JP2003234943A

JP2003234943A - 撮像装置

Info

Publication number: JP2003234943A
Application number: JP2002031570A
Authority: JP
Inventors: Akihisa Yamazaki; 彰久山▲崎▼
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 2002-02-07
Filing date: 2002-02-07
Publication date: 2003-08-22

Abstract

(57)【要約】【課題】取り替え可能なレンズの取付の有無を検出する
ことのできる撮像装置を提供する。【解決手段】被写体を撮像する撮像装置１０であって、
レンズを着脱可能に取り付ける取付部と、予め定められ
た距離に存在すべき被測定物の有無を光学的に検出する
検出部５０２と、検出部５０２が、被測定物を検出した
場合に、取付部にレンズが取り付けられていると判断す
る判断部５０４とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関す
る。特に本発明は、取り替え可能なレンズを取り付けら
れる撮像装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、撮像装置の外部に装着することに
より、焦点距離を変更することのできるコンバージョン
レンズが、一般的に実用化されている。さらにコンバー
ジョンレンズが取り付けられた場合の撮像装置が有する
機能を変更する発明が開示されている。例えば特開平１
１−３０５１１５号は、コンバージョンレンズを装着し
た場合に、フォーカスレンズを移動する発明を開示して
いる。また、特開平９−１５６７３号は、コンバージョ
ンレンズの着脱状態及び種類に応じて、露光量を調節す
る発明が開示されている。また、特開平５−２９２３７
４号は、コンバージョンレンズが装着されたことが検出
されると、ズーミングレンズの可動範囲をケラレが生じ
ない範囲に制限する発明を開示している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の撮像装
置は、コンバージョンレンズの装着状態を自動で検出す
る手段を有していない。

【０００４】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる撮像装置を提供することを目的とする。この
目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組
み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更な
る有利な具体例を規定する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第１の形
態によると、被写体を撮像する撮像装置であって、レン
ズを着脱可能に取り付ける取付部と、予め定められた距
離に存在すべき被測定物の有無を光学的に検出する検出
部と、検出部が、被測定物を検出した場合に、取付部に
レンズが取り付けられていると判断する判断部とを備え
る。

【０００６】複数の画素を有する画像を撮像する撮像部
をさらに備え、検出部は、撮像部が撮像した画像が有す
る複数の画素のうち、予め定められた位置の画素を分析
することにより被測定物を検出し、検出部が、被測定物
を検出した場合に、判断部は、取付部にレンズが取り付
けられていると判断してもよい。

【０００７】判断部が判断した取付部にレンズが取り付
けられているか否かを示す情報に基づいて、当該撮像装
置の設定を切り替える設定切替部をさらに備えてもよ
い。

【０００８】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。

【００１０】図１は、本実施の形態に係る撮像装置に特
徴的な機能構成を示すブロック図である。本実施の形態
に係る撮像装置は、当該撮像装置に対して取り替え可能
なコンバージョンレンズが、コンバージョンレンズを取
り付けるための取付部に取り付けられているか否かを判
断する。撮像装置１０は、撮像部２０と、ズーム駆動部
４２と、フォーカス駆動部４４と、撮像系ＣＰＵ５０
と、測距センサ５２とを備える。撮像系ＣＰＵ５０は、
検出部５０２と、判断部５０４と、設定切替部５０６と
を有する。

【００１１】測距センサ５２は、被測定物から撮像装置
１０までの距離を測定する。ここで測距センサ５２は、
パッシブ方式を用いて距離を測定する。具体的には、測
距センサ５２は、被写体からの光を１対の対物レンズで
結像させ、結像させた一対の被写体像の照度分布の相関
関係から距離を測定する。ここで測距センサ５２は、被
写体が発光または反射した光を１対の対物レンズで結像
させる。次に測距センサ５２は、測定した距離を示す距
離情報を検出部５０２に送る。検出部５０２は、測距セ
ンサ５２から受け取った距離情報が示す距離が、予め定
められた距離範囲内であるか否かを判断する。検出部５
０２は、距離情報が示す距離が、予め定められた距離範
囲内であると判断した場合に、その旨を示す検出情報を
判断部５０４に送る。判断部５０４は、検出情報を検出
部５０２から受け取った場合に、撮像装置１０の取付部
にコンバージョンレンズが取り付けられていると判断す
る。また判断部５０４は、撮像装置１０の取付部にコン
バージョンレンズが取り付けられているか否かを示すレ
ンズ情報を、設定切替部５０６に送る。

【００１２】設定切替部５０６は、判断部５０４から受
け取ったレンズ情報に基づいて、ズーム駆動部４２、フ
ォーカス駆動部４４、及び撮像部２０の設定を切り替え
る。具体的には、設定切替部５０６は、レンズ情報が、
撮像装置１０の取付部にコンバージョンレンズが取り付
けられている旨を示す場合に、ズーム駆動部４２、フォ
ーカス駆動部４４、及び撮像部２０を、コンバージョン
レンズを取り付けたときの撮像装置１０に適した設定に
する。

【００１３】図２は、撮像装置１０及びコンバージョン
レンズ２００の外観図である。図２（１）は、撮像装置
１０の外観図である。撮像装置１０は、正面にレンズ２
２及び測距センサ５２を備える。測距センサ５２は、レ
ンズ２２の上部に設けられる。また撮像装置１０は、上
面にレリーズスイッチ１１４を備える。

【００１４】図２（２）は、コンバージョンレンズ２０
０の外観図である。コンバージョンレンズ２００は、撮
像装置１０に取り付けられる。コンバージョンレンズ２
００の側面には、所定の図柄が配置されている。ここで
図柄とは、例えば縞模様等である。コンバージョンレン
ズ２００に配置されている図柄によって、撮像装置１０
に取り付けられているコンバージョンレンズ２００の種
類を判別してもよい。この場合、撮像装置１０は、図柄
を示す情報をコンバージョンレンズの種類に対応付けて
予め保持し、保持している図柄と一致した場合に、対応
する種類のコンバージョンレンズに適した設定に切り替
える。

【００１５】ここでコンバージョンレンズ２００の側面
全周に図柄が配置されてもよい。これにより、コンバー
ジョンレンズ２００が、撮像装置１０に対してねじ込む
ことで取り付けられるねじ込み式の場合には、ねじ込ま
れた状態で、コンバージョンレンズ２００の周囲のどの
部分が上にくるかが定まっていない。そこで、撮像装置
１０は、コンバージョンレンズ２００の側面全周に、図
柄が配置されていることにより、常にコンバージョンレ
ンズ２００を検出することができる。

【００１６】コンバージョンレンズ２００は、撮像装置
１０のレンズ２２にかぶせるようにして取り付けられ
る。撮像装置１０にコンバージョンレンズ２００が取り
付けられると、測距センサ５２は、コンバージョンレン
ズ２００からの光を結像させる。ここでコンバージョン
レンズ２００からの光は、側面に配置されている図柄を
示す。

【００１７】図３は、撮像装置１０の概略側面図であ
る。撮像装置１０にコンバージョンレンズ２００が取り
付けられていない場合、撮像装置１０の測距センサ５２
は、被写体６００の像を取り込み、測距センサ５２から
被写体６００までの距離を測定する。一方、撮像装置１
０にコンバージョンレンズ２００が取り付けられている
場合、撮像装置１０の測距センサ５２は、コンバージョ
ンレンズ２００の側面の像、即ちコンバージョンレンズ
２００に配置されている図柄を取り込む。

【００１８】従って測距センサ５２は、コンバージョン
レンズ２００の側面に配置されている図柄を、予め定め
られた距離範囲内で取り込んだ場合に、撮像装置１０に
コンバージョンレンズ２００が取り付けられていると判
断することができる。このように測距センサ５２は、コ
ンバージョンレンズ２００に所定の図柄が配置されてい
ることにより、より正確にコンバージョンレンズ２００
が撮像装置１０に取り付けられているか否かを認識する
ことができる。

【００１９】図４は、本実施形態に係る撮像装置１０の
一例であるデジタルカメラ１２の構成を示す。デジタル
カメラ１２は、撮像部２０、撮像制御部４０、システム
制御部６０、表示部１００、操作部１１０、格納部１２
０、外部接続部１３０、及び画像処理部１４０を備え
る。

【００２０】撮像部２０は、撮影レンズ部２２、絞り２
４、シャッタ２６、光学ＬＰＦ２８、ＣＣＤ３０、撮像
信号処理部３２、ファインダ３４、及びストロボ３６を
有する。

【００２１】撮影レンズ部２２は、被写体像を取り込ん
で処理を施す。撮影レンズ部２２は、フォーカスレンズ
やズームレンズ等を含み、被写体像をＣＣＤ３０の受光
面上に結像する。絞り２４は、撮影レンズ部２２を通過
した光を絞り、光学ＬＰＦ２８は、絞り２４を通過した
光に含まれる所定の波長より長い波長成分を通過させ
る。ＣＣＤ３０の各センサエレメントは、結像した被写
体像の光量に応じ、電荷を蓄積する（以下その電荷を
「蓄積電荷」という）。

【００２２】シャッタ２６は、機械式シャッタであり、
撮影レンズ部２２を通過した光をＣＣＤ３０に露光する
か否かを制御する。また、デジタルカメラ１２は、シャ
ッタ２６に代えて電子シャッタ機能を有してもよい。電
子シャッタ機能を実現するために、ＣＣＤ３０のセンサ
エレメントは、シャッタゲート及びシャッタドレインを
有する。シャッタゲートを駆動することにより、蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積する時
間、即ちシャッタスピードを制御できる。ＣＣＤ３０に
おいて、蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフ
トレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって
電圧信号として順次読み出される。

【００２３】撮像信号処理部３２は、ＣＣＤ３０から出
力される被写体像を示す電圧信号、即ちアナログ信号を
Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に色分解する。そして、撮像信号処理部
３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分を調整することにより、被写体
像のホワイトバランスを調整する。撮像信号処理部３２
は、被写体像のガンマ補正を行う。そして、撮像信号処
理部３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に分解されたアナログ信号
をＡ／Ｄ変換し、その結果得られた被写体像のデジタル
の画像データ（以下「デジタル画像データ」という）を
システム制御部６０へ出力する。

【００２４】ファインダ３４は、表示手段を有してもよ
く、後述のメインＣＰＵ６２等からの各種情報をファイ
ンダ３４内に表示してもよい。ストロボ３６は、コンデ
ンサに蓄えられたエネルギを放電する放電管３７を有
し、放電管３７にエネルギが供給されたとき放電管３７
が発光することで機能する。

【００２５】撮像制御部４０は、ズーム駆動部４２、フ
ォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、シャッタ駆動部
４８、それらを制御する撮像系ＣＰＵ５０、測距センサ
５２、及び測光センサ５４を有する。ズーム駆動部４
２、フォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、及びシャ
ッタ駆動部４８は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有し、撮像部２０に含まれる機構部材を駆動す
る。後述のレリーズスイッチ１１４の押下に応じ、測距
センサ５２は被写体までの距離を測定し、測光センサ５
４は被写体輝度を測定する。そして、測距センサ５２及
び測光センサ５４は、測定された被写体までの距離のデ
ータ（以下単に「測距データ」という）及び被写体輝度
のデータ（以下単に「測光データ」という）を、それぞ
れ撮像系ＣＰＵ５０に供給する。

【００２６】撮像系ＣＰＵ５０は、ユーザから指示され
たズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部４２
及びフォーカス駆動部４４を制御して撮影レンズ部２２
のズーム倍率とピントの調整を行う。また、撮像系ＣＰ
Ｕ５０は、測距センサ５２から受け取った測距データに
基づいて、ズーム駆動部４２及びフォーカス駆動部４４
を制御してズーム倍率及びピントの調整を行ってもよ
い。

【００２７】撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５４から
受け取った測光データに基づいて、絞り値及びシャッタ
スピードを決定する。決定された値に従い、絞り駆動部
４６及びシャッタ駆動部４８は、絞り２４の絞り量及び
シャッタ２６の開閉をそれぞれ制御する。

【００２８】また、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４から受け取った測光データに基づいて、ストロボ３６
の発光を制御し、同時に絞り２４の絞り量を調整する。
ユーザが映像の取込を指示したとき、ＣＣＤ３０は電荷
蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間
の経過後、蓄積電荷を撮像信号処理部３２へ出力する。

【００２９】システム制御部６０は、メインＣＰＵ６
２、キャラクタ生成部８４、タイマ８６、及びクロック
発生器８８を有する。メインＣＰＵ６２は、デジタルカ
メラ１２全体、特にシステム制御部６０を制御する。メ
インＣＰＵ６２は、シリアル通信等により、撮像系ＣＰ
Ｕ５０との間で必要な情報の受け渡しをする。

【００３０】クロック発生器８８は、メインＣＰＵ６２
の動作クロックを発生し、メインＣＰＵ６２に供給す
る。また、クロック発生器８８は、撮像系ＣＰＵ５０及
び表示部１００の動作クロックを発生する。クロック発
生器８８は、メインＣＰＵ６２、撮像系ＣＰＵ５０、及
び表示部１００に対してそれぞれ異なる周波数の動作ク
ロックを供給してもよい。

【００３１】キャラクタ生成部８４は、撮影日時、タイ
トル等の撮影画像に合成する文字情報や、図形情報を生
成する。タイマ８６は、例えば電池等でバックアップさ
れ、常に時間をカウントし、当該カウント値に基づいて
撮影画像の撮影日時に関する情報等の時刻情報をメイン
ＣＰＵ６２に供給する。タイマ８６は、蓄電池から供給
された電力により、デジタルカメラ本体の電源がオフで
ある場合にも時間をカウントするのが望ましい。また、
キャラクタ生成部８４及びタイマ８６は、メインＣＰＵ
６２に併設されることが好ましい。

【００３２】格納部１２０は、メモリ制御部６４、不揮
発性メモリ６６、及びメインメモリ６８を有する。メモ
リ制御部６４は、不揮発性メモリ６６とメインメモリ６
８とを制御する。不揮発性メモリ６６は、ＥＥＰＲＯＭ
（電気的消去及びプログラム可能なＲＯＭ）やＦＬＡＳ
Ｈメモリ等で構成され、ユーザによる設定情報や出荷時
の調整値等、デジタルカメラ１２の電源がオフの間も保
持すべきデータを格納する。不揮発性メモリ６６は、メ
インＣＰＵ６２のブートプログラムやシステムプログラ
ム等を格納してもよい。

【００３３】メインメモリ６８は、ＤＲＡＭのように比
較的安価で容量の大きなメモリで構成されることが好ま
しい。メインメモリ６８は、撮像部２０から出力された
データを格納するフレームメモリとしての機能、各種プ
ログラムをロードするシステムメモリとしての機能、そ
の他ワークエリアとしての機能を有する。不揮発性メモ
リ６６及びメインメモリ６８は、システム制御部６０内
外の各部とバス８２を介してデータのやりとりを行う。
不揮発性メモリ６６は、デジタル画像データを更に格納
してもよい。

【００３４】画像処理部１４０は、ＹＣ処理部７０、エ
ンコーダ７２、及び圧縮伸張処理部７８を有する。ま
た、外部接続部１３０は、オプション装置制御部７４、
及び通信Ｉ／Ｆ部８０を有する。

【００３５】ＹＣ処理部７０は、デジタル画像データに
ＹＣ変換を施し、輝度信号Ｙ、並びに色差（クロマ）信
号Ｂ−Ｙ及びＲ−Ｙを生成する。メインメモリ６８は、
メモリ制御部６４の制御に基づいて、輝度信号及び色差
信号を格納する。

【００３６】圧縮伸張処理部７８は、メインメモリ６８
から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。そ
して、オプション装置制御部７４は、圧縮されたデジタ
ル画像データ（以下単に「圧縮データ」という）をオプ
ション装置７６の一例であるメモリカードへ書き込む。

【００３７】エンコーダ７２は、輝度信号と色差信号
を、ビデオ信号（ＮＴＳＣやＰＡＬ信号）に変換して端
子９０から出力する。オプション装置７６に記録された
圧縮データからビデオ信号を生成する場合、圧縮データ
は、まずオプション装置制御部７４を介して圧縮伸張処
理部７８へ与えられる。続いて、圧縮伸張処理部７８で
必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ７２によ
ってビデオ信号へ変換される。

【００３８】オプション装置制御部７４は、オプション
装置７６が許容する信号仕様及びバス８２のバス仕様に
従い、バス８２とオプション装置７６との間で必要な信
号の生成、論理変換、及び／又は電圧変換等を行う。デ
ジタルカメラ１２は、オプション装置７６として前述の
メモリカードの他に、例えばＰＣＭＣＩＡ準拠の標準的
なＩ／Ｏカードをサポートしてもよい。その場合、オプ
ション装置制御部７４は、ＰＣＭＣＩＡ用バス制御ＬＳ
Ｉ等で構成してもよい。

【００３９】通信Ｉ／Ｆ部８０は、デジタルカメラ１２
がサポートする通信仕様、たとえばＵＳＢ、ＲＳ−２３
２Ｃ、イーサネット（登録商標）等の仕様に応じたプロ
トコル変換等の制御を行う。通信Ｉ／Ｆ部８０は、圧縮
データ又はデジタル画像データを、端子９２を介してネ
ットワークを含む外部機器に出力してよい。通信Ｉ／Ｆ
部８０は、必要に応じてドライバＩＣを含み、外部機器
と端子９２を介して通信する。通信Ｉ／Ｆ部８０は、例
えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との
間で独自のインターフェースによるデータ授受を行う構
成としてもよい。

【００４０】表示部１００は、ＬＣＤモニタ１０２、Ｌ
ＣＤパネル１０４、モニタドライバ１０６、及びパネル
ドライバ１０８を有する。モニタドライバ１０６は、Ｌ
ＣＤモニタ１０２を制御する。また、パネルドライバ１
０８は、ＬＣＤパネル１０４を制御する。ＬＣＤモニタ
１０２は、例えば２インチ程度の大きさでカメラ背面に
設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズ
ーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、
被写体画像等を表示する。ＬＣＤパネル１０４は例えば
小さな白黒ＬＣＤでカメラ上面に設けられ、画質（ＦＩ
ＮＥ／ＮＯＲＭＡＬ／ＢＡＳＩＣ等）、ストロボ発光／
発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量／残量
等の情報を表示する。

【００４１】操作部１１０は、パワースイッチ１１２、
レリーズスイッチ１１４、機能設定部１１６、及びズー
ムスイッチ１１８を有する。パワースイッチ１１２は、
ユーザの指示に基づいてデジタルカメラ１２の電源をオ
ン／オフする。レリーズスイッチ１１４は、半押しと全
押しの二段階押し込み構造を有する。一例として、レリ
ーズスイッチ１１４が半押しされることにより、撮像制
御部４０は、自動焦点調整及び自動露出調整を行い、全
押しされることにより、撮像部２０は、被写体像を取り
込む。

【００４２】機能設定部１１６は、例えば回転式のモー
ドダイヤルや十字キー等であって、「ファイルフォーマ
ット」、「特殊効果」、「印画」、「決定／保存」、
「表示切換」等の設定を受け付ける。ズームスイッチ１
１８は、撮像部２０が取得する被写体像のズーム倍率の
設定を受け付ける。

【００４３】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずパワースイッチ１１２が押下され、デジタ
ルカメラ１２の各部に電力が供給される。メインＣＰＵ
６２は、機能設定部１１６の状態を読み込むことで、デ
ジタルカメラ１２が撮影モードにあるか再生モードにあ
るかを判断する。

【００４４】デジタルカメラ１２が撮影モードの場合、
メインＣＰＵ６２は、レリーズスイッチ１１４の半押し
状態を監視する。レリーズスイッチ１１４の半押し状態
が検出されたとき、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４及び測距センサ５２からそれぞれ測光データと測距デ
ータを得る。撮像制御部４０は、撮像系ＣＰＵ５０が得
た測光データ及び測距データに基づいて、撮像部２０の
ピント、絞り等を調整する。調整が完了すると、ＬＣＤ
モニタは、「スタンバイ」等の文字を表示してユーザに
その旨を伝える。

【００４５】続いて、メインＣＰＵ６２は、レリーズス
イッチ１１４の全押し状態を監視する。レリーズスイッ
チ１１４の全押し状態が検出されたとき、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ２６が閉じられ、ＣＣＤ３０の
蓄積電荷が撮像信号処理部３２へ掃き出される。撮像信
号処理部３２による処理の結果生成されたデジタル画像
データはバス８２へ出力される。デジタル画像データは
一旦メインメモリ６８へ格納され、この後ＹＣ処理部７
０と圧縮伸張処理部７８で処理され、オプション装置制
御部７４を経由してオプション装置７６へ記録される。
記録されたデジタル画像データに基づく撮影画像は、フ
リーズされた状態でしばらくＬＣＤモニタ１０２に表示
され、ユーザは撮影画像を確認することができる。以上
で一連の撮影動作が完了する。

【００４６】一方、デジタルカメラ１２が再生モードの
場合、メインＣＰＵ６２は、メインメモリ６８、不揮発
性メモリ６６、及び／又はオプション装置７６から撮影
した撮影画像を読み出し、これを表示部１００のＬＣＤ
モニタ１０２へ表示する。

【００４７】この状態でユーザが機能設定部１１６にて
「順送り」、「逆送り」を指示すると、メインＣＰＵ６
２は、メインメモリ６８、不揮発性メモリ６６、及び／
又はオプション装置７６が格納した他の撮影画像を読み
出し、これを表示部１００のＬＣＤモニタ１０２へ表示
する。

【００４８】図５は、撮像装置１０の動作を示すフロー
チャートである。まず、パワースイッチ１１２がオンに
されると、ＬＣＤモニタ１０２は、スルー画を表示する
（Ｓ１００）。測距センサ５２は、定期的に測距値を取
得する（Ｓ１０２）。これにより、撮像装置１０は、定
期的に取得した測距値の変化を監視することにより、被
写体が動体であるか、ユーザが画角をかえているかを認
識することができる。また測光センサ５４は、定期的に
被写体の輝度値を取得する（Ｓ１０４）。

【００４９】また検出部５０２は、測距センサ５２が定
期的に取得した距離情報が示す距離が、予め定められた
距離範囲内にあるか否かを判断し、検出情報を生成す
る。次に判断部５０４は、検出情報に基づいて、コンバ
ージョンレンズ２００が撮像装置１０に取り付けられて
いるか否かを判断する（Ｓ１０６）。

【００５０】次にレリーズスイッチ１１４が全押しされ
るまで、撮像装置１０は、Ｓ１０２からＳ１０６の動作
を繰り返す（Ｓ１０８）。レリーズスイッチ１１４が半
押しされると、撮像制御部４０は、測距センサ５２の測
距値等に基づいて、コントラスト自動焦点調整を行うべ
き範囲を決定する（Ｓ１１０）。次に撮像制御部４０
は、コントラスト自動焦点調整を行うべき領域を決定す
る（Ｓ１１２）。次に撮像制御部４０は、コントラスト
自動焦点調整を行うべき範囲に基づいて、レンズ２２を
初期位置に駆動する（Ｓ１１４）。次に撮像制御部４０
は、コントラスト自動焦点調整を行う（Ｓ１１６）。

【００５１】次に撮像制御部４０は、コントラスト自動
焦点調整によって合焦位置がない場合に、コントラスト
自動焦点調整を行うべき範囲を再設定する（Ｓ１２
０）。次に撮像制御部４０は、コントラスト自動焦点調
整を行う（Ｓ１２２）。撮像制御部４０は、コントラス
ト自動焦点調整によって合焦位置がない場合に（Ｓ１２
４）、測距センサ５２の測距値に基づいて算出される位
置にレンズ２２を駆動する（Ｓ１２６）。次に表示部１
００は、合焦不能である旨を表示する（Ｓ１２８）。

【００５２】一方、Ｓ１１８及びＳ１２４において、撮
像制御部４０は、コントラスト自動焦点調整によって合
焦位置がある場合に、合焦位置にレンズ２２を駆動する
（Ｓ１３０）。次に撮像部２０は、被写体を撮像する
（Ｓ１３２）。

【００５３】次に第１の変更例に係るコンバージョンレ
ンズ２００を説明する。図６は、第１の変更例に係るコ
ンバージョンレンズ２００の外観図である。本実施の形
態に係るコンバージョンレンズ２００は、所定の図柄を
側面に配置しているが、これに代えて第１の変更例とし
ては、突起２０２を側面に配置する。測距センサ５２
が、突起２０２を測距することにより、検出部５０２
は、コンバージョンレンズ２００を検出する。

【００５４】ここでコンバージョンレンズ２００は、１
つの突起２０２が配置されているが、これに代えて他の
例としては、図６（２）に示すように複数の突起が配置
されてもよい。これにより、撮像装置１０は、複数の突
起を検出可能な場合に、検出した突起の数によって、コ
ンバージョンレンズ２００の種類を識別することができ
る。

【００５５】またコンバージョンレンズ２００が、撮像
装置１０に対してねじ込むことで取り付けられるねじ込
み式の場合には、ねじ込まれた状態で、コンバージョン
レンズ２００の周囲のどの部分が上にくるかが定まって
いない。そこで、撮像装置１０は、コンバージョンレン
ズ２００に複数の突起が配置されていることにより、常
に複数の突起のうちのいずれかを検出することができ
る。

【００５６】これにより、測距センサ５２は、コンバー
ジョンレンズ２００を検出する際にのみコンバージョン
レンズ２００を測距することができる。従って、撮像装
置１０は、コンバージョンレンズ２００を取り付けたと
きの撮像装置１０に適した設定に撮像部２０をした後
に、測距センサ５２に被写体６００までの距離を測距さ
せることができる。このとき測距センサ５２は、コンバ
ージョンレンズ２００を測距するときと、被写体６００
を測距するときとでは、異なる測定経路を有する。

【００５７】次に第２の変更例に係る撮像装置１０及び
コンバージョンレンズ２００を説明する。本実施の形態
に係る測距センサ５２は、測距領域すべてにコンバージ
ョンレンズ２００の側面を認識しているが、これに代え
て第２の変更例としては、測距領域の一部にコンバージ
ョンレンズ２００の側面を認識してもよい。

【００５８】図７は、第２の変更例に係るコンバージョ
ンレンズ２００の外観図である。本実施の形態に係るコ
ンバージョンレンズ２００は、所定の図柄を側面に配置
しているが、これに代えて第２の変更例では、突起２０
２を側面の所定の位置に配置する。

【００５９】図８は、第２の変更例に係る撮像装置１０
の概略上面図である。測距センサ５２は、測距領域（５
２Ａ、５２Ａ’）を用いて突起２０２を検出する。これ
により、撮像装置１０は、コンバージョンレンズ２００
を検出する。

【００６０】また測距センサ５２は、突起２０２を検出
する際に用いた測距領域（５２Ａ、５２Ａ’）とは異な
る測距領域（５２Ｂ、５２Ｂ’）を用いることで、コン
バージョンレンズ２００の突起２０２を避けて、被写体
６００から撮像装置１０までの距離を測距する。

【００６１】このようにコンバージョンレンズ２００に
突起２０２が配置されていることにより、測距センサ５
２は、被写体６００からの光の光軸がコンバージョンレ
ンズ２００の突起２０２によってけられない領域を用い
て、被写体６００から撮像装置１０までの距離を測距す
ることができる。

【００６２】従って第２の変更例に係る撮像装置１０
は、コンバージョンレンズ２００の突起２０２の検出、
及び被写体６００距離の測距の双方を行うことができ
る。

【００６３】次に第３の変更例を説明する。本実施の形
態に係る撮像装置１０は、測距センサがコンバージョン
レンズ２００の側面を測距することにより、コンバージ
ョンレンズ２００を検出しているが、これに代えて第３
の変更例では、撮像部２０が撮像したスルー画像に基づ
いて、コンバージョンレンズ２００を検出してもよい。
撮像装置１０にコンバージョンレンズ２００が取り付け
られている場合、撮像部２０が撮像するスルー画像の、
例えば周囲部分のような予め定められた画素位置に、コ
ンバージョンレンズ２００に基づいた画像が表示され
る。ここでコンバージョンレンズ２００が表示されてい
る場合に、判断部５０４は、コンバージョンレンズ２０
０が撮像装置１０に取り付けられていると判断する。

【００６４】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。

【００６５】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば取り替え可能なレンズの取付の有無を検出するこ
とのできる撮像装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係る撮像装置に特徴的な機能構
成を示すブロック図である。

【図２】撮像装置１０及びコンバージョンレンズ２００
の外観図である。

【図３】撮像装置１０の概略側面図である。

【図４】本実施の形態に係る撮像装置１０の一例である
デジタルカメラの構成を示す。

【図５】撮像装置１０の動作を示すフローチャートであ
る。

【図６】変更例に係るコンバージョンレンズ２００の外
観図である。

【図７】第２の変更例に係るコンバージョンレンズ２０
０の外観図である。

【図８】第２の変更例に係る撮像装置１０の概略上面図
である。

【符号の説明】

１０撮像装置２０撮像部４２ズーム駆動部４４フォーカス駆動部５０撮像系ＣＰＵ５２測距センサ２００コンバージョンレンズ２０２突起５０２検出部５０４判断部５０６設定切替部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体を撮像する撮像装置であって、レンズを着脱可能に取り付ける取付部と、予め定められた距離に存在すべき被測定物の有無を光学
的に検出する検出部と、前記検出部が、前記被測定物を検出した場合に、前記取
付部に前記レンズが取り付けられていると判断する判断
部とを備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項２】複数の画素を有する画像を撮像する撮像
部をさらに備え、前記検出部は、前記撮像部が撮像した前記画像が有する
前記複数の画素のうち、予め定められた位置の画素を分
析することにより前記被測定物を検出し、前記検出部が、前記被測定物を検出した場合に、前記判
断部は、前記取付部に前記レンズが取り付けられている
と判断することを特徴とする請求項１に記載の撮像装
置。
【請求項３】前記判断部が判断した前記取付部に前記
レンズが取り付けられているか否かを示す情報に基づい
て、当該撮像装置の設定を切り替える設定切替部をさら
に備えることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。