JP2000145006A - 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造 - Google Patents

軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造

Info

Publication number
JP2000145006A
JP2000145006A JP10327057A JP32705798A JP2000145006A JP 2000145006 A JP2000145006 A JP 2000145006A JP 10327057 A JP10327057 A JP 10327057A JP 32705798 A JP32705798 A JP 32705798A JP 2000145006 A JP2000145006 A JP 2000145006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
ceiling
wall
length
parting material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10327057A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Sugino
元 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP10327057A priority Critical patent/JP2000145006A/ja
Publication of JP2000145006A publication Critical patent/JP2000145006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒出の長さが変わっても作業効率を損ねるこ
となく、同一の艤装外壁パネルを使用して軒裏天井板を
取り付けることが容易な軒裏天井見切り材を提供するこ
とを目的とするとともに、軒出の長さが異なっても現
場、及び工場での作業性を損ねることがない軒裏天井構
造を提供する。 【解決手段】 外装材24が貼設された住宅の外壁2
と、軒裏天井板5の長手方向端部5aと、に接する軒裏
天井見切り材6において、前記外壁2に固定される外壁
固定部61と、前記外装材24の上端部より外壁2に沿
って鉛直方向に所定の長さを有する鉛直部62と、前記
鉛直部62の下端部より外方に突出し、前記軒裏天井板
5を支持する軒裏天井支持部64と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の外壁と軒裏
天井板の長手方向端部とに当接する軒裏天井見切り材、
及び該軒裏天井見切り材が取り付けられた軒裏天井構造
に関する。
【0002】
【背景の技術】従来、住宅の外壁から外方に突出した軒
先部には、例えば、軒出先端部から前記住宅の躯体に当
接する軒裏天井板が水平に設けられているものが知られ
ている。そして、前記軒裏天井板と住宅の外壁とが当接
する当接部は、軒裏天井板を支持したり、或いは軒裏天
井空間を換気するための換気口を有する軒裏天井見切り
材が設けられていることが知られている(例えば、特開
平6−264553等)。
【0003】ところで、近年、住宅の構築についてはそ
の工業化が進み、例えば、壁や床、或いは屋根といった
構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場で
これらのパネルを組み立てることにより、住宅を構築す
るといったパネル工法が一部に採用されている。このよ
うなパネル工法においては、パネルの寸法を基準長さ単
位(モジュール)に従って設計し、これらのモジュール
単位で設計されたパネルを用いることにより住宅設計を
容易なものとしているものもある。
【0004】また、例えば、図3に示すように、外壁1
00として用いる外壁パネル101には、更に現場での
施工を簡略にするため、面材101aに胴縁102を取
り付け、その上に外装材103を貼設する、いわゆる艤
装を行っているものがある。そして、この艤装された外
壁100を用いた軒先部において、前記外装材103の
上端部には、軒裏天井見切り材104が取り付けられ、
該軒裏天井見切り材により軒裏天井板105が支持され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記軒
出の長さは、一様ではなく、住宅が建てられる敷地条
件、隣家との距離、屋根勾配、或いは屋根構造の種類等
により異なっている。従って、前記軒裏天井板が取り付
けられる高さも軒出に合わせて変更を余儀なくされる。
このような場合でも、予め外装材が艤装された外壁を用
いようとすると、軒出の長さに応じて外装材の一部を現
場で切るか、或いは軒出の長さに応じた艤装を予め工場
で行うしかないが、外装材を現場で切断する場合には現
場での施工効率の向上が図れないという問題があり、ま
た、軒出の長さに応じた艤装を予め工場で行うことも工
場での作業効率を損ねてしまうという問題点がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、軒出の長さが変わっても作業効率を
損ねることなく、同一の艤装外壁パネルを使用して軒裏
天井板を取り付けることが容易な軒裏天井見切り材を提
供することを目的とするとともに、軒出の長さが異なっ
ても現場、及び工場での作業性を損ねることがない軒裏
天井構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1及び図2に示
すように、外装材24が貼設された住宅の外壁2と、軒
裏天井板5の端部5aと、に接して設けられた軒裏天井
見切り材6において、前記外壁2に固定される外壁固定
部61と、前記外装材24の上端部より外壁2に沿って
鉛直方向に所定の長さを有する鉛直部62と、前記鉛直
部62の下端部より外方に突出し、前記軒裏天井板5を
支持する軒裏天井支持部64と、を備えたことを特徴と
している。
【0008】請求項1記載の発明によれば、軒裏天井見
切り材6は、その外壁固定部61が外壁2に固定され、
鉛直部62により外装材24の天端部からの鉛直方向の
位置決めができて、軒裏天井支持部64により軒裏天井
板5が支持されるので、この軒裏天井見切り材6を住宅
の外壁2に固定させることによって容易に軒裏天井板5
を取り付け、支持することが出来る。即ち、予め、軒出
に対応した長さの鉛直部62を有する数種類の軒裏天井
見切り材6を準備し、該当する軒裏天井見切り材6を外
壁2に固定するだけで、軒裏天井板5の取り付け位置決
めと、軒裏天井板5の支持が出来るので、例えば、艤装
された外壁2を使用した場合、従来のように、軒裏天井
板5の取り付け位置に合わせて、艤装された外壁の外装
材24を切ったり、或いは軒裏天井板5の取り付け位置
に合わせて艤装する際の外装材24の取り付け位置の変
更などをする必要がなくなることとなって、軒出の長さ
が変わっても作業効率を損ねることなく、同一の艤装さ
れた外壁2を使用して軒裏天井板5を軒先部に取り付け
ることが出来る。
【0009】ここで、軒裏天井見切り材6の種類は、特
に限定するものではなく、住宅が建てられる敷地条件、
隣家との距離、屋根勾配、或いは屋根構造の種類等を考
慮して、予め準備する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の軒
裏天井見切り材6において、前記外壁固定部61の下端
部と前記鉛直部62の上端部とに接して略水平に設けら
れた水平部63を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に効果が得られることは無論のこと、特
に、外壁固定部61の下端部と鉛直部62の上端部とに
接して設けられた水平部63は略水平とされているの
で、軒裏天井見切り材6を外壁2に取り付ける際、例え
ば、外装材24の上端部に水平部63の下面が接するよ
うにすることにより、軒裏天井見切り材6を容易に取り
付けることが出来る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の軒裏天井見切り材6において、該軒裏天井見切り材
6は、金属製の板状体を、所定の部位で折曲させたもの
より成形されていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、該軒裏天井見切り材6は、金属製の板状体
を、所定の部位で折曲させたものより成形されているの
で、鉛直部62の異なる軒裏天井見切り材6を製造する
場合においても、単に折曲させる位置を変更することに
より容易に製造することが出来る。
【0014】ここで、金属製の板状体とは、具体的に
は、例えば、ステンレス製板、或いはアルミ製板等であ
り、使用される状況を考えると、錆びにくい性質の金属
であることが望ましい。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の軒裏天井見切り材6を用いて構築した軒裏
天井構造において、軒裏天井板5の高さに対応した鉛直
部62を有する軒裏天井見切り材6が、外装材24が貼
設された住宅の外壁2と軒裏天井板5の端部5aとに当
接して設けられていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、外装材24
が貼設された住宅の外壁2と軒裏天井板5の端部5aと
に接して、軒裏天井板5の高さに対応した鉛直部62を
有する軒裏天井見切り材6が取り付けられているので、
例えば、予め外装材24が艤装された外壁2を使用した
場合、軒裏天井板5の取り付け位置に合わせて、艤装さ
れた外壁2の外装材24を切ったり、或いは軒裏天井板
5の取り付け位置に合わせて艤装する際の外装材24の
取り付け位置の変更などをする必要がなくなることとな
って、軒出の長さが変わっても作業効率を損ねることな
く、同一の艤装された外壁2を使用して軒裏天井板5を
取り付けることが出来る。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の軒
裏天井構造において、住宅は、基準寸法に基づいて構築
され、軒出の長さは、前記基準寸法に基づいて設定され
ていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項4に
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
特に、軒出の長さは、基準寸法に基づいて構築される住
宅の該基準寸法に基づいて設計されるので、基準寸法に
基づいた軒出に対応した長さの鉛直部62を持つ軒裏天
井見切り材6を使用すればよいこととなって、軒裏天井
見切り材6の種類をさほど必要としない。また、軒出の
長さと住宅の各部材の寸法とが、互いに基準寸法に基づ
いて設計されているので、住宅全体が均整のとれたもの
となって意匠的に好ましいものとなる。
【0019】ここで、所定の基準寸法に規格化された住
宅とは、例えば、1M(モジュール)=910mmを基
準寸法として、1/4M、1/2M、2M,4Mの寸法
に規格化された壁材、床材、屋根材を用いて構築される
住宅のことをいう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
軒裏天井見切り材の実施の形態を詳細に説明する。図1
に、本発明に係る軒裏天井見切り材を備えた住宅の軒先
部要部の断面図を示す。
【0021】図1に示す軒先部1において、住宅の躯体
である外壁2の上端面部には、上面が屋根勾配に合わせ
て傾斜した結合桁材3を介して屋根パネル4が設けられ
ている。前記外壁2は、縦桟材(図示省略)と横桟材2
1aとを矩形状に組み立てるともに、この矩形枠の内部
に補強桟材(図示省略)を縦横に組み付けて枠体を構成
し、この枠体の両方の面に合板等の面材21b、21b
が貼設された外壁パネル21と、前記外壁パネル21の
外側の面材21bに貼設された防水シート22と、該防
水シート22の上に上下方向に所定の間隔で設けられた
横胴縁23…と、これら横胴縁23…に貼設された外装
材24とによって形成されている。前記外壁2は、予
め、工場にて前記横胴縁23…、及び前記外装材24が
艤装されている。
【0022】前記屋根パネル4は、前記外壁パネル21
と同様に、縦桟材4aと横桟材(図示省略)とを矩形状
に組み立てるともに、この矩形枠の内部に補強桟材(図
示省略)を縦横に組み付けて枠体を構成し、この枠体の
上面に合板等の面材4bが貼設されたものである。
【0023】ここで、前記外壁パネル21、及び屋根パ
ネル4は、基準寸法=910mmを1M(モジュール)
として、例えば、1/8M、1/4M、1/2M、1
M、2M、4M…の寸法に規格化された標準パネルを主
として構成されている。また、前記屋根パネル4の先端
部には、鼻隠し(図示省略)が設けられ、該鼻隠しから
前記外壁パネル21に向かって、屋根パネル4の下面を
隠す軒裏天井板5が設けられている。前記軒裏天井板5
の外壁パネル21側の端部5aは、住宅の桟材7に釘等
により固定されているとともに、外壁パネル21に固定
された軒裏天井見切り材6によって支持されている。
【0024】前記軒裏天井見切り材6は、前記外壁2に
固定される外壁固定部61と、前記外装材24の上端部
より外壁に沿って鉛直方向に所定の長さを有する鉛直部
62と、前記外壁固定部61の下端部と、前記鉛直部6
2の上端部と繋ぎ、略水平な水平部63と、前記鉛直部
62の下端部より外方に突出し、前記軒裏天井板5を支
持する軒裏天井支持部64と、を備えている。前記外壁
固定部61は、前記外壁パネル21の縦桟材(図示省
略)、或いは横桟材21aに釘打ちにより固定されてい
る。前記水平部63の下面部には、前記外装材24の上
端面部が当接されている。前記鉛直部62の長さは、軒
出の長さと屋根勾配との関係から決定される。
【0025】ここで、軒出の長さは、前記外壁パネル、
屋根パネルの基準寸法である1Mに基づいて決定される
ようになっている。よって、前記鉛直部62の長さは、
例えば、屋根勾配がα、軒出の長さが1/8M、1/4
M、1/2Mとした場合に、それぞれ一義的に決定され
る。
【0026】また、前記軒裏天井見切り材6は、例え
ば、ステンレス製板を、所定の部位で折曲させたものよ
り成形されている。即ち、ステンレス製板をその上端部
から前記固定部61の長さの位置で略90度左に折曲さ
せ、次いで、前記水平部63の長さ位置で略90度下に
折曲させ、続いて、前記鉛直部62の長さ位置で略90
度左に折曲させ、更に、前記軒裏天井支持部64の長さ
位置で折り返すことによって形成される。従って、鉛直
部62の異なる軒裏天井見切り材6を製造する場合にお
いても、単に折曲させる位置を変更することにより容易
に製造することが出来る。
【0027】なお、この軒裏天井見切り材6は、0.6
mm以上あれば、耐火性についても問題を生じることが
ない。
【0028】次いで、前記軒裏天井見切り材6を使用し
た軒裏構造の態様について図2を用いて説明する。図2
は、軒出の長さに応じた軒裏構造を示した図であり、
(a)は軒出の長さが227.5mm(1/4M)、
(b)は軒出の長さが455mm(1/2M)、(c)
は軒出の長さが682.5mm(3/4M)の場合を示
したものである。図2の(a)において、軒裏天井板5
の端部5aと外壁2との当接位置は、外装材24の上端
部よりも上方であり、この場合には、従来通りの軒裏天
井見切り材6aを使用し、その外壁固定部61を外壁2
に釘打ちにより固定し、水平部63で前記軒裏天井板5
を支持する。
【0029】また、図2の(b)においては、軒裏天井
板5の端部5aと外壁2との当接位置は、外装材24の
上端部よりも下方であり、この場合には、この軒出長さ
に対応した鉛直部62を有する軒裏天井見切り材6bを
使用し、その水平部63の下面を外装材24の上端面部
に当接させた状態で、その外壁固定部61を外壁に釘打
ちにより固定し、軒裏天井支持部64で前記軒裏天井板
5を支持する。更に、図2の(c)においては、軒裏天
井板5の端部5aと外壁2との当接位置は、上記(b)
よりも更に下方であり、この場合には、この軒出の長さ
に対応した鉛直部62を有する軒裏天井見切り材6cを
使用し、その水平部63の下面を外装材24の上端面部
に当接させた状態で、その外壁固定部61を外壁2に釘
打ちにより固定し、水平部63で前記軒裏天井板5を支
持する。
【0030】以上説明した本発明に係る軒裏天井見切り
材6によれば、その外壁固定部61が外壁2に固定さ
れ、鉛直部62により外装材24の天端部からの鉛直方
向の位置決めができて、軒裏天井支持部64により軒裏
天井板5が支持されるので、この軒裏天井見切り材6を
住宅の外壁2に固定させることによって容易に軒裏天井
板5を取り付け、支持することが出来る。即ち、予め、
軒出の長さに対応した長さの鉛直部62を有する数種類
の軒裏天井見切り材6を準備し、該当する軒裏天井見切
り材6を外壁2に固定するだけで、軒裏天井板5の取り
付け位置決めと、軒裏天井板5の支持が出来るので、従
来のように、軒裏天井板5の取り付け位置に合わせて、
艤装された外壁2の外装材24を切ったり、或いは軒裏
天井板5の取り付け位置に合わせて艤装する際の外装材
24の取り付け位置の変更などをする必要がなくなるこ
ととなって、軒出の長さが変わっても作業効率を損ねる
ことなく、同一の艤装された外壁2を使用して軒裏天井
板5を取り付けることが出来る。
【0031】また、水平部63が外装材24の上端部に
接するようにされているので、この軒裏天井見切り材6
を外壁2に取り付けは、この水平部63を外装材24の
上端部に接するようにして取り付けることにより容易に
行うことが出来る。また、軒出の長さは、基準寸法に基
づいて構築される住宅の該基準寸法に基づいて設計され
るので、基準寸法に基づいた軒出に対応した長さの鉛直
部62を持つ軒裏天井見切り材6を使用すればよいこと
となって、軒裏天井見切り材6の種類をさほど必要とし
ない。
【0032】また、軒出の長さと住宅の各部材の寸法と
が、互いに基準寸法に基づいて設計されているので、住
宅全体が均整がとれたものとなって意匠的に好ましいも
のとなる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、軒裏天井
見切り材は、その外壁固定部が外壁にに固定され、鉛直
部により外装材の天端部からの鉛直方向の位置決めがで
きて、軒裏天井支持部により軒裏天井板が支持されるの
で、この軒裏天井見切り材を住宅の外壁に固定させるこ
とによって容易に軒裏天井板を取り付け、支持すること
が出来る。即ち、予め、軒出に対応した長さの鉛直部を
有する数種類の軒裏天井見切り材を準備し、該当する軒
裏天井見切り材を外壁に固定するだけで、軒裏天井板の
取り付け位置決めと、軒裏天井板の支持が出来るので、
例えば、艤装された外壁を使用した場合、従来のよう
に、軒裏天井板の取り付け位置に合わせて、艤装された
外壁の外装材を切ったり、或いは軒裏天井板の取り付け
位置に合わせて艤装する際の外装材の取り付け位置の変
更などをする必要がなくなることとなって、軒出の長さ
が変わっても作業効率を損ねることなく、同一の艤装外
壁を使用して軒裏天井板を取り付けることが出来る。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に効果が得られることは無論のこと、特
に、外壁固定部の下端部と鉛直部の上端部とに接して設
けられた水平部は略水平とされているので、軒裏天井見
切り材を外壁に取り付ける際、例えば、外装材の上端部
に水平部の下面が接するようにすることにより、軒裏天
井見切り材を容易に取り付けることが出来る。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、軒裏天井見切り材は、金属製の板状体を、所
定の部位で折曲させたものより成形されているので、鉛
直部の異なる軒裏天井見切り材を製造する場合において
も、単に折曲させる位置を変更することにより容易に製
造することが出来る。
【0036】請求項4記載の発明によれば、外装材が貼
設された住宅の外壁と軒裏天井板の端部とに接して、軒
裏天井板の高さに対応した鉛直部を有する軒裏天井見切
り材が取り付けられているので、例えば、予め外装材が
艤装された外壁を使用した場合、軒裏天井板の取り付け
位置に合わせて、艤装された外壁の外装材を切ったり、
或いは軒裏天井板の取り付け位置に合わせて艤装する際
の外装材の取り付け位置の変更などをする必要がなくな
ることとなって、軒出の長さが変わっても作業効率を損
ねることなく、同一の艤装外壁を使用して軒裏天井板を
取り付けることが出来る。
【0037】請求項5記載の発明によれば、請求項4に
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
特に、軒出の長さは、基準寸法に基づいて構築される住
宅の該基準寸法に基づいて設計されるので、基準寸法に
基づいた軒出に対応した長さの鉛直部を持つ軒裏天井見
切り材を使用すればよいこととなって、軒裏天井見切り
材の種類をさほど必要としない。また、軒出の長さと住
宅の各部材の寸法とが、互いに基準寸法に基づいて設計
されているので、住宅全体が均整のとれたものとなって
意匠的に好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軒裏天井見切り材を備えた住宅の
軒先部要部の断面図である。
【図2】軒出の長さに応じた軒裏天井見切り材を備えた
住宅の軒先部要部の断面図であり、(a)は軒出の長さ
が227.5mm(1/4M)、(b)は軒出の長さが
455mm(1/2M)、(c)は軒出の長さが68
2.5mm(3/4M)の場合を示したものである。
【図3】従来の軒裏天井見切り材を備えた住宅の軒先部
要部の断面図である。
【符号の説明】
1 軒先部 2 外壁 5 軒裏天井板 6 軒裏天井見切り材 24 外装材 61 外壁固定部 62 鉛直部 63 水平部 64 軒裏天井支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装材が貼設された住宅の外壁と、軒裏
    天井板の端部と、に接して設けられる軒裏天井見切り材
    において、 前記外壁に固定される外壁固定部と、 前記外装材の上端部より外壁に沿って鉛直方向に所定の
    長さを有する鉛直部と、 前記鉛直部の下端部より外方に突出し、前記軒裏天井板
    を支持する軒裏天井支持部と、 を備えたことを特徴とする軒裏天井見切り材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軒裏天井見切り材におい
    て、 前記外壁固定部の下端部と前記鉛直部の上端部とに接し
    て略水平に設けられた水平部を備えたことを特徴とする
    軒裏天井見切り材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の軒裏天井見切り材
    において、 軒裏天井見切り材は、金属製の板状体を、所定の部位で
    折曲させたものより成形されていることを特徴とする軒
    裏天井見切り材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の軒裏天井
    見切り材を用いて構築した軒裏天井構造において、 軒裏天井板の高さに対応した鉛直部を有する軒裏天井見
    切り材が、外装材が貼設された住宅の外壁と軒裏天井板
    の端部とに当接して設けられていることを特徴とする軒
    裏天井構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の軒裏天井構造において、 住宅は、基準寸法に基づいて構築され、 軒出の長さは、前記基準寸法に基づいて設定されている
    ことを特徴とする軒裏天井構造。
JP10327057A 1998-11-17 1998-11-17 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造 Pending JP2000145006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327057A JP2000145006A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327057A JP2000145006A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000145006A true JP2000145006A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18194828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10327057A Pending JP2000145006A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000145006A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000355979A (ja) 軒先構造
JP2000145006A (ja) 軒裏天井見切り材及び軒裏天井構造
JP5232071B2 (ja) 軒先構造
JP4869679B2 (ja) 装着具及び小屋組建物
JPH11229546A (ja) 庇支持構造
JPH10331363A (ja) 勾配屋根の軒部金物及び勾配屋根の軒部構造
JPH0544403Y2 (ja)
JP4469075B2 (ja) 軒天見切り構造および軒天見切り構造の施工方法
JP2934413B2 (ja) 断熱材支持構造
JP2507196Y2 (ja) 窓用の壁パネル
JPH1018504A (ja) 屋根の軒先天井構造及びその施工方法
JP2500042B2 (ja) ド―マ―のゲ―ブル取付け構造
JP2019116790A (ja) フレーム構造体、サッシユニット及び開口部構造
KR200269581Y1 (ko) 벽패널
JP4567864B2 (ja) 出窓ユニットおよび出窓ユニットの施工方法
JPH0673852A (ja) 屋根の施工方法
JPS6332271Y2 (ja)
JP2698555B2 (ja) 壁パネル
JP4567871B2 (ja) ユニット建物構造
JPH11190091A (ja) 屋根の支持構造
JP2017218741A (ja) 軒天見切部材及び軒天構造
JPH0796821B2 (ja) 軒先構造
JPH0673853A (ja) 内樋付き屋根部材
JPH08165780A (ja) 水切り板の取付構造
JP2001288835A (ja) 外壁材付き壁パネルおよび軒天材の収まり構造