JP2009278513A - 送信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】歪みが少ない変調信号を送信することができる送信機を得ることを目的とする。
【解決手段】位相歪み補償情報を格納している歪み補償テーブル2と、変調データを生成する変調データ生成回路3と、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する歪み補償回路4とを設け、デジタルシンセサイザ5が歪み補償回路4から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成する。
【選択図】図1
【解決手段】位相歪み補償情報を格納している歪み補償テーブル2と、変調データを生成する変調データ生成回路3と、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する歪み補償回路4とを設け、デジタルシンセサイザ5が歪み補償回路4から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成する。
【選択図】図1
Description
この発明は、変調信号の位相歪みや振幅歪みを補償する機能を備えている送信機に関するものである。
従来の送信機は、一般的には下記の要素で構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
(1)変調信号を生成する変調信号発生回路
(2)周波数floの局部発振信号を発振する局部発振器
(3)局部発振器により発振された局部発振信号を用いて、変調信号発生回路により生成された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、周波数f0の変調信号を出力するミクサ
(4)ミクサから出力された変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧する帯域通過フィルタ
(5)帯域通過フィルタにより不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、後段の電力増幅器で生じる変調信号の歪みを補償する歪み補償回路
(6)歪み補償回路により歪みが補償された変調信号の電力を増幅する電力増幅器
(7)電力増幅器により増幅された変調信号を送信するアンテナ
(1)変調信号を生成する変調信号発生回路
(2)周波数floの局部発振信号を発振する局部発振器
(3)局部発振器により発振された局部発振信号を用いて、変調信号発生回路により生成された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、周波数f0の変調信号を出力するミクサ
(4)ミクサから出力された変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧する帯域通過フィルタ
(5)帯域通過フィルタにより不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、後段の電力増幅器で生じる変調信号の歪みを補償する歪み補償回路
(6)歪み補償回路により歪みが補償された変調信号の電力を増幅する電力増幅器
(7)電力増幅器により増幅された変調信号を送信するアンテナ
送信機において、最も特性変動が大きいのは、電力増幅器である。
一般に、電力増幅器の特性には、個体差によるばらつきがあり、また、温度変化によっても、電力増幅器の特性に変化が生じる。
このため、高周波帯の歪み補償回路の設計においては、電力増幅器の温度特性を測定して、電力増幅器の歪みを補償することができるように歪み補償回路を設計する。
一般に、電力増幅器の特性には、個体差によるばらつきがあり、また、温度変化によっても、電力増幅器の特性に変化が生じる。
このため、高周波帯の歪み補償回路の設計においては、電力増幅器の温度特性を測定して、電力増幅器の歪みを補償することができるように歪み補償回路を設計する。
しかし、電力増幅器の歪みを完全に補償するには、高精度な逆特性を与える必要があるが、高周波帯の歪み補償回路では、完全な逆特性を得ることは困難である。
また、高周波帯では、低周波帯と比べて、個体差や温度特性による特性変化が大きく、歪み補償回路を設計する際に用いる電力増幅器の特性データと、実際の電力増幅器の特性とに大きな差が生じることがあり、歪み補償回路を電力増幅器に接続しても、電力増幅器による歪みを十分に補償することができない。
さらに、電力増幅器の特性は、経年変化によっても変化が生じる。
また、高周波帯では、低周波帯と比べて、個体差や温度特性による特性変化が大きく、歪み補償回路を設計する際に用いる電力増幅器の特性データと、実際の電力増幅器の特性とに大きな差が生じることがあり、歪み補償回路を電力増幅器に接続しても、電力増幅器による歪みを十分に補償することができない。
さらに、電力増幅器の特性は、経年変化によっても変化が生じる。
このため、歪み補償回路による補償量が不十分になることがあるが、アナログ構成による歪み補償回路であるため、補償量を変更することが困難であり、経年変化による特性の劣化があっても補償することができない。
従来の送信機は以上のように構成されているので、歪み補償回路が電力増幅器で生じる変調信号の歪みを補償するようにしているが、電力増幅器の個体差、温度変化や経年変化の影響で十分に変調信号の歪みを補償することができず、歪みが大きな変調信号を送信してしまうことがあるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、歪みが少ない変調信号を送信することができる送信機を得ることを目的とする。
この発明に係る送信機は、歪み補償情報を格納している歪み補償テーブルと、その歪み補償テーブルに格納されている歪み補償情報を含む変調データを生成する変調データ生成手段とを設け、デジタルシンセサイザが変調データ生成手段により生成された歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するようにしたものである。
この発明によれば、歪み補償情報を格納している歪み補償テーブルと、その歪み補償テーブルに格納されている歪み補償情報を含む変調データを生成する変調データ生成手段とを設け、デジタルシンセサイザが変調データ生成手段により生成された歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するように構成したので、歪みが少ない変調信号を送信することができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による送信機を示す構成図であり、図において、制御回路1は例えばプログラマブルロジック回路などによって構成されており、設定信号(例えば、使用周波数や使用変調方式を示す情報)や送信対象データ(例えば、画像、音声、文字データなどの通信データ)をデータ内容とする変調データを生成するとともに、その変調データに位相歪み補償情報を合成して、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する処理を実施する。
制御回路1の歪み補償テーブル2は帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報を格納しているメモリである。
図1はこの発明の実施の形態1による送信機を示す構成図であり、図において、制御回路1は例えばプログラマブルロジック回路などによって構成されており、設定信号(例えば、使用周波数や使用変調方式を示す情報)や送信対象データ(例えば、画像、音声、文字データなどの通信データ)をデータ内容とする変調データを生成するとともに、その変調データに位相歪み補償情報を合成して、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する処理を実施する。
制御回路1の歪み補償テーブル2は帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報を格納しているメモリである。
制御回路1の変調データ生成回路3は設定信号や送信対象データをデータ内容とする変調データを生成する回路である。
制御回路1の歪み補償回路4は歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する処理を実施する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路4から変調データ生成手段が構成されている。
制御回路1の歪み補償回路4は歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する処理を実施する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路4から変調データ生成手段が構成されている。
デジタルシンセサイザ5は制御回路1の歪み補償回路4から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成する処理を実施する。
ここで、デジタルシンセサイザ5は外部からクロック信号と位相データを入力することで、任意の位相の信号を出力することができるものである。
位相の設定精度Δθ(度)は、下記に示すように、設定ワードのビット長Lにより表される。
Δθ=360/2L
例えば、L=16ビットとすると、Δθ=0.0055度となり、非常に高精度な位相の設定が可能である。
周波数の設定精度ΔFは、デジタルシンセサイザ5に入力されるクロック信号の周波数fCLKと、設定ワードのビット長Lにより、次式で与えられる。
ΔF=fCLK/2L
例えば、fCLK=100MHz、L=16ビットとすると、ΔF=1.526kHzとなり、非常に細かなステップで周波数を可変することができる。
ここで、デジタルシンセサイザ5は外部からクロック信号と位相データを入力することで、任意の位相の信号を出力することができるものである。
位相の設定精度Δθ(度)は、下記に示すように、設定ワードのビット長Lにより表される。
Δθ=360/2L
例えば、L=16ビットとすると、Δθ=0.0055度となり、非常に高精度な位相の設定が可能である。
周波数の設定精度ΔFは、デジタルシンセサイザ5に入力されるクロック信号の周波数fCLKと、設定ワードのビット長Lにより、次式で与えられる。
ΔF=fCLK/2L
例えば、fCLK=100MHz、L=16ビットとすると、ΔF=1.526kHzとなり、非常に細かなステップで周波数を可変することができる。
帯域通過フィルタ6はデジタルシンセサイザ5により生成された変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧し、所望の周波数成分のみを電力増幅器7に出力する。
電力増幅器7は帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号の電力を増幅する。
送信アンテナ8は電力増幅器7により電力が増幅された変調信号を送信する。
電力増幅器7は帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号の電力を増幅する。
送信アンテナ8は電力増幅器7により電力が増幅された変調信号を送信する。
次に動作について説明する。
制御回路1の歪み補償テーブル2には、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報が格納されている。
即ち、デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持たせれば、それらの位相歪みが相殺されるので、デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号が、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持つような位相歪み補償情報が歪み補償テーブル2に格納されている。
制御回路1の歪み補償テーブル2には、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報が格納されている。
即ち、デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持たせれば、それらの位相歪みが相殺されるので、デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号が、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持つような位相歪み補償情報が歪み補償テーブル2に格納されている。
ただし、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みは、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差で異なるので、実際に使用される帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7に対応する位相歪み補償情報が歪み補償テーブル2に格納される。
また、変調信号の周波数や変調方式などでも異なるので、例えば、下記に示すように、使用周波数や使用変調方式毎に位相歪み補償情報が歪み補償テーブル2に格納される。
使用周波数 使用変調方式
AHz X方式 → 位相歪み補償情報ph1
BHz X方式 → 位相歪み補償情報ph2
AHz Y方式 → 位相歪み補償情報ph3
BHz Y方式 → 位相歪み補償情報ph4
また、変調信号の周波数や変調方式などでも異なるので、例えば、下記に示すように、使用周波数や使用変調方式毎に位相歪み補償情報が歪み補償テーブル2に格納される。
使用周波数 使用変調方式
AHz X方式 → 位相歪み補償情報ph1
BHz X方式 → 位相歪み補償情報ph2
AHz Y方式 → 位相歪み補償情報ph3
BHz Y方式 → 位相歪み補償情報ph4
なお、制御回路1は、例えば、書き換え可能なプログラマブルロジック回路で構成されているので、歪み補償テーブル2の書き換えを柔軟に行うことができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
制御回路1の変調データ生成回路3は、設定信号(例えば、使用周波数や使用変調方式を示す情報)や、送信対象データ(例えば、画像、音声、文字データなどの通信データ)を入力すると、その設定信号や送信対象データをデータ内容とする変調データを生成し、その変調データを歪み補償回路4に出力する。
制御回路1の歪み補償回路4は、設定信号が示す使用周波数及び使用変調方式を参照して、歪み補償テーブル2から使用周波数及び使用変調方式に対応する位相歪み補償情報を取得する。
例えば、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がX方式であれば、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報ph2を取得し、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がY方式であれば、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報ph3を取得する。
歪み補償回路4は、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報を取得すると、その位相歪み補償情報と変調データ生成回路3から出力された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する。
例えば、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がX方式であれば、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報ph2を取得し、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がY方式であれば、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報ph3を取得する。
歪み補償回路4は、歪み補償テーブル2から位相歪み補償情報を取得すると、その位相歪み補償情報と変調データ生成回路3から出力された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する。
デジタルシンセサイザ5は、制御回路1の歪み補償回路4から位相歪み補償情報を含む変調データを受けると、その位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成し、その変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する。
デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号は、位相歪み補償情報を含む変調データが位相変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持っている。
デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号は、位相歪み補償情報を含む変調データが位相変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持っている。
帯域通過フィルタ6は、デジタルシンセサイザ5から変調信号を受けると、その変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧し、所望の周波数成分のみを電力増幅器7に出力する。
電力増幅器7は、帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、その変調信号の電力を増幅して送信アンテナ8に出力する。
これにより、送信アンテナ8から位相歪みが少ない変調信号が送信される。
電力増幅器7は、帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、その変調信号の電力を増幅して送信アンテナ8に出力する。
これにより、送信アンテナ8から位相歪みが少ない変調信号が送信される。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、位相歪み補償情報を格納している歪み補償テーブル2と、変調データを生成する変調データ生成回路3と、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する歪み補償回路4とを設け、デジタルシンセサイザ5が歪み補償回路4から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するように構成したので、位相歪みが少ない変調信号を送信することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、デジタルシンセサイザ5が歪み補償回路4から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するものについて示したが、デジタルシンセサイザ5に内蔵されているデジタルアナログ変換器(DAC)が変調信号の振幅を制御することにより、振幅の歪みも補償するようにしてもよい。
即ち、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みが小さい場合には、歪み補償テーブル2が位相歪み補償情報のほかに振幅歪み補償情報を格納し、歪み補償回路4が位相歪み補償情報を含む変調データのほかに、振幅歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する。
そして、デジタルシンセサイザ5に内蔵されているデジタルアナログ変換器(DAC)が振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって変調信号の振幅を制御することにより、振幅の歪みを補償するようにしてもよい。
即ち、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みが小さい場合には、歪み補償テーブル2が位相歪み補償情報のほかに振幅歪み補償情報を格納し、歪み補償回路4が位相歪み補償情報を含む変調データのほかに、振幅歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する。
そして、デジタルシンセサイザ5に内蔵されているデジタルアナログ変換器(DAC)が振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって変調信号の振幅を制御することにより、振幅の歪みを補償するようにしてもよい。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
制御回路1の歪み補償テーブル11は帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報と、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報とを格納しているメモリである。
図2はこの発明の実施の形態2による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
制御回路1の歪み補償テーブル11は帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報と、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報とを格納しているメモリである。
制御回路1の歪み補償回路12は歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力するほか、歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報をデータ内容とする変調データを生成し、その振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する処理を実施する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路12から変調データ生成手段が構成されている。
可変利得増幅器13は制御回路1の歪み補償回路12から出力された振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって、デジタルシンセサイザ5により生成された変調信号を振幅変調し、振幅変調後の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する処理を実施する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路12から変調データ生成手段が構成されている。
可変利得増幅器13は制御回路1の歪み補償回路12から出力された振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって、デジタルシンセサイザ5により生成された変調信号を振幅変調し、振幅変調後の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する処理を実施する。
次に動作について説明する。
制御回路1の歪み補償テーブル11には、図1の歪み補償テーブル2と同様に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報が格納されている。
また、歪み補償テーブル11には、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報が格納されている。
即ち、可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持たせれば、それらの振幅歪みが相殺されるので、可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号が、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持つような振幅歪み補償情報が歪み補償テーブル11に格納されている。
制御回路1の歪み補償テーブル11には、図1の歪み補償テーブル2と同様に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報が格納されている。
また、歪み補償テーブル11には、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報が格納されている。
即ち、可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持たせれば、それらの振幅歪みが相殺されるので、可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号が、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持つような振幅歪み補償情報が歪み補償テーブル11に格納されている。
ただし、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みは、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差で異なるので、実際に使用される帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7に対応する振幅歪み補償情報が歪み補償テーブル11に格納される。
また、変調信号の周波数や変調方式などでも異なるので、例えば、下記に示すように、使用周波数や使用変調方式毎に振幅歪み補償情報が歪み補償テーブル11に格納される。
使用周波数 使用変調方式
AHz X方式 → 振幅歪み補償情報amp1
BHz X方式 → 振幅歪み補償情報amp2
AHz Y方式 → 振幅歪み補償情報amp3
BHz Y方式 → 振幅歪み補償情報amp4
また、変調信号の周波数や変調方式などでも異なるので、例えば、下記に示すように、使用周波数や使用変調方式毎に振幅歪み補償情報が歪み補償テーブル11に格納される。
使用周波数 使用変調方式
AHz X方式 → 振幅歪み補償情報amp1
BHz X方式 → 振幅歪み補償情報amp2
AHz Y方式 → 振幅歪み補償情報amp3
BHz Y方式 → 振幅歪み補償情報amp4
なお、制御回路1は、例えば、書き換え可能なプログラマブルロジック回路で構成されているので、歪み補償テーブル11の書き換えを柔軟に行うことができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
制御回路1の変調データ生成回路3は、設定信号(例えば、使用周波数や使用変調方式を示す情報)や、送信対象データ(例えば、画像、音声、文字データなどの通信データ)を入力すると、その設定信号や送信対象データをデータ内容とする変調データを生成し、その変調データを歪み補償回路12に出力する。
制御回路1の歪み補償回路12は、図1の歪み補償回路4と同様に、設定信号が示す使用周波数及び使用変調方式を参照して、歪み補償テーブル11から使用周波数及び使用変調方式に対応する位相歪み補償情報を取得する。
また、歪み補償回路12は、設定信号が示す使用周波数及び使用変調方式を参照して、歪み補償テーブル11から使用周波数及び使用変調方式に対応する振幅歪み補償情報を取得する。
例えば、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がX方式であれば、歪み補償テーブル11から位相歪み補償情報ph1と振幅歪み補償情報amp1を取得し、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がY方式であれば、歪み補償テーブル11から位相歪み補償情報ph4と振幅歪み補償情報amp4を取得する。
また、歪み補償回路12は、設定信号が示す使用周波数及び使用変調方式を参照して、歪み補償テーブル11から使用周波数及び使用変調方式に対応する振幅歪み補償情報を取得する。
例えば、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がX方式であれば、歪み補償テーブル11から位相歪み補償情報ph1と振幅歪み補償情報amp1を取得し、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がY方式であれば、歪み補償テーブル11から位相歪み補償情報ph4と振幅歪み補償情報amp4を取得する。
歪み補償回路12は、歪み補償テーブル11から位相歪み補償情報を取得すると、その位相歪み補償情報と変調データ生成回路3から出力された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力する。
また、歪み補償回路12は、歪み補償テーブル11から振幅歪み補償情報を取得すると、その振幅歪み補償情報をデータ内容とする変調データを生成し、その振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する。
ここでは、歪み補償回路12が振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する例を示しているが、その振幅歪み補償情報を可変利得増幅器13に出力するようにしてもよい。
また、歪み補償回路12は、歪み補償テーブル11から振幅歪み補償情報を取得すると、その振幅歪み補償情報をデータ内容とする変調データを生成し、その振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する。
ここでは、歪み補償回路12が振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する例を示しているが、その振幅歪み補償情報を可変利得増幅器13に出力するようにしてもよい。
デジタルシンセサイザ5は、制御回路1の歪み補償回路12から位相歪み補償情報を含む変調データを受けると、上記実施の形態1と同様に、その位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成し、その変調信号を可変利得増幅器13に出力する。
デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号は、位相歪み補償情報を含む変調データが位相変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持っている。
デジタルシンセサイザ5により生成される変調信号は、位相歪み補償情報を含む変調データが位相変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みと逆特性の位相歪みを持っている。
可変利得増幅器13は、制御回路1の歪み補償回路12から振幅歪み補償情報を含む変調データを受けると、その振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって、デジタルシンセサイザ5により生成された変調信号を振幅変調し、振幅変調後の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する。
可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号は、振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって振幅変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持っている。
可変利得増幅器13により振幅変調される変調信号は、振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって振幅変調されたものであるので、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みと逆特性の振幅歪みを持っている。
帯域通過フィルタ6は、可変利得増幅器13から変調信号を受けると、その変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧し、所望の周波数成分のみを電力増幅器7に出力する。
電力増幅器7は、帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、その変調信号の電力を増幅して送信アンテナ8に出力する。
これにより、送信アンテナ8から位相歪み及び振幅歪みが少ない変調信号が送信される。
電力増幅器7は、帯域通過フィルタ6により不要な周波数成分が抑圧された変調信号を受けると、その変調信号の電力を増幅して送信アンテナ8に出力する。
これにより、送信アンテナ8から位相歪み及び振幅歪みが少ない変調信号が送信される。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、位相歪み補償情報及び振幅歪み補償情報を格納している歪み補償テーブル11と、変調データを生成する変調データ生成回路3と、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と変調データ生成回路3により生成された変調データを合成し、その位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力するとともに、その振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する歪み補償回路12とを設け、デジタルシンセサイザ5が歪み補償回路12から出力された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成し、可変利得増幅器13が歪み補償回路12から出力された振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがってデジタルシンセサイザ5により生成された変調信号を振幅変調するように構成したので、位相歪み及び振幅歪みが少ない変調信号を送信することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による送信機を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
局部発振器14は局部発振信号を発振する。
ミクサ15は局部発振器14により発振された局部発振信号を用いて、可変利得増幅器13により振幅変調された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、そのRF周波数の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する処理を実施する。
図3はこの発明の実施の形態3による送信機を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
局部発振器14は局部発振信号を発振する。
ミクサ15は局部発振器14により発振された局部発振信号を用いて、可変利得増幅器13により振幅変調された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、そのRF周波数の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力する処理を実施する。
この実施の形態3は、局部発振器14及びミクサ15を実装している点で、上記実施の形態2と相違している。
例えば、送信周波数がVHF帯程度であれば、デジタルシンセサイザ5により生成された変調信号の周波数を変換することなく送信することができるので、上記実施の形態2のように、局部発振器14及びミクサ15を実装する必要がない。
例えば、送信周波数がVHF帯程度であれば、デジタルシンセサイザ5により生成された変調信号の周波数を変換することなく送信することができるので、上記実施の形態2のように、局部発振器14及びミクサ15を実装する必要がない。
この実施の形態3では、局部発振器14及びミクサ15を実装して、高周波帯の変調信号を送信することができるようにしている。
即ち、ミクサ15は、可変利得増幅器13から振幅変調後の変調信号を受けると、局部発振器14により発振された局部発振信号を用いて、その変調信号の周波数をRF周波数に変換し、そのRF周波数の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力するようにしている。
即ち、ミクサ15は、可変利得増幅器13から振幅変調後の変調信号を受けると、局部発振器14により発振された局部発振信号を用いて、その変調信号の周波数をRF周波数に変換し、そのRF周波数の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力するようにしている。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、ミクサ15が局部発振器14により発振された局部発振信号を用いて、可変利得増幅器13により振幅変調された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、そのRF周波数の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力するように構成したので、高周波帯の変調信号を送信することができる効果を奏する。
実施の形態4.
図4、図5及び図6はこの発明の実施の形態4による送信機を示す構成図であり、図において、図1〜3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
温度センサ21は電力増幅器7の温度(例えば、電力増幅器7の内部温度、表面温度や周囲温度)を測定するセンサである。
アナログデジタル変換器22は温度センサ21により測定された電力増幅器7の温度を示すアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償回路24に出力する処理を実施する。
図4、図5及び図6はこの発明の実施の形態4による送信機を示す構成図であり、図において、図1〜3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
温度センサ21は電力増幅器7の温度(例えば、電力増幅器7の内部温度、表面温度や周囲温度)を測定するセンサである。
アナログデジタル変換器22は温度センサ21により測定された電力増幅器7の温度を示すアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償回路24に出力する処理を実施する。
制御回路1の歪み補償テーブル23は図2及び図3の歪み補償テーブル11と同様に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報と、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報とを格納しているメモリである。
ただし、歪み補償テーブル23は電力増幅器7の各温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を格納している。
ただし、歪み補償テーブル23は電力増幅器7の各温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を格納している。
制御回路1の歪み補償回路24は図2及び図3の歪み補償回路12と同様に、位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力するとともに、振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する。
ただし、歪み補償回路24は歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する際、アナログデジタル変換器22から出力されるデジタルデータが示す電力増幅器7の温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路24から変調データ生成手段が構成されている。
ただし、歪み補償回路24は歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する際、アナログデジタル変換器22から出力されるデジタルデータが示す電力増幅器7の温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する。
なお、変調データ生成回路3及び歪み補償回路24から変調データ生成手段が構成されている。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1〜3では、電力増幅器7の温度変動による特性の変化については補償していないが、この実施の形態4では、電力増幅器7の温度変動による特性の変化についても補償するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
上記実施の形態1〜3では、電力増幅器7の温度変動による特性の変化については補償していないが、この実施の形態4では、電力増幅器7の温度変動による特性の変化についても補償するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
温度センサ21は、電力増幅器7の温度を測定し、その温度を示すアナログデータをアナログデジタル変換器22に出力する。
アナログデジタル変換器22は、温度センサ21から電力増幅器7の温度を示すアナログデータを受けると、そのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償回路24に出力する。
アナログデジタル変換器22は、温度センサ21から電力増幅器7の温度を示すアナログデータを受けると、そのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償回路24に出力する。
制御回路1の歪み補償テーブル23には、図2及び図3の歪み補償テーブル11と同様に、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報と、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報とが格納されている。
ただし、歪み補償テーブル23に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報が、電力増幅器7の各温度に対応している点で、図2及び図3の歪み補償テーブル11と相違している。
ただし、歪み補償テーブル23に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報が、電力増幅器7の各温度に対応している点で、図2及び図3の歪み補償テーブル11と相違している。
歪み補償テーブル23は、例えば、下記に示すような位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を格納している。
使用周波数 使用変調方式 温度
AHz X方式 α度 → 位相歪み補償情報ph1
BHz X方式 α度 → 位相歪み補償情報ph2
AHz Y方式 α度 → 位相歪み補償情報ph3
BHz Y方式 α度 → 位相歪み補償情報ph4
AHz X方式 β度 → 位相歪み補償情報ph5
BHz X方式 β度 → 位相歪み補償情報ph6
AHz Y方式 β度 → 位相歪み補償情報ph7
BHz Y方式 β度 → 位相歪み補償情報ph8
使用周波数 使用変調方式 温度
AHz X方式 α度 → 位相歪み補償情報ph1
BHz X方式 α度 → 位相歪み補償情報ph2
AHz Y方式 α度 → 位相歪み補償情報ph3
BHz Y方式 α度 → 位相歪み補償情報ph4
AHz X方式 β度 → 位相歪み補償情報ph5
BHz X方式 β度 → 位相歪み補償情報ph6
AHz Y方式 β度 → 位相歪み補償情報ph7
BHz Y方式 β度 → 位相歪み補償情報ph8
使用周波数 使用変調方式 温度
AHz X方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp1
BHz X方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp2
AHz Y方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp3
BHz Y方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp4
AHz X方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp5
BHz X方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp6
AHz Y方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp7
BHz Y方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp8
AHz X方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp1
BHz X方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp2
AHz Y方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp3
BHz Y方式 α度 → 振幅歪み補償情報amp4
AHz X方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp5
BHz X方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp6
AHz Y方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp7
BHz Y方式 β度 → 振幅歪み補償情報amp8
なお、制御回路1は、例えば、書き換え可能なプログラマブルロジック回路で構成されているので、歪み補償テーブル23の書き換えを柔軟に行うことができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
したがって、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7の個体差による特性の変化に対応することができる。また、定期的に書き換えを行うことにより、電力増幅器7の経年変化による特性の変化などにも対応することができる。
制御回路1の歪み補償回路24は、図2及び図3の歪み補償回路12と同様に、位相歪み補償情報を含む変調データをデジタルシンセサイザ5に出力するとともに、振幅歪み補償情報を含む変調データを可変利得増幅器13に出力する。
ただし、歪み補償回路24は、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する際、アナログデジタル変換器22から出力されるデジタルデータが示す電力増幅器7の温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する。
例えば、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がX方式、電力増幅器7の温度がα度であれば、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報ph1と振幅歪み補償情報amp1を取得し、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がY方式、電力増幅器7の温度がβ度であれば、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報ph8と振幅歪み補償情報amp8を取得する。
以降の処理内容は、上記実施の形態1〜3と同様であるため説明を省略する。
ただし、歪み補償回路24は、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する際、アナログデジタル変換器22から出力されるデジタルデータが示す電力増幅器7の温度に対応する位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報を取得する。
例えば、変調信号の使用周波数がAHz、使用変調方式がX方式、電力増幅器7の温度がα度であれば、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報ph1と振幅歪み補償情報amp1を取得し、変調信号の使用周波数がBHz、使用変調方式がY方式、電力増幅器7の温度がβ度であれば、歪み補償テーブル23から位相歪み補償情報ph8と振幅歪み補償情報amp8を取得する。
以降の処理内容は、上記実施の形態1〜3と同様であるため説明を省略する。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、電力増幅器7の温度を測定する温度センサ21を設け、温度センサ21により測定された電力増幅器7の温度に対応する歪み補償情報を含む変調データを生成するように構成したので、電力増幅器7の温度変動による特性の変化をリアルタイムに補償することができるようになり、その結果、温度変動が著しい環境化でも、歪みが少ない変調信号を送信することができる効果を奏する。
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
信号分配器31はデジタルシンセサイザ5から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
信号分配器32は電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
図7はこの発明の実施の形態5による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
信号分配器31はデジタルシンセサイザ5から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
信号分配器32は電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
比較器33は信号分配器31から出力された変調信号の位相と信号分配器32から出力された変調信号の位相を比較し、その位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出する処理を実施する。
アナログデジタル変換器34は比較器33により検出された位相歪みを示すアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部35に出力する処理を実施する。
なお、信号分配器31,32、比較器33及びアナログデジタル変換器34から歪み検出手段が構成されている。
アナログデジタル変換器34は比較器33により検出された位相歪みを示すアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部35に出力する処理を実施する。
なお、信号分配器31,32、比較器33及びアナログデジタル変換器34から歪み検出手段が構成されている。
制御回路1の歪み補償情報更新部35はアナログデジタル変換器34から出力されたデジタルデータが示す位相歪みにしたがって歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する処理を実施する。なお、歪み補償情報更新部35は歪み補償情報更新手段を構成している。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報をリアルタイムに更新するものではないが、この実施の形態5では、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報をリアルタイムに更新するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
上記実施の形態1では、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報をリアルタイムに更新するものではないが、この実施の形態5では、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報をリアルタイムに更新するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
信号分配器31は、上記実施の形態1と同様にして、デジタルシンセサイザ5が変調信号を生成すると、そのデジタルシンセサイザ5から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を帯域通過フィルタ6に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
信号分配器32は、上記実施の形態1と同様にして、電力増幅器7が変調信号の電力を増幅すると、その電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
信号分配器32は、上記実施の形態1と同様にして、電力増幅器7が変調信号の電力を増幅すると、その電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器33に出力する。
比較器33は、信号分配器31から変調信号を受け、信号分配器32から変調信号を受けると、信号分配器31から出力された変調信号の位相と信号分配器32から出力された変調信号の位相を比較する。
そして、比較器33は、それらの変調信号の位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出する。
アナログデジタル変換器34は、比較器33から位相歪みを示すアナログデータを受けると、そのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部35に出力する。
そして、比較器33は、それらの変調信号の位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出する。
アナログデジタル変換器34は、比較器33から位相歪みを示すアナログデータを受けると、そのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部35に出力する。
制御回路1の歪み補償情報更新部35は、アナログデジタル変換器34から位相歪みを示すデジタルデータを受けると、そのデジタルデータが示す位相歪みにしたがって歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より進んでいる場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が遅くなるように、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より遅れている場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が進むように、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
以降の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より進んでいる場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が遅くなるように、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より遅れている場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が進むように、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
以降の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている変調信号の位相歪みを検出する比較器33を設け、歪み補償情報更新部35が比較器33により検出された変調信号の位相歪みにしたがって歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報を更新するように構成したので、歪み補償テーブル2に格納されている位相歪み補償情報の適正化が図られ、上記実施の形態1よりも更に位相歪みが少ない変調信号を送信することができる効果を奏する。
実施の形態6.
図8及び図9はこの発明の実施の形態6による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
比較器36は信号分配器31から出力された変調信号の位相と信号分配器32から出力された変調信号の位相を比較し、その位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出し、また、信号分配器31から出力された変調信号の振幅と信号分配器32から出力された変調信号の振幅を比較し、その振幅差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている振幅歪みとして検出する処理を実施する。
なお、信号分配器31,32、比較器36及びアナログデジタル変換器34から歪み検出手段が構成されている。
図8及び図9はこの発明の実施の形態6による送信機を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
比較器36は信号分配器31から出力された変調信号の位相と信号分配器32から出力された変調信号の位相を比較し、その位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出し、また、信号分配器31から出力された変調信号の振幅と信号分配器32から出力された変調信号の振幅を比較し、その振幅差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている振幅歪みとして検出する処理を実施する。
なお、信号分配器31,32、比較器36及びアナログデジタル変換器34から歪み検出手段が構成されている。
制御回路1の歪み補償情報更新部37はアナログデジタル変換器34から出力されたデジタルデータが示す位相歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新するとともに、アナログデジタル変換器34から出力されたデジタルデータが示す振幅歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する処理を実施する。なお、歪み補償情報更新部37は歪み補償情報更新手段を構成している。
次に動作について説明する。
上記実施の形態2,3では、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報をリアルタイムに更新するものではないが、この実施の形態6では、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報をリアルタイムに更新するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
上記実施の形態2,3では、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報をリアルタイムに更新するものではないが、この実施の形態6では、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報をリアルタイムに更新するようにしている。
具体的には、以下の通りである。
信号分配器31は、上記実施の形態1と同様にして、デジタルシンセサイザ5が変調信号を生成すると、そのデジタルシンセサイザ5から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を帯域通過フィルタ6(または、ミクサ15)に出力し、他方の変調信号を比較器36に出力する。
信号分配器32は、上記実施の形態1と同様にして、電力増幅器7が変調信号の電力を増幅すると、その電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器36に出力する。
信号分配器32は、上記実施の形態1と同様にして、電力増幅器7が変調信号の電力を増幅すると、その電力増幅器7から出力された変調信号を2分配し、一方の変調信号を送信アンテナ8に出力し、他方の変調信号を比較器36に出力する。
比較器36は、信号分配器31から変調信号を受け、信号分配器32から変調信号を受けると、信号分配器31から出力された変調信号の位相と信号分配器32から出力された変調信号の位相を比較する。
そして、比較器36は、それらの変調信号の位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出する。
また、比較器36は、信号分配器31から出力された変調信号の振幅と信号分配器32から出力された変調信号の振幅を比較する。
そして、比較器36は、それらの変調信号の振幅差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている振幅歪みとして検出する。
アナログデジタル変換器34は、比較器36から位相歪みを示すアナログデータと振幅歪みを示すアナログデータを受けると、それらのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部37に出力する。
そして、比較器36は、それらの変調信号の位相差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている位相歪みとして検出する。
また、比較器36は、信号分配器31から出力された変調信号の振幅と信号分配器32から出力された変調信号の振幅を比較する。
そして、比較器36は、それらの変調信号の振幅差を帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている振幅歪みとして検出する。
アナログデジタル変換器34は、比較器36から位相歪みを示すアナログデータと振幅歪みを示すアナログデータを受けると、それらのアナログデータをデジタルデータに変換し、そのデジタルデータを制御回路1の歪み補償情報更新部37に出力する。
制御回路1の歪み補償情報更新部37は、アナログデジタル変換器34から位相歪みを示すデジタルデータを受けると、そのデジタルデータが示す位相歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より進んでいる場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が遅くなるように、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より遅れている場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が進むように、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より進んでいる場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が遅くなるように、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の位相が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の位相より遅れている場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の位相が進むように、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新する。
また、歪み補償情報更新部37は、デジタルデータが示す振幅歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の振幅が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の振幅より大きい場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の振幅が小さくなるように、歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の振幅が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の振幅より小さい場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の振幅が大きくなるように、歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する。
以降の処理内容は、上記実施の形態2,3と同様であるため説明を省略する。
例えば、電力増幅器7から出力された変調信号の振幅が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の振幅より大きい場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の振幅が小さくなるように、歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する。
一方、電力増幅器7から出力された変調信号の振幅が、デジタルシンセサイザ5から出力された変調信号の振幅より小さい場合には、電力増幅器7から出力される変調信号の振幅が大きくなるように、歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新する。
以降の処理内容は、上記実施の形態2,3と同様であるため説明を省略する。
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、帯域通過フィルタ6及び電力増幅器7で生じている変調信号の位相歪みと振幅歪みを検出する比較器36を設け、歪み補償情報更新部37が比較器36により検出された変調信号の位相歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報を更新するとともに、比較器36により検出された変調信号の振幅歪みにしたがって歪み補償テーブル11に格納されている振幅歪み補償情報を更新するように構成したので、歪み補償テーブル11に格納されている位相歪み補償情報と振幅歪み補償情報の適正化が図られ、上記実施の形態2,3よりも更に位相歪みと振幅歪みが少ない変調信号を送信することができる効果を奏する。
1 制御回路、2,11,23 歪み補償テーブル、3 変調データ生成回路(変調データ生成手段)、4,12,24 歪み補償回路(変調データ生成手段)、5 デジタルシンセサイザ、6 帯域通過フィルタ、7 電力増幅器、8 送信アンテナ、13 可変利得増幅器、14 局部発振器、15 ミクサ、21 温度センサ、22 アナログデジタル変換器、31,32 信号分配器(歪み検出手段)、33,36 比較器(歪み検出手段)、34 アナログデジタル変換器(歪み検出手段)、35,37 歪み補償情報更新部(歪み補償情報更新手段)。
Claims (7)
- 歪み補償情報を格納している歪み補償テーブルと、上記歪み補償テーブルに格納されている歪み補償情報を含む変調データを生成する変調データ生成手段と、上記変調データ生成手段により生成された歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するデジタルシンセサイザと、上記デジタルシンセサイザにより生成された変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧する帯域通過フィルタと、上記帯域通過フィルタにより不要な周波数成分が抑圧された変調信号の電力を増幅する電力増幅器とを備えた送信機。
- 歪み補償テーブルは、帯域通過フィルタ及び電力増幅器で生じる位相歪みを補償する歪み補償情報を格納していることを特徴とする請求項1記載の送信機。
- 位相歪み補償情報及び振幅歪み補償情報を格納している歪み補償テーブルと、上記歪み補償テーブルに格納されている位相歪み補償情報を含む変調データを生成するとともに、上記歪み補償テーブルに格納されている振幅歪み補償情報を含む変調データを生成する変調データ生成手段と、上記変調データ生成手段により生成された位相歪み補償情報を含む変調データを位相変調して変調信号を生成するデジタルシンセサイザと、上記変調データ生成手段により生成された振幅歪み補償情報を含む変調データにしたがって上記デジタルシンセサイザにより生成された変調信号を振幅変調する可変利得増幅器と、上記可変利得増幅器により振幅変調された変調信号に含まれている不要な周波数成分を抑圧する帯域通過フィルタと、上記帯域通過フィルタにより不要な周波数成分が抑圧された変調信号の電力を増幅する電力増幅器とを備えた送信機。
- 歪み補償テーブルは、帯域通過フィルタ及び電力増幅器で生じる位相歪みを補償する位相歪み補償情報と、上記帯域通過フィルタ及び上記電力増幅器で生じる振幅歪みを補償する振幅歪み補償情報とを格納していることを特徴とする請求項3記載の送信機。
- 局部発振信号を発振する局部発振器と、上記局部発振器により発振された局部発振信号を用いて、可変利得増幅器により振幅変調された変調信号の周波数をRF周波数に変換し、上記RF周波数の変調信号を帯域通過フィルタに出力するミクサとを設けたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の送信機。
- 電力増幅器の温度を測定する温度センサを設け、変調データ生成手段が上記温度センサにより測定された温度に対応する歪み補償情報を含む変調データを生成することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の送信機。
- 帯域通過フィルタ及び電力増幅器で生じている変調信号の歪みを検出する歪み検出手段と、上記歪み検出手段により検出された変調信号の歪みにしたがって歪み補償テーブルに格納されている歪み補償情報を更新する歪み補償情報更新手段とを設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の送信機。
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