JP2000152731A - ルアーのボディハーフ接合構造 - Google Patents

ルアーのボディハーフ接合構造

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JP2000152731A
JP2000152731A JP10328972A JP32897298A JP2000152731A JP 2000152731 A JP2000152731 A JP 2000152731A JP 10328972 A JP10328972 A JP 10328972A JP 32897298 A JP32897298 A JP 32897298A JP 2000152731 A JP2000152731 A JP 2000152731A
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JP
Japan
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body half
lure
ridge
synthetic resin
face
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JP10328972A
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English (en)
Inventor
Masao Kiyomoto
昌男 清本
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MEIHOU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
MEIHOU KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波溶着による溶着を行ったボディであ
り、高い強度と気密性を有していながら、溶けた合成樹
脂が錘室内にはみ出さないようにしたルアーのボディハ
ーフ接合構造を提供する。 【解決手段】 一方のボディハーフ10の腹側端面の内側
端より所定の間隔をおいてリッジ13を形成すると共に、
他方のボディハーフ9の端面の前記リッジ13と対応する
位置に端面より少し低くなった凹部14を形成し、リッジ
13と凹部14の底面とを超音波溶着するようにしたものと
した。ボディハーフ9,10の腹側端面に針金嵌入溝15,1
6 を形成すると共に、前記凹部14と針金嵌入溝16とが繋
がって形成されているようにすることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂で成形され
たルアーに関し、さらに詳しくいえば、ルアーのボディ
となる左右のボディハーフの端面どうしの接合構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より工業的に作成されているプラグ
等の小魚に似せたルアーの多くは、ボディが合成樹脂で
形成されている。そのボディの多くは、左右のボディハ
ーフをそれぞれ成形した後、ボディハーフの端面どうし
を接着して中空のボディを成形したものであった。さら
に、ルアーの浮力を調整すると共に、ルアーを投げたと
きに空中で空気抵抗の少ない飛行姿勢を保つために、ボ
ディの腹側の内面に沿って錘室を形成し、そこに錘を前
後に移動可能に収納していた。
【0003】また、ボディは、内部に水が入ると、重量
のバランスが悪くなって水中での姿勢が悪くなったり、
水中でのアクションが悪くなったりするので、ボディの
内部は水が入らないように気密にされていた。
【0004】ボディハーフの端面どうしの接着方法とし
ては、接着剤で接着したり、超音波溶着で溶着したりす
る方法があるが、接着剤による接着は、接着強度が低い
という問題や、ボディの内部を気密に保ちにくいという
問題点があるため、ボディの内部を気密に保ちやすく、
しかも接着強度が高い超音波溶着による溶着が好ましか
った。
【0005】しかし、超音波溶着による溶着を行うと、
溶着により溶けた合成樹脂が接合面より外にはみ出すと
いう問題点があり、ボティの外側にはみ出したものは後
加工により削り取ることができるが、ボティの内側には
み出したものは削り取ることができなかった。ボディの
腹側には、内面に沿って錘室があり、そこには錘が前後
に移動可能に収納されているので、錘室内に溶けた合成
樹脂がはみ出すと、錘の前後の移動に支障をきたし、ル
アーを投げたときの空中での飛行姿勢が悪くなったり、
バランスが悪くなって水中でのアクションが悪くなった
りするという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
超音波溶着による溶着を行ったボディであり、高い強度
と気密性を有していながら、溶けた合成樹脂が錘室内に
はみ出さないようにしたルアーのボディハーフ接合構造
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、合成樹脂で成形されたボディハーフ9,10の端面ど
うしを超音波溶着して中空のボディ1を形成すると共
に、錘12を移動可能に収納する錘室11をボディ1の腹側
の内面に沿って形成したルアーのボディハーフ接合構造
であって、一方のボディハーフ10の腹側端面の内側端よ
り所定の間隔をおいてリッジ13を形成すると共に、他方
のボディハーフ9の端面の前記リッジ13と対応する位置
に端面より少し低くなった凹部14を形成し、リッジ13と
凹部14の底面とを超音波溶着するようにしたものとし
た。
【0008】前記構造とすれば、超音波溶着により溶け
た合成樹脂が凹部14から錘室11内に、はみ出さないよう
になる。
【0009】ボディハーフ9,10の腹側端面に針金嵌入
溝15,16 を形成すると共に、前記凹部14と針金嵌入溝16
とが繋がって形成されているようにすることが好まし
い。
【0010】また、一方のボディハーフ10に位置決め用
突起18を複数形成し、他方のボディハーフ9に前記突起
18が嵌入する穴19を形成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図5に基づき説明する。
【0012】図1は、この発明のボディハーフ接合構造
を使用したルアーの正面図であり、図2は中央断面図で
ある。
【0013】以下、この実施例ではプラグを例にとり説
明するが、この発明はプラグに限定されるものではな
く、熱可塑性合成樹脂で成形された中空のボディを有す
る全てのルアーに適用することができる。
【0014】このプラグは、流線型をしたボディ1と、
ボディ1の先端に設けたアイ2と、腹部の下に設けたト
レブルフック3と、尾部に設けたトレブルフック4から
なり、ボディ1の頭部の下部には斜め下前方に延びたリ
ップ5を設けている。
【0015】さらに、腹部の下に設けたトレブルフック
3及び後端に設けたトレブルフック4は、アイ2より延
設された針金6に、スプリットリング7,8を使用して
取り付けられている。
【0016】ボディ1は、図2及び図3に示すように、
左右二つ割りのボディハーフ9,10の端面を合わせて超
音波溶着し、内部を中空としたものであり、ボディ1の
内部には、腹側内面に沿って錘室11が形成されており、
錘室11の内部には2個の球形の錘12が前後に移動可能に
収納されている。
【0017】ボディハーフ9,10は、ABS樹脂、AS
樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を射出成形し
て形成されたものである。
【0018】図示左側のボディハーフ10には、接合面の
内側端より所定の間隔をおいて全周にわたり断面三角形
のリッジ13が環状に形成されており、右側のボディハー
フ9の前記リッジ13と対応する位置には凹部14が形成さ
れている。さらに、前記リッジ13と凹部14の底面とが超
音波溶着されるようになっている。尚、このリッジ13の
断面積は、凹部14の断面積より小さくなっている。
【0019】ボディハーフ9,10の腹側の端面には前記
針金6を嵌入する針金嵌入溝15,16が形成されており、
右側のボディハーフ9の腹側に形成された凹部14の一方
の端は、図4に示すように、針金嵌入溝16と繋がってい
る。
【0020】さらに、左側のボディハーフ10の針金嵌入
溝15より外側には、断面三角形のリッジ17が形成されて
いる。
【0021】また、左側のボディハーフ10には、位置決
め用突起18が複数形成されており、右側のボディハーフ
9には前記突起18が嵌入する穴19が形成されている。
【0022】以上の構成からなるルアーのボディ1は、
次のようにして組み立てられる。先ず、左側のボディハ
ーフ10を下側にして置き、針金嵌入溝15に針金6を嵌入
すると共に、錘室11内に2個の錘12を入れる。
【0023】次に、左側のボディハーフ10の上に右側の
ボディハーフ9を被せ、突起18と穴19を嵌合させて位置
決めする。
【0024】すると、ボディハーフ9,10の腹側の接合
面は図4に示す状態となる。以上のようにして組み合わ
せてから、超音波溶着をする。
【0025】すると、リッジ13,17が溶けて右側のボデ
ィハーフ9と左側のボディハーフ10とが溶着される。
【0026】図5に示すように、腹側の接合面の溶けた
リッジ13は錘室11と反対側に流れ、錘室11内にはみ出さ
ないが、腹部外側のリッジ17は、溶けてボディ1の外側
にはみ出す。この接合面より外にはみ出した部分は後加
工により削り取って仕上げられる。
【0027】以上にして溶着されたボディ1は、各種の
塗料で塗装された後スプリットリング7,8を使用して
トレブルフック3,4が取り付けられ、ルアーとして完
成する。
【0028】このようにして制作されたルアーは、内部
が気密になっているだけでなく、強固に接着されたもの
となる。さらに、錘室11の内部には溶けた合成樹脂がは
み出していないので、錘12は錘室11内をスムーズに移動
できる。
【0029】そのため、ルアーが投げられたときは、錘
12がボディ1の後部に移動し、尾の方が前になって飛ぶ
ので、空気抵抗の少ない飛行姿勢になる。ルアーが水面
に着水すると、錘12がボディ1の中央部に移動するの
で、良好なアクションをするようになる。
【0030】
【発明の効果】この発明のルアーの接合構造では、上述
のとおり構成されており、高い剛性と気密性を有してい
ながら、錘室11内には溶けた合成樹脂がはみ出さないの
で、錘12が錘室11内を障害なしに自由に移動できるよう
になる。そのため、この発明の接合構造を使用したルア
ーは、良好な飛行姿勢とアクションをする優れたものと
なる。
【0031】さらに、ボディハーフ9,10の腹側端面に
針金嵌入溝15,16 を形成すると共に、前記凹部14と針金
嵌入溝16とが繋がって形成されているようにすれば、溶
けた合成樹脂が針金嵌入溝15,16 に流れるようになるの
で、錘室11内に溶けた合成樹脂がはみ出さないようにな
るだけでなく、溶けた合成樹脂により針金嵌入溝15,16
と針金6との隙間がなくなり、針金6のガタがなくなる
ので、針金6のガタにより表面に塗られた塗料が剥げる
ことのない丈夫なものになる。
【0032】またさらに、一方のボディハーフに位置決
め用突起18を複数形成し、他方のボディハーフに前記突
起18が嵌入する穴19を形成すれば、溶着時の位置決めが
容易になり、製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のボディハーフ接合構造を使用したル
アーの正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】接合面の接合前の状態を示す拡大断面図であ
る。
【図5】接合面の接合後の状態を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディ 6 針金 9 ボディハーフ 10 ボディハーフ 11 錘室 12 錘 13 リッジ 14 凹部 15 針金嵌入溝 16 針金嵌入溝 18 位置決め用突起 19 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂で成形されたボディハーフ
    (9,10)の端面どうしを超音波溶着して中空のボディ
    (1)を形成すると共に、錘(12)を移動可能に収納す
    る錘室(11)をボディ(1)の腹側の内面に沿って形成
    したルアーのボディハーフ接合構造であって、一方のボ
    ディハーフ(10)の腹側端面の内側端より所定の間隔を
    おいてリッジ(13)を形成すると共に、他方のボディハ
    ーフ(9)の端面の前記リッジ(13)と対応する位置に
    端面より少し低くなった凹部(14)を形成し、リッジ
    (13)と凹部(14)の底面とを超音波溶着するようにし
    たことを特徴とするルアーのボディハーフ接合構造。
  2. 【請求項2】 ボディハーフ(9,10)の腹側端面に針
    金嵌入溝(15,16 )を形成すると共に、前記凹部(14)
    と針金嵌入溝(16)とが繋がって形成されているように
    したことを特徴とする請求項1記載のルアーのボディハ
    ーフ接合構造。
  3. 【請求項3】 一方のボディハーフ(10)に位置決め用
    突起(18)を複数形成し、他方のボディハーフ(9)に
    前記突起(18)が嵌入する穴(19)を形成したことを特
    徴とする請求項1又は2記載のルアーのボディハーフ接
    合構造。
JP10328972A 1998-11-19 1998-11-19 ルアーのボディハーフ接合構造 Pending JP2000152731A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000072177A (ko) * 2000-08-11 2000-12-05 김경 루어낚시용 인조미끼
CN101150887B (zh) * 2006-09-21 2011-06-22 丰达电机(香港)有限公司 扬声器机壳的超声波熔敷接合方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000072177A (ko) * 2000-08-11 2000-12-05 김경 루어낚시용 인조미끼
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