JP5135787B2 - 撮影装置 - Google Patents

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本発明は、撮影装置に関するものである。
カメラ等の撮影装置は、レンズを保護するレンズキャップの装着状態を機械的なスイッチによって検出し、この結果によってレンズ鏡筒の収容状態からの繰り出し動作を制限するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−296642号公報
しかし、従来のカメラは、機械的なスイッチによってレンズキャップの有無を検出するので、機構が複雑であるという問題があった。
本発明の課題は、簡単な構造でレンズキャップが装着されているか否かを検出できる撮影装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、被写体に向けて光を発光する発光部と、前記発光部の発光回数を出力する発光回数カウント部と、撮影レンズを保護するキャップ(16)が着脱可能に装着される装着部(12a)と、前記撮影レンズを透過した透過光を受光し、輝度情報を含む光の明るさに関する情報のみを出力する第1の受光部(18)と、前記第1の受光部が出力する前記輝度情報を含む光の明るさに関する情報に基づいて前記装着部に前記キャップが装着されているか否かを判定する判定部(26a)と、前記発光回数カウント部と前記判定部との出力に応じて所定の動作制御を行う制御部(26)とを備えることを特徴とする撮影装置(10)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、簡単な構造でレンズキャップが装着されているか否かを検出できる撮影装置を提供できる。
[第1実施形態]
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、以下の実施形態は、撮影装置としてデジタルカメラ(以下、単にカメラと称して説明する)を例にとって説明する。
第1実施形態のカメラは、非撮影時等において筐体に収容され、かつ、撮影時にその一部が筐体から突き出した状態とされる、いわゆる、沈胴式のレンズ鏡筒を備えるものである。
図1は、第1実施形態のカメラの構成を示す図である。
カメラ10は、筐体12、レンズ鏡筒14、レンズキャップ16、撮像部18、液晶モニタ20、照度センサ22、ランプ24、CPU26を備えている。
筐体12は、例えば、合成樹脂材料や金属材料等によって箱形に形成されており、その内部に後述する撮像部18、CPU26等を収容している。
筐体12は、撮影時に被写体に面する面部(以下、正面部と称して説明する)に略円形の開口部が形成されている。後述するレンズ鏡筒14は、その一部がこの開口部を通過可能となっている。
筐体12は、後述するレンズキャップ16が装着される部分である装着部12aを備えている。
装着部12aは、上述の開口部の周縁部から被写体側に突き出して設けられた円環状の部分であり、筐体12に一体的に形成されている。装着部12aは、その内周面に雌ネジ部が形成されている。
レンズ鏡筒14は、図示しない複数のレンズ群によって形成される撮影光学系を保持する部分であり、固定筒14a、第1移動筒14b、第2移動筒14cを備えている。
固定筒14aは、筐体12に対する移動が制限された筒体である。
第1移動筒14bは、固定筒14aに対して光軸方向に移動可能な筒体である。
第2移動筒14cは、第1移動筒14bに対して光軸方向に移動可能な筒体である。
カメラ10は、例えば、撮影者によるズーム操作に応じて図示しないアクチュエータが作動し、このアクチュエータは、図示しないカム機構を介して第1移動筒14b及び第2移動筒14cを撮影光学系の光軸方向に進退動作させるようになっている。第1移動筒14b及び第2移動筒14cは、それぞれ撮影光学系を構成するレンズ群の一部を保持しており、撮影光学系は、これによって焦点距離が変更され、又は、オートフォーカス動作が行われるようになっている。
前述したようにレンズ鏡筒14は、いわゆる、沈胴式のレンズであり、筐体12に収容された収容状態と、その一部が筐体12の開口部を通過して筐体12の正面部から突き出した突出状態との間を移行可能になっている。レンズ鏡筒14は、図1において実線で示される状態が収容状態であり、破線によって示される状態が突出状態である。
図1に示すように、レンズ鏡筒14は、収容状態において、固定筒14a、第1移動筒14b、及び、第2移動筒14cのすべてが筐体12に収容されている。
これに対し、突出状態においてレンズ鏡筒14は、第1移動筒14bが固定筒14aよりも光軸方向被写体側に繰り出され、第2移動筒14cが第1移動筒14bよりも光軸方向被写体側に繰り出されている。これにより、第1移動筒14b及び第2移動筒14cは、それぞれその一部が筐体12の正面部から突き出している。
レンズキャップ16は、レンズ鏡筒14が収容状態のときに筐体12の装着部12aに装着され、レンズ鏡筒14に備えられたレンズ群のうち、最も被写体側に配置されたレンズ群(以下、対物レンズ群と称して説明する)の入射面を保護するものである。
レンズキャップ16は、円盤状に形成され、その一方の面部に装着部12aの雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部16aが形成されている。以下、レンズキャップ16の面部のうち、この雄ネジ部16aが設けられた面部を裏面部と称して説明する。
撮像部18は、撮影光学系を通過した被写体光を電気信号に変換して後述するCPU26に出力する光−電気変換素子である。撮像部18は、レンズ鏡筒14の固定筒14aに対し、光軸方向撮影者側に配置されている。撮像部18には、例えば、CCDやCMOS等を使用することができる。
ここで、後述するCPU26は、撮像部18の出力に基づいて、光源である被写体の輝度に関する情報を取得できるようになっている。以下、撮像部18の出力に基づいて被写体からの光に関する輝度情報を取得する際の動作をTTL(Through The Lens)測光と称して説明する。
液晶モニタ20は、筐体12の背面部(正面部の反対側の面部)に設けられた画像表示装置である。液晶モニタ20は、撮影済みの画像や各種設定用のメニュー画面を表示可能になっている。
照度センサ22は、筐体12の上面部に設けられており、筐体12の外部光の照度を測定し、後述するCPU26に出力するようになっている。以下、照度センサ22の出力に基づいてカメラ10の外部の光に関する照度情報を取得する際の動作を外部測光と称して説明する。なお、照度センサ22の配置場所は、筐体12の上面部に限られるものではなく、筐体12の前面(ランプ24が設けられている面)であってもよいし、あるいは、筐体12の側面又は背面(液晶モニタ20が設けられている面)でもよい。
ランプ24は、筐体12の正面部に設けられた発光装置である。このランプ24は、例えば、AF(オートフォーカス)制御を行う際に被写体に対して光(AF補助光)を発光するようになっている。
CPU26は、上述したレンズ鏡筒14を駆動する不図示のアクチュエータ、撮像部18、液晶モニタ20、及び、照度センサ22を含むカメラを構成する各要素を統括的に制御する制御部である。
CPU26は、判定部26aを備えている。この判定部26aは、撮像部18及び照度センサ22の出力に基づいて装着部12aにレンズキャップ16が装着されているか否かを判定する部分である。判定部26aが行う判定手順については、後述する。
カメラ10は、電源オフ状態においてレンズ鏡筒14が収容状態とされ、図示しない電源スイッチがオン操作されると、レンズ鏡筒14が突出状態に移行して撮影可能となる。
ここで、仮にレンズキャップ16が装着部12aに装着された状態で、レンズ鏡筒14を収容状態から突出状態に移行させると、第2移動筒14cの先端部に備えられた対物レンズ群がレンズキャップ16の裏面部に接触してその入射面が損傷する可能性がある。また、レンズキャップ16がレンズ鏡筒14の繰り出しを機械的に制限するので、レンズ鏡筒14を駆動するアクチュエータやカム等の駆動機構に対して過剰な負荷を与える可能性がある。
実施形態のカメラ10は、判定部26aによってレンズキャップ16が装着部12aに装着されているか否かを判定し、レンズキャップ16が装着されている場合にレンズ鏡筒14の収容状態から突出状態への繰り出し動作を制限する。
以下、このレンズ鏡筒14の繰り出し制限制御について、フローチャートを用いて説明する。
図2は、第1実施形態のカメラに備えられたCPUがレンズキャップの有無に応じて行う制御を示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
(ステップS01:タイマースタート)
カメラ10の電源スイッチがオン操作されると、CPU26は、電源がオンになってからの経過時間の測定を開始し(タイマースタート)、ステップS02に進む。
(ステップS02:発光カウンタリセット)
CPU26は、タイマースタートと併せて、発光カウンタをリセットしてステップS03に進む。ここで、発光カウンタとは、ランプ24を発光させた回数をCPU26が記憶するものであり、ランプ24を一回発光させるごとにカウンタがひとつ進行するようになっている。
(ステップS03:TTL測光による輝度検出)
CPU26は、撮像部18からの出力に応じて、撮像光学系を通過した光に基づいて撮影光学系を介した撮影範囲内に存在する輝度、すなわち、被写界内における被写体の輝度を検出する。
ここで、撮像部18には、例えば、装着部12aにレンズキャップ16が装着されている場合等、被写体の輝度が実質的にゼロである状態で電源が供給されると暗電流が流れる。判定部26aは、この暗電流を検出してカメラ10の筐体12の外部が暗闇であるか否かを判定するようになっている。
そして、判定部26aからの出力によってカメラ10の筐体12の外部が暗闇であると判定した場合には、ステップS04に進む。また、撮像部18からの出力によってカメラ10の筐体12の外部が暗闇でないと判定した場合には、ステップS11に進む。
(ステップS04:経過時間判定)
CPU26は、タイマーからの出力に基づいて電源がオン操作されてからの経過時間を検出し、経過時間が、例えば、30秒未満である場合にはステップS05に進む。一方、電源がオン操作されからの経過時間が、例えば、30秒以上である場合には、ステップS12(電源オフ)に進む。
(ステップS05:発光カウント判定)
CPU26は、ランプ24にAF補助光を発光させた回数を判定する。ランプ24がAF補助光を発光する条件については、後に説明する。そして、ランプ24の発光回数が、例えば、3回以下である場合には、ステップS06に進み、発光回数が、例えば、4回以上である場合には、ステップS12(電源オフ)に進む。
(ステップS06:外部測光による輝度検出)
CPU26は、照度センサ22の出力から筐体12の外部における照度情報を取得し、この照度情報に基づいて筐体12の外部が暗闇であるか否かを判定する。例えば、カメラ10が収容ケースや鞄等に収容されている場合や周囲が実際に暗闇である場合等には、CPU26は、筐体12の外部が暗闇であると判定し、ステップS07に進む。これに対し、照度センサ22の出力に基づいて筐体12の外部が暗闇でないと判定した場合には、CPU26は、ステップS09に進む。
(ステップS07:AF補助光点灯)
CPU26は、ランプ24に命令を発信してランプ24を点灯させる。ランプ24は、AF時に補助光を被写体に向けて発する場合と同様に光を発する(ステップS08に進む)。
ここで、カメラ10は、レンズキャップ16が装着されていなくても、その周囲が暗闇であるとステップS03からステップS04に進む可能性がある。しかし、AF補助光を発光させるので、CPU26は、ステップS03(TTL測光)に戻ったときに、このAF補助光の反射光によって、レンズキャップ16が装着されているか否かを正確に判定できる。
(ステップS08:発光カウント)
CPU26は、ランプ24に対する発光命令を発信するごとに、その回数をカウントし、発光回数を記憶する。
この後、CPU26は、ステップS03に戻り、同様の処理を繰り返す。ただし、処理開始から、例えば、30秒以上経過した場合には、ステップS12に進み電源オフ制御が行われる(ステップS04)。また、ランプ24によるAF補助光の発光を4回行った後も、同様にステップS12に進み電源オフ制御が行われる(ステップS05)。
(ステップS09:レンズ鏡筒繰出制限)
ステップS03におけるTTL測光の結果、カメラ10の周辺が暗闇であり、かつ、ステップS06における外部測光の結果、カメラ10の周囲が暗闇でないと判定された場合、すなわち、レンズキャップ16が装着部12aに装着されていると判定した場合、このステップが実行され、CPU26は、判定部26aの出力に応じてレンズ鏡筒14を駆動するアクチュエータを制御し、レンズ鏡筒14が収納状態から突出状態に移行しないように繰出制限制御を行う(ステップS10に進む)。この繰出制限制御は、電気的又はソフト的にレンズ鏡筒14の先端がレンズキャップ16の裏面に当接しないように第2移動筒14cの繰出量を制限してもよいし、レンズ鏡筒14の繰出動作自体を禁止してもよい。
(ステップS10:警告表示)
次いで、CPU26は、液晶モニタ20に、例えば、「キャップが付いたままです」等の文字情報を表示して、撮影者等にレンズキャップ16を取り外すように促す。CPU26は、ステップS03に戻り、同様の処理を繰り返す。ここで、撮影者等がこの警告に応じてレンズキャップ16を取り外すと、次のステップS03におけるTTL測光の結果、カメラ10の外部が暗闇でないと判定されるので、レンズ鏡筒14が繰り出されて撮影が可能となる。
(ステップS11:レンズ鏡筒繰出可能制御)
判定部26aは、レンズキャップ16が装着部12aに装着されていないと判定し、CPU26は、判定部26aの出力に応じてレンズ鏡筒14を駆動するアクチュエータに駆動許可信号を発信する。これによって、レンズ鏡筒14は収容状態から突出状態に移行し、カメラ10は、撮影可能な状態となる。
(ステップS12:電源オフ制御)
判定部26aは、レンズキャップ16が装着部12aに装着されているとみなし、CPU26は、判定部26aの出力に応じてカメラ10に含まれる各電気要素に対するバッテリー(図示省略)からの電源供給をストップさせる電源オフ制御を行う。
以上説明した第1実施形態のカメラ10によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)レンズキャップ16の有無の検出を、撮像部18及び照度センサ22が取得する光の明るさに関する情報(輝度情報及び照度情報)に基づいて行うので、レンズキャップ検出用の機械的なスイッチや電気接点を別途設ける必要がない。したがって、カメラ10の部品点数の増加及びコストアップを防止できる。
(2)レンズキャップ16が装着された状態でカメラ10の電源をオンにすると、レンズ鏡筒14の繰り出し動作が制限されるので、レンズ鏡筒14がレンズキャップ16に干渉することがなく、対物レンズ群の損傷を防止できる。また、レンズ鏡筒14を駆動するアクチュエータやカム機構に過負荷がかかることも防止できる。
(3)外部測光の結果に応じてAF補助光を発光させるから、レンズキャップ16の有無を確実に判定できる。例えば、夜間の屋外等においてTTL測光及び外部測光の結果、ともにカメラ10の周囲が暗闇であると判定された場合であっても、AF補助光が点灯するので、TTL測光の結果によりレンズキャップ16の有無を判定できる。したがって、このような状況下であってもレンズ鏡筒14の繰り出しが制限されて撮影ができなくなることがない。
(4)カメラ10が照度センサ22からの出力に基づいて、液晶モニタ20の表示輝度を自動的に適切な輝度に調整する表示輝度自動調整機能を備えている場合には、照度センサ22を共用できるので、部品点数の増加及びコストアップを防止できる。
[第2実施形態]
次に、本発明を適用したカメラの第2実施形態について説明する。この第2実施形態において、上述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分、同様な制御を行う部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
第1実施形態のカメラ10がTTL測光及び外部測光を行った結果、カメラ10の周辺が暗闇であると判定された場合にランプ24を点灯させるのに対し、第2実施形態のカメラ110(カメラ110は、図示を省略する)は、最初にランプ24を点灯させ、ランプ24が発する光に照らされた被写体の輝度をTTL測光によって測光し、この結果に基づいてカメラ110にレンズキャップ16が装着されているか否かを判定するようになっている。
なお、第2実施形態のカメラ110の構成は、第1実施形態のカメラ10と略同じであるので、構造の説明を省略してCPU26が行う制御について説明する。ただし、第2実施形態のカメラ110は、照度センサ22を備えていなくてもよい。
図3は、第2実施形態のカメラに備えられたCPUがレンズキャップの有無に応じて行う制御を示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
(ステップS101:タイマースタート、ステップS102:発光カウンタリセット)
CPU26は、電源スイッチのオン操作に応じてタイマーによる経過時間の測定をスタートし(ステップS101)、これと併せて、発光カウンタをリセットする(ステップS102)。
(ステップS103:AF補助光点灯、ステップS104:発光カウント)
CPU26は、ランプ24に命令を発信してAF補助光を発光させ(ステップS103)、その発光回数をカウントする(ステップS104)。
(ステップS105:TTL測光による輝度検出)
CPU26は、撮像部18からの出力に応じて、撮像光学系を通過した光に基づいて被写界内の被写体の輝度を検出する。ここで、撮像部18は、ランプ24によるAF補助光の発光前後において輝度を検出し、判定部26aは、この輝度情報の変化に基づいてレンズキャップ16が装着部12aに装着されているか否かを判定する。判定部26aは、この輝度情報の変化がなかった場合には、装着部12aにレンズキャップ16が装着されていると判定し、輝度情報の変化があった場合には、装着部12aにレンズキャップ16が装着されていると判定する。
そして、CPU26は、レンズキャップ16が装着されていると判定された場合には、ステップS106に進み、レンズキャップ16が装着されていないと判定された場合には、ステップS110に進む。
(ステップS106:経過時間判定)
CPU26は、タイマーからの出力に基づいて電源がオン操作されてからの経過時間を検出し、経過時間が、例えば、30秒未満である場合にはステップS107に進む。一方、電源がオン操作からの経過時間が、例えば、30秒以上である場合には、ステップS111(電源オフ)に進む。
(ステップS107:発光カウント判定)
CPU26は、AF補助光を発光させた回数を判定する。この発光回数が、例えば、3回以下である場合には、ステップS108に進む。これに対し、発光回数が、例えば、4回以上である場合には、ステップS111(電源オフ)に進む。
(ステップS108:レンズ鏡筒繰出制限、S109:警告表示)
ステップS105におけるTTL測光の結果、判定部26aが装着部12aにレンズキャップ16が装着されていると判定した場合、CPU26は、レンズ鏡筒14を駆動するアクチュエータを制御し、レンズ鏡筒14が収納状態から突出状態に移行しないように、ステップS09(図2参照)で既述したような繰出制限制御を行う(ステップS108)。
また、CPU26は、液晶モニタ20にステップS10(図2参照)で既述したような警告を表示して撮影者等にレンズキャップ16を取り外すように促す(ステップS109)。
CPU26は、ステップS103に戻り、同様の処理を繰り返す。そして、タイマースタートから30秒以内であり、かつ、ランプ24の発光回数が4回以下の場合にレンズキャップ16が取り外されれば、ステップS105において、レンズキャップ16が装着されていないと判定されるので、ステップS110に進み撮影が可能となる。
以上説明した第2実施形態は、撮像部18の出力のみによってレンズキャップ16が装着されているか否かを判定するから、構造が簡単である。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明の撮影装置の構成は、実施形態に記載したものに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、撮影装置は、静止画を撮影する用途に用いるスチルカメラであっても、動画を撮影機能を有するムービーカメラであってもよい。
(2)第1実施形態のカメラは、外部測光の結果、被写体の輝度が実質的にゼロであった場合にAF補助光を点灯させたが、これに限らず、AF補助光を点灯させずに、撮像部の出力と照度センサの出力とを比較して、レンズキャップの有無を判定してもよい。AF補助光を点灯させなくても警告に応じて撮影者等がレンズキャップを装着部から取り外せば、TTL測光と外部測光との出力に差分が生じるので、これによってレンズキャップの有無を判定することができるからである。この場合であっても、タイマーの出力によって電源オフ制御が行われるので、警告が発信され続けることが防止される。
(3)実施形態のカメラは、撮像部によってTTL測光を行うが、これに限らず、TTL測光を行う測光素子を別途筐体内に設けてもよく、例えば、自動露出制御(AE制御)用の測光素子によってTTL測光を行ってもよい。このような測光素子は、一部のカメラに予め設けられているので、コストアップすることなくTTL測光を行うことができる。この場合、撮像装置は、撮像部が銀塩フィルムであるフィルムカメラでもよい。
(4)実施形態のカメラは、AF補助光を点灯させたが、これに限られず、例えば、閃光発光装置(フラッシュ装置)や、セルフタイマー作動時に点滅するランプ等の各種の発光装置を発光させてもよい。
また、発光回数に応じて、これら複数種類の発光装置を切り替えて発光させてもよい。例えば、1回目の発光に、光量の小さい発光装置(例えば、AF補助光発光装置)を用い、2回目以降の発光に1回目よりも光量の大きな発光装置(例えば、閃光発光装置)を用いてもよい。さらに、ひとつの発光装置を用い、発光回数に応じて光量を変化させてもよい。
また、照度センサの出力に応じて発光装置を変更させてもよく、例えば、比較的照度が高い(カメラの周囲が明るい)場合には、光量の大きい発光装置を発光するようにするとよい。
(5)実施形態のカメラは、レンズキャップが装着されている場合にレンズ鏡筒の繰り出しを制限するとともに、撮影者等にレンズキャップを取り外すように促す警告を発する制御を行ったが、レンズキャップの有無に応じてカメラが行う制御は、これに限られない。
他の制御の一例としては、例えば、撮影終了後等にレンズ鏡筒が収容状態となった状態でレンズキャップの有無を検出し、レンズキャップが装着されていない場合にこの旨を撮影者等に警告してレンズキャップの装着を促す制御を行ってもよい。
また、撮影終了後(収容状態に移行後)に実施形態と同様にTTL測光及び外部測光を行い、レンズキャップが装着されていると判定した場合に、カメラの電源を自動的にオフにする制御を行ってもよい。
(6)第1実施形態のカメラは、照度センサによって外部測光を行ったが、外部測光は、これに限らず、例えば、輝度計や光量計等、明るさに関する情報を取得できる他の検出装置によって行ってもよい。
(7)実施形態のカメラは、電源オン時にレンズキャップが装着されている場合に液晶モニタに文字によって警告を発したが、警告の発信方法は、これに限らず、例えば、音(音声)によってレンズキャップが装着されている旨を撮影者等に警告してもよい。
第1実施形態のカメラの構成を示す図である。 第1実施形態のカメラに備えられたCPUがレンズキャップの有無に応じて行う制御を示すフローチャートである。 第2実施形態のカメラに備えられたCPUがレンズキャップの有無に応じて行う制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10 カメラ : 12 筐体 : 12a 装着部 : 14 レンズ鏡筒 : 16 レンズキャップ : 18 撮像部 : 22 照度センサ : 24 ランプ : 26 CPU : 26a 判定部

Claims (11)

  1. 被写体に向けて光を発光する発光部と、
    前記発光部の発光回数を出力する発光回数カウント部と、
    撮影レンズを保護するキャップが着脱可能に装着される装着部と、
    前記撮影レンズを透過した透過光を受光し、輝度情報を含む光の明るさに関する情報のみを出力する第1の受光部と、
    前記第1の受光部が出力する前記輝度情報を含む光の明るさに関する情報に基づいて前記装着部に前記キャップが装着されているか否かを判定する判定部と、
    前記発光回数カウント部と前記判定部との出力に応じて所定の動作制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記発光回数カウント部の出力が所定の回数以上となった場合、電力供給を遮断すること
    を特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮影装置において、
    前記撮影レンズを介さずに光を受光し、この光に関する情報を出力する第2の受光部を備え、
    前記光の明るさに関する情報には、前記第1の受光部の出力及び前記第2の受光部の出力が含まれること
    を特徴とする撮影装置。
  4. 請求項3に記載の撮影装置において、
    前記判定部は、前記第1の受光部の出力及び前記第2の受光部の出力の差分に基づいて前記判定を行うこと
    を特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の撮影装置において、
    前記判定部は、前記第1の受光部の出力の変化に基づいて前記判定を行うこと
    を特徴とする撮影装置。
  6. 請求項5に記載の撮影装置において、
    前記判定部は、前記発光部による発光時の前記第1の受光部の出力の変化に基づいて前記判定を行うこと
    を特徴とする撮影装置。
  7. 請求項6に記載の撮影装置において、
    前記発光部は、オートフォーカス用の補助光発光装置、閃光発光装置、及び、セルフタイマーの作動状態を示す発光装置の少なくとも1つを含むこと
    を特徴とする撮影装置。
  8. 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記発光回数カウント部の出力に応じて前記発光部の種類を変更させること
    を特徴とする撮影装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記発光回数カウント部の出力に応じて前記発光部の発光量を変更させること
    を特徴とする撮影装置。
  10. 請求項1から請求項9までの何れか1項に記載の撮影装置において、
    前記装着部を含む本体部と、
    前記本体部に収容された収容位置と前記装着部から前記本体部の外部側に突き出した突出位置との間で移動可能な移動部とを備え、
    前記制御部は、前記キャップが前記装着部に装着されている場合に前記移動部の前記収容位置から前記突出位置への移動を制限すること
    を特徴とする撮影装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記キャップが前記装着部に装着されている場合に警告を発すること
    を特徴とする撮影装置。
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