JP2007304438A - 接近検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 状況の変化に関わらず一定の距離にて、使用者の接眼もしくは接近を判断することができる接近検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 被投光物11hに光を投光する投光手段11aと、被投光物11hの反射光を受光する受光手段11dとを有し、受光手段11dの出力を基に接眼検知する接眼検知手段11を備えた撮像装置であって、接眼検知手段11は、受光手段11dの出力が予め定められた値以上である場合に接眼検知し、前記予め定められた値以上となるように投光手段11aの投光量11fを設定することができる。以上のように構成することで、撮影者にとって所望の一定な接眼検知距離において接眼を検知することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、使用者の接近を検出する接近検出装置に関する。
従来、接眼検知機能を有するカメラが知られている。例えば特許文献1には、電子撮像手段により得られた画像を表示手段に表示してビューファインダとするファインダ装置が開示されている。より具体的には、接眼検出手段により接眼が検出され、かつ、準備動作検出手段により撮影準備動作がなされたことが検出された時のみに、表示手段への画像の表示を行うことが開示されている。
特許文献2では、レンズバリアの開閉状態に応じて、接眼と判定する基準を変更することが開示されている。より具体的には、レンズバリアが開状態か閉状態かにより、受光のレベルや照明の輝度を変化させている。
特開平2−179076号公報 特開平10−48700号公報
このような使用者の接眼を検知する装置は、使用者の目や顔などの反射率のバラツキや外光等の影響に関わらず同じ距離で接近を検出することが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載されている電子ビューファインダ装置にも、特許文献2に記載されているカメラにもこの点に関する記述はなく、使用者の目や顔などの反射率のバラツキ、もしくは外光等の影響などによって、接近と判断すべき距離が変化してしまうおそれがあった。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、状況の変化に関わらず一定の距離にて、使用者の接眼もしくは接近を判断することができる接近検出装置を提供することを目的とする。
本発明の接近検出装置は、使用者に光を投光する投光手段と、前記使用者からの反射光を受光する受光手段と、前記使用者が操作可能な操作部材と、前記操作部材が操作されたときの前記受光手段の受光光量を前記使用者の接近を判断する基準値として設定する設定手段と、前記受光手段の受光光量が前記基準値を越える場合に前記対象物の接近を判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の接近検出装置は、使用者に光を投光する投光手段と、前記使用者からの反射光を受光する受光手段と、前記受光手段の受光光量が予め設定した値を越える場合に前記使用者の接近を判断する判断手段と、前記使用者が操作可能な操作部材と、前記操作部材が操作されたときに前記受光手段の受光光量が予め設定した値となるように、前記投光手段の投光光量を調整する投光光量調整手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、状況の変化に関わらず一定の距離にて、使用者の接眼もしくは接近を判断することができる接近検出装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係るカメラ1の外観斜視図、図2はカメラ1の背面図、図3はカメラ1の接眼検知ユニット11の詳細説明図、図4はカメラ1のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、カメラ1は一眼レフタイプのカメラであり、カメラ本体2に撮影レンズ3が着脱可能に取り付けられている。カメラ1の上部には、カメラ1の電源スイッチ4と、撮影状況に応じて撮影モードを変更するためのモードダイヤル5とが回転軸を共通として設けられている。さらに、その前方部位には、写真撮影を行うためのレリーズボタン6、撮影に関する選択・設定時に回転させて使用する電子ダイヤル7が設けられている。
図2に示すカメラ1の背面において、その上部には、光学ファインダ10が設けられている。さらに、光学ファインダ10の下側にはカメラ本体2の筐体に内装された接眼検知ユニット11が設けられており、接眼検知ユニット11を構成する投光レンズ11c及び受光レンズ11dが外部に露出している。
接眼検知ユニット11は、接眼状態にあるかどうか、つまり撮影者が光学ファインダ10を覗いているか否かを検知する接眼検知手段として機能するものである。従って、接眼検知ユニット11は光学ファインダ10の近傍に配置することが望ましい。
図3に示すように、接眼検知ユニット11は、赤外光を発光する投光素子11a、受光素子11b、不図示のトランジスタ、抵抗、コンデンサ等が基板11eに実装されている。撮影者が光学ファインダ10に接眼した状態で投光素子11aを発光させると、投光レンズ11cを介して、投光光束11fが撮影者の顔面11hに向けて照射され、その反射光が受光レンズ11dで集光され受光素子11bで受光するように構成されている。この場合に、投光素子11aの投光量は、投光電流量に応じて変化する。
図3に示すように、本実施の形態においては、投光レンズ11cにて投光光束11fを受光素子11b方向に曲げている。これは、発光素子11aからの投光光束11fを効率よく投光させるために略平行光束として射出しているためである。
図3では投光光束11fと受光光束11gが交わっていない部分、即ち近距離部は受光できないが、実際には投光レンズ11cと受光レンズ11dにプリズム形状等の偏光作用を持たせることにより、近距離まで受光可能となる。受光素子11bで赤外光が受光されると、受光電流が発生し、この受光電流量によって受光レベルを知ることができる。
また、ここで少なくとも受光レンズ11dは、可視光によるノイズ成分を除去するために、可視光線をカットする働きを併せ持つ必要が有る。
本実施の形態に係るカメラ1では、受光レベル(受光電流量)により、撮影者が光学ファインダ10を覗いているか否かを判断する。そして、撮影者が光学ファインダ10を覗いていると判断した場合に、節電及びファインダ視認性向上のために外部表示用液晶モニタ12の表示を消すようにしている。
また、詳しくは後述するが、この接眼検知機能は、撮影者が該機能を使用しない設定に変更することも可能になっている。
図2に説明を戻すと、接眼検知ユニット11の下側には、カメラ1の撮影時のカメラ基本設定等の表示、再生時の撮影画像等を表示する外部表示用液晶モニタ12がカメラ内部に設けられ、窓部材によって保護されている。
外部表示用液晶モニタ12の左側には、5連ボタン13が縦一列に設けられている。上から、撮影や再生等様々なカメラ機能を設定変更するためのMENUボタン14、撮影中のカメラの設定状態を確認や再生中の撮影情報の表示を切り替えるためのINFOボタン15、再生中に画像を飛ばして表示するためのJUMPボタン16、撮影した画像を外部表示用液晶モニタ12に表示するための再生ボタン17、再生中の画像を消去するための消去ボタン18が配置されている。
また、外部表示用液晶モニタ12の右側には、上から自分の好みの露出に合わせて撮影するための絞り数値/露出補正設定ボタン19、単写、連写、リモコン操作の切り替えのためのドライブボタン20、カメラ1とプリンタを接続し、印刷決定するイージープリントボタン21が配置されている。
さらに、操作ボタン群19〜21の下側には、撮影に関する選択・設定、外部表示用液晶モニタ12の表示内容の選択をするための十字キー22が配置されている。十字キー22の上下左右にはそれぞれ、撮影時の光の敏感度を変更するためのISO感度設定ボタン22a、色温度を調整して、被写体に含まれる色の基準となる白を光源によって設定するためのホワイトバランス選択ボタン22b、評価、部分、中央部重点等、測光方式を変更するための測光モード選択ボタン22c、被写体の状態に応じてAFの作動特性を変更するためのAFモード選択ボタン22dが割り当てられている。また、十字キー22の中央には、カメラ機能を設定変更する際、内容を設定するための設定ボタン(SETボタン)22eが設けられている。
その他、背面右上には、撮影時に露出を固定するAEロックボタン23と、ピントを合わせて、フレーム位置を変更するAFフレーム選択ボタン24とが横並びに配置されており、その下側には、カメラ外部メモリを装填するための蓋部材が設けられている。
次に、図4を参照して、カメラ1のシステム構成について説明する。51はCCDや一対のラインセンサを複数持つ焦点検出センサである。この焦点検出センサ51で異なる瞳を通過した被写体光の2つの像のずれ量を検出する公知の位相差AF(オートフォーカス)を行う。
55は位相差演算部であり、焦点検出センサ51で検出した2つの像のずれ量からデフォーカス量を演算して、撮影レンズ3の中にある不図示のフォーカシングレンズを焦点位置まで駆動するようにシステム制御回路50を介して、焦点検出制御部42に駆動信号を送る。
27はA/D変換器であり、CMOSやCCD等の光電変換素子である撮像素子26のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。28はタイミング発生回路であり、撮像素子26、A/D変換器27、D/A変換器31にクロック信号や制御信号を供給するもので、メモリ制御回路29及びシステム制御回路50により制御される。
30は画像処理回路であり、A/D変換器27からのデータ或いはメモリ制御回路29からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路30においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、焦点検出制御部42に対して制御を行うTTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。さらに、画像処理回路30においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
29はメモリ制御回路であり、A/D変換器27、タイミング発生回路28、画像処理回路30、画像表示メモリ33、D/A変換器31、画像記録メモリ35、圧縮・伸長回路36を制御する。A/D変換器27のデータは画像処理回路30、メモリ制御回路29を介して、或いは直接メモリ制御回路29を介して、画像表示メモリ33或いは画像記録メモリ35に書き込まれる。
33は画像表示メモリである。31はD/A変換器である。12はTFT・LCD等からなる画像表示部(外部表示用液晶モニタ)であり、画像表示メモリ33に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器31を介して画像表示部12により表示される。画像表示部12を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、動画表示を実現することも可能である。また、画像表示部12は、撮影画像表示の他に、シャッタスピード値表示、レンズ絞り値表示、ISO感度表示、電池残量表示、ストロボ充電完了表示、装置のモード設定時の選択画面表示、時刻・日付表示等にも用いられる。本実施の形態のカメラ1では、外部表示手段としては、画像表示部12のみである。その他の表示としては、不図示のファインダ内に撮影情報を表示する表示装置を有している。画像表示部12に用いられている表示素子はTFT方式等の液晶表示板である。
35は画像記録メモリであり、撮影した静止画像や動画像を格納する。画像記録メモリ35は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影や動画撮影等、高速かつ大量の画像書き込みを画像記録メモリ35に対して行うことが可能となる。また、画像記録メモリ35はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
36は圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長回路36では、画像記録メモリ35に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを画像記録メモリ35に書き込む。
40はシャッタ25の駆動を制御する露光制御部である。42は撮影レンズ3のフォーカスを行うために不図示のフォーカシングレンズの駆動制御する焦点検出制御部である。
45は絞り制御部である。画像処理回路30により撮像された被写体の明るさを測定し(測光)、その結果から絞り制御部45に信号が送られ、撮影レンズ3の中にある不図示の絞りを駆動する。
47は接眼検知制御部であり、接眼検知ユニット11を用いて接眼状態にあるかどうかを判断したり、後述するように接眼検知設定を行ったりする。また、デジタル信号処理用タイミングパルスや発光素子11aのパルス発光用の基準パルスの生成や、受光素子11bで赤外光が受光されると、受光電流が発生するがその光電流をプリアンプを介して電圧に変換する。発光素子11aをパルス駆動することにより、パルスに非同期な外乱光による誤動作を防止している。
48はストロボであり、被写体に向けて閃光発光を行い被写体を照明する。50はシステム制御回路であり、本発明の実施の形態に係るカメラ1の全体動作を制御する中央演算ユニット(CPU)である。従って、どちらの焦点検出手段からの信号を用いて合焦動作させるかの切替えの判断もシステム制御回路50で行うことになる。
52はメモリであり、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられ、撮影者が設定するカスタムファンクションの設定や後に説明する接眼検知に関する設定情報等を記憶する。
70は電源制御回路であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。72、74はコネクタである。76は電源であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
80はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースである。82はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカード、スマートメディア(登録商標)カード、メモリスティック(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いて構成してかまわない。
さらに、インタフェース80、そしてコネクタ82をPCMICIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
100はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部102、装置本体側とのインタフェース104、装置本体側コネクタ82と接続を行うコネクタ106を備えており、装置本体に着脱可能に設けられている。この記録媒体100と画像記録メモリ30は、互いに記録されている画像ファイルの移動やコピーが可能である。
次に、図5に示すフローチャート、図6(a)〜図6(e)に示す外部表示用液晶モニタ12の表示例を参照して、本発明の実施の形態に係るカメラ1の接眼検知のカスタマイズ手順を説明する。
電源スイッチ4がオンされると、ステップS101において、起動処理として各部の初期化(リセット処理)を行う。ただし、システム制御回路50に接続されている不揮発性メモリ56に記憶されている情報はリセットしない。
ステップS102において、MENUボタン14がオンされると、外部表示用液晶モニタ12に撮影時のカメラ基本設定等のMENU設定画面を表示する。図6(a)はMENUボタン14を押した直後の表示であり、通常は撮影タグ60が選択状態で表示される。
ステップS103において、MENU設定画面にて撮影タグ60の接眼検知設定タグ61が十字キー22を用いて選択され、ステップS104において、SETボタン22eで決定されると、接眼検知設定可能状態になる。
図6(b)は接眼検知設定タグ61がSETボタン22eで選択された状態の表示である。ここからさらに十字キー22を用いて、設定タグ62−3が選択され、SETボタン22eで決定されたとする。なお、設定タグ62−1が選択された場合、接眼検知機能を通常状態でオンとする設定となり、設定タグ62−2が選択された場合、接眼検知機能を常時オフとする設定となる。この常時オフとする設定の場合は、不図示のモニタON/OFFボタン等の別部材のスイッチでオン、オフさせて、外部表示用液晶モニタ12の表示を切り替えさせる必要がある。
設定タグ62−3が選択されると、図6(c)の表示に変わる。ここで、標準設定タグ63−1が選択されると、カメラ1に予め設定されている標準の条件が設定される。この標準設定は、例えば日本向け製品の場合は、日本人の標準の肌の赤外光反射率から、接眼検知ユニット11の前面からおよそ50mmから0mmの範囲の距離で検知可能になるように、投光素子11aの駆動電流(投光電流)が設定されている。
カスタム設定タグ63−2が選択されると、接眼検知設定モードとなる。即ち、図6(d)の表示に変わり、例えば「接眼検知設定を行います。ファインダを覗いてレリーズボタンを押してください。」というメッセージを表示して、ステップS105に移行する。
このメッセージを受けて、撮影者は、接眼したと判断すべき距離に顔を近づけてレリーズボタン6を押す。カメラ1側では、ステップS105において、レリーズボタン6が押されるまで待機し、押されたならば、ステップS106に移行する。
ステップS106において、接眼検知動作をスタートさせる。即ち、投光素子11aに駆動電流を流し、受光素子11bにて反射光を受光する。
ステップS107において、受光素子11bの受光電流Eaが予め設定されている検出可能な最低電流値以上あるか否かを判断する。これは、撮影者が検出可能範囲よりもファインダから顔を離して構えないようにさせるためである。予め定められた時間が経過しても受光電流Eaが最低電流値以上にならない場合は、図6(f)のようなエラーメッセージを外部表示用液晶モニタ12に表示して、再度トライするように促す(ステップS115)。このとき、撮影者はファインダを覗いているため、外部表示用液晶モニタ12にエラーメッセージを表示するだけでは認識しづらいので、音や不図示のファインダ内表示装置に何らかの表示を行うことが望ましい。
受光電流Eaが最低電流値以上になった場合は、ステップS108に移行して、受光電流Eaの変動幅が許容範囲以内かどうかを判断する。これは、撮影者がカメラをしっかりと構えているかどうか判断するためである。受光電流Eaの変動幅が許容範囲を超えている場合は、正確に構えていないと判断し、ステップS107と同様に図6(f)のようなエラーメッセージを外部表示用液晶モニタ12に表示して、再度トライするように促す(ステップS116)。
ステップS108にて受光電流Eaの変動幅が許容範囲以内であった場合、ステップS109に移行する。ステップS109において、投光素子11aに流す投光電流を変化させ、受光電流Eaが基準受光電流Esと同レベルになるときの投光電流Iを設定する。
ここで、基準受光電流Esは撮影者が予め定められた距離に接近したと判断する基準値であり、後述する図7に示すように、その値に基づいて接眼検知が行われる。本実施の形態においては、既述したように、標準設定として、例えば日本向け製品の場合は、日本人の標準の肌の赤外光反射率から、接眼検知ユニット11の前面からおよそ50mmから0mmの範囲の距離で検知可能になるように、投光素子11aの駆動電流(投光電流)が設定されている。この標準設定の投光電流で、接眼検知ユニット11の前面からおよそ50mmから0mmの範囲の距離に撮影者の顔が近づいたときに受光素子11bが出力する受光電流の電流値が基準受光電流Es以上となるように、基準受光電流Esが設定されている。この基準受光電流Esのレベルによって、接眼検知の検知可能な距離が決定されるので、人種、性別、年齢等により細かく設定可能にする方が、ユーザーにとっては使いやすくなる。
ステップS110において、受光電流Eaが基準受光電流Esと同レベルになるように設定された投光電流Iの電流値をメモリ56に記憶する。
ステップS111において、図6(e)のように、接眼検知設定が終了したことを外部表示用液晶モニタ12に表示する。
ステップS112において、MENUボタン14又はレリーズボタン6がオンされると、外部表示用液晶モニタ12の表示を消した上、撮影可能状態として、一連の設定動作を終了する。
以上のようなカスタマイズ動作を行うことにより、メモリ56に記憶された投光電流Iで接眼検知動作を行うこととなり、カスタマイズを行った撮影者に最適な接眼検知を行うことが可能となる。例えば、カスタマイズ時に顔をファインダから少し離して実行すると、通常設定だとファインダから50mmから0mmの範囲が80mmから0mmの距離まで接眼検知されるように設定することができる。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係るカメラ1の接眼検知時の処理動作を説明する。
電源スイッチ4がオンされると、ステップS201において、起動処理として各部の初期化(リセット処理)を行う。ただし、システム制御回路50に接続されている不揮発性メモリ56に記憶されている情報はリセットしない。
ステップS202において、外部表示用液晶モニタ12に撮影モード、ISO感度、電池残量等の撮影情報を表示する。
ステップS203において、接眼検知動作をスタートする。このとき投光素子11aに流す電流値は、図5のステップS110で記憶された投光電流Iである。接眼検知動作では、受光素子11bが出力する受光電流Eaを基準受光電流Esと比較して、受光電流Eaが基準受光電流Es以上である場合は、接眼検知していると判断してステップS204に移行する。それに対して、受光電流Eaが基準受光電流Es以上でない場合は、接眼検知していないと判断して外部表示用液晶モニタ12の表示を続行させながらステップS207に移行する。
ステップS204において、外部表示用液晶モニタ12を消灯(表示オフ)させる。
ステップS205において、再び、受光電流Eaを基準受光電流Esと比較する。本実施の形態に係るカメラ1は、接眼検知中は一定間隔で受光電流Eaと基準受光電流Esを比較するように構成されている。受光電流Eaが基準受光電流Es以上である場合は、接眼ありと判断して、外部表示用液晶モニタ12の消灯(表示オフ)を続行し、受光電流Eaが基準受光電流Es以上でない場合は、ステップS206に移行する。
ステップS206において、外部表示用液晶モニタ12を点灯(表示オン)させ、ステップS207に移行する。
ステップS207において、外部表示用液晶モニタ12の点灯(表示オン)後、所定のタイマー時間が経過すると消灯(表示オフ)させる。
ステップS208において、ステップS207で消灯(表示オフ)された外部表示用液晶モニタ12が、所定のボタン、例えばレリーズボタン6やMENUボタン14、モードダイヤル5等が操作されると、ステップS202に戻って、再び点灯(表示オン)される。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここでは、上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、カメラ1の構成要素等についての説明は省略する。図8に示すフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係るカメラ1の接眼検知のカスタマイズ手順を説明する。なお、ステップS301〜ステップS304までの動作は、図5のステップS101〜ステップS104までの動作と同様であり、その説明は省略する。
ステップS304にて、図6(c)に示すカスタム設定タグ63−2が選択されると、接眼検知設定モードとなる。即ち、図6(d)の表示に変わり、例えば「接眼検知設定を行います。ファインダを覗いてレリーズボタンを押してください。」というメッセージを表示して、ステップS305に移行する。
このメッセージを受けて、撮影者は、接眼したと判断すべき距離に顔を近づけてレリーズボタン6を押す。カメラ1側では、ステップS305おいて、レリーズボタン6が押されるまで待機し、押されたならば、ステップS306に移行する。
ステップS306において、接眼検知動作をスタートさせる。即ち、投光素子11aに駆動電流を流し、受光素子11bにて反射光を受光するが、このとき投光素子11aに流す基準投光電流Isは、通常の接眼検知を行うには必要充分以上なレベルの電流とし、投光素子11aから所定の投光量が投光されるようにしている。
ステップS307において、受光素子11bの受光電流Eaが予め設定されている検出可能な最低電流値以上であるか否かを判断する。これは、撮影者が検出可能範囲よりもファインダから顔を離して構えないようにさせるためである。予め定められた時間経過しても受光電流Eaが最低電流値以上にならない場合は、図6(f)のようなエラーメッセージを外部表示用液晶モニタ12に表示して、再度トライするように促す(ステップS314)。
受光電流Eaが最低電流値以上となった場合は、ステップS308に移行して、受光電流Eaの変動幅が許容範囲以内かどうかを判断する。これは撮影者がカメラをしっかりと構えているかどうかを判断するためである。受光電流Eaの変動幅が許容範囲を超えている場合は、正確に構えていないと判断し、ステップS307と同様に図6(f)のようなエラーメッセージを外部表示用液晶モニタ12に表示して、再度トライするように促す(ステップS315)。
ステップS308にて受光電流Eaの変動幅が許容範囲以内であった場合は、ステップS309に移行する。ステップS309において、受光電流Eaの電流値をメモリ56に記憶する。この受光電流Eaは、撮影者の肌の赤外線反射率と撮影者の所望の接眼距離に対する基準投光電流Isによる投光量で定められるものである。
ステップS310において、図6(e)のように、接眼検知設定が終了したことを外部表示用液晶モニタ12に表示する。
ステップS311において、MENUボタン14又はレリーズボタン6がオンされると、外部表示用液晶モニタ12の表示を消した上、撮影可能状態として、一連の設定動作を終了する。
次に、本実施の形態に係るカメラ1の接眼検知時の処理動作を説明する。この場合に、投光素子11aに流す投光電流Iを、受光素子11bで発生する受光電流がステップS309で記憶された受光電流Eaと等しくなるように制御する。或いは、受光電流Eaにある定数を掛けてその値に等しくなるように投光電流Iを制御するようにしてもよい。
このときの投光電流Iに対して、極端に顔が離れても反応しないように上限の投光電流Imaxを設定している。また、逆に少ない投光電流でも接眼検知するときは、白い壁や鏡等反射率の高いものが接眼検知ユニット11付近にある確立が高いため、下限の投光電流Iminを設定している。このように投光電流Iminを流しても受光電流がEaを超える場合や、投光電流Imaxを流しても受光電流Eaに達しない場合は、接眼検知を中止して、無駄な電力消費を抑えるようにしている。
また、第2の実施の形態では、受光素子11bの受光電流が予め定められた受光電流Eaと等しくなるように、投光素子11aの投光電流Iを可変にしたが、投光電流Iの電流値を固定して一定の投光量とし、受光素子11bの受光感度を変更して、受光電流が受光電流Eaとなるように制御しても良い。この場合にも、受光感度の最大値及び最小値を設定しておくことで無駄な電力消費を抑えることができる。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係るカメラの外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの背面図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの接眼検知ユニット11の詳細説明図である。 本発明の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの接眼検知のカスタマイズ手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るカメラの画面表示例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの接眼検知時の処理動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るカメラの接眼検知のカスタマイズ手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ
4 電源スイッチ
6 レリーズボタン
10 光学ファインダ
11 接眼検知ユニット
11a 投光素子
11b 受光素子
11c 投光レンズ
11d 受光レンズ
11e 基板
12 外部表示用液晶モニタ
47 接眼検知制御部
50 システム制御回路

Claims (2)

  1. 使用者に光を投光する投光手段と、
    前記使用者からの反射光を受光する受光手段と、
    前記使用者が操作可能な操作部材と、
    前記操作部材が操作されたときの前記受光手段の受光光量を前記対象物の接近を判断する基準値として設定する設定手段と、
    前記受光手段の受光光量が前記基準値を越える場合に前記使用者の接近を判断する判断手段とを備えたことを特徴とする接近検出装置。
  2. 使用者に光を投光する投光手段と、
    前記使用者からの反射光を受光する受光手段と、
    前記受光手段の受光光量が予め設定した値を越える場合に前記使用者の接近を判断する判断手段と、
    前記使用者が操作可能な操作部材と、
    前記操作部材が操作されたときに前記受光手段の受光光量が予め設定した値となるように、前記投光手段の投光光量を調整する投光光量調整手段とを備えたことを特徴とする接近検出装置。
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