JP2000149562A - メモリ装置 - Google Patents
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- G11C8/06—Address interface arrangements, e.g. address buffers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Dram (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 読み出し速度を高速化する上、書き込みの頻
度が読み出しの頻度と同程度の場合でも書き込み動作に
よる読み出し動作開始時期の遅れを低減し得るメモリ装
置を実現する。 【解決手段】 ビット線対の微小電位差がセンスアンプ
手段に伝達した時点で、高負荷のビット線対を当該セン
スアンプ手段から電気的に切り離して増幅する為、読み
出し速度を高速化でき、さらに各ビット線対毎に対応し
た複数のセンスアンプ手段を設け、いずれかのセンスア
ンプ手段が読み出しデータを増幅する間、他のセンスア
ンプ手段に保持されたデータを、対応するビット線対を
介してメモリセル手段に書き込むようにすれば、書き込
みと読み出しが交互に発生する場合に、書き込み動作す
る際の読み出し動作開始時期の遅れを低減できる。
度が読み出しの頻度と同程度の場合でも書き込み動作に
よる読み出し動作開始時期の遅れを低減し得るメモリ装
置を実現する。 【解決手段】 ビット線対の微小電位差がセンスアンプ
手段に伝達した時点で、高負荷のビット線対を当該セン
スアンプ手段から電気的に切り離して増幅する為、読み
出し速度を高速化でき、さらに各ビット線対毎に対応し
た複数のセンスアンプ手段を設け、いずれかのセンスア
ンプ手段が読み出しデータを増幅する間、他のセンスア
ンプ手段に保持されたデータを、対応するビット線対を
介してメモリセル手段に書き込むようにすれば、書き込
みと読み出しが交互に発生する場合に、書き込み動作す
る際の読み出し動作開始時期の遅れを低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)等に代表される揮発
性・大容量半導体メモリLSIのアクセス速度高速化お
よびアクセス効率向上を図ったメモリ装置に関する。
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)等に代表される揮発
性・大容量半導体メモリLSIのアクセス速度高速化お
よびアクセス効率向上を図ったメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】揮発性・大容量半導体メモリ、特にダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)では、
メモリ・セルのデータ入出力が接続された2対の信号線
(ビット線)間に生じる微小電位差を、センスアンプに
より増幅することでデータの読み出しを行うとともに、
読み出し時に破壊されるデータの書き戻しを行ってい
る。さらに、微小電位差を得るために、読み出し動作の
前にビット線対を同電位にする操作(プリチャージ)が
必要となるため、一般に高速化が難しい。
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)では、
メモリ・セルのデータ入出力が接続された2対の信号線
(ビット線)間に生じる微小電位差を、センスアンプに
より増幅することでデータの読み出しを行うとともに、
読み出し時に破壊されるデータの書き戻しを行ってい
る。さらに、微小電位差を得るために、読み出し動作の
前にビット線対を同電位にする操作(プリチャージ)が
必要となるため、一般に高速化が難しい。
【0003】このような性質をもつ揮発性・大容量半導
体メモリの高速化技術については、例えば、文献1「Sh
igetoshi Wakayama et al., “10-ns Row Cycle DRAM u
singTemporal Data Storage Buffer Architecture,” 1
998 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical
Papers, pp. 12-15」に開示されている。ここで、図9
〜図10を参照して上記文献1に開示の技術について説
明する。ここに開示の技術においても、ビット線対12
間に生じる微小電位差をセンスアンプ81により増幅す
ることでデータの読み出しを行っている。しかし、微小
電位差がセンスアンプに生じた時点で、トランスファー
・ゲート80を使用してメモリ・セル5とセンスアンプ
81間の接続を遮断している。これにより、破壊された
メモリ・セル内のデータは書き戻しされないが、高負荷
なビット線対12を切り離すことでセンスアンプ81の
増幅時間を短縮して読み出し速度を高速化している。
体メモリの高速化技術については、例えば、文献1「Sh
igetoshi Wakayama et al., “10-ns Row Cycle DRAM u
singTemporal Data Storage Buffer Architecture,” 1
998 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical
Papers, pp. 12-15」に開示されている。ここで、図9
〜図10を参照して上記文献1に開示の技術について説
明する。ここに開示の技術においても、ビット線対12
間に生じる微小電位差をセンスアンプ81により増幅す
ることでデータの読み出しを行っている。しかし、微小
電位差がセンスアンプに生じた時点で、トランスファー
・ゲート80を使用してメモリ・セル5とセンスアンプ
81間の接続を遮断している。これにより、破壊された
メモリ・セル内のデータは書き戻しされないが、高負荷
なビット線対12を切り離すことでセンスアンプ81の
増幅時間を短縮して読み出し速度を高速化している。
【0004】また、他の従来技術としては、文献2「Ka
tsumi Dosaka et al., “A 100MHz4MHz 4Mb Cache DRAM
with Fast Copy-Back Scheme,” 1992 ISSCC Digest o
f Technical Papers, pp.148-149」に開示の技術が挙げ
られる。この文献2で述べられている技術(従来技術
2)について図11を参照して説明する。この技術の場
合、図11に図示するように、読み出し用データ保持機
能付き増幅器(RA)95および書き込み用データ保持機
能付きライト・バッファ(WB)98を別々に設け、それ
ぞれ増幅器選択スイッチ94およびライト・バッファ選
択スイッチ95を介してビット線対12に接続してい
る。
tsumi Dosaka et al., “A 100MHz4MHz 4Mb Cache DRAM
with Fast Copy-Back Scheme,” 1992 ISSCC Digest o
f Technical Papers, pp.148-149」に開示の技術が挙げ
られる。この文献2で述べられている技術(従来技術
2)について図11を参照して説明する。この技術の場
合、図11に図示するように、読み出し用データ保持機
能付き増幅器(RA)95および書き込み用データ保持機
能付きライト・バッファ(WB)98を別々に設け、それ
ぞれ増幅器選択スイッチ94およびライト・バッファ選
択スイッチ95を介してビット線対12に接続してい
る。
【0005】このような構成において、読み出しは、ま
ず、ワード線1によりメモリ・セル5を選択し、増幅器
選択スイッチ94を導通状態にしてビット線対12およ
び読み出し用データ保持機能付き増幅器(RA)95に微
小電位差を生じさせる。次に、読み出し用データ保持機
能付き増幅器(RA)95で微小電位差を増幅することで
読み出しデータ出力線96にデータを読み出すととも
に、メモリ・セル内にデータの書き戻しを行う。
ず、ワード線1によりメモリ・セル5を選択し、増幅器
選択スイッチ94を導通状態にしてビット線対12およ
び読み出し用データ保持機能付き増幅器(RA)95に微
小電位差を生じさせる。次に、読み出し用データ保持機
能付き増幅器(RA)95で微小電位差を増幅することで
読み出しデータ出力線96にデータを読み出すととも
に、メモリ・セル内にデータの書き戻しを行う。
【0006】一方、書き込みする際には、まず書き込み
データ入力線99から入力されるデータを書き込み用デ
ータ保持機能付きライト・バッファ(WB)98に一時保
持する。次に、読み出しの要求がない期間に、ワード線
1によりメモリ・セルを選択し、ライト・バッファ選択
酸スイッチを導通状態にして書き込みを行う。このた
め、書き込みデータを一時保持することで書き込み動作
期間に融通を持たせることができ、書き込み動作を読み
出し動作が行われていない期間に隠蔽して行い易くな
る。これにより、書き込み動作のための読み出し動作開
始時間の遅れを低減し、結果として高速アクセスを可能
としている。
データ入力線99から入力されるデータを書き込み用デ
ータ保持機能付きライト・バッファ(WB)98に一時保
持する。次に、読み出しの要求がない期間に、ワード線
1によりメモリ・セルを選択し、ライト・バッファ選択
酸スイッチを導通状態にして書き込みを行う。このた
め、書き込みデータを一時保持することで書き込み動作
期間に融通を持たせることができ、書き込み動作を読み
出し動作が行われていない期間に隠蔽して行い易くな
る。これにより、書き込み動作のための読み出し動作開
始時間の遅れを低減し、結果として高速アクセスを可能
としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
メモリ装置では、読み出し速度の高速化および書き込み
動作のための読み出し動作開始時期の遅れ時間の低減を
図ることができるものの、以下に示すような問題が生じ
ている。すなわち、画像処理などに代表される大容量デ
ータを扱う処理では、メモリ装置より読み出したデータ
を処理し、すぐに当該メモリ装置に書き込む、所謂リー
ド・モディファイ・ライトを行う場合が多く、こうした
リード・ライト態様ではメモリ装置への読み出しと書き
込みとがほぼ同じ頻度で発生する。
メモリ装置では、読み出し速度の高速化および書き込み
動作のための読み出し動作開始時期の遅れ時間の低減を
図ることができるものの、以下に示すような問題が生じ
ている。すなわち、画像処理などに代表される大容量デ
ータを扱う処理では、メモリ装置より読み出したデータ
を処理し、すぐに当該メモリ装置に書き込む、所謂リー
ド・モディファイ・ライトを行う場合が多く、こうした
リード・ライト態様ではメモリ装置への読み出しと書き
込みとがほぼ同じ頻度で発生する。
【0008】したがって、上記文献1に開示の技術で
は、読み出し速度を高速化し得るが、書き込み速度を高
速化することができず、上記リード・モディファイ・ラ
イトに対応しきれない。また、上記文献2に開示の技術
は、読み出しの頻度が書き込みの頻度より多い場合に有
効ではあるが、読み出しと書き込みとがほぼ同頻度のリ
ード・モディファイ・ライトに適用する場合には書き込
み動作を読み出しが行われていない期間に隠蔽すること
ができず、高速なリード・ライトが望めない。このよう
に、従来のメモリ装置では、書き込みの頻度が読み出し
の頻度と同程度の場合、書き込み動作による読み出し動
作開始時期の遅れ時間を低減することができない、とい
う問題がある。
は、読み出し速度を高速化し得るが、書き込み速度を高
速化することができず、上記リード・モディファイ・ラ
イトに対応しきれない。また、上記文献2に開示の技術
は、読み出しの頻度が書き込みの頻度より多い場合に有
効ではあるが、読み出しと書き込みとがほぼ同頻度のリ
ード・モディファイ・ライトに適用する場合には書き込
み動作を読み出しが行われていない期間に隠蔽すること
ができず、高速なリード・ライトが望めない。このよう
に、従来のメモリ装置では、書き込みの頻度が読み出し
の頻度と同程度の場合、書き込み動作による読み出し動
作開始時期の遅れ時間を低減することができない、とい
う問題がある。
【0009】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、読み出し速度を高速化する上、書き込
みの頻度が読み出しの頻度と同程度の場合であっても書
き込み動作による読み出し動作開始時期の遅れ時間を低
減することができるメモリ装置を提供することを目的と
している。
なされたもので、読み出し速度を高速化する上、書き込
みの頻度が読み出しの頻度と同程度の場合であっても書
き込み動作による読み出し動作開始時期の遅れ時間を低
減することができるメモリ装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ビット線対における微
小電位差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷
であるビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に
切り離して増幅することを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明では、ビット線対における微
小電位差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷
であるビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に
切り離して増幅することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、各ビット線対
毎に対応した複数のセンスアンプ手段を設け、いずれか
のセンスアンプ手段が読み出しデータを増幅する間、他
のセンスアンプ手段に保持されたデータを、対応するビ
ット線対を介してメモリセル手段に書き込むことを特徴
としている。
毎に対応した複数のセンスアンプ手段を設け、いずれか
のセンスアンプ手段が読み出しデータを増幅する間、他
のセンスアンプ手段に保持されたデータを、対応するビ
ット線対を介してメモリセル手段に書き込むことを特徴
としている。
【0012】請求項3に記載の発明では、データ読み出
し時にはメモリセル手段からの微小電位差を増幅してな
るデータを保持し、データ書き込み時にはその保持した
データをメモリセル手段に書き込む複数個のセンアンプ
手段と、これらセンスアンプ手段の各々とメモリセル手
段との接続を導通状態もしくは遮断状態に制御する手段
であって、メモリセル手段から微小電位差を受け取った
時点で読み出しに使用するセンスアンプ手段とメモリセ
ル手段との接続を遮断状態にすると同時に、書き込みデ
ータを保持している他のセンスアンプ手段とメモリセル
手段との接続を導通状態にしてその書き込みデータをメ
モリセル手段に書き込む読出し書込み制御手段とを具備
することを特徴とする。
し時にはメモリセル手段からの微小電位差を増幅してな
るデータを保持し、データ書き込み時にはその保持した
データをメモリセル手段に書き込む複数個のセンアンプ
手段と、これらセンスアンプ手段の各々とメモリセル手
段との接続を導通状態もしくは遮断状態に制御する手段
であって、メモリセル手段から微小電位差を受け取った
時点で読み出しに使用するセンスアンプ手段とメモリセ
ル手段との接続を遮断状態にすると同時に、書き込みデ
ータを保持している他のセンスアンプ手段とメモリセル
手段との接続を導通状態にしてその書き込みデータをメ
モリセル手段に書き込む読出し書込み制御手段とを具備
することを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明では、メモリセル手
段からの微小電位差を増幅してなるデータを保持する複
数個のセンスアンプ手段と、保持したデータを前記メモ
リセル手段にライトバッファ手段と、メモリセル手段か
らデータを読み出す際に、前記センスアンプ手段が保持
するデータを前記ライトバッファ手段に転送し、前記セ
ンスアンプ手段がメモリセル手段から微小電位差を受け
取った時点で、そのセンスアンプ手段とメモリセル手段
との接続を遮断状態にし、その遮断直後にライトバッフ
ァ手段とメモリセル手段との接続を導通状態にして当該
ライトバッファ手段に保持されるデータを当該メモリセ
ル手段に書き込む制御手段とを具備することを特徴とす
る。
段からの微小電位差を増幅してなるデータを保持する複
数個のセンスアンプ手段と、保持したデータを前記メモ
リセル手段にライトバッファ手段と、メモリセル手段か
らデータを読み出す際に、前記センスアンプ手段が保持
するデータを前記ライトバッファ手段に転送し、前記セ
ンスアンプ手段がメモリセル手段から微小電位差を受け
取った時点で、そのセンスアンプ手段とメモリセル手段
との接続を遮断状態にし、その遮断直後にライトバッフ
ァ手段とメモリセル手段との接続を導通状態にして当該
ライトバッファ手段に保持されるデータを当該メモリセ
ル手段に書き込む制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0014】上記請求項3〜4のいずれかに従属する請
求項5に記載の発明では、外部もしくは内部に設けた演
算器などのデータ要求元がデータ格納場所を指定する論
理アドレスを、その論理アドレスに対してメモリセルア
レイ内の格納場所を示す物理アドレスに逐次変換するア
ドレス変換手段を有することを特徴とする。
求項5に記載の発明では、外部もしくは内部に設けた演
算器などのデータ要求元がデータ格納場所を指定する論
理アドレスを、その論理アドレスに対してメモリセルア
レイ内の格納場所を示す物理アドレスに逐次変換するア
ドレス変換手段を有することを特徴とする。
【0015】上記請求項3に従属する請求項6に記載の
発明では、データの読み出しに使用したメモリセル手段
に、その次のデータ読み出しと同時に行われるデータ書
き戻し時に、前記センスアンプ手段に保持されているデ
ータを書き込むことを特徴とする。また、上記請求項3
に従属する請求項7に記載の発明では、データの読み出
しに使用したメモリセル手段に、その次のデータ読み出
しと同時に行われるデータ書き戻し時に、前記ライトバ
ッファ手段に保持されているデータを書き込むことを特
徴とする。
発明では、データの読み出しに使用したメモリセル手段
に、その次のデータ読み出しと同時に行われるデータ書
き戻し時に、前記センスアンプ手段に保持されているデ
ータを書き込むことを特徴とする。また、上記請求項3
に従属する請求項7に記載の発明では、データの読み出
しに使用したメモリセル手段に、その次のデータ読み出
しと同時に行われるデータ書き戻し時に、前記ライトバ
ッファ手段に保持されているデータを書き込むことを特
徴とする。
【0016】本発明では、ビット線対における微小電位
差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷である
ビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に切り離
して増幅するので、読み出し速度を高速化することがで
き、さらに、各ビット線対毎に対応した複数のセンスア
ンプ手段を設け、いずれかのセンスアンプ手段が読み出
しデータを増幅する間、他のセンスアンプ手段に保持さ
れたデータを、対応するビット線対を介してメモリセル
手段に書き込むようにすると、特に書き込みと読み出し
が交互に発生する場合に、書き込み動作する際の読み出
し動作開始時期の遅れを低減することが可能になる。
差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷である
ビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に切り離
して増幅するので、読み出し速度を高速化することがで
き、さらに、各ビット線対毎に対応した複数のセンスア
ンプ手段を設け、いずれかのセンスアンプ手段が読み出
しデータを増幅する間、他のセンスアンプ手段に保持さ
れたデータを、対応するビット線対を介してメモリセル
手段に書き込むようにすると、特に書き込みと読み出し
が交互に発生する場合に、書き込み動作する際の読み出
し動作開始時期の遅れを低減することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
メモリ装置を実施例として図面を参照して説明する。 A.第1実施例 (1)構成 まず図1は第1実施例によるメモリ装置の構成を示す回
路図である。この図に示すメモリ装置は、メモリ・セル
・アレー6、トランスファー・ゲート(以下、TGと略
記する)7、TG8、データ保持機能付き増幅器9(以
下、SA9と略記する)、SA10、データ・セレクタ
11、ビット線対12、データ線対13およびプリチャ
ージ回路14を備え、ワード線1、プリチャージ信号1
5、SA9選択信号16、SA10選択信号17、SA
9活性化信号18、SA10活性化信号19、データ出
力選択信号20により制御される。
メモリ装置を実施例として図面を参照して説明する。 A.第1実施例 (1)構成 まず図1は第1実施例によるメモリ装置の構成を示す回
路図である。この図に示すメモリ装置は、メモリ・セル
・アレー6、トランスファー・ゲート(以下、TGと略
記する)7、TG8、データ保持機能付き増幅器9(以
下、SA9と略記する)、SA10、データ・セレクタ
11、ビット線対12、データ線対13およびプリチャ
ージ回路14を備え、ワード線1、プリチャージ信号1
5、SA9選択信号16、SA10選択信号17、SA
9活性化信号18、SA10活性化信号19、データ出
力選択信号20により制御される。
【0018】メモリ・セル・アレー6は複数個のメモリ
・セル5から構成され、各メモリ・セル5はそれぞれ1
本のワード線及びビット線に接続されている。各メモリ
・セル5は接続されているワード線への入力信号によっ
て読み出しもしくは書き込みに使用するかが選択され
る。選択されたメモリ・セル5は接続されているビット
線によりデータ転送を行う。プリチャージ回路14はプ
リチャージ信号15により制御され、ビット線対12を
同電位に初期化する操作(プリチャージ)を行う。
・セル5から構成され、各メモリ・セル5はそれぞれ1
本のワード線及びビット線に接続されている。各メモリ
・セル5は接続されているワード線への入力信号によっ
て読み出しもしくは書き込みに使用するかが選択され
る。選択されたメモリ・セル5は接続されているビット
線によりデータ転送を行う。プリチャージ回路14はプ
リチャージ信号15により制御され、ビット線対12を
同電位に初期化する操作(プリチャージ)を行う。
【0019】TG7はSA9選択信号16に応じて、ビ
ット線対12とSA9との接続を導通もしくは遮断状態
にする。同様に、TG8はSA2選択信号17に応じ
て、ビット線対12とSA10との接続を導通もしくは
遮断状態にする。SA9,10はそれぞれSA9活性化
信号18及びSA10活性化信号19に応じて、ビット
線対12に生じる微小電位差を増幅し、増幅後のデータ
を保持する。データ・セレクタ11はデータ出力選択信
号20に応じてSA9もしくはSA10に保持されるデ
ータのいずれかを選択してデータ線対13に出力する。
ット線対12とSA9との接続を導通もしくは遮断状態
にする。同様に、TG8はSA2選択信号17に応じ
て、ビット線対12とSA10との接続を導通もしくは
遮断状態にする。SA9,10はそれぞれSA9活性化
信号18及びSA10活性化信号19に応じて、ビット
線対12に生じる微小電位差を増幅し、増幅後のデータ
を保持する。データ・セレクタ11はデータ出力選択信
号20に応じてSA9もしくはSA10に保持されるデ
ータのいずれかを選択してデータ線対13に出力する。
【0020】(2)動作 次に、上記構成による第1実施例の動作について図2を
参照して説明する。なお、以下ではメモリ・セル5がダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で使
用される1つの容量と1つのトランジスタで構成される
ものとし、電気的に高電位な状態(Hレベル)と低電位
な状態(Lレベル)の2状態のいずれかを記憶するもの
と仮定する。また、上記各信号15〜20はHレベルと
Lレベルの2状態を遷移するものとし、次に示す定義に
従い入力されるものとする。
参照して説明する。なお、以下ではメモリ・セル5がダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で使
用される1つの容量と1つのトランジスタで構成される
ものとし、電気的に高電位な状態(Hレベル)と低電位
な状態(Lレベル)の2状態のいずれかを記憶するもの
と仮定する。また、上記各信号15〜20はHレベルと
Lレベルの2状態を遷移するものとし、次に示す定義に
従い入力されるものとする。
【0021】すなわち、プリチャージ信号15がHレベ
ルの場合、プリチャージ回路14はビット線対12をそ
れぞれHレベルとLレベルの中間電位(中間レベル)に
初期化する。一方、プリチャージ信号15がLレベルの
場合、プリチャージ回路14はビット線対12と電気的
に切り離される。ワード線1への入力信号(ワード信
号)がHレベルの場合、そのワード線1に接続されたメ
モリ・セル5はビット線に接続され、データの読み出し
もしくは書き込みが行われる。また、ワード信号がLレ
ベルの場合、そのワード線に接続されたメモリ・セル5
は電気的にビット線から切り離されデータを保持する。
ルの場合、プリチャージ回路14はビット線対12をそ
れぞれHレベルとLレベルの中間電位(中間レベル)に
初期化する。一方、プリチャージ信号15がLレベルの
場合、プリチャージ回路14はビット線対12と電気的
に切り離される。ワード線1への入力信号(ワード信
号)がHレベルの場合、そのワード線1に接続されたメ
モリ・セル5はビット線に接続され、データの読み出し
もしくは書き込みが行われる。また、ワード信号がLレ
ベルの場合、そのワード線に接続されたメモリ・セル5
は電気的にビット線から切り離されデータを保持する。
【0022】SA9選択信号16およびSA10選択信
号17がHレベルの場合、SA9およびSA10のそれ
ぞれがビット線対12に接続され、SA1選択信号16
およびSA2選択信号17がLレベルの場合、SA9お
よびSA10はそれぞれビット線対12から電気的に切
り離される。SA1活性化信号18およびSA2活性化
信号19がHレベルの場合、SA9およびSA10はそ
れぞれビット線対12に生じた微小電位差を増幅し、増
幅後のデータを保持し、一方、SA1活性化信号18お
よびSA2活性化信号19がLレベルの場合、SA9お
よびSA10はそれぞれ初期化される。データ出力選択
信号20がHレベルの場合、SA9にて増幅・保持され
たデータがデータ線対13に出力され、データ出力選択
信号20がLレベルの場合、SA10にて増幅・保持さ
れたデータがデータ線対13に出力される。
号17がHレベルの場合、SA9およびSA10のそれ
ぞれがビット線対12に接続され、SA1選択信号16
およびSA2選択信号17がLレベルの場合、SA9お
よびSA10はそれぞれビット線対12から電気的に切
り離される。SA1活性化信号18およびSA2活性化
信号19がHレベルの場合、SA9およびSA10はそ
れぞれビット線対12に生じた微小電位差を増幅し、増
幅後のデータを保持し、一方、SA1活性化信号18お
よびSA2活性化信号19がLレベルの場合、SA9お
よびSA10はそれぞれ初期化される。データ出力選択
信号20がHレベルの場合、SA9にて増幅・保持され
たデータがデータ線対13に出力され、データ出力選択
信号20がLレベルの場合、SA10にて増幅・保持さ
れたデータがデータ線対13に出力される。
【0023】さて、このような前提において、図2に図
示するように、先ず時刻t0でデータの読み出しを開始
する場合、その時刻t0の直前では、ビット線対12お
よびSA9が初期化される一方、SA10にはデータが
保持されている。そして、時刻t0では、メモリ・セル
・アレー6に接続された複数のワード線のうち1つのワ
ード線をLレベルからHレベルに遷移し、他のワード線
をLレベルに設定しておく。そうすると、Hレベルに遷
移されたワード線と接続するメモリ・セル5がビット線
に接続され、これによりメモリ・セル5に貯えられてい
た電荷が微小に電位変動する結果、時刻t1ではビット
線対12に微小電位差が生じる。
示するように、先ず時刻t0でデータの読み出しを開始
する場合、その時刻t0の直前では、ビット線対12お
よびSA9が初期化される一方、SA10にはデータが
保持されている。そして、時刻t0では、メモリ・セル
・アレー6に接続された複数のワード線のうち1つのワ
ード線をLレベルからHレベルに遷移し、他のワード線
をLレベルに設定しておく。そうすると、Hレベルに遷
移されたワード線と接続するメモリ・セル5がビット線
に接続され、これによりメモリ・セル5に貯えられてい
た電荷が微小に電位変動する結果、時刻t1ではビット
線対12に微小電位差が生じる。
【0024】また、時刻t0から時刻t1の間(以下、
t0−t1期間と記述する)では、SA9選択信号16
がHレベルになっているため、ビット線対12に生じた
微小電位差はSA9にも伝達される。そして、時刻t1
ではSA9選択信号16がLレベルに遷移し、SA10
選択信号17及びSA9活性化信号18がHレベルに遷
移する為、選択されたメモリ・セル5が保持するデータ
はSA9により増幅・保持され(図2中の矢印)、S
A10に保持されていたデータは選択されたメモリ・セ
ルに書き込まれる(図2中の矢印)。
t0−t1期間と記述する)では、SA9選択信号16
がHレベルになっているため、ビット線対12に生じた
微小電位差はSA9にも伝達される。そして、時刻t1
ではSA9選択信号16がLレベルに遷移し、SA10
選択信号17及びSA9活性化信号18がHレベルに遷
移する為、選択されたメモリ・セル5が保持するデータ
はSA9により増幅・保持され(図2中の矢印)、S
A10に保持されていたデータは選択されたメモリ・セ
ルに書き込まれる(図2中の矢印)。
【0025】次に、時刻t2になると、データ出力選択
信号20がHレベルに遷移し、これに応じてSA9にて
増幅されたデータがデータ線対13に読み出される(図
2中の矢印)。続いて、時刻t3では、プリチャージ
信号15がHレベルに遷移し、SA10選択信号17お
よびSA10活性化信号19がLレベルに遷移し、これ
によりビット線対12及びSA10の初期化が行われ
る。そして、時刻t4になると、ビット線対12および
SA10の初期化が完了し、SA9とSA10の状態が
入れ替わる他、全て時刻t0の状態に戻る。このため、
SA9とSA10の制御手段を入れ替えることにより、
引き続き期間t0−t4で示した動作を行うことができ
る。
信号20がHレベルに遷移し、これに応じてSA9にて
増幅されたデータがデータ線対13に読み出される(図
2中の矢印)。続いて、時刻t3では、プリチャージ
信号15がHレベルに遷移し、SA10選択信号17お
よびSA10活性化信号19がLレベルに遷移し、これ
によりビット線対12及びSA10の初期化が行われ
る。そして、時刻t4になると、ビット線対12および
SA10の初期化が完了し、SA9とSA10の状態が
入れ替わる他、全て時刻t0の状態に戻る。このため、
SA9とSA10の制御手段を入れ替えることにより、
引き続き期間t0−t4で示した動作を行うことができ
る。
【0026】つまり、ビット線対における微小電位差が
センスアンプに伝達した時点で、高負荷であるビット線
対を当該センスアンプから電気的に切り離して増幅すれ
ば、読み出し速度を高速化することができ、さらに、複
数のセンスアンプを設けておけば、読み出しデータの増
幅を行っている間に、他の増幅器に保持されたデータを
ビット線対を介してメモリ・セルに書き込むようにす
る。このようにすれば、書き込みの頻度が読み出しの頻
度と同程度の場合、特に書き込みと読み出しが交互に発
生する場合には、書き込み動作する際の読み出し動作開
始時期の遅れを低減できる。
センスアンプに伝達した時点で、高負荷であるビット線
対を当該センスアンプから電気的に切り離して増幅すれ
ば、読み出し速度を高速化することができ、さらに、複
数のセンスアンプを設けておけば、読み出しデータの増
幅を行っている間に、他の増幅器に保持されたデータを
ビット線対を介してメモリ・セルに書き込むようにす
る。このようにすれば、書き込みの頻度が読み出しの頻
度と同程度の場合、特に書き込みと読み出しが交互に発
生する場合には、書き込み動作する際の読み出し動作開
始時期の遅れを低減できる。
【0027】例えば、図2におけるt0−t1期間、t
1−t2期間、t1−t3期間およびt3−t4期間を
それぞれ5ns、5ns、10ns、10nsと仮定す
ると、本発明では25nsで読み出し及び書き込みを行
うことができる(ただし、読み出し動作のみは10ns
で行うことができる)。したがって、上記仮定を前述し
た文献1に係わる従来技術に適用してみると、読み出し
動作には10nsかかり、書き込み動作には25nsか
かることになり、読み出しと書き込みとを連続して行う
場合には10ns+25ns=35ns必要となるか
ら、本発明の方がおよそ30%程度の処理高速化を実現
できることが明かとなる。
1−t2期間、t1−t3期間およびt3−t4期間を
それぞれ5ns、5ns、10ns、10nsと仮定す
ると、本発明では25nsで読み出し及び書き込みを行
うことができる(ただし、読み出し動作のみは10ns
で行うことができる)。したがって、上記仮定を前述し
た文献1に係わる従来技術に適用してみると、読み出し
動作には10nsかかり、書き込み動作には25nsか
かることになり、読み出しと書き込みとを連続して行う
場合には10ns+25ns=35ns必要となるか
ら、本発明の方がおよそ30%程度の処理高速化を実現
できることが明かとなる。
【0028】B.第2実施例 次に、図3〜図4を参照して第2実施例について説明す
る。図3に示す第2実施例が上述した第1実施例(図1
参照)と相違する点は、データ保持機能付きライト・バ
ッファ(以下、WBと略称する)38を設け、データ・
セレクタ11(図1参照)を省略する構成としたことに
ある。以下、第1実施例と相違する構成について説明し
ておく。WB38はデータ保持信号33に応じてSA3
7に保持中のデータを保持するものであり、WB選択ス
イッチ36にて駆動される。なお、WB選択スイッチ3
6は、WB選択信号31に応じてビット線対12とWB
38との接続を導通もしくは遮断状態にするものであ
る。
る。図3に示す第2実施例が上述した第1実施例(図1
参照)と相違する点は、データ保持機能付きライト・バ
ッファ(以下、WBと略称する)38を設け、データ・
セレクタ11(図1参照)を省略する構成としたことに
ある。以下、第1実施例と相違する構成について説明し
ておく。WB38はデータ保持信号33に応じてSA3
7に保持中のデータを保持するものであり、WB選択ス
イッチ36にて駆動される。なお、WB選択スイッチ3
6は、WB選択信号31に応じてビット線対12とWB
38との接続を導通もしくは遮断状態にするものであ
る。
【0029】このような構成による第2実施例では、図
4に図示するように、先ず時刻t0でデータの読み出し
を開始する場合、その時刻t0の直前ではビット線対1
2が中間レベルに初期化される一方、SA37には前の
動作で読み出されたデータが保持されている。そして、
時刻t0では、メモリ・セル・アレー6に接続された複
数のワード線のうち1つのワード線をLレベルからHレ
ベルに遷移し、他のワード線をLレベルに固定してお
く。そうすると、Hレベルに遷移されたワード線と接続
するメモリ・セル5がビット線に接続され、これにより
メモリ・セル5に貯えられていた電荷が微小に電位変動
する結果、時刻t1ではビット線対12に微小電位差が
生じる。
4に図示するように、先ず時刻t0でデータの読み出し
を開始する場合、その時刻t0の直前ではビット線対1
2が中間レベルに初期化される一方、SA37には前の
動作で読み出されたデータが保持されている。そして、
時刻t0では、メモリ・セル・アレー6に接続された複
数のワード線のうち1つのワード線をLレベルからHレ
ベルに遷移し、他のワード線をLレベルに固定してお
く。そうすると、Hレベルに遷移されたワード線と接続
するメモリ・セル5がビット線に接続され、これにより
メモリ・セル5に貯えられていた電荷が微小に電位変動
する結果、時刻t1ではビット線対12に微小電位差が
生じる。
【0030】さらに、時刻t0ではデータ保持信号33
はLレベルからHレベルに遷移し、SA活性化信号32
はLレベルに遷移するから、SA37に保持されていた
データはWB38に保持され(図4中の矢印)、SA
37は初期化を開始する。そして、時刻t1ではSA選
択信号30がLレベルに遷移し、SA活性化信号32お
よびWB選択信号31がHレベルに遷移するため、選択
されたメモリ・セル5に保持されていたデータはSA3
7により増幅・保持され(図4中の矢印)、一方、W
B38に保持されていたデータは選択されたメモリ・セ
ルに書き込まれる(図4中の矢印)。次いで、時刻t
3になると、プリチャージ信号15がHレベルに遷移
し、WB選択信号31がLレベルに遷移するから、これ
によりビット線対12の初期化が開始され、続く時刻t
4ではビット線対12の初期化が完了して時刻t0の状
態に戻る。
はLレベルからHレベルに遷移し、SA活性化信号32
はLレベルに遷移するから、SA37に保持されていた
データはWB38に保持され(図4中の矢印)、SA
37は初期化を開始する。そして、時刻t1ではSA選
択信号30がLレベルに遷移し、SA活性化信号32お
よびWB選択信号31がHレベルに遷移するため、選択
されたメモリ・セル5に保持されていたデータはSA3
7により増幅・保持され(図4中の矢印)、一方、W
B38に保持されていたデータは選択されたメモリ・セ
ルに書き込まれる(図4中の矢印)。次いで、時刻t
3になると、プリチャージ信号15がHレベルに遷移
し、WB選択信号31がLレベルに遷移するから、これ
によりビット線対12の初期化が開始され、続く時刻t
4ではビット線対12の初期化が完了して時刻t0の状
態に戻る。
【0031】このように、第2実施例によれば、上述し
た第1実施例と同様、読み出し速度の高速化を図ること
ができる上、連続して読み出しと書き込みを行う場合の
動作速度の向上を図ることができる。また、第1実施例
と比較すると、データセレクタ11を省略する構成とし
たので、当該データセレクタ11の処理時間(図2に示
すtSelect)分、読み出し時間を短縮できる。さらに、
第1実施例と比べ、読み出し用回路(SA37)と書き
込み用回路(WB38)とをそれぞれ個別に設計できる
為、読み出し時間(図4に示すt0−t2期間)を変え
ることなく、書き込み時間(図4に示すt1−t3期
間)を短縮し得る、という効果も奏する。
た第1実施例と同様、読み出し速度の高速化を図ること
ができる上、連続して読み出しと書き込みを行う場合の
動作速度の向上を図ることができる。また、第1実施例
と比較すると、データセレクタ11を省略する構成とし
たので、当該データセレクタ11の処理時間(図2に示
すtSelect)分、読み出し時間を短縮できる。さらに、
第1実施例と比べ、読み出し用回路(SA37)と書き
込み用回路(WB38)とをそれぞれ個別に設計できる
為、読み出し時間(図4に示すt0−t2期間)を変え
ることなく、書き込み時間(図4に示すt1−t3期
間)を短縮し得る、という効果も奏する。
【0032】C.第3実施例 (1)構成 次に、図5を参照して第3実施例の構成について説明す
る。図5に示す第3実施例は、前述した第1実施例もし
くは第2実施例によるメモリ装置に相当したメモリ・コ
ア50、アドレス変換回路56、アドレス・デコーダ5
4、論理アドレス信号51および物理アドレス信号55
を備えている。論理アドレス信号51は外部もしくは内
部に設けた演算器などのデータ要求元が、データ格納場
所を指定するための論理アドレスである。アドレス変換
回路56は、入力された論理アドレスに対してメモリ・
セル・アレー内の実際の格納場所を示す物理アドレスを
逐次自動的に更新し、物理アドレス信号55として出力
する。
る。図5に示す第3実施例は、前述した第1実施例もし
くは第2実施例によるメモリ装置に相当したメモリ・コ
ア50、アドレス変換回路56、アドレス・デコーダ5
4、論理アドレス信号51および物理アドレス信号55
を備えている。論理アドレス信号51は外部もしくは内
部に設けた演算器などのデータ要求元が、データ格納場
所を指定するための論理アドレスである。アドレス変換
回路56は、入力された論理アドレスに対してメモリ・
セル・アレー内の実際の格納場所を示す物理アドレスを
逐次自動的に更新し、物理アドレス信号55として出力
する。
【0033】アドレス・デコーダ54は物理アドレスに
対応する1つのワード線に、そのワード線に接続されて
いるメモリ・セルを動作させる信号を出力する。アドレ
ス変換回路56としては、図中に示すように、例えばア
ドレス変換メモリ53とアドレス保持回路52とから構
成される。アドレス保持回路52はクロック信号57に
よって制御され、論理アドレスを保持する。アドレス変
換メモリ53は論理アドレスに対応する物理アドレスを
記憶する。
対応する1つのワード線に、そのワード線に接続されて
いるメモリ・セルを動作させる信号を出力する。アドレ
ス変換回路56としては、図中に示すように、例えばア
ドレス変換メモリ53とアドレス保持回路52とから構
成される。アドレス保持回路52はクロック信号57に
よって制御され、論理アドレスを保持する。アドレス変
換メモリ53は論理アドレスに対応する物理アドレスを
記憶する。
【0034】(2)動作 次に、上記構成による第3実施例の動作について図6を
参照して説明する。なお、ここでは、アドレス変換メモ
リ53はクロック信号57がHレベルの時に読み出しを
行い、Lレベルの時には書き込みを行うものとしてい
る。また、アドレス変換メモリ53は物理アドレスを保
持し、その格納場所の指定は、読み出し時には論理アド
レス信号51で行い、書き込み時にはアドレス保持回路
52の出力で行う。アドレス保持回路52はクロック信
号57がLレベルからHレベルに遷移した時に、論理ア
ドレス信号51を保持し出力を遷移させる。
参照して説明する。なお、ここでは、アドレス変換メモ
リ53はクロック信号57がHレベルの時に読み出しを
行い、Lレベルの時には書き込みを行うものとしてい
る。また、アドレス変換メモリ53は物理アドレスを保
持し、その格納場所の指定は、読み出し時には論理アド
レス信号51で行い、書き込み時にはアドレス保持回路
52の出力で行う。アドレス保持回路52はクロック信
号57がLレベルからHレベルに遷移した時に、論理ア
ドレス信号51を保持し出力を遷移させる。
【0035】さて、時刻t0の直前の状態として、アド
レス変換メモリ53には論理アドレスa、b、cでそれ
ぞれ指定される場所に物理アドレスa0、b0、c0が
格納されているとする。以下、便宜上、論理アドレスx
で指定されるアドレス変換メモリ53内のデータ領域を
M[x]と記述する。先ず図6に図示するように、t0
−t1期間に論理アドレス信号51として論理アドレス
aが入力され、アドレス変換メモリ53から物理アドレ
ス信号55として物理アドレスa0が出力されている。
時刻t2ではこの論理アドレスaがアドレス保持回路5
2により保持されている。
レス変換メモリ53には論理アドレスa、b、cでそれ
ぞれ指定される場所に物理アドレスa0、b0、c0が
格納されているとする。以下、便宜上、論理アドレスx
で指定されるアドレス変換メモリ53内のデータ領域を
M[x]と記述する。先ず図6に図示するように、t0
−t1期間に論理アドレス信号51として論理アドレス
aが入力され、アドレス変換メモリ53から物理アドレ
ス信号55として物理アドレスa0が出力されている。
時刻t2ではこの論理アドレスaがアドレス保持回路5
2により保持されている。
【0036】t2−t3期間では論理アドレス信号51
として論理アドレスbが入力され、これに応じてアドレ
ス変換メモリ53から物理アドレス信号55として物理
アドレスb0が出力される。続いて、t3−t4期間で
は、アドレス変換メモリ53内のデータ領域M[a]に
物理アドレスb0が書き込まれる。これによって、t6
−t7期間で示すように、次に論理アドレスaを入力し
た場合、物理アドレス信号55として物理アドレスb0
が出力される。このように、論理アドレスに対応する物
理アドレスを、論理アドレスが使用される度に、その次
のアクセスに使用された物理アドレスに置き換えること
ができる。
として論理アドレスbが入力され、これに応じてアドレ
ス変換メモリ53から物理アドレス信号55として物理
アドレスb0が出力される。続いて、t3−t4期間で
は、アドレス変換メモリ53内のデータ領域M[a]に
物理アドレスb0が書き込まれる。これによって、t6
−t7期間で示すように、次に論理アドレスaを入力し
た場合、物理アドレス信号55として物理アドレスb0
が出力される。このように、論理アドレスに対応する物
理アドレスを、論理アドレスが使用される度に、その次
のアクセスに使用された物理アドレスに置き換えること
ができる。
【0037】つまり、上述した第1及び第2実施例で
は、データを読み出したメモリ・セルに以前読み出した
データを書き込んでいるため、外部もしくは内部に設け
た演算器などのデータ要求元では、以前読み出したデー
タを再び読み出す場合、データの格納場所を予め計算し
指定する必要があるが、この第3実施例では論理アドレ
スに対する物理アドレスを自動的に更新し出力するた
め、以前読み出したデータを再び読み出す際にデータ格
納場所を計算する必要が無くなり、処理の高速化を図る
ことができる。
は、データを読み出したメモリ・セルに以前読み出した
データを書き込んでいるため、外部もしくは内部に設け
た演算器などのデータ要求元では、以前読み出したデー
タを再び読み出す場合、データの格納場所を予め計算し
指定する必要があるが、この第3実施例では論理アドレ
スに対する物理アドレスを自動的に更新し出力するた
め、以前読み出したデータを再び読み出す際にデータ格
納場所を計算する必要が無くなり、処理の高速化を図る
ことができる。
【0038】D.第4実施例 (1)構成 次に、図7〜図8を参照して第4実施例について説明す
る。図7に示す第4実施例は前述した第1実施例もしく
は第2実施例によるメモリ装置に相当したメモリ・コア
50、アドレス・デコーダ54、ワード信号発生回路6
5を備えている。アドレス・デコーダ54から出力され
るデコード信号64は、それぞれ別々のワード信号発生
回路65,…,65に接続され、各ワード信号発生回路
65は、それぞれ1つのワード線1を駆動している。ア
ドレス信号63は、メモリ・セル・アレー6内のデータ
格納場所を指定するアドレスであり、1つのワード線に
接続されたメモリ・セル全てを指定する。アドレス・デ
コーダ54はアドレス信号63に対応する1つのワード
信号発生回路65を選択するデコード信号64を出力
し、このデコード信号64に対応して選択されたワード
信号発生回路65はワード線1に制御信号を出力するこ
とで、そのワード線に接続されているメモリ・セルを動
作させるようになっている。
る。図7に示す第4実施例は前述した第1実施例もしく
は第2実施例によるメモリ装置に相当したメモリ・コア
50、アドレス・デコーダ54、ワード信号発生回路6
5を備えている。アドレス・デコーダ54から出力され
るデコード信号64は、それぞれ別々のワード信号発生
回路65,…,65に接続され、各ワード信号発生回路
65は、それぞれ1つのワード線1を駆動している。ア
ドレス信号63は、メモリ・セル・アレー6内のデータ
格納場所を指定するアドレスであり、1つのワード線に
接続されたメモリ・セル全てを指定する。アドレス・デ
コーダ54はアドレス信号63に対応する1つのワード
信号発生回路65を選択するデコード信号64を出力
し、このデコード信号64に対応して選択されたワード
信号発生回路65はワード線1に制御信号を出力するこ
とで、そのワード線に接続されているメモリ・セルを動
作させるようになっている。
【0039】(2)動作 次に、図8を参照して第4実施例の動作について説明す
る。ここでは、アドレス信号63に対して1つのデコー
ド信号64をHレベルにすることでワード信号発生回路
65を選択し、他のデコード信号64はLレベルに設定
されるものとする。ワード線1に接続されたメモリ・セ
ルは、接続されたワード線1がHレベルの場合には読み
出しもしくは書き込み動作を行い、Lレベルの場合には
データ保持を行うものとする。また、メモリ・コアとし
ては上述した第2実施例によるメモリ装置を想定する。
る。ここでは、アドレス信号63に対して1つのデコー
ド信号64をHレベルにすることでワード信号発生回路
65を選択し、他のデコード信号64はLレベルに設定
されるものとする。ワード線1に接続されたメモリ・セ
ルは、接続されたワード線1がHレベルの場合には読み
出しもしくは書き込み動作を行い、Lレベルの場合には
データ保持を行うものとする。また、メモリ・コアとし
ては上述した第2実施例によるメモリ装置を想定する。
【0040】ワード信号発生回路65としては、例えば
図7に図示するように、ワード保持回路60および論理
和回路61を組み合わせることで実現することができ
る。ワード保持回路60は、クロック信号62がLレベ
ルからHレベルに遷移した時に、デコード信号64を保
持する。論理和回路61は、デコード信号64とワード
保持回路60の出力が共にLレベルの場合にLレベルを
出力し、それ以外ではHレベルを出力する。
図7に図示するように、ワード保持回路60および論理
和回路61を組み合わせることで実現することができ
る。ワード保持回路60は、クロック信号62がLレベ
ルからHレベルに遷移した時に、デコード信号64を保
持する。論理和回路61は、デコード信号64とワード
保持回路60の出力が共にLレベルの場合にLレベルを
出力し、それ以外ではHレベルを出力する。
【0041】図8に図示するタイムチャートは、第2実
施例(図4参照)におけるt0−t4期間が、図8のT
0−T1、T1−T2及びT2−T3の各期間に相当す
る。アドレス信号63により、時刻T0ではデコード信
号線1がHレベルに遷移し、時刻T1ではデコード信号
線2がHレベルに遷移している。デコード信号線1及び
デコード信号線2はワード保持回路60により、図中で
示す破線の期間保持される。ワード線1及びワード線2
はそれぞれデコード信号線1及びデコード信号線2が接
続されたワード信号発生回路60の出力である。
施例(図4参照)におけるt0−t4期間が、図8のT
0−T1、T1−T2及びT2−T3の各期間に相当す
る。アドレス信号63により、時刻T0ではデコード信
号線1がHレベルに遷移し、時刻T1ではデコード信号
線2がHレベルに遷移している。デコード信号線1及び
デコード信号線2はワード保持回路60により、図中で
示す破線の期間保持される。ワード線1及びワード線2
はそれぞれデコード信号線1及びデコード信号線2が接
続されたワード信号発生回路60の出力である。
【0042】T0−T1期間では、ワード線1に接続さ
れたメモリ・セル内のデータ(D1)によってビット線対
に微小電位差が生じ、増幅器により増幅され読み出され
ている(図8中の矢印)。同様に、T1−T2期間で
は、ワード線2に接続されたメモリ・セル内のデータ
(D2)によってビット線対に微小電位差が生じ、増幅器
により増幅され読み出されている(図8中の矢印)。
また、T1−T2期間では同時に、T0−T1期間で読
み出されたデータD1をライト・アンプに転送し(図8中
の矢印)、ビット線対を使用してワード線1に接続さ
れたメモリ・セル内に書き込んでいる(図8中の矢印
)。
れたメモリ・セル内のデータ(D1)によってビット線対
に微小電位差が生じ、増幅器により増幅され読み出され
ている(図8中の矢印)。同様に、T1−T2期間で
は、ワード線2に接続されたメモリ・セル内のデータ
(D2)によってビット線対に微小電位差が生じ、増幅器
により増幅され読み出されている(図8中の矢印)。
また、T1−T2期間では同時に、T0−T1期間で読
み出されたデータD1をライト・アンプに転送し(図8中
の矢印)、ビット線対を使用してワード線1に接続さ
れたメモリ・セル内に書き込んでいる(図8中の矢印
)。
【0043】前述した第1および第2実施例では、デー
タを読み出したメモリ・セルに以前読み出したデータを
書き込んでいるため、外部もしくは内部に設けた演算器
などのデータ要求元では、以前読み出したデータを再び
読み出す場合、データの格納場所を予め計算し指定する
必要があるが、本第4実施例では読み出したデータを次
の読み出しの際に同じ格納場所に書き込むようにしたの
で、そうした計算を必要とせず、この結果、処理高速化
を図ることができる。
タを読み出したメモリ・セルに以前読み出したデータを
書き込んでいるため、外部もしくは内部に設けた演算器
などのデータ要求元では、以前読み出したデータを再び
読み出す場合、データの格納場所を予め計算し指定する
必要があるが、本第4実施例では読み出したデータを次
の読み出しの際に同じ格納場所に書き込むようにしたの
で、そうした計算を必要とせず、この結果、処理高速化
を図ることができる。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、ビ
ット線対の微小電位差が増幅器(センスサンプ)に伝達
した時点で、高負荷であるビット線対をその増幅器(セ
ンスサンプ)から電気的に切り離して増幅を行い、さら
に、複数の増幅器を設け、読み出しデータの増幅を行っ
ている間に、他の増幅器もしくはライト・バッファに保
持されたデータをビット線対を介してメモリ・セルに書
き込むようにしたので、特にダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリ(DRAM)などの読み出し速度を高速化
するとともに、書き込みの頻度が読み出しの頻度と同程
度の場合、書き込み動作による読み出し動作開始時期の
遅れ時間を低減することが可能になっている。また、本
発明では、論理アドレスに対する物理アドレスを自動的
に更新し出力する手段、もしくは読み出したデータを次
の読み出しの際に同じ格納場所に書き込むための制御手
段を設けるようにした為、外部もしくは内部に設けた演
算器などのデータ要求元で以前読み出したデータを再び
読み出す場合、データの格納場所を予め計算し指定する
必要がなく、処理高速化を図ることができる。いことで
ある。
ット線対の微小電位差が増幅器(センスサンプ)に伝達
した時点で、高負荷であるビット線対をその増幅器(セ
ンスサンプ)から電気的に切り離して増幅を行い、さら
に、複数の増幅器を設け、読み出しデータの増幅を行っ
ている間に、他の増幅器もしくはライト・バッファに保
持されたデータをビット線対を介してメモリ・セルに書
き込むようにしたので、特にダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリ(DRAM)などの読み出し速度を高速化
するとともに、書き込みの頻度が読み出しの頻度と同程
度の場合、書き込み動作による読み出し動作開始時期の
遅れ時間を低減することが可能になっている。また、本
発明では、論理アドレスに対する物理アドレスを自動的
に更新し出力する手段、もしくは読み出したデータを次
の読み出しの際に同じ格納場所に書き込むための制御手
段を設けるようにした為、外部もしくは内部に設けた演
算器などのデータ要求元で以前読み出したデータを再び
読み出す場合、データの格納場所を予め計算し指定する
必要がなく、処理高速化を図ることができる。いことで
ある。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ビット線対における微
小電位差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷
であるビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に
切り離して増幅するので、読み出し速度を高速化するこ
とができ、さらに、各ビット線対毎に対応した複数のセ
ンスアンプ手段を設け、いずれかのセンスアンプ手段が
読み出しデータを増幅する間、他のセンスアンプ手段に
保持されたデータを、対応するビット線対を介してメモ
リセル手段に書き込むようにすると、特に書き込みと読
み出しが交互に発生する場合に、書き込み動作する際の
読み出し動作開始時期の遅れを低減できる。
小電位差がセンスアンプ手段に伝達した時点で、高負荷
であるビット線対を当該センスアンプ手段から電気的に
切り離して増幅するので、読み出し速度を高速化するこ
とができ、さらに、各ビット線対毎に対応した複数のセ
ンスアンプ手段を設け、いずれかのセンスアンプ手段が
読み出しデータを増幅する間、他のセンスアンプ手段に
保持されたデータを、対応するビット線対を介してメモ
リセル手段に書き込むようにすると、特に書き込みと読
み出しが交互に発生する場合に、書き込み動作する際の
読み出し動作開始時期の遅れを低減できる。
【図1】 本発明による第1実施例の構成を示す回路図
である。
である。
【図2】 第1実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図3】 第2実施例の構成を示す回路図である。
【図4】 第2実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図5】 第3実施例の構成を示す回路図である。
【図6】 第3実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図7】 第4実施例の構成を示す回路図である。
【図8】 第4実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図9】 従来例を説明するための図である。
【図10】 従来例を説明するための図である。
【図11】 従来例を説明するための図である。
1 ワード線 5 メモリ・セル 6 メモリ・セル・アレー 7,8 トランスファー・ゲート 9,10 データ保持機能付き増幅器(センスアンプ手
段) 11 データセレクタ 12 ビット線対 13 データ線対 14 プリチャージ回路
段) 11 データセレクタ 12 ビット線対 13 データ線対 14 プリチャージ回路
Claims (7)
- 【請求項1】 ビット線対における微小電位差がセンス
アンプ手段に伝達した時点で、高負荷であるビット線対
を当該センスアンプ手段から電気的に切り離して増幅す
ることを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項2】 各ビット線対毎に対応した複数のセンス
アンプ手段を設け、いずれかのセンスアンプ手段が読み
出しデータを増幅する間、他のセンスアンプ手段に保持
されたデータを、対応するビット線対を介してメモリセ
ル手段に書き込むことを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項3】 データ読み出し時にはメモリセル手段か
らの微小電位差を増幅してなるデータを保持し、データ
書き込み時にはその保持したデータをメモリセル手段に
書き込む複数個のセンアンプ手段と、 これらセンスアンプ手段の各々とメモリセル手段との接
続を導通状態もしくは遮断状態に制御する手段であっ
て、メモリセル手段から微小電位差を受け取った時点で
読み出しに使用するセンスアンプ手段とメモリセル手段
との接続を遮断状態にすると同時に、書き込みデータを
保持している他のセンスアンプ手段とメモリセル手段と
の接続を導通状態にしてその書き込みデータをメモリセ
ル手段に書き込む読出し書込み制御手段とを具備するこ
とを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項4】 メモリセル手段からの微小電位差を増幅
してなるデータを保持する複数個のセンスアンプ手段
と、 保持したデータを前記メモリセル手段にライトバッファ
手段と、 メモリセル手段からデータを読み出す際に、前記センス
アンプ手段が保持するデータを前記ライトバッファ手段
に転送し、前記センスアンプ手段がメモリセル手段から
微小電位差を受け取った時点で、そのセンスアンプ手段
とメモリセル手段との接続を遮断状態にし、その遮断直
後にライトバッファ手段とメモリセル手段との接続を導
通状態にして当該ライトバッファ手段に保持されるデー
タを当該メモリセル手段に書き込む制御手段とを具備す
ることを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項5】 外部もしくは内部に設けた演算器などの
データ要求元がデータ格納場所を指定する論理アドレス
を、その論理アドレスに対してメモリセルアレイ内の格
納場所を示す物理アドレスに逐次変換するアドレス変換
手段を有することを特徴とする請求項3〜4のいずれか
に記載のメモリ装置。 - 【請求項6】 データの読み出しに使用したメモリセル
手段に、その次のデータ読み出しと同時に行われるデー
タ書き戻し時に、前記センスアンプ手段に保持されてい
るデータを書き込むことを特徴とする請求項3記載のメ
モリ装置。 - 【請求項7】 データの読み出しに使用したメモリセル
手段に、その次のデータ読み出しと同時に行われるデー
タ書き戻し時に、前記ライトバッファ手段に保持されて
いるデータを書き込むことを特徴とする請求項4記載の
メモリ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324247A JP2000149562A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | メモリ装置 |
KR1019990050234A KR100342453B1 (ko) | 1998-11-13 | 1999-11-12 | 메모리 장치 |
US09/440,321 US6118718A (en) | 1998-11-13 | 1999-11-12 | Semiconductor memory device in which a BIT line pair having a high load is electrically separated from a sense amplifier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324247A JP2000149562A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | メモリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149562A true JP2000149562A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18163682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10324247A Pending JP2000149562A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | メモリ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6118718A (ja) |
JP (1) | JP2000149562A (ja) |
KR (1) | KR100342453B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7359267B2 (en) | 2003-03-24 | 2008-04-15 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of transferring data |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540889B2 (ja) * | 2001-07-09 | 2010-09-08 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体メモリ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0254497A (ja) * | 1988-08-18 | 1990-02-23 | Nec Ic Microcomput Syst Ltd | メモリ回路 |
JPH0554638A (ja) * | 1991-08-28 | 1993-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メモリ装置 |
JPH0887879A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-04-02 | Hitachi Ltd | 半導体記憶装置 |
US5668766A (en) * | 1996-05-16 | 1997-09-16 | Intel Corporation | Method and apparatus for increasing memory read access speed using double-sensing |
JP2927243B2 (ja) * | 1996-07-11 | 1999-07-28 | 日本電気株式会社 | 半導体記憶装置 |
JPH10106264A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-04-24 | Nec Corp | 半導体記憶装置 |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10324247A patent/JP2000149562A/ja active Pending
-
1999
- 1999-11-12 KR KR1019990050234A patent/KR100342453B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-11-12 US US09/440,321 patent/US6118718A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7359267B2 (en) | 2003-03-24 | 2008-04-15 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of transferring data |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6118718A (en) | 2000-09-12 |
KR20000035453A (ko) | 2000-06-26 |
KR100342453B1 (ko) | 2002-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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