JP2000139576A - 配線機能付き机 - Google Patents
配線機能付き机Info
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- JP2000139576A JP2000139576A JP10327291A JP32729198A JP2000139576A JP 2000139576 A JP2000139576 A JP 2000139576A JP 10327291 A JP10327291 A JP 10327291A JP 32729198 A JP32729198 A JP 32729198A JP 2000139576 A JP2000139576 A JP 2000139576A
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- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 天板の後部に配線用のダクト溝を備えるとと
もに、両脚部間に設ける幕板の取付けが簡単であり、ま
た幕板による脚部の補強効果が高く、しかも幕板とダク
ト溝との配線機能における連係をつけ、配線機能を強化
してなる配線機能付き机を提供する。 【解決手段】 後縁にダクト部材3を取付けた天板1の
両側部に脚部2を設けるとともに、両脚部間に幕板4を
設けてなる配線機能付き机であって、ダクト部材3は、
前後中間部に長手方向に沿ってダクト溝17を有し、該
ダクト溝の前後に上面が天板1と面一の天板連結部18
と縁部19とをそれぞれ設けたものである。また、ダク
ト溝17の後面板36の背面に幕板4の上縁部をネジ止
め連結してなる。
もに、両脚部間に設ける幕板の取付けが簡単であり、ま
た幕板による脚部の補強効果が高く、しかも幕板とダク
ト溝との配線機能における連係をつけ、配線機能を強化
してなる配線機能付き机を提供する。 【解決手段】 後縁にダクト部材3を取付けた天板1の
両側部に脚部2を設けるとともに、両脚部間に幕板4を
設けてなる配線機能付き机であって、ダクト部材3は、
前後中間部に長手方向に沿ってダクト溝17を有し、該
ダクト溝の前後に上面が天板1と面一の天板連結部18
と縁部19とをそれぞれ設けたものである。また、ダク
ト溝17の後面板36の背面に幕板4の上縁部をネジ止
め連結してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線機能付き机に
係わり、更に詳しくは天板の後部及び幕板にコードの配
線機能を付与した配線機能付き机に関する。
係わり、更に詳しくは天板の後部及び幕板にコードの配
線機能を付与した配線機能付き机に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脚板の上下端に天板支持部材と接
地部材を固定した構造の脚部を有し、該天板支持部材上
に天板を取付けるとともに、接地部材にアジャスターを
設けた構造の机は既に公知である。また、天板の後部に
コード挿通孔を設けるとともに、天板の下面側に配線ダ
クトを設けた配線機能付き机も公知である。
地部材を固定した構造の脚部を有し、該天板支持部材上
に天板を取付けるとともに、接地部材にアジャスターを
設けた構造の机は既に公知である。また、天板の後部に
コード挿通孔を設けるとともに、天板の下面側に配線ダ
クトを設けた配線機能付き机も公知である。
【0003】また、実公昭63−14662号公報にて
開示される如く、天板の後端縁に断面略コ字形のダクト
部材を設け、該ダクト部材のダクト溝を覆うようにカバ
ーを着脱自在に嵌着するとともに、天板両側部に下設し
た脚部の後端に上下方向に配線溝とカバーを設け前記ダ
クト部材のダクト溝と脚部の配線溝とを連通させるとと
もに、脚部間に設けた幕板の後方にコードを引き出すこ
とが可能な配線ダクトを備える机が提供されている。
開示される如く、天板の後端縁に断面略コ字形のダクト
部材を設け、該ダクト部材のダクト溝を覆うようにカバ
ーを着脱自在に嵌着するとともに、天板両側部に下設し
た脚部の後端に上下方向に配線溝とカバーを設け前記ダ
クト部材のダクト溝と脚部の配線溝とを連通させるとと
もに、脚部間に設けた幕板の後方にコードを引き出すこ
とが可能な配線ダクトを備える机が提供されている。
【0004】しかし、従来の配線機能付き机では、ダク
ト部材を天板の後端縁に取付け、両脚部間にダクト部材
とは関係なく幕板を取付ける構造であり、また配線機能
において配線ダクトは幕板とは機能的な関係に乏しいも
のであった。更に、幕板は両脚部間に連結するが、上縁
部を天板や該天板に連結した部材に連結する構造のもの
は殆ど提供されていない。また、ノックダウン方式の机
で配線機能を備えたものは、構造や組立てが複雑で、コ
ストが高いといった欠点を有していた。
ト部材を天板の後端縁に取付け、両脚部間にダクト部材
とは関係なく幕板を取付ける構造であり、また配線機能
において配線ダクトは幕板とは機能的な関係に乏しいも
のであった。更に、幕板は両脚部間に連結するが、上縁
部を天板や該天板に連結した部材に連結する構造のもの
は殆ど提供されていない。また、ノックダウン方式の机
で配線機能を備えたものは、構造や組立てが複雑で、コ
ストが高いといった欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板の後部
に配線用のダクト溝を備えるとともに、両脚部間に設け
る幕板の取付けが簡単であり、また幕板による脚部の補
強効果が高く、しかも幕板とダクト溝との配線機能にお
ける連係をつけ、配線機能を強化してなる配線機能付き
机を提供する点にある。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板の後部
に配線用のダクト溝を備えるとともに、両脚部間に設け
る幕板の取付けが簡単であり、また幕板による脚部の補
強効果が高く、しかも幕板とダクト溝との配線機能にお
ける連係をつけ、配線機能を強化してなる配線機能付き
机を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、後縁にダクト部材を取付けた天板の両側部
に脚部を設けるとともに、両脚部間に幕板を設けてなる
配線機能付き机であって、前記ダクト部材は、前後中間
部に長手方向に沿ってダクト溝を有し、該ダクト溝の前
後に上面が天板と面一の天板連結部と縁部とをそれぞれ
設けたものである配線機能付き机を構成した。ここで、
前記ダクト溝の後面板の背面に前記幕板の上縁部をネジ
止め連結してなることも好ましい。
決のために、後縁にダクト部材を取付けた天板の両側部
に脚部を設けるとともに、両脚部間に幕板を設けてなる
配線機能付き机であって、前記ダクト部材は、前後中間
部に長手方向に沿ってダクト溝を有し、該ダクト溝の前
後に上面が天板と面一の天板連結部と縁部とをそれぞれ
設けたものである配線機能付き机を構成した。ここで、
前記ダクト溝の後面板の背面に前記幕板の上縁部をネジ
止め連結してなることも好ましい。
【0007】また、前記ダクト部材のダクト溝は両端部
を天板連結部及び縁部よりも短く設定して端部を開放す
るとともに、該ダクト溝の両端の開放部に対応する前記
幕板の上縁部両端にコード挿通用の切欠部を形成してな
ることが好ましい。更に、前記ダクト部材のダクト溝の
後面板と所定間隔を隔てた後方の縁部下面に幕板の後方
移動を制限する突縁を形成し、前記幕板の上端部を前記
後面板と突縁間に位置させ、前記後面板に形成した取付
孔にダクト溝内から挿入したネジを幕板に螺合してなる
ことが好ましい。
を天板連結部及び縁部よりも短く設定して端部を開放す
るとともに、該ダクト溝の両端の開放部に対応する前記
幕板の上縁部両端にコード挿通用の切欠部を形成してな
ることが好ましい。更に、前記ダクト部材のダクト溝の
後面板と所定間隔を隔てた後方の縁部下面に幕板の後方
移動を制限する突縁を形成し、前記幕板の上端部を前記
後面板と突縁間に位置させ、前記後面板に形成した取付
孔にダクト溝内から挿入したネジを幕板に螺合してなる
ことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る配線
機能付き机の全体斜視図、図2はその部分分解斜視図、
図3〜図6は本発明の要部を示し、図中符号1は天板、
2は脚部、3はダクト部材、4は幕板をそれぞれ示して
いる。
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る配線
機能付き机の全体斜視図、図2はその部分分解斜視図、
図3〜図6は本発明の要部を示し、図中符号1は天板、
2は脚部、3はダクト部材、4は幕板をそれぞれ示して
いる。
【0009】前記天板1は、天然木、中質繊維板(MD
F)、フラッュボード等の木質系の素材で形成したもの
であり、下面に脚部2を取付けるための構造(図示せ
ず)と、後縁にダクト部材3を連結するために下部を削
り取って段部5を形成した以外には特に構造的な加工を
施してないものである。本実施形態では、前記天板1は
中質繊維板を用いて一体形成したものである。
F)、フラッュボード等の木質系の素材で形成したもの
であり、下面に脚部2を取付けるための構造(図示せ
ず)と、後縁にダクト部材3を連結するために下部を削
り取って段部5を形成した以外には特に構造的な加工を
施してないものである。本実施形態では、前記天板1は
中質繊維板を用いて一体形成したものである。
【0010】前記脚部2は、スチール製の脚フレーム
6、アルミダイカスト製の天板支持部材7及び接地部材
8、木製の外側化粧板9、内側化粧板10及び後部化粧
部材11とで構成されている。前記脚フレーム6は、角
パイプ等を溶接して四角形に枠組み形成したものであ
る。そして、前記脚フレーム6の上下端に天板支持部材
7と接地部材8の後部を上下からネジ止め(図5参照)
し、脚フレーム6の外側には天板支持部材7の下面外側
と接地部材8の上面外側に形成した係合孔12,12に
外側化粧板9の上下端に突設したピン13,13を嵌入
し、上下から挟み込んで固定し、また脚フレーム6の内
側には天板支持部材7の下面内側と接地部材8の上面内
側に形成した前記同様な係合孔12,12に内側化粧板
10の下端に突設した前記同様なピン13,13を落と
し込み嵌入するとともに、内側化粧板10の上部を脚フ
レーム6の上部に内側からネジ14,14にて取付け、
該ネジ14を外すことによって内側化粧板10を脚フレ
ーム6から取り外すことができるようになっている。ま
た、前記内側化粧板10の後部上下には側面視倒U字形
のコード挿通用開口15,15を形成し、脚部2の内部
にコードを配線することができるようになっている。ま
た、前記脚部2の接地部材8の前後端にはアジャスター
16,16が螺着されている。
6、アルミダイカスト製の天板支持部材7及び接地部材
8、木製の外側化粧板9、内側化粧板10及び後部化粧
部材11とで構成されている。前記脚フレーム6は、角
パイプ等を溶接して四角形に枠組み形成したものであ
る。そして、前記脚フレーム6の上下端に天板支持部材
7と接地部材8の後部を上下からネジ止め(図5参照)
し、脚フレーム6の外側には天板支持部材7の下面外側
と接地部材8の上面外側に形成した係合孔12,12に
外側化粧板9の上下端に突設したピン13,13を嵌入
し、上下から挟み込んで固定し、また脚フレーム6の内
側には天板支持部材7の下面内側と接地部材8の上面内
側に形成した前記同様な係合孔12,12に内側化粧板
10の下端に突設した前記同様なピン13,13を落と
し込み嵌入するとともに、内側化粧板10の上部を脚フ
レーム6の上部に内側からネジ14,14にて取付け、
該ネジ14を外すことによって内側化粧板10を脚フレ
ーム6から取り外すことができるようになっている。ま
た、前記内側化粧板10の後部上下には側面視倒U字形
のコード挿通用開口15,15を形成し、脚部2の内部
にコードを配線することができるようになっている。ま
た、前記脚部2の接地部材8の前後端にはアジャスター
16,16が螺着されている。
【0011】前記ダクト部材3は、図2〜図4に示すよ
うに、前後中間部に長手方向に沿ってダクト溝17を有
し、該ダクト溝17の前後に上面が天板1と面一の天板
連結部18と縁部19とをそれぞれ設けたものである。
更に詳しくは、前記ダクト部材3はアルミニウムの押出
し成形した型材を加工して形成したものであり、該ダク
ト部材3のダクト溝17は両端部を切除して天板連結部
18及び縁部19よりも短く設定して端部を開放部2
0,20となしている。前記天板連結部18と縁部19
は中空のパイプ状に成形されている。前記天板連結部1
8の前縁には、前記天板1の段部5に応じた段部21を
形成するとともに、該段部21の下方に天板1の下面に
ネジ止めするための取付片22を形成し、該取付片22
を天板1の下面に当接し、該取付片22に形成した複数
の通孔23,…を利用してネジ24にて連結する。ま
た、前記縁部19は、天板1と面一になっており、あた
かも天板1の一部となって天板縁部を構成するものであ
り、断面形状において適宜な丸みを設けている。更に、
前記ダクト溝17は、天板連結部18及び縁部19より
も下方に突出し、ダクト溝17は断面形状が略コ字形と
なっている。
うに、前後中間部に長手方向に沿ってダクト溝17を有
し、該ダクト溝17の前後に上面が天板1と面一の天板
連結部18と縁部19とをそれぞれ設けたものである。
更に詳しくは、前記ダクト部材3はアルミニウムの押出
し成形した型材を加工して形成したものであり、該ダク
ト部材3のダクト溝17は両端部を切除して天板連結部
18及び縁部19よりも短く設定して端部を開放部2
0,20となしている。前記天板連結部18と縁部19
は中空のパイプ状に成形されている。前記天板連結部1
8の前縁には、前記天板1の段部5に応じた段部21を
形成するとともに、該段部21の下方に天板1の下面に
ネジ止めするための取付片22を形成し、該取付片22
を天板1の下面に当接し、該取付片22に形成した複数
の通孔23,…を利用してネジ24にて連結する。ま
た、前記縁部19は、天板1と面一になっており、あた
かも天板1の一部となって天板縁部を構成するものであ
り、断面形状において適宜な丸みを設けている。更に、
前記ダクト溝17は、天板連結部18及び縁部19より
も下方に突出し、ダクト溝17は断面形状が略コ字形と
なっている。
【0012】また、前記ダクト溝17内に面する天板連
結部18と縁部19の対向壁には、対称な形状にカバー
受け部25,25を形成し、ダクト溝17の上面を閉鎖
するように端カバー26、コンセントカバー27及び長
さの異なる複数種の配線カバー28をそれぞれ前記カバ
ー受け部25に係合するとともに、各カバーに下設した
爪を有する脚片29,…をカバー受け部25の下部に係
合して装着している。更に、前記ダクト部材3の両端部
には、端キャップ30を嵌着し、該端キャップ30に形
成した前記ダクト溝17に連通するコード取出口31
に、開閉可能に回転カバー32が取付けられている。こ
こで、前記端キャップ30をダクト部材3の端部に嵌着
する構造は、図4に示すように、端キャップ30の内側
に嵌合部33,33を突設し、該嵌合部33,33を前
記天板連結部18と縁部19の中空部に嵌入するととも
に、嵌合部33の側面に突設した係合爪(図示せず)を
各天板連結部18、縁部19の下面に形成した孔34,
34に抜止め係合するのである。また、前記端キャップ
30は、ダクト部材3に嵌着した状態で前記天板1の側
縁と面一に連続している。
結部18と縁部19の対向壁には、対称な形状にカバー
受け部25,25を形成し、ダクト溝17の上面を閉鎖
するように端カバー26、コンセントカバー27及び長
さの異なる複数種の配線カバー28をそれぞれ前記カバ
ー受け部25に係合するとともに、各カバーに下設した
爪を有する脚片29,…をカバー受け部25の下部に係
合して装着している。更に、前記ダクト部材3の両端部
には、端キャップ30を嵌着し、該端キャップ30に形
成した前記ダクト溝17に連通するコード取出口31
に、開閉可能に回転カバー32が取付けられている。こ
こで、前記端キャップ30をダクト部材3の端部に嵌着
する構造は、図4に示すように、端キャップ30の内側
に嵌合部33,33を突設し、該嵌合部33,33を前
記天板連結部18と縁部19の中空部に嵌入するととも
に、嵌合部33の側面に突設した係合爪(図示せず)を
各天板連結部18、縁部19の下面に形成した孔34,
34に抜止め係合するのである。また、前記端キャップ
30は、ダクト部材3に嵌着した状態で前記天板1の側
縁と面一に連続している。
【0013】前記幕板4は、図2〜図6に示すように、
中質繊維板で形成した正面視略長方形で、両脚部2,2
間の後部に配設するものであり、前記ダクト部材3のダ
クト溝17の開放部20,20に対応する上縁部両端に
コード挿通用の切欠部35,35を形成している。
中質繊維板で形成した正面視略長方形で、両脚部2,2
間の後部に配設するものであり、前記ダクト部材3のダ
クト溝17の開放部20,20に対応する上縁部両端に
コード挿通用の切欠部35,35を形成している。
【0014】次に、前記幕板4を前記ダクト部材3と両
脚部2,2に連結する構造について説明する。前記幕板
4は、上縁部を前記ダクト溝17の後面板36の背面に
ネジ37にて連結するとともに、両脚部2,2の内側に
は側縁部を突き合い状態で公知の連結手段にて連結す
る。具体的には、前記ダクト部材3のダクト溝17の後
面板36と所定間隔を隔てた後方の縁部19下面に幕板
4の後方移動を制限する突縁38を形成し、前記幕板4
の上端部を前記後面板36と突縁38間に位置させ、前
記後面板36に形成した取付孔39にダクト溝17内か
ら挿入したネジ37を幕板4の上縁部に埋設したオニメ
ナット40に螺合する。尚、前記取付孔39に対応する
ダクト溝17の前面板41には貫通孔42を形成し、前
方からドライバーを貫通孔42に挿入して前記ネジ37
を回転させるのである。前記幕板4をダクト部材3にネ
ジ止めした状態では、幕板4の上縁部はダクト溝17の
後面板36と縁部19の下面とに密着状態で締結されて
いるので、取付強度が非常に高いものとなっている。
脚部2,2に連結する構造について説明する。前記幕板
4は、上縁部を前記ダクト溝17の後面板36の背面に
ネジ37にて連結するとともに、両脚部2,2の内側に
は側縁部を突き合い状態で公知の連結手段にて連結す
る。具体的には、前記ダクト部材3のダクト溝17の後
面板36と所定間隔を隔てた後方の縁部19下面に幕板
4の後方移動を制限する突縁38を形成し、前記幕板4
の上端部を前記後面板36と突縁38間に位置させ、前
記後面板36に形成した取付孔39にダクト溝17内か
ら挿入したネジ37を幕板4の上縁部に埋設したオニメ
ナット40に螺合する。尚、前記取付孔39に対応する
ダクト溝17の前面板41には貫通孔42を形成し、前
方からドライバーを貫通孔42に挿入して前記ネジ37
を回転させるのである。前記幕板4をダクト部材3にネ
ジ止めした状態では、幕板4の上縁部はダクト溝17の
後面板36と縁部19の下面とに密着状態で締結されて
いるので、取付強度が非常に高いものとなっている。
【0015】また、両脚部2,2間に前記幕板4を取付
ける構造は、図2及び図4に示すように、前記脚フレー
ム6の後部内面側に係止ピン43を適宜な手段、例えば
脚フレーム6に螺孔に螺合して突設し、幕板4の側端面
に前記係止ピン43を挿入し得る挿入孔44と、前記係
止ピン43の頭部43Aを係止し且つ回転させることに
よって引き付ける構造の連結具45を回転可能に保持す
る円孔46を形成し、前記脚フレーム6に突設した係止
ピン43を幕板4の挿入孔44に挿入し、円孔46内に
位置した頭部43Aを該円孔46に挿入した連結具45
内に受け入れ、該連結具45を回転させて係止ピン43
を引き付け、もって脚フレーム6と幕板4とを連結する
構造である。この連結構造は、従来公知であり、他の適
宜な連結手段を採用し得るのである。このように、両脚
部2,2間と天板1の後縁に連結したダクト部材3とに
幕板4を連結することによって、机全体の剛性が高ま
り、ノックダウン方式であるにも係わらず製品の強度が
非常に高くなる。
ける構造は、図2及び図4に示すように、前記脚フレー
ム6の後部内面側に係止ピン43を適宜な手段、例えば
脚フレーム6に螺孔に螺合して突設し、幕板4の側端面
に前記係止ピン43を挿入し得る挿入孔44と、前記係
止ピン43の頭部43Aを係止し且つ回転させることに
よって引き付ける構造の連結具45を回転可能に保持す
る円孔46を形成し、前記脚フレーム6に突設した係止
ピン43を幕板4の挿入孔44に挿入し、円孔46内に
位置した頭部43Aを該円孔46に挿入した連結具45
内に受け入れ、該連結具45を回転させて係止ピン43
を引き付け、もって脚フレーム6と幕板4とを連結する
構造である。この連結構造は、従来公知であり、他の適
宜な連結手段を採用し得るのである。このように、両脚
部2,2間と天板1の後縁に連結したダクト部材3とに
幕板4を連結することによって、机全体の剛性が高ま
り、ノックダウン方式であるにも係わらず製品の強度が
非常に高くなる。
【0016】このように、天板1の後縁にダクト部材3
を連結し、天板1の両側部に下設した脚部2,2間とダ
クト部材3とに幕板4を連結して構成した本発明の配線
機能付き机は、図6に示すようにダクト溝17の両端の
開放部20,20が天板1下面に位置するとともに、該
開放部20,20に対応した位置に幕板4の切欠部3
5,35を設けているので、ダクト溝17に配線したコ
ードを開放部20から天板1の下方に引き出すことが可
能であるとともに、前記切欠部35から幕板4の後方に
引き出すことも可能である。また、前記ダクト溝17の
上面を閉鎖したコンセントカバー27の開閉蓋47,4
7を開放して図示しないコンセントにコードを接続した
り、天板1の上方からダクト溝17内に配線することが
可能となる。また、端キャップ30の回転カバー32を
開放すれば、ダクト溝17内から机の側方へコードを引
き出すことができる。更に、前記ダクト溝17の開放部
20から引き出したコードを、前記脚フレーム6から外
した前記内側化粧板10のコード挿通用開口15,15
に通した後、該内側化粧板10を所定位置に取付けるこ
とによって、該コードを脚フレーム6の内部に配線する
ことが可能である。
を連結し、天板1の両側部に下設した脚部2,2間とダ
クト部材3とに幕板4を連結して構成した本発明の配線
機能付き机は、図6に示すようにダクト溝17の両端の
開放部20,20が天板1下面に位置するとともに、該
開放部20,20に対応した位置に幕板4の切欠部3
5,35を設けているので、ダクト溝17に配線したコ
ードを開放部20から天板1の下方に引き出すことが可
能であるとともに、前記切欠部35から幕板4の後方に
引き出すことも可能である。また、前記ダクト溝17の
上面を閉鎖したコンセントカバー27の開閉蓋47,4
7を開放して図示しないコンセントにコードを接続した
り、天板1の上方からダクト溝17内に配線することが
可能となる。また、端キャップ30の回転カバー32を
開放すれば、ダクト溝17内から机の側方へコードを引
き出すことができる。更に、前記ダクト溝17の開放部
20から引き出したコードを、前記脚フレーム6から外
した前記内側化粧板10のコード挿通用開口15,15
に通した後、該内側化粧板10を所定位置に取付けるこ
とによって、該コードを脚フレーム6の内部に配線する
ことが可能である。
【0017】また、図1に示すように、本発明の配線機
能付き机の両脚部2,2間にはワゴン式の袖キャビネッ
ト48を配設することが可能である。この袖キャビネッ
ト48には複数の引出し49,…を設けてあり、この引
出し49の前板50は、机の木質調に合わせて木製で形
成している。そして、図7及び図8に示すように、前記
引出し49の前板50には、引手51とラッチ52を組
み込んである。引手51を引くことによってその軸部が
回転し、ラッチ52に連動して該ラッチ52が内外へ変
位して引出し49を本体に対して係脱するのである。こ
こで、前記ラッチ52の回転機構部53は、前記前板5
0の背面に穿設した凹部54内に埋没状態で取付けられ
ている。
能付き机の両脚部2,2間にはワゴン式の袖キャビネッ
ト48を配設することが可能である。この袖キャビネッ
ト48には複数の引出し49,…を設けてあり、この引
出し49の前板50は、机の木質調に合わせて木製で形
成している。そして、図7及び図8に示すように、前記
引出し49の前板50には、引手51とラッチ52を組
み込んである。引手51を引くことによってその軸部が
回転し、ラッチ52に連動して該ラッチ52が内外へ変
位して引出し49を本体に対して係脱するのである。こ
こで、前記ラッチ52の回転機構部53は、前記前板5
0の背面に穿設した凹部54内に埋没状態で取付けられ
ている。
【0018】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の請求項1に係る
配線機能付き机は、後縁にダクト部材を取付けた天板の
両側部に脚部を設けるとともに、両脚部間に幕板を設け
てなる配線機能付き机であって、前記ダクト部材は、前
後中間部に長手方向に沿ってダクト溝を有し、該ダクト
溝の前後に上面が天板と面一の天板連結部と縁部とをそ
れぞれ設けたものであるので、天板の後縁に連結したダ
クト部材によって配線用のダクト溝を備えさせることが
できるとともに、天板の縁部も同時に形成することがで
き、しかもダクト部材は上面が天板と面一になっている
ので、天板と一体化することができ、天板の素材にも限
定されないので天板を木質系とすることができる。
配線機能付き机は、後縁にダクト部材を取付けた天板の
両側部に脚部を設けるとともに、両脚部間に幕板を設け
てなる配線機能付き机であって、前記ダクト部材は、前
後中間部に長手方向に沿ってダクト溝を有し、該ダクト
溝の前後に上面が天板と面一の天板連結部と縁部とをそ
れぞれ設けたものであるので、天板の後縁に連結したダ
クト部材によって配線用のダクト溝を備えさせることが
できるとともに、天板の縁部も同時に形成することがで
き、しかもダクト部材は上面が天板と面一になっている
ので、天板と一体化することができ、天板の素材にも限
定されないので天板を木質系とすることができる。
【0019】請求項2によれば、幕板の上縁部をダクト
部材に連結するので、机全体の強度が非常に高くなる。
部材に連結するので、机全体の強度が非常に高くなる。
【0020】請求項3によれば、ダクト溝に配線したコ
ードを開放部から天板の下方に引き出すことができると
ともに、前記切欠部から幕板の後方に引き出すこともで
き、幕板による机の強度の改善をしつつ、配線機能を強
化することができた。
ードを開放部から天板の下方に引き出すことができると
ともに、前記切欠部から幕板の後方に引き出すこともで
き、幕板による机の強度の改善をしつつ、配線機能を強
化することができた。
【0021】請求項4によれば、幕板の上端部を前記後
面板と突縁間に位置させるので、幕板の位置決めが容易
であるとともに、幕板をダクト溝の後面板に沿わせ、そ
の取付孔にダクト溝内から挿入したネジを幕板に螺合す
る作業の際にも、幕板が後退することがないので組立作
業性が良くなる。
面板と突縁間に位置させるので、幕板の位置決めが容易
であるとともに、幕板をダクト溝の後面板に沿わせ、そ
の取付孔にダクト溝内から挿入したネジを幕板に螺合す
る作業の際にも、幕板が後退することがないので組立作
業性が良くなる。
【図1】本発明に係る配線機能付き机の全体斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく机の部分分解斜視図である。
【図3】本発明の配線機能付き机の組立状態の部分断面
図である。
図である。
【図4】同じく要部の分解斜視図である。
【図5】同じく配線機能付き机の縦断面図である。
【図6】同じく配線機能付き机の正面図である。
【図7】袖キャビネットの前板の構造を示す断面図であ
る。
る。
【図8】同じく部分斜視図である。
1 天板 2 脚部 3 ダクト部材 4 幕板 5 段部 6 脚フレーム 7 天板支持部材 8 接地部材 9 外側化粧板 10 内側化粧板 11 後部化粧部材 12 係合孔 13 ピン 14 ネジ 15 コード挿通用開口 16 アジャスター 17 ダクト溝 18 天板連結部 19 縁部 20 開放部 21 段部 22 取付片 23 通孔 24 ネジ 25 カバー受け部 26 端カバー 27 コンセントカバー 28 配線カバー 29 脚片 30 端キャップ 31 コード取出口 32 回転カバー 33 嵌合部 34 孔 35 切欠部 36 後面板 37 ネジ 38 突縁 39 取付孔 40 オニメナット 41 前面板 42 貫通孔 43 係止ピン 44 挿入孔 45 連結具 46 円孔 47 開閉蓋 48 袖キャビネット 49 引出し 50 前板 51 引手 52 ラッチ 53 回転機構部 54 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 後縁にダクト部材を取付けた天板の両側
部に脚部を設けるとともに、両脚部間に幕板を設けてな
る配線機能付き机であって、前記ダクト部材は、前後中
間部に長手方向に沿ってダクト溝を有し、該ダクト溝の
前後に上面が天板と面一の天板連結部と縁部とをそれぞ
れ設けたものであることを特徴とする配線機能付き机。 - 【請求項2】 前記ダクト溝の後面板の背面に前記幕板
の上縁部をネジ止め連結してなる請求項1記載の配線機
能付き机。 - 【請求項3】 前記ダクト部材のダクト溝は両端部を天
板連結部及び縁部よりも短く設定して端部を開放すると
ともに、該ダクト溝の両端の開放部に対応する前記幕板
の上縁部両端にコード挿通用の切欠部を形成してなる請
求項1又は2記載の配線機能付き机。 - 【請求項4】 前記ダクト部材のダクト溝の後面板と所
定間隔を隔てた後方の縁部下面に幕板の後方移動を制限
する突縁を形成し、前記幕板の上端部を前記後面板と突
縁間に位置させ、前記後面板に形成した取付孔にダクト
溝内から挿入したネジを幕板に螺合してなる請求項1又
は2又は3記載の配線機能付き机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32729198A JP3468131B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 配線機能付き机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32729198A JP3468131B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 配線機能付き机 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139576A true JP2000139576A (ja) | 2000-05-23 |
JP3468131B2 JP3468131B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=18197496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32729198A Expired - Fee Related JP3468131B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 配線機能付き机 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3468131B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219021A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-06 | Kokuyo Co Ltd | 天板の取付構造およびテーブルの製造方法 |
JP2018079076A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | コクヨ株式会社 | ハイテーブル |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32729198A patent/JP3468131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219021A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-06 | Kokuyo Co Ltd | 天板の取付構造およびテーブルの製造方法 |
JP2018079076A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | コクヨ株式会社 | ハイテーブル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3468131B2 (ja) | 2003-11-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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