JP2000141311A - 積層単板の製造方法 - Google Patents

積層単板の製造方法

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JP2000141311A
JP2000141311A JP36843798A JP36843798A JP2000141311A JP 2000141311 A JP2000141311 A JP 2000141311A JP 36843798 A JP36843798 A JP 36843798A JP 36843798 A JP36843798 A JP 36843798A JP 2000141311 A JP2000141311 A JP 2000141311A
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Japan
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flitch
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laminated
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JP36843798A
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Yutaka Shonai
豊 庄内
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IWATE RINZAI KK
SHONAI TEKKO KK
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IWATE RINZAI KK
SHONAI TEKKO KK
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成形プレスに用いる積層単板を安価にかつ効率
的に製造する積層単板の製造方法を提供すること。 【解決手段】幅と長さがほぼ等しい大きさのフリッチを
スライサーでスライスして複数の単板を製作し、その単
板の繊維方向が互いに直交するように積層して接着し、
積層単板を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木材をスライサー等
でスライスした単板を複数枚接着して積層した積層単板
の製造方法に関するもので、詳しくは食品用のトレー等
を型で成形プレスするための材料として用いる積層単板
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年木材の単板を複数枚積層した図2
(1)のような積層単板21を型で成形プレスして図2
(2)に示す食品用のトレー22等、目的に応じた形状
に成形した製品の製造が行われている。
【0003】この成形プレスで用いる積層単板は、木材
のフリッチをスライサーでスライスして単板を製作し、
その単板を互いにその繊維方向が直交するように接着し
て製造している。前記フリッチは単一の木から取られる
場合もあるが、成形用の積層単板に用いる場合、低価格
化のためと資源の有効利用のために多くは図3(1)の
31のような間伐材等の小径木から取った角材31を図
3(1)のように複数ブロック状に接着した縦長の直方
体のフリッチ32を用いている。そのフリッチ32は例
えば幅40cm、厚さ40cm、長さ180cm程度の
大きさである。
【0004】このフリッチ32をスライサーにセット
し、図3(2)のように所定のバイアス角θをつけたス
ライサーナイフ33をフリッチ32の概略幅方向、即ち
繊維にほぼ垂直な方向に往復動させて縦長の単板を製作
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして製作し
た単板34を互いにその繊維方向が直交するように接着
するのであるが、単板34を成形するサイズに合わせて
切断してから積層接着するよりも、スライサーでスライ
スした大きさのまま積層接着した方がはるかに能率が良
い。しかしながら図3(1)のようなフリッチ32から
製作した単板34は縦長であるため、例えば3枚積層す
る場合、図4(1)のように上下の単板34Aと34C
は縦長のもの1枚そのままで良いが、中間の単板34B
は繊維方向を単板34Aと34Cと直交させるためには
図4(2)のように縦長の1枚のものを単板34Aと3
4Cの幅に合わせて切断したものを積層接着しなければ
ならない。その上、中間の単板34Bは横に並べた単板
34B同士が接着されておらず、後工程で成形するサイ
ズに切断して成形したとき、それが悪影響を及ぼす場合
がある。尚、図4(1)では単板34A,34B,34
Cの繊維方向が理解しやすいようにそれぞれ離して描い
てあるが、実際には各単板は密着している。以下も同様
である。
【0006】この問題を解決する方法として次のような
方法がある。図5(1)のように前記フリッチ32の幅
と同じ長さの角材51を複数ブロック状に接着してフリ
ッチ32と幅と長さが同一なフリッチ52を製作する。
当然繊維方向はフリッチ52の幅方向になる。このフリ
ッチ52をスライサーで図5(2)のように所定のバイ
アス角θをつけたスライサーナイフ53をフリッチ52
の概略長手方向、即ち繊維にほぼ垂直な方向に往復動さ
せて単板を製作する。このようにして製作した単板54
を図6のように単板34Aと34Cの間に挟めば図4の
例のように単板34を切断することなく1枚のままで積
層接着することができる。
【0007】しかしこの方法にも次のような問題があ
る。フリッチ52のように繊維方向が幅方向のものに対
して図3(2)のようにフリッチの幅方向にスライサー
ナイフを往復動させると、スライスされた単板54は著
しくカールして、後工程の作業に重大な影響を及ぼす。
そのため図5(2)のようにフリッチ52の概略長手方
向にスライサーナイフ53を往復動させてスライスする
のであるが、当然スライサーナイフ53の往復動のスト
ロークはフリッチ52よりも長くなければならない。従
ってフリッチ32をスライスする通常のストロークのス
ライサーと、フリッチ52をスライスする超ロングスト
ロークのスライサーと2種類のスライサーを設備しなけ
ればならない。
【0008】さらにフリッチ52を製作するには、フリ
ッチ32を製作するより多数の角材51をブロック状に
接着しなければならず、多くの時間を要するとともに、
フリッチ32とフリッチ52の2種類のフリッチを製造
するために、製造ラインも2種類設備しなければならな
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点から成
したものであり、少ない設備費で効率的に成形用の積層
単板を製造する積層単板の製造方法を提供することを目
的とし、その特徴とするところは、幅と長さがほぼ等し
いフリッチをスライスして製作した複数枚の単板を、そ
の繊維方向が互いに直交するように積層して接着するこ
とである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず図1のように、製作するフリッチ12の幅L1
と同じ長さL1で、所定の側面に接着剤を塗布した複数
の角材11をブロック状に仕組み、3方向プレス等で加
圧接着してフリッチ12を製作する。ここでは例えば幅
1m×長さ1mの正方形で厚さ40cmのフリッチ12
を製作する。
【0011】次にこのフリッチ12をスライス可能なだ
けのストロークを有するスライサーにセットし、図1
(2)のように所定のバイアス角θをつけたスライサー
ナイフ13をフリッチ12の繊維にほぼ垂直な方向に往
復動させて単板を製作する。このようにして製作した単
板14A,14B,14Cを図7(1)のように互いに
その繊維方向が直交するように積層して接着し、積層単
板15を製造する。本発明ではフリッチ12の幅と長
さ、即ち単板14の幅と長さが等しいので、単板14を
繊維方向を互いに直交させるためには、単に単板14を
1枚ごとに90°回転させて積層接着するだけで良い。
【0012】このようにして製造した積層単板15を成
形プレスの型の大きさに応じて、図7(2)のようにギ
ロチン等の切断手段で切断すれば、所望のL2×L3の
サイズの積層単板16が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、幅
と長さがほぼ等しいフリッチをスライサーでスライスし
て製作した複数の単板を、その繊維方向が互いに直交す
るように積層して接着して積層単板を製造するので、従
来技術のように中間の単板を上下の単板の幅に合わせて
切断してから積層接着する必要がない。また従来ストロ
ークの異なるスライサー2種と、それぞれの各スライサ
ーでスライスするためのフリッチの製造ライン2種を設
備する必要があったのが、本発明によればそれぞれ1種
類で済むので設備費が大幅に軽減される。さらに本発明
では例えば幅1m×長さ1mの大きなサイズの積層単板
が製造できるので、成形する型に応じて自由なサイズに
切断して使用することができる等、種々の大なる効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図
【図2】従来技術の説明図
【図3】従来技術の説明図
【図4】従来技術の説明図
【図5】従来技術の説明図
【図6】従来技術の説明図
【図7】本発明の説明図
【符号の説明】
11 角材 12 フリッチ 14 単板 15 積層単板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B002 AC01 AC12 BA01 BA02 BB06 DA06 2B200 AA07 BA10 BB20 CA02 DA04 EE13 EF42 FA07 FA24 FA27 2B250 AA40 DA04 EA02 EA13 FA21 FA31 GA03 HA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅と長さがほぼ等しいフリッチをスライス
    して製作した複数枚の単板を、その繊維方向が互いに直
    交するように積層して接着することを特長とする積層単
    板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101890747A (zh) * 2010-06-30 2010-11-24 杨海波 无榫原木板门的制作方法
CN102862196A (zh) * 2012-09-19 2013-01-09 长沙凯森竹木新技术有限公司 用于胶合竹木构件的冷压机
CN103331795A (zh) * 2013-05-30 2013-10-02 李爱培 杉木地板的制作方法
US11084245B2 (en) * 2019-01-09 2021-08-10 Six Minutes LLC Cross-laminated timber having a conduit therein

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