JP2001069129A - 受信装置及び通信システム - Google Patents

受信装置及び通信システム

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JP2001069129A
JP2001069129A JP24495999A JP24495999A JP2001069129A JP 2001069129 A JP2001069129 A JP 2001069129A JP 24495999 A JP24495999 A JP 24495999A JP 24495999 A JP24495999 A JP 24495999A JP 2001069129 A JP2001069129 A JP 2001069129A
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signal
signals
delay
synchronization
bit
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JP24495999A
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Takashi Shimada
隆史 島田
Hironori Taniguchi
裕則 谷口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音信号がある場合にでも、同期信号の正確
な検出、または情報信号の正確な復号化が可能で、か
つ、伝送速度が著しく低下することのない通信システム
及びその受信装置を提供する。 【解決手段】 この発明に係る受信装置は、伝送媒体を
介して送信された、同期信号及び情報信号を含むシリア
ル信号7を受信し、シリアル信号7から情報信号を復号
する受信装置において、上記同期信号または情報信号で
あり、所定時間へだてた同一の第1の信号及び第2の信
号を含むシリアル信号7を受信する受信回路と、受信回
路で受信された受信信号20bを上記第1、第2の信号
間の所定時間間隔だけ遅延させて遅延信号21を生成す
る遅延回路14と、受信信号20bと遅延信号21とを
乗算し乗算信号22を生成する乗算回路15と、乗算信
号22に基づいて上記情報信号を復号する復号回路とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアル信号を受
信し、この受信信号から情報信号(情報データ)を復号
する受信装置及び通信システムに関し、特にノイズが混
入しても情報信号(情報データ)を復号できる受信装置
及び通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の情報ビットを直列送信するシリア
ルデータ伝送方式では、フレームの開始及び終了を表す
開始ビット、終了ビットをデータの前後に付けて非同期
に伝送し、受信側では開始ビットを検出してフレームの
同期をとる調歩同期方式と呼ばれる手法が行われてい
る。
【0003】上記のような従来のシリアルデータ伝送方
式では、開始ビットの前にノイズによるノイズ信号(パ
ルス)が存在すると、誤ってそのノイズ信号(パルス)
を開始ビットとして検出してしまうことがある。またデ
ータの間にノイズ信号(パルス)が存在する場合には、
誤ってそのノイズ信号をデータとして検出してしまうこ
とがある。
【0004】そのため、ノイズ信号(パルス)が生じる
場合に、このノイズ信号により誤った検出をしないよう
に、受信した信号の中から所定パルス幅以下の信号をノ
イズ信号として除去することで受信した信号からノイズ
信号を除去し、ノイズ除去した信号に基づいてフレーム
同期のとれたデータを得るシリアルデータの受信方式が
特開平6−152576号公報に開示されている。
【0005】なお、ラン・イン信号のビット落ち等を訂
正する手法が特開昭58−42336号公報に開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の受信装置では、
上記のようになされていたので、データ信号と同様のパ
ルス幅を有するノイズ信号(パルス)が生じる場合に
は、このノイズ信号(パルス)を除去することができな
い。そのため、同期信号の近傍にデータ信号と同様のパ
ルス幅を有するノイズ信号(パルス)が存在すると、誤
ってそのパルスを開始パルスとして検出してしまうとい
う問題点があった。また、データ間にデータ信号と同様
のパルス幅を有するノイズ信号(パルス)が存在する
と、誤ってそのパルスをデータ信号として検出してしま
うという問題点があった。
【0007】このような誤った検出を防止するために
は、同期信号あるいはデータ信号のパルス幅を大きくす
れば良いが、この場合には、同期信号あるいはデータ信
号のパルス幅が大きくなり、伝送速度(所定時間内に送
信可能なデータ数)が低下してしまうという問題点があ
った。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、雑音信号がある場合にでも、同期信号の
正確な検出、あるいは情報信号(データ信号)の正確な
復号化が可能で、かつ、伝送速度が著しく低下すること
のない通信システム及びその受信装置を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる受信装置
は、伝送媒体を介して送信された、同期信号及び情報信
号を含むシリアル信号を受信し、このシリアル信号から
情報信号を復号する受信装置において、上記同期信号ま
たは情報信号であり、所定時間へだてた同一の第1の信
号及び第2の信号を含むシリアル信号を受信する受信回
路と、上記受信回路で受信された受信信号を上記第1、
第2の信号間の所定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を
生成する遅延回路と、上記受信信号と上記遅延信号とを
乗算し乗算信号を生成する乗算回路と、上記乗算信号に
基づいて上記情報信号を復号する復号回路とを備えたも
のである。
【0010】また、第1の信号及び第2の信号を同期信
号にし、復号回路が、乗算信号に基づいて上記同期信号
を検出し、この検出された同期信号に基づいて情報信号
を復号するようにしてもよい。
【0011】また、シリアル信号が、第1、第2の信号
と同一の第3の信号を含むようにし、遅延回路が、受信
信号を上記第1、第3の信号間の時間間隔だけ遅延させ
た第1の遅延信号と、上記受信信号を上記第2、第3の
信号間の時間間隔だけ遅延させた第2の遅延信号とを生
成し、乗算回路が、上記第1、第2の遅延信号、及び上
記受信信号を乗算し乗算信号を生成するようにしてもよ
い。
【0012】また、第1の信号、第2の信号、及び第3
の信号を同期信号にし、復号回路が、乗算信号に基づい
て上記同期信号を検出し、この検出された同期信号に基
づいて情報信号を復号するようにしてもよい。
【0013】また、第1、第2の信号間の時間間隔と、
第2、第3の信号間の時間間隔とが異なるようにしても
よい。
【0014】さらに、遅延回路が、A/D変換器と、上
記A/D変換器で変換されたディジタル信号を順次記憶
するディジタルメモリと、上記ディジタルメモリに記憶
されているディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、上記ディジタルメモリに記憶されている
ディジタル信号を所定時間遅延させて出力させるタイミ
ング発生器とを備えるようにしてもよい。
【0015】また、本発明にかかる通信システムは、同
期信号及び情報信号を含むシリアル信号を送信する送信
装置と、上記送信装置から伝送媒体を介して送信された
上記シリアル信号を受信し、このシリアル信号から情報
信号を復号する受信装置とを備えた通信システムにおい
て、上記受信装置が、上記同期信号または情報信号であ
り、所定時間へだてた同一の第1の信号及び第2の信号
を含むシリアル信号を受信する受信回路と、上記受信回
路で受信された受信信号を上記第1、第2の信号間の所
定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成する遅延回路
と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し乗算信号を
生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づいて上記情報
信号を復号する復号回路とを備えているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この実施の
形態1を図に基づいて説明する。図1は、この実施の形
態1の通信システムの送信局及び受信局を示すブロック
図で、図1(a)は送信局における送信装置の構成を示
すブロック図で、図1(b)は受信局における受信装置
の構成を示すブロック図である。
【0017】送信局は、図1(a)に示すように、フリ
ップフロップ1aを含むP/S変換器1、送信クロック
生成器2、送信クロックの分周器3a、変調器4、電力
増幅器5、ドライバー6から構成される。
【0018】送信すべきパラレル形式の送信データ7
は、P/S変換器1に入力され、このP/S変換器1
で、送信クロック生成器2が生成した信号を分周器3a
で分周した信号(送信クロック)に同期してP/S変換
器1の最終段のフリップフロップ1aからビットシリア
ルデータとして出力される。そして、このビットシリア
ルデータは変調器4で変調された後、電力増幅器5で増
幅されて、通信媒体に適合する信号に変換され、ドライ
バー6を介して通信媒体8に出力される。
【0019】ここで、分周器3aは同期ビットの送信動
作時には1/2分周器として動作し、情報ビットの送信
動作時には送信クロック生成器2の信号をそのまま出力
する(分周しない)。そのため、同期ビットの送信動作
時には、送信クロック生成器2からは通常のクロック信
号の2倍の周期の信号が出力されることとなり、P/S
変換器1で1クロック分(この場合、2ビット分にな
る)の信号が変換される間に、変調器4では2ビット分
の時間が経過するので、同期ビットが2ビット連続して
出力されることになる。つまり、この送信局は同期ビッ
トを必ず2ビット送信し、情報ビットは送信すべきデー
タを1ビットずつ送信する。
【0020】受信局は、図1(b)に示すように、セン
サ10、前置増幅器11、検波回路12、帯域フィルタ
13、遅延回路14、乗算器15、コンパレータ16、
受信クロック生成器17a、コンパレータ18、フリッ
プフロップ19aを含むS/P変換器19から構成され
る。
【0021】通信媒体を介して受信された信号20a
は、センサ10により電気信号に変換され、前置増幅器
11で増幅される。その後、検波回路12で検波され、
帯域フィルタ13を通して受信信号20bが復調され
る。そして、この受信信号20bは遅延回路14と乗算
器15に入力される。
【0022】遅延回路14に入力された受信信号20b
は、遅延回路14で、1ビット時間だけ遅延され、遅延
信号21として出力される。そして、この遅延信号21
は乗算器15とコンパレータ18に入力される。
【0023】したがって、乗算器15には、受信信号2
0bを1ビット時間分遅延させた遅延信号21と、遅延
させないそのままの受信信号20bとが入力され、この
遅延信号21と受信信号20bとを乗算した積の値(乗
算信号22)が出力される。そして、この乗算信号22
はコンパレータ16に入力される。
【0024】コンパレータ16では、この乗算信号22
が一定の閾値1(信号23の振幅値)を 越えているか
否かを判定し、 越えている場合には所定値の、 越えて
いない場合には0の信号24を生成し、この信号24を
受信クロック生成器17aに入力する。
【0025】ここで、受信クロック生成器17aは信号
24の立ち上がりをもって同期検出とみなすように動作
し、受信クロック生成器17aは同期検出した時点か
ら、2ビット分(同期ビットのビット数分)の時間間隔
に一定の遅延時間を加えた時間後の時点から1ビット時
間間隔毎に立ち上がる受信クロック信号25を生成す
る。そして、この受信クロック信号25はS/P変換器
19に入力される。
【0026】一方、遅延回路14から出力される遅延信
号21は、コンパレータ18にも入力される。そして、
コンパレータ18で一定の閾値2(信号26の振幅値)
を越えているか否かを判定し、 越えている場合には所
定値の、 越えていない場合には0の信号27を生成
し、この信号27をS/P変換器19に出力する。
【0027】S/P変換器19では、入力された信号2
7を、受信クロック生成器17aから出力される受信ク
ロック信号25に同期して、 初段のフリップフロップ
19aから出力信号28として出力し、この出力信号2
8をパラレル信号に変換して出力する。このようにして
S/P変換器19全体の出力としてパラレル形式の受信
データ29が得られる。
【0028】次に、受信装置における各信号の関係を説
明する。図2は受信信号20b、遅延信号21、乗算信
号22等の関係を示すタイミングチャートである。な
お、図において、期間30a、30b、30c、30
d、30e、30f、30gはそれぞれ1ビットの時間
間隔を示す。
【0029】受信信号20b(帯域フィルタ13の出力
信号)の波形における、信号31a、31bは同期信号
(同期ビットの信号)、信号32a、32b、32c、
32d、32eはそれぞれ情報信号(情報データのビッ
ト信号)である。同期ビットの信号は“1”が2ビット
分、情報データのビット信号は信号32aから信号32
eまで順に、“0”、“0”、“1”、“1”、“0”
となる例を示している。
【0030】ここでは、ビットデータが“1”のとき
は、信号31a、31b、32c、32dに示すように
1ビット時間の最初の一定期間のみに信号があり、逆
に、ビットデータが“0”のときは、信号32a、32
b、32eに示すように信号がないようにする例を示し
ている。なお、これは特に限定するものではなく、少な
くとも”1”と”0”の2値の区別がつく信号であれば
よい。
【0031】また、信号33aはノイズ信号であり、遅
延信号21の波形においては信号34aとなる。なお、
このノイズ信号33a、34aは同期ビットの信号31
a、31b、及びビットデータ“1”の信号32c、3
2dと同程度の波高値を持つ信号である。
【0032】遅延回路14から出力された遅延信号21
の波形は、受信信号20bの波形に比べて、1ビット時
間分右(右が時間の進行方向)へ平行移動した波形とな
る。また、信号27は遅延信号21と閾値2(信号26
の振幅値)とをコンパレータ18に通したときの出力信
号である。
【0033】ここで、受信信号20bにおけるノイズ信
号33aは、同期ビットの信号31aの前に存在する
が、受信信号20bと遅延信号21の乗算信号22(乗
算器15の出力信号)では、乗算することによりノイズ
信号による影響がなくなっており、期間30bで同期検
出の元となる信号35が生成されている。したがって、
コンパレータ16の出力信号24は、信号35が、閾値
1(信号23の振幅値)を 越えた時点36で信号37
を生成することになり、これが同期検出信号となる。
【0034】また、受信クロック生成器17aはこの同
期検出信号37を受けて、受信クロック信号25を生成
する。つまり、受信クロック生成器17aは、信号24
における同期検出信号37の立ち上がりから2ビット時
間(時間38a:同期ビット2ビット分の時間)後に、
一定の遅延時間(時間39;受信データを確実に捕らえ
るための遅延時間)を加えた時点から1ビット時間毎に
立ち上がる受信クロック信号25を生成する。
【0035】そして、受信クロック信号25の時点40
a、40b、40c、40dで信号27の時点41a、
41b、41c、41dのデータをサンプルすることで
復号化が行われる。各々の時点で復号化したデータは4
2a、42b、42c、42dの順に“0”、“0”、
“1”、“1”となり、これは、信号32a、32b、
32c、32dの受信信号20bのデータ“0”、
“0”、“1”、“1”と等しく、正しく復号化されて
いる。
【0036】この実施の形態の受信装置は、受信された
受信信号と、受信信号を2つの同期信号間の時間間隔だ
け遅延させた遅延信号とを乗算して乗算信号を生成し、
この乗算信号に基づいて検出された同期信号に基づいて
情報信号を復号するようにしているので、同期信号の前
にノイズ信号(パルス)が存在する場合にでも、正確に
同期信号を検出することができる。さらに、同期信号が
2ビット、情報信号も1ビット単位の最小限のパルス幅
で伝送することが可能であり、伝送速度が著しく低下す
ることがない。
【0037】実施の形態2.この実施の形態2を図に基
づいて説明する。図3は、この実施の形態2の通信シス
テムの送信局及び受信局を示すブロック図で、図3
(a)は送信局における送信装置の構成を示すブロック
図で、図3(b)は受信局における受信装置の構成を示
すブロック図である。
【0038】送信局で実施の形態1と異なる構成は、分
周器3bが同期ビット、情報ビットのいずれの場合にも
1/2分周器として動作する構成になっている点であ
る。つまり、この実施の形態の送信局では同期ビットを
必ず2ビット送信するとともに、情報ビットも同じデー
タを2ビットずつ送信するようにしている。
【0039】一方、受信局で実施の形態1と異なる構成
は、S/P変換器19のシリアルデータ入力がコンパレ
ータ16の出力信号24に結線されている点と、受信ク
ロック生成器17aの出力信号25が1/2分周器43
aを経てS/P変換器19に入力されている点と、実施
の形態1におけるコンパレータ18がない点が異なる。
つまり、 S/P変換器19のシリアルデータ入力とし
て、実施の形態1で同期検出を行うために用いた信号2
4を使用している点である。
【0040】さらに、受信クロック生成器17aから出
力された信号25を1/2分周器43aに入力すること
で、1/2分周器43aにおいて、同期検出時点から、
2ビット分の時間間隔に一定の遅延時間を加えた時間後
の時点から2ビット時間間隔毎に立ち上がる信号44を
出力するようにしている点である。
【0041】次に、受信装置における各信号の関係を説
明する。図4は受信信号20b、遅延信号21、乗算信
号22等の関係を示すタイミングチャートである。な
お、図において、期間30a、30b、30c、30
d、30e、30f、30gはそれぞれ1ビットの時間
間隔を示す。
【0042】受信信号20bの波形における、信号31
a、31bは同期ビットの信号、信号32a、45a、
32b、45b、32cはそれぞれ情報データのビット
信号であり、信号32aと45a、信号32bと45b
はそれぞれ同じデータが2ビットずつ連続した信号であ
る。これは送信局が同期ビットを2ビット連続して送信
し、情報ビットも同じデータを2ビットずつ連続して送
信するからである。信号31a、31bの同期ビットの
信号は“1”が2ビット分、情報データのビット信号は
信号32aから信号32cまで、順に“0”、“0”、
“1”、“1”となる例を示している。この場合、送信
局が受信局に伝えたいデータビットは“0”、“1”で
ある。すなわち、送信局は受信局に伝えたい同じ情報信
号を2ビット送信するようにしている。
【0043】また、信号46aはノイズ信号であり、遅
延信号21の波形においては信号47aとなる。なお、
このノイズ信号46a、47aは同期ビットの信号31
a、31b、及びビットデータ“1”の信号32b、4
5bと同程度の波高値を持つ信号である。また、図4で
は、期間30dで信号45aに重畳する例を示してい
る。
【0044】遅延回路14から出力された遅延信号21
の波形は、受信信号20bの波形に比べて、1ビット時
間分右(右が時間の進行方向)へ平行移動した波形とな
る。また、受信信号20bと遅延信号21との積信号で
ある乗算信号22では、期間30bの時点36で、閾値
1(信号23の振幅値)を越える信号35が生成される
ことになり、この信号35の発生に伴って、信号24に
おいて信号37が生成され、これが同期検出信号とな
る。
【0045】また、受信クロック生成器17aから出力
される信号25は1/2分周器43aに通され、この1
/2分周器43aで1/2分周されることにより、その
出力信号44は、同期検出時点から、2ビット分の時間
間隔に一定の遅延時間を加えた時間後の時点から2ビッ
ト時間間隔毎に立ち上がる信号となる。したがって、信
号44は、時点48a、48bで立ち上がる波形とな
る。
【0046】そして、この信号44の時点48a、48
bで信号24の時点49a、49bのデータをサンプル
することで復号化が行われる。各々の時点で復号化した
データは信号44における50a、50bの順に
“0”、“1”となり、これは、送信された元のデータ
ビット列“0”、“1”と等しい。
【0047】なお、このときには、ノイズ信号47aと
信号32bとにより乗算信号22において、信号51が
発生し、それに伴って、信号24で信号52が生成され
るが、信号44の立ち上がり時点48a、48bではな
いので受信データとしてサンプルされず、ノイズ信号4
6aがあっても、正しく復号化されることになる。
【0048】この実施の形態2の説明では、同期検出の
方法として、実施の形態1と同じ手法を用いて説明して
いるが、これは特に限定するものではなく、送信局がデ
ータビットとしてビット毎に同じデータを2ビット送信
し、受信局が受信信号と、受信信号を1ビット時間分遅
延させた遅延信号とを乗算器で乗算し、その積の値を2
ビット時間毎にサンプリングして復号化するものであれ
ば、同期検出手段は他の方法を用いても良い。
【0049】この実施の形態の受信装置は、受信された
受信信号を2つの情報信号間の時間間隔だけ遅延させて
遅延信号を生成し、この遅延信号と受信信号とを乗算し
て乗算信号を生成するようにし、この乗算信号に基づい
て情報信号を復号するようにしているので、上記実施の
形態1の効果に加えて、データの間にノイズ信号(パル
ス)が存在する場合にも、正確に情報信号を復号するこ
とができる。
【0050】実施の形態3.実施の形態1、2の構成の
遅延回路は、1ビット時間が短ければ遅延線などを用い
て実現できるが、1ビット時間が長い場合には、工夫が
必要である。そこで、この実施の形態の遅延回路は、1
ビット時間が長い場合でも遅延信号を生成することがで
きるように、入力信号をA/D変換器でディジタルデー
タに変換して、これをディジタルメモリに順次格納し、
1ビット時間前に格納されたディジタルデータをディジ
タルメモリから順次取り出してD/A変換器でアナログ
信号に戻すことで、1ビット時間分のアナログ信号の遅
延信号を生成するようにしたものである。
【0051】1ビット時間が長い場合にも対応できる遅
延回路を図に基づいて説明する。図5は、この実施の形
態の遅延回路の構成を示す図である。図において、14
は実施の形態1、2の遅延回路14に相当する。また、
入力信号20b、出力信号21はそれぞれ、図1、図3
の受信信号20b、遅延信号21に相当する信号であ
る。
【0052】この遅延回路14は、A/D変換器53、
リング形式のディジタルメモリ54、D/A変換器5
5、A/D変換されたディジタル信号61をリング形式
のディジタルメモリ54のどのアドレスに格納するかを
決定するスイッチ56、格納アドレスを示す格納アドレ
スポインタ57、 D/A変換すべきディジタル信号6
2をどのアドレスから読出すかを決定するスイッチ5
8、読出しアドレスを示す読出しアドレスポインタ59
と、タイミング発生器60から構成される。
【0053】タイミング発生器60は、A/D変換器5
3にA/D変換タイミングを示すタイミング信号63、
格納アドレスのスイッチ56の切り替えタイミングを示
すタイミング信号64、読み出しアドレスのスイッチ5
8の切り替えタイミングを示すタイミング信号65、D
/A変換器55のD/A変換タイミングを示すタイミン
グ信号66を発生する。
【0054】ここで、タイミング信号64、65は、ス
イッチ56、58の切り替え周期Tが、T(T=1ビッ
ト時間÷1ビット時間内のサンプル数N)となるように
発生され、このタイミング信号64の発生時に、格納ア
ドレスポインタ55の示すアドレスに信号61が記憶さ
れる。この格納アドレスポインタ57はアドレスiに信
号61が記憶された後に、次のアドレスi+1を指すよ
うに、さらに、アドレスNの後には、アドレス1を指す
ようになっており、アドレス1、2、・・・N、1、
2、・・・の順にサンプルされた信号61が巡回して記
憶されていく。
【0055】一方、読出しアドレスポインタ59もま
た、格納アドレスポインタ57と同様にアドレスiから
信号を読み出した後に、次のアドレスi+1を指すよう
に、さらに、アドレスNの後には、アドレス1を指すよ
うになっているが、実際に、読出しアドレスポインタ5
9が指すアドレスは、格納アドレスポインタ57がN回
前に指していたアドレス、すなわち、この場合、アドレ
スを巡回させて記憶させているので、格納アドレスポイ
ンタ57の1つ後のアドレスを読出しアドレスポインタ
59が指すようにする。そして、タイミング信号65の
発生時に、読出しアドレスポインタ59の指すアドレス
の信号62を読み出すことで、読み出されたデータは、
1ビット時間前に格納されたデータとなり、1ビット時
間遅延された遅延信号が生成される。
【0056】ここで、リング形式のメモリ54の容量
は、A/D変換器53、D/A変換器55のディジタル
ビット幅と、1ビット時間を最低10回以上サンプリン
グしてデータを格納、読み出しをすることを考慮する
と、10ワード以上の容量が必要である。(実施の形態
1、2の例のように、1ビット時間の最初の一定期間に
のみ変調信号がある信号を復調する場合には、1ビット
時間の最初の一定期間の復調を最低10回以上サンプル
してデータを格納、読み出しするために、例えば、1ビ
ット時間を100サンプルするため100ワード以上の
容量が必要である。)
【0057】なお、A/D変換器53の変換時間とディ
ジタルメモリ54への格納時間、D/A変換器55の変
換時間とディジタルメモリ54からの読出し時間は、1
ビット時間をサンプル数で割った時間より早く構成する
必要がある。
【0058】この実施の形態の遅延回路は、A/D変換
器と、A/D変換器で変換されたディジタル信号を順次
記憶するディジタルメモリと、ディジタルメモリに記憶
されているディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、ディジタルメモリに記憶されているディ
ジタル信号を所定時間遅延させて出力させるタイミング
発生器とを備えているので、A/D変換器からディジタ
ルメモリに順次信号を記憶するとともに、同時にディジ
タルメモリに記憶されている信号を順次取り出すことが
可能となり、1ビット時間が長い場合でも遅延信号を生
成することができる。
【0059】実施の形態4.実施の形態1で説明した構
成の場合でも、ノイズ信号の印加具合によって同期検出
が正確に行えない影響が出ることがある。そのようなノ
イズ信号の印加状態であっても正確に同期検出を行える
手法を説明する。
【0060】上記手法を説明する前に、実施の形態1の
手法では同期検出が正確に行えない場合のタイミングチ
ャートを図6に示す。図に示した信号で、実施の形態1
の図2の信号と異なる点は、図6ではノイズ信号33a
に加えて、さらに、ノイズ信号33bが加わっている点
である。なお、ノイズ信号33aとノイズ信号33bは
丁度1ビット時間ずれた信号であり、この発生位置を除
けば、波形等は同じものである。
【0061】ノイズ信号33bがノイズ信号33aの丁
度1ビット時間分後に重畳していることが影響して、図
6では乗算信号22において信号67が生じることにな
り、これにより信号24で信号68が発生する。そのた
め、本来の同期検出信号となるべき信号37に先立っ
て、信号68の立ち上がりが発生してしまい、この信号
68の立ち上がりをもって、誤った同期検出が行われ
る。
【0062】そのため、信号25の立ち上がり時点69
a、69b、・・・、69eで、信号27における時点
70a、70b、・・・、70eのデータをサンプルす
ることで復号化され、各々の時点のデータは71a、7
1b、・・・、71eのすべての時点で“0”とビット
データが復号化されてしまう。これは本来の受信デー
タ、“0”、“0”、“1”、“1”とは異なった復号
化となっている。
【0063】図7は、この実施の形態4の通信システム
の送信局及び受信局を示すブロック図で、図7(a)は
送信局における送信装置の構成を示すブロック図で、図
7(b)は受信局における受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0064】送信局で実施の形態1と異なる構成は、分
周器3cが同期ビットの送信動作時には1/3分周器と
して動作する点である。なお、情報ビットの送信時には
送信クロック生成器の信号をそのまま出力する(分周し
ない)動作は実施の形態1と同じである。つまり、この
送信局は同期ビットを必ず3ビット送信し、情報ビット
は送信すべきデータを1ビットずつ送信するようにして
いる。
【0065】一方、受信局で実施の形態1と異なる構成
は3つある。1つめの相違点は、遅延回路が14a、1
4bと2つあり、乗算器が15a、15bと2つある点
で、遅延回路を一段だけ通った信号21a(1ビット時
間分の遅延信号)と2つの遅延回路を通った信号21b
(2ビット時間分の遅延信号)とが乗算器15aで乗算
され、この乗算された信号22aと遅延回路を通らない
受信信号20bとが乗算器15bで乗算されて3重積信
号22b(乗算信号)がコンパレータ16に入力されて
いる点である(実施の形態1では遅延回路を一段通った
遅延信号と遅延回路を通らない受信信号との乗算信号が
コンパレータ16に入力されている。)。
【0066】2つめの相違点は、遅延回路を二段通った
遅延信号21bがコンパレータ18に入力されている点
である(実施の形態1では遅延回路を一段通った信号が
コンパレータ18に入力されている。)。
【0067】3つめの相違点は、受信クロック生成器1
7bにおける、同期検出から受信クロックが最初に立ち
上がるまでの時間が、3ビット分(同期ビットのビット
数分)の時間間隔に一定の遅延時間を加えた時間である
点である(実施の形態1では2ビット分の時間間隔に一
定の遅延時間を加えた時間である。)。なお、受信クロ
ックの最初の立ち上がり時点から1ビット時間間隔毎に
立ち上がる受信クロックを生成する点は実施の形態1と
同じである。
【0068】次に、受信装置における各信号の関係を説
明する。図8は受信信号20b、遅延信号21a、21
b、乗算信号22b等の関係を示すタイミングチャート
である。なお、図において、期間30a〜30iはそれ
ぞれ1ビットの時間間隔を示す。
【0069】受信信号20bの波形における、信号31
a、31b,31cは同期ビットの信号、信号32a〜
32fはそれぞれ情報データのビット信号である。同期
ビットの信号は“1”が3ビット分、情報データのビッ
ト信号は信号32aから信号32fまで順に“0”、
“0”、“0”、“1”、“1”、“1”となる例を示
している。
【0070】また、信号33a、33bはノイズ信号で
あり、遅延信号21aの波形においては、信号34a、
34bとなり、遅延信号21bの波形においては、信号
72a、72bとなる。なお、このノイズ信号33a、
33bは同期ビット及びビットデータ“1”の波形と同
程度の波高値を持つ信号で、図6に示したものと同様
に、ノイズ信号33a、33b間が1ビット時間離れた
ものである。
【0071】遅延回路14aから出力された遅延信号2
1aの波形は、受信信号20bの波形に比べて、1ビッ
ト時間分右(右が時間の進行方向)へ平行移動した波形
となる。また、この遅延信号21aを遅延回路14bに
通した遅延信号21bの波形は、遅延信号21aの波形
に比べて、1ビット時間分右へ平行移動した波形とな
る。すなわち、受信信号20bの波形に比べて、2ビッ
ト時間分右へ平行移動した波形となる。
【0072】そして、受信信号20b、遅延信号21
a、及び遅延信号21bの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cで、閾値1を越える信号74が生
成され、この信号74の発生に伴って、信号24におけ
る信号75が生成され、これが同期検出信号となる。
【0073】また、受信クロック生成器17bはこの同
期検出信号75を受けて、信号24における信号75の
立ち上がりから3ビット時間(時間38b:同期ビット
3ビット分の時間)後に、一定の遅延時間(時間39;
受信データを確実に捕らえるための遅延時間)を加えた
時点から1ビット時間毎に立ち上がる受信クロック信号
25を生成する。したがって、信号25は、時点76
a、76b、76c、76dで立ち上がる波形となる。
【0074】そして、この信号25の時点76a、76
b、76c、76dで信号27の時点77a、77b、
77c、77dのデータをサンプルすることで復号化が
行われる。各々の時点のデータは78a、78b、78
c、789dの順に“0”、“0”、“0”、“1”と
なり、これは、受信されたデータビット列“0”、
“0”、“0”、“1”と等しい。
【0075】この実施の形態の受信装置は、同期信号を
3ビット設けるようにして送信された信号を受信回路で
受信した後、受信された受信信号を2つの同期信号間の
時間間隔だけ遅延させて第1の遅延信号、さらに2つの
同期信号間の間隔だけ遅延させて第2の遅延信号を生成
し、この第1の遅延信号、第2の遅延信号、及び受信信
号を乗算して乗算信号を生成する。そして、この乗算信
号に基づいて同期信号を検出し、この検出された同期信
号に基づいて情報信号を復号するようにしているので、
同期信号の前にノイズ信号(パルス)が存在し、かつ、
このノイズ信号に対して2つの同期信号間の時間間隔だ
け離れてノイズ信号が存在する場合にでも、正確に同期
信号を検出することができる。さらに、同期信号が3ビ
ット、情報信号も1ビット単位の最小限のパルス幅で伝
送することが可能であり、伝送速度が著しく低下するこ
とがない。
【0076】この実施の形態では、送信局は同期ビット
を3ビット送信し、受信局は受信信号と、受信信号を1
ビット時間分遅延させた遅延信号と、受信信号を2ビッ
ト時間分遅延させた信号との3重積信号に基づいて同期
検出するように構成した説明のみを示したが、これは特
に限定するものではなく、送信局は同期ビットをnビッ
ト(nはn≧4の整数)送信し、受信局は受信信号を1
ビット時間分遅延させた遅延信号から順に受信信号をn
−1ビット時間分遅延させた遅延信号まで、受信信号に
対して1ビット時間分だけ遅延させていった遅延信号を
それぞれ生成し、これらの遅延信号と受信信号とを乗算
したn重積信号に基づいて同期検出をするようにしても
よい。
【0077】この場合には、1ビット時間分の時間差が
ある3つ以上のノイズ信号が同期ビットの近辺に重畳
し、その波高値が同期信号と同等なレベルであっても、
ノイズ信号がn−1個以内であれば同期検出を正確に行
うことができる。
【0078】実施の形態5.実施の形態2で説明した構
成の場合でも、ノイズ信号の印加具合によって復号化処
理が正確に行えない影響が出ることがある。そのような
ノイズ信号の印加状態であっても正確に復号化処理を行
える手法を説明する。
【0079】上記手法を説明する前に、実施の形態2の
手法では復号化が正確に行えない場合のタイミングチャ
ートを図9に示す。図に示した信号で、実施の形態2の
図4の信号と異なる点は、図9では、ノイズ信号46a
に加えて、さらにノイズ信号46bが加わっている点で
ある。なお、ノイズ信号46aとノイズ信号46bは丁
度1ビット時間ずれた信号であり、この発生位置を除け
ば、波形等は同じものである。
【0080】ノイズ信号46bがノイズ信号46aの丁
度1ビット時間分前に重畳していることが影響して、図
9では乗算信号22において信号79が生じることにな
り、これにより信号24において、信号80が発生す
る。そのため、信号44の立ち上がり時点48a、48
bで、信号24の時点49a、49bのデータをサンプ
ルして復号化すると、各々の時点のデータは50a、5
0bの時点で“1”、“1”とビットデータを復号化し
てしまう。これは本来の受信データ、“0”、“1”と
は異なった復号化となっている。
【0081】図10は、この実施の形態5の通信システ
ムの送信局及び受信局を示すブロック図で、図10
(a)は送信局における送信装置の構成を示すブロック
図で、図10(b)は受信局における受信装置の構成を
示すブロック図である。
【0082】送信局で実施の形態2と異なる構成は、分
周器3dが1/3分周器として動作する点である(実施
の形態2では1/2分周器である。)。つまり、この送
信局は同期ビットを必ず3ビット送信し、情報ビットも
同じデータを3ビットずつ送信する(実施の形態2で
は、同期ビットを必ず2ビット送信し、情報ビットも同
じデータを2ビットずつ送信している。)。
【0083】受信局で実施の形態2と異なる構成は3つ
ある。1つめの相違点は、遅延回路が14a、14bと
2つあり、乗算器が15a、15bと2つある点で、遅
延回路を一段だけ通った信号21a(1ビット時間分の
遅延信号)と2つの遅延回路を通った信号21b(2ビ
ット時間分の遅延信号)とが乗算器15aで乗算され、
この乗算された信号と遅延回路を通らない受信信号20
bとが乗算器15bで乗算されて3重積信号22b(乗
算信号)が生成され、この乗算信号22bがコンパレー
タ16とS/P変換器19に入力されている点である
(実施の形態2では遅延回路を一段通った信号と遅延回
路を通らない信号の乗算信号がコンパレータ16とS/
P変換器19に入力されている。)。
【0084】2つめの相違点は、受信クロック生成器1
7bにおける、同期検出から受信クロックが最初に立ち
上がるまでの時間が、3ビット分(同期ビットのビット
数)の時間間隔に一定の遅延時間を加えた時間である点
である(実施の形態2では2ビット分の時間間隔に一定
の遅延時間を加えた時間である。)。
【0085】3つめの相違点は、分周器43bがこの実
施の形態では1/3分周器で、3ビット時間毎に受信ク
ロック生成器17bの出力信号25をサンプリングする
点である(実施の形態2では、1/2分周器43aで、
2ビット時間毎に受信クロック生成器17aの出力信号
24をサンプリングしている。)。
【0086】次に、受信装置における各信号の関係を説
明する。図11は受信信号20b、遅延信号21a、2
1b、乗算信号22b等の関係を示すタイミングチャー
トである。なお、図において、期間30a〜30iはそ
れぞれ1ビットの時間間隔を示す。
【0087】受信信号20bの波形における、信号31
a、31b、31cは同期ビットの信号、信号32a、
45a、81a、32b、45b、81bはそれぞれ情
報データのビット信号であり、信号32aと45aと8
1a、信号32bと45bと81b、は同じデータが3
ビット連続した信号である。これは送信局が同期ビット
を3ビット連続して送信し、情報ビットも同じデータを
3ビットずつ連続して送信するからである。信号31
a、31b、31cの同期ビットの信号は“1”が3ビ
ット分、情報データのビット信号は信号32aから信号
81bまで順に“0”、“0”、“0”、“1”、
“1”、“1”となる例を示している。この場合、送信
局が受信局に伝えたいデータビットは“0”、“1”で
ある。すなわち、送信局は受信局に伝えたい同じデータ
を3ビット送信するようにしている。
【0088】また、信号46a、46bはノイズ信号で
あり、遅延信号21aの波形においては、信号47a、
47bとなり、遅延信号21bの波形においては、信号
82a、82bとなる。なお、このノイズ信号46a、
46bは同期ビット31a〜31c、ビットデータ
“1”の信号32b、45b、81bと同程度の波高値
を持つ信号で、図9に示したものと同様に、ノイズ信号
46a、46b間が1ビット時間離れたものである。
【0089】遅延回路14aから出力された遅延信号2
1aの波形は、受信信号20bの波形に比べて、1ビッ
ト時間分右(右が時間の進行方向)へ平行移動した波形
となる。また、この遅延信号21aを遅延回路14bに
通した遅延信号21bの波形は、遅延信号21aの波形
に比べて、1ビット時間分右へ平行移動した波形とな
る。すなわち、受信信号20bの波形に比べて、2ビッ
ト時間分右へ平行移動した波形となる。
【0090】そして、受信信号20b、遅延信号21
a、及び遅延信号21bの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cで、閾値1を越える信号74が生
成され、この信号74の発生に伴って、信号24におけ
る信号75が生成され、これが同期検出信号となる。
【0091】また、受信クロック生成器17bはこの同
期検出信号を受けて、信号24における信号75の立ち
上がりから3ビット時間38b後に一定の遅延時間39
を加えた時点から1ビット時間毎に立ち上がる信号25
を生成する。そして、この信号25が1/3分周器43
bに入力されて1/3分周されることにより、同期検出
時点から、3ビット分の時間間隔に一定の遅延時間を加
えた時間後の時点から3ビット時間間隔毎に立ち上がる
信号44が出力される。したがって、信号44は、時点
83a、83bで立ち上がる波形となる。
【0092】そして、この信号44の時点83a、83
bで信号24の時点84a、84bのデータをサンプル
することで復号化が行われる。各々の時点のデータは8
5a、85bの順に“0”“1”となり、これは、受信
された元のデータビット列“0”、“1”と等しい。
【0093】この実施の形態では、実施の形態4の同期
検出手段と同様にして同期検出を行っているが、これは
特に限定するものではなく、送信局がデータビットとし
てビット毎に同じデータを3ビット送信し、受信局が受
信信号と、受信信号を1ビット時間分遅延させた遅延信
号と、受信信号を2ビット時間分遅延させた遅延信号と
の3重積信号を3ビット時間毎にサンプリングして、そ
のサンプル値に基づいて復号化するものであれば、同期
検出手段は他の方法であってもよい。
【0094】この実施の形態では、連続して同じ情報信
号を3ビット設けて送信された信号を受信回路で受信
し、受信された受信信号を上記2つの情報信号間の時間
間隔だけ遅延させて第1の遅延信号、さらに2つの情報
信号間の間隔だけ遅延させて第2の遅延信号を生成し、
この第1の遅延信号、第2の遅延信号、及び受信信号を
乗算して乗算信号を生成するようにし、この乗算信号に
基づいて情報信号を復号化するようにしているので、情
報信号が生成されるべき位置にノイズ信号(パルス)が
存在し、かつ、このノイズ信号に対して2つの情報信号
間の時間間隔だけ離れてノイズ信号が存在する場合にで
も、正確に情報信号を復号化することができる。
【0095】この実施の形態では、送信局は同じ情報デ
ータビットを3ビット送信し、受信局は受信信号と、受
信信号を1ビット時間分遅延させた遅延信号と、受信信
号を2ビット時間分遅延させた信号との3重積信号を生
成し、この3重積信号を3ビット時間毎にサンプリング
したサンプル値に基づいて復号化するように構成した説
明のみを示したが、これは特に限定するものではなく、
送信局は同じ情報データビットをnビット(nはn≧4
の整数)送信し、受信局は受信信号を1ビット時間分遅
延させた遅延信号から順に受信信号をn−1ビット時間
分遅延させた遅延信号まで、受信信号に対して1ビット
時間分だけ遅延させていった遅延信号をそれぞれ生成
し、これらの遅延信号と受信信号とを乗算したn重積信
号を生成し、このn重積信号をnビット時間毎にサンプ
リングしたサンプル値に基づいて復号化するようにして
もよい。
【0096】この場合には、1ビット時間分の時間差が
ある3つ以上のノイズ信号が情報ビットと重畳し、その
波高値が同期信号と同等なレベルであっても、ノイズ信
号がn−1個以内であれば正確に復号化することができ
る。
【0097】実施の形態6.この実施の形態の遅延回路
は、実施の形態4、5の遅延回路14a、14bに適用
されるもので、実施の形態3の図5で示した遅延回路1
4aを複数個直列に接続したものである。図12は、こ
の実施の形態6の遅延回路の構成を示す図である。
【0098】図において、14a、14bは実施の形態
4の図7、実施の形態5の図10の遅延回路14a、1
4bに相当する。また、遅延回路14aの入力信号20
b、出力信号21aはそれぞれ、図7、図10における
受信信号20b、遅延信号21aに相当する信号であ
り、遅延回路14bの入力信号21a、出力信号21b
はそれぞれ、図7、図10の遅延信号21a、21bに
相当する信号である。ここで、遅延回路14aの出力信
号21aと、遅延回路14bの入力信号21aは結線さ
れて同一信号となっている。なお、遅延回路14a、1
4bの内部構成は実施の形態3で説明した構成と同じで
あり、機能も同様である。したがって、重複説明を避け
るために内部構成と動作の説明は省略する。
【0099】以上は、2ビット時間分遅延させた遅延信
号を生成する遅延回路の実施の形態を説明したが、nビ
ット(nはn≧3の整数)時間分遅延させた遅延信号を
実現するには、この実施の形態の1ビット時間分遅延さ
せる遅延回路をn個設けて直列接続する構成を採れば良
い。
【0100】実施の形態7.実施の形態4で説明した構
成の場合でも、ノイズ信号の印加具合によって同期検出
が正確に行えない影響が出ることがある。そのようなノ
イズ信号の印加状態であっても正確に同期検出を行える
手法を説明する。
【0101】上記手法を説明する前に、実施の形態4の
手法では同期検出が正確に行えない場合のタイミングチ
ャートを図13に示す。図に示した信号で、実施の形態
4の図8の信号と異なる点は、図13の受信信号20b
には、図8に示したノイズ信号33a、33bがない
が、その代わりに、同期信号31aの丁度1ビット時間
分前にノイズ信号33cが存在する点である。なお、ノ
イズ信号33cは同期ビットの信号31a〜31c、及
びビットデータ”1”の信号32d〜32fと同程度の
波高値を持つ信号である。
【0102】ノイズ信号33cは1つしかないが、同期
信号31aの丁度1ビット時間分前に重畳していること
が影響して、図13では乗算信号22bの時点85にお
いて信号86が生じることになり、これにより信号24
で信号87が発生する。そのため、本来の同期検出信号
となるべき信号75に先立って,信号87の立ち上がり
が発生してしまい、誤った同期検出が行われる。
【0103】そのため、信号25の立ち上がり時点88
a、88b、・・・、88eで、信号27の時点89
a、89b、・・・、89eのデータをサンプルするこ
とで復号化され、各々の時点のデータは90a、90
b、・・・、90eの時点で“1”、“0”、“0”、
“0”、“1”とビットデータが復号化されてしまう。
これは本来の受信データ、“0”、“0”、“1”、
“1”、“1”とは異なった復号化となっている。
【0104】図14は、この実施の形態7の通信システ
ムの送信局及び受信局を示すブロック図で、図14
(a)は送信局における送信装置の構成を示すブロック
図で、図14(b)は受信局における受信装置の構成を
示すブロック図である。
【0105】送信局で実施の形態4と異なる構成は、送
信クロック生成器2aの動作が実施の形態4の図7の送
信クロック生成器2と異なる点である。すなわち、同期
ビットの送信動作において、連続する3つの同期信号に
おける、第1番目と第2番目の同期信号間の時間間隔
(以下、第1の同期ビット間隔と呼ぶ)と、第2番目と
第3番目の同期信号間の時間間隔(以下、第2の同期ビ
ット間隔と呼ぶ)とが異なる点である。なお、この実施
の形態では、第2の同期ビット間隔を1ビット時間に
し、第1の同期ビット間隔を0.6ビット時間にしてい
る。
【0106】受信局で実施の形態4と異なる構成は3つ
ある。1つめの相違点は、遅延回路14cにおける遅延
時間が遅延回路14bにおける遅延時間の0.6倍の長
さである点である(実施の形態4の図7では遅延回路1
4aの遅延時間は遅延回路14bと同じである。)。
【0107】2つめの相違点は、コンパレータ18aの
入力信号が遅延回路を通っていない受信信号20bにな
っている点である(実施の形態4の図7では遅延回路1
4a、14bを二段通った信号21bがコンパレータ1
8に入力されている。)。
【0108】3つめの相異点は、受信クロック生成器1
7cの動作における、同期検出から受信クロックが最初
に立ち上がるまでの時間が、1ビット分の時間間隔に一
定の遅延時間を加えた時間である点である(実施の形態
4の図7では、受信クロック生成器17bの動作におけ
る、同期検出から受信クロックが最初に立ち上がるまで
の時間が、3ビット分の時間間隔に一定の遅延時間を加
えた時間になっている。)。なお、受信クロックの最初
の立ち上がり時点から1ビット時間間隔毎に立ち上がる
受信クロックを生成する点は実施の形態4と同じであ
る。
【0109】次に、受信装置における各信号の関係を説
明する。図15は受信信号20b、遅延信号21c、2
1b、乗算信号22b等の関係を示すタイミングチャー
トである。なお、図において、期間30、30a、30
c〜30iはそれぞれ1ビットの時間間隔を示し、期間
30jは1ビット時間間隔の0.6倍の時間間隔を示し
ている。
【0110】受信信号20bの波形における、信号31
a〜31cは同期ビットの信号、信号32a〜32fは
それぞれ情報データのビット信号である。同期ビットの
信号は“1”が3ビット分、情報データのビット信号は
信号32aから信号32fまで順に“0”、“0”、
“0”、“1”、“1”、“1”となる例を示してい
る。
【0111】また、信号33cはノイズ信号であり、遅
延信号21cの波形においては信号34dとなり、遅延
信号21bの波形においては信号72dとなる。なお、
ノイズ信号33cは同期信号31a〜31c、及びビッ
トデータ“1”の信号32d〜32fと同程度の波高値
を持つ信号で、図13に示した位置にこのノイズ信号3
3cは発生する。
【0112】また、信号27aの波形は、受信信号20
bと閾値2aとをコンパレータ18aに入力した場合の
出力波形で、遅延回路14cから出力される遅延信号2
1cの波形は、受信信号20bの波形に比べて、0.6
ビット時間分右へ平行移動した波形となり、この遅延信
号21cを、さらに遅延回路14bに通した信号21b
の波形は、遅延信号21cに比べて、1ビット時間分右
へ平行移動した波形となる。すなわち、受信信号20b
の波形に比べて、1.6ビット時間分右へ移動した波形
になる。
【0113】そして、受信信号20bと、遅延信号21
cと、遅延信号21bとの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cの時点73で閾値1を越える信号
74が生成され、この信号74の発生に伴って、信号2
4において、信号75が生成され、これが同期検出信号
となる。
【0114】また、受信クロック生成器17cはこの同
期検出信号75を受けて、信号24における信号75の
立ち上がりから1ビット時間38c後に一定の遅延時間
39を加えた時点から1ビット時間毎に立ち上がるクロ
ック受信信号25を生成する。したがって、信号25
は、時点91a、91b、91c、91d、91e、9
1fで立ち上がる波形となる。
【0115】そして、この信号25の時点91a、91
b、91c、91d、91e、91fで、信号27aの
時点92a、92b、92c、92d、92e、92f
のデータをサンプルすることで復号化が行われる。各々
の時点のデータは93a、93b、93c、93d、9
3e、93fの順に“0”、“0”、“0”、“1”、
“1”、“1”となり、これは、受信されたデータビッ
ト列“0”、“0”、“0”、“1”、“1”、“1”
と等しい。
【0116】また、この実施の形態では、第1の同期ビ
ット間隔が第2の同期ビット間隔の0.6倍の長さであ
る例で説明したが、これは特に限定するものではなく、
第2の同期ビット間隔の1倍以上の時間になるものや、
第1の同期ビット間隔が1ビット時間間隔丁度で第2の
同期ビット間隔を第1の同期ビット間隔より短くあるい
は長くしたもの等、第1の同期ビット間隔が第2の同期
ビット間隔と異なるものであればよい。
【0117】この実施の形態では、実施の形態4の同期
信号における第1の同期ビット間隔と第2の同期ビット
間隔とを異なるようにしているので、最初の同期ビット
信号から同期ビット間の時間間隔だけ前の位置に雑音信
号が存在する場合にでも、正確に同期信号を検出するこ
とが可能になる。
【0118】この実施の形態では、同期ビットを3ビッ
トとしている例を説明しているが、これは特に限定する
ものではなく、同期ビットをnビット(nはn≧4の整
数)とし、これらの同期ビットのうち、隣り合う同期ビ
ット間の時間間隔が、他の同期ビット間の時間間隔と異
なるようにしてもよい。このときには、少なくとも1つ
の同期ビット間の時間間隔が他の同期ビット間の時間間
隔と異なるようにしてもよいし、異なる時間間隔が複数
存在するようにしてもよい。
【0119】実施の形態8.この実施の形態の遅延回路
は、実施の形態7の図14の遅延回路14c、14bに
適用されるもので、実施の形態6の図12で示した遅延
回路14a、14bの内、遅延回路14aを、遅延回路
14bの遅延時間と異なる時間遅延させる遅延回路14
cに代えたものである。
【0120】図16は、この実施の形態8の遅延回路の
構成を示す図である。図において、遅延回路14c、1
4bは図14の遅延回路14c、14bに相当する。ま
た、遅延回路14cの入力信号20b、出力信号21c
はそれぞれ、図14の受信信号20b、遅延信号21c
に相当する信号であり、遅延回路14bの入力信号21
c、出力信号21bはそれぞれ、図14の遅延信号21
c、21bに相当する信号である。ここで、遅延回路1
4cの出力信号21cと、遅延回路14bの入力信号2
1cは結線されて同一信号となっている。
【0121】遅延回路14c、14bの内部構成は実施
の形態3で説明した構成と同じであり、機能もほぼ同様
である。異なる点はメモリ54aに格納されるサンプル
数Lとメモリ54bに格納されるサンプル数Mとが異な
り、メモリ54aの格納アドレスポインタ57aの示す
アドレスが1、2、・・・・、L、1、2、・・・のよ
うにスイッチ56aの切替に伴って切り替えられ、一方
メモリ52bの格納アドレスポインタ55bの示すアド
レスが1、2、・・・・、M、1、2、・・・のように
スイッチ56bの切替に伴って切り替えられる点であ
る。
【0122】なお、読出しアドレスポインタ57aの指
すアドレスは、格納アドレスポインタ57aがL回前に
指していたアドレスになるようにし、読出しアドレスポ
インタ57bの指すアドレスは、格納アドレスポインタ
57bがM回前に指していたアドレスになるようにす
る。その他の基本動作は実施の形態6の図12と同じで
ある。
【0123】以上は、同期ビットが3ビットの時の遅延
回路の実施の形態を説明したが、同期ビットがnビット
(nはn≧4の整数)の時には、メモリに記憶するサン
プル数の異なる遅延回路を含む遅延回路をn−1個設け
るようにし、これらを直列接続するようにすればよい。
【0124】
【発明の効果】本発明に係る受信装置は、伝送媒体を介
して送信された、同期信号及び情報信号を含むシリアル
信号を受信し、このシリアル信号から情報信号を復号す
る受信装置において、上記同期信号または情報信号であ
り、所定時間へだてた同一の第1の信号及び第2の信号
を含むシリアル信号を受信する受信回路と、上記受信回
路で受信された受信信号を上記第1、第2の信号間の所
定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成する遅延回路
と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し乗算信号を
生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づいて上記情報
信号を復号する復号回路とを備えているので、雑音信号
があるときにでも、正確に情報信号を復号することが可
能で、かつ、伝送速度が著しく低下することがない。
【0125】また、第1の信号及び第2の信号を同期信
号にし、復号回路が、乗算信号に基づいて上記同期信号
を検出し、この検出された同期信号に基づいて情報信号
を復号するようにした場合には、同期信号の前にノイズ
信号(パルス)が存在するときにでも、正確に同期信号
を検出することができる。さらに、同期信号が2ビッ
ト、情報信号も1ビット単位の最小限のパルス幅で伝送
することが可能であり、伝送速度が著しく低下すること
がない。
【0126】また、シリアル信号が、第1、第2の信号
と同一の第3の信号を含むようにし、遅延回路が、受信
信号を上記第1、第3の信号間の時間間隔だけ遅延させ
た第1の遅延信号と、上記受信信号を上記第2、第3の
信号間の時間間隔だけ遅延させた第2の遅延信号とを生
成し、乗算回路が、上記第1、第2の遅延信号、及び上
記受信信号を乗算し乗算信号を生成するようにした場合
には、信号の前にノイズ信号(パルス)が存在し、か
つ、このノイズ信号に対して2つの信号間の時間間隔だ
け離れてノイズ信号が存在するときにでも、正確に情報
信号を復号することができる。さらに、伝送速度が著し
く低下することがない。
【0127】また、第1の信号、第2の信号、及び第3
の信号を同期信号にし、復号回路が、乗算信号に基づい
て上記同期信号を検出し、この検出された同期信号に基
づいて情報信号を復号するようにした場合には、同期信
号の前にノイズ信号(パルス)が存在し、かつ、このノ
イズ信号に対して2つの同期信号間の時間間隔だけ離れ
てノイズ信号が存在するときにでも、正確に同期信号を
検出することができる。さらに、同期信号が3ビット、
情報信号も例えば1ビット単位の最小限のパルス幅で伝
送することが可能であり、伝送速度が著しく低下するこ
とがない。
【0128】また、第1、第2の信号間の時間間隔と、
第2、第3の信号間の時間間隔とが異なるようにした場
合には、最初の同期信号から、隣り合う同期信号間の時
間間隔だけ前の位置に雑音信号が存在するときにでも、
正確に同期信号を検出することが可能になる。
【0129】さらに、遅延回路が、A/D変換器と、上
記A/D変換器で変換されたディジタル信号を順次記憶
するディジタルメモリと、上記ディジタルメモリに記憶
されているディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、上記ディジタルメモリに記憶されている
ディジタル信号を所定時間遅延させて出力させるタイミ
ング発生器とを備えるようにした場合には、A/D変換
器からディジタルメモリに順次信号を記憶するととも
に、同時にディジタルメモリに記憶されている信号を順
次取り出すことが可能となり、遅延時間の長い遅延信号
を生成することができる。
【0130】また、本発明に係る通信システムは、同期
信号及び情報信号を含むシリアル信号を送信する送信装
置と、上記送信装置から伝送媒体を介して送信された上
記シリアル信号を受信し、このシリアル信号から情報信
号を復号する受信装置とを備えた通信システムにおい
て、上記受信装置が、上記同期信号または情報信号であ
り、所定時間へだてた同一の第1の信号及び第2の信号
を含むシリアル信号を受信する受信回路と、上記受信回
路で受信された受信信号を上記第1、第2の信号間の所
定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成する遅延回路
と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し乗算信号を
生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づいて上記情報
信号を復号する復号回路とを備えているので、雑音信号
があるときにでも、正確に情報信号を復号することが可
能で、かつ、伝送速度が著しく低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の通信システムを示す
図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のタイミングチャート
である。
【図3】 本発明の実施の形態2の通信システムを示す
図である。
【図4】 本発明の実施の形態2のタイミングチャート
である。
【図5】 本発明の実施の形態3の遅延回路を示す図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態4を説明するために用い
たタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態4の通信システムを示す
図である。
【図8】 本発明の実施の形態4のタイミングチャート
である。
【図9】 本発明の実施の形態5を説明するために用い
たタイミングチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態5の通信システムを示
す図である。
【図11】 本発明の実施の形態5のタイミングチャー
トである。
【図12】 本発明の実施の形態6の遅延回路を示す図
である。
【図13】 本発明の実施の形態7を説明するために用
いたタイミングチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態7の通信システムを示
す図である。
【図15】 本発明の実施の形態7のタイミングチャー
トである。
【図16】 本発明の実施の形態8の遅延回路を示す図
である。
【符号の説明】
1 P/S変換器 1a フリッ
プフロップ 2、2a 送信クロック生成器 3a〜3d、43a、43b 分周器 4 変調器 5 電力増
幅器 6 ドライバー 7 送信デ
ータ 10 センサ 11 前置
増幅器 12 検波回路 13 帯域
フィルタ 14、14a〜14c 遅延回路 15、15a、15b 乗算器 16 コン
パレータ 17a〜17c 受信クロック生成器 18 コン
パレータ 19 S/P変換器 19a フロ
ップフロップ 20a、20b 受信信号 21、21a〜21c 遅延信号 22、22a、22b、22c 乗算信号 31a〜31c 同期信号 32a〜32f、45a、45b、81a、81b 情
報信号 33a〜33c、34a〜34d、46a、46b、4
7a、47b、72a〜72d、82a、82b 雑音
信号 53 A/D変換器 54、54a、54b ディジタルメモリ 55 D/A変換器 56、56a、56b、58、58a、58b スイッ
チ 57、57a、57b 格納アドレスポインタ 59、59a、59b 読出しアドレスポインタ 60、60a、60b タイミング発生器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月9日(2000.5.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】複数の情報ビットを直列送信するシリア
ルデータ伝送方式では、フレームの開始及び終了を表す
開始ビット、終了ビットをデータの前後に付けて非同期
に伝送し、受信側で開始ビットを検出してフレームの同
期をとる調歩同期方式と呼ばれる手法が行われている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる受信装置
は、伝送媒体を介して送信された、同期信号及び情報信
号を含むシリアル信号を受信し、このシリアル信号から
情報信号を復号する受信装置において、所定時間へだて
た同一の同期信号または同一の情報信号である第1の信
号及び第2の信号を少なくとも含むシリアル信号を受信
する受信回路と、上記受信回路で受信された受信信号を
上記第1、第2の信号間の所定時間間隔だけ遅延させて
遅延信号を生成する遅延回路と、上記受信信号と上記遅
延信号とを乗算し乗算信号を生成する乗算回路と、上記
乗算信号に基づいて上記情報信号を復号する復号回路と
を備えたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】さらに、遅延回路が、A/D変換器と、上
記A/D変換器で変換されたディジタル信号を順次記憶
するディジタルメモリと、上記ディジタルメモリに記憶
されているディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、上記ディジタルメモリに記憶されている
ディジタル信号を所定時間遅延させて上記D/A変換器
出力させるタイミング発生器とを備えるようにしても
よい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明にかかる通信システムは、同
期信号及び情報信号を含むシリアル信号を送信する送信
装置と、上記送信装置から伝送媒体を介して送信された
上記シリアル信号を受信し、このシリアル信号から情報
信号を復号する受信装置とを備えた通信システムにおい
て、上記受信装置が、所定時間へだてた同一の同期信号
または同一の情報信号である第1の信号及び第2の信号
を少なくとも含むシリアル信号を受信する受信回路と、
上記受信回路で受信された受信信号を上記第1、第2の
信号間の所定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成す
る遅延回路と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し
乗算信号を生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づい
て上記情報信号を復号する復号回路とを備えているもの
である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】送信すべきパラレル形式の送信データ7
は、P/S変換器1に入力され、このP/S変換器1
で、送信クロック生成器2が生成した信号を分周器3a
で分周した信号(送信クロック)に同期してP/S変換
器1の最終段のフリップフロップ1aからビットシリア
ルデータとして出力される。そして、このビットシリア
ルデータを変調器4に通した後、電力増幅器5で増幅
、通信媒体に適合する信号に変換する。この変換され
た信号はドライバー6を介して通信媒体8に出力され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ここで、分周器3aは同期ビットの送信動
作時には1/2分周器として動作し、情報ビットの送信
動作時には送信クロック生成器2の信号をそのまま出力
する(分周しない)。そのため、同期ビットの送信動作
時には、送信クロック生成器2からは通常のクロック信
号の2倍の周期の信号が出力されることとなり、P/S
変換器1で1クロック分(この場合、2ビット分にな
る)の信号が変換される間に、変調器4では2ビット分
の時間が経過するので、同期ビットが2ビット連続して
出力されることになる。つまり、この送信局は同期ビッ
トを必ず2ビット送信し、情報ビットを1ビットずつ送
信する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】通信媒体を介して受信された信号20a
は、センサ10により電気信号に変換され、前置増幅器
11で増幅される。その後、検波回路12で検波され、
帯域フィルタ13されて受信信号20bが復調され
る。そして、この受信信号20bは遅延回路14と乗算
器15に入力される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】したがって、乗算器15には、受信信号2
0bを1ビット時間分遅延させた遅延信号21と、遅延
させないそのままの受信信号20bとが入力され、この
遅延信号21と受信信号20bとを乗算した積の値(乗
算信号22)出力る。そして、この乗算信号22は
コンパレータ16に入力される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ここで、受信クロック生成器17aは信号
24の立ち上がりをもって同期検出とみなすように動作
し、受信クロック生成器17aは同期検出した時点か
ら、2ビット分(同期ビットのビット数分)の時間間隔
に一定の遅延時間を加えた時間後の時点から1ビット時
間間隔毎に立ち上がる受信クロック信号25を生成す
る。そして、この受信クロック信号25S/P変換器
19に入力る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】受信信号20bの波形における、信号31
a、31bは同期ビットの信号、信号32a、45a、
32b、45b、32cはそれぞれ情報データのビット
信号であり、信号32aと45a、信号32bと45b
はそれぞれ同じデータが2ビットずつ連続した信号であ
る。これは送信局が同期ビットを2ビット連続して送信
し、情報ビットも同じデータを2ビットずつ連続して送
信するからである。信号31a、31bの同期ビットの
信号は“1”が2ビット分、情報データのビット信号は
信号32aから信号45bまで、順に“0”、“0”、
“1”、“1”となる例を示している。この場合、送信
局が受信局に伝えたいデータビットは“0”、“1”で
ある。すなわち、送信局は受信局に伝えたい同じ情報信
号を2ビット送信するようにしている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】そして、この信号44の時点48a、48
bで信号24の時点49a、49bのデータをサンプル
することで復号化が行われる。各々の時点で復号化した
データは信号28における50a、50bの順に
“0”、“1”となり、これは、送信された元のデータ
ビット列“0”、“1”と等しい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】送信局で実施の形態1と異なる構成は、分
周器3cが同期ビットの送信動作時には1/3分周器と
して動作する点である。なお、情報ビットの送信時には
送信クロック生成器の信号をそのまま出力する(分周し
ない)動作は実施の形態1と同じである。つまり、この
送信局は同期ビットを必ず3ビット送信し、情報ビッ
1ビットずつ送信するようにしている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】そして、受信信号20b、遅延信号21
a、及び遅延信号21bの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cの時点74で、閾値1を越える信
73が生成され、この信号73の発生に伴って、信号
24における信号75が生成され、これが同期検出信号
となる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】そして、この信号25の時点76a、76
b、76c、76dで信号27の時点77a、77b、
77c、77dのデータをサンプルすることで復号化が
行われる。各々の時点のデータは78a、78b、78
c、78dの順に“0”、“0”、“0”、“1”とな
り、これは、受信されたデータビット列“0”、
“0”、“0”、“1”と等しい。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】そして、受信信号20b、遅延信号21
a、及び遅延信号21bの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cの時点74で、閾値1を越える信
73が生成され、この信号73の発生に伴って、信号
24における信号75が生成され、これが同期検出信号
となる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】そして、受信信号20bと、遅延信号21
cと、遅延信号21bとの3重積信号である乗算信号2
2bでは、期間30cの時点74で閾値1を越える信号
73が生成され、この信号73の発生に伴って、信号2
4において、信号75が生成され、これが同期検出信号
となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正内容】
【0124】
【発明の効果】本発明に係る受信装置は、伝送媒体を介
して送信された、同期信号及び情報信号を含むシリアル
信号を受信し、このシリアル信号から情報信号を復号す
る受信装置において、所定時間へだてた同一の同期信号
または同一の情報信号である第1の信号及び第2の信号
を少なくとも含むシリアル信号を受信する受信回路と、
上記受信回路で受信された受信信号を上記第1、第2の
信号間の所定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成す
る遅延回路と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し
乗算信号を生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づい
て上記情報信号を復号する復号回路とを備えているの
で、雑音信号があるときにでも、正確に情報信号を復号
することが可能で、かつ、伝送速度が著しく低下するこ
とがない。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】さらに、遅延回路が、A/D変換器と、上
記A/D変換器で変換されたディジタル信号を順次記憶
するディジタルメモリと、上記ディジタルメモリに記憶
されているディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、上記ディジタルメモリに記憶されている
ディジタル信号を所定時間遅延させて上記D/A変換器
出力させるタイミング発生器とを備えるようにした場
合には、A/D変換器からディジタルメモリに順次信号
を記憶するとともに、同時にディジタルメモリに記憶さ
れている信号を順次取り出すことが可能となり、遅延時
間の長い遅延信号を生成することができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】また、本発明に係る通信システムは、同期
信号及び情報信号を含むシリアル信号を送信する送信装
置と、上記送信装置から伝送媒体を介して送信された上
記シリアル信号を受信し、このシリアル信号から情報信
号を復号する受信装置とを備えた通信システムにおい
て、上記受信装置が、所定時間へだてた同一の同期信号
または同一の情報信号である第1の信号及び第2の信号
を少なくとも含むシリアル信号を受信する受信回路と、
上記受信回路で受信された受信信号を上記第1、第2の
信号間の所定時間間隔だけ遅延させて遅延信号を生成す
る遅延回路と、上記受信信号と上記遅延信号とを乗算し
乗算信号を生成する乗算回路と、上記乗算信号に基づい
て上記情報信号を復号する復号回路とを備えているの
で、雑音信号があるときにでも、正確に情報信号を復号
することが可能で、かつ、伝送速度が著しく低下するこ
とがない。
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K029 AA02 DD02 EE07 EE18 HH21 HH26 LL08 LL17 5K047 AA13 JJ04 LL05 MM24 MM36 MM44 MM45

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送媒体を介して送信された、同期信号
    及び情報信号を含むシリアル信号を受信し、このシリア
    ル信号から情報信号を復号する受信装置において、 上記同期信号または情報信号であり、所定時間へだてた
    同一の第1の信号及び第2の信号を含むシリアル信号を
    受信する受信回路と、上記受信回路で受信された受信信
    号を上記第1、第2の信号間の所定時間間隔だけ遅延さ
    せて遅延信号を生成する遅延回路と、上記受信信号と上
    記遅延信号とを乗算し乗算信号を生成する乗算回路と、
    上記乗算信号に基づいて上記情報信号を復号する復号回
    路とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 第1の信号及び第2の信号は同期信号で
    あり、復号回路は、乗算信号に基づいて上記同期信号を
    検出し、この検出された同期信号に基づいて情報信号を
    復号することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 シリアル信号は、第1、第2の信号と同
    一の第3の信号を含んでおり、遅延回路は、受信信号を
    上記第1、第3の信号間の時間間隔だけ遅延させた第1
    の遅延信号と、上記受信信号を上記第2、第3の信号間
    の時間間隔だけ遅延させた第2の遅延信号とを生成し、
    乗算回路は、上記第1、第2の遅延信号、及び上記受信
    信号を乗算し乗算信号を生成することを特徴とする請求
    項1記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 第1の信号、第2の信号、及び第3の信
    号は同期信号であり、復号回路は、乗算信号に基づいて
    上記同期信号を検出し、この検出された同期信号に基づ
    いて情報信号を復号することを特徴とする請求項3記載
    の受信装置。
  5. 【請求項5】 第1、第2の信号間の時間間隔と、第
    2、第3の信号間の時間間隔とが異なることを特徴とす
    る請求項4記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 遅延回路は、A/D変換器と、上記A/
    D変換器で変換されたディジタル信号を順次記憶するデ
    ィジタルメモリと、上記ディジタルメモリに記憶されて
    いるディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
    換器と、上記ディジタルメモリに記憶されているディジ
    タル信号を所定時間遅延させて出力させるタイミング発
    生器とを備えていることを特徴とする請求項1記載の受
    信装置。
  7. 【請求項7】 同期信号及び情報信号を含むシリアル信
    号を送信する送信装置と、上記送信装置から伝送媒体を
    介して送信された上記シリアル信号を受信し、このシリ
    アル信号から情報信号を復号する受信装置とを備えた通
    信システムにおいて、 上記受信装置が、 上記同期信号または情報信号であり、所定時間へだてた
    同一の第1の信号及び第2の信号を含むシリアル信号を
    受信する受信回路と、上記受信回路で受信された受信信
    号を上記第1、第2の信号間の所定時間間隔だけ遅延さ
    せて遅延信号を生成する遅延回路と、上記受信信号と上
    記遅延信号とを乗算し乗算信号を生成する乗算回路と、
    上記乗算信号に基づいて上記情報信号を復号する復号回
    路とを備えていることを特徴とする通信システム。
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