JP3206433U - ピッチングボール - Google Patents
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Abstract
【課題】手で投擲や射出を行うボールであり、尾翼によりボールの飛ぶ方向を導き、ボールの飛行経路を安定させる、ピッチングボールを提供する。【解決手段】ヘッド1及びスポイラー部2を備える。ヘッド内には結合用固着部材3が埋設されることで、スポイラー部の先端が挿入されて固定され、スポイラー部がヘッドに堅固に結合されて一体になる。こうして、主に投擲方式によりゲームを行うピッチングボールが形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、手でのボールの投擲、射出に関する。
商工業の隆盛と進歩、生活品質の向上などの要因により、国民がレクリエーション活動を日常的に楽しむようになっている。特に、緊張を強いられる上、忙しくストレスも多い生活では、体を鍛えて、精神を安定させるために行う野外でのレクリエーション活動は、ストレスを和らげ、心身を健全に保つのに役立つ。このため、週休二日制度の導入後には、国民が国内外の旅行に出かけたり、各種の球技やランニング等の運動を楽しんだり、音楽や美術を鑑賞するなどといったレクリエーション活動が盛んになった。
本考案者は以上の状況を踏まえ、安全性の高い新たなボールの投射方式を開発し、消費者に様々な新しい遊び方、トレーニング及び競技に使用できる用具を提供するに至った。
本考案は、以上の従来技術の課題を解決する為になされたものである。本考案は、手で投擲や射出を行うボールであり、且つ尾翼の設計によりボールの飛ぶ方向を導き、ボールの飛行経路を安定させる、ピッチングボールを提供することを主目的とする。
本考案の他の目的は、ピッチングボールが投擲されて飛行する間に、流動する空気と交互に作用することで鳴音を発生させる、ピッチングボールを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案に係るピッチングボールの主な目的及び効果は、以下の具体的な技術手段により達成される。
ヘッド及びスポイラー部を備えるピッチングボールであって、前記ヘッド内には結合用固着部材が埋設される。前記スポイラー部の前端は結合ロッドであり、前記結合ロッドが前記結合用固着部材に貫入されて固定される。
ヘッド及びスポイラー部を備えるピッチングボールであって、前記ヘッド内には結合用固着部材が埋設される。前記スポイラー部の前端は結合ロッドであり、前記結合ロッドが前記結合用固着部材に貫入されて固定される。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記ヘッドは楕円形状を呈する。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記ヘッドは発泡材質で一体成形され、前記スポイラー部はプラスチック材質で一体成形される。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記ピッチングボールの前記結合用固着部材は中空管状部を有し、前記中空管状部の外表面には凸片が外に向けて延伸される。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記凸片は環状を呈すると共に少なくとも1つのスルーホールが設けられる。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記中空管状部の前端の管壁には対応し合うように前記中空管状部の軸方向に沿って少なくとも2つの溝切り部が欠設される。前記結合ロッドの先端は円錐状位置決めブロックであり、前記円錐状位置決めブロックは前記中空管状部を通過させた後に前記中空管状部の先端縁に当接される。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記ヘッドには嵌め孔が設けられ、前記嵌め孔中には装飾ブロックが嵌設され、前記装飾ブロックには気流と交互に作用することで鳴音を発生させる孔部が設けられる。前記装飾ブロックの前記嵌め孔に結合される一端には前記嵌め孔に緊密に結合される突起状リブが設けられる。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記結合ロッドにはカラーが穿設され、前記結合ロッドは前記カラーを貫通させた後に前記結合用固着部材を貫通させる。
好ましい実施態様に係るピッチングボールにおいて、前記ヘッドの末端には凹部が設けられ、前記凹部には前記カラーが収容される。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1は本考案に係るピッチングボールの例を示す展開図である。本考案に係るピッチングボールは、ヘッド(1)及びスポイラー部(2)を備える。
ヘッド(1)は、本考案の好ましい実施態様では、楕円形状を呈し、且つ発泡材質で一体成形される。ヘッド(1)内には結合用固着部材(3)が埋設される。本考案の好ましい実施形態では、結合用固着部材(3)は中空管状部(31)を有し、中空管状部(31)の外表面には少なくとも1つの凸片(32)が外に向けて延伸され、好ましくは前記凸片(32)は環状を呈し、且つ前記凸片(32)には少なくとも1つのスルーホール(321)が設けられる。
ヘッド(1)は、本考案の好ましい実施態様では、楕円形状を呈し、且つ発泡材質で一体成形される。ヘッド(1)内には結合用固着部材(3)が埋設される。本考案の好ましい実施形態では、結合用固着部材(3)は中空管状部(31)を有し、中空管状部(31)の外表面には少なくとも1つの凸片(32)が外に向けて延伸され、好ましくは前記凸片(32)は環状を呈し、且つ前記凸片(32)には少なくとも1つのスルーホール(321)が設けられる。
スポイラー部(2)はプラスチック材質で一体成形され、前端の結合ロッド(21)及び後端の複数の翼部(22)を備える。前記結合ロッド(21)が結合用固着部材(3)中に対応するように貫入されて固定されると、ヘッド(1)及びスポイラー部(2)が結合される。
スポイラー部(2)の後端の翼部(22)は、 本考案の好ましい実施態様では、少なくとも3つの翼部(22)が設けられ、各翼部(22)は等間隔且つ等角で設置され、翼部(22)の幅は前から後ろにかけて徐々に広くなる。
スポイラー部(2)の後端の翼部(22)は、 本考案の好ましい実施態様では、少なくとも3つの翼部(22)が設けられ、各翼部(22)は等間隔且つ等角で設置され、翼部(22)の幅は前から後ろにかけて徐々に広くなる。
装設について図2及び図3に示す。前記結合用固着部材(3)はヘッド(1)の成形時に、一体で内部に埋設される。結合用固着部材(3)の中空管状部(31)の外表面から外に向けて延伸される凸片(32)、及び凸片(32)のスルーホール(321)により、結合用固着部材(3)とヘッド(1)との間が堅固に結合される。次に、スポイラー部(2)の結合ロッド(21)が結合用固着部材(3)の中空管状部(31)に挿入されることで、スポイラー部(2)が結合用固着部材(3)に係着されて固定され、スポイラー部(2)が結合用固着部材(3)を介してヘッド(1)に堅固に結合される。
ヘッド(1)は発泡材質で一体成形され、スポイラー部(2)はプラスチック材質で一体成形されるため、前記ヘッド(1)がスポイラー部(2)より重くなる。このため、本考案に係るピッチングボールは、着地の際にヘッド(1)が接地するようになる。また、発泡材質自体に柔軟性があるため、本考案に係るピッチングボールの安全性がより高まる。
ヘッド(1)は発泡材質で一体成形され、スポイラー部(2)はプラスチック材質で一体成形されるため、前記ヘッド(1)がスポイラー部(2)より重くなる。このため、本考案に係るピッチングボールは、着地の際にヘッド(1)が接地するようになる。また、発泡材質自体に柔軟性があるため、本考案に係るピッチングボールの安全性がより高まる。
投擲時には、使用者が片手でヘッド(1)箇所を握り、やり投げ方式で本考案に係るピッチングボールを投擲する。ヘッド(1)は楕円形状を呈するため、空気抵抗が減り、且つヘッド(1)がスポイラー部(2)よりも重い上にスポイラー部(2)には翼部(22)が各々設けられるため、本考案に係るピッチングボールが投擲されると、空中で安定して飛行する。また、弾性があり柔軟なヘッド(1)から着地する。
なお、本考案のある好ましい実施態様では、前記ピッチングボールの結合用固着部材(3)の中空管状部(31)の前端の管壁には対応し合うように中空管状部(31)の軸方向に沿って少なくとも2つの溝切り部(33)が欠設され、スポイラー部(2)の結合ロッド(21)の先端は円錐状位置決めブロック(23)であり、結合ロッド(21)が中空管状部(31)を貫通させた後、円錐状位置決めブロック(23)が中空管状部(31)の先端縁に当接されると、スポイラー部(2)が結合用固着部材(3)に係着され、これによりスポイラー部(2)がヘッド(1)に堅固に結合されて一体となる。
さらに、本考案のある好ましい実施態様では、ヘッド(1)の末端には凹部(11)が設けられ、前記凹部(11)にはカラー(4)が収容され、スポイラー部(2)の結合ロッド(21)が先にカラー(4)を貫通させた後に結合用固着部材(3)を貫通させる。
このほか、本考案のある好ましい実施態様では、前記ヘッド(1)には3つの嵌め孔(12)が設けられ、各嵌め孔(12)中には共に装飾ブロック(13)が嵌設され、前記装飾ブロック(13)には孔部(131)が少なくとも設けられる。
本考案に係るピッチングボールが投擲されると、前記孔部(131)が流動する空気と共に交互に作用することで鳴音を発生させる。特に、嵌め孔(12)に結合される前記装飾ブロック(13)の一端には少なくとも2つの突起状リブ(132)が設けられるため、装飾ブロック(13)と嵌め孔(12)との結合がより堅固になる。
本考案に係るピッチングボールが投擲されると、前記孔部(131)が流動する空気と共に交互に作用することで鳴音を発生させる。特に、嵌め孔(12)に結合される前記装飾ブロック(13)の一端には少なくとも2つの突起状リブ(132)が設けられるため、装飾ブロック(13)と嵌め孔(12)との結合がより堅固になる。
本明細書に開示された実施例は、本考案を限定するものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本考案の思想と範囲が限定されるものではない。本考案の範囲は請求の範囲により解釈すべきであり、それと同等の範囲内にある全ての技術は、本考案の権利範囲に含まれるものと解釈すべきである。
1 ヘッド
11 凹部
12 嵌め孔
13 装飾ブロック
131 孔部
132 突起状リブ
2 スポイラー部
21 結合ロッド
22 翼部
23 円錐状位置決めブロック
3 結合用固着部材
31 中空管状部
32 凸片
321 スルーホール
33 溝切り部
4 カラー
11 凹部
12 嵌め孔
13 装飾ブロック
131 孔部
132 突起状リブ
2 スポイラー部
21 結合ロッド
22 翼部
23 円錐状位置決めブロック
3 結合用固着部材
31 中空管状部
32 凸片
321 スルーホール
33 溝切り部
4 カラー
Claims (3)
- ヘッド及びスポイラー部を備え、
前記ヘッド内には結合用固着部材が埋設され、
前記スポイラー部の前端は結合ロッドであり、
前記結合ロッドは前記結合用固着部材に貫入されて固定され、
前記ヘッドは発泡材質で一体成形され、
前記スポイラー部はプラスチック材質で一体成形されることを特徴とする、
ピッチングボール。 - 前記結合用固着部材は中空管状部を有し、前記中空管状部の外表面には凸片が外に向けて延伸され、前記凸片は環状を呈し、前記凸片には少なくとも1つのスルーホールが設けられることを特徴とする、請求項1に記載のピッチングボール。
- 前記ヘッドには嵌め孔が設けられ、前記嵌め孔中には装飾ブロックが嵌設され、前記装飾ブロックには気流と交互に作用することで鳴音を発生させる孔部が設けられ、前記嵌め孔に結合される前記装飾ブロックの一端には前記嵌め孔に緊密に結合される突起状リブが設けられることを特徴とする、請求項2に記載のピッチングボール。
Priority Applications (1)
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JP2016003210U JP3206433U (ja) | 2016-07-05 | 2016-07-05 | ピッチングボール |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016003210U JP3206433U (ja) | 2016-07-05 | 2016-07-05 | ピッチングボール |
Publications (1)
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