JP2000137100A - 電子ビーム照射装置 - Google Patents
電子ビーム照射装置Info
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- JP2000137100A JP2000137100A JP10312264A JP31226498A JP2000137100A JP 2000137100 A JP2000137100 A JP 2000137100A JP 10312264 A JP10312264 A JP 10312264A JP 31226498 A JP31226498 A JP 31226498A JP 2000137100 A JP2000137100 A JP 2000137100A
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、被照射物に対する電子ビームの均
一照射を可能にした振動台を有する電子ビーム照射装置
を提供する。 【解決手段】 装置本体11からの電子ビーム12が照
射される被照射物15を載置する振動台14の受け皿1
3の皿本体131周縁部に沿って傾斜面を有する側壁1
32を形成している。
一照射を可能にした振動台を有する電子ビーム照射装置
を提供する。 【解決手段】 装置本体11からの電子ビーム12が照
射される被照射物15を載置する振動台14の受け皿1
3の皿本体131周縁部に沿って傾斜面を有する側壁1
32を形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば豆や香辛料
などの滅菌に用いられる電子ビーム照射装置に関するも
のである。
などの滅菌に用いられる電子ビーム照射装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、豆や香辛料などの滅菌には、これ
ら被照射物に電子ビームを照射し、電子ビームのエネル
ギーにより滅菌を行う電子ビーム照射装置が用いられて
いる。
ら被照射物に電子ビームを照射し、電子ビームのエネル
ギーにより滅菌を行う電子ビーム照射装置が用いられて
いる。
【0003】ところで、このような電子ビーム照射装置
では、被照射物に対して電子ビームを均一に照射する場
合、被照射物表面に照射される電子ビームのエネルギー
強度をできるだけ高めて、電子ビームを被照射物裏面ま
で透過させることにより、被照射物の表裏面を含め、全
体に電子ビームを均一に当てるようにしている。
では、被照射物に対して電子ビームを均一に照射する場
合、被照射物表面に照射される電子ビームのエネルギー
強度をできるだけ高めて、電子ビームを被照射物裏面ま
で透過させることにより、被照射物の表裏面を含め、全
体に電子ビームを均一に当てるようにしている。
【0004】ところが、このような方法では、電子ビー
ムに大きなエネルギー強度を必要とするため、装置が大
型化するとともに、経済的にも不利になるため、最近で
は、エネルギー強度を小さくして装置をコンパクト化
し、この上で、電子ビームの透過力は、小さくなるもの
の、被照射物のビーム照射面については、完全に電子ビ
ームを当てて滅菌を行うものが用いられている。
ムに大きなエネルギー強度を必要とするため、装置が大
型化するとともに、経済的にも不利になるため、最近で
は、エネルギー強度を小さくして装置をコンパクト化
し、この上で、電子ビームの透過力は、小さくなるもの
の、被照射物のビーム照射面については、完全に電子ビ
ームを当てて滅菌を行うものが用いられている。
【0005】このような電子ビーム照射装置では、電子
ビームが照射される短時間に、被照射物を回転させて、
まんべんなく被照射物面を電子ビーム側に向けるような
工夫がされており、例えば、被照射物を振動台上に載置
し、振動台の水平方向の振動に加え、上下方向の振動を
加えることで、被照射物を回転させるようなものがあ
る。
ビームが照射される短時間に、被照射物を回転させて、
まんべんなく被照射物面を電子ビーム側に向けるような
工夫がされており、例えば、被照射物を振動台上に載置
し、振動台の水平方向の振動に加え、上下方向の振動を
加えることで、被照射物を回転させるようなものがあ
る。
【0006】図5は、このような振動方向を採用した電
子ビーム照射装置の一例を示すもので、装置本体1から
の電子ビーム2が照射される位置に、受け皿3を有する
振動台4を設け、受け皿3上に被照射物5を載置した状
態で、振動台4を水平方向および上下方向に振動させる
ことにより、受け皿3上の被照射物5を回転させ、被照
射物5全面をまんべんなく電子ビーム2側に向けるよう
にしている。この場合、振動台4上の受け皿3は、平な
皿本体31の周縁に沿って、皿本体31底面に対して垂
直な側壁32を形成しており、振動台4の振動にも被照
射物5が、受け皿3の外へ落下するのを防ぐようにして
いる。
子ビーム照射装置の一例を示すもので、装置本体1から
の電子ビーム2が照射される位置に、受け皿3を有する
振動台4を設け、受け皿3上に被照射物5を載置した状
態で、振動台4を水平方向および上下方向に振動させる
ことにより、受け皿3上の被照射物5を回転させ、被照
射物5全面をまんべんなく電子ビーム2側に向けるよう
にしている。この場合、振動台4上の受け皿3は、平な
皿本体31の周縁に沿って、皿本体31底面に対して垂
直な側壁32を形成しており、振動台4の振動にも被照
射物5が、受け皿3の外へ落下するのを防ぐようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
したものでは、受け皿3の側壁32は、皿本体31底面
に対して垂直に形成されているため、振動台4を水平方
向および上下方向に振動させても、側壁32で囲まれた
皿本体31上の被照射物5は、例えば大豆のようなもの
の場合でも、上下振動により受け皿3底面を離れたとき
に自然に回転する程度で、そのほとんどは、受け皿3の
底面上を滑るだけとなり、被照射物5全体をまんべんな
く回転させることが難しかった。
したものでは、受け皿3の側壁32は、皿本体31底面
に対して垂直に形成されているため、振動台4を水平方
向および上下方向に振動させても、側壁32で囲まれた
皿本体31上の被照射物5は、例えば大豆のようなもの
の場合でも、上下振動により受け皿3底面を離れたとき
に自然に回転する程度で、そのほとんどは、受け皿3の
底面上を滑るだけとなり、被照射物5全体をまんべんな
く回転させることが難しかった。
【0008】この場合、長い時間をかけて電子ビーム2
を照射すれば、被照射物5の均一照射は可能であるが、
このために多大な電力を必要とし、コスト的に不利にな
るという問題があった。
を照射すれば、被照射物5の均一照射は可能であるが、
このために多大な電力を必要とし、コスト的に不利にな
るという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、被照射物に対する電子ビームの均一照射を可能にし
た振動台を有する電子ビーム照射装置を提供することを
目的とする。
で、被照射物に対する電子ビームの均一照射を可能にし
た振動台を有する電子ビーム照射装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電子ビームを照射する装置本体と、この装置本体からの
電子ビームが照射される被照射物を載置する受け皿を有
する振動台を具備し、前記受け皿は、被照射物を載置す
る皿本体の周縁部に沿って傾斜面を有する側壁を形成し
たことを特徴としている。
電子ビームを照射する装置本体と、この装置本体からの
電子ビームが照射される被照射物を載置する受け皿を有
する振動台を具備し、前記受け皿は、被照射物を載置す
る皿本体の周縁部に沿って傾斜面を有する側壁を形成し
たことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に傾斜面を有する仕切りを複数配置したこ
とを特徴としている。
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に傾斜面を有する仕切りを複数配置したこ
とを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に複数の突起を形成したことを特徴として
いる。
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に複数の突起を形成したことを特徴として
いる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に溝部を形成したことを特徴としている。
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に溝部を形成したことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に突起および溝部を形成したことを特徴と
している。
明において、前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲ま
れた皿本体上に突起および溝部を形成したことを特徴と
している。
【0015】この結果、請求項1記載の発明によれば、
受け皿の皿本体周縁部に沿って傾斜面を有する側壁を形
成することで、振動台の振動により側壁の傾斜面に移動
された被照射物を回転し易くできるので、被照射物全体
を、まんべんなく回転させることができ、被照射物に対
し電子ビームを均一に照射できる。
受け皿の皿本体周縁部に沿って傾斜面を有する側壁を形
成することで、振動台の振動により側壁の傾斜面に移動
された被照射物を回転し易くできるので、被照射物全体
を、まんべんなく回転させることができ、被照射物に対
し電子ビームを均一に照射できる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、皿本体上に
設けられた各仕切りの傾斜面により、さらに被照射物を
回転し易くでき。
設けられた各仕切りの傾斜面により、さらに被照射物を
回転し易くでき。
【0017】請求項3乃至5記載の発明によれば、皿本
体上に設けられた突起や溝部により被照射物は、皿本体
上を滑ることなく、まんべんなく回転させるようにでき
る。
体上に設けられた突起や溝部により被照射物は、皿本体
上を滑ることなく、まんべんなく回転させるようにでき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用される滅菌
用電子ビーム照射装置の概略構成を示すものである。図
において、11は装置本体で、この装置本体11は、図
示下方に向けて電子ビーム12を照射可能にしている。
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用される滅菌
用電子ビーム照射装置の概略構成を示すものである。図
において、11は装置本体で、この装置本体11は、図
示下方に向けて電子ビーム12を照射可能にしている。
【0019】装置本体11からの電子ビーム12が照射
される位置に、受け皿13を有する振動台14を設けて
いる。この振動台14は、受け皿13全体を水平方向お
よび上下方向に振動させるものである。
される位置に、受け皿13を有する振動台14を設けて
いる。この振動台14は、受け皿13全体を水平方向お
よび上下方向に振動させるものである。
【0020】受け皿13は、被照射物15を載置するも
ので、平な皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底
面に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側
壁132を形成している。
ので、平な皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底
面に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側
壁132を形成している。
【0021】このような構成において、装置本体1より
電子ビーム12を照射した状態で、振動台14により受
け皿13を水平方向および上下方向に振動させる。
電子ビーム12を照射した状態で、振動台14により受
け皿13を水平方向および上下方向に振動させる。
【0022】すると、受け皿13上の被照射物15は、
振動台14の水平および上下方向の振動により皿本体1
31周縁の傾斜された側壁132まで移動され、側壁1
32面に沿って這い上がり、落下する際に回転される。
また、受け皿13底面上の被照射物15は、振動台14
上下方向の振動により受け皿13底面を離れたときに自
然に回転される。
振動台14の水平および上下方向の振動により皿本体1
31周縁の傾斜された側壁132まで移動され、側壁1
32面に沿って這い上がり、落下する際に回転される。
また、受け皿13底面上の被照射物15は、振動台14
上下方向の振動により受け皿13底面を離れたときに自
然に回転される。
【0023】従って、このようにすれば、振動台14の
振動部を従来のものと変更することなく、受け皿13上
の被照射物15全体を、まんべんなく回転させることが
できるので、これら被照射物15に対し電子ビーム12
を均一に照射することができ、短時間で均一な滅菌を行
うことができる。また、被照射物15を滅菌するための
時間を短縮できるので、必要とする電力を低減でき、コ
スト的に有利にできる。さらに、受け皿13の構造を変
更するのみで、構成が簡単なため、劣化が少なく、メン
テナンスも不要にできる。 (第2の実施の形態)図2は、本発明の第2の実施の形
態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符
号を付している。
振動部を従来のものと変更することなく、受け皿13上
の被照射物15全体を、まんべんなく回転させることが
できるので、これら被照射物15に対し電子ビーム12
を均一に照射することができ、短時間で均一な滅菌を行
うことができる。また、被照射物15を滅菌するための
時間を短縮できるので、必要とする電力を低減でき、コ
スト的に有利にできる。さらに、受け皿13の構造を変
更するのみで、構成が簡単なため、劣化が少なく、メン
テナンスも不要にできる。 (第2の実施の形態)図2は、本発明の第2の実施の形
態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符
号を付している。
【0024】この場合、被照射物15を載置する受け皿
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、この側壁132に囲まれた皿本
体131上に所定角度(90°以上)の傾斜面を有する
仕切り133を多数配置し、受け皿13上を多数のエリ
ア134に分割する。
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、この側壁132に囲まれた皿本
体131上に所定角度(90°以上)の傾斜面を有する
仕切り133を多数配置し、受け皿13上を多数のエリ
ア134に分割する。
【0025】このようにすれば、受け皿13上の各エリ
ア134に収容される被照射物15は、振動台14の水
平および上下方向の振動により、速やかに側壁132お
よび仕切り133の傾斜面まで移動され、この傾斜面に
沿って這い上がり、落下する際に回転される。これによ
り、被照射物15全体を、速やかにまんべんなく回転さ
せることで、電子ビーム12を均一に照射できるように
なるので、第1の実施の形態で述べたと同様な効果を期
待できる。 (第3の実施の形態)図3は、本発明の第3の実施の形
態に用いられる受け皿の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
ア134に収容される被照射物15は、振動台14の水
平および上下方向の振動により、速やかに側壁132お
よび仕切り133の傾斜面まで移動され、この傾斜面に
沿って這い上がり、落下する際に回転される。これによ
り、被照射物15全体を、速やかにまんべんなく回転さ
せることで、電子ビーム12を均一に照射できるように
なるので、第1の実施の形態で述べたと同様な効果を期
待できる。 (第3の実施の形態)図3は、本発明の第3の実施の形
態に用いられる受け皿の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
【0026】この場合、被照射物15を載置する受け皿
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、この側壁132に囲まれた皿本
体131上に複数の突起135を形成している。
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、この側壁132に囲まれた皿本
体131上に複数の突起135を形成している。
【0027】このようにすれば、受け皿13上の被照射
物15は、振動台14の水平および上下方向の振動によ
り皿本体131上の多数の突起135に突き当たるよう
になるので、従来のように、受け皿13の底面上を滑る
ことなく、まんべんなく回転される。これにより、被照
射物15に対し電子ビーム12を均一に照射できるよう
になるので、第1の実施の形態で述べたと同様な効果を
期待できる。 (第4の実施の形態)図4は、本発明の第4の実施の形
態に用いられる受け皿の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
物15は、振動台14の水平および上下方向の振動によ
り皿本体131上の多数の突起135に突き当たるよう
になるので、従来のように、受け皿13の底面上を滑る
ことなく、まんべんなく回転される。これにより、被照
射物15に対し電子ビーム12を均一に照射できるよう
になるので、第1の実施の形態で述べたと同様な効果を
期待できる。 (第4の実施の形態)図4は、本発明の第4の実施の形
態に用いられる受け皿の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
【0028】この場合、被照射物15を載置する受け皿
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、また、この側壁132に囲まれ
た皿本体131上に格子状の溝部136を形成してい
る。
13は、皿本体131の周縁に沿って、受け皿13底面
に対して所定角度(90°以上)の傾斜面を有する側壁
132を形成し、また、また、この側壁132に囲まれ
た皿本体131上に格子状の溝部136を形成してい
る。
【0029】このようにすれば、受け皿13上の被照射
物15は、振動台14の水平および上下方向の振動によ
り皿本体131上に形成された格子状の溝部136に突
き当たるようになるので、従来のように、受け皿13の
底面上を滑ることなく、まんべんなく回転される。これ
により、被照射物15に対し電子ビーム12を均一に照
射できるようになるので、第1の実施の形態で述べたと
同様な効果を期待できる。
物15は、振動台14の水平および上下方向の振動によ
り皿本体131上に形成された格子状の溝部136に突
き当たるようになるので、従来のように、受け皿13の
底面上を滑ることなく、まんべんなく回転される。これ
により、被照射物15に対し電子ビーム12を均一に照
射できるようになるので、第1の実施の形態で述べたと
同様な効果を期待できる。
【0030】なお、上述した第3の実施の形態では、皿
本体131上に多数の突起135を形成し、第4の実施
の形態では、皿本体131上に格子状の溝部136を形
成したが、これらの考えを組み合わせ、皿本体131上
に突起135と溝部136の両方を形成するようにして
もよい。また、上述の実施の形態では、一貫して被照射
物の滅菌について述べたが、架橋などの電子ビームによ
る物質の改質にも適用できる。
本体131上に多数の突起135を形成し、第4の実施
の形態では、皿本体131上に格子状の溝部136を形
成したが、これらの考えを組み合わせ、皿本体131上
に突起135と溝部136の両方を形成するようにして
もよい。また、上述の実施の形態では、一貫して被照射
物の滅菌について述べたが、架橋などの電子ビームによ
る物質の改質にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のべたように本発明によれば、振動
台の振動部を従来のものと変更することなく、受け皿上
の被照射物全体を、まんべんなく回転させることがで
き、これら被照射物に対し電子ビームを均一に照射する
ことができる。これにより、ビーム照射時間を短縮でき
るので、必要とする電力を低減でき、コスト的にも有利
にできる。また、受け皿の構造を変更するのみで、構成
が簡単なため、劣化が少なく、メンテナンスも不要にで
きる。
台の振動部を従来のものと変更することなく、受け皿上
の被照射物全体を、まんべんなく回転させることがで
き、これら被照射物に対し電子ビームを均一に照射する
ことができる。これにより、ビーム照射時間を短縮でき
るので、必要とする電力を低減でき、コスト的にも有利
にできる。また、受け皿の構造を変更するのみで、構成
が簡単なため、劣化が少なく、メンテナンスも不要にで
きる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に用いられる受け皿
の概略構成を示す図。
の概略構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に用いられる受け皿
の概略構成を示す図。
の概略構成を示す図。
【図5】従来の電子ビーム照射装置の概略構成を示す
図。
図。
11…装置本体 12…電子ビーム 13…受け皿 14…振動台 15…被照射物 131…皿本体 132…側壁 133…仕切り 134…エリア 135…突起 136…溝部
Claims (5)
- 【請求項1】 電子ビームを照射する装置本体と、 この装置本体からの電子ビームが照射される被照射物を
載置する受け皿を有する振動台を具備し、 前記受け皿は、被照射物を載置する皿本体の周縁部に沿
って傾斜面を有する側壁を形成したことを特徴とする電
子ビーム照射装置。 - 【請求項2】 前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲
まれた皿本体上に傾斜面を有する仕切りを複数配置した
ことを特徴とする請求項1記載の電子ビーム照射装置。 - 【請求項3】 前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲
まれた皿本体上に複数の突起を形成したことを特徴とす
る請求項1記載の電子ビーム照射装置。 - 【請求項4】 前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲
まれた皿本体上に溝部を形成したことを特徴とする請求
項1記載の電子ビーム照射装置。 - 【請求項5】 前記受け皿は、傾斜面を有する側壁に囲
まれた皿本体上に突起および溝部を形成したことを特徴
とする請求項1記載の電子ビーム照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312264A JP2000137100A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 電子ビーム照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312264A JP2000137100A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 電子ビーム照射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000304900A (ja) * | 1999-04-22 | 2000-11-02 | Natl Food Res Inst | 電子線照射装置と粒状体殺菌方法 |
JP2019217027A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 日揮ホールディングス株式会社 | 滅菌装置 |
JP7029357B2 (ja) | 2018-06-20 | 2022-03-03 | 日揮株式会社 | 滅菌装置 |
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