洗浄方法においては、
オゾン水の酸化作用により給水配管に付着した異物が酸
化分解され、続いてエアーハンマーの水撃作用により異
物が給水配管から剥離される。またオゾン水の酸化作用
により給水配管内壁に酸化被膜が形成される。また余剰
のオゾン水を貯水槽7に還流させることにより、オゾン
水の無駄を防ぐことができ、オゾン水の生成効率が向上
する。
【0031】本発明の給水配管の洗浄方法は幅広い条件
の建物に対して実施することが可能である。特にビルや
集合住宅の場合、散水栓を水供給源として利用し、延長
ホースと圧送ポンプホースを使用することにより、各戸
の断水を極限まで減らし、機材の移動をすることなく洗
浄が行えるので、作業の効率化が図られる。本発明の給
水配管の洗浄方法を高層ビルや大型マンション等に実施
する場合は、蛇口11の代わりに各戸の給水メータ13(子
メータ)を取り外し、給水配管10の仕切弁側の端から直
接作業を実施してもよい。
【0032】上記実施例により本発明を詳細に説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え
ことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
給水配管内の錆などの異物に対して高濃度のオゾン水の
酸化分解作用を効果的に発揮させ、一戸建て住宅や集合
住宅等の仕切弁以降の給水配管内を効率よく洗浄するこ
とができる。またオゾン水の酸化保護被膜形成作用によ
り、洗浄した給水配管内に錆等の異物が再度付着形成さ
れるのを有効に防止することができる。また従来の方法
で仕切弁以降の給水配管を行う場合には、水圧及び水量
により洗浄水の気液混合率が左右されていたが、本発明
の洗浄方法によれば、安定して高濃度の洗浄水を供給す
ることができる。また従来よりもオゾン水供給装置を小
型化できるため、コスト削減効果も上げられる。
【0034】本発明によれば、高層ビルや集合住宅の給
水配管の洗浄の場合でも1台のオゾン水供給装置で十分
であり、また使用する水量も少ないため、設置条件によ
っては同時に複数戸の給水配管の洗浄作業をすることが
できる。さらにオゾン水を貯水槽に還流するため、余剰
オゾン水を廃棄することがなく、作業環境が良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のオゾン水生成装置を各戸の給水配管
の蛇口に取り付けた状態を示す概略図である。
【図2】 本発明のオゾン水生成装置の構造を詳細に示
す部分拡大図である。
【図3】 本発明のオゾン水供給装置の蛇口接続部材付
近の構造を詳細に示す拡大図である。
【図4】 本発明のオゾン水供給装置の蛇口接続部材を
詳細に示す部分拡大断面図である。
【図5】 本発明のオゾン水供給装置を集合住宅の複数
戸の給水配管の蛇口に取り付けた状態を示す概略図であ
る。
【図6】 本発明の洗浄方法を実施した場合に給水配管
内をオゾン水が流れる様子を示す部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 オゾン水生成装置 2 オゾンガス供給器(オゾンガスエジャクタ) 3 エアーハンマー発生装置 4 エアー供給口 5 蛇口接続部材 6 水中ポンプ 7 貯水槽 8 水圧計 9 圧送ポンプ 10 給水配管 11 蛇口 12 仕切弁 13 給水メータ a 吸水ホース b オゾン水供給ホース d 循環ホース e 開閉弁 f 逆止弁 g ホース h 開閉弁 i エアーホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 7/04 B08B 7/04 Z 9/027 C02F 1/78 C02F 1/78 B08B 9/06 Fターム(参考) 2D060 CD04 3B116 AA13 AB51 BB21 BB88 BB89 BB90 CC01 CD22 3B201 AA13 AB51 BB21 BB88 BB89 BB90 BB92 BB98 CC01 CC12 CD22 4D050 AA04 BB02 BC04 BC05 BD03 BD04 BD06 BD08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各戸の給水配管又は仕切弁以降の給水配
    管に通じた蛇口にオゾン水供給装置を取り付けることに
    より、前記給水配管を洗浄する方法であって、 オゾン水生成装置によって、貯水槽にあらかじめ蓄えら
    れている水にオゾンガスを混合し、高い酸化力を有する
    オゾン水を生成する工程と、 前記オゾン水を給水配管内部に注入する工程と、 前記蛇口に連通したエアーハンマー発生装置により給水
    配管内に水撃作用を発生させる工程と、 給水配管の開放蛇口から洗浄汚水を排出する工程と、を
    有し、前記オゾン水の酸化作用及び水撃作用により給水
    配管の内壁を洗浄するとともに、前記オゾン水の酸化作
    用により給水配管の内壁に酸化保護被膜を形成すること
    を特徴とする給水配管の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の給水配管の洗浄方法に
    おいて、前記貯水槽にオゾン水の一部が還流するように
    なっていることを特徴とする給水配管の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の給水配管の洗浄
    方法において、前記オゾン水を生成する工程でトルマリ
    ン又はセラミックを触媒として用いることを特徴とする
    給水配管の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 各戸の給水配管又は仕切弁以降の給水配
    管に通じた蛇口に取り付けて、前記給水配管に高濃度の
    オゾン水を高流速で供給するオゾン水供給装置であっ
    て、 貯水槽と、 前記貯水槽より導入された水にオゾンガスを注入するこ
    とによりオゾン水を生成するオゾン水生成装置と、 給水配管に圧縮空気を供給するためのエアーハンマー発
    生装置と、 ジェットノズル部材を有する蛇口接続部材とを備えてい
    ることを特徴とするオゾン水供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のオゾン水供給装置にお
    いて、前記貯水槽にオゾン水の一部が還流するようにな
    っていることを特徴とするオゾン水供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のオゾン水供給装
    置において、前記オゾン水生成装置はオゾン水生成触媒
    としてトルマリン又はセラミックを含有することを特徴
    とするオゾン水供給装置。
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