JP5976432B2 - ボイラの空燃比制御方法及び空燃比制御装置 - Google Patents

ボイラの空燃比制御方法及び空燃比制御装置 Download PDF

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本発明は、ボイラの空燃比制御システムの改良に関するものであり、風速センサ若しくは風量センサを活用することにより、インプットされる燃焼量に対して常に正確な空気量の供給を可能とし、排ガスOセンサを用いた空燃比制御に優る燃焼の安定化、ボイラ効率の向上及び送風機消費電力の低減等を可能にしたボイラの空燃比制御方法及び空燃比制御装置に関するものである。
一般に、ボイラは、供給する燃料量と空気量の調整により出力(発生蒸気量)を制御することを基本として運転されており、所謂空燃比制御を高精度で行なうことにより燃焼効率の向上や省エネルギー運転の達成を図っている。
而して、上記ボイラの燃焼の安定化、ボイラ効率の向上、環境汚損の防止、送風機動力の削減等を達成するため、これ迄にも数多くの空燃比制御システムが開発され、実用に供されている。
例えば、図6及び図7は、排ガス中の酸素濃度を主制御要素とする空燃比制御システムの一例を示すものである。即ち、図6はボイラ1の蒸気圧力を圧力センサ2により検出し、蒸気圧力調節計3、操作器4aを介して燃料Fの調整弁4の開度を制御すると共に、排ガス酸素濃度検出器5により排ガスGの酸素濃度を検出し、排ガス酸素濃度調節計6及び操作器7aを介して空気ダンパ7の開度並びにインバータ制御器8aを介して押込送風機8の回転数を制御するように構成されている(特開2004−69104号)。
また、図7は、ボイラ1の圧力センサで検出した蒸気圧力に基づいて、マスターコントローラ9及びリンク機構10を介して燃料調整弁4及び空気ダンパ7の開度を制御すると共に、酸素濃度検出器5からの検出信号により、調節器5a、インバータ制御器8aを介して押込送風機8の回転数を制御するようにしたものである(特開2000−88241号)。
しかし、上記排ガス酸素濃度検出器5を用いるシステムは、酸素濃度検出器5そのものが高価なうえに応答性が悪いため、結果として空燃比に大幅な制御遅れを生じると云う基本的な弱点があり、様々な不都合を生ずると云う問題がある。
そのため、前記排ガス酸素濃度検出器5の使用を排し、図8に示す如くボイラ1の圧力センサで検出した蒸気圧力に基づいて、マスターコントローラ9及びリンク機構10を介して燃料調整弁4及びエアーダンパ7の開度を制御すると共に、リンク機構10に設けた制御位置発信器(負荷発信器)11の出力により、調整器12から蒸気出力(燃料流量)に対応した制御出力(回転数)をインバータ制御器8aへ出力し、押込送風機8の回転数を制御するようにした空燃比制御システムが開発され、使用に供されている(特開2000−88241の図2)。
即ち、図8の空燃比制御システムでは、予めボイラのテストランを行い、排ガス中の酸素量が最適濃度となるように燃料供給量と燃焼用空気量との関係を測定して調整器12に記録しておき、制御位置発信器11で検出したボイラ負荷(即ち、必要な燃料供給量)に対応する最適燃焼空気量を前記調整器12で演算し、当該最適空気量に相当する回転周波数信号(制御信号)をインバータ制御器8aへ出力するようにしたものである。
また、図9は、前記図8に示した従前のこの種空燃比制御システムの制御系統説明図であり、定常運転時には、圧力センサ2で検出したボイラの圧力検出信号Vpが制御盤20の圧力調節計3へ入力され、圧力検出信号Vpを基にして発生蒸気量に対応する必要な燃料流量が演算される。そして、演算された必要燃料流量信号MVが圧力調節計3からマスターコントローラ9へ入力され、当該必要燃料流量信号MVがリンク機構操作器10aへ入力されることにより、リンク機構10を介して燃料調整弁4及び空気ダンパ7の開度調整が行なわれる。また、リンク機構10の作動量に連動する制御位置発信器11(ポテンショメータ)からの制御位置信号(TV)が調整器12へ入力される。これにより、調整器12(折線テーブル)から適宜のインバータ制御用の風量信号MIがインバータ制御器8aへ出力され、押込送風機8の回転数制御が行われる。
更に、ボイラの点火前のプレパージや消火後のポストパージに際しては、パージ設定器9aから、予め設定されたパージ時の燃料流量設定信号SVが比較演算器Hへ入力され、前記圧力調節計3からの必要燃料流量信号MVに優先して、前記パージ時の燃料流量設定信号SVがリンク機構操作器10aへ出力される。
同様に、ボイラの点火前のプレパージや消火後のポストパージに際しては、パージ設定器9aから、予め設定されたパージ時の空気量設定信号SWが比較演算器Hへ入力され、前記調整器12からのインバータ制御用の風量信号MIに優先して、前記空気流量設定信号SWがインバータ制御器8aへ出力される。尚、図9において、20は制御盤、9aはパージ設定器であり、ボイラの起動時等に於けるいわゆるプレパージやポストパージに際して、ボイラの安全性確保に必要な供給空気量や供給燃料量等を予め設定するものである。
しかし、従前の図8及び図9に示した空燃比制御システムは、リンク機構10等に設けた制御位置発信器(負荷発信器)11を介して空気ダンパ開度や負荷指令等を読み取り、予め想定した空気量となるようにインバータ制御器8aを介して送風機回転数を増減させるようにしただけのものであり、空気量の変動要素(温度、湿度、圧力等)が全く考慮されていない。
その結果、空気温度や湿度等が変動することに伴って、制御空気量も変動することになり、季節によって燃焼状態が不安定になったり、或いは空気供給量が過剰となってボイラ効率が低下したりし、有効な送風機消費電力の低減が図れないと云う問題がある。
一方、上記空気量の変動要素等を考慮に入れ、空燃比制御システムの高精度を図るようにした技術の開発も、勿論進められている。
図10及び図11はその一例を示すものであり、前者の図10では、風箱14内の圧力センサ13で検出した風箱圧力P、排ガス温度センサ15で検出した排ガス温度T、ボイラ炉内圧力センサ16で検出した炉内圧力P等をマスターコントローラ(制御器)9へ入力し、風箱圧力P、排ガス温度T、炉内圧力P等の変動を捕らえてインバータ制御器8aを介して送風機8の回転数を補正するようにしている(特開平11−108348号)。
また、後者の図11では、空気温度計17により外気温度(空気温度)Tを検出し、この外気温度Tによりマスターコントローラ9を介してインバータ8aへ出力する制御周波数を補正するようにしており、外気温度Tにより、送風機8による送風量が補正されるようになっている。尚、図11において、18は補正装置、19は周波数検出器である(特許第3753851号)。
しかし、上記図10の空燃比制御システムに於いては、送風機8の吐出圧や風箱圧力Pwが煙道のドラフトや空気温度によっても大きく変動するため、蒸気負荷(燃焼燃料量)に見合った空気量を常に安定して供給できるとは限らず、必要且つ十分な空気量の供給が出来ない場合が生じると云う問題がある。同様に、排ガス温度Tもボイラの炉内圧力Pfや外気温度Tにより変動するため、燃焼量に見合った空気量を供給できない場合が生じると云う問題がある。
また、上記図11の空燃比制御システムに於いては、現実には、実際の燃焼燃料量から必要空気量を算定しているのではなしに、あくまでも予想によってインバータ制御器8aへの出力の補正、即ち送風機8の回転数補正を行う構成としているため、適正な供給空気量の制御が現実に行われていない可能性が高いと云う問題がある。
特開2004−69104号公報 特開2000−88241号公報 特開平11−108348号公報 特許第3753851号公報
本発明は、従前のボイラの空燃比制御に於ける上述の如き問題、即ち、イ 排ガス酸素濃度検出器を用いる空燃比制御システムに於いては、設備費の削減を図り難いうえ、空燃比制御の応答性が悪いこと、ロ 排ガス酸素濃度検出器を用いない空燃比制御にあっては、空気量の変動要素である空気温度や湿度、圧力等に対する対策の無いものが多く、季節によって燃焼状態が不安定になったり、ボイラ効率の低下や送風機動力の消費量増加が起り易いこと、ハ また、風箱圧力や排ガス温度、炉内圧力等の変動に応じて押込送風機の回転数を補正する方式の空燃比制御の場合であっても、風箱圧力や送風機吐出圧が煙道ドラフトや外気温度により、また、排ガス温度がボイラ圧力や空気温度により夫々大きく変動するため、燃焼量に見合った空気量の供給を出来ない場合があること、ニ 更に、外気温度により送風機回転数を補正する方式の空燃比制御の場合であっても、予め想定した設定値を基にして送風機の回転数制御を行うものであるため、適正量の空気が現実に供給されているか否かが不明確であること等の問題を解決せんとするものであり、インプットされる燃焼燃料量に対して常に必要量の燃焼用空気を正確に供給することにより、燃焼の安定化や環境汚損の防止,ボイラ効率の向上及び送風機消費電力の削減等の省エネルギー運転を可能にした、ボイラの空燃比制御方法及び空燃比制御装置を提供することを発明の主目的とするものである。
本願請求項1の発明は、ボイラ圧力の検出値に基づいて燃料供給量及び燃焼用空気供給量を制御しつつ所定の蒸気発生量でもって運転するボイラの空燃比制御方法であって、送風機の吸込ダクトに設けた風速センサ若しくは風量センサにより実測した空気供給量と、燃料供給管に設けた燃料流量計の検出値から算出した必要燃焼空気量に基づいて、前記ボイラの燃焼用空気供給量を調整するようにしたボイラの空燃比制御方法に於て、前記送風機の吸込ダクトに設けた風速センサ若しくは風量センサを2基とし、夫々のセンサの検出値を比較することにより何れかのセンサの異常を判別すると共に、風速センサ若しくは風量センサの異常時には、前記実測した空気供給量と算出した必要燃焼空気量とに基づく燃焼用空気供給量の調整を行なわずにボイラを運転するようにしたことを発明の基本構成とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて、送風機の吸込ダクトへ流入する燃焼用空気の温度と湿度を検出し、当該温度検出値及び湿度検出値により前記必要燃焼空気供給量を補正するようにしたものである。
請求項3の発明は、圧力センサ2により検出したボイラ圧力が入力され、必要燃料流量を演算して出力する圧力調節計3と、ボイラパージ時の供給空気流量及び供給燃料流量を設定するパージ設定器9aと、圧力調節計3及びパージ設定器9aの各出力信号が入力され、前記圧力調節計3の出力信号に優先してパージ設定器9aからの出力信号をリンク機構操作器10aへ出力する比較演算器Hと、前記リンク機構操作器10aに設けた制御位置発信器11からの検出信号により風量信号を出力する調整器12と、前記調整器12及び空気量補正用制御器34の各出力信号が入力され、補正後の風量信号を出力する比較演算切換器Aと、前記比較演算切換器Aからの風量信号及びパージ設定器9aからの空気流量設定信号が入力され、比較演算切換器Aからの風量信号に優先してパージ設定器9aからの空気流量設定信号をインバータ制御器8aへ出力する比較演算Hとから成るマスターコントローラ9と,風速センサ若しくは風量センサ22の検出信号が入力される空気量調節計33と、燃料流量計27の検出信号により必要燃焼空気量を演算し、算出した風量演算信号を前記空気量調節計33へ入力するSP調整器35とから成る空気量補正用制御器34と,から構成され、前記空気量補正用制御器34からの風量制御信号を前記マスターコントローラ9の比較演算切換器Aへ入力して前記調整器12からの風量信号を補正し、補正後の風量信号をインバータ制御器8aへ出力する構成としたことを発明の基本構成とするものである。
請求項4の発明は、請求項の発明に於て、空気量補正用制御器(34)の風速センサ若しくは風量センサからの検出信号の入力側に温度・湿度補正器(36)を設けると共に、押込送風機の吸込ダクト(32a)に設けた温度センサ(23)及び湿度センサ(24)の各検出値を前記温度・湿度補正器(36)へ入力し、空気量調節計(33)へ入力する風速若しくは風量検出値を補正するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項の発明に於いて、空気量補正用制御器(34)に、風速センサ若しくは風量センサからの検出信号と前記SP調整器(35)からの風量演算信号が適正範囲を外れたときに発信される警報信号とを比較する比較演算器H を設け、当該比較演算器H からの異常警報信号の発信により、送風機(8)を停止するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項3の発明に於て、空気量補正用制御器(34)に、2個の風速センサ若しくは風量センサからの各信号を比較する比較演算器H を設け、当該比較演算器Hからの風速センサ若しくは風量センサの異常信号の発信により切離信号Scを前記マスターコントローラ(9)の比較演算切換器Aへ入力し、空気量補正用制御器(34)による風量信号の補正を停止するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項3の発明に於て、空気量補正用制御器(34)に、風速センサ若しくは風量センサからの検出信号と前記SP調整器(35)からの風量演算信号が適正範囲を外れたときに発信される警報信号とを比較する比較演算器H 並びに2個の風速センサ若しくは風量センサからの各信号を比較する比較演算器H を夫々設け、前記比較演算器Hから異常信号の発信によりインバータ制御用の風量信号の補正が停止され且つ前記比較演算器Hからの送風機異常警報信号が無い時には、比較演算器Hから切換信号Ssを前記マスターコントローラ(9)の比較演算切換器Aへ入力し、空気量補正用制御器(34)によるインバータ制御用の風量信号の補正を開始するようにしたものである。
本願発明に於いては、比較的安価で、メンテナンスの手間がかからず且つ応答性の速い風速センサ(若しくは風量センサ)を圧力変動の影響を受けない送風機の吸込ダクトに設け、測定した実測空気量と実測した燃料流量の測定値から求めた必要空気量を基にして、空燃比制御を行う構成としているため、排ガスOセンサを用いた空燃比制御の場合と同等以上の空燃比制御の安定性が得られると共に、制御応答性が大幅に向上する。
また、空気中の酸素量の変動要素である空気温度と湿度を測定し、その実測値を用いて演算した必要空気量を補正することにより、より安定した空燃比制御が可能になると共に、送風機消費電力の低減及びボイラ効率の上昇が可能となる。
更に、風速センサ(若しくは風量センサ)を2個設け、この2個のセンサで得られるそれぞれの実測値を比較する構成とすることにより、風速センサ(若しくは風量センサ)の故障を確認することができると共に、風速センサ(若しくは風量センサ)が故障した場合に於いてもボイラを異常停止することなしに空燃比制御の暴走を防止することができる。
そのうえ、送風機吸込サイレンサを長くすることで、騒音の低減が可能になると共に、整流格子を空気吸引口側に設けることにより、1個の風速センサ若しくは風量センサにより、実風速(又は実風量)をより正確に測定することができる。
加えて、ボイラの起動及び又は停止時におけるパージに際して、安全確保に必要な風量を正確に把握し且つ供給することができ、燃焼室内や煙道内に滞留する未燃成分による爆発等を完全に防止することが可能となる。
図1は、本発明を適用したボイラの側面概要図である。 本発明の第1実施形態に係る空燃比制御システムの制御系説明図である。 本発明の第2実施形態に係る空燃比制御システムの制御系統説明図である。 空気の相対温度と空気量補正係数との関係を示す線図である。 本発明の第3実施形態に係る空燃比制御システムの制御系統説明図である。 従前の排ガス酸素濃度検出器を用いたボイラの空燃比制御システムの一例を示す制御系統説明図である。 従前の排ガス酸素濃度検出器を用いたボイラの空燃比制御システムの他例を示す制御系統説明図である。 従前のボイラドラム圧力に基づいて燃焼制御を行うようにしたボイラの制御構成の説明図である。 図8のボイラ空燃比制御システムの制御系統説明図である。 従前の温度補正等を加味した空燃比制御システムの一例を示す制御系統説明図である。 従前の温度補正等を加味した空燃比制御システムの他例を示す制御系統説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本願発明の適用対象であるボイラの側面概要図であり、図1に記載のボイラに基づいて、本発明の各実施形態を説明する。尚、以下の図1〜図5に於いて、前記図6〜図11に示した部位、部材と同じ部位、部材には、これと同一参照番号を使用するものとする。
図1に於いて、1はボイラ、1aはバーナ、2は蒸気圧力センサ、3は蒸気圧力調節計、4は燃料調整弁、7は空気ダンパ、8は押込送風機、8aはインバータ制御器、8bはインバータ本体、10はリンク機構、10aはリンク機構操作器、14は風箱、20は制御盤、21は空気吸込サイレンサ、22は風速センサ(若しくは風量センサ)、23は吸込空気の温度センサ、24は湿度センサ、25は整流格子、26は燃焼用空気、27は燃料流量計、28はボイラ給水、28aは給水口、30はエコノマイザ、31は排ガス排出口、32は送風ダクト、32aは吸込ダクトである。
また、前記制御盤20内には、蒸気圧力調節計3、マスターコントローラ9、インバータ制御器8a及び調整器12等の空燃比制御関係機器が収納されており、更に、インバータ本体8bはボイラ本体に適宜に設置されている。
尚、図1では、説明の便宜上インバータ制御器8aをインバータ本体8bに付設した構成としているが、一般的には、インバータ制御器8aは制御盤20内に設けられている。 また、ボイラ1の構成、運転方法及び空燃比制御装置用機器の配置等は任意に選択、選定されるものであり、且つ何れも公知のものであるため、ここではその詳細な説明は省略する。
次に、上記図1のボイラに、本願発明に係る空気量フィードバック制御式の空燃比制御を適用した場合について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る空気量フィードバック制御式空燃比制御システムの制御系統図であり、空気吸込サイレンサ21の空気入口側に設けた比較的安価で制御応答性に優れた風速センサ22を用いて空気量を検出し、燃焼燃料量に応じた空気量になるように空燃比制御を行う構成としたものである。
図2を参照して、本発明の空燃比制御に用いる制御盤20は、前記図9に於けるマスターコントローラ9からインバータ制御器8aへの入力信号に、前記風速センサ22及び燃料流量計27の検出値を基にして空気量調節計33により演算した風量制御信号MWでもって補正を加えることにより、高精度な燃焼空気量制御を行うようにしたものである。
即ち、当該制御器20は、従前の図9に示したような圧力センサ2、圧力調節計3、パージ設定器9a、比較演算器H、調整器12、比較演算器H、リンク機構操作器10a、制御位置発信器11及びインバータ制御器8a等から成る制御盤20(以下、従前の制御盤と呼ぶ)に、空気量調整計33とSP調整器35と比較器H等から成る空気量補正用制御器34を付加し、更に、従前の前記比較演算器Hを加減算機能と切換機能を備えた比較演算切換器Aに変更すると共に、空気量調節計33からの風量制御信号MWと前記調整器12からの風量信号MIとを比較演算切換器Aにて加減算することにより風量制御信号MWを補正する。そして、この補正後の風量信号MW‘をインバータ制御器8aへ入力することにより押込送風機8からの送風量が制御され、空気量補正用制御器34からの風量制御信号MWによる風量信号MIのいわゆるフィードバック制御が行なわれる。
尚、図2の実施形態に於いても、ボイラのパージに際しては、定常運転時の燃料流量信号MVに代えて、比較演算器Hからパージ設定器9aからのパージ時の燃料流量設定信号SVが優先してリンク機構操作器10aへ入力され、同様に、前記補正後の風量信号MW‘に代えて、比較演算器Hからパージ時の空気流量設定信号SWが優先してインバータ制御器8aへ入力される構成となっている。
前記風速センサ22は如何なる型式のものであってもよく、例えば超音波式や熱線式の風速センサが用いられている。また、当該風速センサ22に代えて風量センサを用い、直接に風量を計測し、これを空気量調節計33へ入力するようにしても、或いは、直接に空気量補正用制御器34からの風量制御信号MWとして利用することも可能である。
更に、風速センサ22の取付位置は、空気の流れが安定し且つ圧力変動が少ない送風機8の吸込側に取付けるのが望ましい。具体的には、送風機吸込側のサイレンサ21のダクトを延長し、その入口側に整流格子25を取付けして空気の流れを整流させ、この整流させた部分で空気流速を計測している。
また、目標とする空気流速(即ち、空気量)は、燃料流量計27で測定された燃料流量と、その燃料流量に対する理論空気量と、所要空気過剰率(空気比)とから空気量補正用制御器34のSP調整器35で、下記の式(1)により演算される。
[式1] 必要空気量Q=Qf×Qa×m×1.11・・・(1)
但し、式(1)に於いて、Qaは単位燃料流量当りの理論空気量(Nm/Nm又はNm/kg)、mは空気過剰率(空気比)、Qfは燃料流量(Nm/h又はkg/h)、数値の1.11は、標準状態の空気量を空気温度25℃、相対湿度50%の空気量に換算する係数であり、必要に応じて適宜に変更されるものである。
また、空気過剰率mは、ボイラ負荷が50%〜100%(燃料流量が多い状態下)の場合には、m=1.31〜1.50程度に設定される。即ち、良好な燃焼状態が得られるO濃度範囲から、最適な空気過剰率が設定される。
空気量補正用制御器34の空気量調節計33へは、風速センサ22からの風速検出信号Vと、SP調整器(必要空気量演算器)35からのSP信号VSPが入力され、ここで、前記実測された空気流速信号VとSP信号VSPとから必要空気流速(空気量)の比較・演算(PI演算)が行われ、比較演算切換器Aへ必要空気流量の補正用の風量制御信号MWが出力される。
前記SP調整器35は、燃料流量と最適燃焼に必要な空気量との関係を予めランニングテストの結果からテーブル化したものであり、燃料流量計27からの燃料流量信号Vに応じた風量演算信号(SP値信号)VSPを出力すると共に、風量演算信号(SP値信号)VSPが適正な範囲を外れた場合には警報信号VARを発信し、比較演算器Hに於いて風速検出信号Vと比較され、警報信号VARと風速検出信号Vとの間に設定値以上の差異が生じた場合には、異常警報信号VARを発信し、燃料供給や送風機8を停止してボイラ1の事故を未然に防止する。
尚、図2において、37は送風機の異常判定・警報器である。また、前記比較演算器Hはボイラの燃焼中のみ作動状態に置かれるものであることは勿論である。
当該第1実施形態に於いては、実測した空気流速検出信号Vと燃料流量計27の検出信号Vに基づく風量演算信号(SP値信号)VSPとから空気流量補正用の風量制御信号MWを求め、この空気流量補正用の風量制御信号MWによりインバータ制御器8aへの風量信号MW‘を補正する構成としたフィードバック制御機能を設けているため、応答性の速い安定した空燃比制御を実現することが可能となる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る温度・湿度補正付空気量フィードバック制御式空燃比制御システムの制御系統図であり、ボイラ周辺の温度や湿度の変化に応じて、インバータ制御器8aへの風量信号MW´を補正する構成としたものである。
即ち、燃料流量に応じた必要な空気量は、空気の温度によりその比容積が変化したり、湿度によりその酸素濃度が変化したりするため、ボイラ周辺の温度や湿度に応じて必然的に変動する。そのため、ボイラ周辺の温度や湿度が大きく変化する環境においては、空気温度や湿度の変化に応じて供給空気量を適宜に補正をするのが望ましい。
これ等の問題に対応するため、図3の第2実施形態に於いては、実測した空気流速(空気量)を実測した空気温度および湿度により補正する構成としている。
即ち、図3の第2実施形態に於いては、図2の制御装置20を構成する空気量補正用制御器34に温度・湿度補正器36を設けると共に、ボイラ1の吸込サイレンサ21に温度センサ23と湿度センサ24と風速センサ22を設け、各センサ23、24、22からの温度検出信号V、湿度検出信号Vw、風速検出信号Vsを温度・湿度補正器36へ入力する。そして、ここで温度検出信号V及び湿度検出信号Vwによって風速検出信号Vsを補正すると共に、補正後の風速検出信号Vs´を空気量調節計33へ入力する構成としている。
前記温度・湿度補正器36では、必要空気量Qが、下記(2)式により演算される。
[式2] Q=Qf×Qa×m×a×b・・・・(2)
但し、式(2)に於けるQ、Qf、Qa及びmは前記(1)式の場合と同じである。
また、aは空気温度の補正係数であり、下記の(3)式により求められる。
[式3] a=(273+T)/273・・・・(3)
但し、(3)式に於けるTは空気温度である。
更に、bは相対湿度による補正係数であり、図4に示した相対湿度(%Rh)と空気温度Tとの線図より求められるものである。
尚、図3の第2実施形態は、空気補正用制御器34に温度・湿度補正器36を設けた点及び温度センサ23及び湿度センサ24を設けた点を除いて、その他の構成は、前記図2に示した第1実施形態の場合と同一である。即ち、調整器12からのインバータ制御用の風量信号M1を、実測した空気流速(空気量)と空気温度及び空気湿度に応じて補正した補正後の風速検出信号Vs´に基づいて演算した空気流量補正用の風量信号MWにより補正し、その補正後の風量信号(インバータ制御信号)MW´によって押込送風機8の回転数制御を行うことにより、いわゆる風量信号(インバータ制御信号)MW´のフィードバック制御を行うようにしている。
そのため、夏場では空気量不足による異常燃焼の発生を防止することができ、また、冬場では押込送風機8の回転数を低減できることによって消費電力の低減が可能となり、併せて、排出される排ガス量の低減により、ボイラ効率の上昇を図り得る。
また、湿度の影響が大きくないと判断される場合には、上式補正係数bの値を固定して、空気温度のみの補正で対応するようにしてもよい。
尚、図3の第2実施形態に於いても、ボイラのパージに際しては、定常運転時の必要燃料流量信号MVに代えて、比較演算器Hから、パージ設定器9aからのパージ時の燃料流量設定信号SVが優先してリンク機構操作器10aへ入力され、同様に、前記補正後の風量信号MW‘に代えて、比較演算器Hから、パージ時の空気流量設定信号SWが優先してインバータ制御器8aへ入力される構成となっている。
図5は、本発明の第3実施形態に係る風速センサ故障チェック機能付空気量フィードバック制御式空燃比制御システムの制御系統図であり、風速センサ22(若しくは風量センサ)が故障した場合に、空燃比が大きく崩れて異常燃焼状態になるのを未然に防止するようにしたものである。
即ち、第3実施形態では、空気吸込サイレンサ21に2個の風速センサ(若しくは風量センサ)22a、22bを設けると共に、空気量補正用制御器34に比較演算器Hを設ける構成とし、両風速センサ22a、22bからの風速検出信号Vs、Vsを比較演算器Hで常時比較する。そして、両者の検出値が異なる場合には、風速センサ異常信号VSAを発信し、この風速センサ異常信号VSAにより、風速センサ異常判定器38を介して比較演算切換器Aへ切離信号Scを送り、空気量補正用制御器34によるフィードバック制御を切離した状態で、マスターコントローラ9による空燃比制御を行う。
尚、上記比較演算切換器Aは、風量信号MIと風量制御信号MWの加減算の他に、切離信号Scや切換信号Ssの入力により、風量信号MIに対する風量制御信号MWの断・接をコントロールする機能を備えているものである。
また、上記空気量補正用制御器34からの風量制御信号MWによる空燃比制御を切離した運転状態下で、比較演算器Hから警報異常信号VAR´が発信されていない場合には、送風機異常判定・警報器37により風速センサ22aは正常であると判断し、切換信号Ssを比較演算切換器Aへ送る。これにより、フィードバック制御用の空気量補正用制御器34が比較演算切換器Aへ再接続され、切離した風量制御信号MWによる風量信号MIに対する空気量のフィードバック制御が回復される。
尚、当該第3実施形態では、2個の風速センサ22a、22bを設け、一方の風速センサ22bを風速異常検出用に、また、他方の風速センサ22aを制御用と異常検出用の兼用とするようにしているが、簡易的な排ガス酸素濃度検出センサを用いて空燃比異常の監視を行っている場合には、前記異常検出用の風速センサ22bの使用に替えて、前記排ガス酸素濃度センサにより空燃比異常を検出した際にフィードバック制御を切離す方式とすることも可能である。
本発明は、小型ボイラのみならず、あらゆる形式、種類のボイラに適用することができ、また、ごみ焼却炉等の燃焼システムへも適用することが出来る。
F 燃料
G 排ガス
MV 燃料流量信号(定常運転時)
TV 制御位置信号
SV 燃料流量設定信号(パージ時)
圧力検出信号
風速検出信号
S´ 補正後の風速検出信号
S1 風速検出信号
S2 風速検出信号
SA 風速センサ異常信号
燃料流量信号
SP 風量演算信号(SP信号)
AR 警報信号
AR´ 送風機異常警報信号
温度検出信号
湿度検出信号
S´ 補正後の風速検出信号
T 空気温度
外気温度
SW 空気流量設定信号(パージ時)
MW 風量制御信号
MW` 風量信号
MI 風量信号
切離信号
切換信号
〜H 比較演算器
A 比較演算切換器
風箱圧力
排ガス温度
炉内圧力
蒸気圧力
1 ボイラ
1a バーナ
2 蒸気圧力センサ
3 蒸気圧力調節計
4 燃料調整弁
4a 操作器
5 酸素濃度検出器
5a 調節器
6 酸素濃度調節計
7 空気ダンパ
7a 操作器
8 押込送風機
8a インバータ制御器
8b インバータ本体
9 マスターコントローラ(制御器)
9a パージ設定器
10 リンク機構
10a リンク機構操作器
11 制御位置発信器
12 調整器
13 風箱内の圧力センサ
14 風箱
15 排ガス温度センサ
16 炉内圧力センサ
17 空気温度計
18 補正装置
19 周波数検出器
20 制御盤
21 空気吸込サイレンサ
22 風速(若しくは風量)センサ
23 吸込空気の温度センサ
24 湿度センサ
25 整流格子
26 燃焼空気
27 燃料流量計
28 ボイラ給水
28a 給水口
29 圧力センサ取付管
30 エコノマイザ
31 排ガス排出口
32 送風ダクト
32a 吸込ダクト
33 空気量調節計
34 空気量補正用制御器
35 SP調整器(必要空気量演算器)
36 温度・湿度補正器
37 送風機異常判定・警報器
38 風速センサ異常判定器

Claims (7)

  1. ボイラ圧力の検出値に基づいて燃料供給量及び燃焼用空気供給量を制御しつつ所定の蒸気発生量でもって運転するボイラの空燃比制御方法であって、送風機の吸込ダクトに設けた風速センサ若しくは風量センサにより実測した空気供給量と、燃料供給管に設けた燃料流量計の検出値から算出した必要燃焼空気量に基づいて、前記ボイラの燃焼用空気供給量を調整するようにしたボイラの空燃比制御方法に於て、前記送風機の吸込ダクトに設けた風速センサ若しくは風量センサを2基とし、夫々のセンサの検出値を比較することにより何れかのセンサの異常を判別すると共に、風速センサ若しくは風量センサの異常時には、前記実測した空気供給量と算出した必要燃焼空気量とに基づく燃焼用空気供給量の調整を行なわずにボイラを運転するようにしたことを特徴とするボイラの空燃比制御方法。
  2. 送風機の吸込ダクトへ流入する燃焼用空気の温度と湿度を検出し、当該温度検出値及び湿度検出値により前記必要燃焼空気供給量を補正するようにした請求項1に記載のボイラの空燃比制御方法。
  3. 圧力センサ(2)により検出したボイラ圧力が入力され、必要燃料流量を演算して出力する圧力調節計(3)と、ボイラパージ時の供給空気流量及び供給燃料流量を設定するパージ設定器(9a)と、圧力調節計(3)及びパージ設定器(9a)の各出力信号が入力され、前記圧力調節計(3)の出力信号に優先してパージ設定器(9a)からの出力信号をリンク機構操作器(10a)へ出力する比較演算器Hと、前記リンク機構操作器(10a)に設けた制御位置発信器(11)からの検出信号により風量信号を出力する調整器(12)と、前記調整器(12)及び空気量補正用制御器(34)の各出力信号が入力され、補正後の風量信号を出力する比較演算切換器Aと、前記比較演算切換器Aからの風量信号及びパージ設定器(9a)からの空気流量設定信号が入力され、比較演算切換器Aからの風量信号に優先してパージ設定器(9a)からの空気流量設定信号をインバータ制御器(8a)へ出力する比較演算Hとから成るマスターコントローラ(9)と,風速センサ若しくは風量センサ(22)の検出信号が入力される空気量調節計(33)と、燃料流量計(27)の検出信号により必要燃焼空気量を演算し、算出した風量演算信号を前記空気量調節計(33)へ入力するSP調整器(35)とから成る空気量補正用制御器(34)と,から構成され、前記空気量補正用制御器(34)からの風量制御信号を前記マスターコントローラ(9)の比較演算切換器Aへ入力して前記調整器(12)からの風量信号を補正し、補正後の風量信号をインバータ制御器(8a)へ出力する構成としたボイラの空燃比制御装置。
  4. 空気量補正用制御器(34)の風速センサ若しくは風量センサからの検出信号の入力側に温度・湿度補正器(36)を設けると共に、押込送風機の吸込ダクト(32a)に設けた温度センサ(23)及び湿度センサ(24)の各検出値を前記温度・湿度補正器(36)へ入力し、空気量調節計(33)へ入力する風速若しくは風量検出値を補正するようにした請求項3に記載のボイラの空燃比制御装置。
  5. 空気量補正用制御器(34)に、風速センサ若しくは風量センサからの検出信号と、前記SP調整器(35)からの風量演算信号が適正範囲を外れたときに発信される警報信号とを比較する比較演算器H を設け、当該比較演算器H からの異常警報信号の発信により、送風機(8)を停止するようにした請求項3に記載のボイラの空燃比制御装置。
  6. 空気量補正用制御器(34)に、2個の風速センサ若しくは風量センサからの各信号を比較する比較演算器H を設け、当該比較演算器Hからの風速センサ若しくは風量センサの異常信号の発信により切離信号Scを前記マスターコントローラ(9)の比較演算切換器Aへ入力し、空気量補正用制御器(34)による風量信号の補正を停止するようにした請求項に記載のボイラの空燃比制御装置。
  7. 空気量補正用制御器(34)に、風速センサ若しくは風量センサからの検出信号と前記SP調整器(35)からの風量演算信号が適正範囲を外れたときに発信される警報信号とを比較する比較演算器H 並びに2個の風速センサ若しくは風量センサからの各信号を比較する比較演算器H を夫々設け、前記比較演算器Hから異常信号の発信によりインバータ制御用の風量信号の補正が停止され且つ前記比較演算器Hからの送風機異常警報信号が無い時には、比較演算器Hから切換信号Ssを前記マスターコントローラ(9)の比較演算切換器Aへ入力し、空気量補正用制御器(34)によるインバータ制御用の風量信号の補正を開始するようにした請求項3に記載のボイラの空燃比制御装置。
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