JP5219873B2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents

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この発明は、レーダ送受信装置に利用する周波数発生手段として、ダイレクトディジタルシンセサイザ(以下、DDS)を利用した周波数シンセサイザに関するものである。
従来の周波数シンセサイザとしては、DDSを用いて生成したパルスのチャープ信号を、逓倍器により広帯域化し、周波数変換器により高周波化する装置が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
上記従来の周波数シンセサイザは、基準信号を発生する基準信号発振器と、基準信号をクロックとし入力される周波数設定データで指定されたチャープ波形を生成するDDSと、局部発振信号を出力する局部発振信号発生器と、DDSの出力と局部発振信号を周波数合成する周波数変換器と、周波数変換器の出力をM逓倍するM逓倍器と、を備える。DDSは、位相アキュムレータ、メモリ、デジタル−アナログ変換器(以下、D−A変換器)、フィルタが順に接続されてなる。
上記のように構成された従来装置では、DDS内の位相アキュムレータは図5の(a)の基準クロック出力で示される基準信号発振器からの基準クロックのタイミングを基準として、周波数設定データを累積加算して図5の(b)の位相アキュムレータ出力で示されるディジタル値を出力する。位相アキュムレータは累積加算された位相が2πになると位相を0にリセットして、0〜2πの値を繰返し出力する。この基準クロックは出力信号の1周期に2回以上のクロックが含まれるように構成されている。
メモリは、図6に示すように、位相アキュムレータから出力されるディジタルデータをアドレスデータとして、位相に対する波形データ(振幅データ)をテーブルとして保持している。ここで、位相データはメモリに格納された振幅データに対応した位相を表しているが、同時にメモリのアドレスを表しており、これによって振幅データを読み出す。振幅データは、D−A変換器によってアナログ値に変換され、不要波を除去し必要な周波数成分のみを取り出すためにフィルタを通過させて、図5の(c)のDDS出力信号に示す正弦波信号を出力する。
DDSの出力周波数fDDSは、基準信号周波数をfr、DDSの周波数設定可能ビット数をA、実際の周波数設定データの10進数換算値をBとすると式(1)にて表される。
fDDS=(B/2)×fr (1)
これにより、DDSの出力周波数は、周波数設定データにより基準信号発振器の周波数の1/2以下の範囲において設定が可能となり、外部より更新レートに同期して周波数設定データを入力することによりチャープ波形を形成できる。
DDSに周波数設定データを入力することで、DDSはチャープ開始周波数f1、チャープ終了周波数f2、チャープ帯域BW、パルス幅PWのパルスのチャープ信号を出力するが、ディジタルICであるDDSが生成する出力周波数には制限があり、比較的低周波数でチャープ帯域を広くとれないため、M逓倍器によりM逓倍することで広帯域化し、周波数変換器により局部発振信号と周波数合成して高周波化する。
特開2000−124740号公報
レーダ送受信装置等で使用される、上記のような従来の周波数シンセサイザでは、パルスのチャープ信号が非線形素子である逓倍器を通過すると、図7で入力電圧がP2に相当するパルスのオンと、図7で入力電圧がP1に相当するパルスのオフが急激に切換わり、出力電力は振幅変調−振幅変調変換(以下、AM−AM変換)特性により線形性が崩れ、出力位相は振幅変調−位相変調変換(以下、AM−PM変換)特性により回る。そのため逓倍器出力のスペクトラムは逓倍器入力のスペクトラムを保持することができないという欠点があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、DDSを用いて生成したパルスのチャープ信号を、スペクトラムを保持したまま広帯域化、高周波化する周波数シンセサイザを提供することを目的とする。
この発明は、第1の所定周波数の基準信号を発生する基準信号発振器と、前記基準信号発振器からの基準信号をクロックとし入力されるチャープ設定データに従ったパルスのチャープ信号を生成するDDSと、前記DDSの出力をM逓倍するM逓倍器と、前記M逓倍器の出力するチャープ信号を時間軸上の所望の幅で切取って出力するスイッチと、所望値よりそれぞれ周波数軸、時間軸で両側に拡張された広いチャープ帯域およびパルス幅を設定する拡張チャープ設定データを前記DDSに出力し、所望のパルス幅のチャープ信号を切取るためのパルスの立上りと立下りを設定するゲート信号を前記スイッチに出力するチャープデータ関数発生部と、前記スイッチの出力信号と入力される第2の所定周波数の周期信号とを周波数合成する周波数変換器と、を備えたことを特徴とする周波数シンセサイザにある。
この発明では、DDSを用いて生成したパルスのチャープ信号を、スペクトラムを保持したまま広帯域化、高周波化する周波数シンセサイザを実現できる。
この発明の実施の形態1による周波数シンセサイザのブロック構成図である。 この発明による周波数シンセサイザのDDSから出力されるチャープ信号波形を説明する図である。 この発明の実施の形態2による周波数シンセサイザのブロック構成図である。 この発明の実施の形態3による周波数シンセサイザのブロック構成図である。 DDSの各部の信号波形を説明する図である。 DDSの位相データと振幅データの関係の一例を示す図である。 パルス信号が非線形素子を通過したときの入出力の電力、位相特性を説明する図である。
以下、この発明による周波数シンセサイザの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による周波数シンセサイザのブロック構成図である。図1において、基準信号発振器1は、第1の所定の周波数の基準信号(周期信号)を発生する。DDS3は、基準信号発振器1からの基準信号をクロックとし、チャープデータ関数発生部2から入力される(拡張)チャープ設定データに従ったパルスのチャープ信号を生成する。M逓倍器4は、DDS3の出力をM逓倍する。スイッチ5は、M逓倍器4の出力するチャープ信号を時間軸上の所望の幅で切取って出力する。チャープデータ関数発生部2は、所望値より周波数軸で両側に拡張された広いチャープ帯域および時間軸で両側に拡張されたパルス幅を設定する拡張されたチャープ設定データをDDS3に出力し、また所望のパルス幅のチャープ信号を切取るためのパルスの立上りと立下りを設定するゲート信号をスイッチ5に出力する。局部発振信号発生器6は、第2の所定の周波数の周期信号を出力する。周波数変換器7は、スイッチ5の出力信号と局部発振信号発生器6からの第2の所定の周波数の周期信号とを周波数合成する。
DDS3は従来技術で説明したものと同様に、位相アキュムレータ31、メモリ32、D−A変換器33およびフィルタ34が順に直列に接続されてなる。
図1に示す周波数シンセサイザは、チャープデータ関数発生部2が、従来装置よりチャープ帯域とパルス幅が広くなる周波数設定データ(拡張チャープ設定データ)をDDSに送信し、従来装置のパルス幅に相当するゲート信号をスイッチ5に送信することにより、スイッチ5でパルスのオンとオフが急激に切換わるパルスの立上りと立下りを時間軸上で切取る。
次に、動作について説明する。DDS3の内部動作は従来例に示した通りであり、チャープデータ関数発生部2は、従来装置のチャープ開始周波数f1、チャープ終了周波数f2、チャープ帯域BW、パルス幅PWに対し、チャープ帯域でΔBW、パルス幅でΔPW広くなる、チャープ開始周波数f1−ΔBW/2、チャープ終了周波数f2+ΔBW/2、チャープ帯域BW+ΔBW、パルス幅PW+ΔPWとなる周波数設定データをDDS3に出力することで、DDS3は、図2に示す周波数帯域、時間幅のチャープ信号を出力する。
DDS3が出力するパルスのチャープ信号はM逓倍器4でM逓倍されるため、M逓倍器4からは、チャープ開始周波数M×(f1−ΔBW/2)、チャープ終了周波数M×(f2+ΔBW/2)、チャープ帯域M×(BW+ΔBW)、パルス幅PW+ΔPWとなるチャープ信号が出力される。
M逓倍器4が出力するチャープ信号はスイッチ5に出力され、チャープデータ関数発生部2はパルス幅PWに相当するゲート信号をスイッチ5に出力することで、スイッチ5はM逓倍器4が出力するチャープ信号の立上りと立下りでオンとオフを急激に切換える時間を含むパルス幅拡張時間であるΔPWを切取り、チャープ開始周波数M×f1、チャープ終了周波数M×f2、チャープ帯域M×BW、パルス幅PWとなるチャープ信号が出力される。
スイッチ5の出力は、周波数floの局部発振信号発生器6の出力と周波数変換器7で周波数合成され、チャープ開始周波数flo+M×f1、チャープ終了周波数flo+M×f2、チャープ帯域M×BW、パルス幅PWとなるチャープ信号を出力する。
以上のように構成をとることによって、周波数シンセサイザは、ディジタルICで出力周波数とチャープ帯域に制限のあるDDS3出力のチャープ帯域をM逓倍器で広げ、パルスの立上りと立下りをスイッチ5で切取り、局部発振信号発生器6と周波数合成することで、DDS3で生成したスペクトラムを保持したまま広帯域化、高周波化する。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による周波数シンセサイザのブロック構成図である。図において上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一符号で示し説明は省略する。8は局部発振信号発生器6の代わりに設けられた、基準信号発振器1と周波数変換器7の間に挿入されたN逓倍器である。
次に動作について説明する。基準信号発振器1と、チャープデータ関数発生部2と、DDS3と、M逓倍器4と、スイッチ5と、周波数変換器7は実施の形態1と同一であり、同様の効果を奏する。ここで、N逓倍器8は基準信号発振器1の出力を基準信号としてN逓倍し、N逓倍器8出力を周波数変換器7の局部発振信号とすることで、周波数シンセサイザの、DDS3の入力信号と周波数変換器7の局部発振信号の同期がとれたコヒーレント化と小型化を実現できる。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による周波数シンセサイザのブロック構成図である。図において上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一符号で示し説明は省略する。9はM逓倍器4とスイッチ5の間に挿入された分周器である。
次に動作について説明する。基準信号発振器1と、チャープデータ関数発生部2と、DDS3と、M逓倍器4と、スイッチ5と、周波数変換器7と、N逓倍器8は実施の形態2と同一であり、同様の効果を奏する。ここで、DDS3は正弦波の振幅データを量子化しメモリ(図6参照)に格納している。そのため量子化に伴う波の歪みによりスプリアスを発生するという欠点がある。このようなスプリアスを伴う信号を分周した場合、その出力信号にもスプリアスが出力される。ここで、DDS3の出力での搬送波とスプリアスとの電力比をSiとすると、分周後の搬送波とスプリアスの電力の比Soiは式(2)にて表される。
Soi=Si/L (2)
ここで、Lは分周数である。式(2)より、分周器9で分周することでスプリアスを低減して低雑音化が実現できる。
なお、上記説明では図3の実施の形態2で実施したものについて説明したが、図1の実施の形態1でも実施可能で、同様な効果を奏する。
1 基準信号発振器、2 チャープデータ関数発生部、3 DDS、4 M逓倍器、5 スイッチ、6 局部発振信号発生器、7 周波数変換器、8 N逓倍器、9 分周器、31 位相アキュムレータ、32 メモリ、33 D−A変換器、34 フィルタ。

Claims (4)

  1. 第1の所定周波数の基準信号を発生する基準信号発振器と、
    前記基準信号発振器からの基準信号をクロックとし入力されるチャープ設定データに従ったパルスのチャープ信号を生成するDDSと、
    前記DDSの出力をM逓倍するM逓倍器と、
    前記M逓倍器の出力するチャープ信号を時間軸上の所望の幅で切取って出力するスイッチと、
    所望値よりそれぞれ周波数軸、時間軸で両側に拡張された広いチャープ帯域およびパルス幅を設定する拡張チャープ設定データを前記DDSに出力し、所望のパルス幅のチャープ信号を切取るためのパルスの立上りと立下りを設定するゲート信号を前記スイッチに出力するチャープデータ関数発生部と、
    前記スイッチの出力信号と入力される第2の所定周波数の周期信号とを周波数合成する周波数変換器と、
    を備えたことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 前記周波数変換器に第2の所定周波数の周期信号を出力する局部発振信号発生器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  3. 前記基準信号発振器の基準信号をN逓倍して前記周波数変換器に第2の所定周波数の周期信号として出力するN逓倍器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  4. 前記M逓倍器の出力を分周して前記スイッチに出力する分周器を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の周波数シンセサイザ。
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