JP2000138735A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP2000138735A
JP2000138735A JP31135798A JP31135798A JP2000138735A JP 2000138735 A JP2000138735 A JP 2000138735A JP 31135798 A JP31135798 A JP 31135798A JP 31135798 A JP31135798 A JP 31135798A JP 2000138735 A JP2000138735 A JP 2000138735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手方二者との通話が可能な電話機におい
て、簡単な操作により相手方二者からの受話音量をバラ
ンス良く調節することができる電話機を提供する。 【解決手段】 操作部17よりアップキー171又はダ
ウンキー172によって音量のアップ又はダウンが指示
されると、レベル比較部182は、レベル記憶部15、
16に一定期間毎に更新記憶される受話信号レベルを読
み出して比較し、音量制御部18は、レベル記憶部1
5、16の比較結果と操作部17からのアップ又はダウ
ンの指示とに基いて受話信号レベルの出力を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手方二者との通
話が可能な電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一台で2本の加入回線を有す
る電話機がある。この電話機は、内部に備えられた通話
路切替部によってユーザは、 i)2回線を使用して相手方二者と同時に通話する(三
者通話) ii)1回線を使用して相手方一者と通話する(二者通
話) iii)2回線を交互に切り替えて相手方二者と交互に通
話するの3通りのいずれも利用することができる。
【0003】また相手方二者と電話局(交換機)との間
までは第1及び第2回線を介して接続され、交換機と本
電話機との間では1回線で接続される電話機においても
ユーザは、 iv)相手方を交換機にて切替ながら相手方二者と交互に
通話することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
の電話機は、三者通話(従来技術のi)に相当)を利用
した通話中にユーザが受話音量を調節すると、2回線と
も受話音量が変化するよう構成されている。そのため、
例えば、一方の回線の受話音量が大きく、他方の回線の
受話音量が小さい場合に、ユーザが他方の回線の受話音
量のみを大きくしたくて受話音量を調節しても、他方の
回線の受話音量が大きくなるだけでなく、一方の回線の
受話音量も大きくなり、場合によっては適正音量を越え
て大きくなってしまうという問題がある。またその逆に
適正音量を越えて小さくなっていしまうという問題もあ
る。
【0005】従来技術のiii)やiv)においても同様の問
題がおこる。またi)やiii)の場合においてこれを解決す
るために、2回線それぞれに対応する受話音量調節キー
を設けて、それぞれの受話音量を別個に調節できるよう
にした電話機の構成も考えられるが、その場合、ユーザ
は、2つの受話音量調節を別々に行う必要があり操作性
が悪いという問題がある。また2つの受話音量調節キー
と2回線との対応付けを把握しておく必要があり、ユー
ザにとっては操作上混乱しやすいという問題もある。
【0006】上記の問題に鑑み、本発明は、簡単な操作
により両回線の受話音量をバランス良く調節することが
できる電話機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の電話機は、第1及び第2回線をそれぞれ介
して相手方二者と通話を行う電話機であって、音量の変
更を指示する指示手段と、前記指示手段により変更が指
示された場合に、前記第1及び第2回線それぞれの音量
が近づくように音量変更する変更手段とを備える。
【0008】前記変更手段は、前記第1及び第2回線を
それぞれ介して入力される第1及び第2受話信号のレベ
ルを検出する検出手段と、前記検出手段により検出され
た前記第1及び第2受話信号のレベルを比較する比較手
段と、前記比較手段による比較結果に基いて前記第1お
よび第2受話信号のレベルが近づくようにそれぞれのレ
ベルを調節する調節手段とを備える。
【0009】前記調節手段は、前記比較手段による比較
の結果、前記第1及び第2受話信号のレベルに差がある
場合、前記調節手段に第1及び第2受話信号のレベルの
うち何れか一方のレベルを調節するよう構成される。前
記調節手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第
1及び第2受話信号のレベルが同じである場合、前記指
示手段の指示に従って、前記調節手段に第1及び第2受
話信号両方のレベルを調節するよう構成される。
【0010】前記指示手段は、受話信号レベルを高く変
更するか又は低く変更するかを指示し、前記変更手段
は、さらに前記変更手段による指示内容が受話信号レベ
ルを高く変更する指示か低く変更する指示かを判別する
判別手段を備え、前記調節手段は、前記判別手段により
判別された指示内容と前記比較手段による比較結果とに
基いて前記第1及び第2受話信号のレベルが近づくよう
にそれぞれのレベルを調節する調節手段とを備える。
【0011】前記指示手段は、音量のアップを指示する
アップキーと音量のダウンを指示するダウンキーとから
構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本実施形態における電話機
について図面を用いて説明する。図1は、電話機の構成
図である。同図において電話機は、電話回線1、2(以
下回線1、2と略す)、フック制御部3、4、音量調節
部5、6、通話路切替部7、増幅部8、送受話器部9か
らなる通話回路と、送話検出部10、音声積分部11、
12、レベル検出部13、14、レベル記憶部15、1
6からなる音量検出回路と、操作部17と、制御部18
とから構成される。
【0013】この構成により本電話機は、2者の相手方
とユーザとで三者通話(従来技術のi)に相当)を行って
いる際、ユーザより音量の変更が指示されると、1回線
及び2回線からの受話音量が同じになるようにして変更
するよう構成されている。以下に各構成要素について説
明する。 <通話回路>通話回路は、電話回線網に接続された回線
1及び回線2より受信される受話信号をフック制御部
3、4、音量調節部5、6、通話切替部7を介して増幅
部8により増幅して受話音声として送受話器部9の受話
器より出力する。
【0014】また、通話回路は、送受話器部9の送話器
より入力される送話音声を増幅部8で送話信号に変換
し、通話路切替部7、音量調節部5、6、フック制御部
3、4を介して回線1、2より電話回線網へ出力する。
フック制御部3、4は、それぞれ制御部18からのオ
ン、オフ制御に従って、オフフック、オンフックを行
い、回線1、2と送受話器部9との接続、非接続を行
う。
【0015】音量調節部5、6は、それぞれ制御部18
からの音量調節指示に従って、回線1、2より受信され
る受話信号のレベルの変更を行い、変更語の受話信号を
通話路切替部7に出力する。ここで制御部18からの音
量調節指示は、レベルのアップ又はダウンの指示とアッ
プ又はダウンする量の指示との両方を含む。通話路切替
部7は、制御部18の指示に応じて、回線1、2を同時
に使用する通話(従来技術のiに相当)、回線1、2を
交互に切り替えて使用する通話(従来技術のiiiに相
当)、回線1及び2の何れか一方のみを使用する二者通
話(従来技術のiiに相当)のための通話路切替を行う。
【0016】増幅部8は、通話路切替部7を介して入力
される回線1、2の受話信号を増幅して受話音声として
送受話器部9に出力し、また送受話器部9を介して入力
される送話音声を増幅して送話信号として通話路切替部
7に出力する。 <音量検出回路>音量検出回路は、受話信号のレベルを
一定期間毎に検出して更新記憶する。
【0017】詳しくは送話検出部10は、増幅部8より
出力される送話信号を検出し、検出している間は音声積
分部11、12及びレベル検出部13、14にオフ信号
を出力し、検出していない間はオン信号を出力する。こ
れは音量検出回路が検出する受話信号のレベルから送話
信号のレベルを排除するためであり、送話検出部10に
よって送話信号が検出している間は、音声積分部11、
12及びレベル検出部13、14が非動作になる。
【0018】音声積分部11、12は、送話検出部10
よりオン信号が入力されている間、音量調節部5、6よ
り出力される受話信号を平滑化する。平滑後の受信信号
レベルはそれぞれの受信信号の大きさに対応している。
以下、各受信信号レベルをV1、V2とする。レベル検
出部13、14は、送話検出部10よりオン信号が入力
されている間、音声積分部11、12より一定期間毎に
それぞれの受話信号レベルV1、V2を検出する。レベ
ル検出部13、14は、検出した受話信号レベルV1、
V2を制御部18を介してレベル記憶部15、16に格
納する。
【0019】レベル記憶部15、16は、それぞれ受話
信号レベルV1、V2を記憶する。レベル記憶部15、
16は、新たな受話信号レベルV1、V2が格納される
度に記憶内容を更新する。以上のようにして音量検出回
路においては、音声積分部11、12及びレベル検出部
13、14によって検出される受話信号レベルがレベル
記憶部15、16に記憶される。 <操作部>操作部17は、ダイヤルキー等の標準的な電
話機が有する各種キーを備え、さらに、二者通話や三者
通話の切替を指示する通話路切替キー(図外)、音量の
変更を指示するアップキー171、ダウンキー172を
備える。アップキー171及びダウンキー172は押下
されることによってアップキー171は音量をアップす
る指示、ダウンキー172は音量をダウンする指示をそ
れぞれ制御部18に出力する。 <制御部>制御部18は、発着信制御、通話制御等、標
準的な電話機の機能を備える。また制御部18は、操作
部17の通話路切替キーに応じて通話路切替部7の切替
を制御する。
【0020】さらに制御部18は、音量制御部181、
レベル比較部182を備え、操作部17のアップキー1
71及びダウンキー172からの指示を受付けると、指
示に応じて受話信号のレベル変更指示を音量調節部5、
6に出力する。詳しくは、レベル比較部182は、音量
制御部181より比較指示が出力されるとレベル記憶部
15、16に記憶される受話信号レベルV1、V2を読
み出してレベル差V=V1−V2を音量制御部181に
送り返す。
【0021】音量制御部181は、操作部17のアップ
キー171及びダウンキー172からの指示を受付けた
とき、そのときレベル記憶部15、16に記憶される受
話信号レベルV1、V2のレベル差とアップ、ダウン指
示とに応じて音量調節部5、6に受話信号レベルの変更
を指示する。図2は、音量制御部181の処理手順を示
すフローチャートである。
【0022】同図において、音量制御部181はアップ
キー171又はダウンキー172より音量アップ又はダ
ウンの指示を受付けると(ステップ1)、レベル比較部
182に比較指示を出力する(ステップ2)。比較指示
出力の結果、レベル比較部182より受話信号レベルV
1、V2のレベル差V=V1−V2が返されると(ステ
ップ3)、音量制御部181は、音量調節指示処理を行
う(ステップ4)。
【0023】図3は、音量調節指示処理の詳細な制御論
理を示す表である。同図によれば、音量調節指示処理に
おいて音量制御部181は、アップキー171又はダウ
ンキー172による音量アップ又はダウンの指示と、レ
ベル比較部182から入力されるレベル差Vの大小(V
>0、V=0、V<0)との組み合わせによって音量調
節部5、6の双方あるいは何れか一方に音量調節指示を
出力する。
【0024】詳しくは、音量制御部181は、操作部1
7よりアップキー171(又はダウンキー172)によ
る音量アップ(又は音量ダウン)の指示を受付けてお
り、かつレベル比較部182より入力されるレベル差V
が正の値である場合には、音量調節部6(又は音量調節
部5)に受話信号レベルをVだけアップ(又はダウン)
するよう指示する。これによって回線1の受話信号と回
線2の受話信号とは、受話信号レベルがレベルの高い方
(又は小さい方)に合わせて同じになる。
【0025】また、音量制御部181は、操作部17よ
りアップキー171(又はダウンキー172)による音
量アップ(又は音量ダウン)の指示を受付けており、か
つレベル比較部182より入力されるレベル差Vが0で
ある場合には、音量調節部5、6共に受話音量レベルを
所定量nだけアップ(又はダウン)するよう指示する。
ここにおいて所定量nは、予め音量制御部181が記憶
している値である。これによって回線1の受話信号と回
線2の受話信号とは双方とも受話信号レベルが音量調節
部5、6によってアップ(又はダウン)されて、通話路
切替部7、増幅部8、送受話器部9を介して受話音声と
して出力される。
【0026】また、音量制御部181は、操作部17よ
りアップキー171(又はダウンキー172)による音
量アップ(又は音量ダウン)の指示を受付けており、か
つレベル比較部182より入力されるレベル差Vが負の
値である場合には、音量調節部5(又は音量調節部6)
に受話信号レベルをVだけアップ(又はダウン)するよ
う指示する。これによって回線1の受話信号と回線2の
受話信号とは、受話信号レベルがレベルの高い方(又は
小さい方)に合わせて同じになる。
【0027】以上のように構成することによって本実施
形態における電話機は、音量アップ(又はダウン)が指
示されている場合に受話信号レベルV1とV2とに差が
あれば、低い方(又は高い方)を高い方(又は低い方)
と同じレベルになるよう調節し、また音量アップ(又は
ダウン)が指示されている場合に受話信号レベルV1と
V2とが同値である場合には、双方のレベルを所定量n
だけ高く(又は低く)する。
【0028】こうすることによって本実施形態における
電話機は、音量アップ又はダウンの操作によって一方の
回線側が適正音量を越えて大きく又は小さくなってしま
うという問題が起こらず、また1組のアップキー171
及びダウンキー172を操作するという簡単な操作によ
って両回線の受話音量を変更することができる。なお、
本実施形態において図3に示した音量調節指示において
は、受話信号レベルV1とV2との間に差がある場合、
一回のアップ又はダウンの指示によってV1=V2とな
るよう構成している。このように構成する代わりに、受
話信号レベルV1とV2との間に差がある場合、一回の
アップ又はダウンの指示によってV1=V2に近づくよ
う何れか一方の受話信号レベルを所定量だけアップ又は
ダウンするよう構成してもよい。例えば、仮にV1=1
0でV2=4であって、アップの指示があった場合に、
所定量3だけアップしてV2=7とするのである。こう
することによって、ユーザは、受話信号レベルの低い方
(又は高いほう)を少しだけアップ又はダウンさせたい
といった微調整を行うのに有用となる。
【0029】また、本実施形態において操作部17は、
音量調節のためのキーとしてアップキー171及びダウ
ンキー172を備える。これにもう一つキーを設け(こ
れを仮にバランスキーと呼ぶ)、このバランスキーが押
下された場合には、音量制御部181は、受話信号レベ
ルV1とV2との中間値のレベルになるよう音量調節部
5、6に音量調節指示を出すという機能を加えても良
い。
【0030】この構成によって、ユーザは、一方のみあ
るいは両方の音量を大きく又は小さくしたい場合には、
アップキー171又はダウンキー172を押下すること
によって対処し、一方の音量と他方の音量との中間の音
量にしたい場合には、バランスキーを押下することによ
って対処することができる。また本実施形態においてア
ップキー171及びダウンキー172の形状は、押しボ
タンやつまみ等、アップ又はダウンを指示できる構成で
あれば何でも良い。
【0031】また、上記実施形態では、本電話機と相手
方二者との間で同時に通話する(従来技術のi)に相
当)場合を説明したが、相手方を切り替えて通話する
(従来技術のiii)に相当)場合であってもよい。この場
合、図1の構成において制御部18は、実施形態の構成
に加えて、第1回線が接続されている間はレベル検出部
13より出力される受話信号レベルV1をレベル記憶部
15に格納し、第2回線が接続されている間はレベル検
出部14より出力される受話信号レベルV2をレベル記
憶部16に格納するよう構成すればよい。これによって
レベル記憶部15、16には、接続された回線側の受話
信号レベルが更新記憶されることになる。
【0032】さらに上記実施形態では、相手方二者と本
電話機との間で第1及び第2回線を介して接続される場
合を説明したが、次のように接続されていてもよい。す
なわち、相手方二者と電話局(交換機)との間までは第
1及び第2回線を介して接続され、交換機と本電話機と
の間では1回線(相手方との関係では論理的に2回線)
で接続されていてもよい。この場合、本電話機からの操
作により相手方を交換機にて切り替えながら行う相手方
二者との通話(従来技術のiv)に相当)においても本発
明を適用してもよい。
【0033】この場合において電話機と接続する交換機
は、いわゆる通話中着信(call waiting)サービスをサ
ポートした交換機であって、電話機の制御部が出力する
接続切替指示に応じて一方の相手方の第1回線と他方の
相手方の第2回線との接続を交互に切り替える。一方電
話機は、制御部と音量検出部と操作部と音量調節部とを
有する。制御部は交換機に対する接続切替指示の出力
と、接続切替指示出力毎の受話信号レベルの比較と、図
3の制御論理に基いた音量調節制御とを行う。音量検出
部は、制御部の接続切替指示の出力に同期して第1回線
を介した受話信号レベルv1の検出と第2回線を介した
受話信号レベルv2の検出とを交互に切り替えて行う。
操作部は、受話音量のアップ又はダウンを制御部に指示
する。音量調節部は、制御部の音量調節制御に従って受
話信号レベルv1及びv2のレベルを調節する。
【0034】これらの構成によって操作部が音量の変更
を指示すると、制御部は音量検出部によって検出された
受話信号レベルv1とv2とを比較して、比較結果であ
るレベル差と音量変更指示とに基いて図3の制御論理に
より音量調節部に音量調節指示を出力する。ここで制御
部は、交換機に接続切替指示を出力する度に音量調節指
示を出力する。音量調節部は、音量調節指示に従って、
交互に切り替えられて受信される第1回線を介した受話
信号と第2回線を介した受話信号のレベルを交互に調節
する。
【0035】このような構成により例えば、受話信号レ
ベルv1とv2とのレベル差がv(v1>v2)である
場合において操作部より音量ダウンの指示があると、制
御部は、第1回線の受話音声を受信する間は受話信号レ
ベルv1の出力をvだけ小さくするよう指示して、一
方、第2回線の受話音声を受信する間は受話信号レベル
v2の出力をvだけ戻す(大きくする)よう音量調節部
に指示する。以上によって電話機は簡単な操作により相
手方二者からの受話音量をバランス良く調節することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の電話機は、第1及び第2回線を
それぞれ介して相手方二者と通話を行う電話機であっ
て、音量の変更を指示する指示手段と、前記指示手段に
より変更が指示された場合に、前記第1及び第2回線そ
れぞれの音量が近づくように音量変更する変更手段とを
備える。
【0037】この構成によれば、本発明の電話機は、前
記指示手段によって受話音量の変更が指示された場合に
変更手段は、第1及び第2回線の受話音量が近づくよう
に変更するので、変更指示によって一方の受話音量が適
正音量を越えて大きく又は小さくなるという問題が解消
され、また第1及び第2回線それぞれ別個に受話音量の
変更を指示する必要なく1回の変更指示によって音量を
変更することができるという効果がある。
【0038】前記変更手段は、前記第1及び第2回線を
それぞれ介して入力される第1及び第2受話信号のレベ
ルを検出する検出手段と、前記検出手段により検出され
た前記第1及び第2受話信号のレベルを比較する比較手
段と、前記比較手段による比較結果に基いて前記第1お
よび第2受話信号のレベルが近づくようにそれぞれのレ
ベルを調節する調節手段とを備える。
【0039】この構成によれば本発明の電話機は、第1
及び第2受話信号のレベルを検出して比較し、その比較
結果に基いて第1及び第2受話信号のレベルが近づくよ
うにレベルを調節するので上記効果と同様、変更指示に
よって一方の受話音量が適正音量を越えて大きくまたは
小さくなるという問題が解消され、また第1および第2
回線それぞれ別個に受話音量の変更を指示する必要なく
1回の変更指示によって音量を変更することができる。
【0040】前記調節手段は、前記比較手段による比較
の結果、前記第1及び第2受話信号のレベルに差がある
場合、前記調節手段に第1及び第2受話信号のレベルの
うち何れか一方のレベルを調節するよう構成される。こ
の構成によれば本発明の電話機は、第1及び第2受話信
号のレベルのうち何れか一方のレベルを調節することに
より受話音量を同じにすることができる。
【0041】前記調節手段は、前記比較手段による比較
の結果、前記第1及び第2受話信号のレベルが同じであ
る場合、前記指示手段の指示に従って、前記調節手段に
第1及び第2受話信号両方のレベルを調節するよう構成
される。この構成によてば本発明の電話機は、両回線の
受話音量が同じである場合には、指示手段により音量の
変更が指示されると調節手段が第1及び第2受話信号両
方のレベルを調節することによって両回線の音量を共に
調節することができる。
【0042】前記指示手段は、受話信号レベルを高く変
更するか又は低く変更するかを指示し、前記変更手段
は、さらに前記変更手段による指示内容が受話信号レベ
ルを高く変更する指示か低く変更する指示かを判別する
判別手段を備え、前記調節手段は、前記判別手段により
判別された指示内容と前記比較手段による比較結果とに
基いて前記第1及び第2受話信号のレベルが近づくよう
にそれぞれのレベルを調節する調節手段とを備える。
【0043】この構成によれば本発明の電話機は、前記
指示手段による受信信号レベルを高くするか低くするか
の指示と比較手段による比較結果とに基いて第1及び第
2受話信号のレベルが近づくように調節手段がレベルを
調節する。前記指示手段は、音量のアップを指示するア
ップキーと音量のダウンを指示するダウンキーとから構
成されので、1組のアップキーとダウンキーとを操作す
ることによって簡単に両回線の音量をバランス良く変更
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における電話機の構成図である。
【図2】音量制御部181の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】音量調節指示処理の詳細な制御論理を示す表で
ある。
【符号の説明】
3、4 フック制御部 5、6 音量調節部 7 通話路切替部 8 増幅部 9 送受話器部 10 送話検出部 11、12 音声積分部 13、14 レベル検出部 15、16 レベル記憶部 17 操作部 171 アップキー 172 ダウンキー 18 制御部 181 音量制御部 182 レベル比較部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2回線をそれぞれ介して相手
    方二者と通話を行う電話機であって、 音量の変更を指示する指示手段と、 前記指示手段により変更が指示された場合に、前記第1
    及び第2回線それぞれの音量が近づくように音量変更す
    る変更手段とを備えることを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、 前記第1及び第2回線をそれぞれ介して入力される第1
    及び第2受話信号のレベルを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記第1及び第2受話信
    号のレベルを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基いて前記第1および第
    2受話信号のレベルが近づくようにそれぞれのレベルを
    調節する調節手段とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の電話機。
  3. 【請求項3】 前記調節手段は、 前記比較手段による比較の結果、前記第1及び第2受話
    信号のレベルに差がある場合、前記調節手段に第1及び
    第2受話信号のレベルのうち何れか一方のレベルを調節
    することを特徴とする請求項2記載の電話機。
  4. 【請求項4】 前記調節手段は、 前記比較手段による比較の結果、前記第1及び第2受話
    信号のレベルが同じである場合、前記指示手段の指示に
    従って、前記調節手段に第1及び第2受話信号両方のレ
    ベルを調節することを特徴とする請求項2記載の電話
    機。
  5. 【請求項5】 前記指示手段は、受話信号レベルを高く
    変更するか又は低く変更するかを指示し、 前記変更手段は、さらに前記変更手段による指示内容が
    受話信号レベルを高く変更する指示か低く変更する指示
    かを判別する判別手段を備え、 前記調節手段は、前記判別手段により判別された指示内
    容と前記比較手段による比較結果とに基いて前記第1及
    び第2受話信号のレベルが近づくようにそれぞれのレベ
    ルを調節する調節手段とを備えることを特徴とする請求
    項2記載の電話機。
  6. 【請求項6】 前記指示手段は、 音量のアップを指示するアップキーと、 音量のダウンを指示するダウンキーとから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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