JP2003219217A - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 デジタルカメラに於いて、被写体を適切な撮
像条件でユーザに撮像させる撮像装置を提供する 【解決手段】 被写体を撮像するデジタルカメラ１０
は、被写体の本画像を取得する撮像部２０と、撮像部２
０が取得した本画像が、所定の条件を満たしているか否
かを判断する判断部１２と、判断部が判断した結果をユ
ーザに通知する通知部１８とを備え、この情報を用いて
ユーザーは、撮影条件を見直すことにより所望の撮影画
像を得る事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置、撮像方
法、及びプログラムに関する。特に本発明は、被写体を
適切な撮像条件でユーザに撮像させる撮像装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】デジタルカメラなどの撮像装置で被写体
を撮像する場合、取得される画像の画質は、シャッタス
ピード、絞り値、及びフラッシュ発光条件等からなる撮
像条件と、被写体の光量分布、色分布、及び装置姿勢の
安定度等からなる撮像環境とに大きく影響される。した
がって、被写体に対して撮像条件が不適切であったり、
フォトセンサの感度やダイナミックレンジといった撮像
装置の性能に対して被写体の選択が不適切である場合、
良好な画質の画像が得られないという課題があった。特
開平１１−３５５７０９号公報では、取得した画像を異
なる補正条件で補正し、複数の補正済み画像のうちで所
定の評価方法に基づく最良の補正済み画像を決定して記
録することによって、画質の良い画像データを記録する
ことが可能なデジタルカメラが開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮像環
境と撮像条件との組み合わせが不適切な場合に取得され
た画像は撮像装置の画像処理では十分に補正できず、ユ
ーザは、所望の画像を得ることができない場合があっ
た。

【０００４】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる撮像装置、撮像方法、及びプログラムを提供
することを目的とする。この目的は特許請求の範囲にお
ける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第１の形
態によると、被写体を撮像する撮像装置は、記録を目的
とする画像である、被写体の本画像を取得する撮像部
と、撮像部が取得した本画像が、所定の条件を満たして
いるか否かを判断する判断部と、判断部が判断した結果
をユーザに通知する通知部とを備える。

【０００６】また、判断部は、本画像の明るさが所定値
以上であるか否かを判断してもよい。あるいは、判断部
は、本画像の明るさが所定値以下であるか否かを判断し
てもよい。

【０００７】また、撮像モードを設定するモード設定部
を更に備え、判断部は、本画像が撮像モードに応じて予
め定められた条件を満たすか否かを判断してもよい。モ
ード設定部が撮像モードをポートレートモードに設定し
た場合、判断部は、本画像が人間の顔の画像を含むか否
かを判断してもよい。また、モード設定部が撮像モード
を夜景モードに設定した場合、判断部は、本画像におい
て、第１の所定値よりも暗い領域が、第２の所定値より
も広い範囲を占めているか否かを判断してもよい。

【０００８】また、撮像部は、本画像を取得する場合の
撮像条件を決定する為の予備画像を更に取得し、判断部
は、予備画像に基づいて、本画像が所定の条件を満たし
ているか否かを判断してもよい。例えば、撮像部は、ス
トロボが発光しない状態で予備画像を取得し、ストロボ
が発光する状態で本画像を取得し、判断部は、本画像の
明るさが予備画像の明るさよりも所定値以上大きいか否
かを判断してもよい。あるいは、判断部は、本画像及び
予備画像に基づいて、本画像を取得したときに手ぶれが
起きていたか否かを判断してもよい。

【０００９】通知部は、判断部が判断した結果を音によ
ってユーザに通知する発音部、表示することによってユ
ーザに通知する表示部、あるいは、光によってユーザに
通知する発光部を有してもよい。

【００１０】また、本発明の第２の形態によると、被写
体を撮像する撮像装置は、ユーザの操作に基づく撮像条
件であるマニュアル撮像条件を決定するマニュアル条件
決定部と、被写体の情報に基づく撮像条件であるオート
撮像条件を決定するオート条件決定部と、マニュアル撮
像条件とオート撮像条件とを比較する判断部と、判断部
が比較した結果をユーザに通知する通知部とを備える。

【００１１】マニュアル条件決定部は、ユーザの操作に
基づいた露出条件であるマニュアル露出値を決定し、オ
ート条件決定部は、被写体の明るさ情報に基づく露出条
件であるオート露出値を決定し、判断部は、マニュアル
露出値とオート露出値とを比較してもよい。

【００１２】あるいは、マニュアル条件決定部は、ユー
ザの操作に基づいたフォーカス条件であるマニュアルフ
ォーカス値を決定し、オート条件決定部は、被写体の距
離情報に基づくフォーカス条件であるオートフォーカス
値を決定し、判断部は、マニュアルフォーカス値とオー
トフォーカス値とを比較してもよい。

【００１３】また、本発明の第３の形態によると、被写
体を撮像する撮像方法は、記録を目的とする画像であ
る、被写体の本画像を取得するステップと、撮像部が取
得した本画像が、所定の条件を満たしているか否かを判
断するステップと、判断部が判断した結果をユーザに通
知するステップとを備える。

【００１４】また、本発明の第４の形態によると、被写
体を撮像する撮像方法は、ユーザの操作に基づく撮像条
件であるマニュアル撮像条件を決定するステップと、被
写体の情報に基づく撮像条件であるオート撮像条件を決
定するステップと、マニュアル撮像条件とオート撮像条
件とを比較するステップと、判断部が比較した結果をユ
ーザに通知するステップとを備える。

【００１５】また、本発明の第５の形態によると、被写
体を撮像する撮像装置用のプログラムは、撮像装置に、
記録を目的とする画像である、被写体の本画像を取得さ
せる撮像モジュールと、取得された本画像が、所定の条
件を満たしているか否かを判断させる判断モジュール
と、判断された結果をユーザに通知する通知モジュール
とを備える。

【００１６】また、本発明の第６の形態によると、被写
体を撮像する撮像装置用のプログラムは、撮像装置に、
ユーザの操作に基づく撮像条件であるマニュアル撮像条
件を決定させるマニュアル条件決定モジュールと、被写
体の情報に基づく撮像条件であるオート撮像条件を決定
させるオート条件決定モジュールと、マニュアル撮像条
件とオート撮像条件とを比較させる判断モジュールと、
比較された結果をユーザに通知させる通知モジュールと
を備える。

【００１７】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。

【００１９】図１は、本発明の一実施形態に係るデジタ
ルカメラ１０の機能ブロックを示す。デジタルカメラ１
０は、本発明の撮像装置の一例である。また、撮像装置
は、動画を撮影するデジタルビデオカメラであってもよ
い。デジタルカメラ１０は、記録を目的とする画像であ
る、被写体の本画像を取得する撮像部２０と、撮像部２
０が取得した本画像が、所定の条件を満たしているか否
かを判断する判断部１２と、判断部１２が判断した結果
をユーザに通知する通知部１８と、撮像モードを設定す
るモード設定部１１１と、ユーザの操作に基づく撮像条
件であるマニュアル撮像条件を決定するマニュアル条件
決定部１４と、被写体の情報に基づく撮像条件であるオ
ート撮像条件を決定するオート条件決定部１６とを備え
る。また、通知部１８は、判断部１２が判断した結果を
音によってユーザに通知する発音部２００、表示するこ
とによってユーザに通知する表示部１００、光によって
ユーザに通知する発光部３００の少なくとも一つを有す
る。

【００２０】モード設定部１１１は、ユーザの操作に基
づいて、シーンに応じた撮像モードを設定する。撮像モ
ードは、夜景モード、ポートレートモード、マクロモー
ドなどを含み、モード毎に、予め定められたシャッタス
ピード、絞り値、フォーカス位置、及びズーム倍率など
の撮像条件が対応づけられている。マニュアル条件決定
部１４は、ユーザの作画意図を反映したシャッタスピー
ド、絞り値、フォーカス位置、及びズーム倍率などの撮
像条件をマニュアル撮像条件として決定する。オート条
件決定部１６は、被写体の距離情報や明るさ情報を取得
し、予め定められた基準に基づき最適と判断する撮像条
件を決定する。撮像部２０は、ユーザの操作に基づい
て、モード設定部１１１、マニュアル条件決定部１４、
及びオート条件決定部１６のいずれかが決定した撮像条
件により被写体を撮像し、本画像を取得する。具体的に
は、ユーザがモード設定部１１１で夜景モードを選択し
た場合、撮像部２０は、通常の撮像モード時よりもシャ
ッタスピードを長くすることにより、通常モードでは撮
像できない暗部の本画像を取得する。

【００２１】判断部１２は、撮像部２０が取得した本画
像が、所定の条件を満たしているか否かを判断する。具
体的には、判断部１２は、本画像の明るさが所定値以上
であるか否か、あるいは本画像の明るさが所定値以下で
あるか否かを判断する。本画像の明るさとは、本画像全
体の平均輝度であってもよいし、画像の中央部分の平均
輝度であってもよいし、輝度最大値、輝度最小値、また
は分散等を利用したその他の値であってもよい。本画像
の明るさが所定の条件を満たしていない場合、判断部１
２は、被写体の明るさが不適切であると判断する。

【００２２】また、判断部１２は、撮像モードに応じて
定められた条件を予め格納して、撮像部２０が取得した
本画像が当該条件を満たすか否かを判断してもよい。具
体的には、モード設定部１１１が撮像モードをポートレ
ートモードに設定した状態で本画像が取得された場合、
判断部１２は、ポートレートモードに対応した判断条件
として、本画像が人間の顔の画像を含むか否かを判断す
る。本画像が人間の顔の画像を含むか否かの判断は、人
間の肌色が有する色信号の特徴であるＲＧＢ成分のＲ成
分が多いか否かを、本画像から検出することによって行
ってもよい。あるいは、本画像が人間の顔の画像を含む
か否かの判断は、本画像に人間の顔の輪郭を示す画像が
含まれるか否かを、画像マッチング技術を用いて行って
もよい。本画像から人間の顔の画像が検出されない場
合、判断部１２は、撮像モードがポートレートモードで
あるにもかかわらず被写体が人物ではないと判断し、モ
ード設定部１１１の設定と被写体との組み合わせが不適
切であると判断する。

【００２３】撮像モードに応じて予め定められる判断条
件の他の例によれば、モード設定部１１１が撮像モード
を夜景モードに設定した状態で本画像が取得された場
合、判断部１２は、夜景モードに対応した判断条件とし
て、本画像において、第１の所定値よりも暗い領域が、
第２の所定値よりも広い範囲を占めているか否かを判断
する。夜景を撮像した画像の特徴は、所定値よりも暗い
暗部に相当する領域が画像において支配的であることで
ある。したがって、仮に画面の大部分を所定値よりも明
るい領域が占めている場合、判断部１２は、撮像モード
が夜景モードであるにもかかわらず被写体が夜景ではな
いと判断し、モード設定部１１１の設定と被写体との組
み合わせが不適切であると判断する。

【００２４】また、判断部１２は、撮像モードに応じて
予め定められる判断条件として、本画像の空間周波数が
所定の条件を満たしているか否かを判断してもよい。具
体的には、撮像モードがポートレートモードである状態
で本画像が取得された場合、判断部１２は、本画像の空
間周波数が所定値よりも大きいか否かを判断する。本画
像の空間周波数が所定値よりも小さい場合、判断部１２
は、本画像を取得したときに手ぶれが起きていたか、あ
るいは被写体が人物ではないと判断し、撮像モードに対
して不適切な画像が取得されたと判断する。

【００２５】撮像部２０は、本画像を取得する場合の撮
像条件を決定する為の予備画像を更に取得してもよい。
この場合、判断部１２は、予備画像に基づいて本画像が
所定の条件を満たしているか否かを判断してもよい。具
体的には、撮像部２０は、ストロボが発光しない状態で
予備画像を取得し、ストロボが発光する状態で本画像を
取得する。そして、判断部１２は、本画像の明るさが予
備画像の明るさよりも所定値以上大きいか否かを判断す
る。本画像の明るさが、予備画像の明るさよりも所定値
以上大きくない場合、判断部１２は、ストロボ発光の効
果が十分に得られない条件で本画像が撮像されたと判断
する。たとえば、被写体が遠いためにストロボが届かな
い条件や、ストロボの光をユーザの指やストラップなど
の障害物が遮っている条件、あるいは、ストロボのチャ
ージが不十分な条件である。

【００２６】判断部１２は、本画像及び予備画像に基づ
いて、本画像を取得したときに手ぶれが起きていたか否
かを判断してもよい。この場合の判断は、予備画像と本
画像に基づいて被写体の動きベクトルを検出し、検出し
た動きベクトルの大きさが所定値以上であるか否かを判
断することによって行ってもよい。具体的には、予備画
像と本画像のそれぞれから動きベクトル検出に必要な周
波数成分を抽出し、代表点マッチング法により動きベク
トルを検出する。検出した動きベクトルの大きさが所定
値以上であった場合、判断部１２は、予備画像取得の時
点から本画像取得の時点までにカメラの姿勢が変化し、
手ぶれが起きたと判断する。あるいは、予備画像及び本
画像の空間周波数を比較し、本画像の空間周波数が予備
画像の空間周波数よりも所定値以上小さい場合に手ぶれ
が起きたと判断しても良い。

【００２７】判断部１２は、マニュアル条件決定部１４
が決定するマニュアル撮像条件と、オート条件決定部１
６が決定するオート撮像条件とを比較してもよい。具体
例によれば、マニュアル条件決定部１４は、ユーザの操
作に基づいた露出条件であるマニュアル露出値を決定
し、オート条件決定部１６は、被写体の明るさ情報に基
づく露出条件であるオート露出値を決定する。そして、
判断部１２は、マニュアル露出値とオート露出値とを比
較して、両者の値が所定値以上大きい場合は、ユーザが
不適切な露出条件を設定したと判断する。また、他の具
体例によれば、マニュアル条件決定部１４は、ユーザの
操作に基づいたフォーカス条件であるマニュアルフォー
カス値を決定し、オート条件決定部１６はは、被写体の
距離情報に基づくフォーカス条件であるオートフォーカ
ス値を決定する。そして、判断部１２は、マニュアルフ
ォーカス値と、オートフォーカス値とを比較して、両者
の値が所定値以上大きい場合は、ユーザが不適切なフォ
ーカス条件を設定したと判断する。

【００２８】通知部１８は、判断部１２が判断した結果
をユーザに通知する。具体的には、被写体の光量が不十
分なために本画像の明るさが所定値以上でなかった場
合、通知部１８は、被写体の光量が不十分であるという
情報をユーザに通知する。例えば、通知部１８が有する
表示部１００が、「被写体が暗すぎます」と表示しても
よい。また、被写体の光量が強すぎたために本画像の明
るさが所定値以下でなく、白くとんだ画像となった場
合、通知部１８は、被写体の光量が強すぎるという情報
をユーザに通知する。例えば、通知部１８が有する発音
部２００が、「被写体が明るすぎます」という音を発し
てもよい。また、通知部１８は、例えばＬＥＤ等の発光
デバイスを含む発光部３００を有し、点灯や点滅等の発
光パターンによって判断部１２の判断結果をユーザに通
知してもよい。

【００２９】上述のデジタルカメラ１０によれば、不適
切な撮像条件または不適切な撮像環境による撮像が行わ
れた場合、ユーザにその旨を通知するので、ユーザは、
撮像条件を見直すことによって、所望の画像を得ること
ができる。

【００３０】図２は、デジタルカメラ１０の動作の一例
を示すフローである。ユーザによりレリーズスイッチが
半押しされると、撮像部２０は、予備画像を取得する
（Ｓ１００）。そして、レリーズスイッチが全押しされ
ると、記録を目的とする画像である本画像を取得する
（Ｓ１０１）。次に、判断部１２は、Ｓ１０１において
取得された本画像が所定の条件を満たすか否かを、Ｓ１
００で取得した予備画像または予め定められた基準値に
基づいて判断する（Ｓ１０２）。Ｓ１０２において、本
画像が所定の条件を満たさない場合、通知部１８は、そ
の旨をユーザに通知する（Ｓ１０４）。Ｓ１０２におい
て、本画像が所定の条件を満たす場合、通知部１８は、
その旨をユーザに通知する（Ｓ１０６）。通知部１８
は、本画像が所定の条件を満たす場合、ユーザへの通知
を行わなくてもよい。以上で本フローは終了する。

【００３１】図３は、デジタルカメラ１０の動作の他の
例を示すフローである。まず、マニュアル条件決定部１
４は、ユーザの操作に基づいてマニュアル撮像条件を決
定する（Ｓ２０２）。次に、ユーザによりレリーズスイ
ッチが半押しされると（Ｓ２０４）、オート条件決定部
１６は、被写体の距離情報及び明るさ情報を取得し、予
め定められた基準に基づいて最適と判断する撮像条件
を、被写体の距離情報及び明るさ情報に基づいて決定す
る（Ｓ２０６）。次に、レリーズスイッチが全押しされ
ると（Ｓ２０８）、撮像部２０は、マニュアル撮像条件
に基づいて本画像を取得する（Ｓ２１０）。次に、判断
部１２は、本画像を撮像したマニュアル撮像条件と、オ
ート撮像条件とを比較し、その差が所定値以内であるか
否かを判断する（Ｓ２１２）。最後に、通知部１８は、
Ｓ２１２において判断された結果をユーザに通知する
（Ｓ２１４）。以上で本フローは終了する。

【００３２】図４は、パーソナルコンピュータ４００の
ハードウェア構成の一例を示す。パーソナルコンピュー
タ４００は、デジタルカメラ１０に接続されて、デジタ
ルカメラ１０にプログラムやデータをインストールした
り、デジタルカメラ１０から画像データや音声データを
取得する。パーソナルコンピュータ４００は、ＣＰＵ７
００と、ＲＯＭ７０２と、ＲＡＭ７０４と、通信インタ
フェース７０６と、ハードディスクドライブ７０８と、
データベースインタフェース７１０と、フロッピー（登
録商標）ディスクドライブ７１２と、ＣＤ−ＲＯＭドラ
イブ７１４とを備える。ＣＰＵ７００は、ＲＯＭ７０２
及びＲＡＭ７０４に格納されたプログラムに基づいて動
作する。通信インタフェース７０６は、ネットワークを
介してデジタルカメラ１０と通信する。データベースイ
ンタフェース７１０は、データベースへのデータの書
込、及びデータベースの内容の更新を行う。格納装置の
一例としてのハードディスクドライブ７０８は、設定情
報及びＣＰＵ７００を動作するプログラムを格納する。

【００３３】フロッピーディスクドライブ７１２は、フ
ロッピーディスク７２０からデータまたはプログラムを
読み取りＣＰＵ７００及び通信インタフェース７０６に
提供する。ＣＤ−ＲＯＭドライブ７１４はＣＤ−ＲＯＭ
７２２からデータまたはプログラムを読み取りＣＰＵ７
００及び通信インタフェース７０６に提供する。通信イ
ンタフェース７０６は、フロッピーディスクドライブ７
１２またはＣＤ−ＲＯＭドライブ７１４から提供された
データまたはプログラムをデジタルカメラ１０に送信す
る。データベースインタフェース７１０は、各種データ
ベース７２４と接続してデータを送受信する。

【００３４】ＣＰＵ７００が実行するプログラム及びデ
ジタルカメラ１０に提供されるプログラムは、フロッピ
ーディスク７２０またはＣＤ−ＲＯＭ７２２等の記録媒
体に格納されて利用者に提供される。記録媒体に格納さ
れたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよ
い。ＣＰＵ７００が実行するプログラムは記録媒体から
ハードディスクドライブ７０８にインストールされ、Ｒ
ＡＭ７０４に読み出されてＣＰＵ７００により実行され
る。デジタルカメラ１０に提供されるプログラムは、記
録媒体から読み出され、通信インタフェース７０６を介
して、デジタルカメラ１０にインストールされ、デジタ
ルカメラ１０において実行される。

【００３５】記録媒体に格納されて提供され、デジタル
カメラ１０にインストールされるプログラムは、機能構
成として、撮像モジュールと、判断モジュールと、通知
モジュールと、マニュアル条件決定モジュールと、オー
ト条件決定モジュールとを有する。各モジュールがデジ
タルカメラ１０に行わせる処理は、それぞれ本実施形態
のデジタルカメラ１０における、対応する構成要素の機
能及び動作と同一であるから、説明を省略する。

【００３６】図４に示した、記録媒体の一例としてのフ
ロッピーディスク７２０またはＣＤ−ＲＯＭ７２２に
は、本出願で説明した全ての実施形態における、デジタ
ルカメラ１０の動作の一部または全ての機能を格納する
ことができる。

【００３７】これらのプログラムは記録媒体から直接Ｒ
ＡＭに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にＲＡＭに読み出され
て実行されてもよい。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されてもよ
い。また、符号化した形態で格納されていてもよい。

【００３８】記録媒体としては、フロッピーディスク、
ＣＤ−ＲＯＭの他にも、ＤＶＤ、ＰＤ等の光学記録媒
体、ＭＤ等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒
体、ＩＣカードやミニチュアーカードなどの半導体メモ
リ等を用いることができる。又、専用通信ネットワーク
やインターネットに接続されたサーバシステムに設けた
ハードディスクまたはＲＡＭ等の格納装置を記録媒体と
して使用し、通信網を介して、プログラムをデジタルカ
メラ１０に提供してもよい。

【００３９】図５は、本実施形態に係る撮像装置の一例
であるデジタルカメラ１０の構成を示す。デジタルカメ
ラ１０は、撮像部２０、撮像制御部４０、システム制御
部６０、表示部１００、操作部１１０、格納部１２０、
外部接続部１３０、及び画像処理部１４０を備える。な
お、操作部１１０は、本発明におけるモード設定部及び
マニュアル条件決定部の一例である。また、システム制
御部６０は、本発明における判断部の一例である。

【００４０】撮像部２０は、撮影レンズ部２２、絞り２
４、シャッタ２６、光学ＬＰＦ２８、ＣＣＤ３０、撮像
信号処理部３２、ファインダ３４、及びストロボ３６を
有する。

【００４１】撮影レンズ部２２は、被写体像を取り込ん
で処理を施す。撮影レンズ部２２は、フォーカスレンズ
やズームレンズ等を含み、被写体像をＣＣＤ３０の受光
面上に結像する。絞り２４は、撮影レンズ部２２を通過
した光を絞り、光学ＬＰＦ２８は、絞り２４を通過した
光に含まれる所定の空間周波数よりも低い空間周波数の
光を通過させる。ＣＣＤ３０が含む各受光素子３００
は、結像した被写体像の光量に応じ、電荷を蓄積する
（以下その電荷を「蓄積電荷」という）。

【００４２】シャッタ２６は、機械式シャッタであり、
撮影レンズ部２２を通過した光をＣＣＤ３０に露光する
か否かを制御する。また、デジタルカメラ１０は、シャ
ッタ２６に代えて電子シャッタ機能を有してもよい。電
子シャッタ機能を実現するために、ＣＣＤ３０の受光素
子３００は、シャッタゲート及びシャッタドレインを有
する。シャッタゲートを駆動することにより、蓄積電荷
がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの
制御により、各受光素子３００に電荷を蓄積する時間、
即ちシャッタスピードを制御できる。ＣＣＤ３０におい
て、蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレ
ジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧
信号として順次読み出される。

【００４３】撮像信号処理部３２は、ＣＣＤ３０から出
力される被写体像を示す電圧信号、即ちアナログ信号を
Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に色分解する。そして、撮像信号処理部
３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分を調整することにより、被写体
像のホワイトバランスを調整する。撮像信号処理部３２
は、被写体像のガンマ補正を行う。そして、撮像信号処
理部３２は、Ｒ、Ｇ、Ｂ成分に分解されたアナログ信号
をＡ／Ｄ変換し、その結果得られた被写体像のデジタル
の画像データ（以下「デジタル画像データ」という）を
システム制御部６０へ出力する。

【００４４】ファインダ３４は、表示手段を有してもよ
く、後述のメインＣＰＵ６２等からの各種情報をファイ
ンダ３４内に表示してもよい。ストロボ３６は、コンデ
ンサに蓄えられたエネルギを放電する放電管３７を有
し、放電管３７にエネルギが供給されたとき放電管３７
が発光することで機能する。

【００４５】撮像制御部４０は、ズーム駆動部４２、フ
ォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、シャッタ駆動部
４８、それらを制御する撮像系ＣＰＵ５０、測距センサ
５２、及び測光センサ５４を有する。ズーム駆動部４
２、フォーカス駆動部４４、絞り駆動部４６、及びシャ
ッタ駆動部４８は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有し、撮像部２０に含まれる機構部材を駆動す
る。撮像系ＣＰＵ５０は、本発明のオート条件決定部の
一例である。後述のレリーズスイッチ１１４の押下に応
じ、測距センサ５２は被写体までの距離を測定し、測光
センサ５４は被写体輝度を測定する。そして、測距セン
サ５２及び測光センサ５４は、測定された被写体までの
距離のデータ（以下単に「測距データ」という）及び被
写体輝度のデータ（以下単に「測光データ」という）
を、それぞれ撮像系ＣＰＵ５０に供給する。

【００４６】撮像系ＣＰＵ５０は、ユーザから指示され
たズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部４２
及びフォーカス駆動部４４を制御して撮影レンズ部２２
のズーム倍率とピントの調整を行う。また、撮像系ＣＰ
Ｕ５０は、測距センサ５２から受け取った測距データに
基づいて、ズーム駆動部４２及びフォーカス駆動部４４
を制御してズーム倍率及びピントの調整を行ってもよ
い。

【００４７】撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５４から
受け取った測光データに基づいて、絞り値及びシャッタ
スピードを決定する。決定された値に従い、絞り駆動部
４６及びシャッタ駆動部４８は、絞り２４の絞り量及び
シャッタ２６の開閉をそれぞれ制御する。

【００４８】また、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４から受け取った測光データに基づいて、ストロボ３６
の発光を制御し、同時に絞り２４の絞り量を調整する。
ユーザが映像の取込を指示したとき、ＣＣＤ３０は電荷
蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間
の経過後、蓄積電荷を撮像信号処理部３２へ出力する。

【００４９】システム制御部６０は、メインＣＰＵ６
２、キャラクタ生成部８４、タイマ８６、及びクロック
発生器８８を有する。メインＣＰＵ６２は、デジタルカ
メラ１０全体、特にシステム制御部６０を制御する。メ
インＣＰＵ６２は、シリアル通信等により、撮像系ＣＰ
Ｕ５０との間で必要な情報の受け渡しをする。

【００５０】クロック発生器８８は、メインＣＰＵ６２
の動作クロックを発生し、メインＣＰＵ６２に供給す
る。また、クロック発生器８８は、撮像系ＣＰＵ５０及
び表示部１００の動作クロックを発生する。クロック発
生器８８は、メインＣＰＵ６２、撮像系ＣＰＵ５０、及
び表示部１００に対してそれぞれ異なる周波数の動作ク
ロックを供給してもよい。

【００５１】キャラクタ生成部８４は、撮影日時、タイ
トル等の撮影画像に合成する文字情報や、図形情報を生
成する。タイマ８６は、例えば電池等でバックアップさ
れ、常に時間をカウントし、当該カウント値に基づいて
撮影画像の撮影日時に関する情報等の時刻情報をメイン
ＣＰＵ６２に供給する。タイマ８６は、蓄電池から供給
された電力により、デジタルカメラ本体の電源がオフで
ある場合にも時間をカウントするのが望ましい。また、
キャラクタ生成部８４及びタイマ８６は、メインＣＰＵ
６２に併設されることが好ましい。

【００５２】格納部１２０は、メモリ制御部６４、不揮
発性メモリ６６、及びメインメモリ６８を有する。メモ
リ制御部６４は、不揮発性メモリ６６とメインメモリ６
８とを制御する。不揮発性メモリ６６は、ＥＥＰＲＯＭ
（電気的消去及びプログラム可能なＲＯＭ）やＦＬＡＳ
Ｈメモリ等で構成され、ユーザによる設定情報や出荷時
の調整値等、デジタルカメラ１０の電源がオフの間も保
持すべきデータを格納する。不揮発性メモリ６６は、メ
インＣＰＵ６２のブートプログラムやシステムプログラ
ム等を格納してもよい。

【００５３】メインメモリ６８は、ＤＲＡＭのように比
較的安価で容量の大きなメモリで構成されることが好ま
しい。メインメモリ６８は、撮像部２０から出力された
データを格納するフレームメモリとしての機能、各種プ
ログラムをロードするシステムメモリとしての機能、そ
の他ワークエリアとしての機能を有する。不揮発性メモ
リ６６及びメインメモリ６８は、システム制御部６０内
外の各部とバス８２を介してデータのやりとりを行う。
不揮発性メモリ６６は、デジタル画像データを更に格納
してもよい。

【００５４】画像処理部１４０は、ＹＣ処理部７０、エ
ンコーダ７２、及び圧縮伸張処理部７８を有する。ま
た、外部接続部１３０は、オプション装置制御部７４、
及び通信Ｉ／Ｆ部８０を有する。

【００５５】ＹＣ処理部７０は、デジタル画像データに
ＹＣ変換を施し、輝度信号Ｙ、並びに色差（クロマ）信
号Ｂ−Ｙ及びＲ−Ｙを生成する。メインメモリ６８は、
メモリ制御部６４の制御に基づいて、輝度信号及び色差
信号を格納する。

【００５６】圧縮伸張処理部７８は、メインメモリ６８
から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。そ
して、オプション装置制御部７４は、圧縮されたデジタ
ル画像データ（以下単に「圧縮データ」という）をオプ
ション装置７６の一例であるメモリカードへ書き込む。

【００５７】エンコーダ７２は、輝度信号と色差信号
を、ビデオ信号（ＮＴＳＣやＰＡＬ信号）に変換して端
子９０から出力する。オプション装置７６に記録された
圧縮データからビデオ信号を生成する場合、圧縮データ
は、まずオプション装置制御部７４を介して圧縮伸張処
理部７８へ与えられる。続いて、圧縮伸張処理部７８で
必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ７２によ
ってビデオ信号へ変換される。

【００５８】オプション装置制御部７４は、オプション
装置７６が許容する信号仕様及びバス８２のバス仕様に
従い、バス８２とオプション装置７６との間で必要な信
号の生成、論理変換、及び／又は電圧変換等を行う。デ
ジタルカメラ１０は、オプション装置７６として前述の
メモリカードの他に、例えばＰＣＭＣＩＡ準拠の標準的
なＩ／Ｏカードをサポートしてもよい。その場合、オプ
ション装置制御部７４は、ＰＣＭＣＩＡ用バス制御ＬＳ
Ｉ等で構成してもよい。

【００５９】通信Ｉ／Ｆ部８０は、デジタルカメラ１０
がサポートする通信仕様、たとえばＵＳＢ、ＲＳ−２３
２Ｃ、イーサネット（登録商標）等の仕様に応じたプロ
トコル変換等の制御を行う。通信Ｉ／Ｆ部８０は、圧縮
データ又はデジタル画像データを、端子９２を介してネ
ットワークを含む外部機器に出力してよい。通信Ｉ／Ｆ
部８０は、必要に応じてドライバＩＣを含み、外部機器
と端子９２を介して通信する。通信Ｉ／Ｆ部８０は、例
えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との
間で独自のインターフェースによるデータ授受を行う構
成としてもよい。

【００６０】表示部１００は、ＬＣＤモニタ１０２、Ｌ
ＣＤパネル１０４、モニタドライバ１０６、及びパネル
ドライバ１０８を有する。モニタドライバ１０６は、Ｌ
ＣＤモニタ１０２を制御する。また、パネルドライバ１
０８は、ＬＣＤパネル１０４を制御する。ＬＣＤモニタ
１０２は、例えば２インチ程度の大きさでカメラ背面に
設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズ
ーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、
被写体画像等を表示する。ＬＣＤパネル１０４は例えば
小さな白黒ＬＣＤでカメラ上面に設けられ、画質（ＦＩ
ＮＥ／ＮＯＲＭＡＬ／ＢＡＳＩＣ等）、ストロボ発光／
発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量／残量
等の情報を表示する。

【００６１】操作部１１０は、パワースイッチ１１２、
レリーズスイッチ１１４、機能設定部１１６、及びズー
ムスイッチ１１８を有する。パワースイッチ１１２は、
ユーザの指示に基づいてデジタルカメラ１０の電源をオ
ン／オフする。レリーズスイッチ１１４は、半押しと全
押しの二段階押し込み構造を有する。一例として、レリ
ーズスイッチ１１４が半押しされることにより、撮像制
御部４０は、自動焦点調整及び自動露出調整を行い、全
押しされることにより、撮像部２０は、被写体像を取り
込む。

【００６２】機能設定部１１６は、例えば回転式のモー
ドダイヤルや十字キー等であって、「ファイルフォーマ
ット」、「特殊効果」、「印画」、「決定／保存」、
「表示切換」等の設定を受け付ける。ズームスイッチ１
１８は、撮像部２０が取得する被写体像のズーム倍率の
設定を受け付ける。

【００６３】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずパワースイッチ１１２が押下され、デジタ
ルカメラ１０の各部に電力が供給される。メインＣＰＵ
６２は、機能設定部１１６の状態を読み込むことで、デ
ジタルカメラ１０が撮影モードにあるか再生モードにあ
るかを判断する。

【００６４】デジタルカメラ１０が撮影モードの場合、
メインＣＰＵ６２は、レリーズスイッチ１１４の半押し
状態を監視する。レリーズスイッチ１１４の半押し状態
が検出されたとき、撮像系ＣＰＵ５０は、測光センサ５
４及び測距センサ５２からそれぞれ測光データと測距デ
ータを得る。撮像制御部４０は、撮像系ＣＰＵ５０が得
た測光データ及び測距データに基づいて、撮像部２０の
ピント、絞り等を調整する。調整が完了すると、ＬＣＤ
モニタは、「スタンバイ」等の文字を表示してユーザに
その旨を伝える。

【００６５】続いて、メインＣＰＵ６２は、レリーズス
イッチ１１４の全押し状態を監視する。レリーズスイッ
チ１１４の全押し状態が検出されたとき、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ２６が閉じられ、ＣＣＤ３０の
蓄積電荷が撮像信号処理部３２へ掃き出される。撮像信
号処理部３２による処理の結果生成されたデジタル画像
データはバス８２へ出力される。デジタル画像データは
一旦メインメモリ６８へ格納され、この後ＹＣ処理部７
０と圧縮伸張処理部７８で処理され、オプション装置制
御部７４を経由してオプション装置７６へ記録される。
記録されたデジタル画像データに基づく撮影画像は、フ
リーズされた状態でしばらくＬＣＤモニタ１０２に表示
され、ユーザは撮影画像を確認することができる。以上
で一連の撮影動作が完了する。

【００６６】一方、デジタルカメラ１０が再生モードの
場合、メインＣＰＵ６２は、メインメモリ６８、不揮発
性メモリ６６、及び／又はオプション装置７６から撮影
した撮影画像を読み出し、これを表示部１００のＬＣＤ
モニタ１０２へ表示する。

【００６７】この状態でユーザが機能設定部１１６にて
「順送り」、「逆送り」を指示すると、メインＣＰＵ６
２は、メインメモリ６８、不揮発性メモリ６６、及び／
又はオプション装置７６が格納した他の撮影画像を読み
出し、これを表示部１００のＬＣＤモニタ１０２へ表示
する。

【００６８】以上、本発明を実施形態を用いて説明した
が、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に
は限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改
良を加えることができる。そのような変更または改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。

【００６９】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、被写体を適切な撮像条件でユーザに撮像させる
撮像装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施形態に係るデジタルカメラ１０の機能
ブロック図である。

【図２】 デジタルカメラ１０の動作の一例を示すフロ
ーである。

【図３】 デジタルカメラ１０の動作の他の例を示すフ
ローである。

【図４】 パーソナルコンピュータ４００のハードウェ
ア構成の一例を示す図である。

【図５】 デジタルカメラ１０の詳細な構成の一例を示
す図である。

【符号の説明】

１０…デジタルカメラ １２…判断部 １４…マニュアル条件決定部 １６…オート条
件決定部 １８…通知部 ２０…撮像部 １００…表示部 １１１…モード
設定部 ２００…発音部 ３００…発光部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｈ０４Ｎ 101:00 Ｇ０３Ｂ 3/00 Ａ (72)発明者 石原 淳彦 埼玉県朝霞市泉水３丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 坂本 浩一 埼玉県朝霞市泉水３丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 二瓶 要 埼玉県朝霞市泉水３丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Ｆターム(参考） 2H002 AB03 DB25 DB29 2H011 AA03 CA18 CA21 2H051 AA00 FA29 2H102 AA22 BB41 5C022 AA13 AB01 AB15 AB21 AB55 AC03 AC13 AC15 AC18 AC42 AC69

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被写体を撮像する撮像装置であって、 記録を目的とする画像である、前記被写体の本画像を取
   得する撮像部と、 前記撮像部が取得した前記本画像が、所定の条件を満た
   しているか否かを判断する判断部と、 前記判断部が判断した結果をユーザに通知する通知部と
   を備えることを特徴とする撮像装置。
2. 【請求項２】 前記判断部は、前記本画像の明るさが
   所定値以上であるか否かを判断することを特徴とする請
   求項１に記載の撮像装置。
3. 【請求項３】 前記判断部は、前記本画像の明るさが
   所定値以下であるか否かを判断することを特徴とする請
   求項１に記載の撮像装置。
4. 【請求項４】 撮像モードを設定するモード設定部を
   更に備え、 前記判断部は、前記本画像が前記撮像モードに応じて予
   め定められた条件を満たすか否かを判断することを特徴
   とする請求項１に記載の撮像装置。
5. 【請求項５】 前記モード設定部が前記撮像モードを
   ポートレートモードに設定した場合、 前記判断部は、前記本画像が人間の顔の画像を含むか否
   かを判断することを特徴とする請求項４に記載の撮像装
   置。
6. 【請求項６】 前記モード設定部が前記撮像モードを
   夜景モードに設定した場合、 前記判断部は、前記本画像において、第１の所定値より
   も暗い領域が、第２の所定値よりも広い範囲を占めてい
   るか否かを判断することを特徴とする請求項４に記載の
   撮像装置。
7. 【請求項７】 前記撮像部は、前記本画像を取得する
   場合の撮像条件を決定するための予備画像を更に取得
   し、 前記判断部は、前記予備画像に基づいて、前記本画像が
   前記所定の条件を満たしているか否かを判断することを
   特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
8. 【請求項８】 前記撮像部は、ストロボが発光しない
   状態で前記予備画像を取得し、ストロボが発光する状態
   で前記本画像を取得し、 前記判断部は、前記本画像の明るさが前記予備画像の明
   るさよりも所定値以上大きいか否かを判断することを特
   徴とする請求項７に記載の撮像装置。
9. 【請求項９】 前記判断部は、前記本画像及び前記予
   備画像に基づいて、前記本画像を取得したときに手ぶれ
   が起きていたか否かを判断することを特徴とする請求項
   ７に記載の撮像装置。
10. 【請求項１０】 前記通知部は、前記判断部が判断し
    た前記結果を音によってユーザに通知する発音部を有す
    ることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
11. 【請求項１１】 前記通知部は、前記判断部が判断し
    た前記結果を表示することによってユーザに通知する表
    示部を有することを特徴とする請求項１に記載の撮像装
    置。
12. 【請求項１２】 前記通知部は、前記判断部が判断し
    た前記結果を光によってユーザに通知する発光部を有す
    ることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
13. 【請求項１３】 被写体を撮像する撮像装置であっ
    て、 ユーザの操作に基づく撮像条件であるマニュアル撮像条
    件を決定するマニュアル条件決定部と、 前記被写体の情報に基づく撮像条件であるオート撮像条
    件を決定するオート条件決定部と、 前記マニュアル撮像条件と前記オート撮像条件とを比較
    する判断部と、 前記判断部が比較した結果をユーザに通知する通知部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
14. 【請求項１４】 前記マニュアル条件決定部は、ユー
    ザの操作に基づいた露出条件であるマニュアル露出値を
    決定し、 前記オート条件決定部は、前記被写体の明るさ情報に基
    づく露出条件であるオート露出値を決定し、 前記判断部は、前記マニュアル露出値と前記オート露出
    値とを比較することを特徴とする請求項１３に記載の撮
    像装置。
15. 【請求項１５】 前記マニュアル条件決定部は、ユー
    ザの操作に基づいたフォーカス条件であるマニュアルフ
    ォーカス値を決定し、 前記オート条件決定部は、前記被写体の距離情報に基づ
    くフォーカス条件であるオートフォーカス値を決定し、 前記判断部は、前記マニュアルフォーカス値と前記オー
    トフォーカス値とを比較することを特徴とする請求項１
    ３に記載の撮像装置。
16. 【請求項１６】 被写体を撮像する撮像方法であっ
    て、 記録を目的とする画像である、前記被写体の本画像を取
    得するステップと、 前記撮像部が取得した前記本画像が、所定の条件を満た
    しているか否かを判断するステップと、 前記判断部が判断した結果をユーザに通知するステップ
    とを備えることを特徴とする撮像方法。
17. 【請求項１７】 被写体を撮像する撮像方法であっ
    て、 ユーザの操作に基づく撮像条件であるマニュアル撮像条
    件を決定するステップと、 前記被写体の情報に基づく撮像条件であるオート撮像条
    件を決定するステップと、 前記マニュアル撮像条件と前記オート撮像条件とを比較
    するステップと、 前記判断部が比較した結果をユーザに通知するステップ
    とを備えることを特徴とする撮像方法。
18. 【請求項１８】 被写体を撮像する撮像装置用のプロ
    グラムであって、前記撮像装置に、 記録を目的とする画像である、前記被写体の本画像を取
    得させる撮像モジュールと、 前記取得された前記本画像が、所定の条件を満たしてい
    るか否かを判断させる判断モジュールと、 前記判断された結果をユーザに通知する通知モジュール
    とを備えることを特徴とするプログラム。
19. 【請求項１９】 被写体を撮像する撮像装置用のプロ
    グラムであって、前記撮像装置に、 ユーザの操作に基づく撮像条件であるマニュアル撮像条
    件を決定させるマニュアル条件決定モジュールと、 前記被写体の情報に基づく撮像条件であるオート撮像条
    件を決定させるオート条件決定モジュールと、 前記マニュアル撮像条件と前記オート撮像条件とを比較
    させる判断モジュールと、 前記比較された結果をユーザに通知させる通知モジュー
    ルとを備えることを特徴とする撮像装置。