JPH0815103A - 砂掛け試験方法及び装置 - Google Patents
砂掛け試験方法及び装置Info
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- JPH0815103A JPH0815103A JP14331994A JP14331994A JPH0815103A JP H0815103 A JPH0815103 A JP H0815103A JP 14331994 A JP14331994 A JP 14331994A JP 14331994 A JP14331994 A JP 14331994A JP H0815103 A JPH0815103 A JP H0815103A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 目詰まりを起こすことがなく、砂の種類に依
らず、均一な落下量で砂掛け試験を行う。 【構成】 ホッパー21に貯留された砂45は、水平方
向に細長い砂排出口21bから下方に設けられた振動す
るトレー22のサンドフィードレール40に供給され
る。サンドフィードレール40は、その長手方向が砂排
出口21bの長手方向と直交するように配置されている
から、サンドフィードレール40の各々にほぼ同量ずつ
の砂45が供給される。砂45は、サンドフィードレー
ル40の各々に沿って搬送される間にさらに平均化さ
れ、砂45の粒径に比較して十分に大きな長孔22cを
介して下方に落下し、被試験物に掛かる。
らず、均一な落下量で砂掛け試験を行う。 【構成】 ホッパー21に貯留された砂45は、水平方
向に細長い砂排出口21bから下方に設けられた振動す
るトレー22のサンドフィードレール40に供給され
る。サンドフィードレール40は、その長手方向が砂排
出口21bの長手方向と直交するように配置されている
から、サンドフィードレール40の各々にほぼ同量ずつ
の砂45が供給される。砂45は、サンドフィードレー
ル40の各々に沿って搬送される間にさらに平均化さ
れ、砂45の粒径に比較して十分に大きな長孔22cを
介して下方に落下し、被試験物に掛かる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂浜等のアウトドアで
使用される被試験物を評価するために被試験物に砂を掛
ける砂掛け試験方法及び装置に関するものである。
使用される被試験物を評価するために被試験物に砂を掛
ける砂掛け試験方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品の評価を行うには、商品が実際に使
用される環境下で試用することが好ましい。しかしなが
ら、発売前の新商品をアウトドアで試用することはでき
ないから、商品の使用環境に近い,あるいは実際の使用
環境より厳しい疑似環境を再現して試験を行うようにし
ている。特に砂浜等で使用される可能性が高い商品,例
えば腕時計やカメラ等の評価を行う場合には、商品に一
定量の砂を掛け、この商品の外装に傷がついたか、正常
に動作するか、また内部に砂が侵入したか等を調べ、こ
れらの結果に基づいてその商品の評価を下すようにして
いる。このような試験を行うために、商品に一定量の砂
を掛ける砂掛け試験装置が使用される。この砂掛け試験
装置としては、径が例えば約1mm程度の孔を多数開設
した板を振動させ、この上に砂を載せて、板の孔を介し
て下方に配置した商品に砂を掛けるようにしたものが知
られている。
用される環境下で試用することが好ましい。しかしなが
ら、発売前の新商品をアウトドアで試用することはでき
ないから、商品の使用環境に近い,あるいは実際の使用
環境より厳しい疑似環境を再現して試験を行うようにし
ている。特に砂浜等で使用される可能性が高い商品,例
えば腕時計やカメラ等の評価を行う場合には、商品に一
定量の砂を掛け、この商品の外装に傷がついたか、正常
に動作するか、また内部に砂が侵入したか等を調べ、こ
れらの結果に基づいてその商品の評価を下すようにして
いる。このような試験を行うために、商品に一定量の砂
を掛ける砂掛け試験装置が使用される。この砂掛け試験
装置としては、径が例えば約1mm程度の孔を多数開設
した板を振動させ、この上に砂を載せて、板の孔を介し
て下方に配置した商品に砂を掛けるようにしたものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で砂
掛け試験を行う際には、砂の種類(粒の径や質)によっ
ては、孔が目詰まりしたり、砂の落下量が均一にならな
いため、予め粒の径を孔の径より小さくする作業,例え
ば砂をふるいにかける等の前作業が必要であり面倒であ
った。しかも、このような前作業を行っても、なお目詰
まりが頻発するから、試験を1回行う度に孔の掃除を行
うメンテナンスが必要があり、1回の試験に要する時間
が長くかかっていた。
掛け試験を行う際には、砂の種類(粒の径や質)によっ
ては、孔が目詰まりしたり、砂の落下量が均一にならな
いため、予め粒の径を孔の径より小さくする作業,例え
ば砂をふるいにかける等の前作業が必要であり面倒であ
った。しかも、このような前作業を行っても、なお目詰
まりが頻発するから、試験を1回行う度に孔の掃除を行
うメンテナンスが必要があり、1回の試験に要する時間
が長くかかっていた。
【0004】本発明は、目詰まりを起こすことがなく、
砂の種類に依らず、砂の落下量を均一にすることができ
る砂掛け試験方法及び装置を提供することを目的とす
る。
砂の種類に依らず、砂の落下量を均一にすることができ
る砂掛け試験方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の砂掛け試験方法は、ホッパーに貯留
された砂が水平方向に細長い砂排出口から下方に設けら
れた振動するトレーの底部に落下し、トレーの低部に砂
排出口の長手方向と直交する方向に形成された多数の案
内溝に案内され、この案内溝と直角方向にトレーの端に
形成された長孔から下方に落下して被試験物に掛かるよ
うにしたものである。
に、請求項1記載の砂掛け試験方法は、ホッパーに貯留
された砂が水平方向に細長い砂排出口から下方に設けら
れた振動するトレーの底部に落下し、トレーの低部に砂
排出口の長手方向と直交する方向に形成された多数の案
内溝に案内され、この案内溝と直角方向にトレーの端に
形成された長孔から下方に落下して被試験物に掛かるよ
うにしたものである。
【0006】請求項2記載の砂掛け試験装置は、矩形状
の底部とこの縁に形成された4つの壁部とを有し、バイ
ブレータによって振動が与えられるトレーと、この内側
の底部表面に形成され、砂がこれに沿って移動される多
数の平行な案内溝と、この案内溝と長手方向が直交し、
かつ1つの壁部に沿うようにトレーの底部に形成され、
案内溝に案内されて移動してきた砂がこれを通って下方
に落下される長孔と、この長孔と平行な砂排出口を有
し、この砂排出口がトレーの上方でかつ、前記1つの壁
部に相対する他方の壁部寄りに支持されたホッパーとを
備えたものである。
の底部とこの縁に形成された4つの壁部とを有し、バイ
ブレータによって振動が与えられるトレーと、この内側
の底部表面に形成され、砂がこれに沿って移動される多
数の平行な案内溝と、この案内溝と長手方向が直交し、
かつ1つの壁部に沿うようにトレーの底部に形成され、
案内溝に案内されて移動してきた砂がこれを通って下方
に落下される長孔と、この長孔と平行な砂排出口を有
し、この砂排出口がトレーの上方でかつ、前記1つの壁
部に相対する他方の壁部寄りに支持されたホッパーとを
備えたものである。
【0007】請求項3記載の砂掛け試験装置は、矩形状
の底部とこの縁に形成された4つの壁部とを有し、バイ
ブレータによって振動が与えられるトレーと、この内側
の底部表面に形成され、砂がこれに沿って移動される多
数の平行な案内溝と、この案内溝と長手方向が直交し、
かつ1つの壁部に沿うようにトレーの底部に形成され、
案内溝に案内されて移動してきた砂がこれを通って下方
に落下される長孔と、この長孔と平行な砂排出口を有
し、この砂排出口がトレーの上方でかつ、前記1つの壁
部に相対する他方の壁部寄りに支持されたホッパーと、
トレーの傾きを変更する傾き変更手段を介し、かつトレ
ーの長孔の長手方向が回転テーブルの放射方向と一致す
るように、トレーを被試験物の上方に支持する支持部材
と、を備え、前記傾き変更手段により、回転テーブルの
中心寄りの位置と外寄りの位置とに落下される単位面積
あたりの砂の落下量を均一にしたものである。
の底部とこの縁に形成された4つの壁部とを有し、バイ
ブレータによって振動が与えられるトレーと、この内側
の底部表面に形成され、砂がこれに沿って移動される多
数の平行な案内溝と、この案内溝と長手方向が直交し、
かつ1つの壁部に沿うようにトレーの底部に形成され、
案内溝に案内されて移動してきた砂がこれを通って下方
に落下される長孔と、この長孔と平行な砂排出口を有
し、この砂排出口がトレーの上方でかつ、前記1つの壁
部に相対する他方の壁部寄りに支持されたホッパーと、
トレーの傾きを変更する傾き変更手段を介し、かつトレ
ーの長孔の長手方向が回転テーブルの放射方向と一致す
るように、トレーを被試験物の上方に支持する支持部材
と、を備え、前記傾き変更手段により、回転テーブルの
中心寄りの位置と外寄りの位置とに落下される単位面積
あたりの砂の落下量を均一にしたものである。
【0008】
【作用】砂は振動されるトレーの案内溝に沿って移動さ
れる間に均一化され、砂の粒径に比較して十分に大きな
長孔から落下するようにしたから、砂の種類に依らず、
砂の落下量を均一にすることができるとともに、目詰ま
りが発生することがない。したがって、面倒なメンテナ
ンスも不要になる。また、被試験物を回転テーブルに載
置して砂掛けを行う装置では、回転テーブルの中心寄り
の位置と外寄りの位置とでは回転速度が異なることに着
目し、砂が落下する長孔を回転テーブルの放射方向と一
致するように配置するとともに、トレーの傾きを変更す
ることより、回転テーブルの中心寄りと外寄りの各位置
に落下される単位面積あたりの砂の落下量を均一にし
た。
れる間に均一化され、砂の粒径に比較して十分に大きな
長孔から落下するようにしたから、砂の種類に依らず、
砂の落下量を均一にすることができるとともに、目詰ま
りが発生することがない。したがって、面倒なメンテナ
ンスも不要になる。また、被試験物を回転テーブルに載
置して砂掛けを行う装置では、回転テーブルの中心寄り
の位置と外寄りの位置とでは回転速度が異なることに着
目し、砂が落下する長孔を回転テーブルの放射方向と一
致するように配置するとともに、トレーの傾きを変更す
ることより、回転テーブルの中心寄りと外寄りの各位置
に落下される単位面積あたりの砂の落下量を均一にし
た。
【0009】
【実施例】図2及び図3において、砂掛け試験装置は、
本体部1の上にたらい形状の回転テーブル2が設けら
れ、この上方には回転テーブル2の上に砂を落下させる
サンドフィーダ3が支柱4に上下動自在に取り付けられ
ている。本体部1の内部には、回転テーブル2を回転駆
動するモータや制御回路等が設けられ、外壁面には回転
テーブル用の電源スイッチ5,回転速度調節摘み6,サ
ンドフィーダ用の電源スイッチ7,振動強度調節摘み8
及びタイマー9を備えたコントロールパネル10が設け
られている。なお、このタイマー9をセットしておく
と、セットした時間が経過した後に、電源スイッチ5,
7が自動的にOFFになる。
本体部1の上にたらい形状の回転テーブル2が設けら
れ、この上方には回転テーブル2の上に砂を落下させる
サンドフィーダ3が支柱4に上下動自在に取り付けられ
ている。本体部1の内部には、回転テーブル2を回転駆
動するモータや制御回路等が設けられ、外壁面には回転
テーブル用の電源スイッチ5,回転速度調節摘み6,サ
ンドフィーダ用の電源スイッチ7,振動強度調節摘み8
及びタイマー9を備えたコントロールパネル10が設け
られている。なお、このタイマー9をセットしておく
と、セットした時間が経過した後に、電源スイッチ5,
7が自動的にOFFになる。
【0010】回転テーブル2の内周壁の4ヶ所には、高
さが例えば40mm程度の支持部材11,12,13,
14が下部を底2aに当接した状態で固定されており、
この上に網状の被試験物載置台板15が取外し自在に支
持されている。この被試験物載置台板15は、この上に
被試験物,例えばカメラ16等を載置するとともに、余
分な砂が下方の底2aに落下するようになっている。ま
た、この底2aの一部には、底2aに溜まった砂を清掃
時に排出するための砂落とし孔17が形成されており、
試験中は取外し自在の蓋18によって閉じられている。
さが例えば40mm程度の支持部材11,12,13,
14が下部を底2aに当接した状態で固定されており、
この上に網状の被試験物載置台板15が取外し自在に支
持されている。この被試験物載置台板15は、この上に
被試験物,例えばカメラ16等を載置するとともに、余
分な砂が下方の底2aに落下するようになっている。ま
た、この底2aの一部には、底2aに溜まった砂を清掃
時に排出するための砂落とし孔17が形成されており、
試験中は取外し自在の蓋18によって閉じられている。
【0011】サンドフィーダ3は、ロックレバー19を
操作することにより支柱4に固定される。また、ロック
レバー19を操作して固定を解除してからハンドル20
を回転操作すると、例えばウォームギアとラックギアと
の噛合により、サンドフィーダ3の高さを変更できる。
操作することにより支柱4に固定される。また、ロック
レバー19を操作して固定を解除してからハンドル20
を回転操作すると、例えばウォームギアとラックギアと
の噛合により、サンドフィーダ3の高さを変更できる。
【0012】図1,図4及び図5において、サンドフィ
ーダ3は、ホッパー21とトレー22とこれらを支持す
るとともに、支柱4に上下動自在に取り付けられた箱状
の支持部材23とからなる。ホッパー21は固定部材2
4を介して支持部材23に固定されている。ホッパー2
1の上部は広い砂の受け口21aになっており、一方の
側壁25のみが下方にゆくにしたがって相対する側壁2
6側に近づくように湾曲され、下部は細長いスリット状
の砂排出口21bになっている。
ーダ3は、ホッパー21とトレー22とこれらを支持す
るとともに、支柱4に上下動自在に取り付けられた箱状
の支持部材23とからなる。ホッパー21は固定部材2
4を介して支持部材23に固定されている。ホッパー2
1の上部は広い砂の受け口21aになっており、一方の
側壁25のみが下方にゆくにしたがって相対する側壁2
6側に近づくように湾曲され、下部は細長いスリット状
の砂排出口21bになっている。
【0013】側壁25と側壁27との内側には、トレー
22を振動させるためのバイブレータ30が配置され、
この軸31は連結レバー32を介してトレー22の一端
部22aの中央部に固定されている。一端部22aの左
右は、34,35を介して支持部材23の内側壁に取り
付けられている。他端部22bの下部の左右は、鞍形の
防振ゴム36,37を介したビス38,39により支持
部材23の内側底部に取り付けられている。このビス3
8,39の締め具合を変更することにより、トレー22
の傾きを調節することができる。
22を振動させるためのバイブレータ30が配置され、
この軸31は連結レバー32を介してトレー22の一端
部22aの中央部に固定されている。一端部22aの左
右は、34,35を介して支持部材23の内側壁に取り
付けられている。他端部22bの下部の左右は、鞍形の
防振ゴム36,37を介したビス38,39により支持
部材23の内側底部に取り付けられている。このビス3
8,39の締め具合を変更することにより、トレー22
の傾きを調節することができる。
【0014】トレー22の底部上面には、多数のサンド
フィードレール40,すなわち砂を搬送するための案内
溝が形成されている。このサンドフィードレール40の
溝形状は、図1に示すように、U字形としたが、他の形
状,例えばV字形としてもよい。このサンドフィードレ
ール40の長手方向は、前記砂排出口21bの長手方向
と直角になっており、砂排出口21bからサンドフィー
ドレール40の上に落下した砂は、振動するサンドフィ
ードレール40に沿って搬送される間に偏りがなくなっ
て各サンドフィードレール40毎に搬送される砂の量が
平均化される。この方式によれば、砂の粒径や質に依ら
ないから、例えば砂の粒径を揃える前作業が不要にな
る。
フィードレール40,すなわち砂を搬送するための案内
溝が形成されている。このサンドフィードレール40の
溝形状は、図1に示すように、U字形としたが、他の形
状,例えばV字形としてもよい。このサンドフィードレ
ール40の長手方向は、前記砂排出口21bの長手方向
と直角になっており、砂排出口21bからサンドフィー
ドレール40の上に落下した砂は、振動するサンドフィ
ードレール40に沿って搬送される間に偏りがなくなっ
て各サンドフィードレール40毎に搬送される砂の量が
平均化される。この方式によれば、砂の粒径や質に依ら
ないから、例えば砂の粒径を揃える前作業が不要にな
る。
【0015】トレー22の他端部22b側の底部には、
サンドフィードレール40の長手方向と直角方向に長孔
22cが形成されている。この長孔22cと相対する支
持部材23には、長孔22cより大きな長孔23aが形
成されており、長孔22cを落下してきた砂が長孔23
aを通って回転テーブル2の被試験物載置台板15上に
落下するようになっている。前記長孔22c,23aの
幅サイズは、砂掛け試験に用いられる砂の粒径に比較し
て何れも十分に大きいから、目詰まりを起こすことがな
い。なお、サンドフィーダ3は、図3に示すように、長
孔22cの長手方向が回転テーブル2の放射方向と一致
するように配置されている。
サンドフィードレール40の長手方向と直角方向に長孔
22cが形成されている。この長孔22cと相対する支
持部材23には、長孔22cより大きな長孔23aが形
成されており、長孔22cを落下してきた砂が長孔23
aを通って回転テーブル2の被試験物載置台板15上に
落下するようになっている。前記長孔22c,23aの
幅サイズは、砂掛け試験に用いられる砂の粒径に比較し
て何れも十分に大きいから、目詰まりを起こすことがな
い。なお、サンドフィーダ3は、図3に示すように、長
孔22cの長手方向が回転テーブル2の放射方向と一致
するように配置されている。
【0016】このように構成された砂掛け試験装置の作
用を説明する。まず、ホッパー21に砂45を入れ、回
転テーブル2の被試験物載置台板15の上にカメラ16
を複数個載置する。このとき、カメラ16は長孔22c
の中央部を通る砂落下中心円P上に並ぶように載置す
る。ここで、回転テーブル2の回転速度が中心側より外
側の方が速いため、砂45の落下密度は外側の方が小さ
くなるから、支柱4寄りのネジ38をネジ39より強く
締めつけてトレー22を傾け、回転テーブル2の外寄り
に砂45の落下量が多くなるようにする。
用を説明する。まず、ホッパー21に砂45を入れ、回
転テーブル2の被試験物載置台板15の上にカメラ16
を複数個載置する。このとき、カメラ16は長孔22c
の中央部を通る砂落下中心円P上に並ぶように載置す
る。ここで、回転テーブル2の回転速度が中心側より外
側の方が速いため、砂45の落下密度は外側の方が小さ
くなるから、支柱4寄りのネジ38をネジ39より強く
締めつけてトレー22を傾け、回転テーブル2の外寄り
に砂45の落下量が多くなるようにする。
【0017】電源スイッチ5をONにすると、回転テー
ブル2が回転を開始する。回転速度調節摘み6を操作し
て回転テーブル2の回転速度を所定の回転速度に設定す
る。この回転速度が安定したところで、電源スイッチ7
をONにすると、バイブレータ30が作動を開始する。
バイブレータ30が発生した振動は連結レバー32を介
してトレー22に伝達され、トレー22が振動を開始す
る。この振動の強さは振動強度調節摘み8を操作するこ
とにより調節できる。
ブル2が回転を開始する。回転速度調節摘み6を操作し
て回転テーブル2の回転速度を所定の回転速度に設定す
る。この回転速度が安定したところで、電源スイッチ7
をONにすると、バイブレータ30が作動を開始する。
バイブレータ30が発生した振動は連結レバー32を介
してトレー22に伝達され、トレー22が振動を開始す
る。この振動の強さは振動強度調節摘み8を操作するこ
とにより調節できる。
【0018】砂排出口21bからトレー22の上に砂4
5が供給されるが、砂排出口21bの長手方向がサンド
フィードレール40の長手方向と直交するように配置さ
れているから、サンドフィードレール40の各々にはほ
ぼ同量の砂45が供給される。この砂45は振動するサ
ンドフィードレール40に沿って搬送される間にさらに
平均化されるが、回転テーブル2の回転速度が速い外寄
りにより多量の砂が落下するようにトレー22が傾けら
れているから、支柱4寄りに徐々に移動される。
5が供給されるが、砂排出口21bの長手方向がサンド
フィードレール40の長手方向と直交するように配置さ
れているから、サンドフィードレール40の各々にはほ
ぼ同量の砂45が供給される。この砂45は振動するサ
ンドフィードレール40に沿って搬送される間にさらに
平均化されるが、回転テーブル2の回転速度が速い外寄
りにより多量の砂が落下するようにトレー22が傾けら
れているから、支柱4寄りに徐々に移動される。
【0019】長孔22cまで到達した砂45は、長孔2
2c,長孔23aを介して被試験物載置台板15に落下
する。被試験物載置台板15は回転テーブル2とともに
回転しており、被試験物載置台板15に載置されたカメ
ラ16が長孔23aの下方に到達すると、回転テーブル
2の中心寄りと外寄りとで砂の量が偏ることなく、カメ
ラ16の各々にそれぞれ一定量の砂が掛けられる。
2c,長孔23aを介して被試験物載置台板15に落下
する。被試験物載置台板15は回転テーブル2とともに
回転しており、被試験物載置台板15に載置されたカメ
ラ16が長孔23aの下方に到達すると、回転テーブル
2の中心寄りと外寄りとで砂の量が偏ることなく、カメ
ラ16の各々にそれぞれ一定量の砂が掛けられる。
【0020】例えばホッパー1杯分の砂が落下し終わっ
た後、電源スイッチ5,7をともにOFFにしてカメラ
16を被試験物載置台板15から取り出す。そして、カ
メラ16の外表面に傷がついたか否か等の外観評価を行
う。さらにカメラ16を分解して内部に砂が侵入してい
ないか否か調査し、評価を行う。なお、試験開始前にタ
イマー9をセットした場合は、電源スイッチ5,7の両
方をONにした直後からタイマー9が作動を開始し、タ
イマー9に設定した所定時間が経過した後、電源スイッ
チ5,7が自動的にOFFになる。
た後、電源スイッチ5,7をともにOFFにしてカメラ
16を被試験物載置台板15から取り出す。そして、カ
メラ16の外表面に傷がついたか否か等の外観評価を行
う。さらにカメラ16を分解して内部に砂が侵入してい
ないか否か調査し、評価を行う。なお、試験開始前にタ
イマー9をセットした場合は、電源スイッチ5,7の両
方をONにした直後からタイマー9が作動を開始し、タ
イマー9に設定した所定時間が経過した後、電源スイッ
チ5,7が自動的にOFFになる。
【0021】以上説明した実施例では、回転テーブルを
たらい形状としたが、他の形状,例えば底の形状が矩形
や多角形で周囲に突条が形成されたもの,あるいはテー
ブルの周囲に凹条部を設け、この凹条部でテーブルから
溢れた砂を集積するようにしたものでもよい。また、ト
レーの傾きを調節する手段として、鞍型の防振ゴムとネ
ジの組合せたものを採用したが、他の手段,例えばバネ
とネジの組合せ等でもよい。また、ヘリカルカップリン
グの代わりに防振ゴムを使用してもよい。
たらい形状としたが、他の形状,例えば底の形状が矩形
や多角形で周囲に突条が形成されたもの,あるいはテー
ブルの周囲に凹条部を設け、この凹条部でテーブルから
溢れた砂を集積するようにしたものでもよい。また、ト
レーの傾きを調節する手段として、鞍型の防振ゴムとネ
ジの組合せたものを採用したが、他の手段,例えばバネ
とネジの組合せ等でもよい。また、ヘリカルカップリン
グの代わりに防振ゴムを使用してもよい。
【0022】また、トレーの傾きを決定するには、被試
験物載置台板15の同一放射線上に所定の間隔をおい
て、例えばフイルムケースのような小さな容器を複数個
載置し、回転テーブルを静止した状態で、例えば5分間
砂を落下させる。そして、各容器に貯留された砂の重量
を測定し、これらが同一になるように、トレーの傾きを
決定する。また、砂の落下量は、トレーの振動強さが強
過ぎると、バラツキが大きくなるから、最も砂の落下状
態が安定する強さを実験により決定する。また、砂の落
下状態は、運転開始時では不安定であり、ホッパー内の
砂の貯留量が少なくなってくる終了間際では砂の落下量
が減少する。したがって、被試験物への砂掛けは安定し
た中間時に行うのが好ましい。
験物載置台板15の同一放射線上に所定の間隔をおい
て、例えばフイルムケースのような小さな容器を複数個
載置し、回転テーブルを静止した状態で、例えば5分間
砂を落下させる。そして、各容器に貯留された砂の重量
を測定し、これらが同一になるように、トレーの傾きを
決定する。また、砂の落下量は、トレーの振動強さが強
過ぎると、バラツキが大きくなるから、最も砂の落下状
態が安定する強さを実験により決定する。また、砂の落
下状態は、運転開始時では不安定であり、ホッパー内の
砂の貯留量が少なくなってくる終了間際では砂の落下量
が減少する。したがって、被試験物への砂掛けは安定し
た中間時に行うのが好ましい。
【0023】また、ホッパーは、上記のものに限らず、
例えば1個のホッパーから複数のパイプを介してサンド
フィードレールの各々に偏りなく砂を供給するようにし
たものでもよい。また、無限ループにしたテフロンシー
トを2本のローラで回転させ、この上にローラの軸方向
に往復動する漏斗状のホッパーを設けてもよい。この場
合には、砂は漏斗状のホッパーから回転するテフロンシ
ート上に落下した後、サンドフィードレール上に落下す
る。また、上記実施例では、被試験物を被試験物載置台
板の砂落下中心円P上に並ぶように載置したが、例えば
砂落下中心円Pを境として被試験物の輪が2つできるよ
うに載置してもよく、また、それ以上の輪を形成するよ
うに載置してもよい。
例えば1個のホッパーから複数のパイプを介してサンド
フィードレールの各々に偏りなく砂を供給するようにし
たものでもよい。また、無限ループにしたテフロンシー
トを2本のローラで回転させ、この上にローラの軸方向
に往復動する漏斗状のホッパーを設けてもよい。この場
合には、砂は漏斗状のホッパーから回転するテフロンシ
ート上に落下した後、サンドフィードレール上に落下す
る。また、上記実施例では、被試験物を被試験物載置台
板の砂落下中心円P上に並ぶように載置したが、例えば
砂落下中心円Pを境として被試験物の輪が2つできるよ
うに載置してもよく、また、それ以上の輪を形成するよ
うに載置してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、砂は振
動されるトレーの案内溝に沿って移動される間に均一化
され、砂の粒径に比較して十分に大きな長孔から落下す
るようにしたから、砂の種類に依らず、砂の落下量を均
一にすることができるとともに、目詰まりが発生するこ
とがない。したがって、面倒なメンテナンスが不要にな
って作業効率が向上するとともに、より正確な砂掛け試
験を行うことができる。また、被試験物を回転テーブル
に載置して砂掛けを行う装置では、砂が落下する長孔を
回転テーブルの放射方向と一致するように配置するとと
もに、トレーの傾きを変更できるようにしたから、回転
テーブルの中心寄りと外寄りの各位置に落下される単位
面積あたりの砂の落下量が均一になる。
動されるトレーの案内溝に沿って移動される間に均一化
され、砂の粒径に比較して十分に大きな長孔から落下す
るようにしたから、砂の種類に依らず、砂の落下量を均
一にすることができるとともに、目詰まりが発生するこ
とがない。したがって、面倒なメンテナンスが不要にな
って作業効率が向上するとともに、より正確な砂掛け試
験を行うことができる。また、被試験物を回転テーブル
に載置して砂掛けを行う装置では、砂が落下する長孔を
回転テーブルの放射方向と一致するように配置するとと
もに、トレーの傾きを変更できるようにしたから、回転
テーブルの中心寄りと外寄りの各位置に落下される単位
面積あたりの砂の落下量が均一になる。
【図1】本発明に係るサンドフィーダの一部を破断した
斜視図である。
斜視図である。
【図2】砂掛け試験装置の外観を示す斜視図である。
【図3】砂掛け試験装置の俯瞰平面図である。
【図4】サンドフィーダの側断面図である。
【図5】トレーと支持部材との取付構造を示す平面図で
ある。
ある。
2 回転テーブル 3 サンドフィーダ 15 被試験物載置台板 21 ホッパー 21b 砂排出口 22 トレー 22c,23a 長孔 23 支持部材 30 バイブレータ 40 サンドフィードレール 45 砂
Claims (3)
- 【請求項1】 ホッパーに貯留された砂が水平方向に細
長い砂排出口から下方に設けられた振動するトレーの底
部に落下し、トレーの低部に砂排出口の長手方向と直交
する方向に形成された多数の案内溝に案内され、この案
内溝と直角方向にトレーの端に形成された長孔から下方
に落下して被試験物に掛かるようにしたことを特徴とす
る砂掛け試験方法。 - 【請求項2】 矩形状の底部とこの縁に形成された4つ
の壁部とを有し、バイブレータによって振動が与えられ
るトレーと、この内側の底部表面に形成され、砂がこれ
に沿って移動される多数の平行な案内溝と、この案内溝
と長手方向が直交し、かつ1つの壁部に沿うようにトレ
ーの底部に形成され、案内溝に案内されて移動してきた
砂がこれを通って下方に落下される長孔と、この長孔と
平行な砂排出口を有し、この砂排出口がトレーの上方で
かつ、前記1つの壁部に相対する他方の壁部寄りに支持
されたホッパーとを備えたことを特徴とする砂掛け試験
装置。 - 【請求項3】 被試験物を載置した回転テーブルを回転
させながら被試験物の上方から砂を掛けるようにした砂
掛け試験装置において、 矩形状の底部とこの縁に形成された4つの壁部とを有
し、バイブレータによって振動が与えられるトレーと、
この内側の底部表面に形成され、砂がこれに沿って移動
される多数の平行な案内溝と、この案内溝と長手方向が
直交し、かつ1つの壁部に沿うようにトレーの底部に形
成され、案内溝に案内されて移動してきた砂がこれを通
って下方に落下される長孔と、この長孔と平行な砂排出
口を有し、この砂排出口がトレーの上方でかつ、前記1
つの壁部に相対する他方の壁部寄りに支持されたホッパ
ーと、トレーの傾きを変更する傾き変更手段を介し、か
つトレーの長孔の長手方向が回転テーブルの放射方向と
一致するように、トレーを被試験物の上方に支持する支
持部材と、を備え、前記傾き変更手段により、回転テー
ブルの中心寄りの位置と外寄りの位置とに落下される単
位面積あたりの砂の落下量を均一にしたことを特徴とす
る砂掛け試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14331994A JPH0815103A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 砂掛け試験方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14331994A JPH0815103A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 砂掛け試験方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815103A true JPH0815103A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15336022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14331994A Pending JPH0815103A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 砂掛け試験方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815103A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102252819A (zh) * | 2011-04-07 | 2011-11-23 | 北京航空航天大学 | 全天候驶驻式吹砂吹尘环境试验系统 |
CN102721522A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-10 | 北京林业大学 | 风蚀地区空气输沙量测定仪器及使用方法 |
CN107966344A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-04-27 | 青岛理工大学 | 一种自动可控型试验砂样制备装置及方法 |
CN111912741A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-10 | 安徽省引江济淮集团有限公司 | 一种采用砂雨法标定砂样密度的装置 |
CN114659751A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-06-24 | 河海大学 | 一种方便排砂的地下水二维试验水槽及操作方法 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14331994A patent/JPH0815103A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102252819A (zh) * | 2011-04-07 | 2011-11-23 | 北京航空航天大学 | 全天候驶驻式吹砂吹尘环境试验系统 |
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CN114659751A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-06-24 | 河海大学 | 一种方便排砂的地下水二维试验水槽及操作方法 |
CN114659751B (zh) * | 2022-03-23 | 2023-12-22 | 河海大学 | 一种方便排砂的地下水二维试验水槽及操作方法 |
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