JP2002242253A - 給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置 - Google Patents
給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置Info
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- JP2002242253A JP2002242253A JP2001040711A JP2001040711A JP2002242253A JP 2002242253 A JP2002242253 A JP 2002242253A JP 2001040711 A JP2001040711 A JP 2001040711A JP 2001040711 A JP2001040711 A JP 2001040711A JP 2002242253 A JP2002242253 A JP 2002242253A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】室内に充満したオゾンガスを、作業員、居住者
及びペット等が吸引して健康を害する問題を解決した給
水配管の殺菌洗浄方法を提供する。 【解決手段】水道用給水配管のオゾン殺菌洗浄方法にお
いて、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止さ
せて、オゾン発生機からは、少なくとも一定時間原料酸
素ガスのみを流すように構成した。
及びペット等が吸引して健康を害する問題を解決した給
水配管の殺菌洗浄方法を提供する。 【解決手段】水道用給水配管のオゾン殺菌洗浄方法にお
いて、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止さ
せて、オゾン発生機からは、少なくとも一定時間原料酸
素ガスのみを流すように構成した。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、水道用給水配管
のオゾン殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生
装置に係り、詳記すれば、オゾンガスを室内に充満させ
ないようにした水道用給水配管の殺菌洗浄方法及び該方
法に使用するオゾン発生装置に関する。
のオゾン殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生
装置に係り、詳記すれば、オゾンガスを室内に充満させ
ないようにした水道用給水配管の殺菌洗浄方法及び該方
法に使用するオゾン発生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物に布設されている給水配管内部は、
長期間使用するとさび、こぶ、スライム等が発生し、そ
のさび等が水道水の流れを阻害するばかりか、食物の味
覚を落としたり、衛生的にも害をなすものであること
は、良く知られている。
長期間使用するとさび、こぶ、スライム等が発生し、そ
のさび等が水道水の流れを阻害するばかりか、食物の味
覚を落としたり、衛生的にも害をなすものであること
は、良く知られている。
【０００３】従来、このさび、こぶ、スライム等の洗浄
除去方法としては、種々提案されているが、方法の簡便
性、衛生上の安全性等の利点があることから、オゾン水
やオゾン混和水を使用する方法が汎用されている。
除去方法としては、種々提案されているが、方法の簡便
性、衛生上の安全性等の利点があることから、オゾン水
やオゾン混和水を使用する方法が汎用されている。
【０００４】従来のオゾン洗浄方法は、メーター（量水
器）を取り外してバイパス管を接続し、同バイパス管路
でオゾン水を製造して給水配管内に送り込み、オゾン水
の酸化力を利用してさび、こぶ、スライム等を酸化して
結合力を弱め、次いでオゾン水を圧縮空気と共にエアハ
ンマー状態で給水配管内に送り込み、エアーハンマーの
水撃・攪拌作用によって、さび等を剥離除去させるもの
である。
器）を取り外してバイパス管を接続し、同バイパス管路
でオゾン水を製造して給水配管内に送り込み、オゾン水
の酸化力を利用してさび、こぶ、スライム等を酸化して
結合力を弱め、次いでオゾン水を圧縮空気と共にエアハ
ンマー状態で給水配管内に送り込み、エアーハンマーの
水撃・攪拌作用によって、さび等を剥離除去させるもの
である。
【０００５】図１は、上記従来法を示すものであり、水
道本管１から分岐して布設される給水栓１０に至る給水
配管９を殺菌洗浄する従来工法での機器の配置例を示す
ものである。
道本管１から分岐して布設される給水栓１０に至る給水
配管９を殺菌洗浄する従来工法での機器の配置例を示す
ものである。
【０００６】この従来工法では、機器配置完了後、開閉
弁２を開いて給水栓１０から水道水を流し、オゾン発生
機７からミキサー等のオゾン溶解器４へオゾンガスを供
給してオゾン水を生成させ、生成したオゾン水を一定時
間通水することで給水配管９内部のスライム等を酸化分
解させ、その後、オゾン水を流しながら、断続的にエア
コンプレッサー（空気圧縮機）８から圧縮空気投入器５
を介して圧縮空気を投入し、スライム、錆等を除去する
ものである。
弁２を開いて給水栓１０から水道水を流し、オゾン発生
機７からミキサー等のオゾン溶解器４へオゾンガスを供
給してオゾン水を生成させ、生成したオゾン水を一定時
間通水することで給水配管９内部のスライム等を酸化分
解させ、その後、オゾン水を流しながら、断続的にエア
コンプレッサー（空気圧縮機）８から圧縮空気投入器５
を介して圧縮空気を投入し、スライム、錆等を除去する
ものである。
【０００７】オゾン水を給水配管９に流す目的は、給水
配管内壁に付着したスライムや錆内部の水酸化鉄及び有
機物を、酸化分解させるためである。有機物や水酸化鉄
に接触したオゾン水中の溶存オゾンは、酸化することに
よって消費され、接触界面で濃度が低下し、酸化力が低
下する。そのため従来は、オゾン水通水時とエアーハン
マー投入時のいずれにも、オゾン供給が行われていた。
配管内壁に付着したスライムや錆内部の水酸化鉄及び有
機物を、酸化分解させるためである。有機物や水酸化鉄
に接触したオゾン水中の溶存オゾンは、酸化することに
よって消費され、接触界面で濃度が低下し、酸化力が低
下する。そのため従来は、オゾン水通水時とエアーハン
マー投入時のいずれにも、オゾン供給が行われていた。
【０００８】図１に示す上記従来工法では、バイパス管
路でオゾン水を製造するが、ミキサー等のオゾン溶解器
４に設けられた細管から流水（水道水）中にオゾンガス
を直接供給し、渦流等を利用してオゾンガス気泡と流水
を混合攪拌してオゾン水を製造する方法が一般的であ
る。しかして、流水中に供給されたオゾンガスのすべて
が、流水に溶解するわけではないことと、生成したオゾ
ン水から発生したオゾンガスが、洗浄作業中に給水栓１
０から排出され、給水栓１０の設置された部屋に充満す
る問題があった。
路でオゾン水を製造するが、ミキサー等のオゾン溶解器
４に設けられた細管から流水（水道水）中にオゾンガス
を直接供給し、渦流等を利用してオゾンガス気泡と流水
を混合攪拌してオゾン水を製造する方法が一般的であ
る。しかして、流水中に供給されたオゾンガスのすべて
が、流水に溶解するわけではないことと、生成したオゾ
ン水から発生したオゾンガスが、洗浄作業中に給水栓１
０から排出され、給水栓１０の設置された部屋に充満す
る問題があった。
【０００９】特に、圧縮エアー（エアーハンマー）投入
時は、未溶解オゾンガスだけでなく、溶解したオゾンガ
スが圧縮エアーによって揮発することから、部屋に充満
するオゾン量が著しく増加することが、本発明者によっ
て見出された。即ち、エアーを投入すると、溶存オゾン
がガス化し、供給オゾンが殆ど溶解せずに排出されるた
め、部屋に大量のオゾンが排出されることが判明した。
時は、未溶解オゾンガスだけでなく、溶解したオゾンガ
スが圧縮エアーによって揮発することから、部屋に充満
するオゾン量が著しく増加することが、本発明者によっ
て見出された。即ち、エアーを投入すると、溶存オゾン
がガス化し、供給オゾンが殆ど溶解せずに排出されるた
め、部屋に大量のオゾンが排出されることが判明した。
【００１０】このことから、部屋に充満するオゾン量を
低減させるためには、圧縮エアー投入時には、オゾン発
生機を停止させることが考えられるが、この場合現在使
用するオゾン発生機では、次のような問題が生じる。
低減させるためには、圧縮エアー投入時には、オゾン発
生機を停止させることが考えられるが、この場合現在使
用するオゾン発生機では、次のような問題が生じる。
【００１１】オゾンガスを給水中に供給し、オゾン水を
生成させる際、給水圧が供給オゾンガス圧よりも高くな
ると、給水がオゾンガス供給管を通ってオゾン発生機に
逆流し、オゾン発生機を故障させる。そのため、従来の
オゾン発生機にも、テフロン（登録商標）等の耐オゾン
性の材質の逆止め弁が設置されている。
生成させる際、給水圧が供給オゾンガス圧よりも高くな
ると、給水がオゾンガス供給管を通ってオゾン発生機に
逆流し、オゾン発生機を故障させる。そのため、従来の
オゾン発生機にも、テフロン（登録商標）等の耐オゾン
性の材質の逆止め弁が設置されている。
【００１２】しかしながら、エアーハンマー投入時にオ
ゾン発生機を停止させると、オゾンガスが配管機器を劣
化させるため、原料酸素ガスは、所定時間流さなければ
ならない。この場合、エアーハンマー投入時には、５〜
７ｋｇ／ｃｍ２程度のエアー圧がオゾンミキサー（エゼ
クタ）４に断続的にかかるため、逆止め弁のみでは、逆
流防止が十分でないことが判明した。
ゾン発生機を停止させると、オゾンガスが配管機器を劣
化させるため、原料酸素ガスは、所定時間流さなければ
ならない。この場合、エアーハンマー投入時には、５〜
７ｋｇ／ｃｍ２程度のエアー圧がオゾンミキサー（エゼ
クタ）４に断続的にかかるため、逆止め弁のみでは、逆
流防止が十分でないことが判明した。
【００１３】上記したように、オゾン発生機７を停止さ
せると、オゾン発生機のガス配管内部に残留しているオ
ゾンガスが、配管機器(酸素定圧弁・レギュレータ、酸
素流量計、逆止め弁等)を劣化させ、オゾン発生機の寿
命を短くする原因となることが判明した。特に、オゾン
原料の酸素ガス用配管機器は、オゾン耐久性を有してい
ないため、内部に残留するオゾンガスの拡散により、オ
ゾンガスに曝されることは避けられない。尚、運転時
は、ガス流のため、オゾンガスの拡散はない。
せると、オゾン発生機のガス配管内部に残留しているオ
ゾンガスが、配管機器(酸素定圧弁・レギュレータ、酸
素流量計、逆止め弁等)を劣化させ、オゾン発生機の寿
命を短くする原因となることが判明した。特に、オゾン
原料の酸素ガス用配管機器は、オゾン耐久性を有してい
ないため、内部に残留するオゾンガスの拡散により、オ
ゾンガスに曝されることは避けられない。尚、運転時
は、ガス流のため、オゾンガスの拡散はない。
【００１４】また従来、オゾン洗浄作業は、通常、給水
栓の開閉と監視に１人、オゾン発生機の起動／停止とガ
ス流量管理及びエアハンマー投入／停止の機器操作に１
人、連絡や補助作業に１人の合計３人で行っていた。そ
のため、人件費の面から、殺菌洗浄作業がコスト高にな
る問題があった。
栓の開閉と監視に１人、オゾン発生機の起動／停止とガ
ス流量管理及びエアハンマー投入／停止の機器操作に１
人、連絡や補助作業に１人の合計３人で行っていた。そ
のため、人件費の面から、殺菌洗浄作業がコスト高にな
る問題があった。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】この発明のうち請求項
１記載の発明は、室内に充満したオゾンガスを、作業
員、居住者及びペット等が吸引して健康を害する問題を
解決した給水配管の殺菌洗浄方法を提供することを目的
とする。
１記載の発明は、室内に充満したオゾンガスを、作業
員、居住者及びペット等が吸引して健康を害する問題を
解決した給水配管の殺菌洗浄方法を提供することを目的
とする。
【００１６】請求項２記載の発明は、オゾン発生機を停
止させてもオゾンガスによって配管機器を劣化させない
ようにした請求項１記載の殺菌洗浄方法に使用するオゾ
ン発生装置を提供することを目的とする。
止させてもオゾンガスによって配管機器を劣化させない
ようにした請求項１記載の殺菌洗浄方法に使用するオゾ
ン発生装置を提供することを目的とする。
【００１７】また請求項３記載の発明は、オゾン発生機
を停止させて、水が逆流しても、オゾン発生機が故障し
ないようにした請求項１記載の殺菌洗浄方法に使用する
オゾン発生装置を提供することを目的とする。
を停止させて、水が逆流しても、オゾン発生機が故障し
ないようにした請求項１記載の殺菌洗浄方法に使用する
オゾン発生装置を提供することを目的とする。
【００１８】また請求項７記載の発明は、上記請求項３
記載の目的に加えて、作業員が１人でも支障なく請求項
１記載の殺菌洗浄方法を実施することができるオゾン発
生装置を提供することを目的とする。
記載の目的に加えて、作業員が１人でも支障なく請求項
１記載の殺菌洗浄方法を実施することができるオゾン発
生装置を提供することを目的とする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う請求項１
記載の発明は、水道用給水配管のオゾン殺菌洗浄方法に
おいて、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止
させて、オゾン発生機からは、少なくとも一定時間原料
酸素ガスのみを流すように構成したことを特徴とする。
記載の発明は、水道用給水配管のオゾン殺菌洗浄方法に
おいて、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止
させて、オゾン発生機からは、少なくとも一定時間原料
酸素ガスのみを流すように構成したことを特徴とする。
【００２０】請求項２記載の発明は、オゾン発生機から
のオゾンの発生を停止させるときは、停止信号をオゾン
発生機に入力すると同時に、タイマーに入力し、該タイ
マーで定めた一定時間原料酸素ガスを供給してオゾン発
生機内部及び配管内部のオゾンガスを追い出した後、原
料酸素ガスとオゾン発生機との間の電磁弁を閉じるよう
に構成したことを特徴とする。
のオゾンの発生を停止させるときは、停止信号をオゾン
発生機に入力すると同時に、タイマーに入力し、該タイ
マーで定めた一定時間原料酸素ガスを供給してオゾン発
生機内部及び配管内部のオゾンガスを追い出した後、原
料酸素ガスとオゾン発生機との間の電磁弁を閉じるよう
に構成したことを特徴とする。
【００２１】また請求項３記載の発明は、オゾン発生機
とオゾン出口との間に、逆流防止装置を設けてなり、該
逆流防止装置は、水がオゾン出口から逆流した場合に該
水をトラップする水タンクと、該水タンクに設けた逆流
した水を検知する液面センサと、該液面センサで水を検
知するとオゾン発生機を停止させるコントローラと、を
具備したことを特徴とする。
とオゾン出口との間に、逆流防止装置を設けてなり、該
逆流防止装置は、水がオゾン出口から逆流した場合に該
水をトラップする水タンクと、該水タンクに設けた逆流
した水を検知する液面センサと、該液面センサで水を検
知するとオゾン発生機を停止させるコントローラと、を
具備したことを特徴とする。
【００２２】また請求項７記載の発明は、オゾン溶解器
の一次側に設けた電磁弁とエアコンプレッサーとオゾン
発生機とを制御する指令回路を有し、給水栓を閉じると
きは、遠隔操作によって、前記電磁弁を閉として水のオ
ゾン発生機への逆流を防止したことを特徴とする。
の一次側に設けた電磁弁とエアコンプレッサーとオゾン
発生機とを制御する指令回路を有し、給水栓を閉じると
きは、遠隔操作によって、前記電磁弁を閉として水のオ
ゾン発生機への逆流を防止したことを特徴とする。
【００２３】要するに本発明は、圧縮空気投入時は、オ
ゾンガスの供給を止めることによって、僅かに時間を延
長するだけで、洗浄効果は同一で、給水栓からのオゾン
ガスの排出量を大幅に低減させたことを要旨とするもの
である。
ゾンガスの供給を止めることによって、僅かに時間を延
長するだけで、洗浄効果は同一で、給水栓からのオゾン
ガスの排出量を大幅に低減させたことを要旨とするもの
である。
【００２４】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形の形態を説明
する。
する。
【００２５】図２は、本発明の実施例を示すものであ
り、圧縮空気投入器５から圧縮空気を投入する時は、オ
ゾン発生機７からのオゾンガスの供給を停止させ、オゾ
ン発生機７からは、少なくとも一定時間原料酸素ガスの
みを流すように構成している。
り、圧縮空気投入器５から圧縮空気を投入する時は、オ
ゾン発生機７からのオゾンガスの供給を停止させ、オゾ
ン発生機７からは、少なくとも一定時間原料酸素ガスの
みを流すように構成している。
【００２６】このようにオゾンガスの供給を停止する
と、水中のオゾン含有量は低減するので、圧縮空気を投
入しても、部屋にオゾンガスが充満するのを回避するこ
とができる。
と、水中のオゾン含有量は低減するので、圧縮空気を投
入しても、部屋にオゾンガスが充満するのを回避するこ
とができる。
【００２７】またオゾン発生機７からは、少なくとも一
定時間原料酸素ガスのみを流すようにすることによっ
て、オゾンガスが配管機器を劣化させるのを回避するこ
とができる。
定時間原料酸素ガスのみを流すようにすることによっ
て、オゾンガスが配管機器を劣化させるのを回避するこ
とができる。
【００２８】上記オゾン追い出し機能は、図３に示すよ
うに、オゾン発生機７からのオゾンの発生を停止させる
とき、停止信号をオゾン発生機７に入力すると同時に、
タイマー１１に入力し、該タイマー１１で定めた一定時
間、電磁弁１２を開とし、原料酸素ガスを供給してオゾ
ン発生機７内部及び配管内部のオゾンガスを追い出した
後、原料酸素ガスとオゾン発生機７との間の電磁弁１２
を閉じるように構成されている。
うに、オゾン発生機７からのオゾンの発生を停止させる
とき、停止信号をオゾン発生機７に入力すると同時に、
タイマー１１に入力し、該タイマー１１で定めた一定時
間、電磁弁１２を開とし、原料酸素ガスを供給してオゾ
ン発生機７内部及び配管内部のオゾンガスを追い出した
後、原料酸素ガスとオゾン発生機７との間の電磁弁１２
を閉じるように構成されている。
【００２９】タイマー設定時間は、５〜１０秒程度で良
い。また、オゾン追い出し中に電源をＯＦＦしたり手動
弁を閉とすれば、上記自動オゾン追い出し機能も中止す
るので、オゾン追い出し中は、完了の表示のためにも、
ランプを点灯して表示するのが望ましい。
い。また、オゾン追い出し中に電源をＯＦＦしたり手動
弁を閉とすれば、上記自動オゾン追い出し機能も中止す
るので、オゾン追い出し中は、完了の表示のためにも、
ランプを点灯して表示するのが望ましい。
【００３０】オゾン追い出しは、停止信号をオゾン発生
機に入力して、原料酸素ガスを供給したまま、オゾン発
生を停止させて、オゾン発生機７内部及び配管内部のオ
ゾンガスを追い出し、その後手動弁２０を閉じて装置を
停止させても良い。しかしながら、図３に示すように構
成することによって、作業者の装置停止手順の間違いや
緊急停止時でもオゾン追い出しをすることができるの
で、オゾンガスが配管機器を劣化させるのをより効果的
に防止することができる。
機に入力して、原料酸素ガスを供給したまま、オゾン発
生を停止させて、オゾン発生機７内部及び配管内部のオ
ゾンガスを追い出し、その後手動弁２０を閉じて装置を
停止させても良い。しかしながら、図３に示すように構
成することによって、作業者の装置停止手順の間違いや
緊急停止時でもオゾン追い出しをすることができるの
で、オゾンガスが配管機器を劣化させるのをより効果的
に防止することができる。
【００３１】また、洗浄作業完了後、装置を停止させ、
装置類（オゾン発生機、エアコンプレッサ、酸素ボン
ベ、バイパス管路部材等）を取り外す場合にも、上記の
ように構成することによって、特にオゾン耐久性を有し
ていない酸素ガス用の配管機器の劣化防止に効果的であ
る。
装置類（オゾン発生機、エアコンプレッサ、酸素ボン
ベ、バイパス管路部材等）を取り外す場合にも、上記の
ように構成することによって、特にオゾン耐久性を有し
ていない酸素ガス用の配管機器の劣化防止に効果的であ
る。
【００３２】上記のように圧縮空気投入時には、オゾン
発生機７には大きなエアー圧がかかるが、オゾン発生装
置を図４に示すように、オゾン発生機とオゾン出口との
間に逆流防止装置を設けるようにすることによって、水
が逆流しても、オゾン発生機の故障を回避することがで
きる。
発生機７には大きなエアー圧がかかるが、オゾン発生装
置を図４に示すように、オゾン発生機とオゾン出口との
間に逆流防止装置を設けるようにすることによって、水
が逆流しても、オゾン発生機の故障を回避することがで
きる。
【００３３】逆流防止装置は、図４に示すように、オゾ
ン出口から逆流した水をトラップする水タンク２１と、
該水タンク２１に設けた逆流した水を検知する液面セン
サ２２と、該液面センサ２２で水を検知するとオゾン発
生機７を停止させるコントローラ２３とから構成されて
いる。
ン出口から逆流した水をトラップする水タンク２１と、
該水タンク２１に設けた逆流した水を検知する液面セン
サ２２と、該液面センサ２２で水を検知するとオゾン発
生機７を停止させるコントローラ２３とから構成されて
いる。
【００３４】水がオゾン出口から逆流すると、水タンク
２１に蓄積し、この水を液面センサ２２が検知すると、
電磁弁２４を閉としてオゾン発生機８を停止させるよう
に、コントローラ２３の制御回路が構成されている。
２１に蓄積し、この水を液面センサ２２が検知すると、
電磁弁２４を閉としてオゾン発生機８を停止させるよう
に、コントローラ２３の制御回路が構成されている。
【００３５】尚、逆止め弁２５は、オゾン発生機７と逆
流防止装置との間であっても、逆流防止装置とオゾン出
口との間であっても差し支えない。オゾン発生機７を再
起動させるため、水タンク２１には、排水装置を設ける
のが良い。また、液面センサ２２は、水を検知し得るも
のであれば良く、電極式、近接式及び光学式のいずれで
あっても差し支えない。
流防止装置との間であっても、逆流防止装置とオゾン出
口との間であっても差し支えない。オゾン発生機７を再
起動させるため、水タンク２１には、排水装置を設ける
のが良い。また、液面センサ２２は、水を検知し得るも
のであれば良く、電極式、近接式及び光学式のいずれで
あっても差し支えない。
【００３６】図２に示す実施例においては、オゾン溶解
器４の一次側に設けた電磁弁２６とエアコンプレッサー
７とオゾン発生機８とを制御する指令回路２７を有し、
給水栓１０を閉じるときは、遠隔操作によって、前記電
磁弁２６を閉として水のオゾン発生機７への逆流を防止
している。
器４の一次側に設けた電磁弁２６とエアコンプレッサー
７とオゾン発生機８とを制御する指令回路２７を有し、
給水栓１０を閉じるときは、遠隔操作によって、前記電
磁弁２６を閉として水のオゾン発生機７への逆流を防止
している。
【００３７】機器が動作／停止にかかわらず、従来のよ
うに給水栓１０を閉じると、給水圧力がオゾンミキサ４
及び圧縮空気投入器５のガス供給口に加わり、ガス圧が
給水圧よりも低下すると水の逆流が起こり、機器が故障
する。そのため、従来は、２人以上の作業者が連絡し
て、洗浄完了の給水栓１０を次の給水栓１０が開となっ
たことを確認して閉じる作業を実施していた。即ち、一
つ以上の給水栓は、必ず開いた状態で作業を実施してい
た。
うに給水栓１０を閉じると、給水圧力がオゾンミキサ４
及び圧縮空気投入器５のガス供給口に加わり、ガス圧が
給水圧よりも低下すると水の逆流が起こり、機器が故障
する。そのため、従来は、２人以上の作業者が連絡し
て、洗浄完了の給水栓１０を次の給水栓１０が開となっ
たことを確認して閉じる作業を実施していた。即ち、一
つ以上の給水栓は、必ず開いた状態で作業を実施してい
た。
【００３８】上記実施例のように、給水栓１０を閉じる
ときは、電磁弁３で通水を停止させることによって、機
器が給水圧力に曝されないので、殺菌洗浄作業を１人の
作業員で実施することができる。
ときは、電磁弁３で通水を停止させることによって、機
器が給水圧力に曝されないので、殺菌洗浄作業を１人の
作業員で実施することができる。
【００３９】１人で作業する場合は、作業者は給水栓１
０の開閉や水の飛散を防止するため、室内で構成機器の
操作を実施する必要がある。室内で操作指令回路２７を
制御することによって、遠隔操作盤２８からの起動／停
止指令をそれぞれの機器に指令どうりに伝達し、それぞ
れの機器を動作させることができる。操作指令回路２７
とそれぞれの機器との連結は、有線、無線のいずれであ
っても良いが、図２の実施例では有線(リード線)２９の
場合を示している。
０の開閉や水の飛散を防止するため、室内で構成機器の
操作を実施する必要がある。室内で操作指令回路２７を
制御することによって、遠隔操作盤２８からの起動／停
止指令をそれぞれの機器に指令どうりに伝達し、それぞ
れの機器を動作させることができる。操作指令回路２７
とそれぞれの機器との連結は、有線、無線のいずれであ
っても良いが、図２の実施例では有線(リード線)２９の
場合を示している。
【００４０】有線とする場合、遠隔操作盤２８のスイッ
チの数に対応した電線を装備することによって、操作指
令回路２７を最もシンプルに構成することができる。し
かしながら、リード線２９が太くなり、取扱いが不便と
なるため、パルス送受信回路や定電流送受信回路を装備
するのが好ましい。このようにすれば、リード線数を２
〜３本にすることができ、取扱いが容易となる。
チの数に対応した電線を装備することによって、操作指
令回路２７を最もシンプルに構成することができる。し
かしながら、リード線２９が太くなり、取扱いが不便と
なるため、パルス送受信回路や定電流送受信回路を装備
するのが好ましい。このようにすれば、リード線数を２
〜３本にすることができ、取扱いが容易となる。
【００４１】図５は、遠隔操作盤２８の一例を示すもの
であり、オゾン発生機起動スイッチ１３、オゾン発生機
停止スイッチ１４、エアコンプレッサ起動スイッチ１
５、エアコンプレッサ停止スイッチ１６、通水開始スイ
ッチ１７、通水停止スイッチ１８及び非常停止スイッチ
１９を装備した例を示す。
であり、オゾン発生機起動スイッチ１３、オゾン発生機
停止スイッチ１４、エアコンプレッサ起動スイッチ１
５、エアコンプレッサ停止スイッチ１６、通水開始スイ
ッチ１７、通水停止スイッチ１８及び非常停止スイッチ
１９を装備した例を示す。
【００４２】
【発明の効果】この発明のうち請求項１記載の発明によ
れば、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止さ
せるので、溶存オゾンがガス化して室内に充満するのを
回避することができるから、室内に充満したオゾンガス
を、作業員、居住者及びペット等が吸引して健康を害す
る問題が解消される。
れば、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止さ
せるので、溶存オゾンがガス化して室内に充満するのを
回避することができるから、室内に充満したオゾンガス
を、作業員、居住者及びペット等が吸引して健康を害す
る問題が解消される。
【００４３】請求項２記載の発明によれば、オゾン発生
機を停止させても所定時間原料酸素ガスを自動的に流す
ように構成しているので、オゾンガスの拡散による配管
機器の劣化を防止することができる。
機を停止させても所定時間原料酸素ガスを自動的に流す
ように構成しているので、オゾンガスの拡散による配管
機器の劣化を防止することができる。
【００４４】また、請求項３記載の発明によれば、逆流
防止装置を設けているので、オゾン発生機を停止させて
水が逆流しても、オゾン発生機の故障を回避することが
できる。
防止装置を設けているので、オゾン発生機を停止させて
水が逆流しても、オゾン発生機の故障を回避することが
できる。
【００４５】また請求項７記載の発明によれば、請求項
３記載の発明の効果に加えて、作業員が１人でも支障な
く請求項１記載の殺菌洗浄方法を行うことができる。
３記載の発明の効果に加えて、作業員が１人でも支障な
く請求項１記載の殺菌洗浄方法を行うことができる。
【００４６】
【図１】従来の給水配管の洗浄方法を示すブロック図で
ある。
ある。
【図２】本発明の給水配管の洗浄方法を示すブロック図
である。
である。
【図３】本発明のオゾン発生装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図４】本発明のオゾン発生装置の他の実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図５】本発明の操作盤の一例を示す概略図である。
４………オゾン溶解器 ５………空気投入器 ７………オゾン発生機 ９………給水管 １０………給水栓 １１………タイマー １２………電磁弁 ２１………水タンク ２２………液面センサ ２３………コントローラ ２４………電磁弁 ２５………逆止め弁 ２７………指令回路 ２８………遠隔操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０２Ｆ 1/50 ５２０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５３１Ｒ ４Ｇ０４２ ５３１ ５４０Ｂ ５４０ ５５０Ｄ ５５０ 1/78 1/78 Ｅ０３Ｂ 1/00 Ｚ Ｅ０３Ｂ 1/00 Ａ６１Ｌ 2/18 // Ａ６１Ｌ 2/18 Ｂ０８Ｂ 9/06 Ｆターム(参考） 2D060 CD04 CD08 3B116 AA13 AB53 BB88 BB89 CD11 3B201 AA13 AB53 BB89 BB92 BB98 CB01 CD11 CD31 4C058 AA20 AA23 AA30 BB07 CC03 CC06 JJ07 JJ14 JJ29 4D050 AA04 AB06 BD04 BD06 4G042 CB23 CC10 CE04
Claims (7)
- 【請求項１】水道用給水配管のオゾン殺菌洗浄方法にお
いて、圧縮空気投入時には、オゾンガスの供給を停止さ
せて、オゾン発生機からは、少なくとも一定時間原料酸
素ガスのみを流すように構成したことを特徴とする給水
配管の殺菌洗浄方法。 - 【請求項２】オゾン発生機からのオゾンの発生を停止さ
せるときは、停止信号をオゾン発生機に出力すると同時
に、タイマーに出力し、該タイマーで定めた一定時間原
料酸素ガスを供給してオゾン発生機内部及び配管内部の
オゾンガスを追い出した後、原料酸素ガスとオゾン発生
機との間の電磁弁を閉じるように構成したことを特徴と
するオゾン発生装置。 - 【請求項３】オゾン発生機とオゾン出口との間に、逆流
防止装置を設けてなり、該逆流防止装置は、オゾン出口
から逆流した水をトラップする水タンクと、該水タンク
に設けた逆流した水を検知する液面センサと、該液面セ
ンサで水を検知するとオゾン発生機を停止させるコント
ローラと、を具備したことを特徴とするオゾン発生装
置。 - 【請求項４】前記逆流防止装置と、オゾン発生機若しく
はオゾン出口との間に、逆流防止弁を設けてなる請求項
３記載のオゾン発生装置。 - 【請求項５】前記水タンクには、排水装置を設けてなる
請求項４記載のオゾン発生装置。 - 【請求項６】オゾン発生機からのオゾンの発生を停止さ
せるときは、停止信号をオゾン発生機に入力すると同時
に、タイマーに入力し、該タイマーで定めた一定時間原
料ガスを供給してオゾン発生機内部及び配管内部のオゾ
ンガスを追い出した後、原料ガスとオゾン発生機との間
の電磁弁を閉じるように構成してなる請求項３〜５のい
ずれか１項記載のオゾン発生装置。 - 【請求項７】オゾン溶解器の一次側に設けた電磁弁とエ
アコンプレッサーとオゾン発生機とを遠隔操作するため
の指令回路を有し、給水栓を閉じるときは、該指令回路
によって、前記電磁弁を閉として水のオゾン発生機への
逆流を防止したことを特徴とする請求項３〜６のいずれ
か１項記載のオゾン発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040711A JP2002242253A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001040711A JP2002242253A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002242253A true JP2002242253A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18903265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001040711A Pending JP2002242253A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 給水配管の殺菌洗浄方法及び該方法に使用するオゾン発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002242253A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011098311A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-19 | Oasys Solution Inc | 移動式給水管オゾン殺菌洗浄装置 |
| CN115178118A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-10-14 | 中科生命(福建)科技发展有限公司 | 一种高氧低氘水集中供水装置与控制方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08198602A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-06 | Gold Syst Kk | 酸素抽出装置を備えたオゾン発生装置 |
| JPH10316405A (ja) * | 1997-05-19 | 1998-12-02 | Roki Techno:Kk | オゾン発生装置 |
| JP2000153248A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-06 | Reeben:Kk | 給水配管の洗浄方法及びそれに用いるオゾン水生成アダプタ― |
| JP2002233878A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-20 | Roki Techno Co Ltd | 給水配管の殺菌洗浄方法 |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001040711A patent/JP2002242253A/ja active Pending
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| CN115178118A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-10-14 | 中科生命(福建)科技发展有限公司 | 一种高氧低氘水集中供水装置与控制方法 |
| CN115178118B (zh) * | 2022-06-30 | 2024-06-07 | 中科生命(福建)科技发展有限公司 | 一种高氧低氘水集中供水装置的控制方法及其装置 |
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