JP2000140709A - コーティング装置 - Google Patents

コーティング装置

Info

Publication number
JP2000140709A
JP2000140709A JP10294995A JP29499598A JP2000140709A JP 2000140709 A JP2000140709 A JP 2000140709A JP 10294995 A JP10294995 A JP 10294995A JP 29499598 A JP29499598 A JP 29499598A JP 2000140709 A JP2000140709 A JP 2000140709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray gun
coating
coating apparatus
spray
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10294995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemichi Takei
成通 武井
Takuya Nakamura
卓也 中村
Kazutomi Unosawa
一臣 鵜野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Freund Corp filed Critical Freund Corp
Priority to JP10294995A priority Critical patent/JP2000140709A/ja
Priority to PCT/JP1999/004840 priority patent/WO2000013803A1/ja
Publication of JP2000140709A publication Critical patent/JP2000140709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0081Apparatus supplied with low pressure gas, e.g. "hvlp"-guns; air supplied by a fan
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/10Coating with edible coatings, e.g. with oils or fats
    • A23P20/15Apparatus or processes for coating with liquid or semi-liquid products
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/0221Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts
    • B05B13/025Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts the objects or work being present in bulk
    • B05B13/0257Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts the objects or work being present in bulk in a moving container, e.g. a rotatable foraminous drum
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/10Coating with edible coatings, e.g. with oils or fats
    • A23P20/15Apparatus or processes for coating with liquid or semi-liquid products
    • A23P20/18Apparatus or processes for coating with liquid or semi-liquid products by spray-coating, fluidised-bed coating or coating by casting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/005Coating of tablets or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーガンの汚染を大幅に減少させ、安定
したスプレー状態を長時間維持することが可能なコーテ
ィング装置を提供する。 【解決手段】 回転容器1内の粉粒体17に対しスプレ
ーガン16を用いてコーティング液を噴霧してコーティ
ング処理を行うパンコーティング装置において、スプレ
ーガン16としてHVLP型スプレーガンを用いる。ス
プレーガン16は、コーティング液噴出圧力が0.2MP
a以下、空気使用量が200〜400l/minで使用
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーティング装置に
関し、特に、スプレーガンを用いたコーティング装置に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉粒体に対して食品や医薬品
等の表面に糖衣や薬剤添付等の処理を行うため、スプレ
ーガンにより液体を噴霧してコーティング処理を行う装
置が広く知られている。ところが、このようなコーティ
ング装置では、スプレーガンに噴霧液剤が徐々に付着堆
積し、その成長によりノズルが汚染されて安定したスプ
レー状態が得られないという問題がある。この場合、そ
れを放置するとノズルが閉塞状態となったり、堆積物が
団塊となって落下し製品中に混入するなどの弊害を生じ
る。従って、製造途中で定期的にスプレーガンを洗浄あ
るいは清掃する必要があり、生産性向上の妨げとなって
いた。
【0003】そこで、かかるノズル汚染を防止すべく従
来より種々の方式が提案されている。例えば、特開平8
−173868号公報には、ドラム内の乱流を抑制して
ノズルキャップへの被覆剤ミストの付着を防止したコー
ティング装置が開示されている。ここでは、断面形状が
下向きV字形構造のカバーにてスプレーガンを被覆し、
被覆剤ミストがスプレーガンに付着するのを防止してい
る。
【0004】また、特公平8−219号公報では、エマ
ルジョン型のコーティング剤や接着剤用のスプレーガン
における皮張り防止のため、汚れを溶媒にて洗浄する方
式が開示されている。すなわち、溶媒液をエマルジョン
型接着剤のニードル弁の開閉に同期させて供給し、弁閉
時に溶媒液を弁下流側に流してノズルとその近傍のを洗
浄し皮張りを防止している。
【0005】さらに、特表平10−505273号公報
には、オリフィスと内側流体通路を有するノズルにおい
て、これらを基本材料とぬれ性減少材とを備えたものと
することにより、流体製品の分配動作終了時における薄
膜形成とノズル詰まりを防止する構成が開示されてい
る。
【0006】一方、スプレーガンに付着した汚れを物理
的に取り除く方式も提案されている。ここでは、スプレ
ーガンのエアキャップ部に対して間欠的に圧縮空気をパ
ージし、これによりノズル先端部の汚れを吹き飛ばし、
ノズルを常にクリーンに保持するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
方式もスプレーガンの汚れそのものを根本的に無くすも
のではなく、付着した汚れをいかに取り除くかを主眼と
するものであり、対症療法の域を出ない。すなわち、ス
プレーガンをカバーで覆ってもノズル噴射口に団塊の成
長は防止できず、スプレーガン汚染の対策としては十分
とは言えない。また、化学的あるいは物理的にノズルを
洗浄する方式でも、間欠的とはいえどもノズル洗浄時間
が必要となり、その制御が煩雑であるのみならず、安定
したスプレー状態を長時間維持することができないとい
う問題がある。
【0008】本発明の目的は、スプレーガンの汚染を大
幅に減少させ、安定したスプレー状態を長時間維持する
ことが可能なコーティング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコーティング装
置は、処理容器内の被処理物に対しスプレーガンを用い
てコーティング液を噴霧して被処理物のコーティング処
理を行うコーティング装置であって、前記スプレーガン
としてHVLP型スプレーガン、すなわちHighVolume L
ow Pressure(大容量低圧力)スプレーガンを用いたこ
とを特徴としている。
【0010】これにより、コーティング液が低圧で噴出
され、噴霧されたコーティング液が被処理物に当たって
跳ね返ることが少なくなる。また、処理容器中に飛散す
るミストも少なくなる。さらに、噴出エアの線速が小さ
くなりノズル近辺におけるエアの巻き込みが緩和され
る。従って、コーティング液の付着によるノズル汚染が
抑制され安定したスプレー状態を長時間維持できる。加
えて、高品質のコーティング製品を製造でき、生産性や
コーティング品質の向上が図られる。
【0011】一方、前記HVLP型スプレーガンのコー
ティング液噴霧圧力を0.2MPa以下とし、かつ空気使
用量を200〜400l/minとしても良く、さら
に、前記コーティング装置として、パン型コーティング
装置や流動層造粒コーティング装置を採用することもで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の
形態であるコーティング装置の構成を示す説明図であ
る。当該実施の形態は、本発明をいわゆるパン型コーテ
ィング装置に適用したものであり、そこでは回転容器の
回転とそれを通過する処理気体およびコーティング液に
よって、造粒、コーティング、乾燥、混合等の所望の処
理を施すことができるようなっている。
【0013】本実施の形態におけるコーティング装置
は、その内部に例えば錠剤等の被処理物を収容する横型
ドラム状の処理容器である回転容器(コーティングパ
ン)1を有している。この回転容器1の外周部における
コニカル部を除く平坦な部分には、数カ所またはその全
周に亘り、乾燥空気等の処理容器が流通する通気部2が
設けられている。各通気部2には、給気導管3から供給
される処理気体を回転容器1内に供給するための給気ダ
クト4と、回転容器1内の処理気体を排気導管5を介し
て排出する排気ダクト6とが各通気部2を覆うように設
けられている。
【0014】回転容器1は、その図1において左方側が
支持ロール7によって支持されている。また、回転容器
1には、軸受8によって支持された回転軸9が取り付け
られており、回転容器1はこの回転軸9を中心に回転可
能に設置されている。さらに回転軸9は、モータ10に
よりチェーン11を介して駆動される。この場合、図1
において給気導管3と排気導管5は固定されており、回
転容器1と給気ダクト4、排気ダクト6がモータ10に
より回転される。なお、図1において、符号12は回転
容器1への材料投入口を形成するパン口元、13はその
蓋である。
【0015】これらの固定側と回転側との間は、ラビリ
ンスシール等によってシールされると共に、両者の間の
通気を所定の関係で確保するためにディスクバルブを用
いた通気連通機構が設けられている。この通気連通機構
は、回転側に設けた回転側ディスクバルブ14と、固定
側に設けた固定側ディスクバルブ15とから構成され
る。この場合、回転側ディスクバルブ14は、回転容器
1の軸方向の一端(図1の右端)に、回転容器1と共に
回転するように回転容器1と一体に設けられている。ま
た、固定側ディスクバルブ15は、回転側ディスクバル
ブ14と対面状に気密に摺接して、給気導管3および排
気導管5と結合して固定設置されている。これらの両デ
ィスクバルブ14, 15は、回転側ディスクバルブ14
が所定の回転位置に来たときに互いに連通する。これに
より、給気導管3と給気ダクト4との間および排気ダク
ト6と排気導管5との間が選択的に連通し、処理気体の
供給排出が適宜行われる。
【0016】一方、回転容器1内には、回転容器1内に
コーティング液を供給するためのスプレーガン16が回
転容器1の軸方向に沿って略水平に配設されている。ス
プレーガン16は図中右端側で、レギュレータ19、エ
アフィルタ20を介してコンプレッサ21と連結されて
いる。また、ポンプ22を介して液タンク23とも連結
されている。これにより、このスプレーガン16によれ
ば、被処理物たる粉粒体17に対するスプレー位置を変
化させてコーティング処理を行うことができるようにな
っている。従って、回転容器1内の粉粒体17に対して
満遍なくコーティング液をスプレーでき、均一なコーテ
ィング処理を行うことが可能となる。
【0017】ところで、本発明によるコーティング装置
では、このスプレーガン16として、いわゆるHVLP
(High Volume Low Pressure)スプレーガンと呼ばれる
スプレーガンが使用されている。このHVLPスプレー
ガンは、大容量の低圧エアを用いてコーティング液を噴
霧するスプレーガンであり、大別すると次の2つのタイ
プがある。すなわち、電気駆動のブロア等により低圧で
大容量の温風を供給するタイプと、高圧エアをスプレー
ガン内部にて減圧するタイプとがある。本実施の形態で
はこのうち内部減圧式のものを用い、コーティング液噴
霧圧力(以下、噴霧圧力と略す)が0.25MPa(好ま
しくは0.2MPa)以下、風量が200〜400l/m
inにて使用される。なお、従来の通常のスプレーガン
では噴霧圧力0.29〜0.49MPaであり、このとき風
量は200〜300l/minである。
【0018】図2に、従来のスプレーガンとHVLPス
プレーガンのキャップ部を比較して示す。図2の(b)
は従来のもの、(a)はHVLPスプレーガンのキャッ
プ部の一例である。図2からわかるように、HVLPス
プレーガンのキャップ部18はその噴出口18aが従来
のものに比して大径となっている。このため、HVLP
スプレーガンでは大気開放と同時にエア流速が大幅に低
下し、そのためキャップ部18から噴出されたエアの圧
力が低下して低圧噴霧を行うようになっている。そし
て、図2(a)に示したようなキャップ部18が当該ス
プレーガン16にも取り付けられている。
【0019】このようなHVLPスプレーガンは、現在
塗装用として各社から販売されている。例えば、アキュ
スプレイ(イケダコーポレーション)社の「アイザック
S−07」や、ANI(ポンケミカル)社の「TWIN
HVLP」、岩田塗装工業社の「LPH−94−16
1/181」、SATA社の「Jet/B−NR95/
HVLP」、デビルビス(ランズバーグインダストリ
ー)社の「OMX−611」、明治機械製作所社の「F
100L−G13TU」、ワグナー社の「NBC−上カ
ップ#2」、チロン社の「SG−2000」などがあ
る。なお、チロン社のもののみブロア式であり、その他
は全て内部減圧式である。
【0020】そして、内部減圧式のHVLPスプレーガ
ンの場合、ノズル口径は0.5〜1.8mm、スプレーガン
入口空気圧力はキャップ内空気圧力(噴霧圧力)が0.0
7MPa時において0.29〜0.34MPa(ワグナー社
のもののみ0.07MPa)、吹き付け距離150〜25
0mm、コーティング液噴出量125〜350ml/m
in、空気使用量400〜530l/minである。ま
た、ブロア式のHVLPスプレーガンの場合、ノズル口
径は0.5〜3.0mm、スプレーガン入口空気圧力はキャ
ップ内空気圧力(噴霧圧力)が0.07MPa時において
0.03MPa、吹き付け距離200mm以内、コーティ
ング液噴出量250ml/min(ノズル口径1.0mm
にて)、空気使用量2800l/minである。
【0021】このうち、例えば明治機械製作所製の「F
100L−G13TU」では、スプレーガン入口空気圧
力0.34MPa、キャップ内空気圧力0.07MPaに
て、空気使用量400l/minという仕様となってい
る。
【0022】このHVLPスプレーガンでは、低速で流
出する大容量のエア流によりコーティング液が微細な粒
子となって粉粒体17まで運ばれる。これに対し従来の
スプレーガンでは、コーティング液粒子は非常に大きな
力で噴出される。このため、コーティング液が被処理物
からそれたり、被処理物に吹き付けられても跳ね返った
りし(リバウンド)、コーティングむらやノズル汚染、
浮遊粉塵等の原因となっていた。
【0023】しかしながら、当該コーティング装置では
スプレーガン16としてHVLPスプレーガンを用い、
コーティング液を低圧で噴出させているため、噴霧され
たコーティング液が粉粒体17に当たって跳ね返ること
が少ない。また、これにより回転容器1中に飛散するミ
ストも少なくなる。従って、コーティングむらのない高
品質のコーティング製品が製造可能となるのみならず、
浮遊粉塵の発生量を抑えることができ回転容器1内の内
壁の汚れを減少させることが可能となる。
【0024】さらに、HVLPスプレーガンでは、噴出
エアの線速が小さいためノズル近辺におけるエアの巻き
込みが緩和される。このため、前述の跳ね返りや飛散ミ
ストの減少も相俟って、コーティング液の付着によるノ
ズル汚染を抑制することが可能となる。従って、安定し
たスプレー状態を長時間維持することが可能となり、生
産性やコーティング品質の向上を図ることができる。
【0025】
【実施例】(実施例1)コーティング液に酸化チタン、
タルクなどの懸濁液を使用すると、スプレーガンのエア
キャップにコーティング基材が付着してスプレー不良
(スプレーパターンの変化、スプレーノズルの閉塞)が
生じる場合がある。そこで、HVLPスプレーガン(平
吹)によりコーティング実験を行い、ノズル不良の発生
について検証した。
【0026】この際、ノズル口径は1.3mm(外径:2.
6mm)、キャップ径5mm、ノズル数は2個でその設
定間隔は20cm、スプレーガン入口空気圧力0.5MP
a、キャップ内空気圧力0.14MPa、空気使用量(ア
トマイズ)250l/minとした。また、実験機種と
しては、フロイント産業株式会社製「アクアコータAQ
C−130」を用い、実験条件は、給気風量20m3
min、給気温度85℃、パン(回転容器)回転数8r
pm、パン内静圧−2mmAq、スプレー速度80ml
/min×3ガン、スプレーガンと錠剤(被処理物)面
の距離25cm、スプレー時間3時間とした。
【0027】さらに、原料としてφ8, 6.5R, 180
mg/Tのコーティング錠剤や、フットボール型錠剤そ
の他を120kg/B仕込み、コーティング液は、信越
化学株式会社製のヒドロキシプロピルメチルセルロース
2910「TC−5MW」と、TiO2 (A−HR)、
PEG−6000(ポリエチレングリコール;重合度6
000)、タルク、精製水を固形分濃度約15%にて処
方した。
【0028】これらの条件下による実験にて、スプレー
ガンのパターンエア吐出部周辺に若干の汚れが発生した
が、ノズル、キャップともほぼ良好な状態を維持でき
た。また、パン内壁のコニカル部分に若干スプレーミス
トが付着したものの、従来のスプレーガンに比して少な
かった。一方、パンチング(通気部)や窓、パン口元は
良好な状態を維持できた。
【0029】従って、スプレーガンの汚れによりコーテ
ィング不良を生じると予想される場合には、HVLPス
プレーガンを使用することにより不良発生を未然に防止
することが可能となると思料される。
【0030】(実施例2)ノズル口径1.3mm、キャッ
プ径5mm、ノズル数は2個でその設定間隔を15c
m、スプレーガン入口空気圧力0.5MPa、キャップ内
空気圧力0.14MPa、空気使用量(アトマイズ)25
0l/minとして実験を行った。また、実験機種はフ
ロイント産業株式会社製「アクアコータAQC−10
0」、実験条件は、給気風量12〜13m3 /min、
給気温度85℃、パン(回転容器)回転数をスプレー時
10rpm、パン内静圧−5mmAq、スプレー速度8
0ml/min×2ガン、スプレーガンと錠剤(被処理
物)面の距離25cm、スプレー時間5時間30分(3
30分)とした。
【0031】さらに、原料としてφ8, 6.5R, 180
mg/Tの乳糖錠を50kg、フットボール型錠剤45
0mg/Tを5kg(合計55kg)仕込み、コーティ
ング液は、前述の「TC−5MW」5774g、TiO
2 (A−HR)1.284g、「PEG−6000」64
2g、食用色素(Y・5)12g、水47.2gにて処方
した。
【0032】これらの条件下による実験にて、スプレー
開始から120分程度で、キャップ表面の一部にダステ
ィング品がわずかに付着したが、スプレーガンが閉塞す
る懸念はなくノズル、キャップともほぼ良好な状態を維
持できた。なお、錠剤の仕上がり状態も良好であった。
【0033】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることは言うまでもない。
【0034】たとえば、前述の実施の形態では本発明を
パン型コーティング装置に適用した例を示したが、その
適用範囲はこれには限らず、流動層造粒コーティング装
置などスプレーガンを備えた他の粉粒体処置装置にも適
用可能である。
【0035】
【発明の効果】コーティング装置のスプレーガンとして
HVLP型スプレーガンを用いたことにより、スプレー
ガンの汚れを大幅に減少させることが可能となる。従っ
て、安定したスプレー状態を長時間維持することが可能
となり、生産性の向上やコーティング品質の向上を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるコーティング装置
の構成を示す説明図である。
【図2】従来のスプレーガンとHVLPスプレーガンの
キャップ部を比較した説明図であり、(a)はHVLP
スプレーガン、(b)は従来のスプレーガンのキャップ
部を示している。
【符号の説明】
1 回転容器(処理容器) 2 通気部 3 給気導管 4 給気ダクト 5 排気導管 6 排気ダクト 7 支持ロール 8 軸受 9 回転軸 10 モータ 11 チェーン 12 パン口元 13 蓋 14 回転側ディスクバルブ 15 固定側ディスクバルブ 16 スプレーガン 17 粉粒体(被処理物) 18 キャップ部 18a 噴出口 19 レギュレータ 20 エアフィルタ 21 コンプレッサ 22 ポンプ 23 液タンク
フロントページの続き (72)発明者 鵜野沢 一臣 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA03 AA34 CA50 DA11 DB70 DC50 EA06 EB13 EC17 4F033 AA01 BA01 CA04 DA05 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内の被処理物に対しスプレーガ
    ンを用いてコーティング液を噴霧して前記被処理物のコ
    ーティング処理を行うコーティング装置であって、前記
    スプレーガンとして、HVLP型スプレーガンを用いた
    ことを特徴とするコーティング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーティング装置であっ
    て、前記スプレーガンは、コーティング液噴霧圧力が0.
    2MPa以下であり、かつ空気使用量が200〜400
    l/minであることを特徴とするコーティング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコーティング装
    置であって、前記コーティング装置がパン型コーティン
    グ装置であることを特徴とするコーティング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のコーティング装
    置であって、前記コーティング装置が流動層造粒コーテ
    ィング装置であることを特徴とするコーティング装置。
JP10294995A 1998-09-08 1998-10-16 コーティング装置 Pending JP2000140709A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10294995A JP2000140709A (ja) 1998-09-08 1998-10-16 コーティング装置
PCT/JP1999/004840 WO2000013803A1 (fr) 1998-09-08 1999-09-07 Dispositif et procede d'enrobage

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-253948 1998-09-08
JP25394898 1998-09-08
JP10294995A JP2000140709A (ja) 1998-09-08 1998-10-16 コーティング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000140709A true JP2000140709A (ja) 2000-05-23

Family

ID=26541471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10294995A Pending JP2000140709A (ja) 1998-09-08 1998-10-16 コーティング装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2000140709A (ja)
WO (1) WO2000013803A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192032A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Kubota Corp スプレー塗装装置のノズル洗浄方法
EP1607139A2 (de) * 2004-06-17 2005-12-21 Gebr. Lödige Maschinenbau Gesellschaft mbH Vorrichtung und Verfahren für das Beschichten von Tabletten mittels einer rotierenden Trommel
JP2006517856A (ja) * 2003-02-18 2006-08-03 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト ラピッドプロトタイプ生成プロセス用の粒子コーティング方法
JP2008013480A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Sawai Pharmaceutical Co Ltd 薬物含有微粒子およびその製造方法
EP1886739A1 (en) * 2005-06-03 2008-02-13 Fumin Corporation Coating process for forming films containing ultraviolet- or infrared-screening agents
CN107595633A (zh) * 2017-10-24 2018-01-19 福州法莫优科机械科技有限公司 药品生产装置及使用方法
JP2021169661A (ja) * 2020-04-16 2021-10-28 生態環境部華南環境科学研究所 電気メッキ生産専用の高圧噴霧スプレー装置
JP7410603B1 (ja) 2023-03-28 2024-01-10 株式会社グランドライン 装飾用物の洗浄方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105381911B (zh) * 2015-12-22 2018-06-15 洛阳天久铝业有限公司 一种圆形不粘锅锅体外喷涂中心定位及覆盖装置
CN109125073A (zh) * 2018-08-20 2019-01-04 陕西必康制药集团控股有限公司 一种包衣机及包衣系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL163973C (nl) * 1977-04-28 1980-11-17 Azote Sa Cie Neerlandaise Inrichting voor het bekleden van korrelvormig materiaal met een vloeibaar bekledingsmiddel.
JPS54147988A (en) * 1978-05-11 1979-11-19 Masayoshi Takeuchi Particle swirling apparatus
JPS6485126A (en) * 1987-09-25 1989-03-30 Sumitomo Pharma Apparatus for granulation and coating
US5393346A (en) * 1993-05-25 1995-02-28 The Magni Group, Inc. Apparauts for coating fasteners
US5443637A (en) * 1993-09-17 1995-08-22 Coating Machinery Systems, Inc. Means for continuously coating particulate material

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192032A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Kubota Corp スプレー塗装装置のノズル洗浄方法
JP2006517856A (ja) * 2003-02-18 2006-08-03 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト ラピッドプロトタイプ生成プロセス用の粒子コーティング方法
EP1607139A2 (de) * 2004-06-17 2005-12-21 Gebr. Lödige Maschinenbau Gesellschaft mbH Vorrichtung und Verfahren für das Beschichten von Tabletten mittels einer rotierenden Trommel
WO2005123267A1 (de) * 2004-06-17 2005-12-29 Gebr. Lödige Maschinenbau- Gesellschaft Mbh Vorrichtung und verfahren für das beschichten von tabletten mittels einer rotierenden trommel
EP1607139A3 (de) * 2004-06-17 2006-10-04 Gebr. Lödige Maschinenbau Gesellschaft mbH Vorrichtung und Verfahren für das Beschichten von Tabletten mittels einer rotierenden Trommel
EP1886739A1 (en) * 2005-06-03 2008-02-13 Fumin Corporation Coating process for forming films containing ultraviolet- or infrared-screening agents
EP1886739A4 (en) * 2005-06-03 2013-07-10 Fumin Corp COATING PROCESS FOR PRODUCING FILMS CONTAINING ULTRAVIOLET OR INFRARED FILTERING AGENTS
JP2008013480A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Sawai Pharmaceutical Co Ltd 薬物含有微粒子およびその製造方法
CN107595633A (zh) * 2017-10-24 2018-01-19 福州法莫优科机械科技有限公司 药品生产装置及使用方法
JP2021169661A (ja) * 2020-04-16 2021-10-28 生態環境部華南環境科学研究所 電気メッキ生産専用の高圧噴霧スプレー装置
JP7410603B1 (ja) 2023-03-28 2024-01-10 株式会社グランドライン 装飾用物の洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000013803A1 (fr) 2000-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5737720B2 (ja) スプレーガン
JP2000140709A (ja) コーティング装置
US4639383A (en) Method and apparatus for coating particulate granules
JP3031923B2 (ja) 造粒コーティング装置およびそれを用いた造粒コーティング方法
JP2763806B2 (ja) 造粒コーティング方法および装置
JPH07241452A (ja) パンコーティング装置
JP2001129456A (ja) スプレイ塗装装置におけるノズルの洗浄方法及びスプレイ塗装装置
JPH11207214A (ja) 粉末スプレ―コ―ティング方法および装置
JP2010188258A (ja) 塗装ブース設備
JPH0677682B2 (ja) 流動層造粒乾燥機の洗浄装置及び洗浄方法
US20130284203A1 (en) Plasma spray apparatus integrating water cleaning
JP3655005B2 (ja) スプレーガンおよびこれを用いた造粒コーティング方法
JP3307266B2 (ja) 噴霧パターン可変回転霧化塗装装置
WO2007000853A1 (ja) ベル型塗装装置
JP3438080B2 (ja) 偏向分配ノズル装置の汚れ防止方法及び装置
JPH0824741A (ja) スプレーシステム
JP4954488B2 (ja) 霧化塗装機
JPH09192546A (ja) 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法
CN207887428U (zh) 一种涂装旋杯清洗装置
JPH08173868A (ja) コーティング装置
JP2023084832A (ja) スプレーガン
JPH06246222A (ja) スプレーコーティング方法および装置
CN206995498U (zh) 一种高效包衣机
JP2003103128A (ja) フィルタ洗浄装置及びそれを備えた粉体処理装置
JPH11221516A (ja) 塗装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212