JPH0627579B2 - ボイラの自動燃焼制御装置 - Google Patents

ボイラの自動燃焼制御装置

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JPH0627579B2
JPH0627579B2 JP60126312A JP12631285A JPH0627579B2 JP H0627579 B2 JPH0627579 B2 JP H0627579B2 JP 60126312 A JP60126312 A JP 60126312A JP 12631285 A JP12631285 A JP 12631285A JP H0627579 B2 JPH0627579 B2 JP H0627579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はボイラの自動燃焼制御装置に係り、特に燃焼状
態の異常を検出することができるボイラの自動燃焼制御
装置に関するものである。
〔発明の背景〕
第3図は、従来のボイラ自動燃焼制御装置における制御
系統図である。第3図において、ボイラ1から蒸気管2
を経て蒸気Sが負荷として図示されていないタービンへ
取出されるが、ボイラ1への燃料Fは燃料配管3、燃料
流量操作器4よりバーナ5を経てボイラ1の炉内に噴射
され燃焼される。この燃料配管3内の燃料流量は燃料流
量装作器4を開、閉することによつて調節され、燃料流
量検出器5で燃料流量検出信号6として検出される。
一方、燃焼用空気Aは空気配管8より、風箱9を経てボ
イラ1の炉内に供給され、燃焼空気Aは燃焼空気流量操
作器7を開、閉することによつて流量が調節され、その
空気流量は燃焼空気流量検出器10の空気流量検出信号11
として検出される。他方、負荷検出信号の代表として蒸
気管2の蒸気圧力が蒸気圧力を検出器12で検出され、こ
の蒸気圧力検出信号13を蒸気圧力調節器14に入力し、こ
の蒸気圧力調節器14で蒸気圧力設定信号15と比較演算さ
れ、蒸気圧力調節信号(負荷検出信号)16を燃料流量調
節器17と信号加算演算器18に入力して燃料流量調節器17
では燃料流量検出器5からの燃料流量検出信号6と比較
され、この燃料流量調節信号19により燃料流量操作器4
を制御する。信号加算演算器18では、燃料空気流量検出
器10からの空気流量検出信号11と、燃料流量検出信号6
に空燃比設定器20で決められた必要空気量信号21とが燃
焼空気流量調節器22で比較演算され空気流量偏差信号23
と蒸気圧力調節信号16が加算され、空気流量調節信号24
で燃焼空気流量操作器7を開、閉して空気量を制御す
る。
この様に蒸気圧力調節器14、燃料流量調節器17および燃
焼空気流量調節器22も、制御系が正常に働いていれば問
題ないが、例えば、燃焼空気流量検出器10の検出配管25
がごみなどで詰つた場合、空気流量検出信号11は、実際
の空気流量が少ないにもかかわらず、大きい空気流量検
出信号11のまゝとなり、一方燃料量は負荷に見合つて実
際の空気流量と同様に低いから必要空気流量信号21も低
くなり、燃焼空気流量調節器22は必要空気流量信号21に
比べ空気流量検出信号11が大きい為、空気量を減少する
ように空気流量偏差信号23を低くし続け、燃焼空気流量
操作器7は極端に空気量を減らすように動作する。その
結果、ボイラ1内は空気量不足によつて燃焼不良とな
り、黒煙の発生、失火事故に至ることになる。同様に燃
料流量検出器5がステイツクして、実際流量よりも低い
燃料流量検出信号6を出すこともよくある現象で、この
場合も燃料流量調節器17で蒸気圧力調整信号16と比較
し、燃料流量検出信号6は低い為、燃料流量調節信号19
は増加し続け、燃料流量操作器4は流量を増すように操
作される。その結果、ボイラ1内では空気量不足、燃料
不良となり、黒煙の発生、失火事故に至ることになる。
この様な黒煙発生は燃焼排ガスGを監視する煤煙検出器
26で検出することができ、失火は火炎検出器27で検出す
ることが可能である。しかしながらこれらの検出器26,
27は、不良発生の結果、起つた現象を検出するものであ
り公害問題である黒煙発生を起す前に黒煙発生の異常を
検出したり、失火事故を起す前に失火発生の異常を検出
することはできない。
〔発明の目的〕
本発明はかかる従来の欠点を解消しようとするもので、
その目的とするところは、黒煙発生以前、あるいは失火
発生以前にこれらの異常発生を検出することができるボ
イラの自動燃焼制御装置を提供するものである。
〔発明の概要〕
本発明は前述の目的を達成するため、 燃料流量制御系統が、燃料配管に流れる燃料流量を操作
する燃料流量操作器と、その燃料配管に流れる実際の燃
料流量を検出する燃料流量検出器と、その燃料流量検出
器からの燃料流量検出信号と負荷信号に基づいて演算さ
れた燃料流量調節信号を前記燃料流量操作器に出力する
燃料流量調節器とを有し、 空気流量制御系統が、空気配管に流れる空気流量を操作
する空気流量操作器と、その空気配管に流れる実際の空
気流量を検出する空気流量検出器と、その空気流量検出
器からの空気流量検出信号と必要空気量信号と負荷信号
に基づいて演算された空気流量調節信号を前記空気流量
操作器に出力する例えば空気流量調節器と信号加算演算
器から構成される空気流量調節手段とを有するボイラの
自動燃焼制御装置を対象とするものである。
そして前記燃料流量調節信号または空気流量調節信号の
いずれか一方の信号を異常検出の基信号とし、その基信
号に応じて燃料流量調節信号または空気流量調節信号の
いずれか他方の信号の大きい模擬流量信号と小さい模擬
流量信号を出力する模擬流量発振器と、 その模擬流量発振器から出力された前記大きい模擬流量
信号と小さい模擬流量信号と、前記燃料流量調節信号ま
たは空気流量調節信号のいずれか他方の流量調節信号と
を比較して、その流量調節信号が大きい模擬流量信号よ
りも大きいとき、ならびにその流量検出信号が小さい模
擬流量信号よりも小さいときに異常信号を出力する異常
発生検出手段とを設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の実施例に係るボイラの自動燃焼制御装
置の系統図、第2図は燃料流量調節信号からの模擬空気
流量信号と空気流量調節信号の関係を示す特性曲線図で
ある。
第1図において、符号1から24は従来のものと同一のも
のを示す。
28は燃料流量調節信号19から大きい模擬空気流量信号と
小さい模擬空気流量信号を発信する模擬空気流量発振
器、29は模擬流量信号、30は模擬空気流量信号29と空気
流量調節信号24を比較する空気流量演算器、31は大きい
模擬空気流量信号32よりも大きいか、あるいは小さい模
擬空気流量信号33よりも小さい場合に出力される異常信
号である。この様な構造において、第3図の従来のボイ
ラの自動燃焼制御装置と異なる点は、燃料流量調節信号
19に見合つた模擬空気流量信号29を発生する模擬空気流
量信号発信器28と、この模擬空気流量発信器28からの模
擬空気流量信号29と、空気流量調節信号24を比較する空
気流量演算器30を設け、空気流量調節信号24が大きい模
擬空気流量信号32よりも大きいか、あるいは小さい模擬
空気流量信号33よりも小さい場合には異常信号31を発す
るようにしたものである。
第2図に空気流量調節信号24と大きい模擬空気流量信号
32、小さい模擬空気流量信号33の関係を示す。
つまり、実際の空気流量調節信号24が小さい模擬空気流
量信号33よりも小さければ異常として空気量不足が検出
され異常信号31を発生する。
逆に、空気流量調節信号24が大きい模擬空気流量信号32
よりも大きければ空気量過剰が検出されやはり異常信号
31を発生させる。
この様に本発明の自動燃焼制御装置は燃料量と空気量の
アンバランスを検出するのみでなく、試運転時等であら
かじめ把握した燃料流量調節信号19と空気流量調節信号
24の関係がくずれたことをも検出することができるもの
である。これは、前述した如く、例えば、燃料流量検出
器5が不調の場合、燃料流量調節信号19が大きく変化
し、この燃料流量調節信号19と空気流量調節信号24の関
係がくずれても異常を検出することができる。同様に図
示していない押込通風機,燃料ポンプ,バーナ8が異常
の場合にもこれらの信号19,24の関係がくずれ異常を検
出することができる。なお、負荷変化時にはこれらの信
号19,24の関係は当然くずれることになるので、その場
合には異常信号31を発信しないようにする必要がある。
以上述べた様に燃料が複数の場合、又は、空気系統が複
数の場合も信号を加算して構成することにより第1図と
同様の異常が検出できる。なお、第1図のものは燃料流
量調節信号19に対して、空気流量調節信号24が正常か異
常かを判定するものであるが、逆に、空気流量調節信号
24に対して、燃料流量調節信号19が正常か異常かを判定
するものであつてもよい。
本発明のボイラの自動燃焼制御装置では、従来の様に煤
煙検出器26や火炎検出器27の様に黒煙が発生してから、
あるいは火炎がなくなつてからその異常を検出するもの
ではなく、発生以前から検出することができる。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように模擬流量発振器と異常発生検出手
段とを設けることにより、燃料流量調節信号を基にして
空気流量調節信号のチェック、または反対に空気流量調
節信号を基にして燃料流量調節信号のチェックができ
る。
そのため、燃料や空気の配管にごみなどが詰まった場
合、あるいは流量検出器がステイツクして実際の流量よ
りも低い流量検出信号を出力した場合などに基づく異常
現象の発生が常に監視でき、黒煙や失火が発生する以前
に異常現象を検出して、異常信号を出力することが可能
で、信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る自動燃焼制御装置の系統
図、第2図は燃料流量調節信号からの模擬空気流量信号
と空気流量検出信号の関係を示す特性曲線図、第3図は
従来のボイラの自動燃焼制御装置の系統図である。 3……燃料配管、4……燃料流量操作器、6……燃料流
量検出信号、7……空気流量操作器、8……空気配管、
11……空気流量検出信号、13……負荷検出信号、19……
燃料流量調節信号、24……空気流量調節信号、28……模
擬空気流量発信器、29……模擬空気流量信号、30……空
気流量演算器、31……異常信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料流量制御系統が、燃料配管に流れる燃
    料流量を操作する燃料流量操作器と、その燃料配管に流
    れる実際の燃料流量を検出する燃料流量検出器と、その
    燃料流量検出器からの燃料流量検出信号と負荷信号に基
    づいて演算された燃料流量調節信号を前記燃料流量操作
    器に出力する燃料流量調節器とを有し、 空気流量制御系統が、空気配管に流れる空気流量を操作
    する空気流量操作器と、その空気配管に流れる実際の空
    気流量を検出する空気流量検出器と、その空気流量検出
    器からの空気流量検出信号と必要空気量信号と負荷信号
    に基づいて演算された空気流量調節信号を前記空気流量
    操作器に出力する空気流量調節手段とを有するボイラの
    自動燃焼制御装置において、 前記燃料流量調節信号または空気流量調節信号のいずれ
    か一方の信号を異常検出の基信号とし、その基信号に応
    じて燃料流量調節信号または空気流量調節信号のいずれ
    か他方の信号の大きい模擬流量信号と小さい模擬流量信
    号を出力する模擬流量発振器と、 その模擬流量発振器から出力された前記大きい模擬流量
    信号と小さい模擬流量信号と、前記燃料流量調節信号ま
    たは空気流量調節信号のいずれか他方の流量調節信号と
    を比較して、その流量調節信号が大きい模擬流量信号よ
    りも大きいとき、ならびにその流量検出信号が小さい模
    擬流量信号よりも小さいときに異常信号を出力する異常
    発生検出手段とを設けたことを特徴とするボイラの自動
    燃焼制御装置。
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