JP2000151560A - 信号補正装置および該装置を用いた通信装置 - Google Patents

信号補正装置および該装置を用いた通信装置

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JP2000151560A
JP2000151560A JP10315189A JP31518998A JP2000151560A JP 2000151560 A JP2000151560 A JP 2000151560A JP 10315189 A JP10315189 A JP 10315189A JP 31518998 A JP31518998 A JP 31518998A JP 2000151560 A JP2000151560 A JP 2000151560A
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waveform shaping
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ障害や遮蔽障害に起因して信号に情報
が存在しない信号区間が生じたとしても、この信号を入
力する装置の誤動作を防止することができる信号補正装
置および該装置を用いた通信装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 CPU部46は、入力信号S0の波形デ
ータから情報を含まない信号区間を表す時間データを得
る。またCPU部46は、前記信号区間の近傍から該信
号区間相当分の信号を抽出する。DSP部49は、前記
信号区間において入力信号と連続するように、抽出され
た信号の位相を制御する。遅延回路41は、前記時間デ
ータに応じて入力信号を遅延させる。波形整形42は、
前記信号区間において所定値をとるように遅延信号を波
形整形する。加算器43は、前記位相制御された信号と
前記波形整形された信号とを合成する。合成信号は、D
/Aコンバータ44によりD/A変換された後、アンプ
45により増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線データリンク
装置や無線テレメータ装置などの通信装置に適用される
信号補正装置および該装置を用いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば温度や気圧などを観測して
観測データ送信し、これを受信して記録する無線テレメ
ータなどの通信装置がある。この種の通信装置は、例え
ば図5に示すように、送信装置10と受信装置20から
構成され、送信装置10は、温度などの観測対象を検出
するセンサー部11と、検出により得られた信号を処理
してデータ信号を得る信号処理部12と、このデータ信
号を変調するPCM変調部13と、変調された信号をア
ンテナ15を介して送信する送信部14から構成され
る。
【0003】一方、受信装置20は、送信装置10から
送信された電波信号をアンテナ21を介して受信する受
信部22と、受信信号を復調してデータ信号を得るPC
M復調部23と、このデータ信号を処理して表示部25
を駆動する信号を得る信号処理部24と、およびペンレ
コーダなどの表示部25から構成される。
【0004】この従来技術にかかる通信装置によれば、
送信装置10は、センサー部11により温度などの観測
対象を検出し、信号処理部12によりディジタルデータ
に変換して、観測データであるデータ信号を生成する。
このデータ信号は、PCM変調部13により変調された
後、アンテナ15を介して送信部14により電波として
送出される。
【0005】ここで、センサー部11と信号処理部12
は、図示しないが、観測対象の項目数に応じた数が準備
され、各信号処理部12からの信号は、各チャンネルに
割り付けられてPCM変調部13に与えられる。PCM
変調部13は、各チャンネルの信号を変調処理する。
【0006】受信装置20では、受信部22によりアン
テナ21を介して電波を受信した後、PCM復調部23
によりチャンネルのデータ信号を復調する。各チャンネ
ルに割り付けられた信号処理部24は、復調された信号
をD/A変換して表示部25を駆動するための駆動信号
を生成し、この表示部25に与える。表示部25(ペン
レコーダ)は、各チャンネルに割り付けられた信号処理
部24からの駆動信号に基づきチャンネルごとに観測デ
ータを記録表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
装置において、送信装置10から送出された電波が妨害
を受け、ノイズ障害や遮蔽障害が発生すると、受信側に
到達する信号が途切れる場合がある。この場合、信号処
理部24から出力されるデータに欠落部分が発生し、受
信信号には観測データなどの情報を含まない信号区間が
生じる。
【0008】このため、受信信号から得られるデータ
は、データ処理を行うための正常なデータとして取り扱
うことができず、このデータに基づき動作する後段の装
置(表示部25)において入力信号不良が発生し、これ
に起因する誤動作および動作不具合が発生するという問
題がある。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、送信信号がノイズ障害や遮蔽障害を受け、受信信
号に情報が存在しない信号区間が生じたとしても、この
信号区間の信号波形を補正することができ、これを入力
して処理する装置の誤動作を防止することができる信号
補正装置および該装置を用いた通信装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決達成する
ため、この発明は以下の構成を有する。すなわち、請求
項1にかかる信号補正装置は、入力信号から情報を含ま
ない信号区間を検出し、該信号区間を表す時間データを
得る信号検出手段と、前記入力信号のうち前記信号区間
の近傍から該信号区間相当分の信号を抽出する信号抽出
手段と、前記信号区間において前記入力信号と連続する
ように、前記抽出手段により抽出された信号の位相を制
御する位相制御手段と、前記時間データに応じて前記入
力信号を遅延させる遅延手段と、前記信号区間において
所定値をとるように、前記遅延手段により遅延された信
号を波形整形する波形整形手段と、前記位相制御手段に
より位相制御された信号と前記波形整形手段により波形
整形された信号とを合成する信号合成手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項2にかかる信号補正装置は、
前記位相制御手段が、前記入力信号を周波数分析してス
ペクトルを求め、前記抽出された信号の位相を窓関数を
用いて制御することを特徴とする。
【0012】また、請求項3にかかる信号補正装置は、
前記波形整形手段が、前記所定値を「0」として波形整
形し、前記信号合成手段は、前記位相制御された信号と
前記波形整形された信号とを加算することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項4にかかる信号補正装置は、
前記波形整形手段が、前記信号遅延手段からの信号が途
切れた時点または回復した時点において、該信号が論理
値を表す信号レベルを満足しない場合に該信号を波形整
形することを特徴とする。
【0014】また、請求項5にかかる通信装置は、所定
の対象を計測し、計測により得られた信号を所定の形式
で変調して送信し、これを受信して復調する通信装置で
あって、受信側は、復調した信号を補正するための信号
補正装置を有し、前記信号補正装置は、入力信号から情
報を含まない信号区間を検出し、該信号区間を表す時間
データを得る信号検出手段と、前記入力信号のうち前記
信号区間の近傍から該信号区間相当分の信号を抽出する
信号抽出手段と、前記信号区間において前記入力信号と
連続するように、前記抽出手段により抽出された信号の
位相を制御する位相制御手段と、前記時間データに応じ
て前記入力信号を遅延させる遅延手段と、前記信号区間
において所定値をとるように、前記遅延手段により遅延
された信号を波形整形する波形整形手段と、前記位相制
御手段により位相制御された信号と前記波形整形手段に
より波形整形された信号とを合成する信号合成手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項6にかかる通信装置は、前記
位相制御手段が、前記入力信号を周波数分析してスペク
トルを求め、前記抽出された信号の位相を窓関数を用い
て制御することを特徴とする。また、請求項7にかかる
通信装置は、前記波形整形手段が、前記所定値を「0」
として波形整形し、前記信号合成手段が、前記位相制御
された信号と前記波形整形された信号とを加算すること
を特徴とする。また、請求項8にかかる通信装置は、前
記波形整形手段が、前記信号遅延手段からの信号が途切
れた時点または回復した時点において、該信号が論理値
を表す信号レベルを満足しない場合に該信号を波形整形
することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる通信装置について説明する。この通信装置は、例え
ば温度、気圧、風向きなどの観測対象を検出して送信
し、これを受信して記録する無線テレメータなどの通信
装置であって、伝送路上でノイズ障害や遮蔽障害により
部分的に平坦もしくは不連続となった信号に対して後述
の疑似連続信号を生成して受信信号を補正する信号補正
装置を内蔵するものである。
【0017】この通信装置の構成を図1に示す。同図に
おいて前述の図5に示す要素と共通する要素には同一符
号を付す。同図に示す通信装置は、観測データを取得し
て送信する送信装置10と、送信装置10から送信され
た信号を受信して観測データを記録する受信装置20A
から構成され、送信装置10は、前述の図5に示すもの
と同様に構成される。また、受信装置20Aは、図5に
示す受信装置20の構成において、信号処理部24に代
えて、各チャンネルごとに設けられた信号補正装置24
Aを備える。
【0018】以下、信号補正装置24Aの構成を詳細に
説明する。各信号補正装置24Aは、図2に示すよう
に、PCM復調部23から入力する各チャネルの信号S
0(入力信号)を遅延させる遅延回路41と、遅延され
た信号を波形整形する波形整形42と、波形整形された
信号S1と後述のDSP部49からの信号S5とを加算
する加算器43と、この加算器43からの信号S2(デ
ィジタル信号)をD/A変換するD/Aコンバータ44
と、D/Aコンバータからの信号(アナログ信号)を増
幅するアンプ45と、信号補正装置全体の動作を制御す
るCPU部46と、CPU部46及びDSP部49の制
御プログラムおよびDSP部49の演算処理プログラム
が格納されたプログラムメモリ部と、入力信号S0の波
形データを格納するデータメモリ部と、補正用の信号で
ある疑似連続信号信号S5を生成するDSP部49から
なる。
【0019】ここで、CPU部46およびプログラムメ
モリ部47は信号検出手段を構成し、CPU部46、プ
ログラムメモリ部47およびデータメモリ部48は信号
抽出手段を構成し、DSP部49は位相制御手段を構成
し、遅延回路41は遅延手段を構成し、波形整形42は
波形整形手段を構成し、加算器43、D/Aコンバータ
44、およびアンプ45は信号合成手段を構成する。
【0020】以下、この発明の特徴部をなす信号補正装
置24Aの動作について、図3に示す波形図を用いて説
明する。この装置は、以下の3つの機能を持つ。 第1の機能:情報が欠落した信号区間を補正するための
信号であって、入力信号と連続する信号(以下、「疑似
連続信号」と記す)を生成する機能。 第2の機能:入力信号を疑似連続信号と同期するように
遅延させて波形整形する機能。 第3の機能:波形整形された信号と前記疑似連続信号と
を合成する機能。
【0021】以下、順に各機能に関する動作を説明す
る。 (a)第1の機能(図3(a)参照) PCM復調部23により復調された各チャネルの信号S
0は、データメモリ部48に連続的に入力される。デー
タメモリ部48は所定の記憶容量を持ち、信号S0の波
形データを順次取り込む。
【0022】ここで、データメモリ部48の記憶容量は
有限であるから、データメモリ部48はやがて空き容量
はなくなるが、この場合、古いデータから順次新たなデ
ータに書き換える。この結果、データメモリ部48に
は、現在を基点として常に過去一定期間の信号S0の波
形データが保存される。
【0023】CPU部46は、データメモリ部48から
波形データを読みだし、図3(a)に示すように、観測
データなどの情報を含まない信号区間(t0〜t1)、
すなわちノイズ障害や遮蔽障害を受けた信号領域に相当
する信号区間を検出する。信号区間(t0〜t1)では
情報が存在しないため、その波形データは平坦な信号を
表す。この信号区間(t0〜t1)が補正を要する信号
区間となる。
【0024】次に、CPU部46は、検出した信号区間
(t0〜t1)から時間δt(=t1−t0)を求め、
この信号区間の時間を表す時間データを生成する。すな
わち、この時間データは、情報が欠落した「時間」を表
すものとなる。また、CPU部46は、データメモリ部
48から、補正を必要とする信号区間(t0〜t1)に
相当する分(すなわち時間δt相当分)の波形データを
読み出し、これをDSP部49に出力する。このときの
波形データは、後述の信号S5となるものであって、信
号区間(t0〜t1)より時系列上前に位置する近傍区
間Tの中から抽出される。
【0025】DSP部49は、CPU部46が抽出した
波形データ(離散信号)であるを周波数分析してスペク
トルを求め、窓関数による演算処理を施して波形不連続
点の除去を行い、補正用の信号である信号S5を出力す
る。具体的には、抽出された波形データが表す信号の周
波数に応じてその位相をゼロにシフトさせることにより
信号S5を得る。この結果、信号S5は、上述の信号区
間(t0〜t1)において入力信号S0と連続し、不連
続点が除去されたものとなる。以上により、情報が存在
しない信号区間(t0〜t1)を補正するための疑似連
続信号として信号S5が得られる。
【0026】(b)第2の機能(図3(b)参照) CPU部46は、先に生成した時間データに応じて遅延
時間設定データを設定し、これを遅延回路41に出力す
る。具体的には、この遅延時間設定データとして、CP
U部46、DSP部49およびデータメモリ部48での
各処理に要する時間から波形整形42での処理時間を差
し引いた時間が設定される。
【0027】続いて、遅延回路41は、CPU部46が
設定した遅延時間設定データに基づき入力信号S0を遅
延させる。これにより、入力信号S0が遅延回路41お
よび後述の波形整形42により処理されて信号S1が出
力されるまでの所要時間と、DSP部49から信号S5
が出力されるまでの所要時間が等しくされる。
【0028】次に、波形整形42は、遅延回路41から
の信号を波形整形する。具体的には、図3(b)に示す
ように、波形整形42は、入力信号S0が途切れるか又
は回復した際にその信号レベルが論理値に満たない場合
に波形整形を行い、上述の信号区間(t0〜t1)での
論理値が「0」に固定された信号S1を出力する。
【0029】ここで、上述のように、信号S1が出力さ
れるまでの所要時間と、信号S5が出力されるまでの所
要時間が等しくされるので、信号S1上に現れる信号区
間(t0〜t1)と信号S5の時間タイミングは一致
(同期)する。以上により、入力信号は疑似連続信号と
同期するように遅延されて波形整形される。
【0030】(c)第3の機能(図3(b)参照) 加算器43は、上述の信号S1と信号S5を入力して信
号加算を行い、信号S2を出力する。この信号S2は、
入力信号S0の上述の信号区間(t0〜t1)に、疑似
連続信号としての信号S5が挿入されたものとなる。こ
のとき信号S1と信号S5との接続部分では、上述のD
SP部49での処理により不連続点が除去され、これら
の信号は連続したものとなる。
【0031】次に、D/Aコンバータ44は、信号S2
をD/A変換し信号S3(アナログ信号)を出力する。
アンプ45は、信号S3を入力して次段の表示部25で
必要な電圧にまで増幅し、信号S4を出力する。
【0032】以上により、入力信号S0は、観測データ
などの情報が存在しない信号区間(t0〜t1)が補正
用の疑似連続信号S5で置き換えられ、後段の表示部2
5が動作する上で電波のノイズ障害や遮蔽障害の影響が
排除された信号に補正される。したがって、アンプ45
から出力される信号S4を入力する表示部25は、誤動
作することがなくなる。
【0033】上述の実施の形態では、アンテナ15およ
び21を介して電波を媒体としてデータの送受信を行う
ものとしたが、他の実施の形態として、図4に示すよう
に、光信号を媒体としてデータの送受信を行うものとし
てもよく、光通信にも利用できる。ここで、図4に示す
装置は、図1に示す前述の構成において、送信部14、
アンテナ15、アンテナ21、受信部22に代えて、発
光部14、ホトカプラ15B、ホトカプラ21B、受光
部22Aを備える。
【0034】この装置によれば、障害物等によりホトカ
プラ15Bと21Bとの間の光路が妨げられて光信号が
不連続となった場合、この発明にかかる図2に示す信号
補正装置24Aにより不連続部分の信号が補正される。
したがって、後段の表示部25において、入力信号不良
による誤作動及び作動不具合が防止される。
【0035】以上のように、上述の実施の形態によれ
ば、受信装置側に本発明にかかる信号補正装置を備える
ことにより、各チャネルの信号を分割して処理でき、C
PU部46、データメモリ部48及びプログラムメモリ
部47により補正用データの抽出ができ、抽出したデー
タをDSP部49、データメモリ部48及びプログラム
メモリ部47により波形解析及び演算処理を行い、波形
不連続点の除去ができる。これにより、抽出したデータ
を周期信号として抽出できる。
【0036】また、CPU部46、プログラムメモリ部
47、遅延回路41及び波形整形42により周期信号に
対し同期を取って信号を出力することができるので、両
信号を加算することにより、信号の不連続部分を補正で
き、入力信号不良による誤作動及び作動不具合を防止で
きる。
【0037】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば上述の実施の形態で
は、波形整形42は、信号区間(t0〜t1)において
信号レベルを論理値0に固定するものとしたが、設計仕
様に応じて適切な信号レベルを設定すればよい。
【0038】また、CPU部46は、時間データに応じ
て遅延時間設定データを生成するものとしたが、入力信
号のデータ長を逐次カウントして遅延時間設定データを
設定するものとしてもよく、信号区間(t0〜t1)に
応じた遅延量を設定することができる限度において、ど
のような方法を用いてもよい。また、信号区間(t0〜
t1)に対して時系列上前の信号区間から補正用の波形
データを抽出するものとしたが、時系列上後ろの信号区
間から波形データを抽出するものとしてもよく、適切な
位置から波形データの抽出を行えばよい。
【0039】また、信号区間(t0〜t1)の近傍から
補正用の波形データを抽出するものとしたが、信号区間
(t0〜t1)の本来の波形データと相関のある波形デ
ータが存在する信号区間であればよい。さらに、本発明
は、無線データリンク装置や無線テレメータ装置などの
通信装置に採用した場合に特に有効である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力信号から情報を含まない信号区間を表す時間デ
ータを取得し、前記入力信号のうち前記信号区間の近傍
から該信号区間相当分の信号を抽出し、前記信号区間に
おいて前記入力信号と連続するように前記抽出された信
号の位相を制御し、前記時間データに応じて前記入力信
号を遅延させ、前記信号区間において所定値をとるよう
に前記遅延された信号を波形整形し、前記位相制御され
た信号と前記波形整形された信号とを合成するようにし
たので、送信信号がノイズ障害や遮蔽障害を受け、受信
信号に情報が存在しない信号区間が生じたとしても、こ
の信号区間の信号波形を補正することができ、これを入
力する装置の誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態にかかる通信装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態にかかる信号補正装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態にかかる信号補正装置
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】 この発明の他の実施の形態にかかる通信装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来技術にかかる通信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 10,10A…送信装置、11…センサー部、12…信
号処理部、13…PCM変調部、14…送信部、14A
…発光部、15…アンテナ、20,20A,20B…受
信装置、21…アンテナ、22…受信部、22A…受光
部、23…PCM復調部、24A…信号補正装置、25
…表示部、41…遅延回路、42…波形整形、43…加
算器、44…D/Aコンバータ、45…アンプ、46…
CPU部、47…プログラムメモリ部、48…データメ
モリ部、49…DSP部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月13日(1999.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項3】 前記波形整形手段は、前記信号遅延手段
からの信号が途切れるかまたは回復した際にその信号レ
ベルが論理値に満たない場合に該信号を波形整形するこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載され
た信号補正装置。
請求項4】 所定の対象を計測し、計測により得られ
た信号を所定の形式で変調して送信し、これを受信して
復調する通信装置であって、 受信側は、復調した信号を補正するための信号補正装置
を有し、 前記信号補正装置は、 入力信号から情報を含まない信号区間を検出し、該信号
区間を表す時間データを得る信号検出手段と、 前記入力信号のうち前記信号区間の近傍から該信号区間
相当分の信号を抽出する信号抽出手段と、 前記信号区間において前記入力信号と連続するように、
前記抽出手段により抽出された信号の位相を制御する位
相制御手段と、 前記時間データに応じて前記入力信号を遅延させる遅延
手段と、 記遅延手段により遅延された信号を波形整形し、前記
信号区間において論理値が「0」に固定された信号を出
する波形整形手段と、 前記位相制御手段により位相制御された信号と前記波形
整形手段により波形整形された信号とを信号加算して
成する信号合成手段と、 を備えたことを特徴とする通信装置。
請求項5】 前記位相制御手段は、 前記入力信号を周波数分析してスペクトルを求め、前記
抽出された信号の位相を窓関数を用いて制御することを
特徴とする請求項5に記載された通信装置。
請求項6】 前記波形整形手段は、前記信号遅延手段
からの信号が途切れるかまたは回復した際にその信号レ
ベルが論理値に満たない場合に該信号を波形整形するこ
とを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載され
た通信装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決達成する
ため、この発明は以下の構成を有する。すなわち、請求
項1にかかる信号補正装置は、入力信号から情報を含ま
ない信号区間を検出し、該信号区間を表す時間データを
得る信号検出手段と、前記入力信号のうち前記信号区間
の近傍から該信号区間相当分の信号を抽出する信号抽出
手段と、前記信号区間において前記入力信号と連続する
ように、前記抽出手段により抽出された信号の位相を制
御する位相制御手段と、前記時間データに応じて前記入
力信号を遅延させる遅延手段と、記遅延手段により遅
延された信号を波形整形し、前記信号区間において論理
値が「0」に固定された信号を出力する波形整形手段
と、前記位相制御手段により位相制御された信号と前記
波形整形手段により波形整形された信号とを信号加算し
合成する信号合成手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項3にかかる信号補正装置は、
前記波形整形手段が、前記信号遅延手段からの信号が途
切れるかまたは回復した際にその信号レベルが論理値
満たない場合に該信号を波形整形することを特徴とす
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、請求項4にかかる通信装置は、所定
の対象を計測し、計測により得られた信号を所定の形式
で変調して送信し、これを受信して復調する通信装置で
あって、受信側は、復調した信号を補正するための信号
補正装置を有し、前記信号補正装置は、入力信号から情
報を含まない信号区間を検出し、該信号区間を表す時間
データを得る信号検出手段と、前記入力信号のうち前記
信号区間の近傍から該信号区間相当分の信号を抽出する
信号抽出手段と、前記信号区間において前記入力信号と
連続するように、前記抽出手段により抽出された信号の
位相を制御する位相制御手段と、前記時間データに応じ
て前記入力信号を遅延させる遅延手段と、記遅延手段
により遅延された信号を波形整形し、前記信号区間にお
いて論理値が「0」に固定された信号を出力する波形整
形手段と、前記位相制御手段により位相制御された信号
と前記波形整形手段により波形整形された信号とを信号
加算して合成する信号合成手段と、を備えたことを特徴
とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、請求項5にかかる通信装置は、前記
位相制御手段が、前記入力信号を周波数分析してスペク
トルを求め、前記抽出された信号の位相を窓関数を用い
て制御することを特徴とする。また、請求項6にかかる
通信装置は、前記波形整形手段が、前記信号遅延手段か
らの信号が途切れるかまたは回復した際にその信号レベ
が論理値に満たない場合に該信号を波形整形すること
を特徴とする。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から情報を含まない信号区間を
    検出し、該信号区間を表す時間データを得る信号検出手
    段と、 前記入力信号のうち前記信号区間の近傍から該信号区間
    相当分の信号を抽出する信号抽出手段と、 前記信号区間において前記入力信号と連続するように、
    前記抽出手段により抽出された信号の位相を制御する位
    相制御手段と、 前記時間データに応じて前記入力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記信号区間において所定値をとるように、前記遅延手
    段により遅延された信号を波形整形する波形整形手段
    と、 前記位相制御手段により位相制御された信号と前記波形
    整形手段により波形整形された信号とを合成する信号合
    成手段と、 を備えたことを特徴とする信号補正装置。
  2. 【請求項2】 前記位相制御手段は、前記入力信号を周
    波数分析してスペクトルを求め、前記抽出された信号の
    位相を窓関数を用いて制御することを特徴とする請求項
    1に記載された信号補正装置。
  3. 【請求項3】 前記波形整形手段は、前記所定値を
    「0」として波形整形し、 前記信号合成手段は、前記位相制御された信号と前記波
    形整形された信号とを加算することを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載された信号補正装置。
  4. 【請求項4】 前記波形整形手段は、前記信号遅延手段
    からの信号が途切れた時点または回復した時点におい
    て、該信号が論理値を表す信号レベルを満足しない場合
    に該信号を波形整形することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載された信号補正装置。
  5. 【請求項5】 所定の対象を計測し、計測により得られ
    た信号を所定の形式で変調して送信し、これを受信して
    復調する通信装置であって、 受信側は、復調した信号を補正するための信号補正装置
    を有し、 前記信号補正装置は、 入力信号から情報を含まない信号区間を検出し、該信号
    区間を表す時間データを得る信号検出手段と、 前記入力信号のうち前記信号区間の近傍から該信号区間
    相当分の信号を抽出する信号抽出手段と、 前記信号区間において前記入力信号と連続するように、
    前記抽出手段により抽出された信号の位相を制御する位
    相制御手段と、 前記時間データに応じて前記入力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記信号区間において所定値をとるように、前記遅延手
    段により遅延された信号を波形整形する波形整形手段
    と、 前記位相制御手段により位相制御された信号と前記波形
    整形手段により波形整形された信号とを合成する信号合
    成手段と、 を備えたことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 前記位相制御手段は、 前記入力信号を周波数分析してスペクトルを求め、前記
    抽出された信号の位相を窓関数を用いて制御することを
    特徴とする請求項5に記載された通信装置。
  7. 【請求項7】 前記波形整形手段は、前記所定値を
    「0」として波形整形し、 前記信号合成手段は、前記位相制御された信号と前記波
    形整形された信号とを加算することを特徴とする請求項
    5または6のいずれかに記載された通信装置。
  8. 【請求項8】 前記波形整形手段は、前記信号遅延手段
    からの信号が途切れた時点または回復した時点におい
    て、該信号が論理値を表す信号レベルを満足しない場合
    に該信号を波形整形することを特徴とする請求項5ない
    し7のいずれかに記載された通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014165889A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Hitachi Ltd 無線ネットワークシステム

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