JP2000142761A - 分別廃棄可能な容器用キャップ - Google Patents

分別廃棄可能な容器用キャップ

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JP2000142761A
JP2000142761A JP10336540A JP33654098A JP2000142761A JP 2000142761 A JP2000142761 A JP 2000142761A JP 10336540 A JP10336540 A JP 10336540A JP 33654098 A JP33654098 A JP 33654098A JP 2000142761 A JP2000142761 A JP 2000142761A
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信行 渡辺
Tomoyuki Horiguchi
友之 堀口
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TOOYOO KOGEI KOGYO KK
Nisshin Oillio Group Ltd
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TOOYOO KOGEI KOGYO KK
Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の内容物の使用後に、容器の口部から
容易に除去できるようにして、容器とは別に廃棄可能に
する。 【解決手段】 容器の口部Aに半強制的に圧入手段にて
嵌着する内容物注出用の中栓1と、この中栓1の外側に
嵌合して保護する外蓋2とからなり、前記中栓1の口部
外嵌筒3の適宜位置には切裂部4を、肉薄の左右一対の
切裂線5,6を介して下方から上方へ切裂自在に設け、
一方、前記外蓋2の外蓋本体7の後側には、この外蓋2
除去時の指B掛兼用の蓋体8を開閉自在に連設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として容器内の
内容物の使用後に、容器の口部から容易に除去して、容
器とは別に廃棄するのに好適な分別廃棄可能な容器用キ
ャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の容器用キャップは、容器
の口部のアンダーカット部に半強制的に圧入手段にて嵌
着する内容物注出用のキャップ本体の後側に蓋体を、ヒ
ンジを介して開閉自在に連設するように形成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の容器
用キャップは、キャップ本体が容器の口部のアンダーカ
ット部に半強制的に圧入手段にて嵌着されているため、
容器内の内容物の使用後に、容器用キャップを容器の口
部から除去するのが困難で、容器用キャップと容器とを
分別廃棄することができなかった。
【0004】そこで、本発明の課題は、上述のような観
点に鑑みて創出されたもので、容器内の内容物の使用後
に、容器の口部から容易に除去できるようにして、容器
とは別に廃棄できるような分別廃棄可能な容器用キャッ
プを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の分別廃棄可能な
容器用キャップは、上述のような課題を解決するため
に、容器の口部に半強制的に圧入手段にて嵌着する内容
物注出用の中栓と、この中栓の外側に嵌合して保護する
外蓋とからなり、前記中栓の口部外嵌筒の適宜位置には
切裂部を、肉薄の左右一対の切裂線を介して下方から上
方へ切裂自在に設け、一方、前記外蓋の外蓋本体の後側
には、この外蓋除去時の指掛兼用の蓋体を開閉自在に連
設したものである。
【0006】また、前記外蓋の外蓋本体の後側に蓋体
を、弾発反転性のヒンジを介して開閉自在に連設すると
共に、前記外蓋本体の後部上側には支持片を立設し、一
方、前記蓋体の後部下側には、開蓋時に先端を前記ヒン
ジの弾発力に抗しながら揺動して前記支持片の後面に圧
接させて保持する保持片を垂設したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、容器内の内容物の使用後に、容器の口部から容易に
除去して、容器とは別に廃棄する状態を図面に基づいて
説明する。
【0008】本発明の分別廃棄可能な容器用キャップ
は、図1乃至図5に示すように、容器の口部Aに半強制
的に圧入手段にて嵌着する内容物注出用の中栓1と、こ
の中栓1の外側に嵌合して保護する外蓋2とからなり、
前記中栓1の口部外嵌筒3の適宜位置には切裂部4を、
肉薄の左右一対の切裂線5,6を介して下方から上方へ
切裂自在に設け、一方、前記外蓋2の外蓋本体7の後側
には、この外蓋2除去時の指B掛兼用の蓋体8を開閉自
在に連設するように形成する。
【0009】即ち、前記中栓1は、図1、図2、図3及
び図5に示すように、内周面に、容器の口部Aのアンダ
ーカット部Cに半強制的に圧入手段にて嵌着する突部1
2を有する口部外嵌筒3の後部等に切裂部4を、肉薄の
左右一対の切裂線5,6を適宜間隔に介して下方から上
方へ切裂自在に設け、この一方の切裂線5の下側部分に
は、前記切裂部4を容易に切り裂くためのスリット13
を欠設し、且つ口部外嵌筒3の上側に複数個の回り止片
14を適宜間隔に上向きに突設する。その他、容器の口
部A内側に嵌合される口部内嵌筒15や、容器内の内容
物の注出筒16や、これらを仕切る栓板17の中心部に
肉薄の切取溝18及び開栓環19を介して上方へ切取自
在に設けた栓部20や、前記外蓋2の外蓋本体7が外側
に嵌合時に係止される係止筒21等を設けるように形成
されている。尚、切裂部4の外面には下方から上方への
切裂方向を示す矢印22が表示されている。
【0010】一方、前記外蓋2は、図1、図2、図4及
び図5に示すように、筒状の外蓋本体7の上部後側に除
去時の指B掛兼用の蓋体8を、弾発反転性の一対のヒン
ジ9を介して開閉自在に連設すると共に、前記外蓋本体
7の後部上側には支持片10を立設し、且つ前記蓋体8
の後部下側には、開蓋時に先端を前記ヒンジ9の弾発力
に抗しながら揺動して前記支持片10の後面に圧接させ
て保持する保持片11を垂設し、それに、前記外蓋本体
7の後部外面には、前記中栓1の外側に被せる際の位置
決め片23を突設し、更に、前記外蓋本体7の上部内周
面に、前記中栓1の係止筒21を係止するための係止片
24を設け、この係止片24の下面の適宜位置には、前
記中栓1への嵌合時に口部外嵌筒3上側の各回り止片1
4が嵌入して嵌合後に回るのを止める回り止部25を円
周方向へ適宜間隔に配設する。その他、前記外蓋本体7
の上部には閉蓋筒26を設け、蓋体8の前部には、閉蓋
時に前記閉蓋筒26に係止するための係止突起27や開
蓋時に指を掛けるための指掛片28を設け、更に、前記
蓋体8の内部には、閉蓋時に前記中栓1の注出筒16内
に嵌合する嵌合筒29を設けるように形成されている。
【0011】そして、前述の中栓1の外側に前述の外蓋
2の外蓋本体7を、口部外嵌筒3の切裂部4の切裂線5
下側のスリット13に位置決め片23を合わせて上方か
ら嵌め込んで口部外嵌筒3上側の各回り止片14が各回
り止部25に夫々嵌入されるように嵌合されている。
【0012】
【発明の効果】本発明の分別廃棄可能な容器用キャップ
は、上述のように、容器の口部Aに半強制的に圧入手段
にて嵌着する内容物注出用の中栓1と、この中栓1の外
側に嵌合して保護する外蓋2とからなり、前記中栓1の
口部外嵌筒3の適宜位置には切裂部4を、肉薄の左右一
対の切裂線5,6を介して下方から上方へ切裂自在に設
け、一方、前記外蓋2の外蓋本体7の後側には、この外
蓋2除去時の指B掛兼用の蓋体8を開閉自在に連設する
ように形成したから、容器内の内容物の使用後に、図5
に示すように外蓋2の蓋体8に指Bを掛けて持上げて外
蓋2を取外した後、図4に示すように中栓1の口部外嵌
筒3の切裂部4を、肉薄の左右一対の切裂線5,6を介
して下方から上方へ切裂いて中栓1を取外すのみで、容
器の口部Aから容易に除去することができるため、容器
とは別に廃棄することができる。
【0013】それに、容器の口部Aに半強制的に圧入手
段にて嵌着する内容物注出用の中栓1の外側に外蓋2を
嵌合したことによって、中栓1の口部外嵌筒3に設けら
れた切裂部4の肉薄の各切裂線5,6を保護することが
できるため、容器内の内容物の使用前に、中栓1の各切
裂線5,6に何等かの外力が加わって切裂部4が切裂か
れて、中栓1が外れるのを防止することができる。
【0014】また、前記外蓋2の外蓋本体7の後側に蓋
体8を、弾発反転性のヒンジ9を介して開閉自在に連設
すると共に、前記外蓋本体7の後部上側には支持片10
を立設し、一方、前記蓋体8の後部下側には、開蓋時に
先端を前記ヒンジ9の弾発力に抗しながら揺動して前記
支持片10の後面に圧接させて保持する保持片11を垂
設したことによって、外蓋2の開蓋時に、図2に示すよ
うに蓋体8の保持片11の先端がヒンジ9の弾発力に抗
しながら揺動して外蓋本体7の支持片10の後面に圧接
されて、外蓋2の蓋体8を垂直状態に確実に保持するこ
とができるため、容器内の内容物の注出時に、中栓1を
傾斜させても外蓋2の蓋体8が中栓1側へ動くことな
く、容器内の内容物の注出操作が頗る簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器用キャップの閉蓋状態の縦断側面
図である。
【図2】図1の開蓋状態の縦断側面図である。
【図3】同じく図1の中栓の背面図である。
【図4】同じく図1の外蓋の閉蓋状態の縦断正面図であ
る。
【図5】本発明の容器用キャップを容器の口部から除去
する状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 中栓 2 外蓋 3 口部外嵌筒 4 切裂部 5 切裂線 6 切裂線 7 外蓋本体 8 蓋体 9 ヒンジ 10 支持片 11 保持片 12 突部 13 スリット 14 回り止片 15 口部内嵌筒 16 注出筒 17 栓板 18 切取溝 19 開栓環 20 栓部 21 係止筒 22 矢印 23 位置決め片 24 係止片 25 回り止部 26 閉蓋筒 27 係止突起 28 指掛片 29 嵌合筒 A 口部 B 指 C アンダーカット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 友之 東京都文京区湯島3丁目39番5号 株式会 社トーヨー工芸工業内 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 DA01 DB01 DB13 EA04 FA03 FA09 FC07 GA06 GA08 GB06 GB08 GB12 GB17 KA16 LA03 LA18 LB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部に半強制的に圧入手段にて嵌
    着する内容物注出用の中栓と、この中栓の外側に嵌合し
    て保護する外蓋とからなり、前記中栓の口部外嵌筒の適
    宜位置には切裂部を、肉薄の左右一対の切裂線を介して
    下方から上方へ切裂自在に設け、一方、前記外蓋の外蓋
    本体の後側には、この外蓋除去時の指掛兼用の蓋体を開
    閉自在に連設したことを特徴とする分別廃棄可能な容器
    用キャップ。
  2. 【請求項2】 外蓋の外蓋本体の後側に蓋体を、弾発反
    転性のヒンジを介して開閉自在に連設すると共に、前記
    外蓋本体の後部上側には支持片を立設し、一方、前記蓋
    体の後部下側には、開蓋時に先端を前記ヒンジの弾発力
    に抗しながら揺動して前記支持片の後面に圧接させて保
    持する保持片を垂設した請求項1記載の分別廃棄可能な
    容器用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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