JP2003234953A - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及びプログラム

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JP2003234953A
JP2003234953A JP2002031573A JP2002031573A JP2003234953A JP 2003234953 A JP2003234953 A JP 2003234953A JP 2002031573 A JP2002031573 A JP 2002031573A JP 2002031573 A JP2002031573 A JP 2002031573A JP 2003234953 A JP2003234953 A JP 2003234953A
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JP2002031573A
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Masahiko Sugimoto
雅彦 杉本
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Koji Fukuda
浩司 福田
Atsuhiko Ishihara
淳彦 石原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体を複数回撮像して、適切な撮像条件で
の画像をシャッタチャンスを逃すことなく取得する撮像
装置を提供する。 【解決手段】 デジタルカメラ10は、被写体の第1の
本画像を取得する撮像部20と、第1の本画像が所定の
条件を満たしているか否かを判断する判断部12と、判
断部12が、第1の本画像が所定の条件を満たしていな
いと判断した場合に、撮像部20に第2の本画像を取得
させる撮像制御部40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、撮像方
法及びプログラムに関する。特に本発明は、適切な撮像
条件での被写体の画像を、シャッタチャンスを逃すこと
なく取得する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルスチルカメラやデジタル
ビデオカメラなどの撮像装置は、被写体を撮像する場合
に、AF(自動焦点調節)、AE(自動露出調節)、及
びオートストロボなどの手段によって撮像条件を最適化
している。また、被写体を撮像した後には、取得した撮
像信号に、ゲイン調整、ホワイトバランス調整、ノイズ
除去などの画像処理を施すことにより画質を向上させる
ことも行われている。撮像条件を最適化するための手段
として、特開平6−121225号公報では、赤目防止
のプリ発光を行ったときに、撮影時の本発光の光量不足
による画質の低下を補正するカメラが開示されている。
また、特開平11−212150号公報では、被写体の
周囲の照度が不足した状態で人物撮影を行う場合に、ス
トロボ光を用いて個人差なく赤目現象を防止するストロ
ボ装置が開示されている。また、特開2001−174
884号公報では、ストロボの発光量を被写体距離に応
じて制御することにより、連続した一回のストロボ発光
で、赤目の防止と最適な光量での撮像を行う撮像装置が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
撮像装置は、撮像条件を十分に最適化できない場合があ
った。そして、撮像条件が適切でない画像は、画像処理
によっても十分に画質を補正できない場合があった。こ
の場合、ユーザは、取得した画像を撮像装置が備える液
晶モニタに表示するか、プリンタ等に出力することによ
って、初めて、所望の画像が得られていないことに気づ
くが、この時点で、撮像条件を改善して再度撮像しよう
としても、既にシャッターチャンスを逃していることが
多いという課題があった。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる撮像装置、撮像方法、及びプログラムを提供
することを目的とする。この目的は特許請求の範囲にお
ける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、被写体を撮像するストロボ付き撮像装置
は、ストロボが発光した状態で被写体のプリ発光画像を
取得する撮像部と、プリ発光画像に基づいて、被写体の
本画像を取得する場合の撮像条件を決定する撮像制御部
とを備える。
【0006】撮像制御部は、プリ発光画像に基づいて、
撮像部が本画像を取得する場合のストロボの発光条件を
決定してもよい。また、撮像制御部は、プリ発光画像に
基づいて、撮像部が本画像を取得する場合の露光量を決
定してもよい。また、撮像制御部は、プリ発光画像に基
づいて、撮像部が本画像を取得する場合のフォーカス位
置を決定してもよい。
【0007】本発明の第2の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置は、被写体の第1の本画像を取得する撮
像部と、第1の本画像が所定の条件を満たしているか否
かを判断する判断部と、判断部が、第1の本画像が所定
の条件を満たしていないと判断した場合に、撮像部に第
2の本画像を取得させる撮像制御部とを備える。
【0008】判断部は、第1の本画像の空間周波数が所
定値以上であるか否かを判断してもよいし、第1の本画
像の明るさが所定の条件を満たしているか否かを判断し
てもよい。また、撮像制御部は、判断部が判断した結果
に基づいて、撮像部が第2の本画像を取得する場合の撮
像条件を決定してもよい。
【0009】撮像部は、第1の本画像を取得する前に被
写体の予備画像を更に取得し、判断部は、予備画像及び
第1の本画像に基づいて、第1の本画像が所定の条件を
満たしているか否かを判断してもよい。また、予備画像
は、第1の本画像よりもデータ量が小さくてもよい。
【0010】ストロボを更に備え、撮像部は、ストロボ
の第1の発光条件で第1の本画像を取得し、判断部は、
予備画像及び第1の本画像に基づいて、第1の本画像に
含まれる人物が赤目で撮像されたか否かを判断し、撮像
制御部は、判断部が、第1の本画像に含まれる人物が赤
目で撮像されたと判断した場合、撮像部に、ストロボの
第2の発光条件で被写体の第2の本画像を取得させても
よい。
【0011】第2の発光条件は、第1の発光条件よりも
発光時間が長く、撮像部は、第2の発光条件において所
定の時間の発光が継続した後に第2の本画像を取得して
もよい。また、撮像部は、ストロボの第3の発光条件で
予備画像を取得してもよい。第3の発光条件は、第1の
発光条件よりも光量が小さいことが好ましい。
【0012】本発明の第3の形態によると、被写体を撮
像する撮像方法は、ストロボが発光した状態で、被写体
のプリ発光画像を取得するステップと、プリ発光画像に
基づいて、被写体の本画像を取得する場合の撮像条件を
決定するステップとを備える。
【0013】本発明の第4の形態によると、被写体を撮
像する撮像方法は、被写体の第1の本画像を取得する第
1撮像ステップと、第1の本画像が所定の条件を満たし
ているか否かを判断する判断ステップと、第1の本画像
が所定の条件を満たしていないと判断された場合に、被
写体の第2の本画像を取得する第2撮像ステップとを備
える。
【0014】また、第1の本画像を取得する前に被写体
の予備画像を取得する予備撮像ステップを更に備え、第
1撮像ステップは、第1の本画像を、ストロボの第1の
発光条件で取得するステップを有し、判断ステップは、
第1の本画像に含まれる人物が赤目で撮像されたか否か
を、予備画像及び第1の本画像に基づいて判断するステ
ップを有し、第2撮像ステップは、人物が赤目で撮像さ
れたと判断された場合、第2の本画像を、ストロボの第
2の発光条件で取得するステップを有してもよい。
【0015】本発明の第5の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置用のプログラムは、撮像装置に、ストロ
ボが発光した状態で、被写体のプリ発光画像を取得させ
る撮像モジュールと、プリ発光画像に基づいて、被写体
の本画像を取得させる場合の撮像条件を決定させる撮像
制御モジュールとを備える。
【0016】本発明の第6の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置用のプログラムは、撮像装置に、被写体
の第1の本画像を取得させる撮像モジュールと、第1の
本画像が所定の条件を満たしているか否かを判断させる
判断モジュールと、第1の本画像が所定の条件を満たし
ていないと判断された場合に、被写体の第2の本画像を
取得させる撮像制御モジュールとを備える。
【0017】撮像モジュールは、撮像装置に、第1の本
画像を取得させる前に被写体の予備画像を取得させる予
備撮像モジュールと、ストロボの第1の発光条件で第1
の本画像を取得させる本撮像モジュールとを有し、判断
モジュールは、撮像装置に、予備画像及び第1の本画像
に基づいて、第1の本画像に含まれる人物が赤目で撮像
されたか否かを判断させる赤目判断モジュールを有し、
撮像制御モジュールは、撮像装置に、第1の本画像に含
まれる人物が赤目で撮像されたと判断された場合、スト
ロボの第2の発光条件で被写体の第2の本画像を取得さ
せてもよい。
【0018】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係るデジタ
ルカメラ10の機能構成の一例を示す。デジタルカメラ
10は、撮像部20、撮像制御部40、判断部12、及
びストロボ36を備える。図1において、実線の矢印
は、画像データの流れを示し、破線の矢印は制御信号の
流れを示す。なお、デジタルカメラ10は、本発明に係
る撮像装置の一例であり、静止画を撮影するデジタルス
チルカメラであってもよく、動画を撮影するデジタルビ
デオカメラであってもよい。
【0021】本実施形態に係るデジタルカメラ10によ
ると、レリーズスイッチの半押し等のユーザ操作が行わ
れると、撮像部20は、ストロボ36が発光した状態で
被写体のプリ発光画像を取得する。そして、撮像制御部
40は、撮像部20が取得したプリ発光画像に基づい
て、撮像部20が被写体の本画像を取得する場合の撮像
条件を決定する。
【0022】例えば、撮像制御部40は、プリ発光画像
に基づいて、撮像部20が本画像を取得する場合のスト
ロボ36の発光条件を決定する。具体的には、撮像制御
部40は、プリ発光画像の明るさが所定の範囲内である
か否かを判断する。そして、プリ発光画像の明るさが所
定の下限値以下である場合、つまり、プリ発光画像がア
ンダー露出である場合、撮像制御部40は、撮像部20
が本画像を取得する場合のストロボ36の発光量を、プ
リ発光画像が取得されたときのストロボ36の発光量よ
りも大きい値に決定する。一方、プリ発光画像の明るさ
が所定の上限値以上である場合、つまり、プリ発光画像
がオーバー露出である場合、撮像制御部40は、撮像部
20が本画像を取得する場合のストロボ36の発光量
を、プリ発光画像が取得されたときのストロボ36の発
光量よりも小さい値に決定する。この場合、撮像制御部
40は、撮像部20が本画像を取得する場合のストロボ
36の発光量を、ゼロとしてもよい。
【0023】また、撮像制御部40は、プリ発光画像に
基づいて、撮像部20が本画像を取得する場合の露光量
を決定してもよい。具体的には、撮像制御部40は、プ
リ発光画像を解析して、プリ発光画像を取得したときの
露光量が適切であったか否かを判断する。そして、プリ
発光画像がアンダー露出である場合、撮像制御部40
は、撮像部20が本画像を取得する場合の露光量を、プ
リ発光画像が取得されたときの露光量よりも大きい値に
決定してもよい。一方、プリ発光画像がオーバー露出で
ある場合、撮像制御部40は、撮像部20が本画像を取
得する場合の露光量を、プリ発光画像が取得されたとき
の露光量よりも小さい値に決定してもよい。
【0024】また、プリ発光画像において背景が主要被
写体よりも暗い場合、撮像制御部40は、シャッタスピ
ードの値をプリ発光画像が取得されたときのシャッタス
ピードの値よりも大きい値に決定してもよい。これによ
り、撮像制御部40は、背景と主要被写体の明るさを近
づけることができる。いわゆるスローシンクロ効果であ
る。この場合、撮像制御部40は、シャッタスピードの
値の最大値を予め設定してもよい。これにより、撮像制
御部40は、シャッタスピードの値が大きくなるにつれ
て高まる手ぶれの可能性を抑制することができる。
【0025】また、撮像部20は、ストロボ36が発光
した状態で、連続した複数のプリ発光画像を取得しても
よい。そして、撮像制御部40は、連続して取得された
複数のプリ発光画像に基づいて、撮像部20が本画像を
取得する場合のフォーカス位置を決定してもよい。この
場合、ストロボ36が発光した状態で取得された複数の
プリ発光画像は、ストロボ36が発光しない場合に取得
される画像よりも鮮明である。したがって、撮像制御部
40は、フォーカス位置を決定する場合において、スト
ロボ36が発光せずに取得される画像に基づくよりも、
本例の連続した複数のプリ発光画像に基づいた方が、よ
り正確なフォーカス位置を決定することができる。
【0026】また、判断部12は、撮像部20がプリ発
光画像を取得する前に、例えば撮影モードダイアル等が
設定した撮影モードを判断してもよい。この場合、撮像
制御部40は、判断部12が判断した撮像モードに基づ
いて、撮像部20が被写体のプリ発光画像を取得する場
合の撮像条件を決定する。例えば、判断部12が判断し
た撮像モードが赤目防止モードである場合、撮像制御部
40は、撮像部20が被写体のプリ発光画像を取得する
場合のストロボ36の発光条件を、赤目を適切に低減す
べく予めプログラムされた条件に決定する。また、撮像
制御部40は、周囲の明るさ情報に基づいて、撮像部2
0がプリ発光画像を取得する場合のストロボ36の発光
条件を決定してもよいし、撮像部20の露出値を決定し
てもよい。例えば、周囲の明るさが所定値よりも暗い場
合、撮像制御部40は、ストロボ36の発光強度及び撮
像部20の露出値を予め定められた最大値としてもよ
い。
【0027】このようなデジタルカメラ10によれば、
被写体の明るさ、反射率、及び距離を適切に反映した撮
像条件で被写体の画像を取得することができる。
【0028】また、デジタルカメラ10の他の例による
と、レリーズスイッチの押下等のユーザ操作に基づい
て、撮像部20は、被写体の第1の本画像を取得する。
ここで、撮像制御部40は、例えば撮影モードダイアル
等が設定した撮影モードや、被写体の明るさに応じて、
撮像部20が被写体の第1の本画像を取得する場合の撮
像条件を決定してもよい。
【0029】そして、判断部12は、撮像部20が取得
した第1の本画像が所定の条件を満たしているか否かを
判断する。判断部12が、第1の本画像が所定の条件を
満たしていないと判断した場合、撮像制御部40は、撮
像部20に第2の本画像を取得させる。具体的には、判
断部12は、第1の本画像の空間周波数が所定値以上で
あるか否かを判断する。あるいは、判断部12は、第1
の本画像の明るさが所定の条件を満たしているか否かを
判断する。そして、第1の本画像の空間周波数が所定値
以上でない場合、あるいは、第1の本画像の明るさが所
定の条件を満たさない場合、撮像制御部40は、撮像部
20に、第2の本画像を取得させる。ここで、撮像制御
部40は、撮像部20に第2の本画像を取得させる場合
の撮像条件を、判断部12が判断した第1の本画像の判
断結果に基づいて決定してもよい。
【0030】撮像部20は、第1の本画像を取得する前
に被写体の予備画像を更に取得してもよい。この場合、
撮像部20は、ストロボ36が発光した状態で予備画像
を取得してもよい。また、撮像部20は、ストロボ36
の第1の発光条件で第1の本画像を取得してもよい。こ
こで、撮像部20が予備画像を取得する場合のストロボ
36の発光条件は、第1の発光条件よりも弱い発光条件
であることが望ましい。また、予備画像は、第1の本画
像よりもデータサイズが小さいことが望ましい。
【0031】そして、判断部12は、予備画像及び第1
の本画像に基づいて、第1の本画像が所定の条件を満た
しているか否かを判断する。具体的には、判断部12
は、予備画像及び第1の本画像に基づいて、第1の本画
像に含まれる人物が赤目で撮像されたか否かを判断す
る。例えば、判断部12は、予備画像において人物の目
を示す第1画像要素と、第1の本画像において人物の目
を示す第2画像要素とを抽出し、第1画像要素におい
て、瞳に相当する領域の色(以下、第1瞳色とする)
と、第2画像要素における前記領域の色(以下、第2瞳
色とする)とを比較する。ここで、判断部12は、瞳色
の色相を検出し、色相が所定値以上強い赤色を示す場
合、瞳色は赤であると判断し、所定値未満の赤色の強さ
である場合、瞳色は黒色であると判断する。そして、判
断部12は、第2瞳色が黒色であると判断した場合、第
1の本画像に含まれる人物は赤目で撮像されていないと
判断する。一方、第2瞳色が赤色であって、第1瞳色が
黒色である場合、判断部12は、第1の本画像に含まれ
る人物が赤目で撮像されたと判断する。この場合、判断
部12は、第1瞳色と第2瞳色の差分から第1の本画像
における赤目の度合いを判断してもよい。また、第1瞳
色及び第2瞳色が共に赤色である場合、判断部12は、
第1の本画像に含まれる人物は赤目で撮像されていない
と判断してもよい。
【0032】そして、判断部12が、第1の本画像に含
まれる人物が赤目で撮像されたと判断した場合、撮像制
御部40は、撮像部20に、ストロボ36の第2の発光
条件で被写体の第2の本画像を取得させる。第2の発光
条件は、第1の発光条件よりも発光時間が長く、撮像部
20が第2の本画像を撮像するまでに、ストロボ36が
所定の時間継続して発光することが望ましい。また、撮
像制御部40は、判断部12が判断した赤目の度合いに
基づいて、第2の発光条件の発光時間やパルス間隔、発
光強度を決定してもよい。このような第2の発光条件に
よれば、第2の本画像は、第1の本画像よりも赤目の発
生を低減することができる。
【0033】なお、赤目の色は個人差が大きく、人によ
っては、ほぼ金色に写る金目となることもあるため、瞳
色の色相を判断する場合は、この個人差を許容する設定
とすることが望ましい。
【0034】以上の様なデジタルカメラ10によれば、
撮像条件が最適化された被写体の画像を、シャッタチャ
ンスを逃すことなく取得することができる。
【0035】図2は、本実施形態に係るデジタルカメラ
10の動作の一例を示すフローチャートである。まず、
レリーズスイッチの半押しなどのユーザ操作が行われる
と(S100)、判断部12は、撮像モードが赤目防止
モードであるか否かを判断する(S102)。S102
において、撮像モードが赤目防止モードでない場合、デ
ジタルカメラ10は、ユーザの操作に基づいて、通常の
撮像動作を行う(S104)。S102において、撮像
モードが赤目防止モードである場合、撮像部20は、撮
像制御部40の制御信号に基づき、ストロボ36の所定
の発光条件で被写体のプリ発光画像を取得する(S10
6)。プリ発光画像は、連続して取得された複数の画像
であってもよい。次に、撮像制御部40は、撮像部20
が取得したプリ発光画像に基づいて、被写体の本画像を
取得する場合の本撮像条件を決定する。
【0036】具体的には、撮像制御部40は、プリ発光
画像に基づいて、被写体の本画像を取得する場合のスト
ロボ発光条件を決定する。(S108)。次に、撮像制
御部40は、プリ発光画像に基づいて、被写体の本画像
を取得する場合の撮像部20の絞り値を決定する。(S
110)。次に、撮像制御部40は、プリ発光画像に基
づいて、被写体の本画像を取得する場合の撮像部20の
シャッタスピードを決定する(S112)。次に、撮像
制御部40は、連続して取得された複数のプリ発光画像
に基づいて、被写体の本画像を取得する場合の撮像部2
0のフォーカス位置を決定する(S114)。
【0037】続いて、レリーズスイッチの全押しなどの
ユーザ操作(S116)が行われると、撮像部20は、
撮像制御部40が決定したストロボ36の発光条件、撮
像部20の絞り値、シャッタスピード、及びフォーカス
位置等の撮像条件に基づいて本画像を取得する(S11
8)。以上で本フローチャートは終了する。
【0038】図3は、本実施形態に係るデジタルカメラ
10の動作の他の例を示すフローチャートである。ま
ず、レリーズスイッチの半押しなどのユーザ操作が行わ
れると(S200)、デジタルカメラ10が備える測光
センサは、周囲の明るさが所定値以上であるか否かを判
断する(S202)。S202において、周囲の明るさ
が所定値以上である場合、撮像部20は、ストロボ36
が発光しない状態で被写体の予備画像を取得する(S2
04)。S202において、周囲の明るさが所定値以下
であった場合、撮像部20は、被写体の予備画像を所定
のストロボ発光条件で取得する(S206)。
【0039】次に、撮像制御部40は、S204又はS
206において取得された予備画像に基づいて、撮像部
20が被写体の第1の本画像を取得する場合の、露出値
及びストロボ36の発光条件等の撮像条件を決定する
(S208)。そして、レリーズスイッチの全押しなど
のユーザ操作が行われると(S210)、撮像部20
は、撮像制御部40が決定した露出値及びストロボ36
の発光条件に基づいて被写体の第1の本画像を取得する
(S212)。次に、判断部12は、第1の本画像が所
定の条件を満たしているか否かを判断する。具体的に
は、判断部12は、第1の本画像の空間周波数が所定値
以上であるか否かを判断する(S214)。S214に
おいて、第1の本画像の空間周波数が所定値以上でない
と途判断された場合、S222へ進む。
【0040】S214において、第1の本画像の空間周
波数が所定値以上であった場合、判断部12は、第1の
本画像の明るさが所定の範囲内であるか否かを判断する
(S216)。S216において、第1の本画像の明る
さが所定の範囲内でないと判断された場合、S222へ
進む。S216において、第1の本画像の明るさが所定
の範囲内であると判断された場合、判断部12は、予備
画像及び第1の本画像を比較して(S218)、第1の
本画像が所定の条件を満たしているか否かを判断する。
具体的には、判断部12は、予備画像及び第1の本画像
に基づいて、第1の本画像に含まれる人物が赤目で撮像
されたか否かを判断する(S220)。
【0041】S220において、人物が赤目で撮像され
ていない判断された場合、本フローは終了する。S22
0において、人物が赤目で撮像されたと判断された場
合、撮像制御部40は、撮像部20が被写体の第2の本
画像を取得する場合の、ストロボ36の第2の発光条件
を決定する(S222)。また、撮像制御部40は、撮
像部20が被写体の第2の本画像を取得する場合の、露
光量を決定する(S224)。続いて、撮像部20は、
S222において撮像制御部40が決定したストロボ3
6の第2の発光条件と、S224において撮像制御部4
0が決定した撮像部20の露光量とに基づいて、被写体
の第2の本画像を取得する(S226)。以上で本フロ
ーは終了する。
【0042】以上のような撮像方法によれば、適切な撮
像条件での被写体の画像を、シャッタチャンスを逃すこ
となく取得することができる。
【0043】図4は、パーソナルコンピュータ400の
ハードウェア構成の一例を示す。パーソナルコンピュー
タ400は、デジタルカメラ10に接続されて、デジタ
ルカメラ10にプログラムやデータをインストールした
り、デジタルカメラ10から画像データや音声データを
取得する。パーソナルコンピュータ400は、CPU7
00と、ROM702と、RAM704と、通信インタ
フェース706と、ハードディスクドライブ708と、
データベースインタフェース710と、フロッピー(登
録商標)ディスクドライブ712と、CD−ROMドラ
イブ714とを備える。CPU700は、ROM702
及びRAM704に格納されたプログラムに基づいて動
作する。通信インタフェース706は、ネットワークを
介してデジタルカメラ10と通信する。データベースイ
ンタフェース710は、データベースへのデータの書
込、及びデータベースの内容の更新を行う。格納装置の
一例としてのハードディスクドライブ708は、設定情
報及びCPU700を動作するプログラムを格納する。
【0044】フロッピーディスクドライブ712は、フ
ロッピーディスク720からデータまたはプログラムを
読み取りCPU700及び通信インタフェース706に
提供する。CD−ROMドライブ714はCD−ROM
722からデータまたはプログラムを読み取りCPU7
00及び通信インタフェース706に提供する。通信イ
ンタフェース706は、フロッピーディスクドライブ7
12またはCD−ROMドライブ714から提供された
データまたはプログラムをデジタルカメラ10に送信す
る。データベースインタフェース710は、各種データ
ベース724と接続してデータを送受信する。
【0045】CPU700が実行するプログラム及びデ
ジタルカメラ10に提供されるプログラムは、フロッピ
ーディスク720またはCD−ROM722等の記録媒
体に格納されて利用者に提供される。記録媒体に格納さ
れたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよ
い。CPU700が実行するプログラムは記録媒体から
ハードディスクドライブ708にインストールされ、R
AM704に読み出されてCPU700により実行され
る。デジタルカメラ10に提供されるプログラムは、記
録媒体から読み出され、通信インタフェース706を介
して、デジタルカメラ10にインストールされ、デジタ
ルカメラ10において実行される。
【0046】記録媒体に格納されて提供され、デジタル
カメラ10にインストールされるプログラムは、機能構
成として、撮像モジュールと、撮像制御モジュールと、
判断モジュールと、予備撮像モジュールと、本撮像モジ
ュールと、赤目判断モジュールとを有する。各モジュー
ルがデジタルカメラ10に行わせる処理は、それぞれ本
実施形態のデジタルカメラ10における、対応する構成
要素の機能及び動作と同一であるから、説明を省略す
る。
【0047】図4に示した、記録媒体の一例としてのフ
ロッピーディスク720またはCD−ROM722に
は、本出願で説明した全ての実施形態における、デジタ
ルカメラ10の動作の一部または全ての機能を格納する
ことができる。
【0048】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されてもよい。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されてもよ
い。また、符号化した形態で格納されていてもよい。
【0049】記録媒体としては、フロッピーディスク、
CD−ROMの他にも、DVD、PD等の光学記録媒
体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒
体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモ
リ等を用いることができる。又、専用通信ネットワーク
やインターネットに接続されたサーバシステムに設けた
ハードディスクまたはRAM等の格納装置を記録媒体と
して使用し、通信網を介して、プログラムをデジタルカ
メラ10に提供してもよい。
【0050】図5は、本実施形態に係る撮像装置の一例
であるデジタルカメラ10のより詳細な構成を示す。デ
ジタルカメラ10は、撮像部20、撮像制御部40、シ
ステム制御部60、表示部100、操作部110、格納
部120、外部接続部130、及び画像処理部140を
備える。なお、システム制御部60は、本発明における
判断部の一例である。
【0051】撮像部20は、撮影レンズ部22、絞り2
4、シャッタ26、光学LPF28、CCD30、撮像
信号処理部32、ファインダ34、及びストロボ36を
有する。
【0052】撮影レンズ部22は、被写体像を取り込ん
で処理を施す。撮影レンズ部22は、フォーカスレンズ
やズームレンズ等を含み、被写体像をCCD30の受光
面上に結像する。絞り24は、撮影レンズ部22を通過
した光を絞り、光学LPF28は、絞り24を通過した
光に含まれる所定の空間周波数よりも低い空間周波数の
光を通過させる。CCD30が含む各受光素子300
は、結像した被写体像の光量に応じ、電荷を蓄積する
(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。
【0053】シャッタ26は、機械式シャッタであり、
撮影レンズ部22を通過した光をCCD30に露光する
か否かを制御する。また、デジタルカメラ10は、シャ
ッタ26に代えて電子シャッタ機能を有してもよい。電
子シャッタ機能を実現するために、CCD30の受光素
子300は、シャッタゲート及びシャッタドレインを有
する。シャッタゲートを駆動することにより、蓄積電荷
がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの
制御により、各受光素子300に電荷を蓄積する時間、
即ちシャッタスピードを制御できる。CCD30におい
て、蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレ
ジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧
信号として順次読み出される。
【0054】撮像信号処理部32は、CCD30から出
力される被写体像を示す電圧信号、即ちアナログ信号を
R、G、B成分に色分解する。そして、撮像信号処理部
32は、R、G、B成分を調整することにより、被写体
像のホワイトバランスを調整する。撮像信号処理部32
は、被写体像のガンマ補正を行う。そして、撮像信号処
理部32は、R、G、B成分に分解されたアナログ信号
をA/D変換し、その結果得られた被写体像のデジタル
の画像データ(以下「デジタル画像データ」という)を
システム制御部60へ出力する。
【0055】ファインダ34は、表示手段を有してもよ
く、後述のメインCPU62等からの各種情報をファイ
ンダ34内に表示してもよい。ストロボ36は、コンデ
ンサに蓄えられたエネルギを放電する放電管37を有
し、放電管37にエネルギが供給されたとき放電管37
が発光することで機能する。
【0056】撮像制御部40は、ズーム駆動部42、フ
ォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部
48、それらを制御する撮像系CPU50、測距センサ
52、及び測光センサ54を有する。ズーム駆動部4
2、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、及びシャ
ッタ駆動部48は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有し、撮像部20に含まれる機構部材を駆動す
る。撮像系CPU50は、本発明のオート条件決定部の
一例である。後述のレリーズスイッチ114の押下に応
じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光
センサ54は被写体輝度を測定する。そして、測距セン
サ52及び測光センサ54は、測定された被写体までの
距離のデータ(以下単に「測距データ」という)及び被
写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)
を、それぞれ撮像系CPU50に供給する。
【0057】撮像系CPU50は、ユーザから指示され
たズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42
及びフォーカス駆動部44を制御して撮影レンズ部22
のズーム倍率とピントの調整を行う。また、撮像系CP
U50は、測距センサ52から受け取った測距データに
基づいて、ズーム駆動部42及びフォーカス駆動部44
を制御してズーム倍率及びピントの調整を行ってもよ
い。
【0058】撮像系CPU50は、測光センサ54から
受け取った測光データに基づいて、絞り値及びシャッタ
スピードを決定する。決定された値に従い、絞り駆動部
46及びシャッタ駆動部48は、絞り24の絞り量及び
シャッタ26の開閉をそれぞれ制御する。
【0059】また、撮像系CPU50は、測光センサ5
4から受け取った測光データに基づいて、ストロボ36
の発光を制御し、同時に絞り24の絞り量を調整する。
ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30は電荷
蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間
の経過後、蓄積電荷を撮像信号処理部32へ出力する。
【0060】システム制御部60は、メインCPU6
2、キャラクタ生成部84、タイマ86、及びクロック
発生器88を有する。メインCPU62は、デジタルカ
メラ10全体、特にシステム制御部60を制御する。メ
インCPU62は、シリアル通信等により、撮像系CP
U50との間で必要な情報の受け渡しをする。
【0061】クロック発生器88は、メインCPU62
の動作クロックを発生し、メインCPU62に供給す
る。また、クロック発生器88は、撮像系CPU50及
び表示部100の動作クロックを発生する。クロック発
生器88は、メインCPU62、撮像系CPU50、及
び表示部100に対してそれぞれ異なる周波数の動作ク
ロックを供給してもよい。
【0062】キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイ
トル等の撮影画像に合成する文字情報や、図形情報を生
成する。タイマ86は、例えば電池等でバックアップさ
れ、常に時間をカウントし、当該カウント値に基づいて
撮影画像の撮影日時に関する情報等の時刻情報をメイン
CPU62に供給する。タイマ86は、蓄電池から供給
された電力により、デジタルカメラ本体の電源がオフで
ある場合にも時間をカウントするのが望ましい。また、
キャラクタ生成部84及びタイマ86は、メインCPU
62に併設されることが好ましい。
【0063】格納部120は、メモリ制御部64、不揮
発性メモリ66、及びメインメモリ68を有する。メモ
リ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ6
8とを制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM
(電気的消去及びプログラム可能なROM)やFLAS
Hメモリ等で構成され、ユーザによる設定情報や出荷時
の調整値等、デジタルカメラ10の電源がオフの間も保
持すべきデータを格納する。不揮発性メモリ66は、メ
インCPU62のブートプログラムやシステムプログラ
ム等を格納してもよい。
【0064】メインメモリ68は、DRAMのように比
較的安価で容量の大きなメモリで構成されることが好ま
しい。メインメモリ68は、撮像部20から出力された
データを格納するフレームメモリとしての機能、各種プ
ログラムをロードするシステムメモリとしての機能、そ
の他ワークエリアとしての機能を有する。不揮発性メモ
リ66及びメインメモリ68は、システム制御部60内
外の各部とバス82を介してデータのやりとりを行う。
不揮発性メモリ66は、デジタル画像データを更に格納
してもよい。
【0065】画像処理部140は、YC処理部70、エ
ンコーダ72、及び圧縮伸張処理部78を有する。ま
た、外部接続部130は、オプション装置制御部74、
及び通信I/F部80を有する。
【0066】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Y、並びに色差(クロマ)信
号B−Y及びR−Yを生成する。メインメモリ68は、
メモリ制御部64の制御に基づいて、輝度信号及び色差
信号を格納する。
【0067】圧縮伸張処理部78は、メインメモリ68
から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。そ
して、オプション装置制御部74は、圧縮されたデジタ
ル画像データ(以下単に「圧縮データ」という)をオプ
ション装置76の一例であるメモリカードへ書き込む。
【0068】エンコーダ72は、輝度信号と色差信号
を、ビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換して端
子90から出力する。オプション装置76に記録された
圧縮データからビデオ信号を生成する場合、圧縮データ
は、まずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処
理部78へ与えられる。続いて、圧縮伸張処理部78で
必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によ
ってビデオ信号へ変換される。
【0069】オプション装置制御部74は、オプション
装置76が許容する信号仕様及びバス82のバス仕様に
従い、バス82とオプション装置76との間で必要な信
号の生成、論理変換、及び/又は電圧変換等を行う。デ
ジタルカメラ10は、オプション装置76として前述の
メモリカードの他に、例えばPCMCIA準拠の標準的
なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプ
ション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LS
I等で構成してもよい。
【0070】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネット(登録商標)等の仕様に応じたプロ
トコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、圧縮
データ又はデジタル画像データを、端子92を介してネ
ットワークを含む外部機器に出力してよい。通信I/F
部80は、必要に応じてドライバICを含み、外部機器
と端子92を介して通信する。通信I/F部80は、例
えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との
間で独自のインターフェースによるデータ授受を行う構
成としてもよい。
【0071】表示部100は、LCDモニタ102、L
CDパネル104、モニタドライバ106、及びパネル
ドライバ108を有する。モニタドライバ106は、L
CDモニタ102を制御する。また、パネルドライバ1
08は、LCDパネル104を制御する。LCDモニタ
102は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に
設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズ
ーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、
被写体画像等を表示する。LCDパネル104は例えば
小さな白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FI
NE/NORMAL/BASIC等)、ストロボ発光/
発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量/残量
等の情報を表示する。
【0072】操作部110は、パワースイッチ112、
レリーズスイッチ114、機能設定部116、及びズー
ムスイッチ118を有する。パワースイッチ112は、
ユーザの指示に基づいてデジタルカメラ10の電源をオ
ン/オフする。レリーズスイッチ114は、半押しと全
押しの二段階押し込み構造を有する。一例として、レリ
ーズスイッチ114が半押しされることにより、撮像制
御部40は、自動焦点調整及び自動露出調整を行い、全
押しされることにより、撮像部20は、被写体像を取り
込む。
【0073】機能設定部116は、例えば回転式のモー
ドダイヤルや十字キー等であって、「ファイルフォーマ
ット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、
「表示切換」等の設定を受け付ける。ズームスイッチ1
18は、撮像部20が取得する被写体像のズーム倍率の
設定を受け付ける。
【0074】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずパワースイッチ112が押下され、デジタ
ルカメラ10の各部に電力が供給される。メインCPU
62は、機能設定部116の状態を読み込むことで、デ
ジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モードにあ
るかを判断する。
【0075】デジタルカメラ10が撮影モードの場合、
メインCPU62は、レリーズスイッチ114の半押し
状態を監視する。レリーズスイッチ114の半押し状態
が検出されたとき、撮像系CPU50は、測光センサ5
4及び測距センサ52からそれぞれ測光データと測距デ
ータを得る。撮像制御部40は、撮像系CPU50が得
た測光データ及び測距データに基づいて、撮像部20の
ピント、絞り等を調整する。調整が完了すると、LCD
モニタは、「スタンバイ」等の文字を表示してユーザに
その旨を伝える。
【0076】続いて、メインCPU62は、レリーズス
イッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッ
チ114の全押し状態が検出されたとき、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の
蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信
号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像
データはバス82へ出力される。デジタル画像データは
一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処理部7
0と圧縮伸張処理部78で処理され、オプション装置制
御部74を経由してオプション装置76へ記録される。
記録されたデジタル画像データに基づく撮影画像は、フ
リーズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示
され、ユーザは撮影画像を確認することができる。以上
で一連の撮影動作が完了する。
【0077】一方、デジタルカメラ10が再生モードの
場合、メインCPU62は、メインメモリ68、不揮発
性メモリ66、及び/又はオプション装置76から撮影
した撮影画像を読み出し、これを表示部100のLCD
モニタ102へ表示する。
【0078】この状態でユーザが機能設定部116にて
「順送り」、「逆送り」を指示すると、メインCPU6
2は、メインメモリ68、不揮発性メモリ66、及び/
又はオプション装置76が格納した他の撮影画像を読み
出し、これを表示部100のLCDモニタ102へ表示
する。
【0079】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または
改良を加えることができる。そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ること
が、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0080】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、適切な撮像条件での被写体の画像を、シャッタ
チャンスを逃すことなく取得する撮像装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ1
0の機能構成の一例を示す図である。
【図2】 本実施形態に係るデジタルカメラ10の動作
の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本実施形態に係るデジタルカメラ10の動作
の他の例を示すフローチャートである。
【図4】 本実施形態に係るデジタルカメラ10に接続
されるパーソナルコンピュータ400のハードウェア構
成を示す図である。
【図5】 デジタルカメラ10の詳細なハードウェア構
成を示す図である。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ 12…判断部 20…撮像部 36…ストロボ 40…撮像制御部 60…システム
制御部 100…表示部 110…操作部 120…記憶部 130…外部接
続部 140…画像処理部 400…パーソ
ナルコンピュータ 700…CPU 702…ROM 704…RAM 706…通信イ
ンタフェース 708…ハードディスクドライブ 710…データ
ベースインタフェース 712…フロッピーディスクドライブ 714…CD−
ROMドライブ 720…フロッピーディスク 722…CD−
ROM 724…各種データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 浩司 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 石原 淳彦 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB12 AB15 AB17 AC52 AC69

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像するストロボ付き撮像装
    置であって、 前記ストロボが発光した状態で前記被写体のプリ発光画
    像を取得する撮像部と、 前記プリ発光画像に基づいて、前記被写体の本画像を取
    得する場合の撮像条件を決定する撮像制御部とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像制御部は、前記プリ発光画像
    に基づいて、前記撮像部が前記本画像を取得する場合の
    前記ストロボの発光条件を決定することを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像制御部は、前記プリ発光画像
    に基づいて、前記撮像部が前記本画像を取得する場合の
    露光量を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像制御部は、前記プリ発光画像
    に基づいて、前記撮像部が前記本画像を取得する場合の
    フォーカス位置を決定することを特徴とする請求項1に
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 被写体を撮像する撮像装置であって、 前記被写体の第1の本画像を取得する撮像部と、 前記第1の本画像が所定の条件を満たしているか否かを
    判断する判断部と、 前記判断部が、前記第1の本画像が所定の条件を満たし
    ていないと判断した場合に、前記撮像部に第2の本画像
    を取得させる撮像制御部とを備えることを特徴とする撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記判断部は、前記第1の本画像の空
    間周波数が所定値以上であるか否かを判断することを特
    徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記判断部は、前記第1の本画像の明
    るさが所定の条件を満たしているか否かを判断すること
    を特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像制御部は、前記判断部が判断
    した結果に基づいて、前記撮像部が前記第2の本画像を
    取得する場合の撮像条件を決定することを特徴とする請
    求項5に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像部は、前記第1の本画像を取
    得する前に前記被写体の予備画像を更に取得し、 前記判断部は、前記予備画像及び前記第1の本画像に基
    づいて、前記第1の本画像が所定の条件を満たしている
    か否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の撮
    像装置。
  10. 【請求項10】 前記予備画像は、前記第1の本画像
    よりもデータ量が小さいことを特徴とする請求項9に記
    載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 ストロボを更に備え、 前記撮像部は、前記ストロボの第1の発光条件で前記第
    1の本画像を取得し、 前記判断部は、前記予備画像及び前記第1の本画像に基
    づいて、前記前記第1の本画像に含まれる人物が赤目で
    撮像されたか否かを判断し、 前記撮像制御部は、前記判断部が、前記第1の本画像に
    含まれる前記人物が赤目で撮像されたと判断した場合、
    前記撮像部に、前記ストロボの第2の発光条件で前記被
    写体の第2の本画像を取得させることを特徴とする請求
    項9に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の発光条件は、前記第1の
    発光条件よりも発光時間が長く、 前記撮像部は、前記第2の発光条件において所定の時間
    の発光が継続した後に前記第2の本画像を取得すること
    を特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像部は、前記ストロボの第3
    の発光条件で前記予備画像を取得することを特徴とする
    請求項11に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記第3の発光条件は、前記第1の
    発光条件よりも光量が小さいことを特徴とする請求項1
    3に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 被写体を撮像する撮像方法であっ
    て、 ストロボが発光した状態で、前記被写体のプリ発光画像
    を取得するステップと、 前記プリ発光画像に基づいて、前記被写体の本画像を取
    得する場合の撮像条件を決定するステップとを備えるこ
    とを特徴とする撮像方法。
  16. 【請求項16】 被写体を撮像する撮像方法であっ
    て、 前記被写体の第1の本画像を取得する第1撮像ステップ
    と、 前記第1の本画像が所定の条件を満たしているか否かを
    判断する判断ステップと、 前記第1の本画像が所定の条件を満たしていないと判断
    された場合に、前記被写体の第2の本画像を取得する第
    2撮像ステップとを備えることを特徴とする撮像方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の本画像を取得する前に前
    記被写体の予備画像を取得する予備撮像ステップを更に
    備え、 前記第1撮像ステップは、前記第1の本画像を、ストロ
    ボの第1の発光条件で取得するステップを有し、 前記判断ステップは、前記前記第1の本画像に含まれる
    人物が赤目で撮像されたか否かを、前記予備画像及び前
    記第1の本画像に基づいて判断するステップを有し、 前記第2撮像ステップは、前記人物が赤目で撮像された
    と判断された場合、前記第2の本画像を、前記ストロボ
    の第2の発光条件で取得するステップを有することを特
    徴とする請求項16に記載の撮像方法。
  18. 【請求項18】 被写体を撮像する撮像装置用のプロ
    グラムであって、前記撮像装置に、 ストロボが発光した状態で、前記被写体のプリ発光画像
    を取得させる撮像モジュールと、 前記プリ発光画像に基づいて、前記被写体の本画像を取
    得させる場合の撮像条件を決定させる撮像制御モジュー
    ルとを備えることを特徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 被写体を撮像する撮像装置用のプロ
    グラムであって、前記撮像装置に、 前記被写体の第1の本画像を取得させる撮像モジュール
    と、 前記第1の本画像が所定の条件を満たしているか否かを
    判断させる判断モジュールと、 前記第1の本画像が所定の条件を満たしていないと判断
    された場合に、前記被写体の第2の本画像を取得させる
    撮像制御モジュールとを備えることを特徴とするプログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 前記撮像モジュールは、前記撮像装
    置に、前記第1の本画像を取得させる前に前記被写体の
    予備画像を取得させる予備撮像モジュールと、ストロボ
    の第1の発光条件で前記第1の本画像を取得させる本撮
    像モジュールとを有し、 前記判断モジュールは、前記撮像装置に、前記予備画像
    及び前記第1の本画像に基づいて、前記前記第1の本画
    像に含まれる人物が赤目で撮像されたか否かを判断させ
    る赤目判断モジュールを有し、 前記撮像制御モジュールは、前記撮像装置に、前記第1
    の本画像に含まれる前記人物が赤目で撮像されたと判断
    された場合、前記ストロボの第2の発光条件で前記被写
    体の第2の本画像を取得させることを特徴とする請求項
    19に記載のプログラム。
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