JP2000152162A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000152162A
JP2000152162A JP10283605A JP28360598A JP2000152162A JP 2000152162 A JP2000152162 A JP 2000152162A JP 10283605 A JP10283605 A JP 10283605A JP 28360598 A JP28360598 A JP 28360598A JP 2000152162 A JP2000152162 A JP 2000152162A
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JP
Japan
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electronic camera
detection
unit
finder
image
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JP10283605A
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English (en)
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Toshiyuki Terada
敏行 寺田
Tomoaki Tamura
知章 田村
Makoto Goto
真 後藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の消耗を極力抑えながらも、適切な撮影を
行うことのできる電子カメラを提供する。 【解決手段】光学式ファインダ15を備えている電子カ
メラが撮影状態にあるときには、撮影者は、光学式ファ
インダ15を介して被写体を見ることが多いため、液晶
モニタ9により被写体画像をモニタする必要性は薄い。
そこで、画像を表示する液晶モニタ9と、電子カメラが
撮影状態にあることを検知するセンサ14と、センサ1
4の検知に基づき、液晶モニタ9への通電を制御するM
PU5とを設けることにより、電子カメラが撮影状態に
あるときには、MPU5が液晶モニタ9への通電を遮断
することにより、省電力を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関
し、特に、電池の消耗を極力抑えることのできる電子カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術の向上に伴い、撮像した画像を
デジタルデータに変換して記憶する電子カメラが開発さ
れ、既に市販されている。ユーザーは、電子カメラによ
り撮像した画像を、たとえば自分のパソコンのディスプ
レイに表示でき、またプリンタを介してプリントできる
ため、その応用範囲は広いものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な電
子カメラは、液晶表示装置を備えており、かかる液晶表
示装置を介して、撮影時に被写体画像をモニタでき、そ
れによりモニタされた被写体画像をそのまま撮像できる
ようになっている。また撮影後には、液晶表示装置を介
して、記憶した画像信号に基づき画像を再生することが
でき、それにより撮ったその場で被写体画像を確認する
ことが可能となっている。また、従来の銀塩フィルムカ
メラのように光学的な画像確認装置、いわゆるファイン
ダのみを有している電子カメラも存在している。更に、
液晶表示装置及びファインダの両方を有している電子カ
メラも存在している。
【0004】ところが、液晶表示装置は、比較的大電力
を消費するものであるため、被写体画像をモニタしつつ
撮影を行うと、電子カメラの電池に蓄積されたエネルギ
が短時間で消費されてしまい、その結果電池を交換しな
い限り撮影が不能になるという問題がある。また撮影後
に、内蔵電池からの電力により液晶表示装置を介して画
像を再生すると、同様に電池に蓄積されたエネルギが短
時間で消費されてしまい、以降の撮影が不能になるとい
う問題がある。
【0005】また、ファインダ装置のみを有している電
子カメラの場合、撮影されるであろう画像を見ることは
可能であり、電池が早期に消耗するという問題も起きに
くい。しかしながら、そのような電子カメラでは、撮影
し、記録した画像の確認を行うことはできない。更に、
撮影レンズ光学系とファインダ光学系が異なっていると
き、撮影された画像とファインダで確認した画像と異な
っている現象(いわゆるパララックス現象)が生じやす
いという問題がある。
【0006】加えて、ファインダ装置及び液晶表示装置
の両方を具備している電子カメラも存在する。このよう
な電子カメラの場合、操作者が、任意で、液晶表示装置
を介して画像を確認したり、ファインダ装置を介して被
写体の確認を行うことができるが、液晶表示装置を有し
た電子カメラにおける電池の早期消耗という問題点を解
決するには至らない。
【0007】これに対し、家庭用100V電源からの電
力に基づき、液晶表示装置を駆動するようにすれば、上
述した電池切れに基づく撮影不能の問題は一応解消され
るといえる。しかしながら、たとえば戸外においては、
家庭用100V電源を使用できる場所は限られるため、
撮像条件が制限されることとなる。
【0008】加えて、電力を消費して動作する装置は、
液晶表示装置の他にも電子カメラに設けられているが、
これらの動作頻度が高いと、電力消費の度合いが早まる
という問題がある。一方、これらの装置の動作頻度を低
めるよう制御すれば、ある程度電力消費を抑えることは
可能であるが、それにより電子カメラの機能が制限され
る恐れがある。
【0009】更に、たとえば赤外光を検出光として用い
ることにより被写体までの距離を測定する測距装置は、
その動作時に30〜100mA前後と、比較的大きい消
費電流を必要とするため、省エネルギーの観点からは消
費電流を極力抑えることが望ましい。しかしながら、省
エネルギーを図るため検出光の出力を低下させると、外
界中に存在する赤外光との差が小さくなって、測距が困
難となる恐れがある。
【0010】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、電池の消耗を極力抑えながらも、適切な撮影を行う
ことのできる電子カメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の電子カメラは、画像を表示する表示手段
と、電子カメラが撮影状態にあることを検知する検知手
段と、前記検知手段の検知に基づき、前記表示手段への
通電を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】本発明の電子カメラは、外部表示手段に画
像信号を転送可能な電子カメラであって、画像を表示す
る表示手段と、転送された前記画像信号に基づき、前記
外部表示手段が画像を表示していることを検知する検知
手段と、前記検知手段の検知に基づき、前記表示手段へ
の通電を制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0013】本発明の電子カメラは、ファインダと、画
像を表示する表示手段と、撮影者が前記ファインダを覗
いていることを検知する検知手段と、前記検知手段の検
知に基づき、前記表示手段への通電を制御する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の電子カメラは、ファインダと、充
電によりストロボ発光用のエネルギを蓄積可能なストロ
ボ装置と、撮影者が前記ファインダを覗いていることを
検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づき、前
記ストロボ装置の充電を開始する制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の電子カメラは、ファインダと、プ
リンタと、撮影者が前記ファインダを覗いていることを
検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づき、前
記プリンタの動作を禁止する制御手段とを有することを
特徴とする。
【0016】本発明の電子カメラは、ファインダと、外
部と通信可能な通信装置と、撮影者が前記ファインダを
覗いていることを検知する検知手段と、前記検知手段の
検知に基づき、前記通信装置の動作を禁止する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0017】本発明の電子カメラは、ファインダと、所
定の撮影条件の場合に、警告音を発する警報装置と、撮
影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検知
手段と、前記検知手段の検知に基づき、前記警報装置が
警告音を発することを禁止する制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0018】本発明の電子カメラは、ファインダと、セ
ルフタイマ装置と、撮影者が前記ファインダを覗いてい
ることを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基
づき、前記セルフタイマ装置のカウントを中止する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の電子カメラは、画像信号を記憶し
た記憶手段と、前記画像信号に基づき、画像を表示する
表示手段と、撮影者の身体が前記ファインダに近接する
ことを検知するセンサと、前記表示手段が画像を表示し
ているときに、前記センサの検知に応動して、画像のコ
マ送り動作を行う制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0020】本発明の電子カメラは、特定光を照射する
と共に、前記特定光を受光することにより、前記特定光
に含まれる情報を取得する情報取得手段と、外界におけ
る外界光を検出する検出手段と、前記検出手段が検出し
た外界光に基づいて、前記特定光の照射条件及び前記特
定光の受光条件の少なくとも一方を変更する制御手段と
を有することを特徴とする。
【0021】
【作用】たとえば、光学式ファインダを備えている電子
カメラが撮影状態にあるときには、撮影者は、光学式フ
ァインダを介して被写体を見ることが多いため、前記表
示手段により被写体画像をモニタする必要性は薄いとい
える。そこで、本発明の電子カメラにおいては、画像を
表示する表示手段と、電子カメラが撮影状態にあること
を検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づき、
前記表示手段への通電を制御する制御手段とを設けて、
電子カメラが撮影状態にあるときには、前記制御手段が
前記表示装置への通電を遮断することにより、省電力を
図るようにしている。
【0022】更に、本発明の電子カメラによれば、外部
表示手段に画像信号を転送可能な電子カメラであって、
画像を表示する表示手段と、転送された前記画像信号に
基づき、前記外部表示手段が画像を表示していることを
検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づき、前
記表示手段への通電を制御する制御手段とを有するの
で、前記外部表示手段が画像を表示している場合には、
前記電子カメラ側における表示手段の動作は不要とみな
して、前記制御手段が前記表示装置への通電を遮断する
ことにより、より省電力を図ることができる。
【0023】また、本発明の電子カメラによれば、ファ
インダと、画像を表示する表示手段と、撮影者が前記フ
ァインダを覗いていることを検知する検知手段と、前記
検知手段の検知に基づき、前記表示手段への通電を制御
する制御手段とを有するので、撮影者がファインダを覗
いていれば、撮影しようとする意図が明らかであり、前
記表示手段を介して被写体画像をモニタする必要性も薄
いと考えられるため、前記制御手段が前記表示装置への
通電を遮断することにより、より省電力を図ることがで
きる。
【0024】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、充電によりストロボ発光用のエネルギを蓄積可能な
ストロボ装置と、撮影者が前記ファインダを覗いている
ことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づ
き、前記ストロボ装置の充電を開始する制御手段とを有
するので、撮影者がファインダを覗いていれば、まもな
く撮影が行われると推認されるので、それに応動して前
記制御手段が前記ストロボ装置の充電を開始すれば、撮
影準備時間をより短縮することが可能となる。撮影準備
時間短縮のため、予めストロボ発光用のエネルギ蓄積装
置(一般的にはコンデンサ)に充電しておくと、充電し
てから撮影までに時間がかかる場合、エネルギ蓄積装置
が放電してしまい、発光量が足りなくなるという問題が
ある。しかしながら本構成によれば、ほぼ撮影直前に充
電するので、発光量が少なくなるという問題も解決され
る。
【0025】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、プリンタと、撮影者が前記ファインダを覗いている
ことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づ
き、前記プリンタの動作を禁止する制御手段とを有する
ので、撮影者がファインダを覗いていれば、撮影しよう
とする意図が明らかであり、前記プリンタにより画像を
形成する必要性も薄いと考えられるため、前記制御手段
が前記プリンタの動作を禁止することにより、省電力を
図ることができる。
【0026】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、外部と通信可能な通信装置と、撮影者が前記ファイ
ンダを覗いていることを検知する検知手段と、前記検知
手段の検知に基づき、前記通信装置の動作を禁止する制
御手段とを有するので、撮影者がファインダを覗いてい
れば、撮影しようとする意図が明らかであり、前記通信
装置を介して外部と通信する必要性も薄いと考えられる
ため、前記制御手段が前記通信装置の動作を禁止するこ
とにより、省電力を図ることができる。
【0027】また、撮影者がファインダを覗いていれ
ば、撮影しようとする意図が明らかであるが、そのよう
な場合に突然警告音が発せられると、撮影者が驚いてシ
ャッタチャンスを逃す恐れがある。そこで、本発明の電
子カメラにおいては、ファインダと、所定の撮影条件の
場合に、警告音を発する警報装置と、撮影者が前記ファ
インダを覗いていることを検知する検知手段と、前記検
知手段の検知に基づき、前記警報装置が警告音を発する
ことを禁止する制御手段とを設けているので、検知手段
の検知に基づき、前記制御手段が前記警報装置の警告音
発生を禁止することにより、的確な撮影を確保すること
ができるようになっている。
【0028】更に、セルフタイマ装置のカウントダウン
を開始した後に、撮影者がたとえば構図を変更したいと
いうような場合には、再度ファインダを覗くことが多
い。かかる場合、セルフタイマ装置のカウントダウンを
止めないと、撮影者の意図に関わらず撮像が行われてし
まうこととなる。これに対し、本発明の電子カメラによ
れば、ファインダと、セルフタイマ装置と、撮影者が前
記ファインダを覗いていることを検知する検知手段と、
前記検知手段の検知に基づき、前記セルフタイマ装置の
カウントを中止する制御手段とを有するので、検知手段
の検知に基づき、前記制御手段が前記セルフタイマ装置
のカウントを中止することにより、的確な撮影を確保す
ることができるようになっている。
【0029】本発明の電子カメラによれば、画像信号を
記憶した記憶手段と、前記画像信号に基づき、画像を表
示する表示手段と、撮影者の身体が前記ファインダに近
接することを検知するセンサと、前記表示手段が画像を
表示しているときに、前記センサの検知に応動して、画
像のコマ送り動作を行う制御手段とを有するので、前記
センサに、ユーザーが手等を近接させることによりコマ
送りを行え、それによりコマ送りボタンを電子カメラか
ら省略して、よりコンパクトな構成とすることが可能と
なる。
【0030】本発明の電子カメラによれば、特定光を照
射すると共に、前記特定光を受光することにより、前記
特定光に含まれる情報を取得する情報取得手段と、外界
における外界光を検出する検出手段と、前記検出手段が
検出した外界光に基づいて、前記特定光の照射条件及び
前記特定光の受光条件の少なくとも一方を変更する制御
手段とを有するので、たとえば前記検出手段の検出に基
づき、前記制御手段が、外界光のレベルが低く特定光と
の区別がつきやすいことを検出した場合には、前記特定
光の照射強度を弱めたり受光感度を低めたりすることが
でき、それにより省エネルギーを図ることができる。一
方、前記検出手段の検出に基づき、前記制御手段が、外
界光のレベルが高く特定光との区別がつきにくいことを
検出した場合には、前記特定光の照射強度を強めたり受
光感度を高めたりすることにより、前記情報取得手段に
よる情報取得の精度を高く維持することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる電子カメラの構成を示すブロック図である。図1
において、撮影レンズ1により光学像を結像された、C
CDである光電変換手段(撮像手段)2は、被写体の光
学像を対応する電荷量に変換する、いわゆる光電変換を
行うものであり、A/D変換装置3は、光電変換手段2
から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換し
て出力するものである。尚、本実施の形態にかかるA/
D変換回路3においては、光電変換手段2に入射した光
の強度が高いほど、大きな値のディジタル信号に変換さ
れるものとする。かかるA/D変換回路3を介して得ら
れた画像データは、一旦、画像用メモリ4に記憶され
る。
【0032】画像用メモリ4に記憶された画像データ
は、制御手段であるMPU5によって各種の画像処理が
施され、最終的には、MPU5に接続されたメモリカー
ド等の不揮発性メモリ6に記憶される。尚、MPU5
は、内蔵電池等の電源7から電力供給を受け、インタフ
ェース装置8を介してIrDA(赤外線通信)やシリア
ル通信等を利用して、外部表示装置DPLと通信できる
ようになっている。又、MPU5は、パワースイッチ1
6のオン操作により動作を開始し、レリーズボタン10
からのレリーズ信号を受信して、図示しないシャッタ装
置を駆動して撮影を行うようになっている。更に、MP
U5は、液晶モニタ等の画像表示装置(表示手段)9を
駆動制御して画像の表示を行わせ、あるいは内蔵プリン
タ18を駆動制御して、画像の形成を行わせるようにな
っている。
【0033】撮影レンズ1の被写体側に配置されたレン
ズバリア11は、光軸に直角に移動自在となっていて、
撮影レンズ1を遮蔽する遮蔽位置(図1の点線で示す位
置)と、撮影レンズ1の前面から待避する待避位置(図
1の実践で示す位置)との間を移動自在となっている。
レンズバリア11が待避位置に移動したときに、機械式
センサ12の接点を導通させ、それによりMPU5は、
レンズバリア11が待避位置にきたことを検出できるよ
うになっている。又、MPU5は、電源7からの電力に
基づきストロボ装置13への充電を開始したり、発光タ
イミングを制御するようになっている。更に、MPU5
は、セルフタイマ装置19からの信号に基づきセルフタ
イマ撮影が可能であり、所定の警告音を警報装置20を
介して発することができるようになっている。尚、MP
U5は、近接物を検知可能な検知手段であるセンサ14
に接続されている。
【0034】図2は、本実施の形態の画像表示装置を備
えた電子カメラの斜視図である。電子カメラ100は、
上面にレリーズボタン10とパワースイッチ16とを備
え、背面に液晶モニタ9を配置している。液晶モニタ9
の側方には、モニタ表示ボタン9aと、駒送りボタン9
bとが備えられている。尚、パワースイッチ16に隣接
して、省電力モード設定スイッチ17が配置されてい
る。
【0035】液晶モニタ9の上方には、光学式ファイン
ダ15が設けられており、光学式ファインダ15に隣接
してセンサ14が配置されている。センサ14は、発光
部14aと受光部14bとを有し、発光部14aから発
せられた光の反射光を受光部14bで受けることによ
り、近接物を検知できるようになっている。その構成と
しては、たとえば発光部14aが赤外線を発光し、受光
部14bで赤外線以外をカットするフィルタを設けて、
赤外線のみを受光するようにしたものが知られている。
この構成の場合、日常の太陽光に含まれる赤外線の強さ
と発光部14aで発生する赤外線の強さに差があること
を利用しており、通常は太陽光下の赤外線を検出し、何
か障害物がセンサ14の側に近づくと、発光部から発光
された赤外線が障害物に反射して、受光部で太陽光下と
反射された赤外光を併せて受光するので、それにより近
接物を検出できるようになっている。尚、電子カメラ1
00の左側面には、電池ケースの蓋101が配置されて
おり、かかる蓋101を開放することにより電池交換が
可能となっている。
【0036】次に、図面を参照して本実施の形態にかか
る電子カメラの動作につき説明する。電子カメラ100
において、モニタ表示ボタン9aを押すことにより、M
PU5は表示モードを設定し、不揮発性メモリ6に記憶
された画像データに基づき、液晶モニタ9に画像を表示
する。
【0037】ここで、ユーザーが省電力モード設定スイ
ッチ17を押すことにより、MPU5は、省電力モード
を設定する。省電力モードが設定されると、MPU5
は、センサ14に応動して、以下に述べる動作を行うよ
うになっている。ここで、ユーザーがセンサの駆動をオ
ンするモード設定スイッチ(不図示)を押すことによ
り、MPU5はセンサ設定モードを設定する。センサ設
定モードが設定されると、MPU5は、センサに応じて
以下に述べる動作を行うようになっている。
【0038】たとえば、ユーザーが光学式ファインダ1
5を覗き込んだ場合、ユーザーは撮影しようとしている
と判断できる。かかる場合、表示モードにより液晶モニ
タ9が画像を表示していたとしても、これを利用するこ
とはないと考えられる。そこで、光学式ファインダ15
を覗き込んだユーザーを、センサ14が検知したとき
に、MPU5は、液晶モニタ9への電力供給を停止し、
画像の表示を中止させるようになっている。それによ
り、液晶モニタ9にかかる電力消費を減少させ、省電力
化を図ることができる。尚、本実施の形態においては、
ユーザーが光学式ファインダ15を覗き込んだときから
撮影が完了したときまでを、電子カメラは撮影状態にあ
るというものとする。
【0039】その後、ユーザーが光学式ファインダ15
から顔を遠ざけた場合には、撮影動作は中断されたもの
と判断できるので、MPU5は、センサ14の非検知に
応動して、液晶モニタ9への電力供給を再開するように
なっている。尚、液晶モニタ9への電力供給再開は、セ
ンサ14の検知から一定時間経過した後、あるいはセン
サ14の非検知後、モニタ表示ボタン9aが押されたこ
とに応動して行うようにしても良い。更に、以下の実施
の形態も含めて、バックライト式の液晶モニタの場合に
は、バックライトへの電力供給を停止するように制御し
ても良い。
【0040】一方、ユーザーが撮影しようとしていると
きに、誤って不図示のプリント開始ボタンを押す場合も
考えられる。かかる場合、ユーザーの意図とは無関係
に、内蔵プリンタ18が動作して、印画紙P(図2)に
画像がプリントされてしまい、消費された電力と印画紙
が無駄になる恐れがある。そこで、本実施の形態におい
ては、光学式ファインダ15を覗き込んだユーザーを、
センサ14が検知したときに、MPU5は、内蔵プリン
タ18への電力供給を停止し、プリントを禁止するよう
になっている。それにより、電子カメラの誤動作を防止
して、電力消費等を減少させることができる。
【0041】また、ユーザーが撮影しようとしていると
きに、誤って不図示の画像データ送信開始ボタンを押す
場合も考えられる。かかる場合、ユーザーの意図とは無
関係に、インタフェース8が動作して、外部表示装置D
PLに画像信号を転送してしまう恐れがある。そこで、
本実施の形態においては、光学式ファインダ15を覗き
込んだユーザーを、センサ14が検知したときに、MP
U5は、インタフェース8への電力供給を停止し、通信
を禁止するようになっている。それにより、電子カメラ
の誤動作を防止して、電力消費等を減少させることがで
きる。
【0042】一方、MPU5は、インタフェース8を介
して、外部表示装置DPLと双方向に通信可能となって
いるため、MPU5から送信された画像データに基づ
き、外部表示装置DPLが現在画像を表示していること
を検出できるようになっている。外部表示装置DPL
は、電子カメラの液晶モニタ9よりも一般的に画面が大
きく、高品質に画像を表示できるので、外部表示装置D
PLが画像を表示している限り、電子カメラ側の液晶モ
ニタ9に画像を表示する必要性は薄いと考えられる。そ
こで、MPU5から送信された画像データに基づき、外
部表示装置DPLが現在画像を表示している場合には、
光学式ファインダ15を覗き込んだユーザーを、センサ
14が検知したときに、MPU5は、液晶モニタ9への
電力供給を停止し、画像の表示を中止させるようになっ
ている。それにより、液晶モニタ9にかかる電力消費を
減少させ、省電力化を図ることができる。
【0043】更に、本実施の形態による電子カメラは、
主要被写体が近すぎること、電子残量が不足したこと、
被写界輝度が低いこと等を不図示のセンサで検出し、警
報装置20を介して警告音を発生するようになってい
る。しかしながら、撮影しようとしているときに、かか
る警告音が発せられると、ユーザーが驚いてシャッタチ
ャンスを逃す恐れがある。そこで、本実施の形態におい
ては、光学式ファインダ15を覗き込んだユーザーを、
センサ14が検知したときに、MPU5は、警報装置2
0の発音動作を禁止し、代わりに光学式ファインダ15
内に設けられたLED等を発光させ、より的確な撮影を
行うことができるようにしている。
【0044】加えて、セルフタイマ装置19を起動させ
た後、ユーザーが光学式ファインダ15を覗き込んだと
きには、ユーザーはたとえば構図を変更しようとしてい
ると判断できる。かかる場合、従来技術においては、不
図示のボタンを押すことにより、セルフタイマ装置19
のカウントダウンを停止させていた。これに対し、本実
施の形態によれば、光学式ファインダ15を覗き込んだ
ユーザーを、センサ14が検知したときに、MPU5
は、セルフタイマ装置19のカウントダウンを中断もし
くは停止させるようになっている。それにより、操作の
簡略化を図り、撮影におけるユーザーの便宜を図ること
ができる。また、ユーザーが光学式ファインダ15を覗
いているときには、セルフタイマ装置19の動作を禁止
することにより、セルフタイマ撮影を誤って行うことが
ないようにできる。
【0045】ところで、ストロボ装置13に備えられた
発光エネルギ蓄積用のコンデンサ(不図示)は比較的容
量が大きいため、これを充電するのに比較的長い時間が
かかる。従って、レリーズボタン10が押されてから、
かかるコンデンサの充電を開始したのでは、充電量不足
により不適切な露光状態で撮影が行われる恐れがある。
一方、完全に充電が完了するまで撮影が行えないとする
と、シャッタチャンスを逃す恐れがある。
【0046】そこで、本実施の形態においては、光学式
ファインダ15を覗き込んだユーザーを、センサ14が
検知したときに、MPU5は、ストロボ装置13のコン
デンサの充電を開始するようにしているので、撮影準備
が整うまでの時間を短縮でき、不適切な露光状態を極力
防止できるようになっている。
【0047】尚、以上述べた動作については、光学式フ
ァインダ15を覗き込んだユーザーを、センサ14が検
知することで、ユーザーが撮影しようとしていることを
判断していた。しかしながら、レンズバリア11が遮蔽
位置にあるときには、撮影は通常行われないと判断でき
る。そこで、レンズバリア11が待避位置にあることを
機械式センサ12が検知したときのみ、MPU5が、上
述した動作を各装置に実行させるように制御できるよう
にしても良い。
【0048】更に、コマ送りボタン9bの代わりに、セ
ンサ14を用いることもできる。たとえば表示モードが
設定されているときに、センサ14にユーザーが手をか
ざし、検知状態になったことにMPU5が応動し、画像
のコマ送りをさせてもよい。それにより、コマ送りボタ
ン9bを省略して、電子カメラをより簡素かつコンパク
トにすることができる。
【0049】次に、本発明の別な実施の形態を説明す
る。図3は、別な実施の形態にかかる電子カメラの構成
を示す図である。図3に示す電子カメラは、赤外光を照
射することにより被写体までの距離を測定する測距装置
30を備えている。測距装置30は、赤外光を照射する
発光素子としての発光ダイオード31と、被写体から反
射した赤外光を受光する受光素子としてのフォトトラン
ジスタ32と、発光ダイオード31及びフォトトランジ
スタ32の被写体側にそれぞれ配置されたレンズ33,
34と、レンズ33,34の被写体側に配置された可視
光カットフィルタ35とを有している。発光ダイオード
31と、フォトトランジスタ32とはいずれもCPU3
6に接続され、その制御により動作するようになってい
る。
【0050】測距時には、CPU36からの制御に基づ
く出力強度で、発光ダイオード31が赤外光である検出
光DLを照射する。照射された検出光DLは、レンズ3
3により集光され、更に可視光カットフィルタ35にお
いて可視光をカットされ、被写体Obに到達する。被写
体Obにおいて反射された検出光DLは、可視光カット
フィルタ35を介しレンズ34により集光されて、フォ
トトランジスタ32により受光されるようになってい
る。フォトトランジスタ32は、受光した光の量に応じ
て電気信号を出力し、CPU36は、フォトトランジス
タ32の出力した電気信号に基づき、被写体Obまでの
距離を測定できるようになっている。
【0051】ところで、電子カメラの外界には、太陽光
や照明光等様々な光源がある。従って、フォトトランジ
スタ32は、発光ダイオード31から照射された検出光
DLのみならず、太陽光や照明光等に含まれる赤外成分
を有する光(以下、外界光とする)ALも受光すること
となる。しかるに、外界光ALと検出光DLのレベルの
差が小さければ、CPU36は、検出光DLと外界光A
Lとを区別できず、それにより被写体までの距離を誤っ
て測定する恐れがある。従って、このような誤測定を防
止すべく、通常の電子カメラにおいては、外界光ALと
区別できるよう、検出光DLの照射強度を比較的高く設
定している。ところが、そのために照射時には大きな電
力消費がなされることとなり、省エネルギーが図れない
こととなる。
【0052】そこで、本実施の形態においては、CPU
36は、発光ダイオード31から検出光DLが照射され
る前に、まず外界光ALを、フォトトランジスタ32を
介して受光し、外界光ALのレベルを確認する。ここ
で、CPU36は、外界光ALのレベルが低いと判断し
たときには、それに応じて発光ダイオード31に強度を
低めた検出光DLの照射を行わせる。このように照射強
度を低めても、外界光ALのレベルが低いため、フォト
トランジスタ32を介して受光した外界光ALと検出光
DLとを確実に区別でき、それにより測距精度を高く維
持しながらも省エネルギーを図ることができる。
【0053】一方、CPU36は、確認した外界光AL
のレベルが高いと判断したときには、それに応じて発光
ダイオード31に強度を高めた検出光DLの照射を行わ
せる。このように照射強度を高めることによって、外界
光ALのレベルが高くても、フォトトランジスタ32を
介して受光した外界光ALと検出光DLとを確実に区別
でき、それにより測距精度を高く維持することができ
る。
【0054】尚、CPU36は、外界光ALのレベルに
応じて、フォトトランジスタ32の受光感度を変更する
ようにしても良い。たとえば、外界光ALのレベルが低
い場合には、それに応じてフォトトランジスタ32の受
光感度を下げ、一方、外界光ALのレベルが高い場合に
は、それに応じてフォトトランジスタ32の受光感度を
上げることもできる。更に、外界光ALが閾値を超えた
とき、あるいは下回ったときだけ照射強度や受光感度等
の測定条件を変更するようにしても良い。
【0055】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。図3に示す電子カメラは撮像用のCCD(撮像素
子)37を備えている。CCD37は、レンズ38によ
り結像された光学像を電気信号に変換してCPU36に
出力できるようになっている。本変形例においては、か
かるCCD37を外界光ALの検出用として用いてい
る。すなわち、CCD37は撮像用ではあるが、CCD
37からの出力信号に基づき、CPU36内で所定の計
算を行うことにより、外界光ALに対応する信号成分を
取り出すことができる。それに基づき、CPU36は、
外界光ALのレベルを確認することが可能であり、確認
したレベルに基づき、上述したように照射強度や受光感
度等の測定条件を変更することができる。尚、外界光A
Lのレベルを抽出する態様としてはそれ以外に、CCD
に赤外光のみが通過できるフィルタを取り付けて検出を
行ったり、赤外光用のCCDを用いたりすることが考え
られる。
【0056】更に、電子カメラに測光装置が設けられて
いれば、その測光装置を介して外界光ALのレベルを求
めることができる。すなわち、被写界照度に対しその赤
外成分光である外界光ALのレベルは、経験値に基づき
ある程度の精度で推測が可能である。従って、測光装置
の測定した被写界照度に基づき、CPU36は外界光A
Lを推測して、上述したように照射強度や受光感度等の
測定条件を変更することができる。
【0057】尚、本発明は、電子カメラの測距装置のみ
ならず、特定の光を照射し、受光することにより、情報
を得ることができる全ての装置(たとえば、図1,2に
示すセンサ14や、IrDA通信装置等)に適用可能で
ある。
【0058】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえばセンサ14は、光学式のもの
に限らず、光学式ファインダ15にアイピースを取り付
けて、光学式ファインダ15を覗くユーザーの顔によ
り、アイピースが押されたことを機械的に検知するもの
でも良い。
【0059】
【発明の効果】たとえば、光学式ファインダを備えてい
る電子カメラが撮影状態にあるときには、撮影者は、光
学式ファインダを介して被写体を見ることが多いため、
前記表示手段により被写体画像をモニタする必要性は薄
いといえる。そこで、本発明の電子カメラにおいては、
画像を表示する表示手段と、電子カメラが撮影状態にあ
ることを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基
づき、前記表示手段への通電を制御する制御手段とを設
けて、電子カメラが撮影状態にあるときには、前記制御
手段が前記表示装置への通電を遮断することにより、省
電力を図るようにしている。
【0060】更に、本発明の電子カメラによれば、外部
表示手段に画像信号を転送可能な電子カメラであって、
画像を表示する表示手段と、転送された前記画像信号に
基づき、前記外部表示手段が画像を表示していることを
検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づき、前
記表示手段への通電を制御する制御手段とを有するの
で、前記外部表示手段が画像を表示している場合には、
前記電子カメラ側における表示手段の動作は不要とみな
して、前記制御手段が前記表示装置への通電を遮断する
ことにより、より省電力を図ることができる。
【0061】また、本発明の電子カメラによれば、ファ
インダと、画像を表示する表示手段と、撮影者が前記フ
ァインダを覗いていることを検知する検知手段と、前記
検知手段の検知に基づき、前記表示手段への通電を制御
する制御手段とを有するので、撮影者がファインダを覗
いていれば、撮影しようとする意図が明らかであり、前
記表示手段を介して被写体画像をモニタする必要性も薄
いと考えられるため、前記制御手段が前記表示装置への
通電を遮断することにより、より省電力を図ることがで
きる。
【0062】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、充電によりストロボ発光用のエネルギを蓄積可能な
ストロボ装置と、撮影者が前記ファインダを覗いている
ことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づ
き、前記ストロボ装置の充電を開始する制御手段とを有
するので、撮影者がファインダを覗いていれば、まもな
く撮影が行われると推認されるので、それに応動して前
記制御手段が前記ストロボ装置の充電を開始すれば、撮
影準備時間をより短縮することが可能となる。
【0063】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、プリンタと、撮影者が前記ファインダを覗いている
ことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づ
き、前記プリンタの動作を禁止する制御手段とを有する
ので、撮影者がファインダを覗いていれば、撮影しよう
とする意図が明らかであり、前記プリンタにより画像を
形成する必要性も薄いと考えられるため、前記制御手段
が前記プリンタの動作を禁止することにより、省電力を
図ることができる。
【0064】本発明の電子カメラによれば、ファインダ
と、外部と通信可能な通信装置と、撮影者が前記ファイ
ンダを覗いていることを検知する検知手段と、前記検知
手段の検知に基づき、前記通信装置の動作を禁止する制
御手段とを有するので、撮影者がファインダを覗いてい
れば、撮影しようとする意図が明らかであり、前記通信
装置を介して外部と通信する必要性も薄いと考えられる
ため、前記制御手段が前記通信装置の動作を禁止するこ
とにより、省電力を図ることができる。
【0065】また、撮影者がファインダを覗いていれ
ば、撮影しようとする意図が明らかであるが、そのよう
な場合に突然警告音が発せられると、撮影者が驚いてシ
ャッタチャンスを逃す恐れがある。そこで、本発明の電
子カメラにおいては、ファインダと、所定の撮影条件の
場合に、警告音を発する警報装置と、撮影者が前記ファ
インダを覗いていることを検知する検知手段と、前記検
知手段の検知に基づき、前記警報装置が警告音を発する
ことを禁止する制御手段とを設けているので、検知手段
の検知に基づき、前記制御手段が前記警報装置の警告音
発生を禁止することにより、的確な撮影を確保すること
ができるようになっている。
【0066】更に、セルフタイマ装置のカウントダウン
を開始した後に、撮影者がたとえば構図を変更したいと
いうような場合には、再度ファインダを覗くことが多
い。かかる場合、セルフタイマ装置のカウントダウンを
止めないと、撮影者の意図に関わらず撮像が行われてし
まうこととなる。これに対し、本発明の電子カメラによ
れば、ファインダと、セルフタイマ装置と、撮影者が前
記ファインダを覗いていることを検知する検知手段と、
前記検知手段の検知に基づき、前記セルフタイマ装置の
カウントを中止する制御手段とを有するので、検知手段
の検知に基づき、前記制御手段が前記セルフタイマ装置
のカウントを中止することにより、的確な撮影を確保す
ることができるようになっている。
【0067】本発明の電子カメラによれば、画像信号を
記憶した記憶手段と、前記画像信号に基づき、画像を表
示する表示手段と、撮影者の身体が前記ファインダに近
接することを検知するセンサと、前記表示手段が画像を
表示しているときに、前記センサの検知に応動して、画
像のコマ送り動作を行う制御手段とを有するので、前記
センサに、ユーザーが手等を近接させることによりコマ
送りを行え、それによりコマ送りボタンを電子カメラか
ら省略して、よりコンパクトな構成とすることが可能と
なる。
【0068】本発明の電子カメラによれば、特定光を照
射すると共に、前記特定光を受光することにより、前記
特定光に含まれる情報を取得する情報取得手段と、外界
における外界光を検出する検出手段と、前記検出手段が
検出した外界光に基づいて、前記特定光の照射条件及び
前記特定光の受光条件の少なくとも一方を変更する制御
手段とを有するので、たとえば前記検出手段の検出に基
づき、前記制御手段が、外界光のレベルが低く特定光と
の区別がつきやすいことを検出した場合には、前記特定
光の照射強度を弱めたり受光感度を低めたりすることが
でき、それにより省エネルギーを図ることができる。一
方、前記検出手段の検出に基づき、前記制御手段が、外
界光のレベルが高く特定光との区別がつきにくいことを
検出した場合には、前記特定光の照射強度を強めたり受
光感度を高めたりすることにより、前記情報取得手段に
よる情報取得の精度を高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる電子カメラの構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる電子カメラの斜視図であ
る。
【図3】別な実施の形態にかかる電子カメラの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 光電変換手段 3 A/D変換装置 4 画像用メモリ 5 MPU 6 不揮発性メモリ 7 電源(電池) 8 インタフェース装置 9 画像表示装置(液晶モニタ) 10 レリーズボタン 11 レンズバリア 12 機械的センサ 13 ストロボ装置 14 センサ 15 光学式ファインダ 16 パワースイッチ 17 省電力モード設定スイッチ 18 内蔵プリンタ 19 セルフタイマ装置 20 警報装置 DPL 外部表示装置 30 測距装置 31 発光ダイオード 32 フォトトランジスタ 33,34,38 レンズ 35 可視光カットフィルタ 36 CPU 37 CCD DL 検出光 AL 外界光

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示手段と、 電子カメラが撮影状態にあることを検知する検知手段
    と、 前記検知手段の検知に基づき、前記表示手段への通電を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検知手段の検知に
    基づき、前記表示手段の消費電力を低減する省電力モー
    ドを設定することを特徴とする請求項1に記載の電子カ
    メラ。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は液晶表示装置を有してお
    り、前記省電力モードにおいて、前記液晶表示装置への
    電力供給が停止されるようになっていることを特徴とす
    る請求項2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記表示手段はバックライトを備えた液
    晶表示画面を有し、前記省電力モードにおいて、前記バ
    ックライトへの電力供給が停止されることを特徴とする
    請求項2に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 外部表示手段に画像信号を転送可能な電
    子カメラにおいて、 画像を表示する表示手段と、 転送された前記画像信号に基づき、前記外部表示手段が
    画像を表示していることを検知する検知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記表示手段への通電を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記検知手段の検知に
    基づき、前記表示手段の消費電力を低減する省電力モー
    ドを設定することを特徴とする請求項5に記載の電子カ
    メラ。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は液晶表示装置を有してお
    り、前記省電力モードにおいて、前記液晶表示装置への
    電力供給が停止されるようになっていることを特徴とす
    る請求項6に記載の電子カメラ。
  8. 【請求項8】 前記表示手段はバックライトを備えた液
    晶表示画面を有し、前記省電力モードにおいて、前記バ
    ックライトへの電力供給が停止されることを特徴とする
    請求項6に記載の電子カメラ。
  9. 【請求項9】 ファインダと、 画像を表示する表示手段と、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記表示手段への通電を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記検知手段の検知
    に基づき、前記表示手段の消費電力を低減する省電力モ
    ードを設定することを特徴とする請求項5に記載の電子
    カメラ。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は液晶表示装置を有して
    おり、前記省電力モードにおいて、前記液晶表示装置へ
    の電力供給が停止されるようになっていることを特徴と
    する請求項10に記載の電子カメラ。
  12. 【請求項12】 前記表示手段はバックライトを備えた
    液晶表示画面を有し、前記省電力モードにおいて、前記
    バックライトへの電力供給が停止されることを特徴とす
    る請求項10に記載の電子カメラ。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記検知手段の検知
    から所定時間経過後に、前記電力供給を再開する請求項
    11又は12に記載の電子カメラ。
  14. 【請求項14】 ファインダと、 充電によりストロボ発光用のエネルギを蓄積可能なスト
    ロボ装置と、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記ストロボ装置の充電
    を開始する制御手段とを有することを特徴とする電子カ
    メラ。
  15. 【請求項15】 ファインダと、 プリンタと、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記プリンタの動作を禁
    止する制御手段とを有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  16. 【請求項16】 ファインダと、 外部と通信可能な通信装置と、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記通信装置の動作を禁
    止する制御手段とを有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  17. 【請求項17】 ファインダと、 所定の撮影条件の場合に、警告音を発する警報装置と、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記警報装置が警告音を
    発することを禁止する制御手段とを有することを特徴と
    する電子カメラ。
  18. 【請求項18】 前記警報装置は、前記検知手段の検知
    に基づき、警告表示を前記ファインダ内に表示すること
    を特徴とする請求項17に記載の電子カメラ。
  19. 【請求項19】 前記所定の撮影条件とは、主要被写体
    が近すぎること、電池残量が不足していること、被写界
    輝度が低いことの少なくとも一つであることを特徴とす
    る請求項17又は18に記載の電子カメラ。
  20. 【請求項20】 ファインダと、 セルフタイマ装置と、 撮影者が前記ファインダを覗いていることを検知する検
    知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記セルフタイマ装置の
    カウントを中止する制御手段とを有することを特徴とす
    る電子カメラ。
  21. 【請求項21】 前記制御装置は、前記検知手段の検知
    に基づき、前記セルフタイマ装置のカウントを禁止する
    ことを特徴とする請求項20に記載の電子カメラ。
  22. 【請求項22】 前記検知手段は、撮影者の身体が前記
    ファインダに近接することを検知するセンサであること
    を特徴とする請求項9乃至21のいずれかに記載の電子
    カメラ。
  23. 【請求項23】 前記電子カメラは、撮像光学系と、前
    記撮像光学系を開放しもしくは覆うカバー部材とを有
    し、前記カバー部材が開放しているときに、前記制御手
    段は、前記検知手段の検知に基づき、前記動作を行うこ
    とを特徴とする請求項9乃至22のいずれかに記載の電
    子カメラ。
  24. 【請求項24】 画像信号を記憶した記憶手段と、 前記画像信号に基づき、画像を表示する表示手段と、 撮影者の身体が前記ファインダに近接することを検知す
    るセンサと、 前記表示手段が画像を表示しているときに、前記センサ
    の検知に応動して、画像のコマ送り動作を行う制御手段
    とを有することを特徴とする電子カメラ。
  25. 【請求項25】 特定光を照射すると共に、前記特定光
    を受光することにより、前記特定光に含まれる情報を取
    得する情報取得手段と、 外界における外界光を検出する検出手段と、 前記検出手段が検出した外界光に基づいて、前記特定光
    の照射条件及び前記特定光の受光条件の少なくとも一方
    を変更する制御手段とを有することを特徴とする電子カ
    メラ。
  26. 【請求項26】 前記特定光は赤外光であることを特徴
    とする請求項25に記載の電子カメラ。
  27. 【請求項27】 前記情報取得手段は、被写体までの距
    離を検出する測距装置であることを特徴とする請求項2
    5又は26に記載の電子カメラ。
  28. 【請求項28】 前記情報取得手段は、撮影者が前記電
    子カメラのファインダを覗いていることを検知する検知
    装置であることを特徴とする請求項25又は26に記載
    の電子カメラ。
  29. 【請求項29】 前記情報取得手段は、前記電子カメラ
    の外部の装置と通信する通信装置であることを特徴とす
    る請求項25又は26に記載の電子カメラ。
  30. 【請求項30】 前記検出手段は、受光素子であること
    を特徴とする請求項25乃至29のいずれかに記載の電
    子カメラ。
  31. 【請求項31】 前記検出手段は、撮像素子であること
    を特徴とする請求項25乃至29のいずれかに記載の電
    子カメラ。
  32. 【請求項32】 前記照射条件とは、前記特定光の出力
    強度であることを特徴とする請求項25乃至30のいず
    れかに記載の電子カメラ。
  33. 【請求項33】 前記受光条件とは、前記特定光の受光
    感度であることを特徴とする請求項25乃至31のいず
    れかに記載の電子カメラ。
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