JP2000149169A - 警報装置及び音声警報機能を有するガス機器 - Google Patents
警報装置及び音声警報機能を有するガス機器Info
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- JP2000149169A JP2000149169A JP10335011A JP33501198A JP2000149169A JP 2000149169 A JP2000149169 A JP 2000149169A JP 10335011 A JP10335011 A JP 10335011A JP 33501198 A JP33501198 A JP 33501198A JP 2000149169 A JP2000149169 A JP 2000149169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記憶容量が少なくて済み、しかも、メッセー
ジの追加、変更等を簡易なものとし、拡張性、汎用性の
向上を図る。 【解決手段】 判断部2においては、検出部1から入力
された各種センサーの出力信号を、それぞれの基準に基
づいて、火災初期等の状態であるか否かを判断し、その
判断結果に対応した検出状態コードを出力するようにな
っている。一方、出力部3においては、複数の音声セグ
メントが音声セグメントアドレスで指定される記憶領域
に記憶されると共に、検出状態コードに対する音声セグ
メントの組み合わせが記憶されており、判断部2から検
出状態コードが入力されると、その検出状態コードに対
する音声セグメントの組み合わせが決定され、そのそれ
の音声セグメントが指定されたアドレスから読み出され
て音声出力されるようになっている。
ジの追加、変更等を簡易なものとし、拡張性、汎用性の
向上を図る。 【解決手段】 判断部2においては、検出部1から入力
された各種センサーの出力信号を、それぞれの基準に基
づいて、火災初期等の状態であるか否かを判断し、その
判断結果に対応した検出状態コードを出力するようにな
っている。一方、出力部3においては、複数の音声セグ
メントが音声セグメントアドレスで指定される記憶領域
に記憶されると共に、検出状態コードに対する音声セグ
メントの組み合わせが記憶されており、判断部2から検
出状態コードが入力されると、その検出状態コードに対
する音声セグメントの組み合わせが決定され、そのそれ
の音声セグメントが指定されたアドレスから読み出され
て音声出力されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災等の発生を検
知し、音声により警報を行う装置であって、特には、構
成の簡素化、信頼性の向上等を図ったものに関する。
知し、音声により警報を行う装置であって、特には、構
成の簡素化、信頼性の向上等を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、センサー等の検出結果に基づい
て、所定の警報を音声により発する装置としては、例え
ば、予め所定の文章を記憶しておき、それをセンサー等
の検出結果に応じて選択して出力するようになっている
ものが公知・周知となっている。すなわち、従来装置に
おいては、例えば、まず、センサー等の検出結果を所定
の基準に基づいて判定するようになっており、その判定
結果に対しては、予め設定されている種々の判定結果に
応じた検出状態コードが得られるようになっている。一
方、半導体メモリ等の記憶装置が設けられており、それ
には、図8に模式的に示されたように、種々の検出状態
コードに対する警報のための所定のメッセージが音声セ
ンテンスとして記憶されている。そして、センサー等の
検出結果に応じて得られた検出状態コードをいわばアド
レスとして、対応する音声センテンスが選択されて、ス
ピーカー等により音声出力されるようになっている。
て、所定の警報を音声により発する装置としては、例え
ば、予め所定の文章を記憶しておき、それをセンサー等
の検出結果に応じて選択して出力するようになっている
ものが公知・周知となっている。すなわち、従来装置に
おいては、例えば、まず、センサー等の検出結果を所定
の基準に基づいて判定するようになっており、その判定
結果に対しては、予め設定されている種々の判定結果に
応じた検出状態コードが得られるようになっている。一
方、半導体メモリ等の記憶装置が設けられており、それ
には、図8に模式的に示されたように、種々の検出状態
コードに対する警報のための所定のメッセージが音声セ
ンテンスとして記憶されている。そして、センサー等の
検出結果に応じて得られた検出状態コードをいわばアド
レスとして、対応する音声センテンスが選択されて、ス
ピーカー等により音声出力されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置においては、センサー等の検出結果に対応した完
結した所定の文章(センテンス)を記憶装置へ記憶する
ようになっている。したがって、センサー等の種々の検
出結果に応じて、できるかぎり適切なメッセージを発生
できるようにしようとすると、記憶を必要とされる文章
の数が増える。そのため、記憶装置の大容量化が必要と
なり、ひいては装置の高価格化を招くという問題があっ
た。
来装置においては、センサー等の検出結果に対応した完
結した所定の文章(センテンス)を記憶装置へ記憶する
ようになっている。したがって、センサー等の種々の検
出結果に応じて、できるかぎり適切なメッセージを発生
できるようにしようとすると、記憶を必要とされる文章
の数が増える。そのため、記憶装置の大容量化が必要と
なり、ひいては装置の高価格化を招くという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、記憶装置の記憶容量が少なくて済み、しか
も、センサー等の検出結果に応じたきめこまかなメッセ
ージを発生することができる警報装置及び音声警報機能
を有するガス機器を提供することを目的とする。特に
は、メッセージの追加、変更等が簡易にできて拡張性、
汎用性の高い警報装置及び音声警報機能を有するガス機
器を提供することにある。
れたもので、記憶装置の記憶容量が少なくて済み、しか
も、センサー等の検出結果に応じたきめこまかなメッセ
ージを発生することができる警報装置及び音声警報機能
を有するガス機器を提供することを目的とする。特に
は、メッセージの追加、変更等が簡易にできて拡張性、
汎用性の高い警報装置及び音声警報機能を有するガス機
器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様の警報装置は、外部から入力され
る種々のセンサーの出力信号を、それぞれ設定された基
準に基づいて検出状態を判断し、その判断結果に応じた
所定の検出状態コードを出力する判断手段と、前記判断
手段により入力された検出状態コードに対応して複数の
音声セグメントの組み合わせを決定し、当該音声セグメ
ントの組み合わせに応じた音声出力を行う出力手段と、
を具備してなることを特徴とする。このような構成にす
ることにより、音声によるメッセージを、音声セグメン
トの種々の組み合わせにより生成することができるの
で、メッセージの追加や変更が極めて容易とすることが
できる。
め、本発明の第1態様の警報装置は、外部から入力され
る種々のセンサーの出力信号を、それぞれ設定された基
準に基づいて検出状態を判断し、その判断結果に応じた
所定の検出状態コードを出力する判断手段と、前記判断
手段により入力された検出状態コードに対応して複数の
音声セグメントの組み合わせを決定し、当該音声セグメ
ントの組み合わせに応じた音声出力を行う出力手段と、
を具備してなることを特徴とする。このような構成にす
ることにより、音声によるメッセージを、音声セグメン
トの種々の組み合わせにより生成することができるの
で、メッセージの追加や変更が極めて容易とすることが
できる。
【0006】また、本発明の基本態様の警報装置は、種
々のセンサーは、熱を検出する感熱センサーと、煙を検
出する煙センサーと、COを検出するCOセンサーと、
燃焼用ガスを検出するガスセンサーであることを特徴と
する。
々のセンサーは、熱を検出する感熱センサーと、煙を検
出する煙センサーと、COを検出するCOセンサーと、
燃焼用ガスを検出するガスセンサーであることを特徴と
する。
【0007】さらに、判断手段は、感熱センサーの出力
信号が熱量に対する所定値を超え、または、煙センサー
の出力信号が煙量に対する所定値を超えたことをもって
初期火災の発生であると判断し、かつ、COセンサーの
出力信号がCO濃度に対する第2の所定値を超えたこと
をもって本格火災の発生であると判断することを特徴と
する
信号が熱量に対する所定値を超え、または、煙センサー
の出力信号が煙量に対する所定値を超えたことをもって
初期火災の発生であると判断し、かつ、COセンサーの
出力信号がCO濃度に対する第2の所定値を超えたこと
をもって本格火災の発生であると判断することを特徴と
する
【0008】またさらに、判断手段は、ガスセンサーの
出力信号がガス濃度に対する第1の所定値を超えたこと
をもってガス漏れの第一段階であると判断し、ガスセン
サーの出力信号がガス濃度に対する第2の所定値を超え
たことをもってガス漏れの第二段階であると判断し、C
Oセンサーの出力信号がCO濃度に対する第1の所定値
を超えたことをもって低濃度のCOの発生であると判断
し、COセンサーの出力信号がCO濃度に対する第2の
所定値を超えたことをもって高濃度のCOの発生である
と判断することを特徴とする。
出力信号がガス濃度に対する第1の所定値を超えたこと
をもってガス漏れの第一段階であると判断し、ガスセン
サーの出力信号がガス濃度に対する第2の所定値を超え
たことをもってガス漏れの第二段階であると判断し、C
Oセンサーの出力信号がCO濃度に対する第1の所定値
を超えたことをもって低濃度のCOの発生であると判断
し、COセンサーの出力信号がCO濃度に対する第2の
所定値を超えたことをもって高濃度のCOの発生である
と判断することを特徴とする。
【0009】さらに、出力手段は、記憶領域を有し、複
数の音声セグメントが、それぞれに割り当てられた音声
セグメントアドレスで指定される前記記憶領域に記憶さ
れるとともに、各々の検出状態コードに対する音声セグ
メントアドレスの組み合わせが前記記録領域に記憶さ
れ、検出状態コードが入力されると、当該検出状態コー
ドに対する音声セグメントアドレスの組み合わせが前記
記憶領域から選択され、当該音声セグメントアドレスで
指定される前記記憶領域から音声セグメントが選択さ
れ、当該音声セグメントに対応した音声出力がなされる
よう構成されることを特徴とする。
数の音声セグメントが、それぞれに割り当てられた音声
セグメントアドレスで指定される前記記憶領域に記憶さ
れるとともに、各々の検出状態コードに対する音声セグ
メントアドレスの組み合わせが前記記録領域に記憶さ
れ、検出状態コードが入力されると、当該検出状態コー
ドに対する音声セグメントアドレスの組み合わせが前記
記憶領域から選択され、当該音声セグメントアドレスで
指定される前記記憶領域から音声セグメントが選択さ
れ、当該音声セグメントに対応した音声出力がなされる
よう構成されることを特徴とする。
【0010】そのうえさらに、出力手段における音声出
力は、音声セグメント毎に予め録音された音声信号を出
力することを特徴とする。また、出力手段における音声
出力は、各々の音声セグメントに対応する音声を音声合
成用ICによるディジタル音声合成により生成すること
を特徴とする。またさらに、上述したような構成を有す
る警報装置をガス機器に備えたことを特徴とする。
力は、音声セグメント毎に予め録音された音声信号を出
力することを特徴とする。また、出力手段における音声
出力は、各々の音声セグメントに対応する音声を音声合
成用ICによるディジタル音声合成により生成すること
を特徴とする。またさらに、上述したような構成を有す
る警報装置をガス機器に備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1は、本発明の第1の実施例に係る警報装置の構成を
示すブロック図である。この警報装置S1は、ガス漏れ
や火災の発生等に対して後述するような音声警報を発生
するもので、検出部1と、判断部2と、出力部3とを主
たる構成要素として構成される。検出部1は、図示され
ない種々のセンサーと、この種々のセンサーの検出出力
からノイズ等の不要な信号を除去し、さらに、判断部2
における判定処理に適した信号に変換等する信号整形及
び信号変換機能を有する回路(図示せず)とを主たる構
成要素としてなる。ここで、種々のセンサーとしては、
例えば、火災に伴う熱の発生を検出する感熱センサー、
火災に伴う煙の発生を検出する煙センサー、火災に伴う
二酸化炭素の発生を検出するCOセンサー、いわゆる都
市ガス等の所定のガスの発生を検出するガスセンサーな
どを備えると好適である。
て、図を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1は、本発明の第1の実施例に係る警報装置の構成を
示すブロック図である。この警報装置S1は、ガス漏れ
や火災の発生等に対して後述するような音声警報を発生
するもので、検出部1と、判断部2と、出力部3とを主
たる構成要素として構成される。検出部1は、図示され
ない種々のセンサーと、この種々のセンサーの検出出力
からノイズ等の不要な信号を除去し、さらに、判断部2
における判定処理に適した信号に変換等する信号整形及
び信号変換機能を有する回路(図示せず)とを主たる構
成要素としてなる。ここで、種々のセンサーとしては、
例えば、火災に伴う熱の発生を検出する感熱センサー、
火災に伴う煙の発生を検出する煙センサー、火災に伴う
二酸化炭素の発生を検出するCOセンサー、いわゆる都
市ガス等の所定のガスの発生を検出するガスセンサーな
どを備えると好適である。
【0012】判断手段としての判断部2は、検出部1を
介して入力された各種センサーの出力信号を、所定の基
準に基づいて異常であるか否か等を判定し、判定結果に
応じて所定の検出状態コードを出力部3へ出力するよう
になっているものである。図2、図3は、図1に示され
た警報機の判断部2によるセンサー出力に対する判断
と、その判断結果に対する検出状態コードの出力例を示
すフローチャートである。図4は、図1に示された警報
装置の判断部に記憶される検出状態と検出状態コードと
の対応関係を示す模式図である。判断部2の動作が開始
されると、まず、感熱センサーにより、所定量以上の熱
量が検出されたか否かが判断されることとなる(図2の
S100参照)。すなわち、感熱センサーの出力レベル
VS1が、所定量以上の熱量に対応する所定レベルLS1を
超えたか否かが判断され、VS1>LS1であると判断され
た場合には、初期火災発生の状態であるとして、その状
態に対する検出状態コード" ア" が出力されることとな
る(図2のS102参照)。
介して入力された各種センサーの出力信号を、所定の基
準に基づいて異常であるか否か等を判定し、判定結果に
応じて所定の検出状態コードを出力部3へ出力するよう
になっているものである。図2、図3は、図1に示され
た警報機の判断部2によるセンサー出力に対する判断
と、その判断結果に対する検出状態コードの出力例を示
すフローチャートである。図4は、図1に示された警報
装置の判断部に記憶される検出状態と検出状態コードと
の対応関係を示す模式図である。判断部2の動作が開始
されると、まず、感熱センサーにより、所定量以上の熱
量が検出されたか否かが判断されることとなる(図2の
S100参照)。すなわち、感熱センサーの出力レベル
VS1が、所定量以上の熱量に対応する所定レベルLS1を
超えたか否かが判断され、VS1>LS1であると判断され
た場合には、初期火災発生の状態であるとして、その状
態に対する検出状態コード" ア" が出力されることとな
る(図2のS102参照)。
【0013】一方、S100においてVS1>LS1ではな
いと判定された場合には、煙センサーにより、所定量以
上の煙が検出されたか否かが判断されることとなる(図
2のS104参照)。すなわち、煙センサーの出力レベ
ルVS2が、所定量以上の煙量に対応する所定レベルLS2
を超えたか否かが判断され、VS2>LS2であると判断さ
れた場合には、初期火災発生の状態であるとして、その
状態に対する検出状態コード" ア" が出力されることと
なる(図2のS102参照)。また、S104におい
て、VS2>LS2ではないと判定された場合には、後述す
るS110へ進むこととなる。
いと判定された場合には、煙センサーにより、所定量以
上の煙が検出されたか否かが判断されることとなる(図
2のS104参照)。すなわち、煙センサーの出力レベ
ルVS2が、所定量以上の煙量に対応する所定レベルLS2
を超えたか否かが判断され、VS2>LS2であると判断さ
れた場合には、初期火災発生の状態であるとして、その
状態に対する検出状態コード" ア" が出力されることと
なる(図2のS102参照)。また、S104におい
て、VS2>LS2ではないと判定された場合には、後述す
るS110へ進むこととなる。
【0014】一方、S102の処理を終えた後は、CO
センサーにより、第2の所定濃度以上のCOが検出され
たか否かが判断されることとなる(図2のS106参
照)。すなわち、COセンサーの出力レベルVS3が、C
Oの第2の所定濃度以上の状態に対応する第2の所定レ
ベルLS3b を超えたか否かが判断され、VS3>LS3b で
あると判断された場合には、本格火災発生の状態である
として、その状態に対する検出状態コード" エ" が出力
されることとなる(図2のS108参照)。そして、こ
の場合には、判断部2の動作は一旦終了されることとな
り、例えば、リセットされることで再び動作状態に復帰
するようになっている。
センサーにより、第2の所定濃度以上のCOが検出され
たか否かが判断されることとなる(図2のS106参
照)。すなわち、COセンサーの出力レベルVS3が、C
Oの第2の所定濃度以上の状態に対応する第2の所定レ
ベルLS3b を超えたか否かが判断され、VS3>LS3b で
あると判断された場合には、本格火災発生の状態である
として、その状態に対する検出状態コード" エ" が出力
されることとなる(図2のS108参照)。そして、こ
の場合には、判断部2の動作は一旦終了されることとな
り、例えば、リセットされることで再び動作状態に復帰
するようになっている。
【0015】また一方、先のS104,S106におい
てNOと判定された場合には、S110において、ガス
センサーにより、所定濃度以上のガスが検出されたか否
かが判断されることとなる。すなわち、ガスセンサーの
出力レベルVS4が、第1の所定濃度以上のガス量に対応
する第1の所定レベルLS4a を超えたか否かが判断さ
れ、VS4>LS4a であると判断された場合には、さらに
ガスセンサーの出力レベルVS4が、第2の所定濃度以上
のガス量に対応する第2の所定レベルLS4b を超えたか
否かが判断される(図3のS114参照)。VS4>L
S4b でないと判断された場合には、ガス漏れの第一段階
の警報(以下「ガス漏れ一段警報」と言う)を必要とす
る状態であるとして、その状態に対する検出状態コー
ド" イ" が出力されることとなる(図2のS112参
照)。また、VS4>LS4b であると判断された場合に
は、ガス漏れの第二段階の警報(以下「ガス漏れ二段警
報」と言う)を必要とする状態であるとして、その状態
に対する検出状態コード" オ" が出力されることとなる
(図3のS116参照)。なお、ここで、LS4b >L
S4a であって、LS4b は、LS4a に比してよりガス濃度
が高い状態に対応するものとする。そして、この検出コ
ードが出力された後は、後述するCOセンサーによるC
O濃度判定に進む。
てNOと判定された場合には、S110において、ガス
センサーにより、所定濃度以上のガスが検出されたか否
かが判断されることとなる。すなわち、ガスセンサーの
出力レベルVS4が、第1の所定濃度以上のガス量に対応
する第1の所定レベルLS4a を超えたか否かが判断さ
れ、VS4>LS4a であると判断された場合には、さらに
ガスセンサーの出力レベルVS4が、第2の所定濃度以上
のガス量に対応する第2の所定レベルLS4b を超えたか
否かが判断される(図3のS114参照)。VS4>L
S4b でないと判断された場合には、ガス漏れの第一段階
の警報(以下「ガス漏れ一段警報」と言う)を必要とす
る状態であるとして、その状態に対する検出状態コー
ド" イ" が出力されることとなる(図2のS112参
照)。また、VS4>LS4b であると判断された場合に
は、ガス漏れの第二段階の警報(以下「ガス漏れ二段警
報」と言う)を必要とする状態であるとして、その状態
に対する検出状態コード" オ" が出力されることとなる
(図3のS116参照)。なお、ここで、LS4b >L
S4a であって、LS4b は、LS4a に比してよりガス濃度
が高い状態に対応するものとする。そして、この検出コ
ードが出力された後は、後述するCOセンサーによるC
O濃度判定に進む。
【0016】一方、S110において、VS4>LS4b で
はないと判定された場合には、S118において、CO
センサーにより、第1の所定濃度以上のCOが検出され
たか否かが判断されることとなる。すなわち、COセン
サーの出力レベルVS3が、COの第1の所定濃度以上の
状態に対応する第1の所定レベルLS3a を超えたか否か
が判断され、VS3>LS3a であると判断された場合に
は、S122において、COセンサーにより、第2の所
定濃度以上のCOが検出されたか否かが判断されること
となる。VS3>LS3b でないと判断された場合には、比
較的低濃度のCOが発生しているとする警報(以下「C
O低濃度警報」と言う)を必要とする状態であるとし
て、その状態に対応する検出状態コード" ウ" が出力さ
れることとなる(図3のS120参照)。また、VS3>
LS3b であると判断された場合には、高濃度のCOが発
生しているとする警報(以下「CO高濃度警報」と言
う)を必要とする状態であるとして、その状態に対応す
る検出状態コード" カ" が出力されることとなる(図3
のS124参照)。ここで、LS3b >LS3a であって、
LS3b は、LS3a に比して、よりCO濃度が高い状態に
対応するものとする。そして、この検出コードが出力さ
れた後は、先のS100へ戻り、一連の処理が再び繰り
返されることとなる。
はないと判定された場合には、S118において、CO
センサーにより、第1の所定濃度以上のCOが検出され
たか否かが判断されることとなる。すなわち、COセン
サーの出力レベルVS3が、COの第1の所定濃度以上の
状態に対応する第1の所定レベルLS3a を超えたか否か
が判断され、VS3>LS3a であると判断された場合に
は、S122において、COセンサーにより、第2の所
定濃度以上のCOが検出されたか否かが判断されること
となる。VS3>LS3b でないと判断された場合には、比
較的低濃度のCOが発生しているとする警報(以下「C
O低濃度警報」と言う)を必要とする状態であるとし
て、その状態に対応する検出状態コード" ウ" が出力さ
れることとなる(図3のS120参照)。また、VS3>
LS3b であると判断された場合には、高濃度のCOが発
生しているとする警報(以下「CO高濃度警報」と言
う)を必要とする状態であるとして、その状態に対応す
る検出状態コード" カ" が出力されることとなる(図3
のS124参照)。ここで、LS3b >LS3a であって、
LS3b は、LS3a に比して、よりCO濃度が高い状態に
対応するものとする。そして、この検出コードが出力さ
れた後は、先のS100へ戻り、一連の処理が再び繰り
返されることとなる。
【0017】上述したように、判断部2においては、各
種センサーの検出結果に基づいて判断された検出状態に
対して、所定の検出状態コードを出力するために、図4
に示されたように検出状態と検出状態コードとの対応関
係が予め記憶されている。
種センサーの検出結果に基づいて判断された検出状態に
対して、所定の検出状態コードを出力するために、図4
に示されたように検出状態と検出状態コードとの対応関
係が予め記憶されている。
【0018】次に、出力部3について説明すれば、この
出力部3は、判断部2から入力された検出状態コードに
基づいて、次述するようにして検出状態に対応したメッ
セージを選択し、それを音声出力すると共に、必要な文
字表示や点灯表示を行うようになっているものである。
まず、出力部3は、例えばいわゆる半導体メモリ等を用
いてなる記憶素子からなる記憶領域(図示せず)を有し
ており、データの記憶、読み出しが可能となっている。
そして、出力部3には、その記憶領域の一部に、複数の
音声セグメントがそれぞれ所定のアドレスに記憶されて
いる。ここで、音声セグメントとは、完結文以外のいわ
ゆるフレーズや単語をいうものとする。具体的には、例
えば、図6に示されたように、「火災」という音声セグ
メントは、音声セグメントアドレスのaに、「ガスが漏
れて」という音声セグメントは、音声セグメントアドレ
スのbに、「空気が汚れて」という音声セグメントは、
音声セグメントアドレスのcに、という具合にそれぞれ
所定のアドレスで指定される記憶領域に音声セグメント
が記憶されている。
出力部3は、判断部2から入力された検出状態コードに
基づいて、次述するようにして検出状態に対応したメッ
セージを選択し、それを音声出力すると共に、必要な文
字表示や点灯表示を行うようになっているものである。
まず、出力部3は、例えばいわゆる半導体メモリ等を用
いてなる記憶素子からなる記憶領域(図示せず)を有し
ており、データの記憶、読み出しが可能となっている。
そして、出力部3には、その記憶領域の一部に、複数の
音声セグメントがそれぞれ所定のアドレスに記憶されて
いる。ここで、音声セグメントとは、完結文以外のいわ
ゆるフレーズや単語をいうものとする。具体的には、例
えば、図6に示されたように、「火災」という音声セグ
メントは、音声セグメントアドレスのaに、「ガスが漏
れて」という音声セグメントは、音声セグメントアドレ
スのbに、「空気が汚れて」という音声セグメントは、
音声セグメントアドレスのcに、という具合にそれぞれ
所定のアドレスで指定される記憶領域に音声セグメント
が記憶されている。
【0019】また、この出力部3の記憶領域の一部に
は、判断部2から先に述べたように入力される検出状態
コードに対して選択されるべき音声セグメントの組み合
わせが、音声セグメントアドレスで記憶されている。す
なわち、図5にその具体的な一例が示されたように、例
えば、検出状態コード" ア" に対しては、音声セグメン
トアドレスとしてa, e, z, h, k, l, zの各アド
レスが選択されるようになっている。すなわち、この場
合、出力部3においては、先に示した図6の音声セグメ
ントアドレスと音声セグメントの対応関係に基づいて
「火災です 確認して下さい」というメッセージが形成
されて、出力部3に接続されたスピーカで音声出力され
ることとなる。なお、この音声出力の方法としては、例
えば、各音声セグメント毎に実際の音声を録音したもの
を予め記憶しておき、それを順に出力するような方法を
採り得る。また、近年、急速の発達を遂げているいわゆ
る音声合成用のICを用いていわゆるディジタル音声合
成を行い、人工的な音声によるメッセージを生成、出力
するような方法を採るようにしてもよい。
は、判断部2から先に述べたように入力される検出状態
コードに対して選択されるべき音声セグメントの組み合
わせが、音声セグメントアドレスで記憶されている。す
なわち、図5にその具体的な一例が示されたように、例
えば、検出状態コード" ア" に対しては、音声セグメン
トアドレスとしてa, e, z, h, k, l, zの各アド
レスが選択されるようになっている。すなわち、この場
合、出力部3においては、先に示した図6の音声セグメ
ントアドレスと音声セグメントの対応関係に基づいて
「火災です 確認して下さい」というメッセージが形成
されて、出力部3に接続されたスピーカで音声出力され
ることとなる。なお、この音声出力の方法としては、例
えば、各音声セグメント毎に実際の音声を録音したもの
を予め記憶しておき、それを順に出力するような方法を
採り得る。また、近年、急速の発達を遂げているいわゆ
る音声合成用のICを用いていわゆるディジタル音声合
成を行い、人工的な音声によるメッセージを生成、出力
するような方法を採るようにしてもよい。
【0020】なお、上述した検出状態コード" ア" 以外
の検出状態コードに対する音声セグメントアドレスと、
その音声セグメントアドレスに基づいて生成されるメッ
セージとの関係については、基本的に検出状態コード
が" ア" の場合について説明したと同様であるので、そ
の詳細な説明は省略することとする。出力部3は、上述
のようにスピーカー4によって音声出力を行うと同時
に、出力部3に接続された発光ダイオード( LED) 5
を、検出状態に応じて予め設定された点灯状態とすると
共に、出力部3に接続された液晶表示部6に、検出状態
に応じて予め設定された文字表示を行うようになってい
る。このように、この発明の実施の形態においては、少
なくとも出力部3とスピーカ4によって出力手段が実現
されたものとなっている。
の検出状態コードに対する音声セグメントアドレスと、
その音声セグメントアドレスに基づいて生成されるメッ
セージとの関係については、基本的に検出状態コード
が" ア" の場合について説明したと同様であるので、そ
の詳細な説明は省略することとする。出力部3は、上述
のようにスピーカー4によって音声出力を行うと同時
に、出力部3に接続された発光ダイオード( LED) 5
を、検出状態に応じて予め設定された点灯状態とすると
共に、出力部3に接続された液晶表示部6に、検出状態
に応じて予め設定された文字表示を行うようになってい
る。このように、この発明の実施の形態においては、少
なくとも出力部3とスピーカ4によって出力手段が実現
されたものとなっている。
【0021】次に、かかる構成における警報装置S1の
全体的な動作について説明する。例えば、検出部1の各
種センサの内、感熱センサー(図示せず)の出力が所定
レベルLS1を超え、かつ、COセンサーの出力が所定レ
ベルLS3b を超えたとすると、最初に、感熱センサー
(図示せず)の出力が所定レベルLS1を超えた時点で、
判断部2により火災初期警報が必要な状態であると判断
されて、それに対応する検出状態コードとして" ア" が
出力部3へ出力されることとなる。図5は、図1に示さ
れた警報装置の出力部に記憶される検出状態コードと音
声セグメントアドレスとの対応関係を示す模式図であ
る。図6は、図1に示された警報装置の出力部に記憶さ
れる音声セグメントアドレスと音声セグメントとの対応
関係を示す模式図である。出力部3においては、まず、
判断部2から検出状態コード" ア" が入力されると、音
声セグメントアドレスとして、a, e, z, h, k,
l, zの各アドレスが選択される。次いで、出力部3に
おいては、各々の音声セグメントアドレスで指定された
記憶領域から音声セグメントが読み出されて(図6参
照)、この場合には、「火災です 確認して下さい」と
の音声メッセージがスピーカー4から出力さると共に、
発光ダイオード5の点灯、液晶表示部6での表示がなさ
れることとなる。
全体的な動作について説明する。例えば、検出部1の各
種センサの内、感熱センサー(図示せず)の出力が所定
レベルLS1を超え、かつ、COセンサーの出力が所定レ
ベルLS3b を超えたとすると、最初に、感熱センサー
(図示せず)の出力が所定レベルLS1を超えた時点で、
判断部2により火災初期警報が必要な状態であると判断
されて、それに対応する検出状態コードとして" ア" が
出力部3へ出力されることとなる。図5は、図1に示さ
れた警報装置の出力部に記憶される検出状態コードと音
声セグメントアドレスとの対応関係を示す模式図であ
る。図6は、図1に示された警報装置の出力部に記憶さ
れる音声セグメントアドレスと音声セグメントとの対応
関係を示す模式図である。出力部3においては、まず、
判断部2から検出状態コード" ア" が入力されると、音
声セグメントアドレスとして、a, e, z, h, k,
l, zの各アドレスが選択される。次いで、出力部3に
おいては、各々の音声セグメントアドレスで指定された
記憶領域から音声セグメントが読み出されて(図6参
照)、この場合には、「火災です 確認して下さい」と
の音声メッセージがスピーカー4から出力さると共に、
発光ダイオード5の点灯、液晶表示部6での表示がなさ
れることとなる。
【0022】さらに、検出部1からは、COセンサーの
出力が所定レベルLS3b を超えたことに対応して、検出
状態コードとして" エ" が出力部3へ出力されることと
なる。そして、出力部3においては、音声セグメントア
ドレスとして、a, e, z,, k, l, zの各アドレス
が選択される(図5参照)。次いで、出力部3において
は、選択された音声セグメントアドレスで指定された記
憶領域から音声セグメントが読み出されて(図6参
照)、この場合には、「火災です 避難して下さい」と
の音声メッセージがスピーカー4から出力さると共に、
発光ダイオード5の点灯、液晶表示部6での表示がなさ
れることとなる。他のセンサーの検出結果に対する音声
セグメントの組み合わせについては、ここでの詳細な説
明は省略するが、基本的には上述したと同様にしてそれ
ぞれ音声出力が行われ、また、その音声出力に対応した
発光ダイオード5の点灯及び液晶表示部6における文字
表示が行われることとなるものである。
出力が所定レベルLS3b を超えたことに対応して、検出
状態コードとして" エ" が出力部3へ出力されることと
なる。そして、出力部3においては、音声セグメントア
ドレスとして、a, e, z,, k, l, zの各アドレス
が選択される(図5参照)。次いで、出力部3において
は、選択された音声セグメントアドレスで指定された記
憶領域から音声セグメントが読み出されて(図6参
照)、この場合には、「火災です 避難して下さい」と
の音声メッセージがスピーカー4から出力さると共に、
発光ダイオード5の点灯、液晶表示部6での表示がなさ
れることとなる。他のセンサーの検出結果に対する音声
セグメントの組み合わせについては、ここでの詳細な説
明は省略するが、基本的には上述したと同様にしてそれ
ぞれ音声出力が行われ、また、その音声出力に対応した
発光ダイオード5の点灯及び液晶表示部6における文字
表示が行われることとなるものである。
【0023】次に、上述した構成を有してなる警報装置
S1をガス機器に組み込んだ応用例について図7を参照
しつつ説明する。ガス機器としては、特定のものに限定
される必要はなく、例えば、いわゆるガスレンジ、ま
た、ガス湯沸かし器、さらにはガス乾燥機など、種々選
択可能である。そして、警報装置S1は、必ずしもガス
機器の筐体内に収納されることは必須ではないが、少な
くともガス機器の機能に対応した複数個のセンサーがそ
れぞれそのガス機器の適宜な個所に取り付けられて、ガ
ス機器による火災の発生、ガスの漏洩等を検出できるよ
うになっていることが必要である。なお、図8において
は、ガス機器内部に警報装置S1が配置された如くに図
示されているが、これは、ガス機器が警報装置S1を備
えていることを模式的に表す意図であり、ガス機器内部
に警報装置S1を配設することを意味するものではな
い。
S1をガス機器に組み込んだ応用例について図7を参照
しつつ説明する。ガス機器としては、特定のものに限定
される必要はなく、例えば、いわゆるガスレンジ、ま
た、ガス湯沸かし器、さらにはガス乾燥機など、種々選
択可能である。そして、警報装置S1は、必ずしもガス
機器の筐体内に収納されることは必須ではないが、少な
くともガス機器の機能に対応した複数個のセンサーがそ
れぞれそのガス機器の適宜な個所に取り付けられて、ガ
ス機器による火災の発生、ガスの漏洩等を検出できるよ
うになっていることが必要である。なお、図8において
は、ガス機器内部に警報装置S1が配置された如くに図
示されているが、これは、ガス機器が警報装置S1を備
えていることを模式的に表す意図であり、ガス機器内部
に警報装置S1を配設することを意味するものではな
い。
【0024】警報装置S1の各種センサーがガス機器の
適宜な個所に取り付けられることにより、警報を必要と
する種々の状態が検出され、先に述べたような警報装置
S1の機能により、適切な音声メッセージによる警報が
なされると共に、発光ダイオード5の点灯や液晶表示部
6での文字表示等がなされることとなり、その結果、ガ
ス機器の使用者は、迅速、かつ、適切な行動を採ること
ができることとなる。
適宜な個所に取り付けられることにより、警報を必要と
する種々の状態が検出され、先に述べたような警報装置
S1の機能により、適切な音声メッセージによる警報が
なされると共に、発光ダイオード5の点灯や液晶表示部
6での文字表示等がなされることとなり、その結果、ガ
ス機器の使用者は、迅速、かつ、適切な行動を採ること
ができることとなる。
【0025】なお、上述した発明の実施の形態において
示された音声セグメントは、あくまでも一例であり、こ
れに限定される必要がないことは勿論のことであり、設
けられるセンサーの種類に応じて音声セグメントの内容
は種々設定し得るものである。また、音声セグメントの
組み合わせ自体も、上述した例に限定される必要はな
く、種々選択し得るものである。さらに、上述した警報
装置S1においては、種々のセンサーの検出結果に対す
る音声出力を一旦設定した後であっても、従来と異な
り、音声セグメントの組み合わせを変えることで、後に
変更可能である(図5に示された検出状態コードに対す
る音声セグメントアドレスの組み合わせを変えればよ
い)。また、記憶領域の記憶容量が許す限り新たな音声
メッセージを追加することも可能である。この場合、新
たな文章の内、既に音声セグメントとして記憶されてい
る部分については、その音声セグメントを用いることが
できるので、記憶されている音声セグメントにない部分
のみを新たな音声セグメントとして記憶させればよいた
め、記憶領域に新たに必要とされる記憶容量は、従来に
比して極めて少なくて済むこととなる。
示された音声セグメントは、あくまでも一例であり、こ
れに限定される必要がないことは勿論のことであり、設
けられるセンサーの種類に応じて音声セグメントの内容
は種々設定し得るものである。また、音声セグメントの
組み合わせ自体も、上述した例に限定される必要はな
く、種々選択し得るものである。さらに、上述した警報
装置S1においては、種々のセンサーの検出結果に対す
る音声出力を一旦設定した後であっても、従来と異な
り、音声セグメントの組み合わせを変えることで、後に
変更可能である(図5に示された検出状態コードに対す
る音声セグメントアドレスの組み合わせを変えればよ
い)。また、記憶領域の記憶容量が許す限り新たな音声
メッセージを追加することも可能である。この場合、新
たな文章の内、既に音声セグメントとして記憶されてい
る部分については、その音声セグメントを用いることが
できるので、記憶されている音声セグメントにない部分
のみを新たな音声セグメントとして記憶させればよいた
め、記憶領域に新たに必要とされる記憶容量は、従来に
比して極めて少なくて済むこととなる。
【0026】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
完結した一つの文章を、単語やフレーズを内容とする複
数の音声セグメントの組み合わせにより生成するような
構成とすることにより、従来に比して文章を記憶するた
めの記憶容量が少なくて済み、しかも、音声セグメント
の組み合わせを種々変えることでセンサー等の検出結果
に応じたきめこまかなメッセージを発生することが可能
となり、さらには、メッセージの追加、変更が容易であ
るため、拡張性、汎用性の高い廉価な警報装置を提供す
ることができる。また、警報装置を備えたガス機器とす
ることで、ガス機器の安全性をさらに向上することがで
きる。
完結した一つの文章を、単語やフレーズを内容とする複
数の音声セグメントの組み合わせにより生成するような
構成とすることにより、従来に比して文章を記憶するた
めの記憶容量が少なくて済み、しかも、音声セグメント
の組み合わせを種々変えることでセンサー等の検出結果
に応じたきめこまかなメッセージを発生することが可能
となり、さらには、メッセージの追加、変更が容易であ
るため、拡張性、汎用性の高い廉価な警報装置を提供す
ることができる。また、警報装置を備えたガス機器とす
ることで、ガス機器の安全性をさらに向上することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態における警報装置の構成を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】図1に示された警報装置の判断部の動作例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図3】図1に示された警報装置の判断部の動作例を示
すフローチャートであって、図2に示されたフローチャ
ートの処理手順に続く処理手順を示すフローチャートで
ある。
すフローチャートであって、図2に示されたフローチャ
ートの処理手順に続く処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】図1に示された警報装置の判断部に記憶される
検出状態と検出状態コードとの対応関係を模式的に示す
模式図である。
検出状態と検出状態コードとの対応関係を模式的に示す
模式図である。
【図5】図1に示された警報装置の出力部に記憶される
検出状態コードと音声セグメントアドレスとの対応関係
を模式的に示す模式図である。
検出状態コードと音声セグメントアドレスとの対応関係
を模式的に示す模式図である。
【図6】図1に示された警報装置の出力部に記憶される
音声セグメントアドレスと音声セグメントとの対応関係
を模式的に示す模式図である。
音声セグメントアドレスと音声セグメントとの対応関係
を模式的に示す模式図である。
【図7】警報機能を有してなるガス機器の構成例を模式
的に示す模式図である。
的に示す模式図である。
【図8】従来装置における検出状態コードと音声センテ
ンスとの対応関係を模式的に示す模式図である。
ンスとの対応関係を模式的に示す模式図である。
1 検出部 2 判断部 3 出力部 4 スピーカー 5 発光ダイオード 6 液晶表示部 S1 警報装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月20日(1998.11.
20)
20)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1は、本発明の第1の実施例に係る警報装置の構成を
示すブロック図であるこの警報装置S1は、ガス漏れや
火災の発生等に対して後述するような音声警報を発生す
るもので、検出部1と、判断部2と、出力部3とを主た
る構成要素として構成される。検出部1は、図示されな
い種々のセンサーと、この種々のセンサーの検出出力か
らノイズ等の不要な信号を除去し、さらに、判断部2に
おける判定処理に適した信号に変換等する信号整形及び
信号変換機能を有する回路(図示せず)とを主たる構成
要素としてなる。ここで、種々のセンサーとしては、例
えば、火災に伴う熱の発生を検出する感熱センサー、火
災に伴う煙の発生を検出する煙センサー、火災に伴う一
酸化炭素の発生を検出するCOセンサー、いわゆる都市
ガス等の所定のガスの発生を検出するガスセンサーなど
を備えると好適である。
て、図を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1は、本発明の第1の実施例に係る警報装置の構成を
示すブロック図であるこの警報装置S1は、ガス漏れや
火災の発生等に対して後述するような音声警報を発生す
るもので、検出部1と、判断部2と、出力部3とを主た
る構成要素として構成される。検出部1は、図示されな
い種々のセンサーと、この種々のセンサーの検出出力か
らノイズ等の不要な信号を除去し、さらに、判断部2に
おける判定処理に適した信号に変換等する信号整形及び
信号変換機能を有する回路(図示せず)とを主たる構成
要素としてなる。ここで、種々のセンサーとしては、例
えば、火災に伴う熱の発生を検出する感熱センサー、火
災に伴う煙の発生を検出する煙センサー、火災に伴う一
酸化炭素の発生を検出するCOセンサー、いわゆる都市
ガス等の所定のガスの発生を検出するガスセンサーなど
を備えると好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中江 浩史 千葉県習志野市津田沼7−12−30−309 (72)発明者 本荘 妙子 東京都荒川区南千住3−28−70 (72)発明者 藤本 龍雄 神奈川県横浜市鶴見区岸谷3−2−10 (72)発明者 小柴 幸男 千葉県市川市原木1−3−1−218 Fターム(参考) 2G060 AA02 AB08 AE19 AE33 AE40 HC08 HC13 HC18 HD02 HD03 HE10 5C087 AA05 AA10 AA11 AA23 AA25 AA40 AA44 DD04 DD07 DD33 EE02 EE16 EE18 FF04 GG08 GG12 GG19 GG21 GG23 GG31 GG32 GG48 GG51 GG84 5G405 AB01 AB02 AB03 AC02 AC07 AD01 AD02 AD06 AD07 AD09 CA05 CA06 CA21 CA25 DA07 DA22 EA27
Claims (8)
- 【請求項1】 外部から入力される種々のセンサーの出
力信号を、それぞれ設定された基準に基づいて検出状態
を判断し、その判断結果に応じた所定の検出状態コード
を出力する判断手段と、 前記判断手段により入力された検出状態コードに対応し
て複数の音声セグメントの組み合わせを決定し、当該音
声セグメントの組み合わせに応じた音声出力を行う出力
手段と、 を具備することを特徴とする警報装置。 - 【請求項2】 上記種々のセンサーは、熱を検出する感
熱センサーと、煙を検出する煙センサーと、COを検出
するCOセンサーと、燃焼用ガスを検出するガスセンサ
ーであることを特徴とする請求項1記載の警報装置。 - 【請求項3】 上記判断手段は、感熱センサーの出力信
号が熱量に対する所定値を超え、または、煙センサーの
出力信号が煙量に対する所定値を超えたことをもって初
期火災の発生であると判断し、 かつ、COセンサーの出力信号がCO濃度に対する第2
の所定値を超えたことをもって本格火災の発生であると
判断することを特徴とする請求項2記載の警報装置。 - 【請求項4】 上記判断手段は、ガスセンサーの出力信
号がガス濃度に対する第1の所定値を超えたことをもっ
てガス漏れの第一段階であると判断し、 ガスセンサーの出力信号がガス濃度に対する第2の所定
値を超えたことをもってガス漏れの第二段階であると判
断し、 COセンサーの出力信号がCO濃度に対する第1の所定
値を超えたことをもって低濃度のCOの発生であると判
断し、 COセンサーの出力信号がCO濃度に対する第2の所定
値を超えたことをもって高濃度のCOの発生であると判
断することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の警
報装置。 - 【請求項5】 上記出力手段は、記憶領域を有し、 複数の音声セグメントが、それぞれに割り当てられた音
声セグメントアドレスで指定される前記記憶領域に記憶
されるとともに、 各々の検出状態コードに対する音声セグメントアドレス
の組み合わせが前記記録領域に記憶され、 検出状態コードが入力されると、当該検出状態コードに
対する音声セグメントアドレスの組み合わせが前記記憶
領域から選択され、当該音声セグメントアドレスで指定
される前記記憶領域から音声セグメントが選択され、当
該音声セグメントに対応した音声出力がなされるよう構
成されてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか1
項記載の警報装置。 - 【請求項6】 上記出力手段における音声出力は、音声
セグメント毎に予め録音された音声信号を出力すること
を特徴とする請求項5記載の警報装置。 - 【請求項7】 上記出力手段における音声出力は、各々
の音声セグメントに対応する音声を音声合成用ICによ
るディジタル音声合成により生成することを特徴とする
請求項5記載の警報装置。 - 【請求項8】 ガスを燃焼させてなるガス機器であっ
て、請求項6又は請求項7記載の警報装置を具備するこ
とを特徴とする音声警報機能を有するガス機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335011A JP2000149169A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 警報装置及び音声警報機能を有するガス機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335011A JP2000149169A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 警報装置及び音声警報機能を有するガス機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149169A true JP2000149169A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18283746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10335011A Pending JP2000149169A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 警報装置及び音声警報機能を有するガス機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000149169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003187351A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-07-04 | National Research Institute Of Fire & Disaster | 環境モニタ装置及びコンピュータプログラム |
JP2020004455A (ja) * | 2014-03-20 | 2020-01-09 | 新コスモス電機株式会社 | 警報器 |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10335011A patent/JP2000149169A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003187351A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-07-04 | National Research Institute Of Fire & Disaster | 環境モニタ装置及びコンピュータプログラム |
JP2020004455A (ja) * | 2014-03-20 | 2020-01-09 | 新コスモス電機株式会社 | 警報器 |
JP2020004454A (ja) * | 2014-03-20 | 2020-01-09 | 新コスモス電機株式会社 | 警報器 |
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