JP2000138064A - 円筒状固体電解質型燃料電池セル - Google Patents
円筒状固体電解質型燃料電池セルInfo
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Abstract
ができるとともに、安定した出力性能を発現維持できる
円筒状固体電解質型燃料電池セルを提供する。 【解決手段】空気極32が、金属元素として少なくとも
LaおよびMnを含有するペロブスカイト型複合酸化物
を主成分とし、Caを酸化物換算で8〜10重量%、希
土類元素のうち少なくとも一種を酸化物換算で10〜2
0重量%含有するとともに、空気極32の表層に、Ca
と、希土類元素のうち少なくとも一種を酸化物換算でそ
れぞれ8重量%以下含有する低濃度領域41が存在す
る。
Description
成物からなる空気極を有する円筒状固体電解質型燃料電
池セルに関するものである。
動温度が900〜1050℃と高温であるため発電効率
が高く、第3世代の発電システムとして期待されてい
る。
筒型と平板型が知られている。平板型燃料電池セルは、
発電の単位体積当たり出力密度は高いという特徴を有す
るが、実用化に関してはガスシール不完全性やセル内の
温度分布の不均一性などの問題がある。それに対して、
円筒型の固体電解質型燃料電池セルでは、出力密度は低
いものの、セルの機械的強度が高く、またセル内の温度
の均一性が保てるという特徴がある。両形状の固体電解
質型燃料電池セルとも、それぞれの特徴を生かして積極
的に研究開発が進められている。
は、図2に示したように開気孔率30〜40%程度のL
aMnO3 系材料からなる多孔性の空気極1を形成し、
その表面にY2 O3 安定化ZrO2 からなる固体電解質
2を被覆し、さらにこの表面に多孔性のNi−ジルコニ
アの燃料極3が設けられている。燃料電池のモジュール
においては、各単セルはLaCrO3 系の集電体(イン
ターコネクタ)4を介して接続される。発電は、空気極
1内部に空気(酸素)を、外部に燃料(水素)を流し、
1000〜1050℃の温度で行われる。
セルを製造する方法としては、近年、製造工程を簡略化
し、且つ製造コストを低減するために、各構成材料のう
ち少なくとも2つを同時焼成する、いわゆる共焼結法が
提案されている。この共焼結法は、例えば、円筒状の空
気極成形体に、固体電解質成形体および集電体成形体を
ロール状に巻き付けて同時焼成を行い、その後、固体電
解質表面に燃料極を形成する方法である。
は、空気極の円筒状成形体の表面に固体電解質のシート
状成形体を巻き付けた後、固体電解質のシート状成形体
の端部が開口した部分(切欠部)を研摩して平坦状とな
した後、集電体のシート状成形体を積層圧着し、焼成
し、この後、金属を含有するスラリーを固体電解質表面
に塗布して燃料極を形成した円筒状固体電解質型燃料電
池セルが開示されている。
ける空気極は、Laの15〜20原子%をCa、Sr、
Baなどのアルカリ土類金属により置換したLaMnO
3 系組成物からなり、固体電解質は、ZrO2 に対して
Y2 O3 、Yb2 O3 などの安定化材を3〜15モル%
の割合で固溶させた部分安定化ZrO2 あるいは安定化
ZrO2 からなり、集電体はCa、Mg、Srを固溶し
たLaCrO3 から構成されている。
た共焼結法により円筒状固体電解質型燃料電池セルを作
製すると、空気極と固体電解質と集電体の三層が積層す
る部分(固体電解質の両端部)近傍において、固体電解
質の端部が空気極から剥離する確率が高くなるという問
題があった。さらに、固体電解質が剥離しなかった円筒
状固体電解質型燃料電池セルについて、発電性能を評価
すると経時的に出力低下が生じるという問題があった。
を防止することができるとともに、安定した出力性能を
発現維持できる円筒状固体電解質型燃料電池セルを提供
することを目的とする。
質型燃料電池セルは、円筒状の空気極の外面に、固体電
解質、燃料極が順次形成され、且つ前記固体電解質に設
けられた切欠部を被覆する集電体を、前記固体電解質お
よび前記切欠部から露出した空気極に接合してなる円筒
状固体電解質型燃料電池セルにおいて、前記空気極が、
金属元素として少なくともLaおよびMnを含有するペ
ロブスカイト型複合酸化物を主成分とし、Caを酸化物
換算で8〜10重量%、希土類元素のうち少なくとも一
種を酸化物換算で10〜20重量%含有するとともに、
前記空気極の表層に、Caと、希土類元素のうち少なく
とも一種の含有量が酸化物換算でそれぞれ8重量%以下
である低濃度領域が存在するものである。ここで、低濃
度領域が、空気極の表面から10μm以上の厚さで存在
することが望ましい。
は、空気極が、金属元素として少なくともLaおよびM
nを含有するペロブスカイト型複合酸化物を主成分と
し、Caを酸化物換算で8〜10重量%、希土類元素の
うち少なくとも一種を酸化物換算で10〜20重量%含
有することにより、空気極の熱膨張係数を、Y2 O3、
Yb2 O3 などの安定化材を固溶させた部分安定化Zr
O2 あるいは安定化ZrO2 からなる固体電解質の熱膨
張係数(約10.5×10-6/℃)に近似した10.8
程度とすることができ、固体電解質の空気極表面からの
剥離を抑制することができる。
元素のうち少なくとも一種の含有量が酸化物換算でそれ
ぞれ8重量%以下である低濃度領域を形成することによ
り、空気極と固体電解質との界面において、希土類元素
酸化物、例えばY2 O3 とCaZrO3 の反応生成物か
らなる絶縁層の形成を防止することができ、円筒状固体
電解質型燃料電池セルの出力密度の経時的劣化を防止す
ることができる。
カイト型複合酸化物を主成分とし、Caと希土類元素を
所定量含有せしめることにより、空気極の熱膨張係数を
固体電解質の熱膨張係数に近づけることができるが、共
焼結の際に、空気極中のCaと希土類元素が、固体電解
質と空気極との界面へ拡散して偏析し、絶縁層としての
希土類元素酸化物、CaZrO3 の反応生成物を形成す
るという問題があったが、上記のように、空気極の表層
に、Caと、希土類元素の含有量が少ない低濃度領域を
形成することにより、Caと希土類元素が、固体電解質
と空気極との界面に拡散することを防止でき、出力密度
の経時的劣化を防止することができるのである。
0μm以上の厚さで存在することにより、Caと希土類
元素の拡散を確実に防止でき、出力密度の経時的劣化を
さらに防止することができる。
電池セルを作製する際の製造歩留まりを向上することが
できるとともに、円筒状固体電解質型燃料電池セルの初
期の高い出力密度を長時間に亘って維持できる。
型燃料電池セルは、図1に示すように、円筒状の固体電
解質31の内面に空気極32、外面に燃料極33を形成
してセル本体34が構成されており、このセル本体34
の外面に、空気極32と電気的に接続する集電体35が
形成されている。
が形成され、固体電解質31の内面に形成されている空
気極32の一部が露出しており、この露出面37および
切欠部36近傍の固体電解質31の表面が集電体35に
より被覆され、集電体35が、固体電解質31の両端部
表面、および固体電解質31の切欠部36から露出した
空気極32の表面に接合されている。
は、セル本体34の外面に形成され、ほぼ段差のない連
続同一面39を覆うように形成されており、燃料極33
とは電気的に接続されていない。この集電体35は、セ
ル同士を接続する際に、他のセルの燃料極にNiフェル
トを介して電気的に接続され、これにより燃料電池モジ
ュールが構成される。連続同一面39は、固体電解質成
形体の両端部と空気極成形体の一部とが連続したほぼ同
一面となるまで、固体電解質成形体の両端部間を研摩す
ることにより形成される。
のY2 O3 あるいはYb2 O3 を含有した部分安定化あ
るいは安定化ZrO2 が用いられ、集電体35として
は、例えば、主としてCrをMgで10〜30原子%置
換したLaCrO3 が用いられる。燃料極33として
は、50〜80重量%Niを含むZrO2 (Y2 O3 含
有)サーメットが用いられる。固体電解質31、集電体
35、燃料極33としては、上記例に限定されるもので
はなく、公知材料を用いても良い。上記材料からなる固
体電解質31の熱膨張係数は、ほぼ10.5×10-6/
℃である。
するペロブスカイト型複合酸化物を主成分とし、Caを
酸化物換算で8〜10重量%、希土類元素のうち少なく
とも一種を酸化物換算で10〜20重量%含有するもの
である。希土類元素としては、Y、Nd、Dy、Er、
Yb等があり、このうちでもYが望ましい。
て、希土類元素のうち少なくとも一種と、Caをそれぞ
れ酸化物換算で10〜20重量%、8〜10重量%含有
したのは、希土類元素とCa量が上記範囲を外れる場合
には、空気極32の熱膨張係数が、固体電解質31の熱
膨張係数から大きくずれ、円筒状固体電解質型燃料電池
セルが破損する割合が大きくなるからである。
大気中での熱サイクルを負荷すると空気極32の収縮が
起こりやすく、固体電解質31が空気極32から剥離し
易くなり、一方10重量%より多くなるとCaMnO3
相が生成し、熱膨張係数の値が急に変動し、固体電解質
31の熱膨張係数から大きくずれることになる。Ca量
は上記理由から8〜9重量%が好ましい。
酸化物換算で10重量%よりも少ない場合や20重量%
よりも多い場合には、同様に熱膨張係数の値が変動する
からである。
電池セルでは、空気極32の表層に、Caと、希土類元
素のうち少なくとも一種を酸化物換算でそれぞれ8重量
%以下含有する低濃度領域41が存在する。Caと、希
土類元素のうち少なくとも一種を酸化物換算でそれぞれ
8重量%以下含有する低濃度領域41としたのは、低濃
度領域41における希土類元素のうち少なくとも一種
と、Caがそれぞれ酸化物換算で8重量%よりも多くな
ると、上記元素が固体電解質31との界面に向かって拡
散し、固体電解質成分のZrO2 と反応し、例えば、C
aZrO3 、Y2O3 相の絶縁物を生成するからであ
る。
元素の拡散を十分に防止するという点から、空気極32
の表面から10μm以上の厚さで存在することが望まし
い。
が、酸化物換算でそれぞれ5重量%以下である低濃度領
域41が空気極32の表面から10μm以上の厚さで存
在することが望ましい。特には、上記理由から20μm
以上の厚さが望ましい。
型燃料電池セルは、例えば、円筒状の空気極成形体の外
表面に、ドクターブレード成形により作製した固体電解
質シートを、その両端が離間するように(開口部が形成
されるように)貼り付け、仮焼した後、固体電解質シー
トの両端間が同一平面となるまで研摩し、この部分に集
電体シートを貼り付け、さらに固体電解質シートの表面
に燃料極シートを貼り付け、その後1400〜1600
℃の温度で2〜10時間大気中で焼成して作製される。
この場合、燃料極の形成はスラリーを塗布して、共焼結
時に焼成しても良いし、共焼結後に焼成しても良い。ス
ラリーを塗布しただけでも良い。この場合には、発電中
に焼成されることになる。
いて説明する。例えば、La2 O3、Y2 O3 、CaC
O3 およびMn2 O3 の混合粉末を一旦1000〜15
00℃に仮焼した後、ジルコニアボールを用い、周知の
回転ミル等などの方法により混合し、得られた粉末を2
〜6μmの大きさに粉砕する。この際、Y2 O3 、Ca
CO3 については、種々の濃度になるように複数種の組
成の粉末を作製する。
ダーと市販の分散剤を加え、混合した後ドクターブレー
ド等の方法により、30〜100μmの厚さになるよう
にシート成形を行う。
〜10重量%、希土類元素のうち少なくとも一種を酸化
物換算で10〜20重量%含有するLaMnO3 からな
る円筒状の空気極基体成形体を作製し、この後、この空
気極基体成形体の表面に、Y2 O3 およびCaCO3 の
含有量の多い順にシートを積層し、含有量の多いシート
が内側になるように巻き付け、空気極成形体を作製す
る。例えば、LaMnO3 系材料において、Y2 O3 お
よびCaCO3 の含有量の異なる第1シート、第2シー
ト、第3シートを作製し、これらを上記空気極基体成形
体の表面に、Y2O3 およびCaCO3 の含有量の多い
順に巻き付けることにより、空気極成形体が作製され、
大気中焼成後には、YおよびCaがシート間で相互拡散
し、濃度勾配を生じるようになる。
上記組成になるように混合粉末を仮焼により調製し、そ
の後回転ミルにより0.1〜5μmの大きさに粉砕す
る。そして、粉砕した粉末にトルエンとバインダーと市
販の分散剤を加え、混合した後ドクターブレード等の方
法により、30〜100μmの厚さになるようにシート
成形を行い、固体電解質および集電体シートを作製でき
る。
を用いて作製するため、まず円筒状の空気極基体成形体
を以下のような手順で作製した。市販の純度99.9%
以上のLa2 O3 、Y2 O3 、Yb2 O3 、Nd
2 O3 、Dy2 O3 、Er2 O3、CaCO3 およびM
n2 O3 を出発原料として、希土類元素とCaの含有量
が表1となるように調製し秤量混合を行った。
平均粒子径が4μmの粒度の固溶体粉末を得た。このよ
うにして得られたそれぞれの固溶体粉末に有機系バイン
ダーを18%(重量分率)添加し、押出成形法により円
筒状の空気極基体成形体を作製した。
よびCaCO3 の含有量の異なる第1シート、第2シー
ト、第3シートを作製し、これらを上記空気極基体成形
体の表面に、Y2 O3 およびCaCO3 の含有量の多い
順に巻き付けることにより、空気極成形体を作製し、大
気中において1100℃、4hrで仮焼した。尚、この
場合、低濃度領域の厚さに関しては、シート厚みや、Y
2 O3 等やCaCO3の含有量で自在に調整した。
モル%の割合で含有する平均粒子径が1〜2μmのZr
O2 粉末に、トルエンとバインダーを添加してスラリー
を調製し、ドクターブレード法により厚さ100μmの
固体電解質シートを作製した。
O3 、Cr2 O3 およびMgOを出発原料として、これ
をLa(Mg0.3 Cr0.7 )0.97O3 の組成になるよう
に秤量混合した後、1500℃で3hr仮焼し粉砕し
て、平均粒子径が1〜2μmの固溶体粉末を得た。次
に、この固溶体粉末にトルエンとバインダーを添加して
スラリーを調製し、ドクターブレード法により厚さ10
0μmの集電体シートを作製した。
質シートを、その両端が開口するように巻き付け、仮焼
した後、固体電解質シートの端部間を平坦に研摩し、空
気極を露出させ、この部分に前記集電体シートをロール
状に巻き付け、大気中1500℃で6hrの条件で共焼
結体を作製した。
体表面に燃料極膜の形成、また前記共焼結体片端部に封
止部材の接合を行った。
%Y2 O3 含有)粉末を重量比で80:20の割合で混
合した混合粉末に、水を溶媒として加えて燃料極スラリ
ーを調製し、厚さ50μmの燃料極スラリーを前記共焼
結体表面に塗布乾燥した。
る平均粒子径が1μmのZrO2 粉末に、水を溶媒とし
て加えてスラリーを調製し、このスラリーに前記共焼結
体の片端部を浸漬し、厚さ100μmになるように片端
部外周面に塗布し120℃の温度で1hr乾燥した。封
止部材としてのキャップ形状を有する成形体は、前記ス
ラリー組成と同組成の粉末を用いて静水圧成形(ラバー
プレス)を行いキャップ形状に切削加工した。その後、
前記スラリーを被覆した前記共焼結体片端部を封止部材
用成形体に挿入した。
r焼成を行うことにより、前記燃料極膜の形成と前記封
止部材の接合を同時に行い、10本の円筒状固体電解質
型燃料電池セルを作製した。
の円筒型セルは、まず1000℃、6hrの条件におい
て、円筒体内外部にそれぞれエアーとフォーミングガス
を導入し、セルの内圧が外圧よりも1kgf/cm2 高
くなるようにエアーを注入し、エアーが漏出するか否か
でセルの構造安定性を評価した。セル10本中に破損し
たものが1本でも存在した場合にはセルの破壊有りと判
断した。表1に、セル破壊の有無について評価した結果
を示す。
とCaのそれぞれが8重量%以下の低濃度領域が存在す
るか否かを、深さ方向の検量線を用いたX線マイクロア
ナライザ(EPMA)により求めた。さらに、空気極表
層部と固体電解質との界面の反応性を調査するために、
作製した円筒型セルの一部を希釈した塩酸溶液中に一晩
放置し空気極成分のみを溶解させた。溶解後の試料を用
いて、X線回折分析で反応生成物の生成確認を行った。
低濃度領域の有無と厚さ、また反応生成物の結晶相を併
せて表1に示す。
量%、またCaが8〜10重量%の範囲外である試料N
o.1、6〜8ではセルの破壊を生じた。一方、空気極
表層部に希土類元素とCaの低濃度領域が存在しない試
料No.8、10では、空気極/固体電解質界面に反応
生成物を生成した。これに対し、希土類元素が10〜2
0重量%、Caが8〜10重量%の範囲にあり、且つ空
気極表層部の低濃度領域が10μm以上存在する試料N
o.2〜5、9〜12では、界面の反応生成物の生成も
なく、またセルの破壊も生じなかった。表1の試料No.
2、3、6、8、11、12についてセルの出力密度を
測定し、その結果を表2に記載した。
た試料No.2、3、11、12では出力密度が0.3
W/cm2 以上であり、また1000時間後においても
劣化が殆ど生じなかった。一方、試料No.6、8で
は、出力密度の初期値が0.3W/cm2 に到達せず、
しかも1000時間後には出力が低下した。特に、反応
生成物が発生した試料No.8については1000時間後
には出力が急激に低下した。
体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質の空気極表面
からの剥離を防止することができるとともに、空気極と
固体電解質との界面において、希土類元素酸化物、例え
ばY2 O3 とCaZrO3 の反応生成物からなる絶縁層
の形成を防止することができ、円筒状固体電解質型燃料
電池セルの出力密度の経時的劣化を防止することがで
き、安定した出力性能を発現維持できる。
す断面図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】円筒状の空気極の外面に、固体電解質、燃
料極が順次形成され、且つ前記固体電解質に設けられた
切欠部を被覆する集電体を、前記固体電解質および前記
切欠部から露出した空気極に接合してなる円筒状固体電
解質型燃料電池セルにおいて、前記空気極が、金属元素
として少なくともLaおよびMnを含有するペロブスカ
イト型複合酸化物を主成分とし、Caを酸化物換算で8
〜10重量%、希土類元素のうち少なくとも一種を酸化
物換算で10〜20重量%含有するとともに、前記空気
極の表層に、Caと、希土類元素のうち少なくとも一種
の含有量が酸化物換算でそれぞれ8重量%以下である低
濃度領域が存在することを特徴とする円筒状固体電解質
型燃料電池セル。 - 【請求項2】低濃度領域が、空気極の表面から10μm
以上の厚さで存在することを特徴とする請求項1記載の
円筒状固体電解質型燃料電池セル。
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---|---|---|---|
JP31143598A JP3677401B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 円筒状固体電解質型燃料電池セル |
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