JPH09280559A - ボイラの制御装置 - Google Patents

ボイラの制御装置

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Publication number
JPH09280559A
JPH09280559A JP11536296A JP11536296A JPH09280559A JP H09280559 A JPH09280559 A JP H09280559A JP 11536296 A JP11536296 A JP 11536296A JP 11536296 A JP11536296 A JP 11536296A JP H09280559 A JPH09280559 A JP H09280559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler
control device
blower
combustion
stopped
Prior art date
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Pending
Application number
JP11536296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yagi
宏昭 八木
Takashi Shigematsu
敬 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP11536296A priority Critical patent/JPH09280559A/ja
Publication of JPH09280559A publication Critical patent/JPH09280559A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の予期しない行動にまで対応し、危険
を回避した安全な状態でボイラを停止させることのでき
るボイラの制御装置を提供すること。 【解決手段】 異常発生時にボイラ1を停止させる制御
器11と、前記異常状態の報知手段14,15とを備
え、前記制御器11は、ボイラ1に異常が発生した際
に、ボイラ1の燃焼を停止してから所定時間パージを行
った後、前記報知手段14,15を作動させる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異常の発生した
ボイラを安全に停止させる制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ボイラにおいては、事故を防止して安全
に運転するために、種々の制御が組み込まれている。例
えば、通常の運転時に排気ガスや缶体の温度が異常上昇
したり、火炎が消失した場合には、ボイラの運転を停止
するように制御されており、この際には、ボイラの燃焼
空間(或は、燃焼炉)内の可燃性ガスを排除し、爆発等
の危険性を除去するために、送風機によって空気のみを
燃焼空間内に供給する所謂パージ操作を行ってからボイ
ラの停止を行っている。ところで、このような制御は、
ボイラの制御装置内に組み込まれているため、前記の異
常を知った作業者が誤ってボイラの電源を遮断すると、
この制御装置はもとより、送風機も全く機能しなくな
り、前記のパージ時間の確保ができない場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明が解
決しようとする課題は、作業者の予期しない行動にまで
対応し、危険を回避した安全な状態でボイラを停止させ
ることのできるボイラの制御装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボイラの異
常発生時にボイラを停止させる制御装置と、前記異常状
態の報知手段とを備え、前記制御装置は、ボイラに異常
が発生した際に、ボイラの燃焼を停止してから所定時間
パージを行った後、前記報知手段を作動させる機能を有
する構成のボイラの制御装置によって、上述の課題を解
決するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明は、ボイラの制御装置と
して実施するもので、この制御装置は、異常発生時にボ
イラを停止させる制御装置と、前記異常状態の報知手段
とを備えたものである。尚、この発明における制御装置
は異常時を対象とするものであるが、この制御装置は、
ボイラの異常時の制御を行うのみならず、ボイラの通常
時の制御を行うものである場合も含んでいる。
【0006】前記ボイラの異常状態の検出は、適宜の検
出手段を使用するもので、この検出手段によって検出さ
れた検出値のみを制御装置に入力し、制御装置内におい
て判断する構成と、前記検出手段からの検出値を別の装
置によって異常と判断した結果を前記制御装置に入力す
る構成とを含む。前記制御装置は、マイクロコンピュー
タ、或はシーケンサ等で構成する場合を含み、前述の処
理手順に沿った制御を行う。ここで、制御装置を、マイ
クロコンピュータによって構成する場合には、前記処理
手順をプログラム(ソフトウェア)として、記憶装置に
予め記憶する。
【0007】ここで、前記ボイラの異常状態とは、燃焼
の不良(消炎、不着火等),缶体の過熱,蒸気圧力の異
常,水位の低下等が該当する。従って、それぞれの状態
を検出する検出手段は、火炎検出手段、温度検出手段、
圧力検出手段、水位検出手段であり、これらはボイラの
自動制御のために予め取り付けてあるものや、この発明
の制御装置のために新規に取り付けたものを含む。前記
燃焼の停止とは、ボイラの燃焼装置の停止の意味であ
り、前記パージは、前記燃焼の停止後も燃焼用空気のみ
をボイラに供給する操作である。即ち、ボイラでは、一
般的に、前記異常状態の発生時には燃料の供給を中断
し、その後、ボイラ内に残留する可燃性ガス(未燃焼の
燃料等が含まれる。)を排除するパージ(一般に、ポス
トパージという。)を行ってから停止している。
【0008】前記異常状態の報知手段は、前記所定時間
のパージの後に異常状態を報知するもので、この報知手
段は、サイレン,ブザー,ベル等のように音声を発する
ことによって音響的に報知するものや、警告ランプやイ
ンジケータ類,ディスプレイ表示装置等のように視覚的
に報知するものを含むもので、これらの音や表示による
もののうちの少なくとも一方を使用する。尚、この異常
状態の報知は所定時間のパージの後に行なうが、ボイラ
内の可燃性ガスを排除するのに必要なパージ時間を経過
していれば、報知時にパージ操作が完了している必要は
なく、報知後においてもパージ操作を継続させてもよ
い。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係るボイラの制御装置の具
体的一実施例について、図面を参照しながら説明する。
尚、図1は、この発明に係るボイラの制御装置の具体的
一実施例の系統図,図2は、この発明に係るボイラの制
御装置の要部の回路構成例を示す配線図,図3は、この
発明に係るボイラの制御装置の処理手順を説明するフロ
ー図である。
【0010】先ず、この発明を適用するボイラの一例に
ついて、図1を参照しながら説明する。図1において、
ボイラ1は、その上部に燃焼装置2を取付けてあり、こ
の燃焼装置2は、燃料配管3と、燃焼用空気の供給経路
であるウインドボックス4とを備えている。更に、この
燃料配管3には、その途中に燃料弁5を接続してあり、
ウインドボックス4の上流端には、送風機6を接続して
ある。
【0011】このボイラ1に適用する制御装置10は、
この実施例においては、ボイラ1の各種状態を検出する
検出手段、即ち火炎検出器16,ボイラの圧力検出手段
17からの検出信号に基づいて、ボイラ1の運転状態を
判断し、前記燃料弁5、並びに送風機6を制御すること
により、ボイラ1の自動制御を行い、更に、ボイラ1の
異常状態の検出時には、異常状態の報知手段14,15
を制御する。これらの報知手段14,15は、例えば、
異常の発生を警報音や警告音を発して知らせる音響式の
報知手段14と、視覚的に報知する表示式の報知手段1
5である。より具体的には、前者の音響式の報知手段1
5はサイレン,ブザー,ベル等であり、後者の表示式の
報知手段14は、ランプやインジケータ類,ディスプレ
イ表示装置等である。
【0012】前記制御装置10は、例えば、マイクロコ
ンピュータ等で構成し、正常運転時の制御と異常時の制
御を行なう。異常時の制御は、例えば後述の処理手順
(図3参照)に沿って行なわれる。ここで、制御装置1
0をマイクロコンピュータによって構成する場合には、
演算装置(CPU)に、この処理手順をプログラム(ソ
フトウェア)として記憶させた記憶装置と、各検出手段
16,17及び制御対象機器と前記演算装置との間の信
号の入出力を行うインターフェース装置とを接続し、前
記検出手段からの検出信号と前記記憶装置内の処理手順
を参照しながら制御を行う構成とする。
【0013】前記制御装置10は、制御対象機器、即ち
送風機6,音響式の報知手段14,燃料弁5等への通電
を切り替えるための複数のリレー接点Ry1 ,Ry2 ,
Ry3 ・・・を開閉操作する。前記複数のリレー接点R
y1 ,Ry2 ,Ry3 ・・・は、それぞれ電源20と並
列に接続してあり、これらのリレー接点Ry1 ,Ry2
,Ry3 ・・・と電源20との間には、接点22を介
在させて送風機6を接続してある。また、この送風機6
と前記各リレー接点Ry1 ,Ry2 ,Ry3 との間に
は、運転スイッチ23を接続してある。この運転スイッ
チ23は、前記制御装置10を含めて、ボイラ1の全て
の機器への通電をオン−オフする。ここで、前記送風機
6に対応するリレー接点Ry1 は、このリレー接点Ry
1と直列接続したリレーR1 をオン−オフするもので、
このリレーR1 により、前記接点22を開閉する。ま
た、前記音響式の報知手段14に対応するリレー接点R
y2 は、この報知手段14を直接オン−オフする構成で
あり、燃料弁5に対応するリレー接点Ry3 は、この燃
料弁5を直接オン−オフする構成である。する。また、
表示式の報知手段15は、図2においては、制御装置1
0によって直接制御する構成としてある。
【0014】以上の制御装置における制御動作につい
て、以下に説明する。まず、この制御装置10は、ボイ
ラ1の正常運転時においては、前記検出手段16,17
からの信号に基づいて前記燃焼装置2の制御を行うと共
に、周知の方法でボイラ1への給水制御等を行う。この
際の制御装置10の制御は次の通りである。即ち、制御
装置10は、ボイラ1の運転を開始すると、実際の燃焼
に先だって送風機6を起動して、炉内のプレパージを行
い。所定時間のプレパージ動作後、燃料弁5を開いて燃
料の供給を開始する。この燃料は着火装置(図示省略)
により着火され、実際の燃焼が開始される。そして、ボ
イラ1への要求負荷が減少した場合に燃焼装置2を一旦
停止して待機状態におく場合、或は、所望時間の運転の
後、ボイラ1の運転を停止する場合には、まず、燃料弁
5を閉鎖して燃料の供給を停止することによって消火を
行い、次に、送風機6をそのまま稼働して燃焼後の排気
ガスを炉内から掃気(ポストパージ)し、このポストパ
ージ動作を所定時間行った後、送風機6を停止する。
【0015】次に、ボイラ1の異常時についての制御に
ついて説明する。その概要は、前記の異常状態の検出信
号により、ボイラ1に異常が生じたと判断すると、この
判断に基づいてボイラ1を停止させるもので、この実施
例においては、燃料弁5を閉鎖する一方で送風機6をそ
のまま稼働し、パージ動作を所定時間行った後、送風機
6を停止し、各報知手段14,15を作動させ、異常状
態を報知するものである。以下、図3に示す制御手順を
参照しながら、異常時の運転制御について説明する。ま
ず、ボイラ1の起動により、制御装置10は、前述のよ
うに送風機6を起動してプレパージ動作を行った後、燃
料弁5を開いて実際の燃焼を開始する。この後は前記ボ
イラ1への負荷要求に応じて制御装置10は燃料弁5を
開閉し、送風機6のオン−オフを行って所定の燃焼量に
調整する。そして、火炎検出器16,圧力検出手段17
等の検出手段からの信号により、制御装置10が、ステ
ップS1においてボイラ1に異常が生じたと判断する
と、ステップS2において駆動リレー部21のリレー接
点Ry3 を開くことにより、燃料弁5への通電を遮断し
て燃料の供給を停止し、燃焼を終了させる。
【0016】次に、制御装置10は、ステップS3にお
いて、駆動リレー部21のリレー接点Ry1 をそのまま
閉状態に保持し、送風機6をこの後も一定期間運転を継
続させる。そして、送風機6を一定時間運転してパージ
を行った後、ステップS4にて前記リレー接点Ry1 を
開状態とし、対応するリレーR1 を非作動状態として接
点22を開くことより送風機6を停止させる。この時点
では、前記ボイラ1は、運転を停止した状態となってい
る。
【0017】この送風機6の停止後は、ステップS5に
て駆動リレー部21のリレー接点Ry2 を閉状態 とす
ることにより、前記音響式の報知手段14を作動させ、
又、制御装置10自体により表示式の報知手段15を作
動させて、作業者、管理者にボイラが異常状態にあるこ
とを報知する。この異常状態を報知した時点では、パー
ジを確実に行い、危険を回避した安全な状態でボイラ1
は停止していることになる。
【0018】ここで、仮に、ボイラ1の異常状態の検出
と同時に異常状態を報知したとすると、この報知によ
り、作業者や管理者が動揺して反射的にボイラ1の運転
を止めてしまうことがあり、前述のパージが行なわれな
いままとなって、ボイラ1内に可燃性ガスが残留した危
険な状態になる。しかし、この発明によれば、上述のよ
うに、このような危険な状態になるのを防止できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明は、ボイラに異
常が発生した際に、ボイラを停止させる装置であって、
ボイラの異常検出時に燃焼を停止し、この後、所定時間
パージを行った後、前記異常状態を報知するようにした
ものであるから、作業者や管理者が動揺して反射的にボ
イラの運転を止めてしまうと行った不都合も無く、パー
ジ操作を所定の時間確実に行い、ボイラを停止した後、
管理者や作業者に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るボイラの制御装置の具体的一実
施例の系統図である。
【図2】この発明に係るボイラの制御装置の要部の回路
構成例を示す配線図である。
【図3】この発明に係るボイラの制御装置の処理手順を
説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 燃焼装置 5 燃料弁 6 送風機 10 制御装置 14 音響式の報知手段(報知手段) 15 表示式の報知手段(報知手段) 16 圧力検出手段 17 火炎検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ1の異常発生時にボイラ1を停止
    させる制御装置10と、前記異常状態の報知手段14,
    15とを備え、前記制御装置10は、ボイラ1に異常が
    発生した際に、ボイラ1の燃焼を停止してから所定時間
    パージを行った後、前記報知手段14,15を作動させ
    ることを特徴とするボイラの制御装置。
JP11536296A 1996-04-12 1996-04-12 ボイラの制御装置 Pending JPH09280559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11536296A JPH09280559A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ボイラの制御装置

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JP11536296A JPH09280559A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ボイラの制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH09280559A true JPH09280559A (ja) 1997-10-31

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ID=14660654

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11536296A Pending JPH09280559A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ボイラの制御装置

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JP (1) JPH09280559A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101316647B1 (ko) * 2012-11-06 2013-10-10 주식회사 포스코 보일러 복합버너 과열방지 장치
KR20170122093A (ko) * 2016-04-26 2017-11-03 미우라고교 가부시키카이샤 보일러

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101316647B1 (ko) * 2012-11-06 2013-10-10 주식회사 포스코 보일러 복합버너 과열방지 장치
KR20170122093A (ko) * 2016-04-26 2017-11-03 미우라고교 가부시키카이샤 보일러
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