JP2000140324A - パチンコ遊技機の定数球払出し装置 - Google Patents
パチンコ遊技機の定数球払出し装置Info
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Abstract
する球送り体の回転規制をして球供給路内を流下する貯
留球を一定個数(N個、n<N)単位で正確に払出し得
る小型で安価なパチンコ遊技機の定数球払出し装置を提
供する。 【解決手段】1回転当たり10個排出する第2球送り体
58は貸し球払出し指令に従いソレノイド60が励磁さ
れて第2規制部材59が第1カム62の係止部73から
離隔した時点で回転し始め、第2球供給路15b内の貯
留球を1球ずつ排出する。貸し球用センサ39による排
出球2個目排出に伴いソレノイド60が消磁された以降
では、第2規制部材59の第1カム62方向への付勢復
帰が第2カム65の拘束円弧縁74において干渉拘束さ
れた後、24個目排出時点に直線切欠75部分で解放さ
れる。すると最後の25個目が排出された時点で第2規
制部材59が前記係止部73に再び係止して第2球送り
体58は回転停止する。
Description
の定数球払出し装置に係り、縦向きの遊技盤内でパチン
コゲームを展開し得るパチンコ遊技機の裏側に貯留され
たパチンコ球(貯留球ともいう。)を一定個数単位で払
出し得るようにした定数球払出し装置に関するものであ
る。
れるこの種の遊技機では、遊技操作に基づいて開始され
る1球毎の球送り発射制御作動により、上球皿から発射
位置に送込まれた遊技球を遊技盤内に打出して所要のパ
チンコゲームを行ない得る。そして、このゲーム中の入
賞条件(セーフ球の発生や入球による図柄組合わせの得
点成立等)に対して、機裏側の貯留球供給部から供給さ
れる貯留球が球払出装置の払出し作動毎に所定数(例え
ば5個〜15個の範囲)の賞球として、所定の球供給路
を経て上球皿及び下球皿へ払出されるようになってい
る。このようなパチンコ遊技機にあって一般に前記球払
出装置では、入賞条件毎に対する電動具(ソレノイドや
モータ)の駆動制御により前記球供給路に臨む球送り体
を回転制御させながら賞球を払出してカウント検出する
電動タイプのものが使用されている。
ては、機裏側の貯留球を前述したように賞球として払出
すことの他に、遊技用の貸し球として払出し得ることが
要求されている。即ち、球貸しシステムが併用されたパ
チンコ遊技機(カード式パチンコ機ともいう。)にあっ
ては、機の側方に設置されたカードユニット内へ所定の
カードを挿入して球貸し操作がなされた場合には、機裏
側の貯留球を貸し球として所定数単位(例えば100円
分で25個)払出すようになっている。そのため、この
貸し球払出しの要求にも対応すべく、多くの場合、前述
した電動タイプの球払出装置が貸し球の払出し用として
も兼用され、賞球用・貸し球用の夫々の球払出し指令に
応じて賞球と貸し球との区分払出しを行っていた。
な電動式タイプの球払出装置にあって、貯留球を貸し球
として払出す場合には、球送り体(回転体)を介して1
球ずつ排出される球を検出手段(多くの場合フォトセン
サーが利用)によりカウントすることや、ソレノイドを
複数回あるいは1球分毎に励磁消磁制御する等の条件で
払出しを行ない、排出数が所定カウント数に達した時点
で、ソレノイドを停止制御して球送り体(回転体)の回
転停止を図っていた。このため、貸し球の払出し作動に
おいては、それに係る制御が非常に複雑化するばかりで
なく、万一検出手段が故障した場合には不正確な払出し
を行なってしまうというおそれがあった。
回転で所定数N個(例えば100円分に対して25個)
の球を排出し得る球送り体(回転体)を使用することも
提案される。しかしこのような形態では、球送り体(回
転体)が非常に大型(大径)のものになってしまい、機
裏側における他の装置構成とも関連して機構全体の大型
化及び大幅な設計仕様の変更を余儀なくされ、パチンコ
遊技機全体の製造コストを押上げる一因となっていた。
されたものであって、1回毎の球払出し作動において、
1回転当たり所定個数(n個)の排出条件を有する球送
り体の回転を適宜に停止又は許容することにより、予め
設定された一定個数(N個)の貯留球を正確に払出し得
るようにした小型で安価なパチンコ遊技機の定数球払出
し装置を提供することを目的とするものである。
本願請求項1の発明に係るパチンコ遊技機の定数球払出
し装置は、縦向きの遊技盤内でパチンコゲームを展開し
得る遊技機の裏側で球供給路内を流下される貯留球を1
回毎の球払出し作動により一定個数(N個)単位で払出
すパチンコ遊技機の定数球払出し装置において、前記球
供給路に対する隣接部位に回転可能に支持されて外周に
形成した複数の球受け部で球供給路内の貯留球を受けな
がら1回転当たり所定個数(n個、n<N)排出し得る
球送り体と、所定の球払出し信号に基づいて駆動制御さ
れる電磁式のソレノイドと、同ソレノイドの励磁消磁に
伴って前記球送り体の回転停止を図る拘束位置とその回
転を許容する解放位置との間で切換え変移可能とされ常
には拘束位置側に付勢された規制部材と、前記球送り体
と一体的に回転して前記規制部材に対する拘束位置での
係合又は解放位置での解放に基づき前記球送り体のN/
n回転を規制する回転規制手段と、前記球送り体の回転
時に回転しながら前記規制部材に対する拘束位置での不
干渉及び解放位置での干渉拘束を図る規制干渉手段とを
備え、前記ソレノイドの励磁作動により前記規制部材が
拘束位置から解放位置へ変移して前記回転規制手段から
離隔した時点で、前記球送り体が前記N/n回転を開始
して貯留球の排出を進行する一方、前記規制干渉手段が
規制部材を解放位置に干渉拘束したまま回転進行して前
記ソレノイドの消磁作動以後に当該規制部材を解放した
時点で、同規制部材が拘束位置に復帰して前記回転規制
手段に係止することにより、前記球送り体がN/n回転
を終了停止して一定個数(N個)の球払出しを終了する
ようにしたことを特徴としている。
所定の球払出し信号に基づきソレノイドが励磁される
と、規制部材が拘束位置から解放位置に変移して球送り
体の回転を許容する。すると、球送り体は球供給路内の
貯留球を受けながら回転して1回転当たり所定個数(n
個、n<N)の貯留球を排出する。一方、前記球送り体
の回転に伴い前記規制干渉手段も回転し、同規制干渉手
段は、前記ソレノイドの消磁作動に伴い解放位置から拘
束位置へ復帰しようとする規制部材を解放位置に干渉拘
束する。その後、前記規制部材が規制干渉手段の干渉拘
束から解放されて拘束位置に復帰して以降に回転規制手
段に係止すると、球送り体が回転停止し、その停止時点
において前記球送り体はN/n回転し終わり、これによ
り一定個数(N個)の球払出しが終了する。
1の発明において、前記規制干渉手段は、前記回転規制
手段に対して互いに回転差を有する歯車を介して回転連
繋されており、規制干渉手段の1回転に対し前記球送り
体が前記N/n回転を終了し得るように設定されている
ことを特徴としている。従って、本願請求項2の発明に
おいては、前記請求項1の発明の作用に加えて、球送り
体の回転に伴い回転規制手段が回転すると、所定の回転
差を有して規制干渉手段も回転し、規制干渉手段が1回
転した時点で球送り体はN/n回転することになる。
1又は請求項2の発明において、前記規制干渉手段は、
その1回転過程において、前記回転規制手段に対して係
合及び解放し得る前記規制部材の規制として、同規制部
材を前記解放位置に干渉拘束する拘束縁と、同規制部材
を拘束縁による干渉拘束から解放して前記拘束位置への
復帰を許容する解放縁とを備えていることを特徴とす
る。従って、本願請求項3の発明においては、前記請求
項1又は請求項2の発明の作用に加えて、ソレノイドの
消磁以後において拘束位置へ復帰しようとする規制部材
は、まず規制干渉手段の拘束縁に係合して解放位置に干
渉拘束された後、規制干渉手段が更に回転すると、同規
制干渉手段の解放縁により前記干渉拘束状態から解放さ
れて拘束位置に復帰し回転規制手段に係合する。
機の定数球払出し装置について、好適な実施形態を挙げ
て添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお本実施
形態では、遊技球を1個ずつ遊技盤内に打出して遊技球
の入賞ゲーム(アウト球とセーフ球とに区分)を展開す
るタイプにあって、機裏側の貯留球を、入賞成立(セー
フ球の発生)に対する賞球と、球貸しシステムを利用し
た遊技球用の貸し球とに区分排出して球皿側へ供給し得
るパチンコ機の場合を主に例示する。
成の概要として、図1及び図2に略示するように、機体
の外郭をなす外枠1の開口前面側に、各種の遊技用構成
部材をセットする縦長方形の前枠2が開閉及び着脱可能
に組付けられており、この前枠2の前面側に遊技盤3を
透視保護するための窓枠4と上球皿5とが共に横開き形
態で開閉可能に組付け整合されると共に、前枠2の下部
には下球皿6及び打球発射装置7等が装着されている。
なお、外枠1の一側縁には球貸しシステムに利用される
カードユニット8が装備されている。
及び処理部等を備えた機構セット盤9が着脱可能にセッ
トされ、この機構セット盤9では、遊技盤点検用窓口1
0の周囲において、アウト球用の排出路11とセーフ球
用の処理路12が区画形成されている。そして、貯留球
供給部としての球タンク13から整流樋14を介して貯
留球が流下供給される球供給路15の下流端に後述する
球払出し装置16が着脱可能にビス等で取着セットさ
れ、この球払出し装置16から賞球又は貸し球として払
出された貯留球が従来と同様に排出経路(図示しない)
を介して前記上球皿5へ供給されるようになっている。
なお、前記整流樋14については、図示はしないが、1
列の賞球路と1列の貸し球路とを区画並列したタイプ、
2列の賞球路と1列又は2列の貸し球路とを区画並列し
たタイプとが提案され、後者の2列タイプでは、整流樋
14から前記球供給路15に向けて賞球と貸し球とを夫
々1列化する整列手段が付されることが望ましい。
構成としては、整流樋14の貸し球路側の所定位置には
貯留球検出用スイッチ(25個確認スイッチともい
う。)19が設置されている。一方、前記処理路12の
下流端にはセーフ球検出処理装置20が着脱可能にセッ
トされ、セーフ球を1個ずつ停留検出して所定個数の賞
球払出し後に当該セーフ球を解放通出するようになって
いる。なお、図2中、21は電源部(AC24V)に接
続される外部接続端子板であり、22はゲーム内容を制
御する主基板、23はセーフ球検出処理と貯留球排出処
理(賞球払出しと貸し球払出し)を制御する電気的制御
部としての球払出し制御基板、24は球払出し装置16
と球払出し制御基板23とを電気的に中継接続する中継
基板、25は前記カードユニット8と球払出し制御基板
23とを電気的に接続するインターフェースボードであ
る。
示はしないが、遊技ホール内の通称「島」と呼ばれる設
置枠台の各区画枠内に前記カードユニット8と共に設置
されて縦向きで遊技に供される。そして、図示しない補
給設備における配球ユニットから必要時に供給される相
当量のパチンコ球を前記球タンク13内に受入れて整流
樋14に収容しており、パチンコゲーム中に発生したセ
ーフ球が前記セーフ球処理装置20により1球ずつ停留
検出される毎に所定個数(本実施形態では例として少数
個5〜9個、多数個10〜15個)の賞球を払出し得
る。一方球貸しシステムでは、前記カードユニット8の
カード挿入口26にカードが挿入されて上球皿5の上部
前面に設けられた球貸し操作部27が操作されると、図
示しないカードリーダの球貸し判読制御条件に従い、貯
留球検出用スイッチ19の球有り検出条件において前記
カードの有効金額内における一定額単位に対して所定個
数(本実施形態では100円分に対して25個)の貸し
球を払出し得る。
置16は、前記球払出し制御基板23からの出力信号に
より制御作動されるもとで、同基板23から賞球払出し
指令信号又は貸し球払出し指令信号が出力されると、こ
れらの各信号に応じて入賞成立に対する賞球と遊技用の
貸し球とを区分排出し得る。そして、この球払出し装置
16では、その基本的な構成として図3〜図8に示すよ
うに、四角箱状にユニット化された合成樹脂製のケース
体28内に断面略H形をなす通路樋29により前記球供
給路15の一部をなす第1球供給路15aと第2球供給
路15bとを前後方向(図3において紙面と直交する方
向)において区画形成すると共に、各球供給路15a,
15bに臨む部位に賞球払出し用の第1払出し部32と
貸し球払出し用の第2払出し部33及び後述する球抜き
操作部34等を備えている。
記ケース体28は、図8に示すように、前後一対をなす
蓋状の第1ケース28aと有底箱状の第2ケース28b
とをビス等で組合せると共に、これら両ケース28a,
28b間に前記通路樋29が組付けられている。前記通
路樋29における第1・第2球供給路15a,15bと
対応する右側中央部位には夫々第1・第2切欠35,3
6が形成され、第1球供給路15a側の第1切欠35の
近傍には後述する賞球用センサ(発光側)37を備えた
第1センサ基板38が設置される一方、第2球供給路1
5b側の第2切欠36の近傍には検出手段としての後述
する貸し球用センサ(発光側)39を備えた第2センサ
基板40が設置されている。
5a,15bと対応する左側部位には払出し駆動基板4
1が装備され、同基板41には前記発光側の各センサ3
7,39と対応する位置に受光側の各センサ37,39
が装備されると共に、前記球払出し制御基板23等と図
示しない配線を介して接続されるコネクタ42が装備さ
れている。なお前記各センサ37,39は夫々発光側と
受光側の各先端部が対応する球供給路15a,15b内
に臨むように通路樋29の壁部に形成された検出孔43
に挿通されている。また図8中、44は配線挿入用溝で
あり、45はコネクタ42への接続時に配線が挿通され
る開口、46はケース体28外の球供給路15と第1球
供給路15aとを連絡する第1連絡口、47は前記球供
給路15と第2球供給路15bとを連絡する第2連絡
口、48は前記球抜き操作部34を通常状態に保持する
ためのストッパーである。
部32は、ケース体28における前側(図3において奥
側、図4において上側)に組込まれ、賞球用貯留球の球
供給路15からの貯留球を1個ずつ通入出検出するもの
で、賞球用の球払出し部として機能する。この第1払出
し部32は、図3〜図7に例示するように、ケース体2
8のほぼ中央部において第1・第2ケース28a,28
b間に架設された第1支軸49に対し回転可能に支持さ
れた爪車状の第1球送り体50と、第1球送り体50の
回転・停止規制をなす第1規制部材51の切換作動源で
ある電磁式の第1ソレノイド52と、第1球供給路15
a内の貯留球の有無を検出する上センサ37a及び下セ
ンサ37bからなる賞球用センサ37とを備えている。
タール等に代表される比較的硬質の合成樹脂からなり、
この第1球送り体50では、外周に形成した複数(本実
施形態では10箇所)の区画爪部53により区画された
各球受け部54を前記通路樋29の第1切欠35から第
1球供給路15a内に臨ませ、その球受け部54により
第1球供給路15a内を流下する貯留球を1個ずつ球圧
を受けながら回転して当該貯留球を賞球として排出し得
るようになっている。また前記第1ソレノイド52は球
払出し制御基板23からの賞球払出し指令信号に基づき
作動制御されて、励磁信号に伴い磁力発生部55で磁力
を発生し得る一方、その磁力を消磁信号に伴い消失する
電磁フラッパー形式のソレノイドであり、そのフレーム
枠56には前記第1規制部材51が傾動可能に支持され
ている。
からなり、電源投入時の作動状態において、常には付勢
部材としての引張バネ57により前記第1球送り体50
の区画爪部53と係止する方向へ付勢保持されて第1球
送り体50の回転停止(拘束)を図るようになってい
る。一方、前記第1ソレノイド52の励磁作動に伴い磁
力発生部55が通電されると、その磁力により前記引張
バネ57の付勢力に抗して区画爪部53から離隔して第
1球送り体50の回転を許容(解放)するようになって
いる。また前記賞球用センサ37を構成する上センサ3
7aと下センサ37bは上下方向において互いに1球分
の検出間隔で配置されて第1球供給路15a内に臨み、
左右一対の上センサ37aにより賞球として払出し可能
な貯留球の有無を検出する一方、左右一対の下センサ3
7bにより賞球として払出された貯留球の有無を検出
(カウント検出)するようになっている。そして、前記
賞球用センサ37は排出された貯留球を下センサ37b
により1球ずつ検出する毎に当該検出信号を中継基板2
4等を介して球払出し制御基板23へ出力するようにな
っている。
払出し部33は、ケース体28における後側(図3にお
いて手前側、図4において下側)に組込まれ、貸し球用
貯留球の球供給路15からの貯留球を1個ずつ通入出検
出するもので、貸し球用の球払出し部として機能する。
この第2払出し部33は、図3〜図7に例示するよう
に、前記第1球送り体50と同様に前記第1支軸49を
共通軸として回転可能に支持された爪車状の第2球送り
体58と、第2球送り体58の回転・停止規制をなす第
2規制部材59の切換作動源である電磁式の第2ソレノ
イド60と、前記第2球送り体58の下流側において第
2球供給路15b内の貯留球の有無を検出する貸し球用
センサ39とを備えている。
び図10に例示するように、前記第1支軸49に対して
第2球送り体58と一体回転するように第1歯車61
(歯数10)と回転規制手段としての第1カム62が支
持されている。これら第2球送り体58と第1歯車61
及び第1カム62の三者は一体回転可能に一体結合され
た構成でも又は三者が一体成形された構成であってもよ
い。また前記第1支軸49よりも上方位置において第1
・第2ケース28a,28b間には第2支軸63が架設
され、この第2支軸63に対して前記第1歯車61に噛
合して連動回転する第2歯車64(歯数25)が回転可
能に支持されている。即ち、本実施形態では、所定の歯
数比(n:N)に基づき互いに回転差を有する前記第1
歯車61と第2歯車64とにより差動(歯車)機構が構
成されている。また前記第2支軸63に対しては前記第
2規制部材59の傾動範囲内に位置するようにして第2
歯車64と一体的に回転する規制干渉手段としての第2
カム65が回転可能に支持されると共に、前記第2歯車
64よりも後側(図3において手前側、図4において下
側)には前記第2球送り体58の上方に位置するように
バランス用のウエイト66を有する回転制動部材67が
回転可能に支持されている。
記第2球送り体58は第1球送り体50とほぼ同じ構成
をなし、複数(本実施形態では10箇所)の区画爪部6
8により区画された各球受け部69を前記通路樋29の
第2切欠36から第2球供給路15b内に臨ませ、その
球受け部69により第2球供給路15b内を流下する貯
留球を1個ずつ球圧を受けながら回転して当該貯留球を
貸し球として排出し得るようになっている。また前記第
2ソレノイド60は球払出し制御基板23からの貸し球
払出し指令信号に基づき作動制御されて、励磁信号に伴
い磁力発生部70で磁力を発生し得る一方、その磁力を
消磁信号に伴い消失する電磁フラッパー形式のソレノイ
ドであり、そのフレーム枠71には前記第2規制部材5
9が傾動可能に支持されている。
材51と同様に金属製レバーからなり、電源投入時の作
動状態において、常には付勢部材としての引張バネ72
により前記第1・第2の両カム62,65と係合する方
向へ付勢保持されている。前記第1カム62の外周カム
面には前記第2規制部材59の先端を係止可能な2つの
係止部73が互いに180度の角度をおいて形成され、
いずれか一方の係止部73に係止する位置(拘束位置)
へ第2規制部材59を前記引張バネ72の付勢力により
復帰させることにより第2球送り体58の回転停止を図
り、前記第2規制部材59の先端を各係止部73から離
隔させることにより第2球送り体58の回転を許容する
ようになっている。一方、前記第2カム65の外周カム
面には前記第2規制部材59と当接係合して同規制部材
59を前記第1カム62から離隔した位置(解放位置)
に干渉拘束するための一定半径をもつ拘束縁としての拘
束円弧縁74が、一例として約270度の角度範囲に亘
り形成されると共に、前記第2ソレノイド60の消磁後
において前記拘束位置へ付勢復帰しようとする前記第2
規制部材59に干渉せず同規制部材59と前記係止部7
3との係止を許容するための解放縁としての直線切欠7
5が、一例として約90度の角度範囲に亘り形成されて
いる。
体58の回転に伴って貸し球として払出された貯留球の
有無を検出するものであり、本実施形態においては貯留
球が一例として2球分排出されたことをカウント検出し
た時点でその検出信号(特定個数検出信号)を中継基板
24等を介して球払出し制御基板23へ出力するように
なっている。また前記回転制動部材67は前記第2支軸
63に対して略U字形の支持凹部76を介して着脱及び
回動可能に支持され、その先端部には前記第2球送り体
58の区画爪部68に係脱し得る係合凸部77が形成さ
れている。従って、前記回転制動部材67は、ウエイト
66の重みにより常には図3において反時計方向へ適正
に回動付勢された状態で、その係合凸部77が第2球送
り体58の区画爪部68及び球受け部69に対して当接
係合する構成になっている。
球供給路15a,15b内から貯留球を排出操作するた
めのものであり、この球抜き操作部34では、適度の弾
性変形可能な合成樹脂製の操作レバー78が操作部材と
して前記第1支軸49に対し第1球送り体50と第1カ
ム62との間に位置するようにして回動可能に支持され
ている。この操作レバー78は常には前記ストッパー4
8に係止保持される構成とされ、操作時にはレバー78
自体が適当な弾性変形により前記ストッパー48を乗り
越え、図3において時計方向へ回動するようになってい
る。また前記操作レバー78にはそのボス部から第1操
作部78aと第2操作部78bが分岐形成され、手動に
より操作レバー78を回動操作したときには前記各操作
部78a,78bが夫々対応する前記規制部材51,5
9に当接係合するようになっている。従って、前記各ソ
レノイド52,60の消磁状態において操作レバー78
が回動操作されると、第1操作部78aが第1規制部材
51を第1球送り体50の区画爪部53から離隔させる
と共に、第2操作部78bが第2規制部材59を第1カ
ム62の係止部73から離隔させるので、各球送り体5
0,58は回転可能(フリー状態)とされたもとで貯留
球の球圧を受けて連続回転し、多数の貯留球を連続排出
することになる。
電気的構成を説明すると、図23に示すように、主基板
22には遊技盤側の各種スイッチ80と各種ソレノイド
81及び各種球検出スイッチ82が接続されて、ゲーム
及び賞球排出に係る制御処理がなされる。また球払出し
制御基板23にはカードユニット8及び球貸し操作基板
27aが接続されたインターフェースボード25と貯留
球検出用スイッチとしての25個確認スイッチ19が接
続されて、球貸しシステムの作動処理がなされる。また
球払出し制御基板23の出力側には発射制御装置83が
接続され、発射停止信号の出力に基づき同装置83内の
各種電気部品84と発射・球送りソレノイド85及び発
射停止ランプ86の作動制御がなされる。さらに球払出
し制御基板23には中継基板24及び払出し駆動基板4
1が接続されて、賞球払出し及び貸し球払出しの各制御
処理がなされる一方、各払出しに際して機表側で点滅又
は点灯制御される賞球ランプ87と球貸しランプ88が
接続されている。そして、賞球情報信号及び球貸し情報
信号は外部接続端子板21を介して図示しない外部コン
ピュータ等へ出力されるようになっている。
払出し装置の作用につき説明する。さて本実施形態のパ
チンコ機では、カードユニット8のカード挿入口26に
対するカードの挿入及び機表側での球貸し操作部27の
ボタン操作により、機裏側の球払出し装置16の第2払
出し部33から払出された所定個数(100円分に対し
て25個)の貸し球が上球皿5へ供給される。このもと
で打球発射装置7の作動に基づいて遊技球を1球ずつ遊
技盤3内へ打出すことにより所要のゲームを展開し得
る。そしてゲーム中に発生したアウト球は機構セット盤
9の排出路11から機外へ排出され、またセーフ球につ
いては処理路12からセーフ球検出処理装置20内に導
入され、同装置20内で1球ずつ停留検出されて賞球払
出しにタイミングを合せた時期に機外へ排出される。そ
して前記球払出し装置16においては、セーフ球に対し
て後述するように第1払出し部32から所定個数(少数
個、多数個を含む。)の賞球が前記上球皿5又は下球皿
6へ排出される。一方、球払出し操作に基づいて後述す
るように第2払出し部33から所定数の貸し球が払出さ
れる。そして球抜き操作部34を利用して貯留球を第
1,第2払出し部32,33から機外へ排出し得る。
された球払出し装置16では、前記セーフ球検出処理装
置20からのセーフ球信号に基づき主基板22からの制
御指令を介して球払出し制御基板23から賞球払出し信
号が出力されると、次のような賞球払出し処理をなし得
る。即ち、賞球払出し用の第1払出し部32では、図1
2に示すように、まず上センサ37aが球有り検出して
いるもとで第1ソレノイド52が励磁されることに伴い
磁力発生部55に磁力が発生するため、第1規制部材5
1が吸引されて同図に二点鎖線で示されるように、引張
りバネ57の付勢力に抗して第1球送り体50の区画爪
部53から離隔して解放位置へ変移する。すると、図1
3に示すように、第1球送り体50はその球受け部54
で前記上センサ37aにより球有り検出された貯留球を
含む上流側の球の圧力(重み)を受けながら回転(1球
分で36度)し、当該貯留球を下流側へ排出する。する
と、この排出された1個の貯留球が下センサ37bによ
り球有り検出され、この下センサ37bの球有り検出に
基づく検出信号が前記球払出し制御基板23へ出力され
ることに伴い、前記第1ソレノイド52が消磁される。
そのため、磁力発生部55から解放された第1規制部材
51が第1球送り体50と係合する方向へ付勢復帰して
前記区画爪部53に再び係止し、これにより第1球送り
体50の回転が停止される。以後同様にして、上センサ
37aの球有り検出に伴う第1ソレノイド52の励磁制
御と、下センサ37bの球有り検出(カウント検出)に
伴う第1ソレノイド52の消磁制御とが賞球払出し分に
対する設定回数繰り返されることにより、所定数(少数
個と多数個)の賞球が前記第1ソレノイド52の1球毎
の励磁・消磁制御に従い排出される。
ニット8側からの貸し球払出し指令を介して球払出し制
御基板23から貸し球払出し信号が出力されると、球払
出し装置16では貸し球用の第2払出し部33が次のよ
うな貸し球払出し処理(例として25個払出し)をなし
得る。即ち、第2払出し部33では、まず第2ソレノイ
ド60が励磁されることに伴い磁力発生部70に磁力が
発生するため、第2規制部材59が吸引されて引張りバ
ネ72の付勢力に抗して第1カム62の係止部73から
離隔して解放位置へ変移する(図14〜図16参照)。
すると、第2球送り体58は球受け部69により貯留球
の球圧を受けながら回転(1球分で36度)して各球受
け部69に受けた貯留球を連続して下流側へ排出する。
すると、この連続排出された貯留球が貸し球センサ39
により1球ずつカウント検出され、この貸し球センサ3
9による2個目の球有り検出(カウント検出)に基づき
当該検出信号(特定個数検出信号)が前記球払出し制御
基板23へ出力される。すると、球払出し制御基板23
では前記貸し球センサ39からの2個目検出信号を受け
て払出し駆動基板41へ消磁信号を出力し、これにより
第2ソレノイド60が消磁されることに伴い第2規制部
材59が第1カム62と係合する方向、つまり拘束位置
へ付勢復帰しようとする。
2球送り体58の連続回転に伴い第1歯車61と第2歯
車64の噛合作動により、図17に示すように、第2カ
ム65が時計方向へ所定角度だけ回転している。そのた
め、付勢復帰しようとする第2規制部材59は第2カム
65の拘束円弧縁74に当接係合し、この拘束円弧縁7
4との当接係合状態が続く間は前記第2球送り体58の
回転を許容する解放位置において一時的に干渉拘束され
る。従って、第2払出し部33では前記第2ソレノイド
60の消磁後においても第2球送り体58の回転状態が
許容され、貸し球としての貯留球の連続排出が続けられ
る。ここで前記両カム62,65の相対的な回転関係に
ついてみると、前記第1・第2歯車61,64は互いの
歯数比が10対25に設定されている例において、第2
カム65が第2歯車64と共に1回転(360度)する
と、その間に第1カム62は第1歯車61及び第2球送
り体58と共に2.5回転(900度)することにな
る。因みに、図16の状態を第1カム62と第2カム6
5の回転角度が共に0度であるとした場合、貸し球とし
て2個の貯留球を排出した図17の状態では、第1カム
62の回転角度は2球分の72度であり、一方、第2カ
ム65の回転角度は72度/2.5の28.8度とな
る。
体58が回転して予め設定された25個の貸し球払出し
予定に対し払出し終了間際個数である24個目の貯留球
が排出された時点になると、図18に示すように、第2
規制部材59は第2カム65の拘束円弧縁74から直線
切欠75へ当接係合箇所を移行する。因みに、図18の
状態では、第1カム62の回転角度は864度であり、
一方、第2カム65の回転角度は345.6度である。
この場合における第1カム62と第2カム65及び第2
規制部材59との相対位置関係を拡大して示したのが図
19であり、同図からも明らかなように、第2カム65
における拘束円弧縁74と直線切欠75との境界部位は
アール状になっているため、第2規制部材59は滑らか
に前記境界部位と摺接する。そして図18,図19の状
態から更に回転が進行すると、第2規制部材59の付勢
復帰力(引張りバネ72の付勢力)が第2カム65の時
計方向への回転運動に対して同方向へのモーメントとし
て働くことになり、これにより最後の(25個目)の貯
留球が貸し球として排出され、貸し球払出しが終了す
る。この状態では、第1カム62の係止部73に第2規
制部材59が係止して第2球送り体58の回転を停止さ
せている。このような払出しによれば、貸し球用の貯留
球が少なかった場合、例えば貯留球の数が25個や26
個の場合であっても、球払出し終了間際における貯留球
の球圧不足に拘わらず前記モーメント機能により安定し
た正確な払出しが遂行される。
規制部材59が第1カム62の係止部73から離隔した
時点(解放時点)から第2球送り体58は回転が許容さ
れるわけであるが、その回転スピードに対して適度な制
動を付与すべく前記回転制動部材67が好適に機能す
る。即ち、図20に示すように、回転制動部材67はウ
エイト66の重みに基づき係合凸部77が第2球送り体
58の球受け部69に軽く圧接係合している。そして第
2球送り体58が反時計方向へ回転し始めると、前記係
合凸部77は球受け部69に対して適度な摩擦抵抗を付
与しつつ区画爪部68を乗り越えて次の球受け部69へ
係合箇所を移動し、以下同様にして第2球送り体58の
回転中は常に同球送り体58の回転スピードに制動を付
与することができる。これにより第2球送り体58は安
定した払出し回転を維持して、回転のオーバーランや騒
音を出すことなく好適な払出しを遂行し得る。
ンコ遊技機の定数球払出し装置によれば、第2規制部材
59が第2球送り体58の回転停止を図る拘束位置に付
勢復帰して回転規制手段としての第1カム62の係止部
73と係止するタイミングにより貸し球払出し制御作動
を終了するようにしたので、従来のように設定排出個数
のカウント検出タイミングとソレノイドの消磁タイミン
グとを一致させる必要がなくなり、制御構成を簡単なも
のにすることができる。
の消磁に伴って拘束位置側へ付勢復帰しようとする第2
規制部材59を規制干渉手段としての第2カム65によ
って第2ソレノイド60の消磁以後においても一時的に
解放位置に干渉拘束し得る。従って、第2ソレノイド6
0の消磁タイミング設定に関しては、その制御プログラ
ムにおける設計自由度が大きくなるという効果がある。
例えば第2ソレノイド60の励磁タイミングから消磁タ
イミングまでの間隔設定の自由度を大きくもつことがで
き、また第2ソレノイド60の励磁時間を短縮すること
ができる。
ド60の消磁タイミングを検知手段としての貸し球セン
サ39が2個目(特定個数n1,n1<n)の貯留球排出
を検出した時点に対応させ、その時点では前記拘束円弧
縁74が第2規制部材59と当接係合するように設定さ
れている。従って、第2ソレノイド60の消磁作動に伴
い前記拘束位置側へ付勢復帰しようする第2規制部材5
9を確実に解放位置に干渉拘束することができる。そし
て前記第2カム65が更に回転して前記拘束円弧縁74
に連続形成された解放縁としての直線切欠75を第2規
制部材59に対応させることにより、前記第2規制部材
59に対する干渉拘束を解除して当該第2規制部材59
を第1カム62の係止部73に係合させることができ、
第2球送り体58を確実に2.5回転(N/n回転)さ
せることができる。
第2規制部材59を第1カム62の係止部73から離隔
させた後は、予め設定された回転(N/n回転)数だけ
第2球送り体58等が回転して再び第2規制部材59が
前記係止部73と係止することにより回転停止を図る構
成であるので、従来のように設定排出個数分の貯留球を
カウント検出するためのセンサを不要にでき、装置全体
の構成を簡素化してコスト低減を図ることも可能であ
る。即ち、1球排出する毎にソレノイドの励磁と消磁を
繰り返し行う構成の場合に比して、設定払出し個数が多
数個の場合でも煩雑なソレノイドのオンオフ制御をする
必要がなく、簡単なソレノイド制御で済ませることがで
きる。さらに頻繁な励磁消磁を伴わないため熱損傷など
に起因する装置の老朽化を防止し得るという効果もあ
る。
の1回転当たり排出個数(10個)よりも多数個(25
個)に設定された場合でも、回転規制手段としての第1
カム62と第2規制部材59との離隔タイミングから係
止タイミングまでの両者62,59間の相対関係を調整
することにより、少ない球受け部69しかない小型の球
受け体58を適宜に複数回(本実施形態では2.5回
転)回転させれば多数個の貸し球払出し要求にも対応す
ることができ、球受け部を多数備えた大型の球受け体を
用いる必要がないので、装置全体の小型化に貢献するこ
とができる。また前記第1・第2歯車61,64の歯数
比を適宜に変更して差動(歯車)機構がもたらす第1カ
ム62と第2カム65との間の回転差を変更することに
より、前記第2球送り体58の貸し球排出に関する設定
回転(N/n回転)数を変更し得るので、将来的な払出
し設定個数の変更要求、例えば100円分に対して24
個とか22個等という変更要求にも柔軟に対処すること
ができる。
のを使用できることから、同球受け体58を備えた貸し
球払出し用の第2払出し部33を賞球払出し用の第1払
出し部32と共に限られた小スペースしかない機構セッ
ト盤9に併設することが可能とされ、機構セット盤9に
おける大幅な使用変更等も不要にでき、パチンコ機全体
の製造コストが上昇するおそれもなくすことができる。
そして必要時には球抜き操作部34の操作レバー78を
係員が手動操作して各球供給路15,15a,15b内
の貯留球を第1・第2払出し部32,33の解放条件の
もとで機外へ排出できるので、簡単に球供給路15,1
5a,15b内の全ての貯留球を速やかに強制排出する
ことができる。
の定数球払出し装置は次のように構成を変更してよい。
例えば、前記実施形態では各規制部材51,59を夫々
対応するソレノイド52,60のフレーム枠56,71
に対し基端部側面を当接係合させることにより傾動可能
に支持したが(図10参照)、これを図11に示すよう
に(第2規制部材59を例にして図示)、第2規制部材
59の基端部に軸89を設け、この軸89をフレーム枠
71に形成された軸孔90に対して挿入支持するように
してもよい。
カム62を第2球送り体58及び第1歯車61と一体回
転するように設けたが、これを図24に示すように第2
支軸63に対してカタツムリ形状の第1カム62を第2
歯車64と共に一体回転するように設けてもよい。この
場合には、ソレノイド60の励磁作動に伴い第2規制部
材59の先端が係止部73から離隔(解放)した後、ソ
レノイド60の消磁作動に伴い付勢復帰しようとする第
2規制部材59は、前記第1カム62の円弧部62a
(前記実施形態における拘束円弧縁74に相当)に係合
して摺接し、当該第1カム62が1回転し終わったとこ
ろで再び係止部73に係合して第2球送り体58の回転
を停止させる。従って、この変更例の場合には第2カム
65を不要にできるので構成をより一層簡素化すること
ができる。
第2払出し部33とを前後方向に重ねて並設したが、こ
れを図24,図25に示すように、左右組合せ状に配置
してもよい。この場合には第1払出し部32の第1球送
り体50は新たに設けた軸79により支持される。機構
セット盤9における他の球経路等との関係でこのように
第1払出し部32と第2払出し部33の配置を変更を余
儀なくされる場合に対処できる。また図26に示すよう
に、第1払出し部32と第2払出し部33を夫々別々の
ケース体28に独立収容して前後に組み合せるようにし
てもよい。この場合にも第1払出し部32の第1球送り
体50は新たに設けた軸79により支持される。
を、ケース単位にユニット化して機構セット盤9に対し
て着脱可能な構成としたが、機構セット盤9に一体形成
してもよい。また前記実施形態では差動(歯車)機構と
して第1・第2歯車61,64の噛合連動により第1カ
ム62と第2カム65との回転数に差を設けるようにし
たが、径の異なるプーリや鎖車間にベルトやチェーンを
巻掛けて差動機構を構成し、前記両カム62,65の回
転数に差を設けるようにしてもよい。
2個目(特定個数n1,n1<n)の貯留球排出を検出し
た時点で出力する特定個数検出信号に基づき第2ソレノ
イド60を消磁作動させる構成としたが、第2カム65
の回転角度との関係において第2ソレノイド60の消磁
時点で第2規制部材59が前記拘束円弧縁74に当接係
合可能であるならば、前記特定個数検出信号は2個目の
貯留球排出の検出時点に限らず、例えば3個目又は4個
目等の貯留球排出の検出時点でもよい。
より検知手段を構成したが、これをタイマにより検知手
段を構成し、このタイマが予め設定した経過時間(第2
カム65の1回転過程において拘束円弧縁74が第2規
制部材59に当接係合可能な角度範囲内における回転経
過時間)の検知時点で第2ソレノイド60を消磁作動さ
せるように設計してもよい。
のN/n回転を規制する回転規制手段に対して解放位置
にある規制部材が、ソレノイドの消磁作動以後において
規制干渉手段により一旦干渉拘束された後、拘束位置へ
付勢復帰して係止することにより、球送り体を回転停止
させる構成としたので、ソレノイドの消磁タイミング設
定に関する制御プログラムの設計自由度を大きくでき、
従来とは異なり、設定排出個数のカウント検出タイミン
グとソレノイドの消磁タイミングを一致させたり等する
必要がなくなり球払出し制御に係る検出手段やソレノイ
ド等を含む制御構成の簡素化を図ることができる。そし
て球送り体の1回転当たり排出個数がn個の前提で球払
出しの設定個数がN個の場合には当該球送り体をN/n
回転させることにより対応する構成としたので、球送り
体として小型のものを使用しながら、多数個の排出要求
にも柔軟に対応することでき、装置全体の小型化及びコ
ストの低減に寄与することができる。
求項1の発明の効果に加えて、回転連繋された規制干渉
手段と回転規制手段との間の回転差を適宜に変更調整す
ることにより、払出し設定個数の変更要求に対して柔軟
に対処することができると共に、特に互いに回転差を有
する歯車を介して回転連繋しているので確動性を得るこ
とができる。
求項1又は請求項2の発明の効果に加えて、規制干渉手
段による規制部材に対する解放位置での干渉拘束と当該
干渉拘束からの解放をソレノイドの消磁作動以降におい
て円滑に遂行し得ると共に、所定の払出し要求に対応し
て球送り体を確実にN/n回転させることができ、また
ソレノイドの励磁時間の短縮化に貢献し得る。
併設したパチンコ機を略示する正面図。
を略示する背面図。
正面図。
斜視図。
分解斜視説明図。
す斜視図。
部材の別例を示す斜視図。
す説明図。
り)状態を示す説明図。
す説明図。
り)状態を示す説明図。
状態を示す説明図。
中状態を示す説明図。
了直前の状態を示す説明図。
明図。
明図。
状態の説明図。
成を略示するブロック図。
示す説明図。
図。
ク、 15…球供給路、15a…第1球供給路、 15
b…第2球供給路、 16…球払出し装置、20…セー
フ球検出処理装置、 23…球払出し制御基板(電気的
制御部)、26…カード挿入口、 27…球貸し操作
部、 28…ケース体、29…通路樋、 32…賞球用
第1払出し部、 33…貸し球用第2払出し部34…球
抜き操作部、 37…賞球用センサ、 39…貸し球用
センサ、58…第2球送り体、 59…第2規制部材、
60…第2電磁ソレノイド、61…第1歯車、 62
…第1カム(回転規制手段)、 64…第2歯車、65
…第2カム(規制干渉手段)、 67…回転制動部材、
68…区画爪部、69…球受け部、 72…引張りバ
ネ(付勢部材)、 73…係止部、74…拘束円弧縁
(拘束縁)、75…直線切欠(解放縁)、78…操作レ
バー。
Claims (3)
- 【請求項1】 縦向きの遊技盤内でパチンコゲームを展
開し得る遊技機の裏側で球供給路内を流下される貯留球
を1回毎の球払出し作動により一定個数(N個)単位で
払出すパチンコ遊技機の定数球払出し装置において、 前記球供給路(15,15b)に対する隣接部位に回転
可能に支持されて外周に形成した複数の球受け部(6
9)で球供給路(15,15b)内の貯留球を受けなが
ら1回転当たり所定個数(n個、n<N)排出し得る球
送り体(58)と、所定の球払出し信号に基づいて駆動
制御される電磁式のソレノイド(60)と、同ソレノイ
ド(60)の励磁消磁に伴って前記球送り体(58)の
回転停止を図る拘束位置とその回転を許容する解放位置
との間で切換え変移可能とされ常には拘束位置側に付勢
された規制部材(59)と、前記球送り体(58)と一
体的に回転して前記規制部材(59)に対する拘束位置
での係合又は解放位置での解放に基づき前記球送り体
(58)のN/n回転を規制する回転規制手段(62)
と、前記球送り体(58)の回転時に前記規制部材(5
9)に対する拘束位置での不干渉及び解放位置での干渉
拘束を図る規制干渉手段(65)とを備え、 前記ソレノイド(60)の励磁作動により前記規制部材
(59)が拘束位置から解放位置へ変移して前記回転規
制手段(62)から離隔した時点で、前記球送り体(5
8)が前記N/n回転を開始して貯留球の排出を進行す
る一方、前記規制干渉手段(65)が規制部材(59)
を解放位置に干渉拘束したまま回転進行して前記ソレノ
イド(60)の消磁作動以後に当該規制部材(59)を
解放した時点で、同規制部材(59)が拘束位置に復帰
して前記回転規制手段(62)に係止することにより、
前記球送り体(58)がN/n回転を終了停止して一定
個数(N個)の球払出しを終了するようにしたことを特
徴とするパチンコ遊技機の定数球払出し装置。 - 【請求項2】 前記規制干渉手段(65)は、前記回転
規制手段(62)に対して互いに回転差を有する歯車
(61,64)を介して回転連繋されており、規制干渉
手段(65)の1回転に対し前記球送り体(58)が前
記N/n回転を終了し得るように設定されている請求項
1に記載のパチンコ遊技機の定数球払出し装置。 - 【請求項3】 前記規制干渉手段(65)は、その1回
転過程において、前記回転規制手段(62)に対して係
合及び解放し得る前記規制部材(59)の規制として、
同規制部材(59)を前記解放位置に干渉拘束する拘束
縁(74)と、同規制部材(59)を拘束縁(74)に
よる干渉拘束から解放して前記拘束位置への復帰を許容
する解放縁(75)とを備えている請求項1又は請求項
2に記載のパチンコ遊技機の定数球払出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32418498A JP3904748B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | パチンコ遊技機の定数球払出し装置 |
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JP32418498A JP3904748B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | パチンコ遊技機の定数球払出し装置 |
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JP (1) | JP3904748B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP32418498A patent/JP3904748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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