JP2000146177A - 火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の制御方法 - Google Patents

火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の制御方法

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JP2000146177A
JP2000146177A JP10327520A JP32752098A JP2000146177A JP 2000146177 A JP2000146177 A JP 2000146177A JP 10327520 A JP10327520 A JP 10327520A JP 32752098 A JP32752098 A JP 32752098A JP 2000146177 A JP2000146177 A JP 2000146177A
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JP
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oxygen concentration
flame
flame detector
detector
exhaust gas
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JP10327520A
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Inventor
Ryuji Onishi
隆二 大西
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の
制御方法を提供する。 【解決手段】 火炎検出器の異常判定方法は、排ガス中
の酸素濃度が予め設定した設定値を越え、かつ火炎検出
器10が火炎ありの信号を出力しているとき、前記火炎
検出器10が異常であると判定する。また、燃焼装置の
制御方法は、前記排ガス中の酸素濃度が所定範囲内にな
ったとき、前記火炎検出器10の消炎レベルを変更する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼装置におけ
る火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラや焼却炉などに用いられる燃焼装
置においては、安全対策上や運転の安定化の必要性か
ら、燃焼開始時の着火の確認や燃焼中の火炎の消失の検
出を行っている。この火炎の検出は、一般には、火炎か
らの光を検出することによって行っており、そのための
検出器としては、紫外線領域の光を検出する紫外線光電
管や、可視領域の光を検出するCdSセルなどが利用さ
れている。ところで、火炎の有無を確実に検出するに
は、前記のような火炎検出器からの検出信号が正しいか
どうか、すなわち火炎検出器が正常であるかどうかが重
要である。
【0003】また、前記燃焼装置の排ガス中の酸素濃度
が低下することにより、前記火炎検出器の出力レベルが
低下することがあり、消炎レベルを一定に設定しておく
と燃焼可能な酸素濃度でも前記火炎検出器が消炎判定を
する場合がある。この消炎判定によって、前記燃焼装置
は、燃焼を停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の
制御方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、排ガス中の酸素濃度が予め設定した設定値を
越え、かつ火炎検出器が火炎ありの信号を出力している
とき、前記火炎検出器が異常であると判定することを特
徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、火炎検出器と排
ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出器を備えた燃
焼装置の制御方法であって、前記排ガス中の酸素濃度が
所定範囲内になったとき、前記火炎検出器の消炎レベル
を変更することを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明は、前記消
炎レベルを変更したとき、酸素濃度の低下信号を出力す
ることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明は、火炎検出器と、排ガス
中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出器と、制御装置を
備えた燃焼装置において実現される。
【0009】前記火炎検出器は、前記燃焼装置の燃焼開
始時の着火の確認や燃焼中の火炎の消失の検出を行い、
この検出信号を前記制御装置へ通報する。また、前記酸
素濃度検出器は、前記燃焼装置の排ガス通路内に設け、
排ガス中の酸素濃度を検出し、この検出値を前記制御装
置へ通報する。前記制御装置は、前記火炎検出器および
前記酸素濃度検出器からの信号を受信し、この受信した
信号に基づいて前記燃焼装置の制御を行う。
【0010】この発明の火炎検出器の異常判定方法は、
前記酸素濃度検出器が、予め設定した排ガス中の酸素濃
度の設定値(燃焼不能な酸素濃度、たとえば12%以
上)を越えた値を検出し、かつ前記火炎検出器が火炎あ
りの信号を出力しているとき、前記火炎検出器が異常で
あると判定し、前記制御装置は異常信号を出力する。
【0011】また、排ガス中の酸素濃度が低下すると、
前記火炎検出器の出力が低下することがあり、この出力
が予め設定した消炎レベルまで低下すると、前記火炎検
出器は火炎なしの信号を出力する。この火炎なし信号に
より前記制御装置は、燃焼装置を停止する。しかしなが
ら、前記排ガス中の酸素濃度が燃焼可能な状態である場
合は、前記燃焼停止は必要のないことである。
【0012】この発明の燃焼装置の制御方法は、前記消
炎レベルが、安全性の高いレベルで設定しているため、
前記排ガス中の酸素濃度が燃焼可能な状態である場合に
は、前記消炎レベルを安全性が確保できるレベルの下限
まで変更する制御を行うものである。したがって、前記
燃焼装置を前記下限値になるまで継続して燃焼させるこ
とができる。
【0013】また、前記消炎レベルを変更する制御を行
うと同時に、前記酸素濃度検出器からの信号に基づき、
前記制御装置は、排ガス中の酸素濃度が低下しているこ
とを警告する信号を出力する。さらに、排ガス中の酸素
濃度の適正範囲を越える値を検出すると、排ガス中の酸
素濃度が高くなっていることを警告する信号を出力す
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1 は、この発明の火炎検出器の異常判
定方法および燃焼装置の制御方法を実施したボイラの構
成を概略的に示す説明図である。
【0015】図1 において、ボイラ1は、その上部に燃
焼装置2を取り付けてあり、この燃焼装置2は、燃料配
管3と、燃焼用空気の供給経路であるウインドボックス
4とを備えている。さらにこの燃料配管3には、その途
中に燃料弁5を接続してあり、前記ウインドボックス4
の上流端には、送風機6を接続してある。また、前記ボ
イラ1の下部には、排ガス中の酸素濃度を検出する酸素
濃度検出器7を備えた排ガス通路8を設けている。
【0016】前記ボイラ1に適用する制御装置9は、前
記酸素濃度検出器7,火炎検出器10,水位検出器(図
示省略)からの検出信号に基づいて、ボイラ1の運転状
態を判断し、前記燃料弁5,前記送風機6および給水ポ
ンプ11を制御することにより、ボイラ1 の自動制御を
行い、さらにボイラ1の異常状態の検出時には、異常状
態の報知手段12,13を制御する。これらの報知手段
12,13は、たとえば異常の発生を警告音を発して知
らせる音響式の報知手段12と、視覚的に報知する表示
式の報知手段13である。より具体的には、前者の音響
式の報知手段12はサイレン,ブザー,ベルなどであ
り、後者の表示式の報知手段13は、ランプやインジケ
ータ類,ディスプレイ表示装置等である。
【0017】前記制御装置9は、ボイラ1の正常運転時
の制御と異常発生時の制御とを行なうもので、異常時の
制御は、後述の処理手順(図2参照)に沿って行われ
る。このボイラ1の制御装置9は、マイクロコンピュー
タによって構成したものである。すなわち、この制御装
置9は、演算装置(CPU)14と、正常運転時の制御
と異常発生時の制御の処理手順をプログラム(ソフトウ
ェア)として記憶させた記憶装置15と、前記酸素濃度
検出器7,前記火炎検出器10,前記水位検出器(図示
省略)などの検出手段および燃焼装置2,送風機6,給
水ポンプ11などの制御対象機器と前記演算装置14と
の間の信号の入出力を行うインターフェース装置16と
を接続して構成される。そして、この制御装置9は、前
記酸素濃度検出器7,前記火炎検出器10,前記水位検
出器などの検出手段からの検出信号に基づき、前記記憶
装置15内の処理手順を参照しながら前記制御対象機器
の制御を行う。
【0018】まず、以上の制御装置9における制御動作
について説明する。この制御装置9は、ボイラ1の正常
運転時においては、前記火炎検出器10からの信号に基
づいて燃焼装置2の制御を行う。この燃焼装置2の制御
は、たとえば前記ボイラ1への負荷の要求を、ボイラ1
内部の圧力の変化として検出し、前記燃料弁5の制御を
行う。同時に、前記水位検出器からの信号に基づいてボ
イラ1への給水制御を行う。すなわち、前記燃焼装置2
の作動によりボイラ1は蒸気を発生し、これに伴ってボ
イラ1内の水が消費されるため、この消費分を補充する
ように前記給水ポンプ11を作動させて給水を行う。
【0019】つぎに、この発明の火炎検出器10の異常
判定方法を図2を参照しながら説明する。この発明で
は、前記酸素濃度検出器7による排ガス中の酸素濃度と
前記火炎検出器10による火炎の検出信号との論理的判
断により、前記火炎検出器10の異常を判定する。すな
わち、前記火炎検出器10から火炎ありの信号が検出さ
れていれば、前記制御装置9は、前記燃焼装置2が作動
中と判断し、前記燃料弁5を開弁し燃料を供給する。こ
の火炎検出器10から火炎ありの信号が検出されている
ときは、前記酸素濃度検出器7は、燃焼可能な排ガス中
の酸素濃度を検出しているはずである。しかし、前記火
炎検出器10からの信号により、前記燃焼装置2が作動
中と判断されているにもかかわらず、前記酸素濃度検出
器7が予め設定した排ガス中の酸素濃度の設定値を越え
た値(燃焼不能な酸素濃度、たとえば12%以上)を検
出したとき、前記火炎検出器10に異常が生じていると
判定する。そして、前記制御装置9は、前記音響式の報
知手段12を作動させ、ボイラ1に故障が生じたことを
報知するとともに、前記表示式の報知手段13に前記火
炎検出器10に異常が生じている旨の表示を行う。
【0020】つぎに、この発明の燃焼装置の制御方法を
図3を参照しながら説明する。この発明では、前記記憶
装置15に、前記火炎検出器10の出力が所定値まで低
下したとき消炎信号を出力する消炎レベル(図3参照)
が設定してある。この消炎レベルは、高い安全性の確保
と、消炎の誤判定をしない範囲に設定してあって、この
消炎レベルまで前記火炎検出器10の出力が低下し消炎
信号が出力されると、前記制御装置9は、火炎なしと判
断し前記燃焼装置2を停止する。しかしながら、前記酸
素濃度検出器7が検出する排ガス中の酸素濃度が燃焼可
能な状態である場合は、前記消炎信号による燃焼停止は
必要のないことになる。
【0021】この発明の燃焼装置2の制御方法は、前記
排ガス中の酸素濃度は低下しているが燃焼可能な状態で
ある場合に、前記火炎検出器10の出力が低下し、前記
消炎信号を出力する前に、図3に示すように、前記消炎
レベルの設定値を安全が確保できるレベルの下限まで変
更する制御を行うものである。したがって、前記消炎レ
ベルを変更しないときに比し、燃焼装置2をできるかぎ
り継続して燃焼させることができる。
【0022】また、前記消炎レベルの設定値を変更する
制御を行うと同時に、前記酸素濃度検出器7からの信号
に基づき、前記制御装置9は、排ガス中の酸素濃度が適
正範囲の下限(図3参照)に近づいていることを警告す
る。すなわち、前記酸素濃度検出器7からの信号を受け
た前記制御装置9は、前記表示式の報知手段13に酸素
濃度が低下していることを警告する表示を行う。さら
に、前記酸素濃度検出器7が、排ガス中の酸素濃度が適
正範囲(図3参照)を越える値を検出すると、前記表示
式の報知手段13に酸素濃度が高くなっていることを警
告する表示を行う。
【0023】以上の各実施例の説明において、火炎検出
器の異常判定方法では、前記火炎検出器10が異常と判
断された場合には、前記燃料弁5を閉鎖し、燃焼装置2
を停止させることによって、燃料の流出を防止すること
ができる。また、燃焼装置の制御方法では、消炎レベル
の設定値を変更することにより、燃焼を停止することな
く継続することができる。さらに、排ガス中の酸素濃度
の下限設定値に近づくか、または適正範囲を越えたとき
警告信号を出力するのでメンテナンスの対応が早くでき
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、排ガス中の酸素濃度と火炎あり信号とを関連させて
火炎検出器の異常を判定するように構成したので、火炎
検出器の異常を確実に判定することができる。また、火
炎検出器の消炎レベルを変更するようにしたので、燃焼
を停止することなく継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したボイラの構成を概略的に示
す説明図である。
【図2】この発明の火炎検出器の異常判定方法における
処理手順を説明するフロー図である。
【図3】この発明の燃焼装置の制御方法における排ガス
中の酸素濃度と火炎検出器の消炎レベルの関係を概略的
に示す説明図である。
【符号の説明】
2 燃焼装置 7 酸素濃度検出器 10 火炎検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス中の酸素濃度が予め設定した設定
    値を越え、かつ火炎検出器10が火炎ありの信号を出力
    しているとき、前記火炎検出器10が異常であると判定
    することを特徴とする火炎検出器の異常判定方法。
  2. 【請求項2】 火炎検出器10と排ガス中の酸素濃度を
    検出する酸素濃度検出器7を備えた燃焼装置2の制御方
    法であって、前記排ガス中の酸素濃度が所定範囲内にな
    ったとき、前記火炎検出器10の消炎レベルを変更する
    ことを特徴とする燃焼装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記消炎レベルを変更したとき、酸素濃
    度の低下信号を出力することを特徴とする請求項2に記
    載の燃焼装置の制御方法。
JP10327520A 1998-11-02 1998-11-02 火炎検出器の異常判定方法および燃焼装置の制御方法 Pending JP2000146177A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019143904A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 株式会社サムソン 火炎検出装置を持ったボイラ

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