JP2683957B2 - スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置 - Google Patents
スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置Info
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Description
塗装を施したり、医薬、食品における粉粒体の造粒、錠
剤や菓子等へのコーティング等に用いられるスプレーガ
ンの噴射ノズルに付着しがちな付着物の付着を防止する
方法とその装置、その装置を用いて構成された造粒機、
コーティング装置に関する。
フィルムコーティングする装置を例に採り説明する。
のスプレーガン1a,1b,1cは、コーティング装置の駆動源
2によって回転運動するパン3内に、非回転部に固定さ
れたブラケット4を介して取り付けられている。
調整が各々独立して可能であり、スプレー条件が品質に
大きく影響を与える錠剤コーティング用として、現在、
主に用いられているアトマイズ空気噴出口12、パターン
空気噴出口13を複数個有した、図14に示したような2流
体平吹きタイプが使用されている。
り、パンチング壁5の設けられた上下外表面からは、面
シール構造の給排気管6,7が導出している。
され、給排気管6,7から連続的に流入される70℃〜100℃
程度の熱風で加熱される。
ーガン1a,1b,1cに対して相対的な速度が与えられるよう
になっている。
され、スプレーガン1a,1b,1cによって噴霧化され、パン
3内で熱風によって加熱されて錠剤表面に至ると瞬時に
乾燥されてコーティング膜を形成する。なおコーティン
グ液のスプレーガン1a〜1cからの噴射は、スプレーガン
1a〜1cに内蔵されているニードル弁を圧力空気等により
作動させることによって、任意に噴射・停止することが
できる機構となっている。
噴霧化するには圧力空気が一般的に使われ、これに必要
なアトマイズ空気やパターン空気は、空気制御盤10より
供給され、ここでは所望の液滴径とスプレーパターンを
形成するために空気圧力と流量が調整される。
パン3は、ある程度の密閉性があり、またパン3内には
熱風が連続的に供給される構造となっていること等か
ら、パン3内では錠剤から発生する微粒子と、コーティ
ング液が乾燥して生じた粉塵が無数に浮遊した雰囲気と
なり、これらの粉塵が給気管6から供給される熱風の流
れに乗ってスプレーガン1a〜1cに衝突する。
うに付着堆積するが、粉塵がスプレーガン1a〜1cのノズ
ル11、アトマイズ空気噴出口12、およびパターン空気噴
出口13を設けたエアーキャップ14に付着すると、時間と
ともに堆積し、成長増大する。そして、付着堆積物があ
る大きさまで成長してしまうと、付着した堆積物もスプ
レーガン1のスプレー域Sに接触するようになり、スプ
レーパターンに乱れを生じ、更に、このような状態をそ
のまま放置すると、スプレー液滴と付着堆積物とは直接
接触して、図14に示したように、ツノ状付着物Xがスプ
レーガン1のノズル11に向かって加速度的に成長し、ノ
ズル閉塞に至るなどの現象が表れる。そのため、スプレ
ーパターンの乱れや、ノズルの閉塞を生じて、コーティ
ング膜の肌荒れ、ボッチの発生、あるいは錠剤に防湿性
や薬物の徐放性を付与する機能膜コーティングにおける
特性のばらつきを誘発するなどの問題を生じており、品
質低下の要因ともなり、コーティング装置の自動化を阻
害している。
号には、スプレーガン端面にノズル部を中心とする環状
のダイヤフラムゴムを取り付け、圧縮空気を供給してゴ
ムを伸縮させることによって付着堆積物を落とす方法が
提案されており、またスプレーガン上方に、小穴を適当
個数穿孔せしめた環状のヘッダーを配し、ヘッダーに圧
縮空気を供給することにより、エアーカーテンをスプレ
ーガン周囲に形成し、粉塵が無数に浮遊しているパン内
雰囲気から隔離して付着を防止する方法などが提案され
ている。
は、ノズル閉塞の原因となるツノ状の付着堆積物Xの発
生部位が、パターン空気噴出口13付近に限定され、この
部分の面積が比較的小さいことを考慮すると、特開昭62
−155956号において提案されたダイヤフラムを使用する
方法は、ダイヤフラムゴムを取り付ける作業が面倒で、
採用し難いという欠点がある。
円錐形でなく楕円錐形であることを考慮すると、エアー
カーテンを形成する方法も現実的でなく、採用すること
は難しい。
しては、作業員が定期的にスプレーパターンの乱れやノ
ズルの閉塞を目視によって観察し、異常と判断した場合
はスプレーを止めてスプレーガンを手作業によって清掃
する方法が採用されているのが通例となっている。
動層造粒機について、図15,図16を参照して説明する。
は、液滴径、スプレーパターンの調整が各々独立して可
能で、アトマイズ空気のみの2流体丸吹きタイプが一般
的であるが、スプレーガン1は、噴霧室25の数カ所にセ
ットされるスプレーガン固定板26によって複数個数取り
付けられ、噴霧室25には通気可能な目皿板27を取り付
け、その上面に人手または自動的に投入された混合粉体
28を載置し収容している。
6から、噴霧室25の上方に設けた排気管7を通じて、70
℃〜100℃程度の熱風を連続して通じることにより行わ
れ、混合粉体28はこのとき噴霧室25内で流動する。
スプレーガン1により噴霧化されて、混合粉体28を濡す
ことにより粒子同士の結合がなされ、更に加熱空気によ
り乾燥して顆粒状に造粒される。
粉体28は下部から供給される熱風によって上部に向かっ
て流動し、常にスプレーガン1に衝突する状態となって
いるため、混合粉体28はスプレーガン1の全体を覆うよ
うに付着堆積するが、ノズル11、アトマイズ空気噴出口
12が開口されているエアーキャップ14においても時間と
共に堆積進行し、ある大きさまで成長すると、アトマイ
ズ空気噴出口12を塞ぎ、スプレーパターンの乱れを発生
させる。
グ装置の場合と同様に、直接スプレー液滴が付着堆積物
を濡らすことになって、粉体の付着堆積Yが更に進み、
ノズル閉塞に至るなどの問題があった。
有しているのに鑑みてなされたもので、スプレーガンに
よって噴霧化された液体が形成する円錐状のスプレー域
の外側から、局所的にクリーンガスを噴射し、これによ
って起こる衝撃波によって、付着堆積物を除去すること
を目的としている。
塗装面における肌荒れや、ボッチの発生等の不良を最小
限に抑えるため、噴霧化された液体に影響されずに付着
堆積物のみに限定して除去することを目的としている。
あり、請求項1〜6には、スプレーガンの付着物除去装
置、及びこれを用いた造粒機、コーティング装置が提案
されている。
ガンの噴射ノズルに向けて、吸引口を付設し、この吸引
口より負圧の低周波振動空気を供給して、噴射ノズルに
付着する付着物を除去するようにしている。
の噴射ノズルの周囲に、複数のクリーン羽根を向けた回
転式ブレードを付設してなり、この回転式ブレードを加
圧ガスによって回転させることによって、噴射ノズルに
付着する付着物を除去するようになっている。
去装置は、スプレーガンの噴射ノズルの周囲に、噴射ノ
ズルを中心とし、噴射ノズルを囲むようにして複数の噴
射口を形成したリング体を付設し、このリング体の複数
の噴射口より高い噴射圧と低い噴射圧のクリーンガスを
交互に噴射させることによって、噴射ノズルに付着する
付着物を除去するようにしている。
去装置は、エアーキャップの中心部に設けられるアトマ
イズ噴射口の外周に、パターン空気噴射口を対向配置さ
せるとともに、パターン空気噴射口のそれぞれの噴射部
の外方より、噴出部に向けてクリーンガスを噴射するク
リーンガスノズル対向配置させた基本構造とされてお
り、パターン空気噴射口の噴出部には、クリーンガスノ
ズルより噴射されるクリーンガスを、アトマイズ噴射口
側とパターン空気噴出部側に分流させる側壁を対設した
構造としている。
たスプレーガンの付着物除去装置をそのまま組み込んだ
造粒機、コーティング装置を提案している。
ガンのノズル閉塞に有効な方法であるが、2流体丸吹き
タイプのスプレーガンまたはエアレスガンにおいても有
効であり、スプレーガンの形式を問わずにスプレー状態
の乱れ、ノズル付着物の除去が防止できるものである。
不活性ガスなどのガスも使用できる。
の付着物除去装置の一実施例図、 図2は、図1に示した付着物除去装置の空気制御回路
の説明図、 図3(a),(b)は、請求項3に記載された本発明
の付着物除去装置の一実施例図、 図4は、図3に示した付着物除去装置の空気制御回路
の説明図、 図5(a),(b)は、請求項4に記載された本発明
の付着物除去装置の一実施例図、 図6は、図5に示した付着物除去装置の空気制御回路
の説明図、 図7(a),(b)は、請求項5に記載された本発明
の付着物除去装置の一実施例図、 図8は、図7に示した付着物除去装置の空気制御回路
の説明図、 図9(a),(b)は改良されたスプレーガンの正面
および側面図、 図10は、図9に示されたスプレーガンにクリーンガス
を噴射させている状態を示した説明図、 図11は、図10に示されたスプレーガンにクリーンガス
を噴射させている状態を示した側面図、 図12は、図10に示されたスプレーガンの要部縦断面構
造図、 図13は、スプレーガンを使用した装置の一例としての
コーティング装置の説明図、 図14(a),(b)はコーティング装置に使用するス
プレーガンの各部位および付着物付着の状態を示す説明
図、 図15は、スプレーガンを使用した装置の一例としての
流動層造粒機の説明図、 図16(a),(b)は流動層造粒機に使用するスプレ
ーガンの各部位および付着物付着の状態を示す説明図で
ある。
る。
ンガス噴射手段Aの一例を示したもので、図2は空気制
御回路を模式的に示している。
ル11に近接してクリーンガスの噴射ノズル15を付設した
構造となっている。
るためスプレーガンSPに供給される加圧ガスとを同一の
ガス供給系より供給する構成となっており、その概略は
図2に示したように、2系統のガス供給ラインL1,L2に
分岐され、一方の供給ラインL1は、電磁弁16で空気作動
式のオンオフ弁17a,17bを制御する制御系をなしてい
る。
調整器19、流量計20、圧力計21を設け、空気作動式のオ
ンオフ弁17a,17bを介して噴射ノズル15に接続されてい
る。
間を制御することによって、供給ラインL2より供給され
る加圧ガスをクリーンガスとして、噴射ノズル15から噴
射することができる。
ーガンでは、ポンプ24により液体がスプレーガンへ供給
されてスプレーガンSPに内蔵されているニードル弁が開
状態になり、スプレーガンSPから液体噴射を行なってい
る期間は、電磁弁16が閉じられるので停止されるが、ニ
ードル弁が閉状態になり、スプレーガンSPからの液体噴
射を停止している期間は、電磁弁16が開かれ噴射がなさ
れる。また、ニードル弁が内蔵されていないスプレーガ
ンにおいては、クリーンガスの噴射は、液体を供給する
ポンプ24が作動し、スプレーガンSPから液体噴射を行っ
ている期間は、電磁弁16が閉じられるので停止される
が、ポンプ24を停止してスプレーガンSPによる液体噴射
を停止している期間は、電磁弁16が開かれ、噴射がなさ
れる。電磁弁16の開閉は、空気制御盤23によって行われ
るので、その開閉時間を制御すれば、クリーンガスを連
続噴射からパルス噴射にまで任意に設定できる。
スの噴射圧を計測するため、噴射ノズル15に近い箇所に
設けることが望ましい。
る噴射ノズル15は、圧力計21の下流側で2本のラインL2
A,L2Bに分岐された先端に設けたヘッダー22a,22bを設け
て、上下で各々2本、計4本がスプレーガンSPを挟むよ
うにして相対的に配されているが、ここにヘッダー22a,
22bは噴射ノズル15の末端での圧力降下を防ぎ、2本の
噴射ノズル15,15の噴射量を均一化させる作用がある。
は、ニードル弁の動作不良等で液漏れを起こす場合があ
るので、製品保護の観点からは、電磁弁16が開かれ、噴
射ノズル15からクリーンガスを噴射してるときでも噴射
させることが望ましい。
に任意のスプレーパターンを得るためパターン空気が使
われるが、スプレーパターンの調整は、対向して設けら
れたパターン空気噴出口13から、一般的には圧力空気を
噴射し、それをアトマイズ空気の噴射軸線上で衝突させ
て行う。このような機構でスプレーパターンを楕円状に
変化させるので、空気圧力、流量を増大させるとスプレ
ーパターンの長径方向は、パターン空気噴射軸に対して
直角方向に広がる性質を持っている。噴射ノズル15,15
とヘッダー22a,22bの取り付けは、コーティング装置の
ブラケット4にスプレーガンSPと同じようにして固定す
る。
等の工程があるが、クリーンガスの噴射は、スプレー工
程時間内で、スプレーガンSPによる液体噴射を任意に設
定した時間間隔で自動的に停止したときに行われ、これ
によって、スプレーガンSPの噴射流体に悪影響を与えて
スプレー状態に乱れを生じないようにしている。このた
めパターン空気はクリーンガスの噴射ノズル15の噴射軸
線に対して、180度対向する広がりを持って噴射してい
る。
ガスは、ニードル弁動作と同じか、または遅延時間を設
けてパターン空気を停止することにより、噴射のエネル
ギーを何ら損なうことなく、当該付着物に当てることが
でき、一層除去効果を高めることが可能となる。
いるが、ノズル口径0.5,1.5mmの2種類において、噴射
圧力1〜8kg/cm2G、付着堆積物と噴射ノズル先端までの
距離3〜50mmの範囲に設定し、コーティングを実際に行
いながら、15分に一回のインターバル時間ごとにニード
ル弁を閉状態にし、液体噴射を30秒止め、10秒連続噴
射、0.1秒電磁弁開、0.5秒電磁弁閉のパルス噴射の2つ
の方法で除去試験を行った。このときパターン空気は、
連続噴射状態とし、エアーキャップは通常用いられるも
のを用いた。
れた構造を示している。このスプレーガンSPは、エアー
キャップ14の外周に突出させて形成した一対のパターン
空気噴出部13a,13aの側部には面取り部を形成し、クリ
ーンガス噴射路に対して直向する側壁13b,13bを対設し
た構造となっている。したがって、左右一対のヘッダー
22a,22bの噴射ノズル15,15よりクリーンガス39,39を噴
射させれば、クリーンガスは、側壁13b,13bで衝突した
(図10,図11参照)後、エアーキャップ14の中心部、つ
まりアトマイズ空気噴射口12側に向かう流れと、パター
ン空気噴出部13aに沿って外方に向かう流れに分岐する
ので、これらの噴射空気の流れによって、アトマイズ空
気噴射口12を含むエアーキャップ14の中心部や、パター
ン空気噴射部13aを含むエアーキャップ14の外周部分な
どに付着した付着物の除去も容易に行われる。
ーガンの付着物除去装置を示している。この付着物除去
装置Bは、2流体丸吹きタイプのスプレーガンSPに適用
され、スプレーガンSPの噴射ノズル11の周囲に、噴射ノ
ズルを中心とし、かつ該噴射ノズルを囲むようにして複
数の噴射口35aを形成したリング体35を付設し、ガス導
入管35bを介してこのリング体35に加圧ガスを導入させ
る構造となっている。
空気制御回路では、圧縮空気はLA,LBの2ライン群に分
岐され、供給ラインLAは空気作動式のオンオフ制御弁17
a,17bを開閉する制御ラインを構成し、他方の供給ライ
ンLBは、リング体35の噴射口35aよりクリーンガスを供
給するために設けている。
いは流路切り換え動作することにより、圧縮空気が空気
式オンオフ弁17a,17bを開閉させ、リング体35の噴射口3
5aから圧縮空気をクリーンガスとして噴射するが、リン
グ体35に供給する圧縮空気をLB1,LB2の2系統に構成し
て、圧力設定器18a,18bで設定された高圧、低圧の2種
類の圧縮空気をクリーンガスとして選択噴射できる構造
となっている。
の噴射口35aが開口されており、その下方にはクリーン
ガス導入管35bが連通されている。
よって行われ、制御盤23は、流動層造粒機制御盤からの
バグフィルター30のシェーキングアーム31の作動信号を
受けると、電磁弁16を高圧側に切り換え、リング体35の
噴射口35aより高圧のクリーンガスを噴射するが、シェ
ーキングアーム31の停止信号を受けると、電磁弁16を低
圧側に切り換え、リング体35の噴射口35aより低圧のク
リーンガスを噴射するようになっている。
スプレーガンSPの使用状態や、雰囲気によって選択され
るが、清掃効果をアップするためには、高圧と低圧を交
互に切り換えて噴射させればよい。
試験条件を示す。
ガンの付着物除去装置である。
ル11に向けて、吸引口36を付設し、この吸引口36から負
の低周波振動波を供給する構成となっている。図6に
は、空気制御回路が模式的に示されている。
17に接続され、電磁弁16が開閉動作することにより、空
気作動式のオンオフ弁17を開閉させて、吸引口36へ負圧
の振動空気を供給するようになっている。
捕集フィルター38を経て、吸引口36に供給される。
端がスプレーガンSPのエアーキャップ14の外周を覆うよ
うな形状となっている。
として固定し、流動層造粒機のスプレーガン固定板26な
どにパイロット空気配管29と同じ方法で固定すればよ
い。
行われ、この制御盤23は、流動層造粒機制御盤からのバ
グフィルター30のシェーキングアーム31の作動信号を受
けると、電磁弁16を開いて負圧の振動空気を吸引口36よ
りスプレーガンSPのノズルに供給し、空気振動を加え
て、付着物を除去できるようになっており、またシェー
キングアーム31の停止信号を受けると、電磁弁16を閉じ
て、吸引口36からの振動空気の供給を停止する。
が、スプレーガンSPによるスプレー状態に乱れを生じな
いため、造粒時間内でスプレーガンによる液体噴射が停
止されている期間内に、この動作を繰り返す。
物除去装置が示されており、図8には、空気制御回路が
示されている。
ャップ14に回転式ブレード34を被せ、この回転式ブレー
ド34のクリーン羽根34aに直接加圧ガスを噴射して、回
転式ブレード34をエアーキャップ14を中心にして回転さ
せる構造となっている。
転板34bに、複数のクリーン羽根34aを所定間隔で水車状
に固着した構造となっている。
キャップ14の外周面とは、クリーン羽根34aの回転を円
滑にさせ、かつ付着物の付着を防止するため、両者間の
クリアランスは約0.2〜0.5mmに設定されている。
に直角に当たるように取り付け、噴射された圧縮空気を
有効に利用し、スプレーパターンへ悪影響をおよぼさな
いように回転用噴射口33とクリーン羽根34aとの距離は
小さくとる。
インL1は空気作動式のオンオフ弁17に接続されており、
電磁弁16が開、閉することにより、圧縮空気がオンオフ
弁17を開閉させ、回転用噴射口33から圧縮空気が噴射さ
れる。
9、流量計20、圧力計21を経て、回転用噴射口33に接続
されており、回転式ブレード34を回転させる駆動源とし
て使用される。
ば、回転用噴射口33から圧縮空気が噴射されると、これ
によって回転式ブレード34が回転し、スプレーガンSPの
エアーキャップ14の周囲に付着堆積物が付着していて
も、クリーン羽根34aで削り取ることが出来るので、ス
プレー状態の乱れやノズル閉塞を誘発することが防止で
き、付着堆積物の付着が防止される。
示す。
実験結果を示す。
に示す。
を下記に示す。
コーティングを実施したうち、ノズル閉塞を4回発生し
た。これに対して、本発明装置を用いたスプレーガンで
は、同一のコーティング条件においてノズル閉塞の発生
はなく、スプレー状態の乱れも目視観察において認めな
かった。
連続噴射で3分の1、パルス噴射で4分の1に減少し、
パルス噴射の方が除去性能が高いことが確認された。
点で除去されるので、肌荒れ、ボッチ等の不良発生も認
めず、製品品質の低下の懸念も払拭された。
加すれば、確実にノズル閉塞防止が行え、今まで作業員
によって強いられていた、定期的な目視観察、手作業に
よってスプレーガンを清掃する作業を無くすことが可能
になり、スプレーガンによる塗装、コーティング工程の
無人化が実現できる。
ンのノズル閉塞は未然に防止されるので、スプレーガン
の清掃を手作業によって行う必要はなく、スプレー状態
に乱れも生じることがないので、常時、適正な状態で使
用できるばかりでなく、スプレーの乱れによる品質への
悪影響を無くすことが可能となり、スプレーガンによる
コーティング工程や造粒工程を無人化出来る。
建設業等において噴霧塗装を施したり、医薬、食品にお
ける粉粒体の造粒、錠剤や菓子等へのコーティング等に
用いられるスプレーガンや、それを用いた造粒機、コー
ティング装置に適しており、噴射ノズルに付着しがちな
付着物の付着を防止するのに有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】スプレーガン(SP)の噴射ノズル(11)に
向けて、吸引口(36)を付設し、この吸引口(36)に
て、負圧の低周波振動空気を生じさせることによって、
上記噴射ノズル(11)に付着する付着物を除去するよう
にしたスプレーガンの付着物除去装置。 - 【請求項2】スプレーガン(P)の噴射ノズル(11)の
周囲に、複数のクリーン羽根(34a)を向けた回転式ブ
レード(34)を付設してなり、この回転式ブレード(3
4)を加圧ガスによって回転させることによって、上記
噴射ノズル(11)に付着する付着物を除去するようにし
たスプレーガンの付着物除去装置。 - 【請求項3】スプレーガン(SP)の噴射ノズル(11)の
周囲に、該噴射ノズル(11)を中心とし、噴射ノズル
(11)を囲むようにして複数の噴射口(35a)を形成し
たリング体(35)を付設し、このリング体(35)の複数
の噴射口(35a)より、高い噴射圧と低い噴射圧のクリ
ーンガスを交互に噴射させることによって、上記噴射ノ
ズル(11)に付着する付着物を除去するようにしたスプ
レーガンの付着物除去装置。 - 【請求項4】エアーキャップ(14)の中心部に設けたア
トマイズ噴射口(12)の外周に、パターン空気噴射口
(13,13)を対向配置させるとともに、パターン空気噴
射口(13,13)のそれぞれの噴出部(13a,13a)の外方よ
り、該噴出部(13a,13a)に向けてクリーンガス(39,3
9)を噴射するクリーンガスノズル(15,15)を対向配置
させた構造としたスプレーガンの付着物除去装置であっ
て、 上記パターン空気噴射口(13,13)の噴出部(13a,13a)
には、上記クリーンガスノズル(15,15)より噴射され
るクリーンガス(39,39)を、アトマイズ噴射口(12)
側と、パターン空気噴射口(13a)に沿って外方に分流
させる側壁(13b,13b)を対設した構造としているスプ
レーガンの付着物除去装置。 - 【請求項5】請求項1〜4に記載された付着物除去装置
を備えた造粒機。 - 【請求項6】請求項1〜4に記載された付着物除去装置
を備えたコーティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50804595A JP2683957B2 (ja) | 1993-09-01 | 1994-09-01 | スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-217671 | 1993-09-01 | ||
JP21767193 | 1993-09-01 | ||
JP50804595A JP2683957B2 (ja) | 1993-09-01 | 1994-09-01 | スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2683957B2 true JP2683957B2 (ja) | 1997-12-03 |
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ID=26522157
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JP50804595A Expired - Lifetime JP2683957B2 (ja) | 1993-09-01 | 1994-09-01 | スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683957B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116889776A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-10-17 | 营口市中日友协环保节能设备有限责任公司 | 一种湿式除尘回收系统及其设备和方法 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP50804595A patent/JP2683957B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116889776A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-10-17 | 营口市中日友协环保节能设备有限责任公司 | 一种湿式除尘回收系统及其设备和方法 |
CN116889776B (zh) * | 2023-07-14 | 2024-05-10 | 营口市中日友协环保节能设备有限责任公司 | 一种湿式除尘回收系统及其设备和方法 |
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