JP5223705B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラに関するものである。
従来より、カメラの撮影領域内に撮影者の指などが入り込んでしまい、気づかないまま撮影してしまうことがある。このような不具合を未然に防止する技術として、赤外モードで取り込んだ画像にパターン画像が含まれている場合には、撮影領域内に撮影者の指などが写り込んでいる(以下、指掛かりという)と判定して、警告処理を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−191948号公報
上記従来技術では、赤外モードで取り込んだ画像から、近似したパターン画像を検出するパターン認識の処理を行っているため、指掛かりの判定に時間がかかることが考えられる。また、撮像センサの前面に可動式の赤外線透過フィルタを設ける必要があるなど、コスト増が避けられないものとなっている。
本発明の課題は、コスト増を生じることなしに、撮影者の指掛かりを速やかに検知することができるカメラを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、入射した被写体光を屈折させて射出側に被写体像を形成する光学部材(12a)を備えたレンズユニット(12)と、前記光学部材により形成された被写体像を電子的に撮像し、画像データとして出力する撮像ユニット(21、22)と、前記レンズユニットの近傍で且つ障害物の接近しやすい領域に設けられ、点灯時に被写体側に向けて光を照射する投光部(16)と、前記撮像ユニットから取得した画像データを記憶する記憶手段(25)と、前記投光部の点灯時及び消灯時に、撮影領域内に設定された検知領域の画像データを前記撮像ユニットから取得して前記記憶手段に記憶し、当該画像データの輝度差に基づいて障害物の接近を検知する検知手段(29)とを備えることを特徴とするカメラである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラであって、前記投光部(16)は、点灯及び消灯を所定回数連続して行い、前記検知手段(29)は、前記投光部が点灯及び消灯する毎に、取得した画像データの輝度差を前記記憶手段(25)に記憶し、所定回数分記憶した輝度差の平均値に基づいて障害物の接近を検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラであって、前記投光部(16)は、点灯及び消灯を非周期的に所定回数連続して行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラであって、前記検知手段(29)は、前記画像データに含まれる色成分の輝度差に基づいて障害物の接近を検知することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラであって、前記投光部(16)は、撮影者が前記レンズユニット(12)の光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置において、被写体側から見て前記レンズユニットの中心よりも右側の領域に設けられていることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、コスト増を生じることなく、撮影者の指掛かりを速やかに検知することができるカメラを提供することができる。
実施形態に係わるカメラの外観図である。 レンズユニットとAF補助光投光部の断面図である。 AF補助光投光部の配置を示す正面図である。 カメラの電気的な構成を示すブロック図である。 制御部において指掛かりを検知する処理手順を示すフローチャートである。 (a)、(b)は撮影領域内に設定された検知領域と指掛かりを示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係わるカメラの実施形態について説明する。なお、以下に示す図面には、説明と理解とを容易にするために、適宜にXYZの直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZ方向とする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係わるカメラの外観図、図2は、レンズユニット12とAF補助光投光部16の断面図、図3は、AF補助光投光部16の配置を示す正面図である。
本実施形態のカメラ10は、カメラボディ11と、このカメラボディ11の内部に設けられたレンズユニット12とを備えたデジタルカメラとして構成されている。なお、撮像部などの電気的な構成については後述する。
カメラボディ11の上面には、シャッターボタン13、メインスイッチ14が配置され、前面には、上述したレンズユニット12、ストロボ閃光部15、AF補助光投光部16が配置されている。また、背面には、液晶モニタ17が配置されている。
レンズユニット12は、入射した被写体光を屈折させて射出側に被写体像を形成する光学部材(レンズ)を備えた組み立て部品である。本実施形態のレンズユニット12は、撮影時にレンズがカメラボディ11から突出しないレンズユニットとして構成されている。
シャッターボタン13は、撮影者により操作される操作部材であり、撮影者が指などで押し下げることにより、被写体像が画像データとして記録される。このシャッターボタン13には、半押しと全押しの2通りの状態がある。撮影者がカメラ10の電源をオンにすると、撮像した被写体像が液晶モニタ17にライブビュー画像として表示される。その状態で撮影者がシャッターボタン13を半押しすると、露出制御のための測光と、焦点調節のための測距及びレンズ駆動が行われ、露出と焦点位置が決定される。そして、撮影者がシャッターボタン13を全押しすると、その時点で撮像された被写体像の画像データが読み出されて、後述するメモリカードに記録される。なお、上述した露出制御や焦点調節の決定方法や手順は一例を示したものであり、この例に限定されるものではない。
メインスイッチ14は、撮影者により操作される操作部材であり、カメラ10の電源をオン、オフするためのスイッチである。
ストロボ閃光部15は、夜間や屋内撮影時などにおいて、被写体を照明するためのストロボ光を発光する閃光装置であり、自動又はユーザ設定により発光、非発光が制御される。
AF補助光投光部16は、被写体の輝度やコントラストが低い場合に点灯して、AF補助光(以下、適宜に「光」という)を被写体に向けて照射する投光装置である。このAF補助光投光部16から照射された光は被写体で反射され、これをカメラ10で検出することにより、レンズの焦点調節が行われる。
ここで、AF補助光投光部16の構造について説明する。図2に示すように、AF補助光投光部16は、カメラボディ11の前面に嵌め込まれた投光窓16aと、AF補助光の光源となる発光素子16bと、この発光素子16bから照射された光を投光窓16a側に導く反射傘16cとから構成されている。このAF補助光投光部16は、レンズユニット12の近傍に設けられているため、撮影者の指18が障害物としてレンズユニット12の撮影領域内に入り込んでいる場合、AF補助光投光部16の投光窓16aは、指18の少なくとも一部で覆われることになる。この状態でAF補助光投光部16からAF補助光が照射されると、この光の一部は指18で反射し、この反射した光がレンズユニット12に入射する。このため、レンズユニット12から入射された被写体像を撮像すると、その画像の一部にはAF補助光により照らされた指18が写り込むことになる。
また、AF補助光投光部16は、レンズユニット12の近傍であって、且つ撮影者の指18などの障害物が接近しやすい領域に設けられている。具体的には、図3に示すように、撮影者がレンズユニット12の光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置において、被写体側から見てレンズユニット12の中心(光軸A)よりも右側の領域(図中斜線部)に設けられている。
本実施形態におけるAF補助光投光部16は、上述した被写体の輝度やコントラストが低い場合にAF補助光を照射する機能と、撮影時の指掛かりを検知するためにAF補助光を照射する投光部としての機能とを備えている。このうち、被写体の輝度やコントラストが低い場合のAF補助光は自動的に照射され、指掛かりを検知する場合のAF補助光は、撮影時にシャッターボタン13が半押しされる毎に照射される。
なお、被写体の輝度やコントラストが低い場合に指掛かりが生じた場合は、AF補助光が正しく被写体に届かなくなり、正確な焦点調節ができなくなるおそれがある。しかしながら、指掛かりが検知されたときは、後述するようにブザー音により撮影者への警告が行われるため、撮影者がAF補助光投光部16から指を外すことにより指掛かりが回避されるとともに、正常にAF補助光が照射されることになる。
液晶モニタ17は、撮像部により撮像された被写体像の静止画像やライブビュー画像のほか、各種モードやメニューを示すアイコンなどを表示する表示装置である。
また、カメラ10には、上述した以外にも各種のダイアル、レバー、スイッチなどの操作部材が配置されているが、これらの図示と説明を省略する。
図4は、カメラ10の電気的な構成を示すブロック図である。以下、各部について説明する。
レンズユニット12は、内部に光学部材であるレンズ12aを備えている。レンズユニット12に入射した被写体光はレンズ12aにより屈折され、射出側となる撮像部21の受光面に被写体像が結像される。図4に示すレンズ12aは、複数のレンズからなるレンズ群を模式的に示したものである。なお、撮影時にレンズ12aがカメラボディ11から突出しない屈曲光学式のレンズユニットでは、図1のY方向にレンズ群が配置される(図2とはレンズ配置が異なる)。
撮像部21は、平面配置された複数の図示しない固体撮像素子により構成され、レンズ12aにより結像された被写体像を、所定のサンプリング周期により、固体撮像素子の受光面で撮像し、画像信号に変換して画像処理部22へ出力する。
画像処理部22は、撮像部21から出力された画像信号に対し、ノイズ除去、A/D変換、色補正処理、サイズ変更、符号化などの処理を行い、デジタルの画像データを作成する回路である。
これらの撮像部21及び画像処理部22は、レンズユニット12により形成された被写体像を電子的に撮像し、画像データとして出力する撮像ユニットとして機能する。
EEPROM23は、カメラ10の電源がオフしても記憶した情報を保持する不揮発性メモリであり、ユーザ設定やカスタム設定などの入力情報が記憶される。
ROM24は、カメラ10の動作や制御に必要なプログラムのほか、このプログラムの実行に必要な初期値や設定値などが記憶される。
DRAM25は、カメラ10の電源がオフしたときに記憶した情報が消去される揮発性メモリであり、主に画像処理部22、制御部29などが処理を行う際に必要なデータが一時的に記憶される。上記画像データなどは、このDRAM25に記憶される。すなわち、DRAM25は、撮像ユニットから取得した画像データを記憶する記憶手段として機能する。
メモリカードI/F(インターフェース)部26は、撮像された画像データをメモリカード30に記録し、またメモリカード30に記録されている画像データを読み出す機能を備えた書き込み/読み出し装置である。このメモリカードI/F部26の図示しないメモリカードスロットには、メモリカード30が着脱自在に装着される。なお、カメラ10にメモリカード30が装着されていない場合は、図示しない内蔵メモリに撮像された画像データが記録される。
電源回路27は、図示しない電源装置から出力された電力を各部の作動状況に応じて供給する回路である。この電源回路27による電力供給は、制御部29により制御されている。
警告部28は、レンズユニット12への指掛かりを検知したときに、ブザー音を鳴らして撮影者に警告する回路である。ブザー音は所定時間鳴らした後に止めるようにしてもよいし、所定回数鳴らすようにしてもよい。
制御部29は、カメラ10全体の動作を制御する回路であり、マイクロプロセッサにより構成されている。制御部29には、シャッターボタン13、メインスイッチ14などの操作部材から送信された各種信号やデータなどが入力される。
また制御部29は、AF補助光投光部16の点灯時及び消灯時に、撮影領域内に設定された後述する検知領域の画像データをそれぞれ取得し、取得した画像データに含まれる輝度データの輝度差(差分値)に基づいて、撮影者の指などの障害物の接近を検知する検知手段として機能する。ここでは、AF補助光の点灯時と消灯時において、取得した画像データに含まれる輝度データから、検知領域における平均輝度をそれぞれ求め、その平均輝度の輝度差を算出する。そして、この輝度差があらかじめ設定した閾値未満であれば指掛かり無しと判定し、閾値以上であれば指掛かり有りと判定するようにしている。
本実施形態では、制御部29において指掛かりを検知した場合は、警告部28によりブザー音を鳴らして撮影者に警告するようにしている。
また制御部29は、カメラ10の電源がオンされると、撮像した被写体像を液晶モニタ17にライブビュー画像として表示する。そして、その状態でシャッターボタン13が半押しされると、露出制御のための測光と、焦点調節のための測距及びレンズ駆動とを行い、露出と焦点位置を決定する。さらに、シャッターボタン13が全押しされると、撮像処理として、その時点で撮像部21により撮像された被写体像の画像データを読み込み、メモリカード30に記録する。
次に、制御部29において、撮影時の指掛かりを検知する処理手順を図5のフローチャートにより説明する。本ルーチンによる処理は、カメラ10の電源がオンすることによりスタートする。
まず、ステップS101において、シャッターボタン13の半押しが検知されると、ステップS102において、制御部29は、AF補助光投光部16を点灯してAF補助光を照射する(以下、AF補助光の照射を適宜に「AF補助光の点灯」という)。次に、ステップS103において、制御部29は、撮像ユニット(撮像部21、画像処理部22)により撮像された被写体の画像データに基づいて、露出制御のための測光を行う。続いて、ステップS104では、同じく撮像された画像データに基づいて、焦点調節のための測距(及びレンズ駆動)を行う。
ステップS105では、点灯時に撮像された画像データのうち、撮影領域内に設定された検知領域の画像データに含まれる輝度データ(1)を取得する。続くステップS106では、AF補助光投光部16を消灯してAF補助光を非照射とする(以下、AF補助光の非照射を適宜に「AF補助光の消灯」という)。そして、ステップS107では、消灯時に撮像された画像データのうち、撮影領域内に設定された検知領域の画像データに含まれる輝度データ(2)を取得する。
ここで、輝度データ(1)、(2)について説明する。図6(a)、(b)は、撮影領域内に設定された検知領域と指掛かりを示す説明図である。図6(a)、(b)において、符号100で示す実線の範囲が撮影領域であり、符号100aで示す破線の範囲が指掛かりの検知領域を示している。本実施形態では、撮影者側から被写体方向を見たときに、撮影領域100の左上側となる領域を検知領域100aとして設定している。すなわち、撮影者がカメラ10を保持したときには、撮影者の左手の指がレンズユニット12に接近しやすくなるため、この領域に対応する、撮影領域100の左上側となる領域を検知領域100aとして設定している。
図6(a)に示すように、撮影者の指18が検知領域100aに入り込んでいる状態でAF補助光が照射されると、指18はAF補助光に照らされて明るくなる。このため、検知領域100aの画像データに含まれる輝度データの平均輝度は高くなる。一方、図6(b)に示すように、撮影者の指18が検知領域100aに入り込んでいる状態でAF補助光が非照射になると、指18はAF補助光に照らされることがないため、同じ検知領域100aの画像データに含まれる輝度データの平均輝度は(a)よりも低くなる。とくに、指の入り込みが大きい場合は、指の部分が影になるため、平均輝度は(a)よりもさらに低くなる。したがって、検知領域100aに指18が入り込んでいる場合は、AF補助光を照射した場合と、非照射の場合とでは、検知領域100aの画像データに含まれる輝度データの平均輝度に大きな差が生じることになる。
これに対して、検知領域100aに何も入り込んでいない状態では、AF補助光を照射した場合と、非照射の場合とにおいて、検知領域100aの画像データに含まれる輝度データの平均輝度にほとんど変化は生じないことになる。
再び図5のフローチャートの説明に戻ると、ステップS108において、制御部29は、ステップS105及びステップS107で取得した輝度データ(1)、(2)の輝度差を差分値として算出する。そして、ステップS109において、差分値があらかじめ設定された閾値未満かどうかを判定する。ここで、差分値が閾値以上であれば、指掛かり有りと判定して、ステップS110へ進む。ステップS110では、警告処理として、ブザー音を鳴らして撮影者への警告を行う。
一方、ステップS109において、差分値が閾値未満であれば、指掛かり無しと判定して、警告処理は行わない。続いて、ステップS111において、シャッターボタン13の全押しが検知されると、ステップS112において、制御部29は、撮像処理として、その時点で撮像された被写体像の画像データの読み込みを実行する。そして、ステップS113では、記録処理として、読み込んだ画像データをメモリカード30に記録し、本ルーチンによる処理を終了する。
以上、実施形態1によれば、以下の効果を奏する。
(1)AF補助光の点灯時及び消灯時に検知領域の画像データを取得し、その画像データに含まれる輝度データの輝度差に基づいて指掛かりを検知するようにしたので、パターン認識のような複雑な演算処理が不要となる。このため、指掛かりの判定を速やかに行うことができる。また、比較のためのパターン画像を記憶しておく必要がないため、記憶媒体の容量を有効活用することができる。
(2)可動式の赤外線透過フィルタなどの特別な機構を設ける必要がなく、既存の構成で実現することができるので、コスト増を回避することができる。
(3)AF補助光投光部16を、撮影者がレンズユニット12の光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置において、被写体側から見てレンズユニット12の中心よりも右側の領域に設けているため、レンズユニット12に掛っている撮影者の指に対して、より多くのAF補助光を照射することができる。これによれば、撮影者の指を効果的に照らすことができるので、AF補助光の点灯時と消灯時での輝度差を大きくすることができる。このため、指掛かりの判定をより正確に行うことができる。
(実施形態2)
実施形態2は、AF補助光の点灯と消灯を所定回数連続して行うことを特徴とする。本実施形態における制御部29は、AF補助光投光部16が点灯及び消灯する毎に、取得した検知領域100aの画像データに含まれる輝度データの輝度差を求めてDARM25に記憶しておき、所定回数分記憶した輝度差の平均値に基づいて障害物の接近を検知する検知手段として機能する。この実施形態2では、輝度データから、検知領域100a(図6参照)における平均輝度を求め、点灯時と消灯時における平均輝度の輝度差を算出している。そして、この輝度差の所定回数分の平均値があらかじめ設定した閾値未満であれば指掛かり無しと判定し、閾値以上であれば指掛かり有りと判定するようにしている。なお、AF補助光の点灯、消灯を連続して行う回数や間隔は適宜に設定することができる。
なお、AF補助光を点灯、消灯するタイミングは、撮像部21のサンプリング周期と同期させる必要がある。なぜならば、同期させていないと、点灯消灯の切り替え時には、取り込んだ輝度値が判断に使えない可能性があり、例えばCCD出力の何フレーム分かのデータを削除しなければならないからである。しかしながら、点灯消灯のタイミングを撮像部21のサンプリング周期と同期させることにより、使えないデータを最小限にすることができ、これにより処理シーケンスの短縮を図ることができる。
この実施形態2によれば、AF補助光の点灯と消灯を所定回数連続して行うようにしたので、撮影領域内に撮影者の指が瞬間的に入り込んだ場合などは指掛かりとして検知されないようになる。したがって、指掛かりの検知精度を向上させることができる。
(実施形態3)
実施形態3は、AF補助光の点灯と消灯を非周期的に所定回数連続して行うことを特徴とする。すなわち、AF補助光投光部16では、AF補助光の点灯から消灯までの時間間隔、及び消灯から次の点灯までの時間間隔を非周期的とし、これを所定回数連続して行うようにしている(点灯/消灯の時間は同じでよい)。
この実施形態3によれば、AF補助光の点灯と消灯を非周期的に所定回数連続して行うようにしたので、例えば、背景に点滅するライトなどが存在する被写体の輝度変化と、撮影者の指掛かりとを正確に判別することができる。すなわち、屋外に設置されているライトなどの点滅は周期的なものが多いため、この周期とAF補助光の点灯/消灯の周期とが一致した場合には、背景の輝度変化を指掛かりとして誤判定してしまう可能性ある。しかしながら、本実施形態では、AF補助光の点灯と消灯が非周期的であるため、AF補助光の点灯/消灯の周期と点滅するライトの周期とが一致する可能性は極めて低くなる。したがって、AF補助光の点灯時と消灯時における平均輝度の輝度差を算出し、この輝度差の所定回数分の平均値を算出することにより、点滅するライトの輝度変化の影響を受けにくくなるため、背景に点滅するライトなどが存在する被写体の輝度変化と、撮影者の指掛かりとを正確に判別することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4では、画像データに含まれる色成分の輝度差に基づいて指掛かりの判定を行うことを特徴とする。本実施形態における制御部29では、AF補助光の点灯時及び消灯時において、検知領域100aの画像データに含まれるR、G、Bの各色成分の平均輝度をそれぞれ求め、Rの色成分における輝度差があらかじめ設定された閾値以上であり、且つ、G及びBの色成分における輝度差があらかじめ設定された閾値未満であれば指掛かり有りと判定し、それ以外では指掛かり無しと判定するようにしている。
なお、本実施形態では、AF補助光を赤色としているため、Rの色成分における輝度差があらかじめ設定された閾値以上となることを判定の要件としているが、それ以外の色の光を照射する場合は、その色を含む色成分の輝度差を判定の要件とする。
この実施形態4によれば、画像データに含まれる色成分の輝度差に基づいて指掛かりの判定を行うようにしたので、背景の明るさや輝度変化に影響されることなしに、指掛かりの判定を行うことができる。したがって、指掛かりの検知をより正確に行うことが可能となる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、本発明の構成要件である投光部として、AF補助光投光部16を用いた例について示したが、本発明の投光部は、レンズユニット12の近傍で且つ撮影時に障害物の接近しやすい領域に設けられ、点灯時に被写体側に向けて光を照射する機能を備えていれば、どのような光源を用いてもよい。例えば、既存の赤目軽減ランプやセルフタイマーランプを用いることができる。これらのランプは、AF補助光投光部16と兼用されるものであってもよいし、単独で設けられるものであってもよい。また、指掛かりを検知するための専用の投光部となるランプを設けてもよい。
(2)上記実施形態では、指掛かりを検知したときに、警告部28によりブザー音を鳴らすようにしているが、これ以外の手法で警告を発するようにしてもよい。例えば、液晶モニタ17の近傍に指掛かり警告ランプを設けておき、指掛かりを検知したときには、この指掛かり警告ランプを点滅させるようにしてもよい。また、液晶モニタ17に指掛かりを知らせるアイコンやメッセージを表示するようにしてもよい。これら表示による警告はブザーと併用してもよいし、適宜に組み合わせてもよい。
(3)また、指掛かりを検知したときには、シャッターボタン13の全押しによる操作を無効とし、撮影ができないようにした状態でブザー音や表示により指掛かりの警告を発するようにしてもよい。さらには、撮影前ではなく、撮影後にブザー音や表示により指掛かりの警告を発するようにしてもよい。このように、撮影後に警告を発させる手法は、撮影画像に含まれる一部の情報を活用する場合などに有効であり、撮影者はシャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。
(4)上記実施形態では、本発明をデジタルカメラに適用した例について説明したが、本発明は、これに限らず、ビデオカメラや携帯電話の内蔵カメラなどにも適用することができる。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。さらに、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
10:カメラ、11:カメラボディ、12:レンズユニット、16:AF補助光投光部、21:撮像部、28:警告部、29:制御部

Claims (5)

  1. 入射した被写体光を屈折させて射出側に被写体像を形成する光学部材を備えたレンズユニットと、
    前記光学部材により形成された被写体像を電子的に撮像し、画像データとして出力する撮像ユニットと、
    前記レンズユニットの近傍で且つ障害物の接近しやすい領域に設けられ、点灯時に被写体側に向けて光を照射する投光部と、
    前記撮像ユニットから取得した画像データを記憶する記憶手段と、
    前記投光部の点灯時及び消灯時に、撮影領域内に設定された検知領域の画像データを前記撮像ユニットから取得して前記記憶手段に記憶し、当該画像データの輝度差に基づいて障害物の接近を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラであって、
    前記投光部は、点灯及び消灯を所定回数連続して行い、
    前記検知手段は、前記投光部が点灯及び消灯する毎に、取得した画像データの輝度差を前記記憶手段に記憶し、所定回数分記憶した画像データの輝度差の平均値に基づいて障害物の接近を検知すること、
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラであって、
    前記投光部は、点灯及び消灯を非周期的に所定回数連続して行うこと、
    を特徴とするカメラ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラであって、
    前記検知手段は、
    前記画像データに含まれる色成分の輝度差に基づいて障害物の接近を検知すること、
    を特徴とするカメラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラであって、
    前記投光部は、
    撮影者が前記レンズユニットの光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置において、被写体側から見て前記レンズユニットの中心よりも右側の領域に設けられていること、
    を特徴とするカメラ。
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