JP2000137004A - 表面検査装置及び表面検査方法 - Google Patents

表面検査装置及び表面検査方法

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JP2000137004A
JP2000137004A JP10312485A JP31248598A JP2000137004A JP 2000137004 A JP2000137004 A JP 2000137004A JP 10312485 A JP10312485 A JP 10312485A JP 31248598 A JP31248598 A JP 31248598A JP 2000137004 A JP2000137004 A JP 2000137004A
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Hiroshi Kumasaka
博 熊坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検査物表面の付着物、キズ、色ムラ並びに緩
やかな凹凸厚みムラ等の欠陥を高速に検査する。 【解決手段】自動製造ラインにおいて、投入ピッチコン
ベア5により搬送される被検査物1をインデックス回転
機構4により円周軌跡に沿って順次回転させながら、表
面乱反射検査ユニット2が表面のキズ、ゴミ付着、感光
体の塗工色ムラの欠陥を検出し、表面正反射検査ユニッ
ト3が緩やかな凹凸厚みムラ欠陥を検出する。検査が完
了すると、排出ピッチコンベア8に移載されて後工程に
搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面検査装置及び表
面検査方法に関し、例えば複写機等に使用される感光体
ドラム表面の付着物、キズ、色ムラ並びに緩やかな凹凸
等の欠陥を高速に検査できる表面検査装置及び表面検査
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体ドラムを使用する複写機等では、
転写の一様性を保証するために感光体ドラム表面の欠陥
検査が必須事項になっている。代表的な欠陥としては、
キズ、ゴミ付着、感光体の塗工色ムラと感光体塗工によ
る緩やかな凹凸厚みムラが挙げられ、従来から検査員に
よる目視検査が行われている。しかしながら、目視によ
る検査では目視検査規格に対して検査員の個人差による
検査品質のバラツキや目視疲労によるバラツキなどの問
題がある。
【0003】そこで、欠陥検査を自動化するために、キ
ズ、ゴミ付着、感光体の塗工色ムラの欠陥では、被検査
物の長手軸表面にレーザービームを線走査で照射し、そ
の反射光を集光器等で光電変換素子である受光素子に集
め、受光量の変化を電気信号に変換し、電気信号のレベ
ル変化から欠陥を検出する装置や白色光を光学系にて帯
状の照射光として被検査物の長手軸表面に線照射し、そ
の反射光を光学系を介して光電変換素子であるラインセ
ンサに結像し、電気信号のレベル変化から欠陥を検出す
る装置が知られている。
【0004】また、感光体塗工による緩やかな凹凸厚み
ムラ欠陥では、例えばスリット状の光束を被検査物表面
に照射し、その光束の直線性の変化から表面形状を得る
光切断法を用いて、スリット状の光束を出射する光源と
スリット状の光束を照射した表面の光束の直線性の乱れ
を検出する受光系、例えばエリアセンサカメラを備える
装置が知られている。
【0005】一方、従来の表面検査装置が自動製造ライ
ンに組み込まれて全自動運転されている場合における表
面検査装置の検査精度確認は、ワークの品質を保証する
一手段となるが、この検査精度確認は、表面検査装置の
前工程の自動組立機を停止し、前工程にある被検査物や
表面検査装置内にある被検査物を全て取り除き、表面検
査装置を検査精度確認用の運転に切り換え、検査精度確
認用ワークを装置に投入して通常と同じ表面検査を行
い、その検査結果から検査精度を確認している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のキズ等の欠陥検
査では、感光体塗工による緩やかな凹凸厚みムラ欠陥に
比べて容易に検出でき、しかも1つの被検査物に要する
検査時間も短縮できる。
【0007】これに対して、緩やかな凹凸厚みムラ欠陥
の検査では、例えば光切断法等の表面への光像投影によ
る投影像の直線性を検出する検査が行われ、数μmの緩
やかな凹凸欠陥等の微妙な直線性の変化を検出すること
から受光倍率を大きくする必要があり、下記〜の問
題点がある。即ち、 被検査物の送り及び回転等による表面の位置変動が受
光系の合焦、光束の直線及び傾きを乱す要因となり、形
状変化による直線性の変化を検出するのが困難になる。
【0008】位置変動を極力少なくするためには光
源、受光系、被検査物表面の相対位置を合わせる必要が
あり、装置が複雑になる。
【0009】微小な凹凸を検出できるように受光倍率
を大きくすることから検査視野が狭くなり被検査物の表
面全体の検査に要する時間が長くなる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、被検査物表面の付着物、キズ、色ムラ及び、緩
やかな凹凸厚みムラ等を含む欠陥を高速に検査できる表
面検査装置及び表面検査方法方法を提供することであ
る。
【0011】他方、表面検査装置の検査精度確認は、確
認動作毎に自動組立機を一旦停止しなければならず、製
造ラインの稼働率及び生産性を低下する要因となる。こ
のため、自動製造ラインに組み込まれた表面検査装置の
検査精度確認が、生産性を低下せずに行なえ、且つワー
クの品質を保証できることが望まれている。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、自動製造ラインに組み込まれた表面検査装置の
検査精度確認を自動運転中に実行できる表面検査装置及
び表面検査方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の表面検査装置は、被検査
物の第1表面状態を検出する第1検査手段と、被検査物
の第2表面状態を検出する第2検査手段と、被検査物を
前記第1及び第2検査手段に順次移送する移送手段と、
前記第1及び第2検査手段にて得られた各検出信号から
第1及び第2表面状態データを算出する算出手段と、前
記第1及び第2の表面状態データから被検査物の良否判
定を行う判定手段とを具備する。
【0014】また、本発明の表面検査方法は、被検査物
の第1表面状態を検出する第1検査手段と、被検査物の
第2表面状態を検出する第2検査手段と、被検査物を前
記第1及び第2検査手段に順次移送する移送手段とを有
する表面検査装置を用いた表面検査方法であって、前記
第1及び第2検査手段にて得られた各検出信号から第1
及び第2表面状態データを算出する算出工程と、前記第
1及び第2の表面状態データから被検査物の良否判定を
行う判定工程とを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は第1の
実施形態の表面検査装置を示し、本発明の特徴を最もよ
く表している。
【0016】図1に示すように、被検査物1は複写機等
に使用される円筒状の感光体ドラムである。2は被検査
物1の感光体表面を検査する表面乱反射検査ユニット、
3は被検査物1の感光体表面を検査する表面正反射検査
ユニット、4は被検査物1を回転させながら検査領域表
面乱反射検査ユニット2や表面正反射検査ユニット3に
順次搬送するインデックス回転機構、5は被検査物1を
前工程から回転インデックス機構4が配置された検査工
程まで搬送する投入ピッチコンベア、6は投入ピッチコ
ンベア5上の被検査物1をインデックス回転機構4に投
入する投入オートハンド、7は検査の完了した被検査物
1をインデックス回転機構4から排出ピッチコンベア8
に排出する排出オートハンド、8は排出オートハンド7
により排出された被検査物1を後工程に搬送する排出ピ
ッチコンベア、9は被検査物1の検査結果に応じて排出
ピッチコンベア8上を搬送される被検査物1に識別マー
クを印字するマーカ、10は表面乱反射検査ユニット2
と表面正反射検査ユニット3からの電気的な検出信号を
入力して後述する演算処理により各ユニットでの検査結
果を制御部11に出力する検査処理部、11は上述の表
面検査装置の各構成に機械的及び電気的に接続されて装
置全体を統括して制御する制御部である。
【0017】尚、上記構成において、被検査物1、表面
乱反射検査ユニット2、表面正反射検査ユニット3、イ
ンデックス回転機構4、投入ピッチコンベア5、投入オ
ートハンド6、排出オートハンド7、排出ピッチコンベ
ア8、マーカ9は外光を遮断する不図示の遮光板にてカ
バーされている。
【0018】インデックス回転機構4には、観覧車のよ
うに回転軸R1を回転中心とする所定半径の円周軌跡上
に等間隔に複数(例えば、8個)の物品軸支機構が配設
され、回転軸R1の周りを時計周りに公転する(不図
示)。物品軸支機構は、投入オートハンド6により投入
ピッチコンベア5から投入位置4aに移送される被検査
物1を軸支する。即ち、物品軸支機構は、被検査物1を
回転軸R1の周りに公転させる共に、各物品軸支機構の
回転軸R2の周りに時計周りに自転させる。回転軸R2
は被検査物1の中心軸1c(図2参照)に一致してい
る。
【0019】上記表面検査装置が自動製造ラインに組み
込まれて全自動運転されている場合、本検査工程の前工
程において投入ピッチコンベア5の上流端上に1本ずつ
載置された被検査物1は本検査工程に搬送され、下流端
上で投入オートハンド6によりインデックス回転機構4
の投入位置4aに位置する物品軸支機構に投入される。
投入オートハンド6は、インデックス回転機構4の回転
(公転)と同期して投入位置4aにある物品軸支機構に
被検査物1が無い場合に投入ピッチコンベア5上の被検
査物1を1本ずつ軸支させていく。インデックス回転機
構4の投入位置4aで物品軸支機構に軸支された被検査
物1は、所定の検査サイクル時間に従ってインデックス
回転機構4により回転位置4b,4c,4d,4e,4
f,4gと順次移送され、検査位置4bにて表面乱反射
検査ユニット2より感光体表面の検査が行われ、検査位
置4dにて表面正反射検査ユニット3により感光体表面
の検査が行われる。
【0020】尚、インデックス回転機構4の物品軸支機
構の公転と自転は所定の検査サイクル時間に応じて連動
している。また、被検査物1の投入及び排出と検査実行
時はインデックス回転機構4の公転及び自転が一時停止
され、投入及び排出と検査終了後に1ステップ(1/8
回転)だけ公転される。
【0021】物品軸支機構は、回転位置4b,4c,4
d,4e,4fの間を移送される場合に各検査ユニット
2、3にて被検査物1の全表面を検査できるように被検
査物1を回転軸R2を中心に一定回転数で自転させる。
【0022】自動製造ラインが自動運転中ならば、被検
査物1の投入、公転及び自転、排出の各動作が繰り返さ
れ、インデックス回転機構4により被検査物1が順次円
周軌跡上を移送されながら投入順に検査が行われる。
【0023】被検査物1の排出時において、検査結果が
良品又は小不良品の場合は排出オートハンド7によりイ
ンデックス回転機構4の排出位置4gから排出ピッチコ
ンベア8上に被検査物1が移載され、検査結果が大不良
品の場合はインデックス回転機構4の排出位置4gから
更に1/8回転した落下位置4hに移送され、被検査物
1は物品軸支機構から取り外されて自動製造ラインから
除去される。
【0024】一方、排出オートハンド7により排出位置
4gから排出ピッチコンベア8に移載された良品又は小
不良品の被検査物1は、インデックス回転機構4の公転
と同期して1ピッチ毎に下流端に動作する排出ピッチコ
ンベア8により後工程へと搬送される。
【0025】排出ピッチコンベア8のマーカ9は、排出
ピッチコンベア8上の小不良品の被検査物1の端部定位
置に小不良品を表わす識別マークを印刷する。このよう
に識別マークを印刷することにより後工程において被検
査物1が良品か不良品かを容易に識別できる。 <表面乱反射検査ユニット>インデックス回転機構4内
の検査位置4bにおける表面乱反射検査に用いられる表
面乱反射検査ユニット2について説明する。
【0026】図2は、表面乱反射検査ユニット2の構成
図である。
【0027】図2に示すように、2aは被検査物1の表
面を照射する光源であるハロゲンランプ、2bはハロゲ
ンランプ光を被検査物の長手方向全域に照射する長尺光
学ロッド、2cは長尺光学ロッド2bの先端に取り付け
られた照射用レンズである。
【0028】上記の如く構成された照射系により、被検
査物1の中心軸1cを通る直線に対して2θ=20°の
角度で被検査物1の長手方向の全表面に帯状にハロゲン
ランプ光が照射される。
【0029】2dはラインセンサであり、受光素子列が
被検査物1の中心軸1cの長手方向と平行に配置されて
いる。2eは撮像レンズであり、ラインセンサ2dの前
部に取り付けられ被検査物1の長手方向の中心軸1c表
面に合焦されている。
【0030】上記の如く構成された検出受光系と照射系
との位置関係は、被検査物1の中心軸1cを通る表面に
て2θ=20°とされ、被検査物表面の乱反射光像を撮
像レンズ2eを介してラインセンサ2dにより受光す
る。 <表面正反射検査ユニット>インデックス回転機構4内
の検査位置4dにおける表面正反射検査に用いられる表
面正反射検査ユニット3について説明する。
【0031】図3は、表面正反射検査ユニット3の構成
図である。
【0032】図3に示すように、3aはレーザを光源と
し、そのレーザ光を光学レンズにより拡大し、且つ平行
な光束にして出射する照射光学系である。3bは照射光
学系3aから出射される平行光束で、被検査物1の長手
方向の表面を中心軸1cに対して角度3θ=9°にて照
射している。3b’は被検査物1の表面での正反射光で
あり、3cは正反射光を受光するラインセンサである。
ラインセンサ3cの受光素子列は、被検査物1の長手方
向の表面からの正反射光を受光する方向、つまり中心軸
1cの長手方向と同方向に配置され、被検査物1の表面
からの正反射光を受光している。 <正反射検査>図4は、被検査物表面の正反射状態を示
す図である。
【0033】図4に示すように、被検査物1の長手方向
の断面において、1aは被検査物である感光体ドラムの
感光層で導電性パイプ材1bの表面に有機物が均一に数
層コーティングされて表面が鏡面状態に形成されてい
る。1cは感光体ドラムの長手方向の中心軸である。
【0034】感光層1aの表面に緩やかな凹凸形状変化
がない平滑表面1a1,1a3では、平滑表面と中心軸
1cの平行が保たれることから法線に対する表面反射光
の反射角θ’は入射角θと同角度で反射され反射光像3
b’1、3b’3を形成する。
【0035】一方、感光層1aの表面に緩やかな凸形状
がある凸表面1a2では、凸表面とドラム中心軸1cと
が平行でなくなり、中心軸1cに対して傾きθxn°を
生じることから、凸表面の各照射位置での法線に対する
入射角θnはθ−θxnとなり、表面形状変化の無い場
合の表面への入射角θと異なる入射角で光束が照射され
る。
【0036】凸表面1a2に対して入射角θnで照射さ
れた場合の凸表面での反射光3b’2bの反射角θn’
は、入射角θnと同角度で反射され、他の凸表面1a2
に入射した反射光も同様に反射光3b’2a,3b’2
c〜2eとして反射する。
【0037】このように照射系から出射された平行光束
3bで照射される照射範囲1a1,1a2,1a3の入
射角θに対する反射角θ’の反射光に対して、ある位置
で反射光と直角を成す直線3caでの反射光強度分布
は、3dのように示され、凸表面による光強度の変化が
変化部3b’2として現れ、表面形状が平滑な場合と凹
凸がある場合とで反射光強度の差が発生する。
【0038】そして、正反射光を受光するラインセンサ
3cを受光位置3caに配置することで反射光強度を電
気信号に変換し、反射光強度の差を信号レベルの変化と
して検出することができる。 <表面検査処理方法>図5は、本実施形態の表面検査処
理フローである。
【0039】被検査物1が検査位置4b、4dにインデ
ックスされると、制御部11から検査処理部10を介し
て表面乱反射検査ユニット2と表面正反射検査ユニット
3に検査開始指令が出力され、検査処理部10に記憶さ
れた図5の検査処理プログラムに従って検査動作を実行
する。
【0040】検査処理部10では、表面乱反射検査ユニ
ット2による乱反射検出信号Aに対して平均化検査と比
較検査の2種類の検査処理を行ない、同様に表面正反射
検査ユニット3による正反射検出信号に対して2種類の
検査処理を行なう。
【0041】平均化検査は、被検査物毎の乱反射検出信
号Aから当該被検査物の1ラインの平均データAaを算
出し、1ライン毎に実検出データから平均データAを減
算し、この減算結果に対してフィルタを用いて特徴抽出
を行い、この特徴抽出されたラインデータAa0〜Aa
nに対して2値化処理を行なって2値化データの面積と
個数を算出する。
【0042】比較検査は、予め良品データBを記憶して
おき、1ライン毎に実検出データから良品データBを減
算し、この減算結果に対してフィルタを用いて特徴抽出
を行い、この特徴抽出されたラインデータC0〜Cnに
対して2値化処理を行なって2値化データの面積と個数
を算出する。
【0043】そして、これら2種類の検査処理で得られ
た2値化データの面積及び個数と規格しきい値とを比較
して表面乱反射検査での良否判定を行う。
【0044】同様に、表面正反射検査ユニット3の乱反
射検出信号に対して平均化検査と比較検査を行い、表面
正反射検査での良否判定を行う。
【0045】最後に、前記2つの良否結果を制御部11
で総合して1つの被検査物に対する良否判定を最終結果
として出力する。 (平均化処理)次に、表面乱反射検査における平均化処
理の具体例を説明する。
【0046】図5に示すように、ステップS1では、表
面乱反射検査ユニット2から被検査物表面の乱反射を受
光して検出処理部10に乱反射検出信号として全面検出
画像取込データA(A0−y〜An)が入力される。
【0047】ここで、図6(a)に示すA0〜Amの縦
方向の間隔が被検査物表面の一周長に相当し、XA0〜
XAnの横方向の間隔は被検査物表面の長手方向に相当
し、A0−y,A0,Am,Anは夫々の周位置を示
し、その長手方向の1ラインデータが格納される。
【0048】A0−y〜A0の間隔は検査開始指令を受
けて被検査物毎に1ラインデータの平均を算出するため
の平均ラインデータAaの読み取り期間のデータに相当
し、Am〜Anの間隔は被検査表面の検査抜け防止のダ
ブリ検査期間のデータに相当する。
【0049】ステップS1で全面検出画像取込データA
(A0−y〜An)が入力されると、ステップS2では
画像取込みラインA0−y〜A0間のラインデータを用
いてその被検査物の1ラインの平均データAaを算出す
る。
【0050】ステップS3では、平均データAaの算出
後、取込ラインデータA0〜Anまで1ライン毎に平均
データAaを減算し、減算結果データAa0〜Aanを
算出する。
【0051】ステップS4では、減算結果データAa0
〜Aanを用いて特徴抽出を少なくとも一つのフィルタ
で行い、ステップS5では特徴抽出後のラインデータに
対して検査処理部10に予め記憶させた複数の規格しき
い値1により2値化を行い、ステップS6では2値化後
のデータに対して2値化highレベル部分の個数及び
その面積値を算出する。
【0052】ステップS7では、算出した各2値化hi
ghレベル部分の各面積を検査処理部10に予め記憶さ
せたS1<M1<L1の規格面積比と比較して規格面積
区分に区分けする。
【0053】ステップS8では、規格面積区分(S1,
M1,L1)に区分けした2値化highレベル部分の
規格面積区分毎の個数(S1a,M1a,L1a)を算
出する。
【0054】ステップS9では、算出した規格面積区分
毎の個数(S1a,M1a,L1a)を予め記憶させた
規格面積区分毎の小不良規格個数値(S1b,M1b,
L1b)及び大不良規格個数値(S1c,M1c,L1
c)と大小比較して規格面積区分(S1,M1,L1)
毎に良品(S1ok、M1ok、L1ok)、小不良品
(S1ng1、M1ng1、L1ng1)、大不良品
(S1ng2、M1ng2、L1ng2)に振り分け
る。
【0055】即ち、S1a<S1b<S1cの時はS1
ok、S1b<S1a<S1cの時はS1ng1、S1
b<S1c<S1aの時はS1ng2と設定し、面積区
M1、L1も同様に求める。 (比較処理)次に、表面乱反射検査における比較処理の
具体例を説明する。
【0056】図5に示すように、ステップT2では、被
検査物表面のA0−y〜An間の取込みデータから予め
検査処理部10に記憶させた図6(b)に示す良品物表
面の前面検出画像データB(B0−y〜Bn)を減算
し、図6(c)に示す減算結果データC0−y〜Cnを
算出する。
【0057】ステップT3では減算結果データC0−y
〜Cnの内から最低C0〜Cnデータを用いて特徴抽出
を少なくとも1つのフィルタで行い、ステップT4では
特徴抽出後のデータに対して検査処理部10に予め記憶
させた複数の規格しきい値2により2値化を行い、ステ
ップT5では2値化後のデータに対して2値化high
レベル部分の個数及びその面積値を算出する。
【0058】ステップT6では、算出した各2値化hi
ghレベル部分の各面積を検査処理部に事前に記憶した
S2<M2<L2の規格面積比と比較し規格面積区分に
区分けする。
【0059】ステップT7では、規格面積区分(S2,
M2,L2)に区分けした検出信号の2値化highレ
ベル部分の規格面積区分毎の個数(S2a,M2a,L
2a)を算出する。
【0060】ステップT8では、算出した規格面積区分
毎の個数(S2a,M2a,L2a)を予め検出処理部
10に記憶させた規格面積区分毎の小不良規格個数値
(S2b,M2b,L2b)及び大不良規格個数値(S
2c,M2c,L2c)と大小比較して規格面積区分
(S2,M2,L2)毎に良品(S2ok、M2ok、
L2ok)、小不良品(S2ng1、M2ng1、L2
ng1)、大不良品(S2ng2、M2ng2、L2n
g2)に振り分ける。
【0061】即ち、S2a<S2b<S2cの時はS2
ok、S2b<S2a<S2cの時はS2ng1、S2
b<S2c<S2aの時はS2ng2と設定し、面積区
M2、L2も同様に求める。 (表面乱反射検査での判定結果)ステップS10では、
上記S1〜S9の処理により算出された規格面積区分毎
の個数比較にて良品(S1ok、M1ok、L1o
k)、小不良品(S1ng1、M1ng1、L1ng
1)、大不良品(S1ng2、M1ng2、L1ng
2)に区分けられた結果から被検査物に対する一方の検
査の判定結果として各区分個数比較結果が全てokの時
は良品とし、ng2がなく一区分でもng1がある時は
小不良品、一区分でもng2がある時は大不良品とする
判定を制御部11に出力する。
【0062】同様に、上記S1及びT2〜T8の処理に
より算出された規格面積区分毎の個数比較にて良品(S
2ok、M2ok、L2ok)、小不良品(S2ng
1、M2ng1、L2ng1)、大不良品(S2ng
2、M2ng2、L2ng2)に区分けられた結果から
被検査物に対する他方の検査の判定結果として各区分個
数比較結果が全てokの時は良品とし、ng2がなく一
区分でもng1がある時は小不良品、一区分でもng2
がある時は大不良品とする判定を制御部11に出力す
る。
【0063】最後に、2つの判定結果を制御部11で総
合して1つの被検査物に対する良否判定を最終結果とし
て出力する。即ち、制御部11に入力された被検査物に
対する2検査の判定結果から各検査判定が全て良品(o
k)の時は良品とし、大不良品(ng2)がなく1検査
でも小不良品(ng1)がある時は小不良品、1検査で
も大不良品(ng2)がある時は大不良品とする判定が
制御部11より出力され、良品若しくは小不良品と判定
された被検査物はインデックス回転機構4の排出位置4
gから排出オートハンド7により排出ピッチコンベア8
に移載されて後工程に移送され、小不良品と判定された
被検査物に対してはマーカ位置に移送された時に制御部
11からのマーキング指令によりマーカ9で小不良品の
表面定位置に識別マークを印刷する。また、大不良品と
判定された被検査物は制御部11からの排除指令により
インデックス回転機構4の排出位置4gから更に落下位
置4hに移送され、大不良品の被検査物をインデックス
回転機構4から取り外される。
【0064】尚、検査処理フローの2つの処理S2→S
9とT2→T8は制御部11からの指令で各処理毎に行
うか否かの選択が可能である。
【0065】また、2値化処理時の規格しきい値1、2
が複数の場合は、各規格しきい値毎に規格面積値区分と
その小不良規格個数値及び大不良規格個数値を予め記憶
させ、これらの区分判定を総合して同様な判定比較を実
行して被検査物毎の判定を行う。
【0066】また、特徴抽出に使用するフィルタを複数
構成にすると、各特徴抽出フィルタ毎に同様の規格値を
予め記憶させ、総合して同様な判定比較を実行して被検
査物毎の判定を行う。
【0067】同様に、表面正反射検査ユニット3の乱反
射検出信号に対して平均化検査と比較検査を行い、表面
正反射検査での良否判定を行う。
【0068】以上のように、第1の実施形態によれば、
被検査物1の表面の付着物、キズ、色ムラ並びに緩やか
な凹凸厚みムラ等の欠陥を高速に検査できる。
【0069】また、被検査物毎にその表面の平均データ
を算出し、その平均データを全表面の取込みデータから
減算することで、被検査物間の反射率変動による欠陥検
出の影響が少なくなり付着物、キズ、色ムラ並びに緩や
かな凹凸形状欠陥を確実に検出できる。
【0070】また、平均化検査では、図6(a)に示す
ように、被検査物の短手方向に沿って一周の帯状欠陥P
1が存在した場合、平均化検査では被検査物毎の取込み
データを帯状欠陥P1を含めて平均してしまうために欠
陥部分の偏差が現れにくいが、比較検査において被検査
物の取込みデータと良品データとを比較することによ
り、このような帯状欠陥P1も図6(c)に示すよう比
較データとして現れ、確実に検出できる。 [第2の実施形態]図7は第2の実施形態の表面検査装
置を示し、本発明の特徴を最もよく表している。
【0071】図7に示すように、第2の実施形態の表面
検査装置は、第1の実施形態の構成に加えて、投入ピッ
チコンベア5上に検査精度確認用ワークWを割り込み投
入させる投入機構12と、排出ピッチコンベア8上の検
査精度確認用ワークを抜き取る取出機構13とを配設し
たものである。投入機構12は投入ピッチコンベア5の
搬送路の途中に設けられ、検査精度確認用ワークWを載
置する投入ワーク台12aと投入ワーク台12aを昇降
させる昇降機構12bとを備える。また、取出機構13
は排出ピッチコンベア8の搬送路の途中に設けられ、検
査精度確認用ワークWを載置するワーク台13aとワー
ク台13aを昇降させる昇降機構13bとを備える。
【0072】その他の構成については、第1の実施形態
と同一部材には同一の番号を付して説明を省略する。
【0073】このような構成により、表面検査装置を自
動製造ラインに組み込んだ場合でも、その検査精度確認
が生産性を低下せずに行なえ、且つ製品の品質を保証で
きる。 <検査精度確認動作>全自動運転中に検査精度確認動作
を行う場合、通常上昇位置にある投入投入ワーク台12
aに検査精度確認用ワークWを載置させ、オペレータが
制御部11内の検査精度確認スイッチにより確認開始を
指令することにより、投入ワーク台12aが下降されて
検査精度確認用ワークWが投入ピッチコンベア5上に割
り込み投入される。その後、第1の実施形態と同様に検
査精度確認用ワークWの表面検査処理が実行される。
【0074】図8は、検査精度確認用ワークWの表面部
分を示す図である。
【0075】図8に示すように、検査精度確認用ワーク
Wは、感光体ドラムの表面に1A、1B、1C、1Dを
1グループとする擬似欠陥部が数ヵ所設けられている。
【0076】擬似欠陥部1Aは一定面積の白色丸点、1
Bは一定面積の黒色丸点、1Cは一定凸量及び一定面積
の無色(透明)凸点、1Dは一定凹量及び一定面積の無
色(透明)凹点として形成されている。
【0077】擬似欠陥部1A、1Bは検査位置4bでの
表面乱反射検査の精度確認に用いられ、1C、1Dは検
査位置4dでの表面正反射検査の精度確認に用いられ
る。
【0078】オペレータが制御部11内の検査精度確認
スイッチにより確認開始を指令すると、投入ワーク台1
2aの真下の投入ピッチコンベア5上に被検査物1があ
るか否かを判定する。
【0079】被検査物1がない場合、投入ピッチコンベ
ア5のピッチ送り動作を一時停止させ、検査精度確認用
ワークWが載置された投入ワーク台12aを下降させ、
検査精度確認用ワークWを投入ピッチコンベア5上に移
載させる。その後、投入ワーク台12aは昇降機構12
bにより上昇位置に戻される。
【0080】検査精度確認用ワークWが投入ピッチコン
ベア5上に移載されると、一時停止されていたピッチ送
り動作を再開させ、投入ピッチコンベア5の下流端上に
おいて投入オートハンド6によりインデックス回転機構
4の投入位置4aにある物品軸支機構に移載される。
【0081】ここで、インデックス回転機構4の投入位
置4aから投入されるものが被検査物1なのか検査精度
確認用ワークWなのかの識別は、投入ワーク台12aに
よる検査精度確認用ワークWの割込位置から投入ピッチ
コンベア5の下流端までのピッチ送り動作回数を予め制
御部11内に記憶させ、検査精度確認用ワークWの割り
込み投入後からの投入ピッチコンベア5によるピッチ送
り動作回数を計数し、この計数値が予め記憶された回数
と同回数でインデックス回転機構4に投入されるものが
検査精度確認用ワークWと認識され、他は被検査物と認
識される。
【0082】検査精度確認用ワークWがインデックス回
転機構4に投入されると、第1の実施形態と同様に、イ
ンデックス回転機構4内を検査精度確認用ワークWが順
次移送され、検査位置4b、4dにて検査精度確認用ワ
ークWの表面の乱反射及び正反射光を受光して検査が行
われる。そして、排出位置4gに検査精度確認用ワーク
Wが移送されるまでに、通常の検査と同様の手順で乱反
射検査と正反射検査の両検査結果を総合した最終結果が
検査処理部10から制御部11に出力される。
【0083】この時、検査精度確認用ワークWの最終結
果はプリント出力されると同時に、予め制御部11に記
憶させた検査精度保証規格値と、擬似欠陥部1A、1
B、1C、1Dの各検出信号から面積区分毎の欠陥個数
が比較され、検査精度保証規格値内の場合は、通常の全
自動運転を継続させ、検査精度保証規格値から外れたも
のが一つでもある場合には、検査確認終了後に検査精度
が悪いことを報知する警報を制御部11から出力し、全
自動運転を一時停止し、該当する検出系の校正調整を実
施しててから再度検査精度確認動作を行う。
【0084】尚、検査精度確認用ワークWの最終結果と
して大不良品の結果が出ても、インデックス回転機構4
の排出位置4gから排出オートハンド7により検査精度
確認用ワークWを排出ピッチコンベア8に移送させる。
また、小不良品の結果であっても排出ピッチコンベア8
上のマーカ9よるマーキングを印刷しないように制御さ
れる。
【0085】インデックス回転機構4での検査精度確認
用ワークWの識別は、インデックス回転機構4内での投
入位置4aから排出位置4gまでのステップ回数を予め
制御部11内に記憶させ、投入位置4aからのステップ
回数を計数し、この計数値が予め記憶された回数と同回
数でインデックス回転機構4の排出位置4gに移送され
たものが検査精度確認用ワークWと認識でき、排出オー
トハンド7により検査精度確認用ワークWが排出ピッチ
コンベア8上に移載されたことが認識できる。
【0086】排出オートハンド7により排出ピッチコン
ベア8上に移載された検査精度確認用ワークWは、排出
ピッチコンベア8の搬送路の途中にある取出機構13ま
で移送されると、そこで排出ピッチコンベア8のピッチ
送り動作を一時停止させ、通常排出ピッチコンベア8の
搬送台の下方にある取出ワーク台13aを昇降機構13
bにより上昇させて、検査精度確認用ワークWを取出ワ
ーク台13aに載置させることにより排出ピッチコンベ
ア8から抜き取られ、この状態で取出ワーク台13aを
上昇位置にて待機させる。
【0087】その後、検査精度確認用ワークWの最終結
果が検査精度保証規格値内にある場合は通常の全自動運
転を継続し、一時停止中の排出ピッチコンベア8のピッ
チ送り動作が再開される。また、上昇位置で待機してい
る取出ワーク台13aから検査精度確認用ワークWを取
り除くことにより、昇降機構13bが取出ワーク台13
aを下降させて初期位置に戻す。
【0088】尚、検査精度確認用ワークWが取出ワーク
台13aから取り除かれたか否かは、排出ピッチコンベ
ア8の左端(検査精度確認用ワークWの移載位置)から
取出機構13による抜取位置までのピッチ送り動作回数
を予め制御部11内に記憶させ、検査精度確認用ワーク
Wが排出オートハンド7により排出ピッチコンベア8に
移載されてからのピッチ送り動作回数を計数し、この計
数値が予め記憶された回数と同回数となったことで認識
でき、これにより排出ピッチコンベア8のピッチ送り動
作が一時停止され、ワーク台13aが上昇して検査精度
確認用ワークWを排出ピッチコンベア8から抜き取って
上昇位置にて待機されていることが認識できる。
【0089】以上のように、第2の実施形態によれば、
自動製造ラインに表面検査装置を組み込み、自動運転中
の状態でもラインを停止させずに検査精度確認を行な
え、製品の品質保証精度が向上し、製造ラインの稼働率
や生産性の低下を抑えることができる。
【他の実施形態】本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0090】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0091】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0092】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被検査
物の表面の付着物、キズ、色ムラ並びに緩やかな凹凸厚
みムラ等を含む欠陥を高速に検査できる。
【0095】また、自動製造ラインに組み込まれた表面
検査装置の検査精度確認を自動運転中に実行でき、製品
の品質保証精度が向上し、製造ラインの稼働率や生産性
の低下を抑えることができる。
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の表面検査装置を示す模式図で
ある。
【図2】表面乱反射検査ユニット2の構成図である。
【図3】表面正反射検査ユニット3の構成図である。
【図4】被検査物表面の正反射状態を示す図である。
【図5】本実施形態の表面検査処理を示すフローチャー
トである。
【図6】表面乱反射検査ユニット2及び表面正反射検査
ユニット3による検出信号から生成される被検査物の表
面データを説明する図である。
【図7】第2の実施形態の表面検査装置を示す模式図で
ある。
【図8】検査精度確認用ワークWに形成された擬似欠陥
部分を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 表面乱反射検査ユニット 3 表面正反射検査ユニット 4 インデックス回転機構 5 投入ピッチコンベア 6 投入オートハンド 7 排出オートハンド 8 排出ピッチコンベア 9 マーカ 10 検査処理部 11 制御部 12 投入機構 13 取出機構 W 検査精度確認用ワーク
フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA90 AB01 AB07 BA01 BB01 CA03 CA07 CB01 CB05 DA01 DA08 DA15 EA08 EA11 EA12 EA14 EB01 EC01 EC03 2H034 FA07 2H068 EA11 EA16 EA41 5B057 AA01 BA15 BA19 DA03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の第1表面状態を検出する第1
    検査手段と、 被検査物の第2表面状態を検出する第2検査手段と、 被検査物を前記第1及び第2検査手段に順次移送する移
    送手段と、 前記第1及び第2検査手段にて得られた各検出信号から
    第1及び第2表面状態データを算出する算出手段と、 前記第1及び第2の表面状態データから被検査物の良否
    判定を行う判定手段とを具備することを特徴とする表面
    検査装置。
  2. 【請求項2】 前工程から搬送される被検査物を前記移
    送手段に投入する投入手段と、前記第1及び第2検査手
    段により検査が終了した被検査物を前記移送手段から排
    出する排出手段と、被検査物を前工程から前記投入手段
    に搬送する投入コンベアと、前記排出手段から後工程に
    搬送する排出コンベアとを更に備えることを特徴とする
    請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記移送手段は、前記投入手段により投
    入される被検査物を順次円周軌跡に沿って回転させ、且
    つ各被検査物を自転させることを特徴とする請求項2に
    記載の表面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1検査手段は、被検査物の長手方
    向の表面に所定角度で帯状光束を照射する第1照射手段
    と、前記表面からの乱反射光を受光し、該受光した乱反
    射光を光電変換して所定周期毎に第1表面状態データを
    生成する第1受光手段とを有することを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の表面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第2検査手段は、被検査物の中心軸
    に対して鋭角に長手方向から平行光束を照射する第2照
    射手段と、前記表面からの正反射光を受光し、該受光し
    た正反射光を光電変換して所定周期毎に第2表面状態デ
    ータを生成する第2受光手段とを有することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表面検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記算出手段は、前記所定周期毎の第1
    表面状態データから1周期の平均データを算出し、該所
    定周期毎の第1表面状態データから平均データを減算
    し、この減算結果データを2値化して得られる2値化デ
    ータから第1判定データを算出する平均化処理と、 前記所定周期毎の第1表面状態データから良品データを
    減算し、この減算結果データを2値化して得られる2値
    化データから第2判定データを算出する比較処理と、 前記第1及び第2判定データに基づいて被検査物の良否
    判定処理とを実行することを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の表面検査装置。
  7. 【請求項7】 前記算出手段は、前記所定周期毎の第2
    表面状態データから1周期の平均データを算出し、該所
    定周期毎の第2表面状態データから平均データを減算
    し、この減算結果データを2値化して得られる2値化デ
    ータから第3判定データを算出する平均化処理と、 前記所定周期毎の第2表面状態データから良品データを
    減算し、この減算結果データを2値化して得られる2値
    化データから第4判定データを算出する比較処理と、 前記第3及び第4判定データに基づいて被検査物の良否
    判定処理とを実行することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載の表面検査装置。
  8. 【請求項8】 前工程から搬送される被検査物の中に特
    定の被検査物を割り込み投入させる割込投入手段と、 前記排出手段により排出された被検査物の中から前記特
    定の被検査物を取り出す取出手段とを更に備えることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表面
    検査装置。
  9. 【請求項9】 前記割込投入手段は前記特定の被検査物
    を前記投入コンベア上に投入し、前記取出手段は前記特
    定の被検査物を前記排出コンベアから取り出すことを特
    徴とする請求項8に記載の表面検査装置。
  10. 【請求項10】 前記特定の被検査物の表面には、所定
    面積の白色丸点と黒色丸点、所定凸量及び面積の無色透
    明凸点、所定凹量及び面積の無色透明凹点とを1群とす
    る擬似欠陥部分が少なくとも1群形成されており、 前記判定手段は、前記特定の被検査物に関する第1及び
    第2表面状態データから前記第1及び第2検査手段によ
    る検査精度の確認判定を行うことを特徴とする請求項8
    又は9に記載の表面検査装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記特定の被検査物
    に関する第1及び第2表面状態データから得られる検査
    精度データが所定しきい値以下であるか否か判定するこ
    とを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載
    の表面検査装置。
  12. 【請求項12】 前記表面検査装置は自動製造ラインに
    組み込まれて自動運転されることを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか1項に記載の表面検査装置。
  13. 【請求項13】 前記被検査物は感光体ドラムであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載
    の表面検査装置。
  14. 【請求項14】 被検査物の第1表面状態を検出する第
    1検査手段と、被検査物の第2表面状態を検出する第2
    検査手段と、被検査物を前記第1及び第2検査手段に順
    次移送する移送手段とを有する表面検査装置を用いた表
    面検査方法であって、 前記第1及び第2検査手段にて得られた各検出信号から
    第1及び第2表面状態データを算出する算出工程と、 前記第1及び第2の表面状態データから被検査物の良否
    判定を行う判定工程とを備えることを特徴とする表面検
    査方法。
  15. 【請求項15】 前記算出工程では、前記所定周期毎の
    第1表面状態データから1周期の平均データを算出し、
    該所定周期毎の第1表面状態データから平均データを減
    算し、この減算結果データを2値化して得られる2値化
    データから第1判定データを算出する平均化処理と、 前記所定周期毎の第1表面状態データから良品データを
    減算し、この減算結果データを2値化して得られる2値
    化データから第2判定データを算出する比較処理と、 前記第1及び第2判定データに基づいて被検査物の良否
    判定処理とを実行する特徴とする請求項14に記載の表
    面検査方法。
  16. 【請求項16】 前記算出工程では、前記所定周期毎の
    第2表面状態データから1周期の平均データを算出し、
    該所定周期毎の第2表面状態データから平均データを減
    算し、この減算結果データを2値化して得られる2値化
    データから第3判定データを算出する平均化処理と、 前記所定周期毎の第2表面状態データから良品データを
    減算し、この減算結果データを2値化して得られる2値
    化データから第4判定データを算出する比較処理と、 前記第3及び第4判定データに基づいて被検査物の良否
    判定処理とを実行することを特徴とする請求項14又は
    15に記載の表面検査方法。
  17. 【請求項17】 前工程から搬送される被検査物の中に
    特定の被検査物を割り込み投入させる割込投入手段と、 前記排出手段により排出された被検査物の中から前記特
    定の被検査物を取り出す取出手段とを更に備えることを
    特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の
    表面検査方法。
  18. 【請求項18】 前記特定の被検査物の表面には、所定
    面積の白色丸点と黒色丸点、所定凸量及び面積の無色透
    明凸点、所定凹量及び面積の無色透明凹点とを1群とす
    る擬似欠陥部分が少なくとも1群形成されており、 前記判定工程では、前記特定の被検査物に関する第1及
    び第2表面状態データから前記第1及び第2検査手段に
    よる検査精度の確認判定を行うことを特徴とする請求項
    17に記載の表面検査方法。
  19. 【請求項19】 前記判定工程では、前記特定の被検査
    物に関する第1及び第2表面状態データから得られる検
    査精度データが所定しきい値以下であるか否か判定する
    ことを特徴とする請求項14乃至18のいずれか1項に
    記載の表面検査方法。
  20. 【請求項20】 前記被検査物は感光体ドラムであるこ
    とを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記
    載の表面検査方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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