JP2008131605A - 通信端末装置、通信端末装置制御方法、通信端末装置制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

通信端末装置、通信端末装置制御方法、通信端末装置制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末装置において、電話番号毎に調整された通話音声を出力、送信する。
【解決手段】複数の電話番号を持つことができる通信端末装置において、着信時に着信信号によって指定されている、複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出するモデム部6と、外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整部7と、通話音調整部7による音声の調整の仕方を、電話番号毎に記憶する番号毎調整音記憶部2と、モデム部6により検出した被指定番号に対応する、番号毎調整音記憶部2に記憶されている調整の仕方に従って、通話音調整部7に音声を調整させる通話音制御部8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、一本の電話回線に複数の番号を持つことができるサービスに対応した通信端末装置、通信端末装置制御方法、通信端末装置制御プログラム及び記録媒体に関するものである。
通信相手により、受話音を自動的に切り替える技術は一般的に知られている。
受話音質を自動的に切り替える通信端末装置に関連する技術として特許文献1が知られている。特許文献1には、「通話終了時に記憶しておき、次の着信又は発信時に、記憶されている電話番号と一致した場合は対応した受話音の調整状態を設定する」技術が開示されている。
特開2005−136788号公報(公開日:平成17年5月26日)
しかしながら、上記従来の構成では、通話相手に応じて受話音量、音質を切り替えることはできるが、ユーザーに応じて受話音量、音質を切り替えることができないという問題を生じる。
具体的には、例えば、耳の不自由なユーザーは、通話相手に応じて受話音量、音質を切り替えるのではなく、少なくとも受話音量を常に大きくしたい。これを解決するには、常に受話音量を大きくする必要がある。しかし、耳の不自由なユーザーのために常に受話音量を大きくする設定にすると、耳の不自由でないユーザーが利用する場合に、受話音量が大きすぎて聞き取りづらいという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、一本の電話回線に複数の番号を持つことができるサービスに対応した通信端末装置であって、電話番号毎に調整された通話音声を入出力できる通信端末装置の提供を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、複数の電話番号を持つ通信端末装置において、着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出部と、外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整部と、前記通話音調整部による音声の調整の仕方を、前記電話番号毎に記憶する番号毎調整音記憶部と、前記被指定番号検出部により検出した被指定番号に対応する、前記番号毎調整音記憶部に記憶されている調整の仕方に従って、前記通話音調整部に音声を調整させる通話音制御部と、を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、着呼時に外線通話する場合、着呼時に検出した被指定番号に対応する調整の仕方に従って調整された通話音声で出力すること、及び/又は調整された通話音声を外線に送信することができる。
よって、外線から着信を受けた電話番号に応じて音量や音質を調整して、外線からの音声を自装置や子機のスピーカから出力したり、自装置や子機からの音声を外線へ送信したりすることができる。したがって、電話番号をユーザー毎に割り当てておけば、ユーザー毎に快適な通話音を提供できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、前記通話音制御部は、外線との通話が終了したとき、前記通話音調整部による音声の調整の仕方を、前記被指定番号に対応する調整の仕方から、デフォルトの調整の仕方へ変更するものであることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、上記通話音制御部が、外線終了後、デフォルトに調整された通話音声を出力、及び外線へ送信できる。
よって、外線終了後は、前の被指定番号に合わせて調整された通話音声が出力、及び送信されないため、次のユーザーが使用する場合に、前の被指定番号に合わせて調整された通話音声がそのまま出力及び/又は送信されるという弊害を防止できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継する中継部を備え、前記通話音制御部は、外線から受信し、前記中継部によって前記第2の通信端末装置へ出力する音声、及び、前記第2の通信端末装置から前記中継部を介して入力され、外線へ送信する音声の少なくとも一方を、前記通話音調整部に、前記被指定番号に対応する調整の仕方に従って調整させるものであることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、前記通話音制御部が、前記通話音調整部に、前記被指定番号に対応する調整の仕方に従って調整させるものであることにより、調整された通話音声を前記第2の通信端末装置で出力、及び外線へ送信できる。
よって、ユーザーが外線を前記第2の通信端末装置へ転送して、前記第2の通信端末装置を利用して外線通話する場合に、転送後の前記第2の通信端末装置においても転送前と同様に快適に通話できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継する中継部を備え、前記通話音制御部は、外線から受信し、前記中継部によって前記第2の通信端末装置へ出力する音声、及び、前記第2の通信端末装置から前記中継部を介して入力され、外線へ送信する音声を、前記通話音調整部に、前記被指定番号によらないデフォルトの調整の仕方に従って調整させるものであることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、前記通話音制御部が、前記通話音調整部に、前記被指定番号によらないデフォルトの調整の仕方に従って調整させるものであることにより、デフォルトに調整された通話音声を前記第2の通信端末装置で出力、及び外線へ送信できる。
よって、ユーザーが外線を前記第2の通信端末装置へ転送して、別のユーザーが前記第2の通信端末装置で外線通話をする場合に、上記別のユーザーは、転送元の通信端末装置と同様に調整された通話音声で通話することになるという弊害を防止できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継すると同時に、該第2の通信端末装置と自装置との間で通信を行う中継部を備え、外線と、自装置と、前記第2の通信端末装置との三者間で通信を行うものであることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、外線と、自装置と、前記第2の通信端末装置との三者間で通信を行う際、自装置では前記被指定番号に合わせて調整された通話音声を出力、及び外線へ送信することができるとともに、前記第2の通信端末装置ではデフォルトに調整された通話音声が出力、及び外線へ送信できる。
よって、三者通話時に、自装置のユーザーは番号毎に調整された通話音声で快適に通話でき、前記第2の通信端末装置で通話している別のユーザーに対しては、デフォルトに調整された通話音声が出力、及び外線へ送信され、自装置の調整された通話音声が出力、及び外線へ送信されるという弊害を防止できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、上記通話音調整部は、自装置から出力される音声の音量である受話音量の大小を調整する受話音量調整部を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、個々の電話番号に合わせて受話音量の大小を調整することができる。したがって、ユーザー毎に電話番号を割り当てると、ユーザー毎に受話音量の大小を調整できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、上記通話音調整部は、自装置から出力される通話音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットする受話音質調整部を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、個々の電話番号に合わせて通話音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットすることができる。したがって、ユーザー毎に電話番号を割り当てると、ユーザー毎に受話音質を調整できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、上記通話音調整部は、自装置から外線へ送信される通話音声の音量である送話音量の大小を調整する送話音量調整部を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、個々の電話番号に合わせて外線へ送信される通話音声の音量である送話音量の大小を調整できる。したがって、ユーザー毎に電話番号を割り当てると、ユーザー毎に送話音量の大小を調整できるというさらなる効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信端末装置では、上記通話音調整部は、自装置から外線へ送信される通話音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットする送話音質調整部を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに、上記通話音調整部が、自装置から外線へ送信される通話音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットすることができる送話音質調整部を備えることにより、送話音質を調整できる。
よって、個々の電話番号に合わせて外線へ送信される通話音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットすることができる。したがって、ユーザー毎に電話番号を割り当てると、ユーザー毎に送話音質を調整できるというさらなる効果を奏する。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、複数の電話番号を持つことができる通信端末装置の制御方法において、着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出ステップと、外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整ステップと、前記番号毎調整音記憶部に前記電話番号毎に記憶されている、前記被指定番号検出ステップにて検出した被指定番号に対応する調整の仕方に従って、前記通話音調整ステップにて音声を調整させる通話音制御ステップと、を含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、着呼時に外線通話する場合、着呼時に検出した被指定番号に対応する調整の仕方に従って調整された通話音声で出力すること、及び/又は調整された通話音声を外線に送信することができる。
よって、外線から着信を受けた電話番号に応じて音量や音質を調整して、外線からの音声を自装置や子機のスピーカから出力したり、自装置や子機からの音声を外線へ送信したりすることができる。したがって、電話番号をユーザー毎に割り当てておけば、ユーザー毎に快適な通話音を提供できるという効果を奏する。
なお、上記通信端末装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記通信端末装置をコンピュータにて実現させる通信端末装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る通信端末装置は、複数の電話番号を持つ通信端末装置において、着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出部と、外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整部と、前記通話音調整部による音声の調整の仕方を、前記電話番号毎に記憶する番号毎調整音記憶部と、前記被指定番号検出部により検出した被指定番号に対応する、前記番号毎調整音記憶部に記憶されている調整の仕方に従って、前記通話音調整部に音声を調整させる通話音制御部と、を備える構成である。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、複数の電話番号を持つことができる通信端末装置の制御方法において、着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出ステップと、外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整ステップと、前記番号毎調整音記憶部に前記電話番号毎に記憶されている、前記被指定番号検出ステップにて検出した被指定番号に対応する調整の仕方に従って、前記通話音調整ステップにて音声を調整させる通話音制御ステップと、を含む方法である。
よって、外線から着信を受けた電話番号に応じて音量や音質を調整して、外線からの音声を自装置や子機のスピーカから出力したり、自装置や子機からの音声を外線へ送信したりすることができる。したがって、電話番号をユーザー毎に割り当てておけば、ユーザー毎に快適な通話音を提供できるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信端末装置11及び、子機通信端末装置(第2の通信端末装置)12、13のブロック構成図を示したものである。
図1に示すように、通信端末装置11は、電話回線100に接続されており、電話回線100に接続されている他の通信端末装置(図示せず)と電話による外線通話を行うものである。また、通信端末装置11は、子機通信端末装置12、13と無線あるいは有線によって通信可能に接続されており、電話回線100に接続されている他の通信端末装置との外線通話を、子機通信端末装置12、13へ中継するものである。
上記通信端末装置11は、システム制御部1、番号毎調整音記憶部2、既定音記憶部3、操作表示部4、網制御部5、モデム部(被指定番号検出部)6、通話音調整部7、通話音制御部8、送受話部9、システムバス10を備えて構成されている。また、通話音調整部7は、受話音量調整部71、受話音質調整部72、送話音量調整部73、送話音質調整部74を備えている。また、上記通信端末装置11は外線通話の他に、子機通信端末装置12、13と内線通話できる。
図1において、システム制御部1は、上記通信端末装置11の他の各部を制御するマイクロコンピュータである。
番号毎調整音記憶部2は、電話番号毎に調整した通話音調整状態(音量、音質)を示す番号毎調整音設定情報を記憶するメモリである。番号毎調整音設定情報は、通話音調整部7が、通話音声を調整する際に、どのように調整すべきかという内容を参照する時に利用される。
既定音記憶部3は、通信端末装置11及び子機通信端末装置12、13の既定の通話音調整状態(音量、音質)を示す既定音設定情報を記憶するメモリである。既定音設定情報は、通話音調整部7が、通話音声をデフォルトに戻す場合に、戻す内容を参照する時に利用される。
操作表示部4は、通信端末装置11の動作状態を表示する一方、ユーザーが各種操作を行うものである。例えば、外線との接続及び切断の入力や、外線との接続中に、調整転送、非調整転送、三者通話等への移行をユーザーが選択入力できる。
網制御部5は、電話回線100と接続され、発着信を行うための回線制御を行う。また、コードレス子機電話のような子機通信端末装置12、13も接続されており、子機通信端末装置12、13と通信するための回線制御も行う。
モデム部6は、電話回線100から送信されてくる信号を復調し、復調した信号から着信番号を示す着信番号情報を抽出する。
送受話部9は、マイク、スピーカを備え、通信端末装置11の通話の送話・受話を行うためのハンドセットである。
通話音調整部7は、受話音量調整部71、受話音質調整部72、送話音量調整部73、送話音質調整部74を備えることにより、受話音量、受話音質、送話音量、送話音質を調整する。
受話音量調整部71は、受話音量の大小を調整する。ここで、受話音量とは、外線及び子機通信端末装置12、13から受信した通話音声を、送受話部9のスピーカから出力する際の音の大きさをいう。
受話音質調整部72は、受話音周波数の高低を調整するとともに、受話音周波数成分の一部をカットする。ここで、受話音周波数とは、外線及び子機通信端末装置12、13から受信した通話音声を、送受話部9のスピーカから出力する際の音の周波数をいう。
送話音量調整部73は、送話音量の大小を調整する。ここで、送話音量とは、送受話部9から入力された通話音声を、網制御部5から送信する際の音の大きさをいう。
送話音質調整部74は、送話音周波数の高低を調整するとともに、送話音周波数成分の一部をカットする。ここで、送話音周波数とは、送受話部9から入力された通話音声を、網制御部5から送信する際の音の周波数をいう。
通話音制御部8は、番号毎調整音記憶部2で記憶されている番号毎設定音調整情報や既定音記憶部3で記憶されている既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝えることにより通話音声を調整させる。そして、調整された通話音声を送受話部9に送ることにより、調整された通話音声を、送受話部9から出力させる。また、調整された通話音声を、網制御部21、31を通して、子機通信端末装置12、13の送受話部24、34に送ることにより、送受話部24、34からも調整された通話音声を出力させる。さらに、送受話部9及び送受話部24、34から入力された通話音声を同様に調整し、網制御部5を通して、調整された通話音声を電話回線100へ送信させる。以下、番号毎調整音設定情報に基づいて調整された通話音声を調整音声、既定音設定情報に基づいて調整された通話音声を既定音声という。
システムバス10は、通信端末装置11内の各部が相互間で各種制御信号やデータをやり取りするための信号ラインである。
次に、子機通信端末装置12、13について説明する。
子機通信端末装置12、13は、通信端末装置11と無線又は有線によって通信可能に接続されている。そして、子機通信端末装置12、13は、外線通話を、通信端末装置11で中継されることによって電話回線100に接続されている他の通信端末装置と行うことができる。また、子機通信端末装置12、13同士も無線又は有線によって通信可能に接続されている。
そして、子機通信端末装置12は、網制御部21、システム制御部22、操作表示部23、送受話部24、システムバス20を備えて構成されている。
また、子機通信端末装置13は、網制御部31、システム制御部32、操作表示部33、送受話部34、システムバス30を備えて構成されている。
網制御部21、31は、通信端末装置11と接続され通信するための回線制御を行う。また、網制御部21及び網制御部31は、互いに接続され、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13との間で通信を行うための回線制御を行う。
システム制御部22、32は、それぞれ子機通信端末装置12、13の他の各部を制御するマイクロコンピュータである。
操作表示部23、33は、それぞれ子機通信端末装置12、13の動作状態を表示するとともに、ユーザーが各種操作を行うものである。例えば、外線との接続及び切断の入力や、内線通話の入力をユーザーが選択して入力できる。
送受話部24、34は、マイク、スピーカを備え、子機通信端末装置12、13の通話の送話・受話を行うためのハンドセットである。
ここで、通信端末装置11、子機通信端末装置12、13からなる通信システムでは、調整転送、非調整転送、三者通話、内線通話をすることができる。
調整転送とは、通話中の通信端末装置から他の通信端末装置に転送して外線通話をする時に、転送前の通話音声の設定がそのまま転送後の通信端末装置に適用される場合をいう。具体的には、通信端末装置11で外線通話中に、子機通信端末装置12に調整転送する場合、ユーザーは、操作表示部4で調整転送の指示をする。そして、その信号を受けた通話音制御部8は、通信端末装置11の送受話部9から出力される通話音声の設定を、子機通信端末装置12にも適用し、網制御部5、網制御部21を通って、子機通信端末装置12の送受話部24から、調整された通話音声が出力されるようにする。また、送受話部24から入力された通話音声も、同様にして調整された状態で電話回線100へ送信される。そして、送受話部9では通話音声の入力も出力もできないようにする。
非調整転送とは、通話中の通信端末装置から他の通信端末装置に転送して外線通話をする時に、転送前の通話音声の設定が転送後の通信端末装置に適用されない場合をいう。具体的には、通信端末装置11で外線通話中に、子機通信端末装置12に非調整転送する場合、ユーザーは、操作表示部4で非調整転送の指示をする。そして、その信号を受けた通話音制御部8は、既定音声を、網制御部5、網制御部21を通して送受話部24から出力する。また、送受話部24から入力された通話音声も、同様にして既定音声の状態で電話回線100へ送信される。そして、通信端末装置11の送受話部9から出力されていた通話音声の設定を、子機通信端末装置12には適用しない。さらに、送受話部9では通話音声の入力も出力もできないようにする。
三者通話とは、ひとつの通信端末装置が通話中に、他の通信端末装置で同時に同じ相手と外線通話をすることをいう。三者通話の場合は、上記他の通信端末装置には、既定音声の設定が適用される。具体的には、通信端末装置11で外線通話中に、子機通信端末装置12を用いて三者通話する場合、ユーザーは、操作表示部4で三者通話の指示をする。そして、その信号を受けた通話音制御部8は送受話部9から出力される通話音声の設定はそのまま適用し、子機通信端末装置12には、既定音声の設定を適用する。すなわち、既定音記憶部3にある既定音設定情報を通話音調整部7に伝え、既定音声に調整された通話音声を、網制御部5、網制御部21を通して送受話部24から出力する。また、送受話部9から入力された通話音声は調整された状態で電話回線100へ出力され、送受話部24から入力された通話音声は、既定音声のまま通信端末装置11及び電話回線100へ出力される。
内線通話とは、外線通話中の通信端末装置以外の他の通信端末装置同士で通話することをいう。内線通話をする場合、外線通話中の通信端末装置における調整された通話音声の設定は、内線通話をしている他の通信端末装置には適用されない。具体的には、通信端末装置11で外線通話中に、子機通信端末装置12から子機通信端末装置13へ内線通話をする場合、内線通話を行うユーザーは、子機通信端末装置12の操作表示部23で内線通話の指示をする。そして、その信号を受けた網制御部21は、子機通信端末装置13の網制御部31と接続し、子機通信端末装置12、13は通話可能になる。この時、通信端末装置11の通話音制御部8は関与せず、子機通信端末装置12、13の送受話部24、34から出力される通話音声及び送受話部24、34から入力されお互いの通信端末装置へ出力される通話音声は調整されていない。また、子機通信端末装置13で外線通話中に、通信端末装置11から子機通信端末装置12へ内線通話をする場合、内線通話を行うユーザーは、通信端末装置11の操作表示部4で内線通話の指示をする。そして、その信号を受けた網制御部5は子機通信端末装置12の網制御部21と接続し、通信端末装置11と子機通信端末装置12は通話可能になる。この時、通話音制御部8は関与せず、送受話部9、24から出力される通話音声及び送受話部9、24から入力されお互いの通信端末装置へ出力される通話音声は調整されていない。
なお、それぞれの詳細な動作は後述する。
上記通信端末装置11の詳細な動作を、図2及び図5から図8のフローチャートに沿って以下に説明する。
図2は、通信端末装置11が、着信を受けてから、終了するまでの動作を示すフローチャートである。
まず、通信端末装置11では、網制御部5が、電話回線100からCAR信号が送られてきているか否かを調べる(S1)。
CAR信号が送られてきている場合には(S1のはい)、網制御部5は、CAR信号を受信して(S2)、モデム部6が、V.23モデム信号を受信して同信号内にある被指定番号を検出する(S3)。
その後、網制御部5が、応答信号を送信する(S4)。
そして、着信信号が継続している状態で(S5のはい)、ユーザーが着信に対して通話操作を実行すると(S6のはい)、通話音制御部8は、被指定番号に対応する番号毎調整音設定情報を、番号毎調整音記憶部2から読み出して、通話音調整部7に伝え、電話回線100と網制御部5が接続後に、調整された通話音声が送受話部9から出力し、送受話部9から入力された通話音声を同様に調整して電話回線100へ送信するように、通話音声を調整する(S7)。そして、網制御部5は、電話回線100と接続し(S8)、通信端末装置11は外線通話状態となる。
ここで、図3は、通信端末装置11の番号毎調整音記憶部2に格納されている番号毎調整音設定テーブルの一例である。番号毎調整音設定テーブルは、電話番号毎に通話音声をどのように調整すべきかという内容を示す。調整は、受話、送話の音量、音質を変更することによって行われる。そして、番号毎調整音設定テーブルは、通話音制御部8が被指定番号に対応する番号毎調整音設定情報を読み出すときに利用される。なお、ユーザーは操作表示部4を使用して、番号毎調整音設定情報の内容である受話、送話の音量、音質を設定でき、変更することもできる。
例えば、着信番号が3001であった場合、通話音制御部8は、図3に従って、受話音量は6dB増幅、受話音質は周波数を高く、という番号毎調整音設定情報を読み出し、通話音調整部7に伝え、当該値に調整された通話音声を、送受話部9から出力させる。また、送話音量は4dB増幅、送話音質は変更しないという番号毎調整音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、送受話部9から入力された通話音声を当該値に調整して電話回線100へ送信させる。
また、図4は、既定音記憶部3に格納されている既定音設定テーブルである。既定音設定テーブルは、通話音声のデフォルトの値を示す。これは、通信端末装置11、子機通信端末装置12、13で共通でもよいし、装置毎にあってもよい。図4に従えば、送受話部9、24、34から出力される通話音声及び送受話部9、24、34から入力され電話回線100へ送信される通話音声の音量、音質は変化せず、そのままである。
外線通話中に、ユーザーによる子機通信端末装置12に調整転送する操作を検出した場合、具体的にはユーザーが行った、操作表示部4により子機通信端末装置12への調整転送の指示の入力を検出した場合(S9のはい)、調整転送を行う。調整転送については後述する。一方、ユーザーによる子機通信端末装置12に調整転送する操作を検出しない場合(S9のいいえ)、通信端末装置11は外線通話を継続する。
また、外線通話中に、ユーザーによる子機通信端末装置12に非調整転送する操作を検出した場合、具体的には、ユーザーが行った操作表示部4により子機通信端末装置12への非調整転送の指示の入力を検出した場合(S10のはい)、非調整転送を行う。非調整転送については後述する。ユーザーによる子機通信端末装置12に非調整転送する操作を検出しない場合(S10のいいえ)、通信端末装置11は外線通話を継続する。
外線通話中に、ユーザーによる子機通信端末装置12と三者通話する操作を検出した場合、具体的には、ユーザーが行った操作表示部4により子機通信端末装置12との三者通話の指示の入力を検出した場合(S11のはい)、三者通話を行う動作になる。三者通話については後述する。ユーザーによる子機通信端末装置12と三者通話する操作を検出しない場合(S11のいいえ)、通信端末装置11は外線通話を継続する。
外線通話中に、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13とで内線通話をする操作を検出した場合、具体的には、ユーザーが行った子機通信端末装置12又は子機通信端末装置13の操作表示部23又は操作表示部33による内線通話の指示の入力を検出した場合(S12のはい)、内線通話を行う。内線通話については後述する。また、内線通話をする操作があっても、なくても(S12のいいえ)、そのまま通信端末装置11は外線通話を継続する。なお、外線通話中でなくても、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13とで内線通話をすることができる。
外線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があるまで(S13のいいえ)、通信端末装置11は外線通話を継続する。
一方、ユーザーによって通話を終了する操作があった場合(S13のはい)、網制御部5は、電話回線100との接続を切断する(S14)。そして、通信端末装置11は外線通話を終了する。
そして、通話音制御部8は、通信端末装置11の既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、既定の通話音調整状態(音量、音質)に戻す(S15)。
なお、既定の通話音調整状態(音量、音質)に通話音声を設定する場合は、通話音調整部7を通さずに、電話回線100からの通話音声を直接、送受話部9から出力し、送受話部9から入力された通話音声を直接電話回線100へ送信しても良い。
図5は、通信端末装置11が子機通信端末装置12へ調整転送した場合の処理の流れを示すフローチャートである。
通信端末装置11が外線通話中に、通信端末装置11において、調整転送を行うと、通信端末装置11の外線通話を、転送して子機通信端末装置12で外線通話を行う。そして、通信端末装置11で出力されていた調整音声は、そのまま子機通信端末装置12で出力される。また、子機通信端末装置12から電話回線100へ送信される通話音声も、調整音声が送信される。具体的には、通話音制御部8は、被指定番号に対応する番号毎調整音設定情報を、番号毎調整音記憶部2から読み出して、通話音調整部7に伝え、子機通信端末装置12と電話回線100が接続後に、調整された通話音声が送受話部24から出力し、送受話部24から入力された通話音声を同様に調整して電話回線100へ送信するように、通話音声を調整する(S51)。送受話部24からの出力及び、送受話部24から入力された通話音声の電話回線100への送信は、網制御部5、21を通じて行う。そして、網制御部5は、子機通信端末装置12と電話回線100を接続し、その結果、子機通信端末装置12は外線通話状態となる(S52)。次に、通話音制御部8は、既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、通信端末装置11の音声調整の設定をデフォルトに戻す。これにより、通信端末装置11は、送受話部9から、既定音声で、出力できる状態に戻る。また、送受話部9から入力された通話音声も既定音声に調整されて、電話回線100へ送信できる状態に戻る(S53)。
そして、調整転送された子機通信端末装置12にて外線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があるまで(S54のいいえ)、子機通信端末装置12は外線通話を継続する。
一方、子機通信端末装置12にて外線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があった場合(S54のはい)、通信端末装置11の網制御部5は、子機通信端末装置12の網制御部21との接続を切断するとともに電話回線100との接続を切断する(S55)。そして、子機通信端末装置12は外線通話を終了する。
そして、通話音制御部8は、通信端末装置11の既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、既定音声を、送受話部24から出力できる状態に戻す。また、送受話部24から入力された通話音声を既定音声に調整して電話回線100へ送信できる状態に戻す(S56)。
なお、既定の通話音調整状態(音量、音質)に通話音声を設定する場合は、通話音調整部7を通さずに、電話回線100からの通話音声を直接、送受話部9又は送受話部24から出力し、送受話部9又は送受話部24から入力された通話音声を直接電話回線100へ送信しても良い。
図6は、通信端末装置11が子機通信端末装置12へ非調整転送した場合の処理の流れを示すフローチャートである。
通信端末装置11が外線通話中に、通信端末装置11において、非調整転送を行うと、通信端末装置11の外線通話を、転送して子機通信端末装置12で外線通話を行う。そして、子機通信端末装置12では、既定音声が出力され、子機通信端末装置12から電話回線100へ送信される通話音声も、既定音声である。具体的には、通話音制御部8は、番号毎調整音設定情報ではなく、既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、子機通信端末装置12と電話回線100が接続後に、既定音声を、送受話部24から出力し、送受話部24から入力された通話音声を既定音声状態にして電話回線100へ送信するように、調整する(S61)。送受話部24からの出力及び、送受話部24から入力された通話音声の電話回線100への送信は、網制御部5、21を通じて行う。
そして、網制御部5は、子機通信端末装置12と電話回線100を接続し、その結果、子機通信端末装置12は外線通話状態となる(S62)。次に、通話音制御部8は、既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、通信端末装置11の音声調整の設定をデフォルトに戻す。これにより、通信端末装置11は、送受話部9から、既定音声で、出力できる状態に戻る。また、送受話部9から入力された通話音声も既定音声に調整されて、電話回線100へ送信できる状態に戻る(S63)。
そして、転送された子機通信端末装置12にて外線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があるまで(S64のいいえ)、子機通信端末装置12は外線通話を継続する。
一方、外線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があった場合(S64のはい)、網制御部5は、子機通信端末装置12の網制御部21との接続を切断するとともに、電話回線100との接続も切断して(S65)、子機通信端末装置12は外線通話を終了する。
なお、既定の通話音調整状態(音量、音質)に通話音声を設定する場合は、通話音調整部7を通さずに、電話回線100からの通話音声を直接、送受話部9又は送受話部24から出力し、送受話部9又は送受話部24から入力された通話音声を直接電話回線100へ送信しても良い。
図7は、通信端末装置11と子機通信端末装置12とで三者通話した場合の流れを示すフローチャートである。
通信端末装置11が外線通話中に、子機通信端末装置12と三者通話を行うと、外線通話は通信端末装置11と子機通信端末装置12とで同時に通話できるようになる。そして、通信端末装置11の送受話部9から出力されていた調整音声は、そのまま調整音声の状態で出力される。また、送受話部9から入力され電話回線100とへ出力される通話音声も調整音声の状態で出力される。次に、子機通信端末装置12の送受話部24から出力される通話音声は調整音声ではなく、既定音声となる。また、送受話部24から入力され通信端末装置11と電話回線100へ出力される通話音声も調整音声でなく既定音声となる。具体的には、通話音制御部8は、通信端末装置11の送受話部9から出力される通話音声は調整音声のまま出力させ、子機通信端末装置12に対しては、既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝える。そして、通話音制御部8は、子機通信端末装置12と電話回線100が接続後に、既定音声を送受話部24から出力し、送受話部24から入力された通話音声を既定音声状態にして電話回線100へ送信するように、調整する(S71)。送受話部24からの出力及び、送受話部24から入力された通話音声の電話回線100への送信は、網制御部5、21を通じて行う。そして、網制御部5は、子機通信端末装置12と電話回線100とを接続し(S72)、その結果、通信端末装置11と子機通信端末装置12は三者通話状態となる。
そして、通信端末装置11又は子機通信端末装置12のユーザーによって通話を終了する操作があるまで(S73のいいえ、又はS75のいいえ)、通信端末装置11と子機通信端末装置12は三者通話を継続する。
一方、三者通話中に、通信端末装置11のユーザーによって通話を終了する操作があった場合(S73のはい)、外線通話を、通信端末装置11で行うことを中止し、子機通信端末装置12のみで行う。そして、通話音制御部8は、既定音記憶部3から既定音設定情報を読み出して、通話音調整部7に伝え、通信端末装置11の音声調整の設定をデフォルトに戻す。これにより、通信端末装置11は、送受話部9から、既定音声で、出力できる状態に戻る。また、送受話部9から入力された通話音声も既定音声に調整されて、電話回線100へ送信できる状態に戻る(S74)。そして、図6の子機通信端末装置12の外線通話状態となる。
また、三者通話中に、子機通信端末装置12のユーザーによって通話を終了する操作があった場合(S75のはい)、外線通話を子機通信端末装置12で行うことを中止し、通信端末装置11のみで行う(S76)。そして、図2の通信端末装置11の外線通話状態となる。
なお、既定の通話音調整状態(音量、音質)に通話音声を設定する場合は、通話音調整部7を通さずに、電話回線100からの通話音声を直接、送受話部9又は送受話部24から出力し、送受話部9又は送受話部24から入力された通話音声を直接電話回線100へ送信しても良い。
図8は、通信端末装置11が外線通話中に、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13とで内線通話した場合の処理の流れを示すフローチャートである。
通信端末装置11が外線通話中に、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13で内線通話をする場合には、両者は、直接接続されるので、調整されてない通話音声で入出力を行う(S81)。そして、網制御部21、31は子機通信端末装置12と子機通信端末装置13を接続して(S82)、両者は内線通話状態となる。
内線通話中に、ユーザーによって通話を終了する操作があるまで(S83のいいえ)、子機通信端末装置12と子機通信端末装置13は内線通話を継続する。
一方、子機通信端末装置12又は子機通信端末装置13のどちらかで、ユーザーによって通話を終了する操作がある場合(S83のはい)、網制御部21、31は子機通信端末装置12と子機通信端末装置13を切断して(S84)、内線通話を終了する。
なお、通信端末装置11、子機通信端末装置12及び子機通信端末装置13の上記実施形態は、これらに限定されるものではない。子機通信端末装置12で外線通話中に、通信端末装置11、又は子機通信端末装置13に、調整転送、非調整転送、三者通話してもよいし、通信端末装置11と子機通信端末装置13で内線通話してもよい。また、子機通信端末装置13で外線通話中に、通信端末装置11、又は子機通信端末装置12に、調整転送、非調整転送、三者通話してもよいし、通信端末装置11と子機通信端末装置12とで内線通話してもよい。
また、子機通信端末装置は12、13の2台に限られるわけではない。
最後に、通信端末装置11の各ブロック、特にシステム制御部1、通話音調整部7および通話音制御部8は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、通信端末装置11は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである通信端末装置11の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記通信端末装置11に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、通信端末装置11を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の通信端末装置によれば、一つの端末に複数の電話番号がある場合に、番号毎に通話音声を調整できる。よって、番号毎にユーザーを割り当てれば、ユーザー毎に通話音声を調整することができる。そこで、会社等で一台を複数人で使用し、かつ、着信番号が複数ある場合の電話機として利用することができる。
本発明の実施の形態に係る通信端末装置のブロック構成図である。 本発明の制御例を示すフローチャートである。 通信端末装置の番号毎調整音記憶部内の番号毎調整音設定テーブルの一例である。 通信端末装置の既定音記憶部内の既定音設定テーブルである。 本発明の制御例を示すフローチャートである。 本発明の制御例を示すフローチャートである。 本発明の制御例を示すフローチャートである。 本発明の制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、22、32 システム制御部
2 番号毎調整音記憶部
3 既定音記憶部
4、23、33 操作表示部
5、21、31 網制御部(中継部)
6 モデム部(被指定番号検出部)
7 通話音調整部
8 通話音制御部
9、24、34 送受話部
10、20、30 システムバス
11 通信端末装置
12 子機通信端末装置(第2の通信端末装置)
13 子機通信端末装置(第2の通信端末装置)
71 受話音量調整部
72 受話音質調整部
73 送話音量調整部
74 送話音質調整部
100 電話回線

Claims (12)

  1. 複数の電話番号を持つ通信端末装置において、
    着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出部と、
    外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整部と、
    前記通話音調整部による音声の調整の仕方を、前記電話番号毎に記憶する番号毎調整音記憶部と、
    前記被指定番号検出部により検出した被指定番号に対応する、前記番号毎調整音記憶部に記憶されている調整の仕方に従って、前記通話音調整部に音声を調整させる通話音制御部と、を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記通話音制御部は、外線との通話が終了したとき、前記通話音調整部による音声の調整の仕方を、前記被指定番号に対応する調整の仕方から、デフォルトの調整の仕方へ変更するものであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継する中継部を備え、
    前記通話音制御部は、外線から受信し、前記中継部によって前記第2の通信端末装置へ出力する音声、及び、前記第2の通信端末装置から前記中継部を介して入力され、外線へ送信する音声の少なくとも一方を、前記通話音調整部に、前記被指定番号に対応する調整の仕方に従って調整させるものであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継する中継部を備え、
    前記通話音制御部は、外線から受信し、前記中継部によって前記第2の通信端末装置へ出力する音声、及び、前記第2の通信端末装置から前記中継部を介して入力され、外線へ送信する音声を、前記通話音調整部に、前記被指定番号によらないデフォルトの調整の仕方に従って調整させるものであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  5. 外線との通信を、内線に接続された第2の通信端末装置へ中継すると同時に、該第2の通信端末装置と自装置との間で通信を行う中継部を備え、
    外線と、自装置と、前記第2の通信端末装置との三者間で通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  6. 前記通話音調整部は、自装置から出力される音声の音量である受話音量の大小を調整する受話音量調整部を備えたことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  7. 前記通話音調整部は、自装置から出力される音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットする受話音質調整部を備えることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  8. 前記通話音調整部は、自装置から外線へ送信される音声の音量である送話音量の大小を調整する送話音量調整部を備えたことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  9. 前記通話音調整部は、自装置から外線へ送信される音声の周波数の高低を調整するとともに周波数成分の一部をカットする送話音質調整部を備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  10. 複数の電話番号を持つ通信端末装置の制御方法において、
    着信時に着信信号によって指定されている、上記複数の電話番号のいずれか1つである被指定番号を検出する被指定番号検出ステップと、
    外線から受信した音声及び外線へ送信する音声の少なくとも一方を調整する通話音調整ステップと、
    前記番号毎調整音記憶部に前記電話番号毎に記憶されている、前記被指定番号検出ステップにて検出した被指定番号に対応する調整の仕方に従って、前記通話音調整ステップにて音声を調整させる通話音制御ステップと、を含むことを特徴とする通信端末装置の制御方法。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の通信端末装置を動作させるための通信端末装置制御プログラムであって、コンピュータを上記の各部として機能させるための通信端末装置制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の通信端末装置制御プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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