JP2000141402A - 照光性加飾シート一体成形品とその製造方法 - Google Patents

照光性加飾シート一体成形品とその製造方法

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JP2000141402A
JP2000141402A JP32833298A JP32833298A JP2000141402A JP 2000141402 A JP2000141402 A JP 2000141402A JP 32833298 A JP32833298 A JP 32833298A JP 32833298 A JP32833298 A JP 32833298A JP 2000141402 A JP2000141402 A JP 2000141402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観が良好で、製造に手間がかからず、遮光
部分の遮光性が良好な照光性加飾シート一体成形品とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 透遮光性着色層3、透光性着色層4およ
び接着層5が順に積層された照光性加飾シート2の裏面
に透明または半透明の樹脂成形品9が接着され、樹脂成
形品9が位置する部分の遮光性着色層3が部分的に除去
されて透光性パターン10が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、裏面から光源に
よって照射することで、夜間や暗い室内であっても、文
字や記号などの透光性パターンを光らせて認識しやすく
する照光性加飾シート一体成形品とその製造方法に関す
るもので、車搭載電話機、家庭用電話機、または携帯電
話機用に用いられるキーマット部材などに適用すること
ができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透光性パターンを有する照光性部
品として、基体となる成形品を成形した後、透光性着色
層を直接成形品表面に印刷法または塗装法によって任意
の部分に形成し、その後、各透光性着色層および成形品
表面を完全に被覆するように、塗装法によって遮光性着
色層を形成し、最後にレーザーエッチングによって遮光
性着色層を任意の形状に除去して得たものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の照光性
部品の製造方法は、多数の工程を経て透光性パターンを
得ることから、ゴミ付着や塗装ムラによる外観不良が発
生しやすい。
【0004】また、遮光性着色層を塗装によって形成す
る際の塗膜の管理が難しいため、遮光性着色層の厚みが
不安定になり、その後のレーザーエッチング工程におい
て、遮光性着色層を完全に除去しきれなかったり、逆に
透光性着色層の一部まで除去してしまい外観不良を引き
起こしやすい。
【0005】また、透光性着色層および遮光性着色層
は、インキの樹脂系によっては各色調ごとに乾燥焼き付
け工程を要するため、非常に手間がかかっている。
【0006】加えて、成形品形状の凹凸がある場合、そ
の凹部に遮光性着色層の塗装がしにくく、充分な遮光が
できないという欠点もあった。
【0007】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、外観が良好で、製造に手間がかからず、
遮光部分の遮光性が良好な照光性加飾シート一体成形品
とその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の照光性加飾シ
ート一体成形品とその製造方法は、以上の目的を達成す
るために、つぎのように構成した。
【0009】つまり、この発明の照光性加飾シート一体
成形品は、遮光性着色層、透光性着色層および接着層が
順に積層された照光性加飾シートの裏面に透明または半
透明の樹脂成形品が接着され、樹脂成形品が位置する部
分の遮光性着色層が部分的に除去されて透光性パターン
が形成されるように構成した。
【0010】また、上記の発明において、遮光性着色層
が、遮光性着色体からなるように構成してもよい。
【0011】また、上記の発明において、透光性着色層
が、透光性着色体からなるように構成してもよい。
【0012】また、上記の発明において、遮光性着色層
と接着層との間に透明または半透明フィルムが積層され
るように構成してもよい。
【0013】また、上記の発明において、照光性加飾シ
ートの遮光性着色層側に金属薄膜層が積層されるように
構成してもよい。
【0014】また、上記の発明において、遮光性着色層
が、厚さ1〜50μm、全光線透過率0〜20%である
ように構成してもよい。
【0015】また、上記の発明において、透光性着色層
が、厚さ3〜100μm、全光線透過率20〜100%
であるように構成してもよい。
【0016】また、上記の発明において、透光性パター
ンが形成された部分を覆うように透明樹脂層が形成され
るように構成してもよい。
【0017】また、この発明の照光性加飾シート一体成
形品の製造方法は、遮光性着色層、透光性着色層および
接着層が順に積層された照光性加飾シートを、遮光性着
色層側が金型キャビティ面と向き合うように金型内に配
置し、成形樹脂を充満して照光性加飾シート一体成形品
を得た後、照光性加飾シート一体成形品表面の遮光性着
色層をレーザーエッチングにより部分的に除去して透光
性パターンを形成するように構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0019】図1は、この発明の照光性加飾シート一体
成形品の一実施例を示す断面図である。図2〜7は、こ
の発明の照光性加飾シート一体成形品の製造方法に用い
る照光性加飾シートの一実施例を示す断面図である。図
8〜10は、この発明の照光性加飾シート一体成形品の
製造方法の一工程の実施例を示す断面図である。図中、
1は照光性加飾シート一体成形品、2は照光性加飾シー
ト、3は遮光性着色層、4は透光性着色層、5は接着
層、6は金属薄膜層、7は透明または半透明フィルム、
8は透光性白色層、9は成形樹脂、10は透光性パター
ン、11は金型である。
【0020】この発明の照光性加飾シート一体成形品1
は、遮光性着色層3、透光性着色層4および接着層5が
順に積層された照光性加飾シート2の裏面に透明または
半透明の樹脂成形品9が接着され、樹脂成形品9が位置
する部分の遮光性着色層3が部分的に除去されて透光性
パターン10が形成されているものである(図1参
照)。
【0021】このような構成の照光性加飾シート一体成
形品1を得るためには、遮光性着色層3、透光性着色層
4および接着層5が順に積層された照光性加飾シート2
(図2〜7参照)を、遮光性着色層3側が金型キャビテ
ィ面と向き合うように金型11内に配置し、成形樹脂9
を充満して照光性加飾シート一体成形品1を得た後、照
光性加飾シート一体成形品1表面の遮光性着色層3をレ
ーザーエッチングにより文字や記号などの透光性パター
ン10を切除する(図8〜10参照)。
【0022】照光性絵付シートは、遮光性着色層3、透
光性着色層4および接着層5が順に積層されたものであ
る(図2〜7参照)。ここで、遮光性着色層3を遮光性
着色体からなるようにし、他の層をインキ層からなるよ
うに構成してもよい(図2〜3参照)。また、透光性着
色層4を透光性着色体からなるようにし、他の層をイン
キ層からなるように構成してもよい(図4〜5参照)。
また、透明または半透明フィルム7の両面に、遮光性着
色層3、透光性着色層4、接着層5をインキ層からなる
ように構成してもよい(図6〜7参照)。
【0023】遮光性着色層3は、光源からの光を遮るた
めの層であり、レーザーエッチングにより部分的に除去
されて透光性パターン10を表現する層である。
【0024】遮光性着色層3を遮光性着色体によって形
成する場合(図2〜3参照)、遮光性着色体の材質とし
ては、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアリレート樹脂などの
樹脂シート、アルミニウム箔、銅箔などの金属箔、グラ
シン紙、コート紙、セロハンなどのセルロース系シー
ト、あるいは上記の各シートを積層したものなどを使用
するとよい。また、布、天然皮革、合成皮革、紙、金属
箔などであってもよい。
【0025】また、複雑な凹凸形状を有する成形品表面
に照光性加飾シート2が追従できるようにするために
は、遮光性着色体として、引っ張り伸びが120〜10
00%の樹脂シートを用いるのが好ましい。引っ張り伸
びが120%に満たないと、深絞りができず製品形状に
追従しない。また、引っ張り伸びが1000%を越える
と、長尺物で印刷する際の寸法安定性が確保できず、透
光性着色層4を形成する際の見当合わせが難しい。な
お、本発明でいう引っ張り伸びとは、幅10mm、標点
距離30mmの資料の上下両端をチャックで固定した
後、引っ張り速度50mm/分で上方に引っ張り、破断
したときのフィルムの長さを標点距離で割った値をい
う。
【0026】遮光性着色層3をインキ層によって形成す
る場合、インキ層の材質としては、ポリビニル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹
脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル
系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適
切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色イ
ンキを用いるとよい。インキ層の形成方法としては、オ
フセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法な
どの印刷方法や、グラビアコート法、ロールコート法、
スプレーコート法などのコート法がある。特にインキ層
の膜厚として大きなものが要求される本発明において
は、スクリーン印刷法が適している。
【0027】遮光性着色層3の厚みとしては、遮光性着
色体で遮光性着色層3を形成する場合、インキ層によっ
て形成する場合のいずれであっても、1〜50μmが好
ましい。遮光性着色層3は、レーザーエッチング工程に
おいて除去されるものであるから、その厚みが1μmに
満たないと、レーザー光が透光性着色層4や下地の成形
樹脂9まで達してしまうおそれがある。また50μmを
越えると、レーザーエッチング工程でエネルギー量の調
節が難しく、文字記号などの周囲を焦げ付かせてしまい
外観不良となりやすい。
【0028】また、遮光性着色層3の全光線透過率は、
0〜20%であるのが好ましい。この範囲であると、遮
光性着色体への顔料練り混み、または印刷インキ層によ
って遮光性着色層3を形成し、かつ充分な遮光性を確保
することができる。20%を越えると光源からの光が遮
光性着色層3から透けて見えてしまい、形成された文
字、記号などの透光性パターン10の判別が難しくなる
という不都合がある。
【0029】透光性着色層4は、遮光性着色層3がレー
ザーエッチングにより部分的に除去された後に露出し、
着色された文字や記号などの透光性パターン10を表現
するための層である。
【0030】透光性着色層4を透光性着色体によって形
成する場合(図4〜5参照)、その材質としては、ポリ
フェニレンスルフィド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリアリレート樹脂などの樹脂シート
など、透光性を有するほかは遮光性着色体と同様のもの
を使用することができる。
【0031】また、複雑な凹凸形状を有する成形品表面
に照光性加飾シート2が追従できるようにするため、透
光性着色体として、引っ張り伸びが120〜1000%
のものを用いるのが好ましい。引っ張り伸びが120%
に満たないと、深絞りができず製品形状に追従しにく
い。また、引っ張り伸びが1000%を越えると、長尺
物で印刷する際の寸法安定性が確保できず、他の透光性
着色層4を形成する際の見当合わせが難しくなる。
【0032】透光性着色層4をインキ層によって形成す
る場合、透光性を有するほかは、遮光性着色層3をイン
キ層によって形成する場合と同様のものを用いることが
できる。
【0033】透光性着色層4の厚みとしては、3〜10
0μmが好ましい。透光性着色層4は、レーザーエッチ
ング工程において遮光性着色層3が除去されて表面に露
出する層であるから、透光性着色層4の厚みが3μmに
満たないと、レーザーエッチングにより遮光性着色層3
と一緒に除去されてしまい下地の成形樹脂9を露出させ
てしまうおそれがある。また、100μmを越えると、
透光性着色層4自身の全光線透過率が低くなって光源か
らの光が透過しにくくなり、文字や記号を認識しにくく
なる。
【0034】また、透光性着色層4の全光線透過率は、
20〜100%であるのが好ましい。この範囲である
と、良好な照光性を確保し、かつレーザーエッチング工
程において除去される箇所が下地成形樹脂9層まで達し
ないようにすることができる。20%に満たないと、光
源からの光を十分に透過することができず、形成された
文字、記号などの透光性パターン10の判別が難しくな
るという不都合がある。このような範囲にするために、
透光性着色体へ練り混む顔料、または印刷インキ層へ添
加する顔料の色や配合比を調節するとよい。
【0035】また、透明または半透明フィルム7を基体
シートとし、この上に遮光性着色層3と透光性着色層4
とを形成することによって照光性加飾シート2を構成す
ることもできる(図6〜7参照)。
【0036】透明または半透明フィルム7としては、そ
の材質としては、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアリレート
樹脂などの樹脂シートなど、透明または半透明であるほ
かは遮光性着色体と同様のものを使用することができ
る。
【0037】透明または半透明フィルム7の厚みは20
〜100μmのものを用いるのがよい。20μmに満た
ないと、遮光性着色層3や透光性着色層4を形成する工
程や成形工程において取り扱いが難しく、100μmを
越えると、透明または半透明フィルム7自身の全光線透
過率が低くなって光源からの光が透過しにくくなり、文
字や記号を認識しにくくなる。
【0038】また、複雑な凹凸形状を有する成形品表面
に照光性加飾シート2が追従できるようにするため、透
明または半透明フィルム7として、引っ張り伸びが12
0〜1000%のものを用いるのが好ましい。引っ張り
伸びが120%に満たないと、深絞りができず製品形状
に追従しにくくなる。また、引っ張り伸びが1000%
を越えると、長尺物で印刷する際の寸法安定性が確保で
きず、透光性着色層4を形成する際の見当合わせが難し
くなる。
【0039】接着層5は、照光性絵付シートを成形樹脂
9に接着するための層である。接着層5は、透光性着色
層4上または、透明または半透明フィルム7上に形成す
る。
【0040】接着層5としては、照光性加飾シート2を
成形樹脂9と接着させるのに適した感熱性あるいは感圧
性の樹脂を適宜使用する。たとえば、成形樹脂9の材質
がポリアクリル系樹脂の場合はポリアクリル系樹脂を用
いるとよい。また、成形樹脂9の材質がポリフェニレン
オキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド
樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩
化ビニル系樹脂などを使用すればよい。さらに、成形樹
脂9の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩化ポリプ
ロピレン系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂塩素化ポリ
オレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能であ
る。また、成形樹脂9の材質がシリコーンゴムのような
熱硬化性プラスチック樹脂と接着させる場合、チタン酸
エステル、炭素官能性シラン、あるいはこれらの混合物
の有機溶媒溶液、ポリウレタン、ポリエステル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、アク
リル系樹脂、ブチラール系樹脂、アセタール系樹脂、あ
るいはこれらにシラン化合物としてアルコキシシラン、
クロルシランなどを添加したものなどを用いることがで
きる。
【0041】接着層5の形成方法としては、グラビア印
刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法や、グラビアコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法などのコー
ト法がある。
【0042】また、透光性白色層8を透光性着色層4の
下に設けてもよい(図2〜7参照)。透光性白色層8
は、透光性着色層4の発色をより鮮やかにしたい場合に
形成する。透光性白色層8は、透光性着色層4と同様に
して設けるとよい。
【0043】また、照光性加飾シート2の遮光性着色層
3側に金属薄膜層6を設けてもよい(図3、5、7参
照)。金属薄膜層6は、金属光沢を表現するために設け
る層である。
【0044】金属薄膜層6は、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成す
る。また、金属箔をラミネートして形成してもよい。金
属薄膜層6には、表現したい金属光沢色に応じて、アル
ミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、ス
ズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金
属、これらの合金または化合物を使用する。金属薄膜層
6は、全面的あるいは部分的に形成することができる。
金属薄膜層6を部分的に形成する方法としては、金属薄
膜層6を必要としない部分に溶剤可溶性樹脂層を形成し
た後、その上に全面的に金属薄膜を形成し、溶剤で洗浄
して溶剤可溶性樹脂層とともに不要な金属薄膜を除去す
る方法がある。溶剤としてよく用いられるのは、水また
は水溶液である。また、金属薄膜層6を部分的に形成す
る別の方法としては、全面的に金属薄膜を形成し、次に
金属薄膜を残したい部分にレジスト層を形成し、酸また
はアルカリでエッチングを行い、レジスト層を除去する
方法がある。
【0045】また、金属薄膜層6と遮光性着色層3との
密着性を向上させるために、アンカー層を形成してもよ
い。アンカー層の材質としては、2液性硬化ウレタン樹
脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン系樹脂、セルロース
エステル系樹脂、塩素含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル
系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共
重合体樹脂などを用いるとよい。アンカー層の形成方法
としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印
刷方法や、グラビアコート法、ロールコート法、スプレ
ーコート法などのコート法がある。
【0046】上記のような構成の照光性加飾シート2
を、遮光性着色層3側が金型キャビティ面と向き合うよ
うに金型11内に配置し(図8参照)、成形樹脂9を充
満して照光性加飾シート一体成形品1を得る(図9参
照)。
【0047】照光性加飾シート2と一体成形を行う樹脂
成形方法は、インジェクション成形法、コンプレション
成形法、LIM成形法などがある。
【0048】また、金型11内に照光性加飾シート2を
配置する場合、照光性加飾シート2を型外でプレフォー
ムしたものを配置するようにしてもよい。
【0049】成形樹脂9としては、全光線透過率が20
〜100%であって、射出成形法または圧縮成形法によ
って金型キャビティ内に充満して成形できるものを用い
るとよい。たとえば、アクリル樹脂、アクリロニトリル
スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン
樹脂、シリコーン樹脂などを用いることができる。
【0050】次いで、照光性加飾シート一体成形品1表
面の遮光性着色層3をレーザーエッチングにより透光性
パターン10を切除する(図10参照)。
【0051】レーザーエッチングとしては、COレー
ザーやYAGレーザーを用いるとよい。これらのレーザ
ーは、レーザー光を集光レンズによって対象物表面であ
る遮光性着色層3上でレーザースポットが最小になるよ
うに集光し、遮光性着色層3を部分的に除去することが
できるものであり、スキャンミラーによる走査とレーザ
ー光のオン、オフによって文字や記号などの透光性パタ
ーン10を美しく形成することができる。
【0052】透光性パターン10は、レーザーエッチン
グによって遮光性着色層3が部分的に除去された後に露
出する透光性着色層4によって形成される文字や記号な
どの形状を有するものであり、背面から光源によって照
射されることによって光を透過し、文字や記号などの形
状を認識できるものである。
【0053】照光性加飾シート一体成形品1表面の遮光
性着色層3をレーザーエッチングにより文字や記号、模
様などのパターン状に切除することで、下部の透光性着
色層4を露出させて透光性パターン10を有する照光性
加飾シート一体成形品1を得ることができる(図1参
照)。
【0054】また、照光性加飾シート一体成形品1表面
の透光性パターン10が形成された部分に、塗装法また
はポッティング法により透明樹脂層を形成してもよい。
特に、ポッティング法によれば透明樹脂層の密着力がよ
い。このようにして透明樹脂層を形成することにより、
照光性加飾シート一体成形品1の透光性パターン10部
分の耐性を向上させるとともに、照光性加飾シート一体
成形品1に高級感を付与することができる。
【0055】このように、従来技術である成形品に対し
て直接遮光性着色層3と透光性着色層4とを形成する方
法とは異なり、この発明では、あらかじめ形成した照光
性加飾シート2を用いて成形樹脂9を成形して成形品を
得るのと同時に照光性加飾シート2と一体化するので、
煩雑な塗装工程および焼き付け工程を経ずに透光性着色
層4と遮光性着色層3を形成でき、製造工程の省略化が
図れコストダウンを可能にする。
【0056】また、遮光性着色層3として遮光性着色シ
ートを用いるかまたは印刷法などにより形成すること
で、遮光性着色層3の厚みの均一化と管理が容易にな
る。同様に、透光性着色層4として透光性着色シートを
用いるかまたは印刷法などにより形成することで、透光
性着色層4の厚みの均一化と管理が容易になる。したが
って、レーザーエッチング時のエッチング不良が生じに
くくなり、良品率を向上させることができる。
【0057】さらに、照光性加飾シート2は深絞りが可
能であるので、従来の塗装工程によって遮光性着色層3
をコーティングすることが難しかった凹凸のある製品形
状の凹部までしっかり遮光性着色層3で被覆し、充分な
遮光性を確保することが可能になり、また従来の製品へ
の直接印刷では形成できないような部位に光透過性抜き
パターンを有する照光性加飾シート一体成形品1を得る
ことができる。
【0058】
【実施例】ナイロンからなる厚さ100μmの透明フィ
ルムの上に、ウレタン樹脂からなる白色インキを用いて
膜厚50μm、全光線透過率70%の透光性白色層をス
クリーン印刷法により形成した。次に、透光性白色層上
にウレタン樹脂からなる緑色顔料および赤色顔料を各々
含有させた2種類の透光性着色層を、膜厚20μm、全
光線透過率70%になるようにそれぞれ別の箇所に部分
的にスクリーン印刷法により形成し、透光性白色層と赤
色の透光性着色層とが重なった部分と、透光性白色層と
緑色の透光性着色層とが重なった部分と、透光性白色層
のみの部分を形成した。次いで、これらの層をすべて覆
うように、カーボンブラックを含有させたウレタン樹脂
からなる黒色インキを、膜厚5μm、全光線透過率5%
になるようにスクリーン印刷法により遮光性着色層を形
成した。次いで、透明フィルムの背面に、グラビア印刷
によりアクリル樹脂からなる接着層をシート全面に形成
し、照光性加飾シートを得た。
【0059】次いで、照光性加飾シートの遮光性着色層
側を、金型のキャビティ面と向き合うように配置した
後、型締めし、キャビティ内に熱可塑性成形樹脂として
アクリル樹脂を射出し、冷却固化した。その後、金型を
開き、照光性加飾シートと一体化されたキーマットを得
た。
【0060】次いで、キーマットのキー頂面に位置する
遮光性着色層をレーザーエッチングにより文字、記号形
状のパターン状に除去し、透光性白色層と赤色の透光性
着色層とが重なった部分では赤色の透光性着色層を露出
させ、透光性白色層と緑色の透光性着色層とが重なった
部分では緑色の透光性着色層を露出させ、透光性白色層
のみの部分では透光性白色層を露出させて透光性パター
ンを形成した。
【0061】このようにして、キーマットのキー頂面に
白、緑、赤の3色の透光性パターンを有する照光性加飾
シート一体成形品を得た。
【0062】以上のようにして得られた照光性加飾シー
ト一体成形品は、ゴミ付着や塗装ムラなどがなく、美麗
にレーザーエッチングされた透光性パターンを有し、透
光性パターンの周囲からの光漏れもないものであった。
【0063】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0064】この発明の照光性加飾シート一体成形品
は、遮光性着色層、透光性着色層および接着層が順に積
層された照光性加飾シートの裏面に透明または半透明の
樹脂成形品が接着され、樹脂成形品が位置する部分の遮
光性着色層が部分的に除去されて透光性パターンが形成
されているので、外観が良好な透光性パターンが形成さ
れたものであり、透光性パターン以外の部分は十分な遮
光性を有し光り漏れが生じないものである。
【0065】また、この発明の照光性加飾シート一体成
形品の製造方法は、あらかじめ遮光性着色層と透光性着
色層が形成された照光性加飾シートを用いて、成形樹脂
を成形するとともに照光性加飾シートと一体化するの
で、ゴミ付着や塗装ムラがなく、透光性パターンがレー
ザーエッチングによってきれいに表現された照光性加飾
シート一体成形品を少ない工程で容易に得ることができ
る。
【0066】また、成形品に凹凸がある場合であって
も、あらかじめ遮光性着色層が形成された遮光性絵付シ
ートを成形品と一体化するので、成形品の凹部にまでし
っかりと遮光性着色層で覆うことができ、優れた遮光性
を発揮する照光性加飾シート一体成形品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の照光性加飾シート一体成形品の一実
施例を示す断面図である。
【図2】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの一実施例を示す断面図
である。
【図3】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの他の実施例を示す断面
図である。
【図4】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの他の実施例を示す断面
図である。
【図5】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの他の実施例を示す断面
図である。
【図6】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの他の実施例を示す断面
図である。
【図7】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法に用いる照光性加飾シートの他の実施例を示す断面
図である。
【図8】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法の一工程の実施例を示す断面図である。
【図9】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製造
方法の一工程の実施例を示す断面図である。
【図10】この発明の照光性加飾シート一体成形品の製
造方法の一工程の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 照光性加飾シート一体成形品 2 照光性加飾シート 3 遮光性着色層 4 透光性着色層 5 接着層 6 金属薄膜層 7 透明または半透明フィルム 8 透光性白色層 9 成形樹脂 10 透光性パターン 11 金型
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA37A AA37H AB01E AK01C AK25C AK25G AK48D AK51A AK51B AR00D BA04 BA05 BA07 CA13A DC14A EC181 EG001 EH312 EH362 EJ153 EJ303 EJ502 EJ523 GB71 GB90 HB00A HB00B JA20A JA20B JL02 JL10A JL10B JM02E JN01B JN01C JN01D JN02A YY00A YY00B 4F206 AA21 AD09 AD20 AG03 JA07 JB19 JF05 JW31 JW34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光性着色層、透光性着色層および接着
    層が順に積層された照光性加飾シートの裏面に透明また
    は半透明の樹脂成形品が接着され、樹脂成形品が位置す
    る部分の遮光性着色層が部分的に除去されて透光性パタ
    ーンが形成されていることを特徴とする照光性加飾シー
    ト一体成形品。
  2. 【請求項2】 遮光性着色層が、遮光性着色体からなる
    請求項1に記載の照光性加飾シート一体成形品。
  3. 【請求項3】 透光性着色層が、透光性着色体からなる
    請求項1に記載の照光性加飾シート一体成形品。
  4. 【請求項4】 遮光性着色層と接着層との間に透明また
    は半透明フィルムが積層されている請求項1に記載の照
    光性加飾シート一体成形品。
  5. 【請求項5】 照光性加飾シートの遮光性着色層側に金
    属薄膜層が積層された請求項1〜4のいずれかに記載の
    照光性加飾シート一体成形品。
  6. 【請求項6】 遮光性着色層が、厚さ1〜50μm、全
    光線透過率0〜20%である請求項1〜5のいずれかに
    記載の照光性加飾シート一体成形品。
  7. 【請求項7】 透光性着色層が、厚さ3〜100μm、
    全光線透過率20〜100%である請求項1〜6のいず
    れかに記載の照光性加飾シート一体成形品。
  8. 【請求項8】 透光性パターンが形成された部分を覆う
    ように透明樹脂層が形成された請求項1〜7のいずれか
    に記載の照光性加飾シート一体成形品。
  9. 【請求項9】 遮光性着色層、透光性着色層および接着
    層が順に積層された照光性加飾シートを、遮光性着色層
    側が金型キャビティ面と向き合うように金型内に配置
    し、成形樹脂を充満して照光性加飾シート一体成形品を
    得た後、照光性加飾シート一体成形品表面の遮光性着色
    層をレーザーエッチングにより部分的に除去して透光性
    パターンを形成することを特徴とする照光性加飾シート
    一体成形品の製造方法。
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