JP3063514B2 - 圧力センサによる流量測定方法 - Google Patents

圧力センサによる流量測定方法

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JP3063514B2
JP3063514B2 JP6019884A JP1988494A JP3063514B2 JP 3063514 B2 JP3063514 B2 JP 3063514B2 JP 6019884 A JP6019884 A JP 6019884A JP 1988494 A JP1988494 A JP 1988494A JP 3063514 B2 JP3063514 B2 JP 3063514B2
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Miura Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ等の作動機器
に対して燃料を供給する流体供給系において、流体の
流量(燃料供給量の測定や炉圧計測により作動機器の
保守管理に有効な流量測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラや焼却炉等の作動機器に供
給する燃料供給量の測定は、燃料供給ライン中に挿設し
た流量計によって行っている。例えば、図2に示すボイ
21は、加熱用のバーナ22を備えており、このバー
ナ22には送風機23によって燃焼用空気送るように
している。前記バーナ22には燃料供給ライン24を接
続し、この燃料供給ライン24に電磁弁25流量計2
6および燃料ポンプ27を設け、それぞれ回線28を介
して制御器29に接続している。そして、燃焼のON−
OFFは、前記ボイラ21の缶内の蒸気圧力を検出する
圧力検出器30の信号に基づいて前記制御器29により
制御し、前記流量計26で燃料使用量を計測し保守管理
の資料を提供している。しかしながら、前記市販の流量
計26は高価であって、故障等によるトラブルの機会を
増やすだけでなく、性能維持のための付加的な作業を必
要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、流量供給系において、市販の流量計を使用せ
ず、1組の圧力センサを利用して流体の流量(燃料供給
)を測定するとともに炉圧も計測する簡便な流量測定
方法を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を
解決するためになされたものであって、1組の圧力セン
サと、これらの圧力センサ間に配したオリフィスと、前
1組の圧力センサの上流側に相互に並列に接続した複
数のバルブ手段とからなる流体供給システムを用いて
イラ等の作動機器に対して燃料等供給する流体供給系
おいて、少なくとも前記バルブ手段の双方を閉鎖する
第1ステージと、前記バルブ手段の一方のみを開放する
第2ステージ、前記バルブ手段の双方を開放する第3
ステージを設定することにより、前記作動機器を多段
階に制御し、それらの各段階における前記1組の圧力セ
ンサ間の差圧を計測して、一定時間内のサンプル平均値
aを算出し、これを前記流体供給系の流量判定の基準と
するもので、少なくとも各段階で算出した前記サンプル
平均値aを予め設定した差圧−流量の関係式と比較する
ことによって測定するその段階(ステージ)の流量q
前記段階(ステージ)ごとの時間tを記憶し、この時
間tにその段階の流量qを乗じた値Qを算出し、各段階
における前記値Qを総合することによって測定する所要
時間内の供給量ΣQのいずれか1つを判定することを特
徴としている。さらに、この発明、前記作動機器に対
気体燃料等を供給する流体供給系において、前記
組の圧力センサの測定点の温度影響を温度センサを用い
て補正すること、さらに前記1組の前記圧力センサのう
ちの、下流側圧力センサを用いて、前記作動機器の炉
圧を監視することを特徴としている
【0005】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、作動機器の一例として多管式
貫流ボイラにこの発明に係る圧力センサによる流量測定
方法を適用した場合の説明図である。
【0006】図1において、ボイラ1は、加熱用のバー
ナ2を備えており、このバーナ2には送風機3によって
燃焼用空気送るようにしている。前記バーナ2には燃
料供給ライン4を接続し、この燃料供給ラインにこの
発明に係る1組の圧力センサ5,6を設けている。これ
らの圧力センサ5,6間には、オリフィス7を挿入
ている。前記燃料供給ライン4における前記圧力センサ
6の上流側にはバイパスライン8を設け、このバイパス
ライン8と前記燃料供給ライン4のそれぞれにバルブ手
段としての第一電磁弁9および第二電磁弁10を設ける
とともに、前記燃料供給ライン4の所定位置に温度セン
サ11を設けている。そして、このボイラ1の燃焼を制
御する制御器12を設け、前記1組の圧力センサ5,
6、第一,第二電磁弁9,10および温度センサ11を
それぞれ回線13を介して制御器12に接続し、この制
御器12は通信回線14を介して遠隔監視装置(図示省
略)へ接続している。また、前記ボイラ1の缶内の蒸気
圧力を検出する圧力検出器15は、回線13を介して制
御器12に接続している。
【0007】前記圧力センサ5,6は、市場性のある安
価なものであって、前記オリフィス7の前後の圧力を測
定し前記制御器12へ出力する。前記制御器12は、例
えば、マイコン内蔵の演算機能を有し、前記圧力検出器
15からの検出信号により、前記バーナ2の燃焼状態を
制御するとともに、前記通信回線14を介して遠隔監視
装置へ前記ボイラ1の運転状況、燃料供給量等の情報を
出力するようになっている。
【0008】つぎに、この発明の圧力センサによる流量
測定方法を説明する。前記燃料供給系において、前記
電磁弁9および前記第二電磁弁10の双方を閉鎖する
第1ステージ(OFFの状態)と、前記第二電磁弁10
のみを開放する第2ステージ(50%)と、前記第一
磁弁9および前記第二電磁弁10の双方を開放する第3
ステージ(100%)を設定し、それらの各ステージに
おける1組の前記圧力センサ5,6間の差圧を計測し
て、一定時間内のサンプル平均値aを算出し、これを前
記燃料供給系の流量判定の基準として、前記バーナ2に
供給する各ステージごとの流量、供給量等の測定または
異常判定を行う。ここで、サンプル平均値aを算出する
方法としては、 (1) 一定時間で計測した差圧のサンプルをその時点ごと
に、流量に置き換え(予め設定した差圧−流量の関係式
/テーブルと比較する)、これをN個集めて平均化する
方法と、 (2) 一定時間内で計測した差圧のサンプルをN個集めて
平均化し、これを上記の関係式/テーブルと比較して、
流量に置き換える方法の2通りがあり、実施に応じて選
択することができる。
【0009】即ち、前記各ステージで算出した前記サン
プル平均値aを予め設定した差圧−流量の関係式と比較
することによって測定するそのステージの流量qを演算
することができる。また、前記各ステージごとの時間t
を記憶し、この時間tにそのステージの流量qを乗じた
値Qを算出し、各ステージにおける前記値Qを総合する
ことによって測定する所要時間内の供給量ΣQ(例え
ば、1日の燃料供給量)を演算により知ることができ
る。
【0010】この手法によると、前記ボイラ1に対し
気体燃料等を供給する燃料供給系において、前記燃料供
給ライン4に挿入した前記温度センサ11を用いて、前
1組の圧力センサ5,6の測定点の温度影響を補正
し、より確実に流量を測定することができる。さらに、
前記1組の圧力センサ5,6のうち、下流側圧力セン
サ5を用いて、前記ボイラ1の炉圧(パージ中の風圧も
含めて)の計測に利用できる。この炉圧は、ほぼ安定し
ており、センシング部位に比べて相当大きいので、流量
に対する圧力補正の必要もないので、差圧流量計と炉圧
モニタの機能を併せ持っている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、流体
供給システムを用いてボイラ等の作動機器に対して燃料
を供給する流体供給系において流量計を使用せず
1組の圧力センサとその間に配したオリフィスを用い
燃料等の流体供給量を測定する簡便な流量測定法である
ので、従来の流量計使用の設備よりも格安で故障もな
く、しかも、種々の測定データの取り出しや能力判定を
行うことができ、さらに、下流側圧力センサにより炉
圧の監視もでき、遠隔地にてオンラインによる流量の計
測、炉圧監視等の管理が可能になり、設備の保守管理も
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】従来の実施例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1…ボイラ(作動機器) 5…圧力センサ 6…圧力センサ 9…第一電磁弁(バルブ手段) 10…第二電磁弁(バルブ手段) 11…温度センサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組の圧力センサ5,6と、これらの圧
    力センサ5,6間に配したオリフィス7と、前記1組の
    圧力センサ5,6の上流側に相互に並列に接続した複数
    のバルブ手段9,10とからなる流体供給システムを用
    いてボイラ等の作動機器1に対して燃料等を供給する流
    体供給系において、少なくとも前記バルブ手段9,10
    の双方を閉鎖する第1ステージと、前記バルブ手段9,
    10の一方のみを開放する第2ステージ、前記バルブ
    手段9,10の双方を開放する第3ステージを設定す
    ることにより、前記作動機器1を多段階に制御し、それ
    らの各段階における前記1組の圧力センサ5,6間の差
    圧を計測して、一定時間内のサンプル平均値aを算出
    し、これを前記流体供給系の流量判定の基準として、少
    なくとも下記の1つを測定することを特徴とする圧
    力センサによる流量測定方法。 各段階で算出した前
    記サンプル平均値aを、予め設定した差圧−流量の関係
    式と比較することによって測定するその段階(ステー
    ジ)の流量q。 前記段階(ステージ)ごとの時間t
    を記憶し、この時間tにその段階の流量qを乗じた値Q
    を算出し、各段階における前記値Qを総合することによ
    って測定する所要時間内の供給量ΣQ。
  2. 【請求項2】 前記作動機器1に対し気体燃料等を供
    給する流体供給系において、前記1組の圧力センサ5,
    6の測定点の温度影響を温度センサ11を用いて補正す
    ることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサによる
    流量測定方法。
  3. 【請求項3】 前記1組の圧力センサ5,6のうちの、
    下流側圧力センサ5を用いて、前記作動機器1の炉圧
    を監視することを特徴とする請求項1に記載の圧力セン
    サによる流量測定方法。
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