JP2000137841A - 道路上空機器設置装置 - Google Patents

道路上空機器設置装置

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JP2000137841A
JP2000137841A JP30977198A JP30977198A JP2000137841A JP 2000137841 A JP2000137841 A JP 2000137841A JP 30977198 A JP30977198 A JP 30977198A JP 30977198 A JP30977198 A JP 30977198A JP 2000137841 A JP2000137841 A JP 2000137841A
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wire
road
equipment
guide
zone
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Kazuhiro Umeda
和宏 梅田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車線規制をせずに道路上空に機器を設置す
る。 【解決手段】 走行車線ゾーンDから路側ゾーンSにか
けて上空ガイド14が設置され、上空ガイド14に沿っ
て移送ワイヤ16が張られている。移送ワイヤ16は路
側ゾーンSのワイヤ垂下構造18で下方に垂れ下がる。
この部分でワイヤ途中の機器固定治具20にアンテナ装
置22が取り付けられる。第1ウインチ34および第2
ウインチ36で移送ワイヤ16を巻き取ると、アンテナ
装置22が上空ガイド14まで持ち上がる。次に、第1
ウインチ34が移送ワイヤ16を巻き取り、第2ウイン
チ36が移送ワイヤ16を送り出すと、アンテナ装置2
2が走行車線ゾーンDに移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路用の機器を走
行車線の上空に設置する装置に関し、特に、車線規制な
どを行わないでも機器の設置ができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路の上空には、必要に応じ
て各種の機器が設置されている。この種の機器を本発明
では「道路上空機器」と呼ぶ。例えば、周知のように、
走行車線を跨ぐガントリ型の構造物が設置され、ガント
リの横棒部分に交通情報などの表示装置が設置される。
【0003】また、有料道路の料金自動徴収システムの
開発が進展中である。徴収システムでは、道路上空のア
ンテナ装置と車両の間で通信が行われる。自動徴収シス
テムの普及に伴い、今後、アンテナ装置を既存の道路の
上空に設置していくことが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、道路上空機器の
設置作業(新設や交換など)を行う場合、走行車線上で
機器を持ち上げたり、降ろすといった作業が行われる。
このような作業を行うときは車線を規制する必要があ
る。そのため、作業場所での通行車線が減少し、単位時
間あたりの通行可能車両数が減少し、これが渋滞等を引
き起こすという問題がある。さらには、車線規制に人手
がかかるという不利な点もある。
【0005】なお、参考技術として、特開平9−319
901号公報および特開平7−104690号公報に機
器の移動装置が示されているが、これらの技術は車線規
制に係わる上記課題を解決するものではない。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、車線規制を行わないでも容易な作業
で道路の上空に機器を設置できる装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の道路上空機器設置装置は、走行車線ゾーン
から路側ゾーンにかけて道路の上空に設置された上空ガ
イドと、道路上空機器を前記上空ガイドに沿って路側ゾ
ーンから走行車線ゾーンまで移送する移送手段と、を含
む。本発明によれば、路側ゾーンから走行車線ゾーンま
で上空で機器を移送することができるので、車線規制を
行わないでも機器設置作業ができる。
【0008】好ましくは、道路上空機器を路側ゾーンで
前記上空ガイドまで持ち上げる持上げ手段を含む。本発
明によれば、高所作業を不要にすることができる。
【0009】本発明の好適な一態様の道路上空機器設置
装置は、走行車線ゾーンから路側ゾーンにかけて道路の
上空に設置された上空ガイドと、前記上空ガイドに沿っ
て張られた移送ワイヤと、路側ゾーンで前記移送ワイヤ
を部分的に前記上空ガイドから垂れ下がらせ、前記上空
ガイドの下方で移送ワイヤに道路上空機器を取付可能と
するワイヤ垂下構造と、前記移送ワイヤの両端にそれぞ
れ設けられたワイヤ巻付装置と、を含む。そして、前記
ワイヤ巻付装置の操作により、道路上空機器が路側ゾー
ンで前記上空ガイドまで持ち上がり、走行車線ゾーンに
移動する。
【0010】従って、本発明によれば、移送ワイヤおよ
びワイヤ巻付装置が持上げ手段と機器移送手段の両方の
機能を果たすので、簡単な構造で、車線規制の不要な機
器設置装置を実現できる。また機器操作が簡単であり作
業性の向上が図れる。
【0011】なお、ワイヤ巻付装置としては、例えば電
動ウインチが好適である。ワイヤ巻付装置は、人間が手
動で操作しても、自動制御で操作してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。
【0013】図1および図2は、機器設置装置1の全体
構成を示しており、図1は設置前の状態、図2は設置後
の状態である。道路は、走行車線ゾーンDと路側ゾーン
Sに分けられ、本発明では路側ゾーンSが作業者の作業
ゾーンである。走行車線ゾーンDの両側にはガイド支持
ポール10、12が立っている。両ポール10、12
は、上空ガイド14を道路の上空で水平に支持してい
る。これらの部材10〜14はガントリ型の堅牢な構造
物を形成している。そして、上空ガイド14は走行車線
ゾーンDからガイド支持ポール12を越えて路側ゾーン
Sに延びている。
【0014】上空ガイド14は中空の棒型部材であり、
ガイドの内部に長手方向に沿って移送ワイヤ16が張ら
れている。図1、図2では一本のワイヤが見えている
が、実際には後述するように2本のワイヤが前後に平行
に設けられている。
【0015】上空ガイド14の路側ゾーン部分には、移
送ワイヤ16を上空ガイド14から垂れ下がらせるワイ
ヤ垂下構造18が設けられている。この部分では、移送
ワイヤ16をガイド下方、好ましくは地上まで垂れ下が
らせ、移送ワイヤ16に道路上空機器を取り付けること
ができる。
【0016】本実施形態の場合、移送ワイヤ16の途中
に機器固定治具20が取り付けられている。ワイヤ垂下
構造18で移送ワイヤ16を垂れ下げることで、図1に
示すように、機器固定治具20を移送ワイヤ16により
吊り下げることができ、この状態で作業者はアンテナ装
置22を容易に治具20に固定することができる。
【0017】アンテナ装置22は、料金自動徴収システ
ム用の送受信機を内蔵した装置で、本発明の道路上空機
器の一例である。ただし、それ以外の機器の設置に本発
明が適用されてもよいことはもちろんである。
【0018】移送ワイヤ16は、上空ガイド14内で走
行車線ゾーンDの上空を横切り、一方のガイド端24
(図1で左側)から外に抜け出る。そして、移送ワイヤ
16は、ガイド支持ポール10に設置された反転プーリ
26で反転する。さらに移送ワイヤ16は、上空ガイド
14の上を通り、再び走行車線ゾーンDを横切って路側
ゾーンSへ戻る。上空ガイド14の内部と外部のワイヤ
は平行である。
【0019】ガイド外の移送ワイヤ16は、上空ガイド
14の他方のガイド端28(路側ゾーン内)に設けられ
た第1プーリ30に引っかけられており、この第1プー
リ30で下方に向きを変える。ガイド内の移送ワイヤ1
6のためにも第2プーリ32が設けられている。移送ワ
イヤ16は、ガイド端28から外に抜け出た後、第2プ
ーリ32で直角に向きを変えて下方に向かう。
【0020】そして、第1プーリ30および第2プーリ
32から下方に延びる移送ワイヤ16の両端は、それぞ
れ、第1ウインチ34および第2ウインチ36に達して
いる。第1ウインチ34および第2ウインチ36は、本
発明のワイヤ巻付装置の一例であり、本実施形態では電
動ウインチが採用されている。作業者は、操作装置のボ
タンを押して電動ウインチを操作し、ワイヤを巻き取っ
たり、送り出したりすることができる。
【0021】図3(a)は、図1のワイヤ垂下構造18
の部分をラインX−Xで切断した断面図である。また図
3(b)は、図3(a)をラインY−Yで切断した断面
図である。さらに、図4は、ワイヤ垂下構造18および
機器固定治具20を示す斜視図である。前述したよう
に、図1および図2では1本のワイヤが見えているが、
実際には、前後に平行な2本の移送ワイヤ16a、16
bが設けられている。
【0022】上空ガイド14は長方形の断面形状を有
し、その底部38(以下、ガイド底板38)の中央には
長手方向にガイドスリット40が切られている。ガイド
スリット40は、ワイヤ垂下構造18から、ガイド端2
4またはその近傍まで延びている。
【0023】ワイヤ垂下構造部18では、ガイド底板3
8が削除されて四角形の治具挿入開口42が設けられて
いる。開口42は、上空ガイド14の中空部への機器固
定治具20の出入り口であり、移送ワイヤ16a、16
bも開口42からガイド外部へ出る。
【0024】治具挿入開口42のガイド長手方向両側の
縁部では、ガイド底板38が下方に円弧状のカーブを描
くように曲がっており、この部分が垂下ガイド44を形
成している。移送ワイヤ16a、16bは垂下ガイド4
4に沿って下方に向きを変え、上空ガイド14から垂れ
下がる。垂下ガイド44は、移送ワイヤ16a、16b
を治具挿入開口42から滑らかに出入りさせる役割をも
つ。ワイヤの動きの滑らかさを向上するために、垂下ガ
イド44には回転自在な複数のローラ46が互いに平行
に設置されており、「ころ」として機能する。
【0025】図4に示すように、機器固定治具20は、
長方形の本体台車部を有している。移送ワイヤ16a、
16bは機器固定治具20に4点a1、a2、b1、b
2で回転自在に取り付けられている。また、機器固定治
具20の下面の4隅には車輪48が取り付けられてい
る。
【0026】機器固定治具20の下面の中央からは機器
連結棒20aが突出しており、この機器連結棒20aの
先端に道路上空機器が固定される。本実施形態では、前
述のように、料金自動徴収システムのアンテナ装置22
が固定される。
【0027】次に、本実施形態の道路上空機器設置装置
1の動作を説明する。図1の状態で機器設置作業を始め
る。移送ワイヤ16はワイヤ垂下構造18でガイドの下
方に垂れ下がり、移送ワイヤ16により機器固定治具2
0が吊り下げられている。
【0028】作業者は、機器固定治具20の機器連結棒
20aにアンテナ装置22をボルトなどで固定する。好
ましくは、機器固定治具20を地上まで降ろして固定作
業を行う。適当な台車などにアンテナ装置22を載せた
状態で固定作業を行ってもよい。
【0029】次に、作業者は、第1ウインチ34および
第2ウインチ36を操作して、移送ワイヤ16を巻き取
らせる。これにより、ワイヤ垂下構造18での移送ワイ
ヤ16の垂下状態は解消されていく。そして、アンテナ
装置22は機器固定治具20とともに上空ガイド14ま
で持ち上がる。
【0030】このとき、好ましくは第1ウインチ34と
第2ウインチ36が同じペースで移送ワイヤ16を巻き
取る。これによりアンテナ装置22は、その姿勢を保っ
たまま持ち上げられる。移送ワイヤ14のたるみがなく
なり、機器固定治具20が上空ガイド14の内部まで到
達すると、作業者は一旦ウインチを止める。
【0031】次に作業者は、第1ウインチ34で移送ワ
イヤ16を巻き取るとともに、第2ウインチ36で移送
ワイヤ16を送り出す。移送ワイヤ16は、図1で時計
回り方向に送り移動され、ガイド内部ではワイヤが路側
ゾーンSから走行車線ゾーンDに向かって送り移動され
る。機器固定治具20は、ワイヤ垂下構造18から上空
ガイド14の内部へ進入する。
【0032】このときの状態が図5に示されている。機
器固定治具20の機器連結棒20aが、上空ガイド14
のガイドスリット40に入り込む。これにより、機器固
定治具20は、上空ガイド14に沿って真直ぐに進む。
車輪48が設けられているので機器固定治具20は滑ら
かに進む。なお、図5ではローラ46が省略されてい
る。
【0033】機器固定治具20およびアンテナ装置22
は、路側ゾーンSを通過し、走行車線ゾーンDの上方に
進む。アンテナ装置22が所定目標位置に到達した時点
で、作業者は第1ウインチ34および第2ウインチ36
を止める。これにより、アンテナ装置22の設置が終了
する。
【0034】このときの状態が図2に示されている。さ
らに、図6は、図2をラインZ−Zで切断した断面図で
ある。機器固定治具20の位置は、ガイドスリット40
と機器連結棒20aにより規定されている。
【0035】次に、図2の状態からアンテナ装置22を
取り外すときの動作を説明する。今度は、作業者は、第
2ウインチ36で移送ワイヤ16を巻き取るとともに、
第1ウインチ34で移送ワイヤ16を送り出す。これに
より、移送ワイヤ16は、図2で反時計回り方向に送り
移動され、ガイド内部ではワイヤが走行車線ゾーンDか
ら路側ゾーンSに向かって送り移動される。機器固定治
具20は路側ゾーンSに向かって進む。機器固定治具2
0が路側ゾーンSに進入し、ワイヤ垂下構造18に到達
すると、作業者は一旦ウインチを止める。
【0036】次に、作業者は、第1ウインチ34および
第2ウインチ36を操作して、移送ワイヤ16を送り出
させる。これにより、ワイヤ垂下構造18で移送ワイヤ
16が垂れ下がり、アンテナ装置22は機器固定治具2
0とともに降下する。アンテナ装置22が適当な高さ、
例えば地上まで降下した時点で、作業者はウインチを止
める。そして、機器固定治具20からアンテナ装置22
を取り外す。以上により、機器取外し作業が完了する。
【0037】その他、機器を交換する場合には、上記の
機器取外しおよび新しい機器の取付を順次行えばよい。
また、メンテナンス作業を行う場合には、機器取外し、
メンテナンス、機器取付を順番に行えばよい。
【0038】以上に説明したように、本実施形態では、
機器を固定している治具をスライドさせて路側ゾーンま
で引き寄せることができる。従って、車線規制を行わな
いでも機器設置作業ができる。
【0039】さらに、機器固定治具20を上空ガイド1
4まで持ち上げたり、上空ガイド14から降ろしたりす
る機構が設けられているので、高所作業がなくなり、高
所作業車なども不要になる。従って、新設、交換、メン
テナンスといった設置作業を容易に行うことができる。
【0040】本実施形態では、上述のように、移送ワイ
ヤ16と2つのウインチ34、36が、機器持上げ手段
および機器移送手段の両方の役割、機能を果たしてい
る。作業者は、ウインチの単純な巻取/送出操作で、機
器の持上げ(および降下)と水平移動の2つの作業がで
きる。従って、機器設置作業を容易に行うことができ
る。
【0041】本実施形態は、以下の変形例をはじめとし
て、本発明の範囲内で各種の変形が可能である。
【0042】(1)移送ワイヤ16の配設の仕方は適宜
変更可能である。また、第1ウインチ34および第2ウ
インチ36の位置も変更してよい。例えば、上空ガイド
14の走行車線側のガイド端24の位置(反転プーリ2
6の位置)に第1ウインチ34が設置されてもよい。ま
た、第2ウインチ36が第2プーリ32の位置に設置さ
れてもよい。両ウインチはリモートコントロール装置を
使って操作される。
【0043】(2)移送ワイヤの本数は2本であるが、
各ウインチ34、36が1台で2本のワイヤを巻き取っ
てもよい。また、ワイヤ1本につき、1つのウインチが
設けられてもよい。
【0044】(3)移送ワイヤ16a、16bの一方を
廃止して一本にしてもよい。
【0045】(4)2つのウインチをより簡単に操作す
るために、図7に示すようなリモコン操作装置50を設
けることが好適である。作業者のボタン操作に応じて、
コード62、64を経由して各ウインチに巻取または送
出回転を指示する電気信号が送られ、この信号に従って
各ウインチが動作する。
【0046】(i)「上昇」ボタン52が押されると、両
ウインチがワイヤを巻き取り、機器固定治具20が持ち
上がる。
【0047】(ii)「降下」ボタン54が押されると、両
ウインチがワイヤを送り出し、機器固定治具20が降下
する。
【0048】(iii)「走行車線へ移動」ボタン56が押
されると、第1ウインチ34がワイヤを巻き取り、第2
ウインチ36がワイヤを送り出し、機器固定治具20は
走行車線ゾーンDの方へ進む。
【0049】(iv)「路側へ移動」ボタン58が押される
と、第1ウインチ34がワイヤを送り出し、第2ウイン
チ36がワイヤを巻き取り、機器固定治具20は路側ゾ
ーンSの方へ進む。
【0050】(v)「停止ボタン」60が押されると、両
ウインチが停止する。
【0051】作業者は、5つのボタンを操作して上述の
設置作業を行うことができる。
【0052】(5)作業者が両ウインチを手動で操作す
る代わりに、作業者がスタートを指示した後は自動制御
装置によってウインチが自動的に動作してもよい。好ま
しくは機器固定治具20の位置を検出するセンサを設
け、位置信号に応じて、ウインチに上述の動作を実行さ
せる。両ウインチのワイヤ巻付量から機器固定治具20
の位置および状態を判断してもよい。
【0053】(6)本実施形態では、機器固定治具20
が一つであった。しかし、移送ワイヤ16の途中に複数
の機器固定治具20を取り付けてもよい。走行車線毎に
機器を取り付けるときに好適である。
【0054】(7)機器固定治具20を上空ガイド14
に沿ってスライドさせる機構としては、上記のワイヤで
引くタイプの他に、ロッドを使用するタイプ、自走する
台車を使用するタイプなどが適用されてもよい。自走台
車とは、例えばラジコン装置のようなものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、車線規
制を行わないでも機器の設置作業ができるので、車線規
制に伴う渋滞発生を回避し、人員工数を削減することが
できる。また高所作業が不要になるので設置作業が容易
になる。
【0056】特に、ワイヤと巻付装置を利用する構成の
採用により、簡単な構造で上記の効果を得ることができ
る。また作業者は巻付装置の簡単な操作を行えばよいの
で、作業性がさらに向上し、設置作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の機器設置装置の全体構成
であって、機器設置前の状態を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態の機器設置装置の全体構成
であって、機器設置後の状態を示す図である。
【図3】 図1の上空ガイドのワイヤ垂下構造部分の断
面図である。
【図4】 図1の上空ガイドのワイヤ垂下構造部分の斜
視図である。
【図5】 図1の上空ガイドのワイヤ垂下構造部分の斜
視図である。
【図6】 図2をラインZ−Zで切断した断面図であ
る。
【図7】 ワイヤ巻付装置の操作装置の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 機器設置装置、14 上空ガイド、16 移送ワイ
ヤ、18 ワイヤ垂下構造、20 機器固定治具、22
アンテナ装置、34 第1ウインチ、36第2ウイン
チ、40 ガイドスリット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車線ゾーンから路側ゾーンにかけて
    道路の上空に設置された上空ガイドと、 道路上空機器を前記上空ガイドに沿って路側ゾーンから
    走行車線ゾーンまで移送する移送手段と、 を含むことを特徴とする道路上空機器設置装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の道路上空機器設置装置
    において、 道路上空機器を路側ゾーンで前記上空ガイドまで持ち上
    げる持上げ手段を含むことを特徴とする道路上空機器設
    置装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の道路上空機器設置装置
    において、 道路上空機器が取り付けられる機器固定治具を含み、機
    器固定治具が前記持上げ手段により持ち上げられ、前記
    移送手段により移送されることを特徴とする道路上空機
    器設置装置。
  4. 【請求項4】 走行車線ゾーンから路側ゾーンにかけて
    道路の上空に設置された上空ガイドと、 前記上空ガイドに沿って張られた移送ワイヤと、 路側ゾーンで前記移送ワイヤを部分的に前記上空ガイド
    から垂れ下がらせ、前記上空ガイドの下方で移送ワイヤ
    に道路上空機器を取付可能とするワイヤ垂下構造と、 前記移送ワイヤの両端にそれぞれ設けられたワイヤ巻付
    装置と、 を含み、 前記ワイヤ巻付装置の操作により、道路上空機器が路側
    ゾーンで前記上空ガイドまで持ち上がり、走行車線ゾー
    ンに移動することを特徴とする道路上空機器設置装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の道路上空機器設置装置
    において、 前記ワイヤ巻付装置が移送ワイヤを巻き取ることによ
    り、前記ワイヤ垂下構造部分での移送ワイヤの垂下がり
    が取り除かれて道路上空機器が持ち上がることを特徴と
    する道路上空機器設置装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の道路上空機器設置装置
    において、 前記移送ワイヤの一端のワイヤ巻付装置が移送ワイヤを
    巻き取り、他端のワイヤ巻付装置が移送ワイヤを送り出
    すことにより、持ち上がった道路上空機器が前記上空ガ
    イドに沿って走行車線ゾーンへ移動することを特徴とす
    る道路上空機器設置装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載の道路上
    空機器設置装置において、 前記移送ワイヤの途中に機器固定治具が取り付けられて
    おり、この機器固定治具が前記ワイヤ垂下構造部分で移
    送ワイヤにより下方へ吊り下げられ、吊り下がった機器
    固定治具に道路上空機器が取り付けられることを特徴と
    する道路上空機器設置装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100859197B1 (ko) * 2008-03-07 2008-09-18 주식회사 래도 보수가 용이한 차로 표시장치
KR101909909B1 (ko) 2017-05-12 2018-10-22 대보정보통신(주) 겐트리 설치물 이동장치
KR20190138934A (ko) * 2018-06-07 2019-12-17 한국도로공사 무정차 다차로 기반의 요금징수 장치

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