JP2000138200A - 基板の処理方法及びその装置 - Google Patents

基板の処理方法及びその装置

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JP2000138200A JP10308698A JP30869898A JP2000138200A JP 2000138200 A JP2000138200 A JP 2000138200A JP 10308698 A JP10308698 A JP 10308698A JP 30869898 A JP30869898 A JP 30869898A JP 2000138200 A JP2000138200 A JP 2000138200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は装置の簡略化を計ることができる
ようにした基板の処理装置を提供することにある。 【解決手段】 内部に基板Wを可逆搬送可能な第1のロ
ーラ12が設けられたプレチャンバ2と、このプレチャ
ンバの内部に供給された基板を純水によってウエット処
理するアクアナイフ13と、プレチャンバと隣接して設
けられ内部に処理液を噴射するノズル体16及び基板を
可逆搬送可能な第2の搬送ローラ15が設けられた処理
チャンバ3と、ノズル体に接続され処理チャンバに供給
された基板に対する処理に応じて異なる種類の処理液を
選択的にノズル体に供給する処理液供給手段と、処理チ
ャンバに隣接して設けられ内部にこの処理チャンバでリ
ンス処理された基板を乾燥処理するエアーナイフ33及
び基板を搬送する第3の搬送ローラ32が設けられた乾
燥チャンバ4とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体ウエハや液
晶用ガラス基板などの基板を処理するための処理方法及
び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置や液晶製造装置などにお
いては、基板としての半導体ウエハや液晶用ガラス基板
に回路パタ−ンを形成するリソグラフィプロセスがあ
る。このリソグラフィプロセスは、周知のように上記基
板にレジストを塗布し、このレジストに回路パタ−ンが
形成されたマスクを介して光を照射する露光を行う。
【0003】レジストが露光された基板は処理装置によ
って以下のように処理される。まず、上記基板に現像液
を散布し、レジストの光が照射されない部分あるいは光
が照射された部分を除去したならば、現像液を除去して
現像止めを行う。
【0004】ついで、上記基板にエッチング液を散布し
て基板のレジストが除去された部分をエッチング加工し
たならば、エッチング液を除去してエッチング止めをし
た後、剥離液によって基板に残留するレジストを剥離す
る。
【0005】つぎに、剥離液を除去して剥離止めを行っ
た後、純水でリンス処理を行い、さらにエアーナイフで
乾燥処理を行うという、一連の作業を複数回繰り返すこ
とで、上記基板に回路パタ−ンが形成される。
【0006】従来、上記基板に対する現像処理、エッチ
ング処理および剥離処理は別々の処理装置で行われてい
た。つまり、基板の処理内容によって使用される処理液
の種類が異なるため、基板に対するそれぞれの処理を別
々に行うようにしていた。
【0007】たとえば、現像処理装置においては、基板
に現像液を噴射するに先だってプレチャンバで基板の全
面に現像液あるいは純水を高速度で噴射し、次いでその
基板を処理チャンバに搬入して現像液を所定時間噴射す
る。
【0008】基板の現像が所定の状態になるまで行われ
たならば、その基板をシャワーチャンバに搬入し、純水
を噴射して現像止めを行った後、現像液を確実に除去す
るリンス処理を行う。リンス処理が行われた基板は乾燥
チャンバに搬送され、そこで乾燥処理されることで現像
処理が終了する。
【0009】現像処理が終了した基板は、現像処理装置
と同様、プレチャンバ、処理チャンバ、シャワーチャン
バ及び乾燥チャンバを備えたエッチング処理装置、剥離
処理装置でエッチング処理及び剥離処理が順次行われる
ことになる。
【0010】そのため、基板に対して回路パターンを形
成するためには、それぞれプレチャンバ、処理チャン
バ、シャワーチャンバ及び乾燥チャンバを備えた現像処
理装置、エッチング処理装置及び剥離処理装置が必要と
なるから、設備全体としは非常に大型化したり、複雑化
するということがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、基
板に対して複数種の処理を行うためには、それぞれの処
理に応じた複数の処理装置が必要となるから、全体の設
備が大型化したり、複雑化するということがあった。
【0012】この発明は、基板に対する複数の処理を複
数の処理装置を用いずに行うことができるようにした基
板の処理方法及び処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
を処理する処理方法において、上記基板をプレチャンバ
で純水によってウエット処理する第1の工程と、ウエッ
ト処理された基板を処理チャンバで薬液によって処理す
る第2の工程と、薬液によって処理された基板を上記プ
レチャンバに戻して純水を噴射して反応止めする第3の
工程と、プレチャンバで反応止めされた基板を上記処理
チャンバで純水によってリンス処理する第4の工程と、
リンス処理された基板を乾燥チャンバで乾燥処理する第
5の工程とを具備したことを特徴とする。
【0014】それによって、処理チャンバを基板に対す
る薬液処理及び純水によるリンス処理に兼用できるか
ら、その分、チャンバの数を減らすことができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、基板を処理チャンバで薬液によって処理する工程
と、薬液によって処理された基板をプレチャンバに戻し
て純水を噴射して反応止めする工程と、プレチャンバで
反応止めされた基板を処理チャンバで純水によってリン
ス処理する工程とを複数回繰り返して行うことを特徴と
する。
【0016】それによって、基板に対して複数の薬液に
よる複数の処理を順次行うことが可能となる。
【0017】請求項3の発明は、レジストが塗付された
基板をエッチング処理する処理方法において、上記基板
をプレチャンバで純水によってウエット処理する第1の
工程と、ウエット処理された基板を処理チャンバで現像
液によって処理する第2の工程と、現像液によって処理
された基板を上記プレチャンバに戻して純水を噴射して
現像止めする第3の工程と、プレチャンバで現像止めさ
れた基板を上記処理チャンバで純水によってリンス処理
してからエッチング液によってエッチング処理する第4
の工程と、エッチング液によってエッチング処理された
基板を上記プレチャンバに戻して純水を噴射してエッチ
ング止めする第5の工程と、プレチャンバでエッチング
止めされた基板を上記処理チャンバで純水によってリン
ス処理してから剥離液によって処理する第6の工程と、
剥離液によって処理された基板を上記プレチャンバに戻
して純水を噴射して剥離止めする第7の工程と、剥離止
めされた基板を上記処理チャンバに戻して純水でリンス
処理してから乾燥チャンバで乾燥させる第8の工程とを
具備したことを特徴とする。
【0018】それによって、1つの処理チャンバで基板
に対して現像処理、エッチング処理及び剥離止め処理を
行うことができる。
【0019】請求項4の発明は、基板を処理する処理装
置において、内部に上記基板を可逆搬送可能な第1の搬
送手段が設けられたプレチャンバと、このプレチャンバ
内に設けられこの内部に供給された上記基板を純水によ
ってウエット処理するウエット処理手段と、上記プレチ
ャンバと隣接して設けられ内部に処理液の噴射手段及び
上記基板を可逆搬送可能な第2の搬送手段が設けられた
処理チャンバと、上記噴射手段に接続され処理チャンバ
に供給された基板に対する処理に応じて異なる種類の処
理液を選択的に上記噴射手段に供給する処理液供給手段
と、上記処理チャンバに隣接して設けられ内部にこの処
理チャンバでリンス処理された基板を乾燥処理する乾燥
処理手段及び上記基板を搬送する第3の搬送手段が設け
られた乾燥チャンバとを具備したことを特徴とする。
【0020】それによって、基板をプレチャンバと処理
チャンバとの間で往復させることができるとともに、処
理チャンバにおいて基板に噴射する処理液の種類を変え
ることができるから、1つの処理装置で基板に対して異
なる処理液による複数の処理を行うことが可能となる。
【0021】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、上記処理液供給手段は、現像液、エッチング液、剥
離液及びリンス液を選択的に上記処理液供給手段に供給
する構成であることを特徴とする。
【0022】それによって、1つの処理装置で基板に対
して現像処理、エッチング処理、剥離処理及びリンス処
理を順次行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0024】図1に示すこの発明の処理装置は装置本体
1を備えている。この装置本体1は箱型状をなしてい
て、その内部は仕切壁7によってプレチャンバ2、処理
チャンバ3及び乾燥チャンバ4に順次隔別されている。
【0025】上記プレチャンバ2にはシャッタ2aによ
って開閉される搬入口5が形成され、上記乾燥チャンバ
4には同じくシャッタ4aによって開閉される搬出口6
が形成されている。上記処理チャンバ3を隔別した一対
の仕切壁7にはそれぞれシャッタ3a,3bによって開
閉される一対の連通口8a,8bが形成されている。
【0026】上記搬入口5からプレチャンバ2内には上
面にレジストが塗付された液晶用ガラス基板や半導体ウ
エハなどの基板Wが供給されるようになっている。
【0027】上記プレチャンバ2内には第1の駆動源1
1によって駆動される第1の搬送手段を構成する複数の
第1の搬送ローラ12が配置されていて、上記搬入口5
からプレチャンバ2内に供給された基板Wを上記処理チ
ャンバ3へ搬送したり、処理チャンバ3で後述するごと
く処理された基板Wをプレチャンバ2内の所定の位置に
戻すことができるようになっている。
【0028】つまり、第1の搬送ローラ12は上記基板
Wをプレチャンバ2から処理チャンバ3方向だけでな
く、その逆方向にも搬送できるようになっている。
【0029】上記プレチャンバ2内には上記第1の搬送
ローラ12によって搬送される基板Wの上下面に対向し
てウエット処理手段としての一対のアクアナイフ13が
配設されている。このアクアナイフ13からは上記基板
Wの上面と下面とに向けて純水が噴射されるようになっ
ている。
【0030】それによって、基板Wは上下面が純水によ
って濡らされるウエット処理や後述するごとく処理液と
しての薬液で処理された基板Wに付着した薬液を希釈し
てその処理が進行するのを止める、反応止めが行われる
ようになっている。
【0031】上記処理チャンバ3には第2の駆動源14
によって駆動される第2の搬送手段を構成する複数の第
2の搬送ローラ15が設けられている。この第2の搬送
ローラ15は上記プレチャンバ2から処理チャンバ3へ
搬送されてきた基板Wを、この処理チャンバ3で処理し
てからプレチャンバ2へ戻したり、乾燥チャンバ4へ搬
送することができるようになっている。
【0032】さらに、処理チャンバ3には、第2の搬送
ローラ15によって搬送される基板の上下面に処理液を
噴射する処理液噴射手段としての一対のノズル体16が
配設されている。
【0033】上記ノズル体16は処理液供給手段を構成
する処理液供給源17に配管18によって接続されてい
る。この処理液供給源17は純水供給部22、現像液供
給部23、エッチング液供給部24および剥離液供給部
25からなる。
【0034】上記配管18からは4本の分岐管19a〜
19dが分岐されていて、各分岐管19a〜19dが電
磁式の第1乃至第4の開閉弁20a〜20dを介して各
供給部22〜25に接続されている。
【0035】また、純水供給部22には電磁式の第5の
開閉弁20e介して上記アクアナイフ13が配管27に
よって接続されている。各開閉弁20a〜20eは制御
装置26によって開閉制御されるようになっている。
【0036】したがって、上記ノズル体16には、上記
制御装置26によって開閉弁20a〜20dを開閉制御
することで、純水、現像液、エッチング液あるいは剥離
液のいずれかを選択的に供給することができ、上記アク
アナイフ13には開閉弁20eを開放することで、純水
を供給することができるようになっている。
【0037】上記乾燥チャンバ4には第3の駆動源31
によって駆動される第3の搬送手段を構成する複数の第
3の搬送ローラ32が設けられている。処理チャンバ3
から乾燥チャンバ4へ送られてきた基板Wには、その上
下面に対向して乾燥処理手段としての一対のエアーナイ
フ33が配設されている。
【0038】エアーナイフ33は、中途部に電磁式の第
6の開閉弁20fが設けられた配管34を介して高圧空
気供給部35に接続されている。この開閉弁20fは上
記制御装置26によって開閉制御される。それによっ
て、上記開閉弁20fを開放すれば、基板Wの上下両面
に向けて高圧空気を噴射できるから、この基板Wの上下
面に付着した処理液(主に純水)を除去乾燥する、乾燥
処理が行えるようになっている。
【0039】上記第1乃至第3の駆動源11,14,3
1は、上記各開閉弁20a〜20fとともに上記制御装
置26によって後述するタイミングで駆動制御されるよ
うになっている。
【0040】つぎに、上記構成の処理装置によって基板
Wを処理する場合について図2乃至図4を参照して説明
する。
【0041】まず、図2(a)に示すように上面にレジ
ストが塗付された基板Wがプレチャンバ2に供給される
と、制御装置26からの制御信号によって第1の駆動源
11及び第2の駆動源14が作動して第1、第2の搬送
ローラ12,15が回転駆動され、基板Wをプレチャン
バ2から処理チャンバ3へ向う方向へ搬送するととも
に、第5の開閉弁20eを開放して純水供給部22から
アクアナイフ13へ純水が供給される。それと同時に、
第1の開閉弁20aが開かれてノズル体16から純水が
噴射される。
【0042】それによって、プレチャンバ2内に搬送さ
れた基板Wの上下面には純水が噴射され、この基板Wの
上下面全体がほぼ均一に湿潤され、さらに基板Wがプレ
チャンバ2から処理チャンバ3へ搬送されることで、さ
らにその上下面は純水で濡らされることになる。つま
り、基板Wは処理チャンバ3に搬送される前にプレウエ
ットされる。
【0043】基板Wが処理チャンバ3で処理される前
に、プレチャンバ2及び処理チャンバ3で基板Wに純水
を噴射するようにしたことで、基板Wが現像液によって
不均一に現像されることが防止される。
【0044】基板Wが第2の搬送ローラ15によって処
理チャンバ3内の所定の位置まで搬送されると、第1の
開閉弁20aが閉じられるとともに、上記第2の搬送ロ
ーラ15は、上記基板Wがノズル体16と対向する範囲
で製法後図逆方向との回転を繰り返し、基板Wを所定の
範囲内で往復動(揺動)させる。この状態で、図2
(b)に示すように第2の開閉弁20bが開かれてノズ
ル体16からは現像液が基板Wの上下面に向けて噴射さ
れる。
【0045】ノズル体16から噴射される現像液は、最
初はその内部に残留する純水によって希釈され、また基
板Wは純水によって十分にプレウエットされているか
ら、上述したように、現像液は基板Wに徐々に、しかも
全面に対してほぼ均一に作用することになる。その結
果、基板Wはその全面がほぼ均一に現像処理されること
になる。
【0046】基板Wに対して現像処理を所定時間行った
ならば、第2の搬送ローラ15の正逆回転を止め、図2
(c)に示すように、第5の開閉弁20eが開かれてア
クアナイフ13から純水が噴射されると同時に、第1、
第2の駆動源11,14によって第1の搬送ローラ12
と第2の搬送ローラ15とが先程とは逆方向に回転駆動
されて基板Wはプレチャンバ2に戻され、上記アクアナ
イフ13から噴射される純水で洗浄される。
【0047】それによって、基板Wに付着した現像液は
希釈除去されるから、基板Wの現像反応が停止される。
【0048】それと同時に、第2の開閉弁20bが閉じ
られ、第1の開閉弁20aが開かれて純水がノズル体1
6へ供給され、このノズル体16に残留する現像液を除
去して純水が噴射される。また、第5の開閉弁20eは
閉じられてアクアナイフ13からの純水の噴射が停止さ
れる。
【0049】プレチャンバ2で基板Wの現像止めが行わ
れると、つぎは図3(a)に示すように基板Wが処理チ
ャンバ3へ搬送される。処理チャンバ3のノズル体16
からは純水が噴射されているから、この基板Wはリンス
処理されることになる。
【0050】処理チャンバ3でのリンス処理が所定時間
行われると、図3(b)に示すように第1の開閉弁20
aが閉じられて第3の開閉弁20cが開かれる。それに
よって、ノズル体16からは純水に代わりエッチング液
が噴射されるから、基板Wの現像液により現像処理され
た箇所がエッチング処理されることになる。
【0051】この場合も、基板Wは前工程のリンス処理
で湿潤状態にあり、しかもノズル体16からはリンス処
理時に用いられた残留する純水が噴射してからエッチン
グ液が噴射される。そのため、基板Wに作用するエッチ
ング液の濃度は徐々に高くなり、しかも純水を介して全
面にほぼ同じ濃度分布で反応するため、均一なエッチン
グが行われることになる。
【0052】処理チャンバ3でのエッチング処理が所定
時間行われると、図3(c)に示すように、第5の開閉
弁20eが開かれてアクアナイフ13から純水が噴射さ
れるとともに、基板Wはプレチャンバ2に戻される。そ
れと同時に、第3の開閉弁20cが閉じられて第1の開
閉弁20aが開かれ、ノズル体16に残留するエッチン
グ液が除去され、純水が噴射される。
【0053】基板Wがプレチャンバ2に戻されると、ア
クアナイフ13から純水が噴射されることによって、基
板Wに付着したエッチング液が希釈除去されるから、基
板Wのエッチング反応が止められる。
【0054】エッチング反応が止められた基板Wは、図
4(a)に示すようにノズル体16から純水が噴射され
ている処理チャンバ3へ搬送される。そこで、基板Wに
純水が噴射されることで、この基板Wからエッチング液
が除去されるリンス処理が行われる。また、第5の開閉
弁20eが閉じられてアクアナイフ13からの純水の噴
射が停止される。
【0055】リンス処理が所定時間行われると、図4
(b)に示すように第1の開閉弁20aが閉じられ、第
4の開閉弁20dが開かれてノズル体16から基板Wに
は剥離液が噴射される。それによって、基板Wに付着残
留したレジストが剥離されることになる。
【0056】この場合も、ノズル体16に残留する純水
が噴射されてから剥離液の噴射が始まるから、基板Wに
対する剥離液の反応が均一に行われることになる。
【0057】剥離液の噴射が所定時間行われることで、
基板Wからレジストが剥離されたならば、図4(c)に
示すように第5の開閉弁20eが開かれてアクアナイフ
13から純水が噴射されるとともに、基板Wはプレチャ
ンバ2へ戻され、純水が噴射される。この時の基板を同
図にWで示す。基板Wに純水が噴射されることで、そ
の基板Wに付着した剥離液が希釈除去されるから、剥離
液による剥離反応が停止される。
【0058】また、基板Wがプレチャンバ2へ戻される
と同時に、第4の開閉弁20dが閉じられて第1の開閉
弁20aが開かれることで、ノズル体16内に残留する
剥離液が純水に置換されたのち、そのノズル体16から
は純水が噴射されることになる。
【0059】上記プレチャンバ2で基板Wに対する剥離
止めが所定時間行われると、その基板Wは処理チャンバ
3へ搬送される。この時の基板を同図にWで示す。そ
こで、ノズル体16から噴射される純水によって処理液
及びレジストの残滓を確実に除去するリンス処理が行わ
れる。
【0060】処理チャンバ3でのリンス処理が終了する
と、第2、第3の駆動源14,31が作動してその基板
Wは乾燥チャンバ4に搬送されると同時に、第6の開閉
弁20fが開かれて高圧空気供給部35の圧縮空気がエ
アーナイフ33から噴射される。この時の基板を同図に
で示す。それによって、搬送される基板Wの上下両
面に付着した純水が除去乾燥されることになる。
【0061】そして、乾燥処理された基板Wは搬出口6
から搬出されて次工程に受け渡される。また、図4
(c)で示すプレチャンバ2での基板Wに対する剥離止
めが終了してその基板Wが処理チャンバ3へ搬送される
と、プレチャンバ2には未処理の基板Wが搬入されてき
て、上述した処理が繰り返して行われる。
【0062】このように、プレチャンバ2でウエット処
理された基板Wを処理チャンバ3で所定の処理液によっ
て処理したのち、プレチャンバ2に戻して純水で反応止
めをした後、再び処理チャンバ3に搬送して純水でリン
ス処理を行うようにしたことで、上記処理チャンバ3を
基板Wの処理とリンスとに兼用することができる。その
ため、リンス処理を別のチャンバで行う場合に比べて処
理装置を小型化することができる。
【0063】また、処理チャンバ3で処理された基板W
をプレチャンバ2に戻して反応止めをしてから上記処理
チャンバ3に戻すということを繰り返すとともに、その
際に上記処理チャンバ3のノズル体16から噴射される
処理液の種類を変えるようにしたことで、1つの処理装
置で基板Wに対して異なる種類の複数の処理を行うこと
ができる。
【0064】そのため、基板Wに対して複数種の処理を
行う場合、この発明によれば1つの処理装置で1つの処
理を行っていた従来に比べて大幅な設備の簡略化を計る
ことができる。
【0065】また、処理チャンバ3で処理された基板W
の反応止めをプレチャンバ2で行うようにしたことで、
上記基板Wを処理チャンバ2で処理した後、迅速にその
基板Wの反応止めを行うことができる。
【0066】つまり、処理チャンバ3で処理に続いて反
応止めを行うようにしたのでは、ノズル体16や配管1
9に残留する薬液が純水に置換されるまでに時間が掛か
るため、その分、反応止めにも時間が掛かってしまう
が、上述したように処理チャンバ3からプレチャンバ2
に戻して反応止めをすることで、処理チャンバ3での処
理後、直ちに反応止めを行うことが可能となる。
【0067】また、処理チャンバ3で基板Wを各種薬液
で処理する際、処理チャンバ3ではその前工程でリンス
処理が行われるため、基板Wには薬液が噴射される前に
ノズル体16に残留する純水が噴射される。
【0068】そのため、基板Wには、その表面が純水に
よって十分に覆われてから薬液が噴射されるため、薬液
は基板Wの表面に希釈されて均一に分布したのち、徐々
に濃度が高くなるから、薬液による処理を全面にわたっ
てほぼ均一に進行させることが可能となる。
【0069】上記一実施の形態では基板に対して現像、
エッチング及び剥離止めを行う場合について説明した
が、他の処理を行う場合にもこの発明の処理方法及び装
置を適用することができること勿論であり、しかも複数
の処理を行わずに1つの処理だけを行う場合にもこの発
明の処理方法及び装置を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、プレチャンバ
でウエット処理された基板を処理チャンバで処理した
後、プレチャンバに戻して反応止めしてから処理チャン
バでリンス処理し、次いで乾燥処理するようにした。
【0071】そのため、処理チャンバを基板に対する薬
液での処理と純水によるリンス処理とに使用することが
できるから、これらの処理を別々のチャンバで行ってい
た従来に比べて処理装置を簡略化することができる。
【0072】請求項2の発明によれば、基板に対して複
数の薬液による複数の処理を順次行うことが可能とな
る。
【0073】請求項3の発明によれば、処理チャンバで
複数の薬液による処理と各処理後におけるリンス処理と
を行うようにするとともに、プレチャンバでは処理を開
始するに先立って基板を湿潤させるプレウエットおよび
各処理後における反応止めを行うようにした。
【0074】そのため、処理チャンバが1つであって
も、基板に対して複数種の薬液による複数の処理、つま
り現像処理、エッチング処理および剥離処理を順次確実
に行うことが可能となるから、1つの処理を1つの装置
で行っていた従来に比べて設備を大幅に簡略化すること
ができる。
【0075】請求項4と請求項5の発明によれば、請求
項1乃至請求項3の方法の発明を実施するための装置を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す処理装置の概略
的構成図。
【図2】同じく基板を現像所りする工程の説明図。
【図3】同じく基板をエッチング処理する工程の説明
図。
【図4】同じく基板に残留するレジストを剥離する工程
の説明図。
【符号の説明】
2…プレチャンバ 3…処理チャンバ 4…乾燥チャンバ 11…第1の駆動源 12…第1の搬送ローラ 13…アクアナイフ 14…第2の駆動源 15…第2の搬送ローラ 16…ノズル体 31…第3の駆動源 32…第3の搬送ローラ 33…エアーナイフ W…基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 569B 572B (72)発明者 廣瀬 治道 神奈川県横浜市栄区笠間町1000番地1 芝 浦メカトロニクス株式会社横浜事業所内 (72)発明者 原 暁 神奈川県横浜市栄区笠間町1000番地1 芝 浦メカトロニクス株式会社横浜事業所内 Fターム(参考) 2H088 FA17 FA18 FA30 HA01 MA20 2H089 NA60 QA11 QA12 TA01 5F043 AA01 AA05 CC12 CC16 DD02 DD10 DD13 EE07 EE27 GG10 5F046 LA11 LA18 MA01 MA10 MA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する処理方法において、 上記基板をプレチャンバで純水によってウエット処理す
    る第1の工程と、ウエット処理された基板を処理チャン
    バで薬液によって処理する第2の工程と、 薬液によって処理された基板を上記プレチャンバに戻し
    て純水を噴射して反応止めする第3の工程と、 プレチャンバで反応止めされた基板を上記処理チャンバ
    で純水によってリンス処理する第4の工程と、 リンス処理された基板を乾燥チャンバで乾燥処理する第
    5の工程とを具備したことを特徴とする基板の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 基板を処理チャンバで薬液によって処理
    する工程と、薬液によって処理された基板をプレチャン
    バに戻して純水を噴射して反応止めする工程と、プレチ
    ャンバで反応止めされた基板を処理チャンバで純水によ
    ってリンス処理する工程とを複数回繰り返して行うこと
    を特徴とする請求項1記載の基板の処理方法。
  3. 【請求項3】 レジストが塗付された基板をエッチング
    処理する処理方法において、 上記基板をプレチャンバで純水によってウエット処理す
    る第1の工程と、 ウエット処理された基板を処理チャンバで現像液によっ
    て処理する第2の工程と、 現像液によって処理された基板を上記プレチャンバに戻
    して純水を噴射して現像止めする第3の工程と、 プレチャンバで現像止めされた基板を上記処理チャンバ
    で純水によってリンス処理してからエッチング液によっ
    てエッチング処理する第4の工程と、 エッチング液によってエッチング処理された基板を上記
    プレチャンバに戻して純水を噴射してエッチング止めす
    る第5の工程と、 プレチャンバでエッチング止めされた基板を上記処理チ
    ャンバで純水によってリンス処理してから剥離液によっ
    て処理する第6の工程と、 剥離液によって処理された基板を上記プレチャンバに戻
    して純水を噴射して剥離止めする第7の工程と、 剥離止めされた基板を上記処理チャンバに戻して純水で
    リンス処理してから乾燥チャンバで乾燥させる第8の工
    程とを具備したことを特徴とする基板の処理方法。
  4. 【請求項4】 基板を処理する処理装置において、 内部に上記基板を可逆搬送可能な第1の搬送手段が設け
    られたプレチャンバと、 このプレチャンバ内に設けられこの内部に供給された上
    記基板を純水によってウエット処理するウエット処理手
    段と、 上記プレチャンバと隣接して設けられ内部に処理液の噴
    射手段及び上記基板を可逆搬送可能な第2の搬送手段が
    設けられた処理チャンバと、 上記噴射手段に接続され処理チャンバに供給された基板
    に対する処理に応じて異なる種類の処理液を選択的に上
    記噴射手段に供給する処理液供給手段と、 上記処理チャンバに隣接して設けられ内部にこの処理チ
    ャンバでリンス処理された基板を乾燥処理する乾燥処理
    手段及び上記基板を搬送する第3の搬送手段が設けられ
    た乾燥チャンバとを具備したことを特徴とする基板の処
    理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理液供給手段は、現像液、エッチ
    ング液、剥離液及びリンス液を選択的に上記処理液供給
    手段に供給する構成であることを特徴とする請求項4記
    載の基板の処理装置。
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