JP2003125257A

JP2003125257A - 撮像装置

Info

Publication number: JP2003125257A
Application number: JP2001321041A
Authority: JP
Inventors: Akihisa Yamazaki; 彰久山崎
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 2001-10-18
Filing date: 2001-10-18
Publication date: 2003-04-25

Abstract

(57)【要約】【課題】撮像装置の部品をより適した部品に交換する。【解決手段】被写体を撮像する撮像装置１０であって、
被写体の被写体像を取り込む光学ユニット２０と、光学
ユニット２０と一体に取り外し可能であり、光学ユニッ
ト２０が取り込んだ被写体像に含まれる光量に基づいて
電気信号を生成する撮像素子を有する撮像ユニット１４
と、光学ユニット２０及び撮像ユニット１４と一体に取
り外し可能であり、光学ユニット２０に固有の光学ユニ
ット情報、及び撮像ユニット１４に固有の撮像ユニット
情報を格納する格納部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関す
る。特に本発明は、分解して部品をリサイクルすること
ができる撮像装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に使い切りカメラが広く使われてい
る。最近では、環境問題の高まりから使い切りカメラを
再利用する技術が開示されている。特開平１１−２４３
５２３号では、撮像ユニットをカメラの外装部に対して
取り外し可能なカメラが開示されている。また特開平１
１−２３４５４２号では、各部品の交換時期を判断する
ための交換時期データを記録するためのメモリを備える
カメラが開示されている。また情報のデジタル化の進展
に伴い、画像をデジタルデータとして扱う撮像装置の普
及が進んでいる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した撮像装置をリ
サイクル型の使い切り装置にする場合、撮像装置の部品
ユニットの分け方、及びその部品ユニットの特性をどの
ように管理するかが問題となる。

【０００４】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる撮像装置を提供することを目的とする。この
目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組
み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更な
る有利な具体例を規定する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第１の形
態によると、被写体を撮像する撮像装置であって、被写
体の被写体像を取り込む光学ユニットと、光学ユニット
と一体に取り外し可能であり、光学ユニットが取り込ん
だ被写体像に含まれる光量に基づいて電気信号を生成す
る撮像素子を有する撮像ユニットと、光学ユニット及び
撮像ユニットと一体に取り外し可能であり、光学ユニッ
トに固有の光学ユニット情報、及び撮像ユニットに固有
の撮像ユニット情報を格納する格納部とを備える。

【０００６】本発明の第２の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置であって、被写体の被写体像を取り込む
光学ユニットと、光学ユニットと一体に取り外し可能で
あり、光学ユニットに固有の光学ユニット情報を格納す
る格納部とを備える。

【０００７】光学ユニットは、被写体像を取り込むレン
ズを有し、格納部は、光学ユニット情報としてレンズの
光学的特徴を格納してもよい。光学ユニットは、シャッ
タを有し、格納部は、光学ユニット情報としてシャッタ
の性能を示す情報を格納してもよい。

【０００８】光学ユニットは、絞りを有し、格納部は、
光学ユニット情報として絞りの性能を示す情報を格納し
てもよい。光学ユニットは、焦点を調節する焦点調節部
を有し、格納部は、光学ユニット情報として焦点調節部
の性能を示す情報を格納してもよい。

【０００９】本発明の第３の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置であって、被写体の被写体像に含まれる
光量を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像ユニッ
トと、撮像ユニットと一体に取り外し可能であり、撮像
ユニットに固有の撮像ユニット情報を格納する格納部と
を備える。

【００１０】格納部は、撮像ユニット情報として撮像素
子の撮像に関する情報を格納してもよい。格納部は、撮
像ユニット情報として撮像素子の感度を示す情報を格納
してもよい。

【００１１】格納部は、撮像ユニット情報として撮像素
子の画素配列を示す情報を格納してもよい。撮像ユニッ
トは、撮像素子が変換した電気信号を増幅する増幅部を
さらに有し、格納部は、撮像ユニット情報として増幅部
の性能を示すゲイン情報を格納してもよい。

【００１２】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。なお、発明の実施の形態に記
載の「光学格納部」及び「撮像格納部」は、特許請求の
範囲に記載の「格納部」の一例である。発明の実施の形
態に記載の「フォーカス駆動部」は、特許請求の範囲に
記載の「焦点調節部」の一例である。また発明の実施の
形態に記載の「撮像信号処理部」は、特許請求の範囲に
記載の「増幅部」の一例である。また発明の実施の形態
に記載の「ＣＣＤ」は、特許請求の範囲に記載の「撮像
素子」の一例である。

【００１４】図１は、本実施形態に係る撮像装置の一例
であるデジタルカメラ１０の構成を示す。デジタルカメ
ラ１０は、光学ユニット２０、撮像ユニット１４、撮像
制御部４０、システム制御部６０、表示部１００、操作
部１１０、画像格納部１２０、外部接続部１３０、及び
画像処理部１４０を備える。

【００１５】光学ユニット２０は、撮影レンズ部２２、
絞り２４、シャッタ２６、光学ＬＰＦ２８、ファインダ
３４、ストロボ３６、及び光学格納部１２を有する。撮
像ユニット１４は、ＣＣＤ３０、撮像信号処理部３２、
及び撮像格納部１６を有する。

【００１６】光学格納部１２は、光学ユニット２０と一
体に取り外し可能であり、光学ユニット２０に固有の光
学ユニット情報を格納する。光学格納部１２は、出力端
子１８を介して光学ユニット情報を出力することができ
る。

【００１７】撮像格納部１６は、撮像ユニット１４と一
体に取り外し可能であり、撮像ユニット１４に固有の撮
像ユニット情報を格納する。撮像格納部１６は、出力端
子１７を介して撮像ユニット情報を出力することができ
る。

【００１８】撮影レンズ部２２は、被写体像を取り込ん
で処理を施す。撮影レンズ部２２は、フォーカスレンズ
やズームレンズ等を含み、被写体像をＣＣＤ３０の受光
面上に結像する。絞り２４は、撮影レンズ部２２を通過
した光を絞り、光学ＬＰＦ２８は、絞り２４を通過した
光に含まれる所定の波長より長い波長成分を通過させ
る。ＣＣＤ３０の各センサエレメントは、結像した被写
体像の光量に応じ、電荷を蓄積する（以下その電荷を
「蓄積電荷」という）。

【００１９】シャッタ２６は、機械式シャッタであり、
撮影レンズ部２２を通過した光をＣＣＤ３０に露光する
か否かを制御する。また、デジタルカメラ１０は、シャ
ッタ２６に代えて電子シャッタ機能を有してもよい。電
子シャッタ機能を実現するために、ＣＣＤ３０のセンサ
エレメントは、シャッタゲート及びシャッタドレインを
有する。シャッタゲートを駆動することにより、蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積する時
間、即ちシャッタスピードを制御できる。ＣＣＤ３０に
おいて、蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフ
トレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって
電圧信号として順次読み出される。

【００２０】撮像信号処理部３２は、ＣＣＤ３０から出
力される被写体像を示す電圧信号、即ちアナログ信号を
Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に色分解する。そして、撮像信号処理部
３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分を調整することにより、被写体
像のホワイトバランスを調整する。撮像信号処理部３２
は、被写体像のガンマ補正を行う。ここで撮像信号処理
部３２は、被写体像を示すアナログ信号を増幅する。そ
して、撮像信号処理部３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に分解さ
れたアナログ信号をＡ／Ｄ変換し、その結果得られた被
写体像のデジタルの画像データ（以下「デジタル画像デ
ータ」という）をシステム制御部６０へ出力する。

【００２１】ファインダ３４は、表示手段を有してもよ
く、後述のメインＣＰＵ６２等からの各種情報をファイ
ンダ３４内に表示してもよい。ストロボ３６は、コンデ
ンサに蓄えられたエネルギを放電する放電管３７を有
し、放電管３７にエネルギが供給されたとき放電管３７
が発光することで機能する。

【００２２】撮像制御部４０は、ズーム駆動部４２、フ
ォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、シャッタ駆動部
４８、それらを制御する撮像系ＣＰＵ５０、測距センサ
５２、及び測光センサ５４を有する。ズーム駆動部４
２、フォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、及びシャ
ッタ駆動部４８は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有し、撮像部２０に含まれる機構部材を駆動す
る。後述のレリーズスイッチ１１４の押下に応じ、測距
センサ５２は被写体までの距離を測定し、測光センサ５
４は被写体輝度を測定する。そして、測距センサ５２及
び測光センサ５４は、測定された被写体までの距離のデ
ータ（以下単に「測距データ」という）及び被写体輝度
のデータ（以下単に「測光データ」という）を、それぞ
れ撮像系ＣＰＵ５０に供給する。

【００２３】撮像系ＣＰＵ５０は、ユーザから指示され
たズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部４２
及びフォーカス駆動部４４を制御して撮影レンズ部２２
のズーム倍率とピントの調整を行う。また、撮像系ＣＰ
Ｕ５０は、測距センサ５２から受け取った測距データに
基づいて、ズーム駆動部４２及びフォーカス駆動部４４
を制御してズーム倍率及びピントの調整を行ってもよ
い。

【００２４】撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５４から
受け取った測光データに基づいて、絞り値及びシャッタ
スピードを決定する。決定された値に従い、絞り駆動部
４６及びシャッタ駆動部４８は、絞り２４の絞り量及び
シャッタ２６の開閉をそれぞれ制御する。

【００２５】また、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４から受け取った測光データに基づいて、ストロボ３６
の発光を制御し、同時に絞り２４の絞り量を調整する。
ユーザが映像の取込を指示したとき、ＣＣＤ３０は電荷
蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間
の経過後、蓄積電荷を撮像信号処理部３２へ出力する。

【００２６】システム制御部６０は、メインＣＰＵ６
２、キャラクタ生成部８４、タイマ８６、及びクロック
発生器８８を有する。メインＣＰＵ６２は、デジタルカ
メラ１０全体、特にシステム制御部６０を制御する。メ
インＣＰＵ６２は、シリアル通信等により、撮像系ＣＰ
Ｕ５０との間で必要な情報の受け渡しをする。

【００２７】クロック発生器８８は、メインＣＰＵ６２
の動作クロックを発生し、メインＣＰＵ６２に供給す
る。また、クロック発生器８８は、撮像系ＣＰＵ５０及
び表示部１００の動作クロックを発生する。クロック発
生器８８は、メインＣＰＵ６２、撮像系ＣＰＵ５０、及
び表示部１００に対してそれぞれ異なる周波数の動作ク
ロックを供給してもよい。

【００２８】キャラクタ生成部８４は、撮影日時、タイ
トル等の撮影画像に合成する文字情報や、図形情報を生
成する。タイマ８６は、例えば電池等でバックアップさ
れ、常に時間をカウントし、当該カウント値に基づいて
撮影画像の撮影日時に関する情報等の時刻情報をメイン
ＣＰＵ６２に供給する。タイマ８６は、蓄電池から供給
された電力により、デジタルカメラ本体の電源がオフで
ある場合にも時間をカウントするのが望ましい。また、
キャラクタ生成部８４及びタイマ８６は、メインＣＰＵ
６２に併設されることが好ましい。

【００２９】画像格納部１２０は、メモリ制御部６４、
不揮発性メモリ６６、及びメインメモリ６８を有する。
メモリ制御部６４は、不揮発性メモリ６６とメインメモ
リ６８とを制御する。不揮発性メモリ６６は、ＥＥＰＲ
ＯＭ（電気的消去及びプログラム可能なＲＯＭ）やＦＬ
ＡＳＨメモリ等で構成され、ユーザによる設定情報や出
荷時の調整値等、デジタルカメラ１０の電源がオフの間
も保持すべきデータを格納する。不揮発性メモリ６６
は、メインＣＰＵ６２のブートプログラムやシステムプ
ログラム等を格納してもよい。

【００３０】メインメモリ６８は、ＤＲＡＭのように比
較的安価で容量の大きなメモリで構成されることが好ま
しい。メインメモリ６８は、撮像部２０から出力された
データを格納するフレームメモリとしての機能、各種プ
ログラムをロードするシステムメモリとしての機能、そ
の他ワークエリアとしての機能を有する。不揮発性メモ
リ６６及びメインメモリ６８は、システム制御部６０内
外の各部とバス８２を介してデータのやりとりを行う。
不揮発性メモリ６６は、デジタル画像データを更に格納
してもよい。

【００３１】画像処理部１４０は、ＹＣ処理部７０、エ
ンコーダ７２、及び圧縮伸張処理部７８を有する。ま
た、外部接続部１３０は、オプション装置制御部７４、
及び通信Ｉ／Ｆ部８０を有する。

【００３２】ＹＣ処理部７０は、デジタル画像データに
ＹＣ変換を施し、輝度信号Ｙ、並びに色差（クロマ）信
号Ｂ−Ｙ及びＲ−Ｙを生成する。メインメモリ６８は、
メモリ制御部６４の制御に基づいて、輝度信号及び色差
信号を格納する。

【００３３】圧縮伸張処理部７８は、メインメモリ６８
から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。そ
して、オプション装置制御部７４は、圧縮されたデジタ
ル画像データ（以下単に「圧縮データ」という）をオプ
ション装置７６の一例であるメモリカードへ書き込む。

【００３４】エンコーダ７２は、輝度信号と色差信号
を、ビデオ信号（ＮＴＳＣやＰＡＬ信号）に変換して端
子９０から出力する。オプション装置７６に記録された
圧縮データからビデオ信号を生成する場合、圧縮データ
は、まずオプション装置制御部７４を介して圧縮伸張処
理部７８へ与えられる。続いて、圧縮伸張処理部７８で
必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ７２によ
ってビデオ信号へ変換される。

【００３５】オプション装置制御部７４は、オプション
装置７６が許容する信号仕様及びバス８２のバス仕様に
従い、バス８２とオプション装置７６との間で必要な信
号の生成、論理変換、及び／又は電圧変換等を行う。デ
ジタルカメラ１０は、オプション装置７６として前述の
メモリカードの他に、例えばＰＣＭＣＩＡ準拠の標準的
なＩ／Ｏカードをサポートしてもよい。その場合、オプ
ション装置制御部７４は、ＰＣＭＣＩＡ用バス制御ＬＳ
Ｉ等で構成してもよい。

【００３６】通信Ｉ／Ｆ部８０は、デジタルカメラ１０
がサポートする通信仕様、たとえばＵＳＢ、ＲＳ−２３
２Ｃ、イーサネット（登録商標）等の仕様に応じたプロ
トコル変換等の制御を行う。通信Ｉ／Ｆ部８０は、圧縮
データ又はデジタル画像データを、端子９２を介してネ
ットワークを含む外部機器に出力してよい。通信Ｉ／Ｆ
部８０は、必要に応じてドライバＩＣを含み、外部機器
と端子９２を介して通信する。通信Ｉ／Ｆ部８０は、例
えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との
間で独自のインターフェースによるデータ授受を行う構
成としてもよい。

【００３７】表示部１００は、ＬＣＤモニタ１０２、Ｌ
ＣＤパネル１０４、モニタドライバ１０６、及びパネル
ドライバ１０８を有する。モニタドライバ１０６は、Ｌ
ＣＤモニタ１０２を制御する。また、パネルドライバ１
０８は、ＬＣＤパネル１０４を制御する。ＬＣＤモニタ
１０２は、例えば２インチ程度の大きさでカメラ背面に
設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズ
ーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、
被写体画像等を表示する。ＬＣＤパネル１０４は例えば
小さな白黒ＬＣＤでカメラ上面に設けられ、画質（ＦＩ
ＮＥ／ＮＯＲＭＡＬ／ＢＡＳＩＣ等）、ストロボ発光／
発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量／残量
等の情報を表示する。

【００３８】操作部１１０は、パワースイッチ１１２、
レリーズスイッチ１１４、機能設定部１１６、及びズー
ムスイッチ１１８を有する。パワースイッチ１１２は、
ユーザの指示に基づいてデジタルカメラ１０の電源をオ
ン／オフする。レリーズスイッチ１１４は、半押しと全
押しの二段階押し込み構造を有する。一例として、レリ
ーズスイッチ１１４が半押しされることにより、撮像制
御部４０は、自動焦点調整及び自動露出調整を行い、全
押しされることにより、撮像部２０は、被写体像を取り
込む。

【００３９】機能設定部１１６は、例えば回転式のモー
ドダイヤルや十字キー等であって、「ファイルフォーマ
ット」、「特殊効果」、「印画」、「決定／保存」、
「表示切換」等の設定を受け付ける。ズームスイッチ１
１８は、撮像部２０が取得する被写体像のズーム倍率の
設定を受け付ける。

【００４０】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずパワースイッチ１１２が押下され、デジタ
ルカメラ１０の各部に電力が供給される。メインＣＰＵ
６２は、機能設定部１１６の状態を読み込むことで、デ
ジタルカメラ１０が撮影モードにあるか再生モードにあ
るかを判断する。

【００４１】デジタルカメラ１０が撮影モードの場合、
メインＣＰＵ６２は、レリーズスイッチ１１４の半押し
状態を監視する。レリーズスイッチ１１４の半押し状態
が検出されたとき、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４及び測距センサ５２からそれぞれ測光データと測距デ
ータを得る。撮像制御部４０は、撮像系ＣＰＵ５０が得
た測光データ及び測距データに基づいて、撮像部２０の
ピント、絞り等を調整する。調整が完了すると、ＬＣＤ
モニタは、「スタンバイ」等の文字を表示してユーザに
その旨を伝える。

【００４２】続いて、メインＣＰＵ６２は、レリーズス
イッチ１１４の全押し状態を監視する。レリーズスイッ
チ１１４の全押し状態が検出されたとき、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ２６が閉じられ、ＣＣＤ３０の
蓄積電荷が撮像信号処理部３２へ掃き出される。撮像信
号処理部３２による処理の結果生成されたデジタル画像
データはバス８２へ出力される。デジタル画像データは
一旦メインメモリ６８へ格納され、この後ＹＣ処理部７
０と圧縮伸張処理部７８で処理され、オプション装置制
御部７４を経由してオプション装置７６へ記録される。
記録されたデジタル画像データに基づく撮影画像は、フ
リーズされた状態でしばらくＬＣＤモニタ１０２に表示
され、ユーザは撮影画像を確認することができる。以上
で一連の撮影動作が完了する。

【００４３】一方、デジタルカメラ１０が再生モードの
場合、メインＣＰＵ６２は、メインメモリ６８、不揮発
性メモリ６６、及び／又はオプション装置７６から撮影
した撮影画像を読み出し、これを表示部１００のＬＣＤ
モニタ１０２へ表示する。

【００４４】この状態でユーザが機能設定部１１６にて
「順送り」、「逆送り」を指示すると、メインＣＰＵ６
２は、メインメモリ６８、不揮発性メモリ６６、及び／
又はオプション装置７６が格納した他の撮影画像を読み
出し、これを表示部１００のＬＣＤモニタ１０２へ表示
する。

【００４５】図２は、光学格納部１２のデータフォーマ
ットの一例を示す。光学格納部１２は、項目フィールド
と光学ユニット情報フィールドとを有する。項目フィー
ルドは、光学ユニット２０に特徴的な項目を示す情報を
格納する。光学ユニット情報フィールドは、項目毎に当
該光学ユニット２０に固有の光学ユニット情報を格納す
る。

【００４６】光学格納部１２は、光学ユニット情報とし
てレンズの光学的特徴を示す情報を格納する。レンズの
光学的特徴は、例えばシェーディング、歪曲収差（ディ
ストーション）、射出瞳位置、色収差、色シェーディン
グ量、及びＭＴＦ（ＭｏｄｕｌａｔｉｏｎＴｒａｎｓ
ｆｅｒＦｕｎｃｔｉｏｎ）特性を含む。

【００４７】また光学格納部１２は、光学ユニット情報
としてフォーカス駆動部４４の性能を示す焦点調節情報
を格納する。焦点調節情報は、例えばＡＦモータ種類、
及び駆動方法を含む。光学格納部１２において、シェー
ディング及びディストーションに対応した光学ユニット
情報フィールドに格納されている関数ｆ（ｒ）は、画像
中心からの距離‘ｒ’の関数である。また光学格納部１
２において、色収差及び色シェーディング量に対応した
光学ユニット情報フィールドに格納されている関数ｆ
（ｒ、ｃｏｌｏｒ）は、画像中心からの距離‘ｒ’と色
‘ｃｏｌｏｒ’の関数である。また光学格納部１２にお
いて、ＭＴＦ特性に対応した光学ユニット情報フィール
ドに格納されている関数ｆ（γ）は、空間周波数‘γ’
の関数である。

【００４８】また光学格納部１２は、光学ユニット情報
として絞り２４の性能を示す絞り情報を格納する。絞り
情報は、例えば絞りの段数、絞り値、絞り駆動モータの
種類、及び駆動方法を含む。また光学格納部１２は、光
学ユニット情報としてシャッタ２６の性能を示すシャッ
タ情報を格納する。シャッタ情報は、例えば閉じ時間、
及び最高シャッタスピードを含む。また光学格納部１２
は、光学ユニット情報としてズームの性能を示すズーム
情報を格納する。ズーム情報は、例えば焦点距離、焦点
距離可変範囲、各焦点距離に対する合焦距離範囲、ズー
ム駆動モータ種類、及び駆動方法を含む。

【００４９】光学ユニット２０は、使用後のデジタルカ
メラ１０から取り外され、部品チェック等を受けた後
に、新たなデジタルカメラ１０の部品として再利用され
る。この場合、光学ユニット情報を格納する光学格納部
１２が光学ユニット２０と一体に形成されることによ
り、画像データをプリントするプリンターは、光学ユニ
ット２０の性能等を示す情報を容易に光学格納部１２か
ら取得することができる。従ってプリンターは、光学ユ
ニット２０の性能に適した画像処理を行うことができ
る。

【００５０】図３は、撮像格納部１６のデータフォーマ
ットの一例を示す。撮像格納部１６は、項目フィールド
と撮像ユニット情報フィールドとを有する。項目フィー
ルドは、撮像ユニット１４に特徴的な項目を示す情報を
格納する。撮像ユニット情報フィールドは、項目毎に当
該撮像ユニット１４に固有の撮像ユニット情報を格納す
る。

【００５１】撮像格納部１６は、撮像ユニット情報とし
て撮像素子の撮像に関する情報を格納する。撮像素子の
撮像に関する情報は、例えば画素配列、感度、色感度
比、画素欠陥、画素数、及び駆動速度を含む。また撮像
格納部１６は、撮像ユニット情報として撮像信号処理部
３２のゲイン特性を示すゲイン情報を格納する。

【００５２】撮像ユニット１４は、使用後のデジタルカ
メラ１０から取り外され、チェック等を受けた後に、新
たなデジタルカメラ１０の部品として再利用される。こ
の場合、撮像ユニット情報を格納する撮像格納部１６が
撮像ユニット１４と一体に形成されることにより、デジ
タルカメラ１０の再生業者は、撮像ユニット１４の性能
等を示す情報を容易に撮像格納部１６から取得すること
ができる。従って再生業者は、適切な撮像ユニット１４
を選択して目的とする性能を有するデジタルカメラ１０
を組み立てることができる。

【００５３】次に本実施の形態の第１の変更例について
説明する。本実施の形態に係るデジタルカメラ１０は、
光学ユニット２０と撮像ユニット１４を互いに取り外し
可能に別々に備えているが、これに代えて第１の変更例
に係るデジタルカメラ１０は、光学ユニット２０と撮像
ユニット１４を一体に形成する。

【００５４】図４は、第１の変更例に係るデジタルカメ
ラ１０の構成を示す。第１の変更例に係るデジタルカメ
ラ１０は、光学ユニット２０と撮像ユニット１４を一体
に備える点、及び光学格納部１２と撮像格納部１６を備
えない点で本実施の形態と異なる。また第１の変更例に
係る光学ユニット２０は、格納部１３をさらに備える。
また撮像ユニット１４が、格納部１３を備えてもよい。

【００５５】格納部１３は、光学ユニット情報及び撮像
ユニット情報を格納する。格納部１３のデータフォーマ
ットは、本実施の形態に係る光学格納部１２及び撮像格
納部１６と同様であるので説明を省略する。また格納部
１３は、出力端子１９を介して光学ユニット情報及び撮
像ユニット情報を出力する。また光学ユニット２０と撮
像ユニット１４は、撮像制御部４０をさらに一体に備え
てもよい。

【００５６】ここで格納部１３は、出力端子１９を介し
て光学ユニット情報及び撮像ユニット情報を出力してい
るが、これに代えて撮像信号処理部３２に光学ユニット
情報及び撮像ユニット情報を送ってもよい。これにより
撮像信号処理部３２は、光学ユニット情報及び撮像ユニ
ット情報に基づいて画像処理を行うことができる。

【００５７】次に本実施の形態の第２の変更例について
説明する。本実施の形態に係る光学格納部１２は、出力
端子１８を介して光学ユニット情報をデジタルカメラ１
０の外部に出力していたが、これに代えて第２の変更例
に係る光学格納部１２は、デジタルカメラ１０の内部の
撮像信号処理部３２に光学ユニット情報を送る。また本
実施の形態に係る撮像格納部１６は、出力端子１７を介
して撮像ユニット情報をデジタルカメラ１０の外部に出
力していたが、これに代えて第２の変更例に係る撮像格
納部１６は、デジタルカメラ１０の内部の撮像信号処理
部３２に撮像ユニット情報を送る。

【００５８】図５は、第２の変更例に係るデジタルカメ
ラ１０の構成を示す。第２の変更例に係るデジタルカメ
ラ１０の撮像ユニット１４は、入力端子１１をさらに備
える点で本実施の形態に係るデジタルカメラ１０と異な
る。光学格納部１２は、出力端子１８及び入力端子１１
を介して光学ユニット情報を撮像信号処理部３２に送
る。撮像格納部１６は、撮像信号処理部３２に撮像ユニ
ット情報を送る。

【００５９】これにより撮像信号処理部３２は、光学ユ
ニット情報及び撮像ユニット情報に基づいて、光学ユニ
ット２０の性能及び撮像ユニット１４の性能に適した画
像処理を撮像した画像を施すことができる。

【００６０】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。

【００６１】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば撮像装置の部品をより適した部品に交換すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタ
ルカメラ１０の構成を示す図である。

【図２】光学格納部１２のデータフォーマットの一例を
示す図である。

【図３】撮像格納部１６のデータフォーマットの一例を
示す図である。

【図４】第１の変更例に係るデジタルカメラ１０の構成
を示す図である。

【図５】第２の変更例に係るデジタルカメラ１０の構成
を示す図である。

【符号の説明】

１０デジタルカメラ１２光学格納部１４撮像ユニット１６撮像格納部２０光学ユニット２２撮影レンズ部２４絞り２６シャッタ２８光学ＬＰＦ３０ＣＣＤ３２撮像信号処理部３４ファインダ３６ストロボ８２バス１００表示部１１０操作部１２０画像格納部１３０外部接続部１４０画像処理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2H002 BB05 BB15 GA70 GA71 GA73 GA74 GA77 HA24 HA25 HA30 ZA01 ZA02 ZA05 2H044 AE06 2H100 BB00 BB01 CC07 5C022 AA13 AB02 AB15 AB24 AB40 AC02 AC03 AC13 AC22 AC32 AC42 AC52 AC73 AC74

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体を撮像する撮像装置であって、前記被写体の被写体像を取り込む光学ユニットと、前記光学ユニットと一体に取り外し可能であり、前記光
学ユニットが取り込んだ前記被写体像に含まれる光量に
基づいて画像データを生成する撮像素子を有する撮像ユ
ニットと、前記光学ユニット及び前記撮像ユニットと一体に取り外
し可能であり、前記光学ユニットに固有の光学ユニット
情報、及び前記撮像ユニットに固有の撮像ユニット情報
を格納する格納部とを備えることを特徴とする撮像装
置。
【請求項２】被写体を撮像する撮像装置であって、前記被写体の被写体像を取り込む光学ユニットと、前記光学ユニットと一体に取り外し可能であり、前記光
学ユニットに固有の光学ユニット情報を格納する格納部
とを備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項３】前記光学ユニットは、前記被写体像を取
り込むレンズを有し、前記格納部は、前記光学ユニット情報として前記レンズ
の光学的特徴を格納することを特徴とする請求項２に記
載の撮像装置。
【請求項４】前記光学ユニットは、シャッタを有し、前記格納部は、前記光学ユニット情報として前記シャッ
タの性能を示す情報を格納することを特徴とする請求項
２に記載の撮像装置。
【請求項５】前記光学ユニットは、絞りを有し、前記格納部は、前記光学ユニット情報として前記絞りの
性能を示す情報を格納することを特徴とする請求項２に
記載の撮像装置。
【請求項６】前記光学ユニットは、焦点を調節する焦
点調節部を有し、前記格納部は、前記光学ユニット情報として前記焦点調
節部の性能を示す情報を格納することを特徴とする請求
項２に記載の撮像装置。
【請求項７】被写体を撮像する撮像装置であって、前記被写体の被写体像に含まれる光量を電気信号に変換
する撮像素子を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットと一体に取り外し可能であり、前記撮
像ユニットに固有の撮像ユニット情報を格納する格納部
とを備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項８】前記格納部は、前記撮像ユニット情報と
して前記撮像素子の撮像に関する情報を格納することを
特徴とする請求項７に記載の撮像装置。
【請求項９】前記格納部は、前記撮像ユニット情報と
して前記撮像素子の感度を示す情報を格納することを特
徴とする請求項７に記載の撮像装置。
【請求項１０】前記格納部は、前記撮像ユニット情報
として前記撮像素子の画素配列を示す情報を格納するこ
とを特徴とする請求項７に記載の撮像装置。
【請求項１１】前記撮像ユニットは、前記撮像素子が
変換した前記電気信号を増幅する増幅部をさらに有し、前記格納部は、前記撮像ユニット情報として前記増幅部
の性能を示すゲイン情報を格納することを特徴とする請
求項７に記載の撮像装置。