JP2000135265A - 介護浴槽用枠体及び介護浴用寝袋,介護浴用覆設シート並びにそれらを用いた介護入浴システム - Google Patents
介護浴槽用枠体及び介護浴用寝袋,介護浴用覆設シート並びにそれらを用いた介護入浴システムInfo
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- JP2000135265A JP2000135265A JP10312605A JP31260598A JP2000135265A JP 2000135265 A JP2000135265 A JP 2000135265A JP 10312605 A JP10312605 A JP 10312605A JP 31260598 A JP31260598 A JP 31260598A JP 2000135265 A JP2000135265 A JP 2000135265A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造時に複雑な加工を必要とせず生産性に優
れ、組み立てや分解が容易で介護作業の作業性に優れる
とともに、使用時(膨張時)には角部が略直角になるた
め各辺部が内外に折れ曲がったりシワや凹凸部の発生が
なく、洗浄時の溢水等を防止することのできる介護浴槽
用枠体を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の介護浴槽用枠体1は、空気注入
部3からの空気の注入によりベッド上面に方形状に膨張
し、防水シート105をその上面に覆設することにより
介護浴槽が形成され、チューブが排気時には有端又は無
端のベルト状であり、かつ前記介護浴槽用枠体1の角部
2となる部位に少なくとも上下に対向して又は中央部に
溶着して形成された偏平部2a,bを有し、膨張時に略
直角に折れ曲がる構成を有している。
れ、組み立てや分解が容易で介護作業の作業性に優れる
とともに、使用時(膨張時)には角部が略直角になるた
め各辺部が内外に折れ曲がったりシワや凹凸部の発生が
なく、洗浄時の溢水等を防止することのできる介護浴槽
用枠体を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の介護浴槽用枠体1は、空気注入
部3からの空気の注入によりベッド上面に方形状に膨張
し、防水シート105をその上面に覆設することにより
介護浴槽が形成され、チューブが排気時には有端又は無
端のベルト状であり、かつ前記介護浴槽用枠体1の角部
2となる部位に少なくとも上下に対向して又は中央部に
溶着して形成された偏平部2a,bを有し、膨張時に略
直角に折れ曲がる構成を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベッドマット等の上
に配設され,防水シートを上部に覆設するか、底部又は
上部に防水性の被覆シートを連設することにより介護浴
槽が形成される介護浴槽用枠体、及び介護浴槽内に配設
され要介護者の身体を収容する介護浴用寝袋、横臥した
要介護者の身体に覆設される介護浴用覆設シート、並び
に介護浴用寝袋や介護浴用覆設シートの内側に蒸気(ス
チーム)や微細水滴(ミスト)を供給しサウナ浴を行う
ことができるサウナ雰囲気供給装置を備えた介護入浴シ
ステムに関する。
に配設され,防水シートを上部に覆設するか、底部又は
上部に防水性の被覆シートを連設することにより介護浴
槽が形成される介護浴槽用枠体、及び介護浴槽内に配設
され要介護者の身体を収容する介護浴用寝袋、横臥した
要介護者の身体に覆設される介護浴用覆設シート、並び
に介護浴用寝袋や介護浴用覆設シートの内側に蒸気(ス
チーム)や微細水滴(ミスト)を供給しサウナ浴を行う
ことができるサウナ雰囲気供給装置を備えた介護入浴シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきり老人や病人,身体障害者
等、要介護者の衛生保持のための介護浴槽や介護入浴シ
ステムが種々検討されている。例えば、(1)実開平1
−31226号公報には、「プラスチックやFRP等で
成型し上面を開口した中空平板状の槽本体と、この槽本
体の一体側の上端部を凹形に湾曲させてクッション材を
取付けた腰支持部と、腰支持部に近接して槽本体の内側
に取付けた尻支持部と、を備えた陰部洗浄用の介護浴
槽」が開示されている。 (2)特開昭52−64193号公報や、同52−65
993号公報、実開昭63−68341号公報、同63
−184020号公報、実開平2−32833号公報に
は、「底面に連設され、気体又は液体を流入させること
により上方に伸長する周壁部を備えた介護浴槽」が開示
されている。 (3)実開昭51−145795号公報や、同56−1
9233号公報、また本出願人が出願した同3−532
35号公報には「単体又は分割可能な介護浴槽用枠体
と、該介護浴槽用枠体に防水シートを覆設した介護浴
槽」が開示されている。 (4)実開昭50−54331号公報や実開平1−72
233号公報、同1−83638号公報、同2−282
42号公報には、「底面の四辺に立設可能な周壁形成部
を水密に連設し、使用時に周壁を立ち上げて形成する介
護浴槽」が開示されている。
等、要介護者の衛生保持のための介護浴槽や介護入浴シ
ステムが種々検討されている。例えば、(1)実開平1
−31226号公報には、「プラスチックやFRP等で
成型し上面を開口した中空平板状の槽本体と、この槽本
体の一体側の上端部を凹形に湾曲させてクッション材を
取付けた腰支持部と、腰支持部に近接して槽本体の内側
に取付けた尻支持部と、を備えた陰部洗浄用の介護浴
槽」が開示されている。 (2)特開昭52−64193号公報や、同52−65
993号公報、実開昭63−68341号公報、同63
−184020号公報、実開平2−32833号公報に
は、「底面に連設され、気体又は液体を流入させること
により上方に伸長する周壁部を備えた介護浴槽」が開示
されている。 (3)実開昭51−145795号公報や、同56−1
9233号公報、また本出願人が出願した同3−532
35号公報には「単体又は分割可能な介護浴槽用枠体
と、該介護浴槽用枠体に防水シートを覆設した介護浴
槽」が開示されている。 (4)実開昭50−54331号公報や実開平1−72
233号公報、同1−83638号公報、同2−282
42号公報には、「底面の四辺に立設可能な周壁形成部
を水密に連設し、使用時に周壁を立ち上げて形成する介
護浴槽」が開示されている。
【0003】しかしながら、上記従来の介護浴槽にあっ
ては、(1)の陰部洗浄用の介護浴槽では周壁が高いた
め、複数の介護者が要介護者を抱え上げ、狭い構造の介
護入浴装置内に慎重に移し、洗浄後は再び抱え上げて移
動させなければならないため、多大な労力を要するとい
う問題点を有していた。 (2)の底面に連設され、気体又は液体を流入させるこ
とにより上方に伸長する周壁部は排気時にも平坦になり
がたいため(1)の介護浴槽と同様に要介護者を抱え上
げる必要があるという問題点を有していた。また、高い
周壁部を構成するため、排気時もコンパクトにならず、
収納の省スペース性に欠けるという問題点を有してい
た。さらに、使用後の水抜きが完全に行えないため乾燥
しにくく、雑菌が繁殖してヌメリやカビが発生したり、
要介護者が褥創等を有している場合は特に不潔になりや
すく著しく衛生性に欠けるという問題点を有していた。 (3)の介護浴槽は、排気しない介護浴槽用枠体を使用
するため、不使用時にコンパクトに折り畳むことができ
ないため、収納時の省スペース性に欠けるという問題点
を有していた。 (4)の介護浴槽は 四隅を立ち上げて周壁を形成する
ため、補強部材等が別途必要で重量が重く組み立ての作
業性に欠けるという問題点を有していた。
ては、(1)の陰部洗浄用の介護浴槽では周壁が高いた
め、複数の介護者が要介護者を抱え上げ、狭い構造の介
護入浴装置内に慎重に移し、洗浄後は再び抱え上げて移
動させなければならないため、多大な労力を要するとい
う問題点を有していた。 (2)の底面に連設され、気体又は液体を流入させるこ
とにより上方に伸長する周壁部は排気時にも平坦になり
がたいため(1)の介護浴槽と同様に要介護者を抱え上
げる必要があるという問題点を有していた。また、高い
周壁部を構成するため、排気時もコンパクトにならず、
収納の省スペース性に欠けるという問題点を有してい
た。さらに、使用後の水抜きが完全に行えないため乾燥
しにくく、雑菌が繁殖してヌメリやカビが発生したり、
要介護者が褥創等を有している場合は特に不潔になりや
すく著しく衛生性に欠けるという問題点を有していた。 (3)の介護浴槽は、排気しない介護浴槽用枠体を使用
するため、不使用時にコンパクトに折り畳むことができ
ないため、収納時の省スペース性に欠けるという問題点
を有していた。 (4)の介護浴槽は 四隅を立ち上げて周壁を形成する
ため、補強部材等が別途必要で重量が重く組み立ての作
業性に欠けるという問題点を有していた。
【0004】そこで本出願人は、これらの問題点を解決
するため鋭意検討した結果、(5)「空気注入部を有し
気密性のある柔軟なチューブ状体でベッド上面の大きさ
と略同一大きさで略方形に形成された介護浴槽用枠体」
と、「ベッドに載置された前記介護浴槽用枠体の上部か
ら覆設され該介護浴槽用枠体と共にベッド上に堰部を形
成する防水シートと、を備え、空気を抜いた状態では略
平面状になる介護浴槽」とそれを用いた「介護入浴シス
テム」を完成し、実開平4−108534号公報で開示
した。また、最近では、本件と同様のものとして実開平
7−22656号公報に「枠体に中仕切り部を連設し、
防水シートを覆設した水槽」が開示されている。以下、
従来の介護浴槽用枠体とそれを用いた介護入浴システム
について、図面を用いて説明する。
するため鋭意検討した結果、(5)「空気注入部を有し
気密性のある柔軟なチューブ状体でベッド上面の大きさ
と略同一大きさで略方形に形成された介護浴槽用枠体」
と、「ベッドに載置された前記介護浴槽用枠体の上部か
ら覆設され該介護浴槽用枠体と共にベッド上に堰部を形
成する防水シートと、を備え、空気を抜いた状態では略
平面状になる介護浴槽」とそれを用いた「介護入浴シス
テム」を完成し、実開平4−108534号公報で開示
した。また、最近では、本件と同様のものとして実開平
7−22656号公報に「枠体に中仕切り部を連設し、
防水シートを覆設した水槽」が開示されている。以下、
従来の介護浴槽用枠体とそれを用いた介護入浴システム
について、図面を用いて説明する。
【0005】図18は、ベッドマット上に配設され,そ
の上面に防水シートを覆設して介護浴槽を形成した従来
の介護浴槽用枠体を示す一部切欠斜視図であり、図19
は従来の介護入浴システムの使用例を示す斜視図であ
る。図18及び図19において、101はベッドマッ
ト、102はベッドマット101と略同一の大きさで空
気等の注入によって膨張した合成ゴムや合成樹脂膜等で
形成されたチューブからなる介護浴槽用枠体、102a
は介護浴槽用枠体102の角部、103は介護浴槽用枠
体102の1箇所に配設された空気の注入及び排出用の
口栓、104はクッション性を有するエアーマット等の
マット、105はポリエステル等の可撓性の防水シー
ト、106は介護浴槽用枠体102とその上に覆設され
た防水シート105によって形成された堰部、107は
堰部106で囲まれ要介護者を横臥状態で収容する浴槽
部である。図19において、110は身体障害者や老
人,病人等の要介護者、111は口栓103に空気を注
入し介護浴槽用枠体102を膨張させるエアポンプ、1
12は要介護者110にシャワー浴を行い洗浄する洗浄
装置であり、112aは洗浄装置112内の温水タンク
からの温水を供給するシャワーノズル部、112bは減
圧ポンプにより洗浄排水を洗浄装置112内で温水タン
クと併設された回収タンクに回収する排水回収部であ
る。
の上面に防水シートを覆設して介護浴槽を形成した従来
の介護浴槽用枠体を示す一部切欠斜視図であり、図19
は従来の介護入浴システムの使用例を示す斜視図であ
る。図18及び図19において、101はベッドマッ
ト、102はベッドマット101と略同一の大きさで空
気等の注入によって膨張した合成ゴムや合成樹脂膜等で
形成されたチューブからなる介護浴槽用枠体、102a
は介護浴槽用枠体102の角部、103は介護浴槽用枠
体102の1箇所に配設された空気の注入及び排出用の
口栓、104はクッション性を有するエアーマット等の
マット、105はポリエステル等の可撓性の防水シー
ト、106は介護浴槽用枠体102とその上に覆設され
た防水シート105によって形成された堰部、107は
堰部106で囲まれ要介護者を横臥状態で収容する浴槽
部である。図19において、110は身体障害者や老
人,病人等の要介護者、111は口栓103に空気を注
入し介護浴槽用枠体102を膨張させるエアポンプ、1
12は要介護者110にシャワー浴を行い洗浄する洗浄
装置であり、112aは洗浄装置112内の温水タンク
からの温水を供給するシャワーノズル部、112bは減
圧ポンプにより洗浄排水を洗浄装置112内で温水タン
クと併設された回収タンクに回収する排水回収部であ
る。
【0006】次に、従来の介護入浴システムの使用方法
を述べる。まず、ベッドマット101上に敷設したマッ
ト104の下にベッドマットの周縁部に沿って空気を抜
いた介護浴槽用枠体102を配設する。次いでマット1
04の上からシーツ交換の要領で要介護者110の体位
を左右に起こしながら防水シート105を挿入する。次
いでエアポンプ111から介護浴槽用枠体102の口栓
103に空気を注入し膨張させ、隆起した介護浴槽用枠
体102と防水シート105によって堰部106を形成
し、堰部106で囲まれる浴槽部107内でシャワーノ
ズル部112aから温水を噴出させシャワー浴を行い、
要介護者110を洗浄し、同時に洗浄排水を排水回収部
112bにより回収する。洗浄が終了したら、要介護者
110の身体、次いで防水シート105の水滴を拭き取
り、口栓103から空気を抜いて介護浴槽用枠体102
を平坦にし、再びシーツ交換の要領で防水シート10
5,介護浴槽用枠体102を取り除く。この介護浴槽用
枠体102は軽量であるとともに、シーツ交換の要領で
防水シート105を挿入することができるため、要介護
者を抱え上げる必要がなく、空気の注入により浴槽部1
07が形成されベッド上に横臥させたままの状態でシャ
ワー浴を行うことができる。使用後は口栓103から空
気を排出することによって速やかに介護浴槽用枠体10
2を平坦にできるため取り除きやすく介護者の負担を軽
減でき、また、防水シート105の洗浄や乾燥が容易な
ため衛生性に優れている。
を述べる。まず、ベッドマット101上に敷設したマッ
ト104の下にベッドマットの周縁部に沿って空気を抜
いた介護浴槽用枠体102を配設する。次いでマット1
04の上からシーツ交換の要領で要介護者110の体位
を左右に起こしながら防水シート105を挿入する。次
いでエアポンプ111から介護浴槽用枠体102の口栓
103に空気を注入し膨張させ、隆起した介護浴槽用枠
体102と防水シート105によって堰部106を形成
し、堰部106で囲まれる浴槽部107内でシャワーノ
ズル部112aから温水を噴出させシャワー浴を行い、
要介護者110を洗浄し、同時に洗浄排水を排水回収部
112bにより回収する。洗浄が終了したら、要介護者
110の身体、次いで防水シート105の水滴を拭き取
り、口栓103から空気を抜いて介護浴槽用枠体102
を平坦にし、再びシーツ交換の要領で防水シート10
5,介護浴槽用枠体102を取り除く。この介護浴槽用
枠体102は軽量であるとともに、シーツ交換の要領で
防水シート105を挿入することができるため、要介護
者を抱え上げる必要がなく、空気の注入により浴槽部1
07が形成されベッド上に横臥させたままの状態でシャ
ワー浴を行うことができる。使用後は口栓103から空
気を排出することによって速やかに介護浴槽用枠体10
2を平坦にできるため取り除きやすく介護者の負担を軽
減でき、また、防水シート105の洗浄や乾燥が容易な
ため衛生性に優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の介護浴槽用枠体は以下のような課題を有していた。 1)膨張時に角部102aが歪みのないL字管状になる
ように形成するためには、予め介護浴槽用枠体102の
所定部を立体的に成型しておくか、介護浴槽用枠体10
2の各辺部同士を立体的に溶着する加工等が必要であ
り、加工工数も多くなるため生産性に欠けるという問題
点を有していた。 2)角部102aの外周と内周との面積比が適切に加工
されていないと、膨張時に角部102aが直角にならず
円形等に近づくとともに、上下面にシワが寄って堰部1
06に低部が出来、その部分から溢水しやすく、更に、
介護浴槽用枠体102の各辺部が内側や外側に「く」の
字状に折れ曲がりやすく、内側に折れ曲がった場合は介
護入浴装置内が狭く窮屈になり洗浄水の飛沫が該装置外
へ飛び周囲を汚すとともに、逆に外側に折れ曲った場合
は、介護浴槽用枠体102がベッドマット101から脱
落して、堰が機能せず周囲を濡らすという問題点を有し
ていた。 3)介護浴槽用枠体102を大きくし浴槽部107の面
積を大きくするか、介護浴槽用枠体102の高さを高く
しようとすると前述の問題点がさらに顕著になるため、
対向する各辺部の下部同士をストラップで連結したり、
チューブを連設して中仕切りを形成しなければならず、
複雑な加工が必要で生産性に欠けるとともに、装置が大
型化し搬送性や収納性に欠けるという問題点を有してい
た。また、上記従来の介護入浴システムは、 4)要介護者110の身体にシャワーノズル部112a
からシャワーを浴びせてで洗浄するだけなので、シャワ
ーがかかっていないときには気化熱により身体が冷え易
く、特に冬場等の気温が低い場合は要介護者が風邪を引
きやすいという問題点を有していた。
来の介護浴槽用枠体は以下のような課題を有していた。 1)膨張時に角部102aが歪みのないL字管状になる
ように形成するためには、予め介護浴槽用枠体102の
所定部を立体的に成型しておくか、介護浴槽用枠体10
2の各辺部同士を立体的に溶着する加工等が必要であ
り、加工工数も多くなるため生産性に欠けるという問題
点を有していた。 2)角部102aの外周と内周との面積比が適切に加工
されていないと、膨張時に角部102aが直角にならず
円形等に近づくとともに、上下面にシワが寄って堰部1
06に低部が出来、その部分から溢水しやすく、更に、
介護浴槽用枠体102の各辺部が内側や外側に「く」の
字状に折れ曲がりやすく、内側に折れ曲がった場合は介
護入浴装置内が狭く窮屈になり洗浄水の飛沫が該装置外
へ飛び周囲を汚すとともに、逆に外側に折れ曲った場合
は、介護浴槽用枠体102がベッドマット101から脱
落して、堰が機能せず周囲を濡らすという問題点を有し
ていた。 3)介護浴槽用枠体102を大きくし浴槽部107の面
積を大きくするか、介護浴槽用枠体102の高さを高く
しようとすると前述の問題点がさらに顕著になるため、
対向する各辺部の下部同士をストラップで連結したり、
チューブを連設して中仕切りを形成しなければならず、
複雑な加工が必要で生産性に欠けるとともに、装置が大
型化し搬送性や収納性に欠けるという問題点を有してい
た。また、上記従来の介護入浴システムは、 4)要介護者110の身体にシャワーノズル部112a
からシャワーを浴びせてで洗浄するだけなので、シャワ
ーがかかっていないときには気化熱により身体が冷え易
く、特に冬場等の気温が低い場合は要介護者が風邪を引
きやすいという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、製造時に複雑な加工を必要とせず生産性に優れ、組
み立てや分解が容易で介護作業の作業性に優れるととも
に、使用時(膨張時)には角部が略直角になるため各辺
部が内外に折れ曲がったりシワや凹凸部の発生がなく、
洗浄時の溢水等を防止することのできる介護浴槽用枠体
の提供、及び要介護者の身体を収容しサウナ浴を行なわ
せることのできる介護浴用寝袋,覆設するだけで簡単に
サウナ浴が可能な介護浴用覆設シートの提供、並びに多
湿温風又は乾燥温風等のサウナ雰囲気を介護浴用寝袋,
介護浴用覆設シートの内側に供給することにより要介護
者を十分に温めた後にシャワー洗浄を行うことのできる
介護入浴システムの提供を目的とする。
で、製造時に複雑な加工を必要とせず生産性に優れ、組
み立てや分解が容易で介護作業の作業性に優れるととも
に、使用時(膨張時)には角部が略直角になるため各辺
部が内外に折れ曲がったりシワや凹凸部の発生がなく、
洗浄時の溢水等を防止することのできる介護浴槽用枠体
の提供、及び要介護者の身体を収容しサウナ浴を行なわ
せることのできる介護浴用寝袋,覆設するだけで簡単に
サウナ浴が可能な介護浴用覆設シートの提供、並びに多
湿温風又は乾燥温風等のサウナ雰囲気を介護浴用寝袋,
介護浴用覆設シートの内側に供給することにより要介護
者を十分に温めた後にシャワー洗浄を行うことのできる
介護入浴システムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明は以下の構成を有している。本発明の
請求項1に記載の介護浴槽用枠体は、空気注入部からの
空気の注入によりベッド上面に方形状に膨張し、防水シ
ートをその上面に覆設することにより介護浴槽が形成さ
れる気密性のチューブからなる介護浴槽用枠体であっ
て、前記チューブが排気時には有端又は無端のベルト状
であり、かつ前記介護浴槽用枠体の角部となる部位に少
なくとも上下に対向して又は中央部に溶着して形成され
た偏平部を有し、前記偏平部とその周囲のチューブによ
り膨張時に略直角に折れ曲がる折れ曲がり部を備えてい
る構成を有している。この構成により、折れ曲がり部は
偏平部によりチューブの管径が狭められているので、膨
張時にパスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて小さくなり、偏平部周囲のチューブの内壁に
掛かる圧力が相対的に大きくなるので、偏平部で直角に
曲げることができるという作用を有する。偏平部の周囲
の大管径の部分のチューブが膨張するにつれ真っ直ぐな
円筒形になるのに対して、折れ曲がり部は曲がりやすい
ため略直角に曲がり、全体を長方形状や正方形状の方形
の枠形に膨張させることができるという作用を有する。
防水シートを敷設することによって介護浴槽を形成した
場合に、介護浴槽用枠体の各辺部のチューブが内側や外
側に歪まないため、浴槽部が窮屈になったり介護浴槽用
枠体がベッドから脱落することを防止できるという作用
を有する。製造時に複雑な加工を必要としないため製造
が簡単であるとともに、軽量に形成できるため、運搬や
設置の労力を軽減でき、作業性を向上させることができ
るという作用を有する。また、排気時には平坦になり、
通常のシーツ交換の要領で要介護者を収容することがで
き要介護者を抱え上げる必要がないので介護者の労力を
著しく軽減できるという作用を有する。
るために、本発明は以下の構成を有している。本発明の
請求項1に記載の介護浴槽用枠体は、空気注入部からの
空気の注入によりベッド上面に方形状に膨張し、防水シ
ートをその上面に覆設することにより介護浴槽が形成さ
れる気密性のチューブからなる介護浴槽用枠体であっ
て、前記チューブが排気時には有端又は無端のベルト状
であり、かつ前記介護浴槽用枠体の角部となる部位に少
なくとも上下に対向して又は中央部に溶着して形成され
た偏平部を有し、前記偏平部とその周囲のチューブによ
り膨張時に略直角に折れ曲がる折れ曲がり部を備えてい
る構成を有している。この構成により、折れ曲がり部は
偏平部によりチューブの管径が狭められているので、膨
張時にパスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて小さくなり、偏平部周囲のチューブの内壁に
掛かる圧力が相対的に大きくなるので、偏平部で直角に
曲げることができるという作用を有する。偏平部の周囲
の大管径の部分のチューブが膨張するにつれ真っ直ぐな
円筒形になるのに対して、折れ曲がり部は曲がりやすい
ため略直角に曲がり、全体を長方形状や正方形状の方形
の枠形に膨張させることができるという作用を有する。
防水シートを敷設することによって介護浴槽を形成した
場合に、介護浴槽用枠体の各辺部のチューブが内側や外
側に歪まないため、浴槽部が窮屈になったり介護浴槽用
枠体がベッドから脱落することを防止できるという作用
を有する。製造時に複雑な加工を必要としないため製造
が簡単であるとともに、軽量に形成できるため、運搬や
設置の労力を軽減でき、作業性を向上させることができ
るという作用を有する。また、排気時には平坦になり、
通常のシーツ交換の要領で要介護者を収容することがで
き要介護者を抱え上げる必要がないので介護者の労力を
著しく軽減できるという作用を有する。
【0010】ここで、介護浴槽用枠体としては、合成ゴ
ムや可撓性の合成樹脂等のシートを折り曲げて重なった
端部を溶着又は接着して形成したチューブや、押し出し
成形で形成されたチューブが用いられる。シートを折り
曲げて重合部を接着して形成したチューブの場合、接着
部の外側に5〜20cmの接合代部を形成してもよい。
接合代部と底部や上部を形成する被覆シートや枕部を溶
着等で簡単に固定できるので好ましい。偏平部は、膨張
時に介護浴槽用枠体の外周側になる部分と内周側になる
部分とのチューブ同士を溶着することによって形成する
ことが好ましい。その形状としては、特に膨張時に引っ
張られる部分に鋭角部を有さない円弧状や、なだらかな
双曲線等の曲線状等に形成することが好ましい。鋭角部
に引っ張り応力が集中しそこからチューブが破断するの
を防ぐためである。また、角部の内周面側の中央部に該
当する位置の短手方向の中央部を直径以下の大きさでチ
ューブの内周壁部を折り込み又は折り込み出して固着し
偏平部を形成してもよい。偏平部を形成する位置として
は、膨張時に上下面となる位置で、かつ排気時のチュー
ブの短手方向の両端部や中央部等の任意の位置が選ばれ
るが、短手方向の中心軸に対して対称形になるように形
成することが好ましい。防水シートとしては、ポリエチ
レン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系ポリマー、
ポリエステル,ポリウレタン,ポリビニルアセタール,
ポリアミド,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,シ
リコーンゴム,エチレンプロピレンゴム(EPM,EP
DH),イソプレンゴム等の軟質な合成樹脂や合成ゴム
製等のシートや、布帛に前記の合成樹脂や合成ゴム等を
積層したものも好適に用いられる。なお、防水シートに
抗菌加工を施してもよい。雑菌やカビの繁殖を防止する
ことができるからである。また、防水シートの所定位置
に排水手段を設けてもよい。入浴やシャワー浴後の排水
を速やかに排水でき、爽快感や清潔感を高めることがで
きるからである。さらに、防水シートが薄手の場合は、
防水シートの下部に更にエアクッションや厚手の布等製
のシートを敷設してもよい。
ムや可撓性の合成樹脂等のシートを折り曲げて重なった
端部を溶着又は接着して形成したチューブや、押し出し
成形で形成されたチューブが用いられる。シートを折り
曲げて重合部を接着して形成したチューブの場合、接着
部の外側に5〜20cmの接合代部を形成してもよい。
接合代部と底部や上部を形成する被覆シートや枕部を溶
着等で簡単に固定できるので好ましい。偏平部は、膨張
時に介護浴槽用枠体の外周側になる部分と内周側になる
部分とのチューブ同士を溶着することによって形成する
ことが好ましい。その形状としては、特に膨張時に引っ
張られる部分に鋭角部を有さない円弧状や、なだらかな
双曲線等の曲線状等に形成することが好ましい。鋭角部
に引っ張り応力が集中しそこからチューブが破断するの
を防ぐためである。また、角部の内周面側の中央部に該
当する位置の短手方向の中央部を直径以下の大きさでチ
ューブの内周壁部を折り込み又は折り込み出して固着し
偏平部を形成してもよい。偏平部を形成する位置として
は、膨張時に上下面となる位置で、かつ排気時のチュー
ブの短手方向の両端部や中央部等の任意の位置が選ばれ
るが、短手方向の中心軸に対して対称形になるように形
成することが好ましい。防水シートとしては、ポリエチ
レン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系ポリマー、
ポリエステル,ポリウレタン,ポリビニルアセタール,
ポリアミド,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,シ
リコーンゴム,エチレンプロピレンゴム(EPM,EP
DH),イソプレンゴム等の軟質な合成樹脂や合成ゴム
製等のシートや、布帛に前記の合成樹脂や合成ゴム等を
積層したものも好適に用いられる。なお、防水シートに
抗菌加工を施してもよい。雑菌やカビの繁殖を防止する
ことができるからである。また、防水シートの所定位置
に排水手段を設けてもよい。入浴やシャワー浴後の排水
を速やかに排水でき、爽快感や清潔感を高めることがで
きるからである。さらに、防水シートが薄手の場合は、
防水シートの下部に更にエアクッションや厚手の布等製
のシートを敷設してもよい。
【0011】本発明の請求項2に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項1において、前記偏平部が前記チューブの短
手方向の対向する上下両端部を基部として鋭角部を有さ
ない山形状に形成され、かつ前記偏平部の高さの合計が
前記チューブの短手方向の幅の20%〜80%である構
成を有している。これにより、膨張時にはチューブの短
手方向に対向して形成された偏平部が角部の上面と下面
になり、角部を略直角に折れ曲げることができるととも
に、膨張する介護浴槽用枠体の部分には好ましくない折
れ目が生じないので、繰り返し使用等によって脆弱にな
る部分が形成され難くなるので、耐久性を著しく向上さ
せることができるという作用を有する。ここで、偏平部
の高さの合計は、チューブの径や材質等にもよるが、チ
ューブの短手方向の幅の20%より小さくなるにつれ直
角状に折り曲げ難くなるとともに偏平部に隣接するチュ
ーブの膨張により角部が鈍角になりやすくなるため各辺
部が外周方向に膨らみ長方形の枠形を維持することが困
難になる傾向を生じ、80%より大きくなるにつれ対向
する偏平部に挟まれた部分の空気流通量が少なくなり所
定の大きさに膨張するまでの時間が長く掛かるととも
に、偏平部に無理な引っ張り力が掛かりやすくなる傾向
を生じるのでいずれも好ましくない。
は、請求項1において、前記偏平部が前記チューブの短
手方向の対向する上下両端部を基部として鋭角部を有さ
ない山形状に形成され、かつ前記偏平部の高さの合計が
前記チューブの短手方向の幅の20%〜80%である構
成を有している。これにより、膨張時にはチューブの短
手方向に対向して形成された偏平部が角部の上面と下面
になり、角部を略直角に折れ曲げることができるととも
に、膨張する介護浴槽用枠体の部分には好ましくない折
れ目が生じないので、繰り返し使用等によって脆弱にな
る部分が形成され難くなるので、耐久性を著しく向上さ
せることができるという作用を有する。ここで、偏平部
の高さの合計は、チューブの径や材質等にもよるが、チ
ューブの短手方向の幅の20%より小さくなるにつれ直
角状に折り曲げ難くなるとともに偏平部に隣接するチュ
ーブの膨張により角部が鈍角になりやすくなるため各辺
部が外周方向に膨らみ長方形の枠形を維持することが困
難になる傾向を生じ、80%より大きくなるにつれ対向
する偏平部に挟まれた部分の空気流通量が少なくなり所
定の大きさに膨張するまでの時間が長く掛かるととも
に、偏平部に無理な引っ張り力が掛かりやすくなる傾向
を生じるのでいずれも好ましくない。
【0012】本発明の請求項3に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項1又は2に記載の介護浴槽用枠体において、
前記偏平部により形成された前記チューブの外周面側の
狭幅部の幅が内周面側の狭幅部の幅の1.05〜3.0
倍好ましくは1.2〜2.5倍に形成されている構成を
有している。この構成により、外周側狭幅部が内周側狭
幅部よりも大きく膨張するため、角部をより容易に直角
に近い角度に曲げることができるという作用を有する。
内周側狭幅部の膨張率が小さくなるため、直角に角部が
曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部等に発生せず、チ
ューブにかかる負担を軽減し、チューブが脆弱になるこ
とを防止できるという作用を有する。空気を充填した状
態(膨張時)から、空気を排出する際に内周側狭幅部の
内側面が外周側狭幅部の内側面に密着したりしないた
め、空気の流通が妨げられず、速やかに空気を排出する
ことができ、後始末の作業性を向上させることが出来る
という作用を有する。ここで、偏平部の高さやチューブ
の材質等にもよるが、外周面側狭幅部の幅が内周面側狭
幅部の幅の1.2倍よりも小さくなるにつれ、膨張時に
角部の外周側が左右に引っ張られ無理な力がかかるとと
もに、角部の内周側は折り込まれる部分が大きくなり、
広がろうとするため角部全体が鈍角になる傾向を生じ、
また2.5倍よりも大きくなるにつれ、角部の内周側の
折り込まれる部分は小さくなるが、外周側が真っ直ぐに
なろうとし、角部が鈍角になる傾向を生じるため、いず
れも好ましくない。
は、請求項1又は2に記載の介護浴槽用枠体において、
前記偏平部により形成された前記チューブの外周面側の
狭幅部の幅が内周面側の狭幅部の幅の1.05〜3.0
倍好ましくは1.2〜2.5倍に形成されている構成を
有している。この構成により、外周側狭幅部が内周側狭
幅部よりも大きく膨張するため、角部をより容易に直角
に近い角度に曲げることができるという作用を有する。
内周側狭幅部の膨張率が小さくなるため、直角に角部が
曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部等に発生せず、チ
ューブにかかる負担を軽減し、チューブが脆弱になるこ
とを防止できるという作用を有する。空気を充填した状
態(膨張時)から、空気を排出する際に内周側狭幅部の
内側面が外周側狭幅部の内側面に密着したりしないた
め、空気の流通が妨げられず、速やかに空気を排出する
ことができ、後始末の作業性を向上させることが出来る
という作用を有する。ここで、偏平部の高さやチューブ
の材質等にもよるが、外周面側狭幅部の幅が内周面側狭
幅部の幅の1.2倍よりも小さくなるにつれ、膨張時に
角部の外周側が左右に引っ張られ無理な力がかかるとと
もに、角部の内周側は折り込まれる部分が大きくなり、
広がろうとするため角部全体が鈍角になる傾向を生じ、
また2.5倍よりも大きくなるにつれ、角部の内周側の
折り込まれる部分は小さくなるが、外周側が真っ直ぐに
なろうとし、角部が鈍角になる傾向を生じるため、いず
れも好ましくない。
【0013】本発明の請求項4に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体において、逆流防止弁を有する口栓で形成された
空気注入部と、逆流防止弁を有さない口栓で形成された
1以上の空気排出部と、が4つの前記角部の内1以上の
角部の近傍に配設されている構成を有している。この構
成により、空気を排出する際の空気排出部には逆流防止
弁を有しておらず、逆流防止弁によって空気の流通が妨
げられないため、速やかに空気を排出させることができ
るという作用を有する。空気の注入・排出を介護浴槽用
枠体の短辺側からでも長辺側からでもできるため、介護
浴槽用枠体を配設するベッド周囲のスペースに応じて好
適な方向から行うことができるという作用を有する。空
気排出部を1以上備えているので、空気の排出がスムー
ズで後片付け作業の時間を著しく短縮できるという作用
を有する。
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体において、逆流防止弁を有する口栓で形成された
空気注入部と、逆流防止弁を有さない口栓で形成された
1以上の空気排出部と、が4つの前記角部の内1以上の
角部の近傍に配設されている構成を有している。この構
成により、空気を排出する際の空気排出部には逆流防止
弁を有しておらず、逆流防止弁によって空気の流通が妨
げられないため、速やかに空気を排出させることができ
るという作用を有する。空気の注入・排出を介護浴槽用
枠体の短辺側からでも長辺側からでもできるため、介護
浴槽用枠体を配設するベッド周囲のスペースに応じて好
適な方向から行うことができるという作用を有する。空
気排出部を1以上備えているので、空気の排出がスムー
ズで後片付け作業の時間を著しく短縮できるという作用
を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体において、前記チューブが長手方向の端部を気密
に封緘された有端のベルト状に形成され、かつ各前記端
部に配設され各前記端部同士を脱着自在に係着する係着
部材を備えている構成を有している。この構成により、
介護浴槽用枠体が角部等で分割可能になり、使用後に分
割し端部からチューブの空気を抜きながら巻き取る等に
より速やかに収納することができるという作用を有す
る。また、複数のチューブで介護浴槽用枠体を構成する
こともできるため、要介護者の体格や設置場所等に応じ
て種々の大きさや形状の介護浴槽を形成することができ
るという作用を有する。さらに破損等の場合に破損部分
のチューブのみの交換で対処することができるためメン
テナンス性に優れるという作用を有する。ここで、係着
部材としては、マジックテープ(商標名)等の面ファス
ナやファスナ,鉤ホック,ドットボタン,紐等が使用さ
れる。
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体において、前記チューブが長手方向の端部を気密
に封緘された有端のベルト状に形成され、かつ各前記端
部に配設され各前記端部同士を脱着自在に係着する係着
部材を備えている構成を有している。この構成により、
介護浴槽用枠体が角部等で分割可能になり、使用後に分
割し端部からチューブの空気を抜きながら巻き取る等に
より速やかに収納することができるという作用を有す
る。また、複数のチューブで介護浴槽用枠体を構成する
こともできるため、要介護者の体格や設置場所等に応じ
て種々の大きさや形状の介護浴槽を形成することができ
るという作用を有する。さらに破損等の場合に破損部分
のチューブのみの交換で対処することができるためメン
テナンス性に優れるという作用を有する。ここで、係着
部材としては、マジックテープ(商標名)等の面ファス
ナやファスナ,鉤ホック,ドットボタン,紐等が使用さ
れる。
【0015】本発明の請求項6に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体と、前記介護浴槽用枠体の底部又は上部に溶着や
接着等によって水密に連設された防水性の被覆シート
と、前記介護浴槽用枠体の1以上の外周側に延設された
飛沫防止部と、を備えた構成を有している。これによ
り、介護浴槽用枠体に被覆シートが連設され、介護浴槽
用枠体が空気を排出した状態では略平坦になるため、通
常のシーツ交換の要領で要介護者の下に容易に敷設する
ことができるという作用を有する。介護浴槽用枠体の底
部又は上部に水密に被覆シートが連設されているので、
そのままシャワー浴等を行うことができるという作用を
有する。飛沫防止部が介護浴槽用枠体の外周に延設され
ているので、介護浴槽用枠体の外にシャワーの飛沫等が
かかっても周囲が濡れるのを防止できる。特に、畳の上
に敷設した敷布団上で使用した場合でも、敷布団や畳が
濡れることを防止できるという作用を有する。ここで、
飛沫防止部は被覆シートと一体のものであってもよく、
又は被覆シートと別体で該枠体に連設されてもよい。
尚、飛沫防止部は要介護者の頭上方向をより幅広に形成
することが好ましい。洗髪時の飛沫を防止することがで
きるからである。また、飛沫が溜まり周囲に流れないよ
うにするために、飛沫防止部の周縁を高くし堰を形成し
てもよい。
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体と、前記介護浴槽用枠体の底部又は上部に溶着や
接着等によって水密に連設された防水性の被覆シート
と、前記介護浴槽用枠体の1以上の外周側に延設された
飛沫防止部と、を備えた構成を有している。これによ
り、介護浴槽用枠体に被覆シートが連設され、介護浴槽
用枠体が空気を排出した状態では略平坦になるため、通
常のシーツ交換の要領で要介護者の下に容易に敷設する
ことができるという作用を有する。介護浴槽用枠体の底
部又は上部に水密に被覆シートが連設されているので、
そのままシャワー浴等を行うことができるという作用を
有する。飛沫防止部が介護浴槽用枠体の外周に延設され
ているので、介護浴槽用枠体の外にシャワーの飛沫等が
かかっても周囲が濡れるのを防止できる。特に、畳の上
に敷設した敷布団上で使用した場合でも、敷布団や畳が
濡れることを防止できるという作用を有する。ここで、
飛沫防止部は被覆シートと一体のものであってもよく、
又は被覆シートと別体で該枠体に連設されてもよい。
尚、飛沫防止部は要介護者の頭上方向をより幅広に形成
することが好ましい。洗髪時の飛沫を防止することがで
きるからである。また、飛沫が溜まり周囲に流れないよ
うにするために、飛沫防止部の周縁を高くし堰を形成し
てもよい。
【0016】本発明の請求項7に記載の介護浴槽用枠体
は、請求項6に記載の介護浴槽用枠体において、前記介
護浴槽用枠体の長手方向の対向する位置にチューブが連
通して形成された枕部、若しくは前記被覆シートの上面
に底部が固着されかつ空気注入・排出部を有する空気で
膨張し筒状体を形成する枕部を備えている構成を有して
いる。これにより、別途枕を用意しなくても要介護者の
頭部や頸部を載せ、要介護者を安楽にさせることができ
るという作用を有する。また、介護浴槽用枠体と枕部と
を連設した場合、頭部を収容することができる槽部が形
成されるため、洗髪時の排水が要介護者の身体方向に流
出したりして要介護者に不快感を与えることを防止でき
るという作用を有する。
は、請求項6に記載の介護浴槽用枠体において、前記介
護浴槽用枠体の長手方向の対向する位置にチューブが連
通して形成された枕部、若しくは前記被覆シートの上面
に底部が固着されかつ空気注入・排出部を有する空気で
膨張し筒状体を形成する枕部を備えている構成を有して
いる。これにより、別途枕を用意しなくても要介護者の
頭部や頸部を載せ、要介護者を安楽にさせることができ
るという作用を有する。また、介護浴槽用枠体と枕部と
を連設した場合、頭部を収容することができる槽部が形
成されるため、洗髪時の排水が要介護者の身体方向に流
出したりして要介護者に不快感を与えることを防止でき
るという作用を有する。
【0017】本発明の請求項8に記載の介護浴用寝袋
は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体に防水シートを覆設することにより形成された介
護浴槽,又は請求項6又は7に記載の介護浴槽用枠体の
内側に配設される介護浴用寝袋であって、横臥した要介
護者の身体を収容する袋状に形成された収容部と、前記
収容部の周縁を5〜20cm程度立ち上げて形成したマ
チ部と、前記収容部の上面部を要介護者の首側から足元
側にかけて左右に分離する上部ファスナーと、前記マチ
部の足元側及び/又はその側方部を開放する下部ファス
ナーと,前記マチ部の肩口部分を開放する肩口ファスナ
ーと、を備えた構成を有している。これにより、介護浴
用寝袋はファスナーの全開、全閉により完全な開状態、
閉状態とされているので入り易く、特に、要介護者を介
護浴用寝袋に収容する場合、介護浴用寝袋のファスナー
を開いて容易に介護浴用寝袋内に収容することができ
る。また、ファスナーを閉じることにより暖気が逃げる
のを防止しサウナ効果を高めることができる。という作
用を有する。要介護者の身体を十分に暖め血行を促進
し、発汗を促すことができるので、サウナ浴を行った場
合は、シャワー装置による洗浄時にも垢を落とし易く、
身体の洗浄後は清潔感のみならず使用者に爽快感を与え
ることができる。という作用を有する。周囲にマチ部を
有しているので、サウナ雰囲気の供給により全体を大き
く膨らませることができ、内部に収容した要介護者をゆ
ったりと包め、サウナ雰囲気を十分に供給することがで
きるという作用を有する。
は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の介護浴槽
用枠体に防水シートを覆設することにより形成された介
護浴槽,又は請求項6又は7に記載の介護浴槽用枠体の
内側に配設される介護浴用寝袋であって、横臥した要介
護者の身体を収容する袋状に形成された収容部と、前記
収容部の周縁を5〜20cm程度立ち上げて形成したマ
チ部と、前記収容部の上面部を要介護者の首側から足元
側にかけて左右に分離する上部ファスナーと、前記マチ
部の足元側及び/又はその側方部を開放する下部ファス
ナーと,前記マチ部の肩口部分を開放する肩口ファスナ
ーと、を備えた構成を有している。これにより、介護浴
用寝袋はファスナーの全開、全閉により完全な開状態、
閉状態とされているので入り易く、特に、要介護者を介
護浴用寝袋に収容する場合、介護浴用寝袋のファスナー
を開いて容易に介護浴用寝袋内に収容することができ
る。また、ファスナーを閉じることにより暖気が逃げる
のを防止しサウナ効果を高めることができる。という作
用を有する。要介護者の身体を十分に暖め血行を促進
し、発汗を促すことができるので、サウナ浴を行った場
合は、シャワー装置による洗浄時にも垢を落とし易く、
身体の洗浄後は清潔感のみならず使用者に爽快感を与え
ることができる。という作用を有する。周囲にマチ部を
有しているので、サウナ雰囲気の供給により全体を大き
く膨らませることができ、内部に収容した要介護者をゆ
ったりと包め、サウナ雰囲気を十分に供給することがで
きるという作用を有する。
【0018】ここで、介護浴用寝袋の材質としては、例
えば、ポリエステルやポリ塩化ビニル,ポリアミド,ポ
リビニルアセタール,ポリアクリロニトリル,ポリ塩化
ビニリデン,ポリオレフィン等の防水性に富んだ合成樹
脂製軟質フィルムやゴムラミネート膜材、若しくは、こ
れらを積層した防水性の複合品(不織布等)やこれらに
更にアルミニウム箔等の金属箔層を積層した積層物が使
用される。特に、金属箔を積層した積層物を用いると、
断熱性に優れ、サウナ雰囲気の温度を保つことができ
る。また、介護浴用寝袋に排水手段を設けてもよい。サ
ウナでの発汗した汗水や洗浄時の洗浄水を排水でき、爽
快感や清潔感を高めることができる。排水手段として
は、汗水等の溜まりやすい部位にホースを連結して行う
ことができる。ファスナーとしては、スライドファスナ
ーやチャックシール、マジックテープ等の面ファスナー
が用いられる。中央ファスナーはファスナーの両端部を
分離できるオープンファスナーや面ファスナーが好適に
用いられる。これにより、介護浴用寝袋の上面部の中央
を完全に左右に開くことができる。また、肩口ファスナ
ーや下部ファスナーとしては、ファスナーの滑り金具を
2つ有した両方向開閉式のファスナーを用いてもよい。
これにより、下部ファスナーに両方向開閉式のファスナ
ーを用いた場合、下部ファスナーを部分的に開くことが
できるため、下部ファスナーの任意の位置を開口してサ
ウナ雰囲気供給兼シャワー装置との連結部を挿着するこ
とができ、介護浴用寝袋と容易に連結することができ
る。また、肩口ファスナーに両方向開閉式のファスナー
を用いた場合、使用者の首から離れた位置を部分的に開
けることができるため、介護浴用寝袋内のサウナ雰囲気
を使用者の首から離れた位置から外部に流出させ、使用
者の首の周囲からサウナ雰囲気が流出するのを抑制する
ことができるため、要介護者がのぼせたり息苦しさ等の
不快感が生ずるのを防ぎ、新しいスチーム及び/又はミ
ストを介護浴用寝袋内へ常時スムーズに供給することが
できる。
えば、ポリエステルやポリ塩化ビニル,ポリアミド,ポ
リビニルアセタール,ポリアクリロニトリル,ポリ塩化
ビニリデン,ポリオレフィン等の防水性に富んだ合成樹
脂製軟質フィルムやゴムラミネート膜材、若しくは、こ
れらを積層した防水性の複合品(不織布等)やこれらに
更にアルミニウム箔等の金属箔層を積層した積層物が使
用される。特に、金属箔を積層した積層物を用いると、
断熱性に優れ、サウナ雰囲気の温度を保つことができ
る。また、介護浴用寝袋に排水手段を設けてもよい。サ
ウナでの発汗した汗水や洗浄時の洗浄水を排水でき、爽
快感や清潔感を高めることができる。排水手段として
は、汗水等の溜まりやすい部位にホースを連結して行う
ことができる。ファスナーとしては、スライドファスナ
ーやチャックシール、マジックテープ等の面ファスナー
が用いられる。中央ファスナーはファスナーの両端部を
分離できるオープンファスナーや面ファスナーが好適に
用いられる。これにより、介護浴用寝袋の上面部の中央
を完全に左右に開くことができる。また、肩口ファスナ
ーや下部ファスナーとしては、ファスナーの滑り金具を
2つ有した両方向開閉式のファスナーを用いてもよい。
これにより、下部ファスナーに両方向開閉式のファスナ
ーを用いた場合、下部ファスナーを部分的に開くことが
できるため、下部ファスナーの任意の位置を開口してサ
ウナ雰囲気供給兼シャワー装置との連結部を挿着するこ
とができ、介護浴用寝袋と容易に連結することができ
る。また、肩口ファスナーに両方向開閉式のファスナー
を用いた場合、使用者の首から離れた位置を部分的に開
けることができるため、介護浴用寝袋内のサウナ雰囲気
を使用者の首から離れた位置から外部に流出させ、使用
者の首の周囲からサウナ雰囲気が流出するのを抑制する
ことができるため、要介護者がのぼせたり息苦しさ等の
不快感が生ずるのを防ぎ、新しいスチーム及び/又はミ
ストを介護浴用寝袋内へ常時スムーズに供給することが
できる。
【0019】本発明の請求項9に記載の介護入浴用覆設
シートは、防水性のシートと、前記シートの少なくとも
3周縁に重錘が配設された重錘部を備えている構成を有
している。この構成により、要介護者に介護浴用枠体覆
設シートを被せるという極めて容易な操作だけで、介護
浴用覆設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することが
できるという作用を有する。少なくとも3周縁に重錘部
を備えているので、サウナ雰囲気が外部に洩れる量を最
小限に抑えておくことができ、要介護者を十分に温める
ことができるという作用を有する。サウナ浴が終了した
際には速やかに取り外し、要介護者にシャワー浴を施す
ことができるという作用を有する。一枚のシートで形成
されているため、消毒作業を容易に行うことができ、衛
生的な状態に保つことができるという作用を有する。ま
た、重錘を重錘部から着脱自在にすれば、洗濯機等での
洗浄も容易にすることができるため、作業性やメンテナ
ンス性にも優れるという作用を有する。ここで、介護浴
用覆設シートの材質としては、前述した要介護者の下に
敷設する防水シートや、介護浴用寝袋と同様のものが使
用される。また、略長方形のシートの四隅にギャザー部
等を形成し、マチ部をとって5〜15cm好ましくは8
〜12cm立ち上げると、サウナ雰囲気を供給する際に
適度な膨らみができ、要介護者をゆったりと包み込むこ
とができるので好ましい。また、重錘部の角部は円周状
や楕円周状にするとサウナ雰囲気が洩れにくくなるため
好ましい。重錘部は、介護浴用覆設シートの周囲を折り
返して溶着や縫着等で袋状に形成し、中にチェーンや数
珠状の重錘,小径の金属棒、鉄粉等の金属粉を配合した
合成又は天然ゴム等製の棒状乃至板状等の重錘を挿入す
ることにより形成するか、同様の重錘をホック,面ファ
スナー等で着脱可能配設してもよい。介護浴用覆設シー
トの要介護者の首回りに当接する部分とその周囲には、
重錘は配設しないか軽量の重錘を使用するのが好まし
い。また、必要に応じて首を囲撓する形状に襟ぐり部を
設けてもよい、肩部が冷えるのを防止でき、風邪等をひ
くのを防ぐことができるからである。
シートは、防水性のシートと、前記シートの少なくとも
3周縁に重錘が配設された重錘部を備えている構成を有
している。この構成により、要介護者に介護浴用枠体覆
設シートを被せるという極めて容易な操作だけで、介護
浴用覆設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することが
できるという作用を有する。少なくとも3周縁に重錘部
を備えているので、サウナ雰囲気が外部に洩れる量を最
小限に抑えておくことができ、要介護者を十分に温める
ことができるという作用を有する。サウナ浴が終了した
際には速やかに取り外し、要介護者にシャワー浴を施す
ことができるという作用を有する。一枚のシートで形成
されているため、消毒作業を容易に行うことができ、衛
生的な状態に保つことができるという作用を有する。ま
た、重錘を重錘部から着脱自在にすれば、洗濯機等での
洗浄も容易にすることができるため、作業性やメンテナ
ンス性にも優れるという作用を有する。ここで、介護浴
用覆設シートの材質としては、前述した要介護者の下に
敷設する防水シートや、介護浴用寝袋と同様のものが使
用される。また、略長方形のシートの四隅にギャザー部
等を形成し、マチ部をとって5〜15cm好ましくは8
〜12cm立ち上げると、サウナ雰囲気を供給する際に
適度な膨らみができ、要介護者をゆったりと包み込むこ
とができるので好ましい。また、重錘部の角部は円周状
や楕円周状にするとサウナ雰囲気が洩れにくくなるため
好ましい。重錘部は、介護浴用覆設シートの周囲を折り
返して溶着や縫着等で袋状に形成し、中にチェーンや数
珠状の重錘,小径の金属棒、鉄粉等の金属粉を配合した
合成又は天然ゴム等製の棒状乃至板状等の重錘を挿入す
ることにより形成するか、同様の重錘をホック,面ファ
スナー等で着脱可能配設してもよい。介護浴用覆設シー
トの要介護者の首回りに当接する部分とその周囲には、
重錘は配設しないか軽量の重錘を使用するのが好まし
い。また、必要に応じて首を囲撓する形状に襟ぐり部を
設けてもよい、肩部が冷えるのを防止でき、風邪等をひ
くのを防ぐことができるからである。
【0020】本発明の請求項10に記載の介護入浴シス
テムは、請求項8に記載の介護浴用寝袋、若しくは請求
項6又は7に記載の介護浴槽用枠体の内側に横臥した要
介護者に覆設された請求項9に記載の介護浴用覆設シー
トと、前記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで
覆設された介護浴槽の内部と連結される連結部と,前記
連結部に連結されサウナ雰囲気を吐出する吐出部と,を
有し前記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで覆
設された介護浴槽の内部にサウナ雰囲気を供給するサウ
ナ雰囲気供給装置と、 要介護者を洗浄するためのシャ
ワー装置と、前記シャワー装置で要介護者を洗浄した洗
浄排水を回収する洗浄排水回収装置と、を備えた構成を
有している。この構成により、サウナ雰囲気供給装置の
連結部の一端を介護浴用寝袋や介護浴用覆設シート内に
挿着又は配設するだけで内部をサウナ雰囲気にすること
ができ、冬場などの室温が低く要介護者の体が冷えやす
い場合でも全身を十分に暖めることができるという作用
を有する。また、夏期は冷水ミストで冷水浴を行うこと
ができる。湯水に全身を浸さずに全身を温めることがで
きるため、心肺等の内臓への負担を軽減することができ
るという作用を有する。シャワー装置を備えているた
め、特に、該入浴システムで要介護者の身体を洗浄する
場合、介護者が要介護者の身体を介護浴用寝袋から移動
することなく容易にサウナ状態から洗浄状態へ移行する
ことができる。また、サウナ浴により要介護者を十分に
暖めて、発汗を促した後にシャワー浴を行えるため、洗
浄効果を高めることができるという作用を有する。洗浄
排水回収装置を備えているので、介護浴槽や介護浴用寝
袋に排水口を設置したり排水を流す経路を別途用意する
必要がないため構成を簡単にすることができるととも
に、各構成部をコンパクトにすることができるため、設
置や収納の際の省スペース性や作業性に優れるという作
用を有する。ここで、連結部としては、一端が介護浴用
寝袋若しくはサウナ雰囲気供給兼シャワー装置のスチー
ム及び/又はミストを含む多湿温風を吐出する吐出口に
固定されたものや、これらに着脱自在に固定されるもの
が用いられる。連結部としては、布帛や軟質樹脂で形成
されたホースやフレキシブルホース等の軽量で変形自在
なものが好適に使用される。これにより連結部を折り畳
みコンパクト化できるため搬送性や収納性に優れる。洗
浄排水回収装置としては、ダイアフラムポンプ等の真空
ポンプで洗浄排水を吸引し、洗浄排水回収タンクに回収
するものが好適に用いられる。また、真空ポンプの排気
を介護浴槽用枠体の空気注入部にエアホース等を介して
注入し、介護浴槽用枠体を膨張させることもできる。こ
の場合は、別途エアポンプ等を用意する必要がなく更に
装置全体をコンパクト化ができるため好ましい。また、
エアホースに、所定圧以上の圧力がかからないようにリ
リーフバルブを配設すると、介護浴槽用枠体に過大な負
担がかからないので好ましい。
テムは、請求項8に記載の介護浴用寝袋、若しくは請求
項6又は7に記載の介護浴槽用枠体の内側に横臥した要
介護者に覆設された請求項9に記載の介護浴用覆設シー
トと、前記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで
覆設された介護浴槽の内部と連結される連結部と,前記
連結部に連結されサウナ雰囲気を吐出する吐出部と,を
有し前記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで覆
設された介護浴槽の内部にサウナ雰囲気を供給するサウ
ナ雰囲気供給装置と、 要介護者を洗浄するためのシャ
ワー装置と、前記シャワー装置で要介護者を洗浄した洗
浄排水を回収する洗浄排水回収装置と、を備えた構成を
有している。この構成により、サウナ雰囲気供給装置の
連結部の一端を介護浴用寝袋や介護浴用覆設シート内に
挿着又は配設するだけで内部をサウナ雰囲気にすること
ができ、冬場などの室温が低く要介護者の体が冷えやす
い場合でも全身を十分に暖めることができるという作用
を有する。また、夏期は冷水ミストで冷水浴を行うこと
ができる。湯水に全身を浸さずに全身を温めることがで
きるため、心肺等の内臓への負担を軽減することができ
るという作用を有する。シャワー装置を備えているた
め、特に、該入浴システムで要介護者の身体を洗浄する
場合、介護者が要介護者の身体を介護浴用寝袋から移動
することなく容易にサウナ状態から洗浄状態へ移行する
ことができる。また、サウナ浴により要介護者を十分に
暖めて、発汗を促した後にシャワー浴を行えるため、洗
浄効果を高めることができるという作用を有する。洗浄
排水回収装置を備えているので、介護浴槽や介護浴用寝
袋に排水口を設置したり排水を流す経路を別途用意する
必要がないため構成を簡単にすることができるととも
に、各構成部をコンパクトにすることができるため、設
置や収納の際の省スペース性や作業性に優れるという作
用を有する。ここで、連結部としては、一端が介護浴用
寝袋若しくはサウナ雰囲気供給兼シャワー装置のスチー
ム及び/又はミストを含む多湿温風を吐出する吐出口に
固定されたものや、これらに着脱自在に固定されるもの
が用いられる。連結部としては、布帛や軟質樹脂で形成
されたホースやフレキシブルホース等の軽量で変形自在
なものが好適に使用される。これにより連結部を折り畳
みコンパクト化できるため搬送性や収納性に優れる。洗
浄排水回収装置としては、ダイアフラムポンプ等の真空
ポンプで洗浄排水を吸引し、洗浄排水回収タンクに回収
するものが好適に用いられる。また、真空ポンプの排気
を介護浴槽用枠体の空気注入部にエアホース等を介して
注入し、介護浴槽用枠体を膨張させることもできる。こ
の場合は、別途エアポンプ等を用意する必要がなく更に
装置全体をコンパクト化ができるため好ましい。また、
エアホースに、所定圧以上の圧力がかからないようにリ
リーフバルブを配設すると、介護浴槽用枠体に過大な負
担がかからないので好ましい。
【0021】本発明の請求項11に記載の介護入浴シス
テムは、前記サウナ雰囲気供給装置が、熱交換部と、前
記熱交換部に温水を散水する散水部と、前記散水部に前
記温水を供給する温水供給部と、前記熱交換部で発生し
た蒸気(スチーム)及び/又は微細水滴(ミスト)を送
出する送風機と、を備えている構成を有している。これ
により、散水部から熱交換部に散水された温水が熱交換
部で蒸気化して多湿温風が生成し、送風機で多湿温風を
介護浴用寝袋内に供給することができ、容易に介護浴用
寝袋内をサウナ雰囲気にすることができるという作用を
有する。又、微細水滴のみを吐出することにより夏期等
には冷水浴を行うことがてきるという作用を有する。こ
こで、熱交換部としては、波形状の薄板等が散水方向に
対し傾斜して配設されたものや、散水方向に対し孔部が
開口したハニカム状に形成されたもの、筒状体にラシヒ
リングやベルルサドル,インタロックスサドル等の接触
面積拡大部材を充填若しくは網状体を数段状に配設した
もの等、散水部から散水された温水との接触面積の大き
いものが用いられる。送風機としては、遠心式や回転式
の遠心ファン,シロッコファン,プレートファン,ター
ボファンが好適に用いられ、これにより適度な送風量を
得ることができる。なお、熱交換部の下方に空気供給口
を形成し、熱交換部の上方や側方に送風機を配設して、
散水される温水と空気を向流等の交流で接触させると、
相対湿度を高めることができるとともに微細な水滴を同
伴させることができる。また、空気供給口にヒータを配
設すると、多湿温風の温度制御や相対湿度制御を行うこ
とができる。また、散水部への高温水の供給を停止する
ことによって、乾燥温風を供給することもできる。
テムは、前記サウナ雰囲気供給装置が、熱交換部と、前
記熱交換部に温水を散水する散水部と、前記散水部に前
記温水を供給する温水供給部と、前記熱交換部で発生し
た蒸気(スチーム)及び/又は微細水滴(ミスト)を送
出する送風機と、を備えている構成を有している。これ
により、散水部から熱交換部に散水された温水が熱交換
部で蒸気化して多湿温風が生成し、送風機で多湿温風を
介護浴用寝袋内に供給することができ、容易に介護浴用
寝袋内をサウナ雰囲気にすることができるという作用を
有する。又、微細水滴のみを吐出することにより夏期等
には冷水浴を行うことがてきるという作用を有する。こ
こで、熱交換部としては、波形状の薄板等が散水方向に
対し傾斜して配設されたものや、散水方向に対し孔部が
開口したハニカム状に形成されたもの、筒状体にラシヒ
リングやベルルサドル,インタロックスサドル等の接触
面積拡大部材を充填若しくは網状体を数段状に配設した
もの等、散水部から散水された温水との接触面積の大き
いものが用いられる。送風機としては、遠心式や回転式
の遠心ファン,シロッコファン,プレートファン,ター
ボファンが好適に用いられ、これにより適度な送風量を
得ることができる。なお、熱交換部の下方に空気供給口
を形成し、熱交換部の上方や側方に送風機を配設して、
散水される温水と空気を向流等の交流で接触させると、
相対湿度を高めることができるとともに微細な水滴を同
伴させることができる。また、空気供給口にヒータを配
設すると、多湿温風の温度制御や相対湿度制御を行うこ
とができる。また、散水部への高温水の供給を停止する
ことによって、乾燥温風を供給することもできる。
【0022】本発明の請求項12に記載の介護入浴シス
テムは、請求項10又は11において、前記サウナ雰囲
気供給装置が、前記熱交換部の下部に配設された排水貯
留部と、前記排水貯留部の排水を前記温水供給部に供給
するポンプと、を備えている構成を有している。これに
より、散水部から散水された温水の内、スチームやミス
トに変換されなかった排温水を排温水貯留部に貯留して
温水供給部に戻すことができるので、排温水とその熱量
を再利用できるという作用を有する。
テムは、請求項10又は11において、前記サウナ雰囲
気供給装置が、前記熱交換部の下部に配設された排水貯
留部と、前記排水貯留部の排水を前記温水供給部に供給
するポンプと、を備えている構成を有している。これに
より、散水部から散水された温水の内、スチームやミス
トに変換されなかった排温水を排温水貯留部に貯留して
温水供給部に戻すことができるので、排温水とその熱量
を再利用できるという作用を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
チューブからなる介護浴槽用枠体の一部切欠斜視図であ
り、図2(a)はその排気時の介護浴槽用枠体の折れ曲
がり部を示す要部正面図であり、図2(b)は膨張時の
介護浴槽用枠体の角部を示す要部平面図であり、図3は
本実施の形態における介護浴槽用枠体の一使用例を示す
一部切欠斜視図である。図1及び図2において、1は介
護浴槽用枠体、1aは長方形の可撓性の合成樹脂等製の
シートで形成した介護浴槽用枠体1のチューブ、1bは
シートをチューブ状に折り曲げ両側面を溶着した溶着
部、1cはシートの接合代部、2は空気の注入により介
護浴槽用枠体1の四隅が略直角に折れ曲がった角部、2
a,2bは各々角部2の上面側,下面側から対向した山
形状の溶着部で形成された偏平部、3は逆流防止弁を備
えた口栓で形成された空気注入部、4は逆流防止弁を有
さない口栓で形成された空気排出部である。ここで、偏
平部2a,2bの高さの合計は排気時の平坦になったチ
ューブ1aの短手方向の幅の20%〜80%の幅に形成
されている。尚、接合代部1cは設けなくてもよい。図
3において、5は本実施の形態の介護浴槽用枠体1上に
防水シート105を覆設することにより形成された堰
部、6は堰部5で囲まれた浴槽部である。ベッドマット
101、シート104は従来例と同様のものなので、同
一の符号を付して説明を省略する。
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
チューブからなる介護浴槽用枠体の一部切欠斜視図であ
り、図2(a)はその排気時の介護浴槽用枠体の折れ曲
がり部を示す要部正面図であり、図2(b)は膨張時の
介護浴槽用枠体の角部を示す要部平面図であり、図3は
本実施の形態における介護浴槽用枠体の一使用例を示す
一部切欠斜視図である。図1及び図2において、1は介
護浴槽用枠体、1aは長方形の可撓性の合成樹脂等製の
シートで形成した介護浴槽用枠体1のチューブ、1bは
シートをチューブ状に折り曲げ両側面を溶着した溶着
部、1cはシートの接合代部、2は空気の注入により介
護浴槽用枠体1の四隅が略直角に折れ曲がった角部、2
a,2bは各々角部2の上面側,下面側から対向した山
形状の溶着部で形成された偏平部、3は逆流防止弁を備
えた口栓で形成された空気注入部、4は逆流防止弁を有
さない口栓で形成された空気排出部である。ここで、偏
平部2a,2bの高さの合計は排気時の平坦になったチ
ューブ1aの短手方向の幅の20%〜80%の幅に形成
されている。尚、接合代部1cは設けなくてもよい。図
3において、5は本実施の形態の介護浴槽用枠体1上に
防水シート105を覆設することにより形成された堰
部、6は堰部5で囲まれた浴槽部である。ベッドマット
101、シート104は従来例と同様のものなので、同
一の符号を付して説明を省略する。
【0024】以上のように本実施の形態の介護浴槽用枠
体は形成されているので、以下の作用を有する。 a.偏平部2a,2bによりチューブ1aの管径を狭め
られ、パスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて相対的に小さくなり、偏平部2a,2b周囲
のチューブの内壁に掛かる圧力が相対的に大きくなるの
で、偏平部2a,2bで直角に曲げることができる。ま
た、角部以外の周囲の大管径の部分が空気の注入により
膨張するにつれ真っ直ぐな円筒形になるため、介護浴槽
用枠体1の全体を長方形状等の方形の枠形に膨張させる
ことができる。 b.空気の注入によって、介護浴槽用枠体1の角部2が
略直角に折れ曲がるが、偏平部2a,2bは自由に折り
曲げることが出来るため、角部2の上下面に不要な皺が
発生することを防止できる。 c.防水シート105を敷設することによって介護浴槽
を形成した場合に、介護浴槽用枠体1の各辺部のチュー
ブ1aが内側や外側に歪まないため、浴槽部6が窮屈に
なったり介護浴槽用枠体1がベッドから脱落したりする
ことを防止できる。
体は形成されているので、以下の作用を有する。 a.偏平部2a,2bによりチューブ1aの管径を狭め
られ、パスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて相対的に小さくなり、偏平部2a,2b周囲
のチューブの内壁に掛かる圧力が相対的に大きくなるの
で、偏平部2a,2bで直角に曲げることができる。ま
た、角部以外の周囲の大管径の部分が空気の注入により
膨張するにつれ真っ直ぐな円筒形になるため、介護浴槽
用枠体1の全体を長方形状等の方形の枠形に膨張させる
ことができる。 b.空気の注入によって、介護浴槽用枠体1の角部2が
略直角に折れ曲がるが、偏平部2a,2bは自由に折り
曲げることが出来るため、角部2の上下面に不要な皺が
発生することを防止できる。 c.防水シート105を敷設することによって介護浴槽
を形成した場合に、介護浴槽用枠体1の各辺部のチュー
ブ1aが内側や外側に歪まないため、浴槽部6が窮屈に
なったり介護浴槽用枠体1がベッドから脱落したりする
ことを防止できる。
【0025】(実施の形態2,3)図4(a),(b)
はそれぞれ実施の形態2,3における介護浴槽用枠体の
角部の例を示す要部正面図である。図4(a),(b)
において、11a,11bはそれぞれ介護浴槽用枠体の
チューブであり、12a,12b,12cはそれぞれチ
ューブの対向する外周面と内周面とを溶着して形成した
偏平部である。以上のように実施の形態2、3の介護浴
槽用枠体の角部は形成されているので、以下の作用を有
する。実施の形態2のチューブは、チューブの短手方向
の略中央部に丸型の偏平部12aを備えたので、加工の
工数を著しく減少することができ、特に小径のチューブ
を使用した場合に好適に使用することができるという作
用を有する。実施の形態3のチューブは、押出成形され
たチューブの短手方向の両端部に偏平部12b,中央部
に偏平部12cを備えたので、大径のチューブ等の場合
にも無理なく角部を直角に折曲させることができ、防水
シートを覆設した場合の堰部の高さを大きく取ることが
できるという作用を有する。尚、偏平部12a,12c
は丸形に限らず、楕円形や上下に隅部を有する菱形,六
角形,星型等にも形成できる。同様の効果が得られるか
らである。
はそれぞれ実施の形態2,3における介護浴槽用枠体の
角部の例を示す要部正面図である。図4(a),(b)
において、11a,11bはそれぞれ介護浴槽用枠体の
チューブであり、12a,12b,12cはそれぞれチ
ューブの対向する外周面と内周面とを溶着して形成した
偏平部である。以上のように実施の形態2、3の介護浴
槽用枠体の角部は形成されているので、以下の作用を有
する。実施の形態2のチューブは、チューブの短手方向
の略中央部に丸型の偏平部12aを備えたので、加工の
工数を著しく減少することができ、特に小径のチューブ
を使用した場合に好適に使用することができるという作
用を有する。実施の形態3のチューブは、押出成形され
たチューブの短手方向の両端部に偏平部12b,中央部
に偏平部12cを備えたので、大径のチューブ等の場合
にも無理なく角部を直角に折曲させることができ、防水
シートを覆設した場合の堰部の高さを大きく取ることが
できるという作用を有する。尚、偏平部12a,12c
は丸形に限らず、楕円形や上下に隅部を有する菱形,六
角形,星型等にも形成できる。同様の効果が得られるか
らである。
【0026】(実施の形態4)図5は、実施の形態4に
おける介護浴槽用枠体の角部の例を示す要部切欠斜視図
である。図5において、13は介護浴槽用枠体のチュー
ブ、14はその対向する外周側と内周側とを山形に溶着
して形成した偏平部、15は偏平部14で挟まれた内周
側狭幅部、16は偏平部14で挟まれた外周側狭幅部で
あり、外周側狭幅部16は内周側狭幅部15の幅の1.
05〜3.0倍好ましくは1.2〜2.5倍になるよう
に形成されている。以上のように本実施の形態の介護浴
槽用枠体の角部は形成されているので、以下の作用を有
する。 a.外周側狭幅部16が内周側狭幅部15よりも大きく
膨張し、角部をより容易に直角に近い角度にすることが
できる。 b.内周側狭幅部15の膨張率が小さくなるため、直角
に角部が曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部15等に
発生せず、チューブに負担がかかり脆弱になることを防
止できる。 c.膨張した状態から空気を排出する際に、内周側狭幅
部15の内側面が外周側狭幅部16の内側面に密着した
りしないため、空気の流通が妨げられず、速やかに空気
を排出することができ、収納時の作業性を向上させるこ
とができる。
おける介護浴槽用枠体の角部の例を示す要部切欠斜視図
である。図5において、13は介護浴槽用枠体のチュー
ブ、14はその対向する外周側と内周側とを山形に溶着
して形成した偏平部、15は偏平部14で挟まれた内周
側狭幅部、16は偏平部14で挟まれた外周側狭幅部で
あり、外周側狭幅部16は内周側狭幅部15の幅の1.
05〜3.0倍好ましくは1.2〜2.5倍になるよう
に形成されている。以上のように本実施の形態の介護浴
槽用枠体の角部は形成されているので、以下の作用を有
する。 a.外周側狭幅部16が内周側狭幅部15よりも大きく
膨張し、角部をより容易に直角に近い角度にすることが
できる。 b.内周側狭幅部15の膨張率が小さくなるため、直角
に角部が曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部15等に
発生せず、チューブに負担がかかり脆弱になることを防
止できる。 c.膨張した状態から空気を排出する際に、内周側狭幅
部15の内側面が外周側狭幅部16の内側面に密着した
りしないため、空気の流通が妨げられず、速やかに空気
を排出することができ、収納時の作業性を向上させるこ
とができる。
【0027】(実施の形態5)図6は本発明の実施の形
態5における被覆シートが底面に固定された介護浴槽用
枠体の斜視図である。図6において、17aは実施の形
態5における被覆シートが底面に固定された介護浴槽用
枠体、18は空気を注入することによって長方形に膨張
した介護浴槽用枠体17aのチューブ、19はチューブ
18の底部に溶着等の加工により水密に連設された前述
の合成樹脂製シート等からなる防水性の被覆シート、1
9aはチューブ18の外周側方向に被覆シート19を延
設した飛沫防止部である。介護浴槽用枠体17aのチュ
ーブ1a、角部2、偏平部2a,2b、空気注入部3、
空気排出部4は実施の形態1と同様のものであるので同
一の符号を付して説明を省略する。以上のように本実施
の形態の介護浴槽用枠体は形成されているので、以下の
作用を有する。 a.介護浴槽用枠体17aに防水性の被覆シート19が
連設され、介護浴槽用枠体17aが空気を排出した状態
では略平坦になるため、通常のシーツ交換の要領で要介
護者の下に容易に敷設することができる。 b.空気注入部3から空気を注入することにより、チュ
ーブ18が膨張し長方形の介護浴槽用枠体17aが形成
され、その底部に水密に防水シート19が連設されてい
るので、そのままシャワー浴等を行うことができる。 c.飛沫防止部19aが介護浴槽用枠体17aの外周に
延設されているので、介護浴槽用枠体17aの外にシャ
ワーの飛沫等がかかっても周囲が濡れるのを防止でき
る。特に、畳の上に敷設した敷布団上で使用した場合で
も、敷布団や畳が濡れることを防止できる。
態5における被覆シートが底面に固定された介護浴槽用
枠体の斜視図である。図6において、17aは実施の形
態5における被覆シートが底面に固定された介護浴槽用
枠体、18は空気を注入することによって長方形に膨張
した介護浴槽用枠体17aのチューブ、19はチューブ
18の底部に溶着等の加工により水密に連設された前述
の合成樹脂製シート等からなる防水性の被覆シート、1
9aはチューブ18の外周側方向に被覆シート19を延
設した飛沫防止部である。介護浴槽用枠体17aのチュ
ーブ1a、角部2、偏平部2a,2b、空気注入部3、
空気排出部4は実施の形態1と同様のものであるので同
一の符号を付して説明を省略する。以上のように本実施
の形態の介護浴槽用枠体は形成されているので、以下の
作用を有する。 a.介護浴槽用枠体17aに防水性の被覆シート19が
連設され、介護浴槽用枠体17aが空気を排出した状態
では略平坦になるため、通常のシーツ交換の要領で要介
護者の下に容易に敷設することができる。 b.空気注入部3から空気を注入することにより、チュ
ーブ18が膨張し長方形の介護浴槽用枠体17aが形成
され、その底部に水密に防水シート19が連設されてい
るので、そのままシャワー浴等を行うことができる。 c.飛沫防止部19aが介護浴槽用枠体17aの外周に
延設されているので、介護浴槽用枠体17aの外にシャ
ワーの飛沫等がかかっても周囲が濡れるのを防止でき
る。特に、畳の上に敷設した敷布団上で使用した場合で
も、敷布団や畳が濡れることを防止できる。
【0028】(実施の形態6)図7は本発明の実施の形
態6における被覆シートが上面に固定された介護浴槽用
枠体の斜視図である。図7において、17bは実施の形
態6における被覆シートが上面に固定された介護浴槽用
枠体、18は介護浴槽用枠体17bのチューブ、19は
チューブ18の上部の接合代部(図示せず)に溶着等の
加工により水密に連設された前述の合成樹脂製シート等
からなり介護浴槽用枠体17bの短手よりも少し狭めに
形成された防水性の被覆シート、19bはチューブ18
の頭部側のみに延設された飛沫防止部である。介護浴槽
用枠体17bのチューブ1a、角部2、偏平部2a,2
b、空気注入部3、空気排出部4は実施の形態1と同様
のものであるので同一の符号を付して説明を省略する。
以上のように本実施の形態の介護浴槽用枠体は形成され
ているので、実施の形態5の作用の他、以下の作用を有
する。 a.チューブ18と被覆シート19の接合面がフラット
になっているので、洗浄時のゴミ等がたまるのを防止で
きる。 b.ベッド等で頭部側に飛沫が飛びベッドマットを濡ら
すのを防止できる。 c.被覆シート19を接合代部に溶着しているので、チ
ューブを損なうことなく強固に溶着できる。なお、被覆
シートを接着する場合は、接合代部を形成しなくてもよ
い。
態6における被覆シートが上面に固定された介護浴槽用
枠体の斜視図である。図7において、17bは実施の形
態6における被覆シートが上面に固定された介護浴槽用
枠体、18は介護浴槽用枠体17bのチューブ、19は
チューブ18の上部の接合代部(図示せず)に溶着等の
加工により水密に連設された前述の合成樹脂製シート等
からなり介護浴槽用枠体17bの短手よりも少し狭めに
形成された防水性の被覆シート、19bはチューブ18
の頭部側のみに延設された飛沫防止部である。介護浴槽
用枠体17bのチューブ1a、角部2、偏平部2a,2
b、空気注入部3、空気排出部4は実施の形態1と同様
のものであるので同一の符号を付して説明を省略する。
以上のように本実施の形態の介護浴槽用枠体は形成され
ているので、実施の形態5の作用の他、以下の作用を有
する。 a.チューブ18と被覆シート19の接合面がフラット
になっているので、洗浄時のゴミ等がたまるのを防止で
きる。 b.ベッド等で頭部側に飛沫が飛びベッドマットを濡ら
すのを防止できる。 c.被覆シート19を接合代部に溶着しているので、チ
ューブを損なうことなく強固に溶着できる。なお、被覆
シートを接着する場合は、接合代部を形成しなくてもよ
い。
【0029】(実施の形態7)図8は実施の形態7にお
ける排気状態の介護浴槽用枠体を示す斜視図である。図
8において、20は本実施の形態における介護浴槽用枠
体であり、21はそのチューブ、21a,21bはそれ
ぞれ溶着によって形成した偏平部、22は溶着等によっ
て気密に封緘されたチューブ21の長手方向の端部であ
り、22a,22bはそれぞれ封緘された端部22に配
設され端部22同士を係止するマジックテープ等の面フ
ァスナ、23aと23b、24aと24bはそれぞれ端
部22の近傍に形成された逆流防止弁を有する口栓で形
成された空気注入部と、逆流防止弁を有しない口栓で形
成された空気排出部である。空気排出部4は他の実施の
形態と同様のものなので同一の符号を付して説明を省略
する。以上のように本実施の形態の介護浴槽用枠体は構
成されているので、以下の作用を有する。 a.非使用時は端部22から折り畳んだり、丸めること
ができるため収納しやすく、省スペース性に優れる。 b.空気を注入し膨張した状態でも、面ファスナ22
a,22bの着脱により、介護浴槽用枠体の形成と分解
ができるため、容易に防水シートの下に配設したり取り
除いたりができる。 c.使用後は、係止した面ファスナ22a,22bを外
すことによって1本の帯状になり、空気排出部4,24
a,24bのいずれか1以上を開くことにより速やかに
内部の空気を排出させることができる。 d.端部22等からチューブ21を折り畳むことによ
り、中の空気を押し出すことができるため、空気排出部
4,24a,24bからの排気を更に速く行うことがで
きる。また、折り畳むことにより全体を小型にできるた
め、運搬や収納の作業性に優れる。なお、本実施の形態
では1本のチューブ21で介護浴槽用枠体20を形成し
たが、1本のチューブ21を短くし、2本以上のチュー
ブを各々端部22の面ファスナで固定して介護浴槽用枠
体を形成してもよい。介護浴槽用枠体の形状や大きさを
適宜調整することができるとともに、破損等の場合にそ
のチューブを他のチューブと交換することにより速やか
に対応することができるからである。
ける排気状態の介護浴槽用枠体を示す斜視図である。図
8において、20は本実施の形態における介護浴槽用枠
体であり、21はそのチューブ、21a,21bはそれ
ぞれ溶着によって形成した偏平部、22は溶着等によっ
て気密に封緘されたチューブ21の長手方向の端部であ
り、22a,22bはそれぞれ封緘された端部22に配
設され端部22同士を係止するマジックテープ等の面フ
ァスナ、23aと23b、24aと24bはそれぞれ端
部22の近傍に形成された逆流防止弁を有する口栓で形
成された空気注入部と、逆流防止弁を有しない口栓で形
成された空気排出部である。空気排出部4は他の実施の
形態と同様のものなので同一の符号を付して説明を省略
する。以上のように本実施の形態の介護浴槽用枠体は構
成されているので、以下の作用を有する。 a.非使用時は端部22から折り畳んだり、丸めること
ができるため収納しやすく、省スペース性に優れる。 b.空気を注入し膨張した状態でも、面ファスナ22
a,22bの着脱により、介護浴槽用枠体の形成と分解
ができるため、容易に防水シートの下に配設したり取り
除いたりができる。 c.使用後は、係止した面ファスナ22a,22bを外
すことによって1本の帯状になり、空気排出部4,24
a,24bのいずれか1以上を開くことにより速やかに
内部の空気を排出させることができる。 d.端部22等からチューブ21を折り畳むことによ
り、中の空気を押し出すことができるため、空気排出部
4,24a,24bからの排気を更に速く行うことがで
きる。また、折り畳むことにより全体を小型にできるた
め、運搬や収納の作業性に優れる。なお、本実施の形態
では1本のチューブ21で介護浴槽用枠体20を形成し
たが、1本のチューブ21を短くし、2本以上のチュー
ブを各々端部22の面ファスナで固定して介護浴槽用枠
体を形成してもよい。介護浴槽用枠体の形状や大きさを
適宜調整することができるとともに、破損等の場合にそ
のチューブを他のチューブと交換することにより速やか
に対応することができるからである。
【0030】(実施の形態8)図9は本発明の実施の形
態8における介護入浴システムに用いた介護浴用寝袋の
展開斜視図であり、図10はその使用状態を示す斜視図
である。図9、図10において、30は要介護者110
の身体を収容する介護浴用寝袋、30aは介護浴用寝袋
30の底部の周縁を5〜20cm程度立ち上げて形成し
たマチ部、30bは頭部側のマチ部30aの中央部に凹
状に形成された襟首部、30cは後述のサウナ雰囲気供
給装置40から管状等に形成された連結部35を挟着等
してサウナ雰囲気を導入するサウナ雰囲気導入部、31
は介護浴用寝袋30の上面部の長手方向の略中央部に形
成された開閉部の中央ファスナー、32は寝袋30のマ
チ部30aの肩口部分に中央ファスナー31と略直交し
て形成された開閉部の肩口ファスナー、33は介護浴用
寝袋30のマチ部30aの足元部分に中央ファスナー3
1と略直交して形成された開閉部の下部ファスナーであ
る。図10において、34は要介護者110の頭部を載
置するエア膨張式等の防水性の枕であり、35は後述の
サウナ雰囲気供給装置からサウナ雰囲気導入部30bを
介してサウナ雰囲気を介護浴用寝袋30内に導入する連
結部である。介護浴槽用枠体1,堰部5,浴槽部6,ベ
ッドマット101,防水シート105は他の実施の形態
と同様のものであるので、同一の符号を付して説明を省
略する。
態8における介護入浴システムに用いた介護浴用寝袋の
展開斜視図であり、図10はその使用状態を示す斜視図
である。図9、図10において、30は要介護者110
の身体を収容する介護浴用寝袋、30aは介護浴用寝袋
30の底部の周縁を5〜20cm程度立ち上げて形成し
たマチ部、30bは頭部側のマチ部30aの中央部に凹
状に形成された襟首部、30cは後述のサウナ雰囲気供
給装置40から管状等に形成された連結部35を挟着等
してサウナ雰囲気を導入するサウナ雰囲気導入部、31
は介護浴用寝袋30の上面部の長手方向の略中央部に形
成された開閉部の中央ファスナー、32は寝袋30のマ
チ部30aの肩口部分に中央ファスナー31と略直交し
て形成された開閉部の肩口ファスナー、33は介護浴用
寝袋30のマチ部30aの足元部分に中央ファスナー3
1と略直交して形成された開閉部の下部ファスナーであ
る。図10において、34は要介護者110の頭部を載
置するエア膨張式等の防水性の枕であり、35は後述の
サウナ雰囲気供給装置からサウナ雰囲気導入部30bを
介してサウナ雰囲気を介護浴用寝袋30内に導入する連
結部である。介護浴槽用枠体1,堰部5,浴槽部6,ベ
ッドマット101,防水シート105は他の実施の形態
と同様のものであるので、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0031】ここで、介護浴用寝袋30は寝袋同様、底
面を有し、その底面がマチ部を介して上面と一体に形成
されており、サウナ雰囲気導入部30bからサウナ温風
が吹き込まれているときに膨れるように上面の方が底面
よりも面積的には広く形成されている。また、中央ファ
スナー31は上面部の中央において介護浴用寝袋30の
一方の端から他方の端まで形成されており、介護浴用寝
袋30の上面が左右に完全に開くようになっている。介
護浴用寝袋30を完全に左右に開く場合には、肩口ファ
スナー32および下部ファスナー33を開状態とするこ
とにより肩口側および足元側において介護浴用寝袋30
を上下に分離した後に中央ファスナー31を開状態とす
る。介護浴用寝袋30の材料としては例えば、ポリエス
テルやポリ塩化ビニル,ポリビニルアセタール,ポリア
ミド,ポリアクリロニトリル,ポリ塩化ビニリデン,ポ
リオレフィン等の防水性に富んだ合成樹脂性軟質フィル
ムやゴムラミネート膜材,若しくはこれらを積層した防
水性の複合品や不織布等やこれらに更にアルミニウム箔
等の金属箔板を積層した積層物が用いられる。特に金属
箔を積層した積層物を用いると、断熱性にすぐれるた
め、サウナ雰囲気の温度を保つことができるので、冬期
等は特に好適に使用される。以上のように本実施の形態
の介護浴用寝袋は構成されているので、以下の作用を有
する。 a.寝袋形状の介護浴用寝袋30の上面部に中央ファス
ナー31、肩口部分に肩口ファスナー32、足元部分に
下部ファスナー33を有するようにしたので、介護浴用
寝袋30を完全な開状態としてシーツ交換の要領で要介
護者110を寝かせ、また完全な閉状態としてサウナ状
態とし、再度完全な開状態として洗浄状態とすることが
できるので、介護者は容易に要介護者110を抱え上げ
る必要がないため介護者の労力を著しく軽減することが
できる。 b.周囲にマチ部30aを有しているので、サウナ雰囲
気の供給により全体を大きく膨らませることができ、内
部に収容した要介護者110をゆったりと包め、サウナ
雰囲気を十分に供給することができる。
面を有し、その底面がマチ部を介して上面と一体に形成
されており、サウナ雰囲気導入部30bからサウナ温風
が吹き込まれているときに膨れるように上面の方が底面
よりも面積的には広く形成されている。また、中央ファ
スナー31は上面部の中央において介護浴用寝袋30の
一方の端から他方の端まで形成されており、介護浴用寝
袋30の上面が左右に完全に開くようになっている。介
護浴用寝袋30を完全に左右に開く場合には、肩口ファ
スナー32および下部ファスナー33を開状態とするこ
とにより肩口側および足元側において介護浴用寝袋30
を上下に分離した後に中央ファスナー31を開状態とす
る。介護浴用寝袋30の材料としては例えば、ポリエス
テルやポリ塩化ビニル,ポリビニルアセタール,ポリア
ミド,ポリアクリロニトリル,ポリ塩化ビニリデン,ポ
リオレフィン等の防水性に富んだ合成樹脂性軟質フィル
ムやゴムラミネート膜材,若しくはこれらを積層した防
水性の複合品や不織布等やこれらに更にアルミニウム箔
等の金属箔板を積層した積層物が用いられる。特に金属
箔を積層した積層物を用いると、断熱性にすぐれるた
め、サウナ雰囲気の温度を保つことができるので、冬期
等は特に好適に使用される。以上のように本実施の形態
の介護浴用寝袋は構成されているので、以下の作用を有
する。 a.寝袋形状の介護浴用寝袋30の上面部に中央ファス
ナー31、肩口部分に肩口ファスナー32、足元部分に
下部ファスナー33を有するようにしたので、介護浴用
寝袋30を完全な開状態としてシーツ交換の要領で要介
護者110を寝かせ、また完全な閉状態としてサウナ状
態とし、再度完全な開状態として洗浄状態とすることが
できるので、介護者は容易に要介護者110を抱え上げ
る必要がないため介護者の労力を著しく軽減することが
できる。 b.周囲にマチ部30aを有しているので、サウナ雰囲
気の供給により全体を大きく膨らませることができ、内
部に収容した要介護者110をゆったりと包め、サウナ
雰囲気を十分に供給することができる。
【0032】次に、本発明の介護入浴システムを図11
乃至図13を用いて説明する。図11は実施の形態8に
おける介護入浴システムのサウナ雰囲気供給装置とシャ
ワー装置とを示す構成図である。図11において、40
はエアや蒸気(スチーム),微細水滴(ミスト),温風
の1以上のサウナ雰囲気を供給するサウナ雰囲気供給装
置であり、41は外気エアを吸引して所定圧を維持して
サウナ雰囲気を吐出する送風機等からなるブロワ、42
はエアを暖めて温風とするためのヒータ、43は連結部
35に連通しサウナ雰囲気供給装置40からサウナ温風
を吐出する吐出口、44は温水供給部、45は温水供給
部44に接続され温水供給部44から供給された温水を
散水する散水部、46は散水部45から散水された温水
が空気と接触してスチームやミストを生成するハニカム
体等が配設された熱交換部、47は熱交換部46の下方
に形成された空気供給部、48は熱交換部46の下部に
配設され散水部45から散水された温水を貯留する排水
貯留部、49は排水貯留部48の温水を温水供給部44
へ送るポンプである。
乃至図13を用いて説明する。図11は実施の形態8に
おける介護入浴システムのサウナ雰囲気供給装置とシャ
ワー装置とを示す構成図である。図11において、40
はエアや蒸気(スチーム),微細水滴(ミスト),温風
の1以上のサウナ雰囲気を供給するサウナ雰囲気供給装
置であり、41は外気エアを吸引して所定圧を維持して
サウナ雰囲気を吐出する送風機等からなるブロワ、42
はエアを暖めて温風とするためのヒータ、43は連結部
35に連通しサウナ雰囲気供給装置40からサウナ温風
を吐出する吐出口、44は温水供給部、45は温水供給
部44に接続され温水供給部44から供給された温水を
散水する散水部、46は散水部45から散水された温水
が空気と接触してスチームやミストを生成するハニカム
体等が配設された熱交換部、47は熱交換部46の下方
に形成された空気供給部、48は熱交換部46の下部に
配設され散水部45から散水された温水を貯留する排水
貯留部、49は排水貯留部48の温水を温水供給部44
へ送るポンプである。
【0033】50は洗浄排水回収装置を備えたシャワー
装置であり、51はサウナ状態時には内部が正圧に維持
され要介護者110の身体洗浄時には内部が負圧となる
洗浄排水回収装置の洗浄排水タンク、51aは洗浄排水
タンク51内の洗浄排水が所定量以上になると洗浄排水
タンク51内と洗浄排水タンク51外との通気を阻止す
るフロートスイッチ等からなるレベルスイッチ、52は
洗浄湯の温度低下を防止するため断熱効果の大きい合成
樹脂製のタンク壁から成り要介護者110の身体を洗浄
する洗浄湯を貯溜する洗浄湯タンク、52aは背板部、
53は吸引側がレベルスイッチ51aを介して洗浄排水
タンク51内に連通するダイヤフラムポンプ等の真空ポ
ンプ、53aは真空ポンプ53の吸引側を外気または洗
浄排水タンク51内に切り替えるエア切替弁、53bは
真空ポンプ53の吸引側を外気とするエア吸引口、53
cは真空ポンプ53の排気を介護浴槽用枠体1の空気注
入部3に注入する所定位置にリリーフバルブ(図示せ
ず)を配設したエアホース、54は洗浄湯タンク52か
らのお湯を吐出する洗浄湯ポンプ、55は吸引ホース5
5a,排出口55bを介して洗浄排水タンク51と接続
され要介護者110の身体洗浄時の洗浄排水を洗浄排水
タンク1の負圧時に吸引する吸引具、56は洗浄湯ポン
プ54とは通水可能にシャワーホース57で接続され、
洗浄湯ポンプ54から吐出されたお湯を散水するシャワ
ーヘッド、57は洗浄湯ポンプ54からの吐出湯をシャ
ワーヘッド56に供給するシャワーホースである。更
に、シャワーヘッド56には、散水調節が可能でかつ導
水部に開閉自在な止水弁を有する。
装置であり、51はサウナ状態時には内部が正圧に維持
され要介護者110の身体洗浄時には内部が負圧となる
洗浄排水回収装置の洗浄排水タンク、51aは洗浄排水
タンク51内の洗浄排水が所定量以上になると洗浄排水
タンク51内と洗浄排水タンク51外との通気を阻止す
るフロートスイッチ等からなるレベルスイッチ、52は
洗浄湯の温度低下を防止するため断熱効果の大きい合成
樹脂製のタンク壁から成り要介護者110の身体を洗浄
する洗浄湯を貯溜する洗浄湯タンク、52aは背板部、
53は吸引側がレベルスイッチ51aを介して洗浄排水
タンク51内に連通するダイヤフラムポンプ等の真空ポ
ンプ、53aは真空ポンプ53の吸引側を外気または洗
浄排水タンク51内に切り替えるエア切替弁、53bは
真空ポンプ53の吸引側を外気とするエア吸引口、53
cは真空ポンプ53の排気を介護浴槽用枠体1の空気注
入部3に注入する所定位置にリリーフバルブ(図示せ
ず)を配設したエアホース、54は洗浄湯タンク52か
らのお湯を吐出する洗浄湯ポンプ、55は吸引ホース5
5a,排出口55bを介して洗浄排水タンク51と接続
され要介護者110の身体洗浄時の洗浄排水を洗浄排水
タンク1の負圧時に吸引する吸引具、56は洗浄湯ポン
プ54とは通水可能にシャワーホース57で接続され、
洗浄湯ポンプ54から吐出されたお湯を散水するシャワ
ーヘッド、57は洗浄湯ポンプ54からの吐出湯をシャ
ワーヘッド56に供給するシャワーホースである。更
に、シャワーヘッド56には、散水調節が可能でかつ導
水部に開閉自在な止水弁を有する。
【0034】通常、サウナ雰囲気供給装置40とシャワ
ー装置50とは同時には使用しない。すなわちサウナ状
態においては、シャワー装置50は作動する必要はな
く、要介護者110の洗浄時にはサウナ雰囲気供給装置
40は作動する必要はない。要介護者110の身体洗浄
時には真空ポンプ53はエア切替弁3bにより洗浄排水
タンク51内が吸引側となり、真空ポンプ53の吸引作
用により洗浄排水タンク51内は負圧となっている。洗
浄排水タンク51内が負圧であることにより吸引具55
による吸引作用が可能となる。また、洗浄湯ポンプ54
は作動状態であり、シャワーホース57を介してシャワ
ーヘッド56にお湯が供給される。
ー装置50とは同時には使用しない。すなわちサウナ状
態においては、シャワー装置50は作動する必要はな
く、要介護者110の洗浄時にはサウナ雰囲気供給装置
40は作動する必要はない。要介護者110の身体洗浄
時には真空ポンプ53はエア切替弁3bにより洗浄排水
タンク51内が吸引側となり、真空ポンプ53の吸引作
用により洗浄排水タンク51内は負圧となっている。洗
浄排水タンク51内が負圧であることにより吸引具55
による吸引作用が可能となる。また、洗浄湯ポンプ54
は作動状態であり、シャワーホース57を介してシャワ
ーヘッド56にお湯が供給される。
【0035】図12は実施の形態8における介護入浴シ
ステムを操作するための操作盤を示す平面図である。図
12において、60は操作盤、61は温風の発生を制御
する温風スイッチ、62はスチームやミストの発生を制
御するサウナスイッチ、63はシャワー湯(洗浄湯)の
吐出を制御するシャワースイッチ、64は洗浄排水タン
ク1の吸引動作を制御つまりタンク内気圧を制御する吸
引スイッチ、65は電源スイッチである。スイッチ61
乃至64は、オンで「ON」が点灯しオフで「OFF」
が点灯するランプ付きスイッチである。
ステムを操作するための操作盤を示す平面図である。図
12において、60は操作盤、61は温風の発生を制御
する温風スイッチ、62はスチームやミストの発生を制
御するサウナスイッチ、63はシャワー湯(洗浄湯)の
吐出を制御するシャワースイッチ、64は洗浄排水タン
ク1の吸引動作を制御つまりタンク内気圧を制御する吸
引スイッチ、65は電源スイッチである。スイッチ61
乃至64は、オンで「ON」が点灯しオフで「OFF」
が点灯するランプ付きスイッチである。
【0036】以上のように構成された入浴システムにつ
いて、その操作、動作を図13を用いて説明する。図1
3は実施の形態8における介護入浴システムの操作を示
す操作フローチャートである。要介護者110の洗浄に
際してまず最初に、ベッドマット上に横臥した要介護者
110に、シーツ交換の要領で防水シート105、次い
で、各ファスナー31乃至33を開放した介護浴用寝袋
30を敷設する。次に防水シート105の上に空気を抜
いた状態の介護浴槽用枠体1を配置しエアポンプ(図示
せず)や真空ポンプ53の排気を、エアホース等を介し
て空気注入部3に空気を注入し長方形の枠型に膨張させ
る。防水シート105の各辺部を介護浴槽用枠体1の上
部に引っ張り出して浴槽部6を形成する。介護浴用寝袋
30の各ファスナー31乃至33を閉じて介護浴用寝袋
30を閉状態とする。同時にサウナ雰囲気供給装置40
の連結部35を下部ファスナー33で挟みつけて固定
し、サウナ雰囲気の導入部30bを形成する。
いて、その操作、動作を図13を用いて説明する。図1
3は実施の形態8における介護入浴システムの操作を示
す操作フローチャートである。要介護者110の洗浄に
際してまず最初に、ベッドマット上に横臥した要介護者
110に、シーツ交換の要領で防水シート105、次い
で、各ファスナー31乃至33を開放した介護浴用寝袋
30を敷設する。次に防水シート105の上に空気を抜
いた状態の介護浴槽用枠体1を配置しエアポンプ(図示
せず)や真空ポンプ53の排気を、エアホース等を介し
て空気注入部3に空気を注入し長方形の枠型に膨張させ
る。防水シート105の各辺部を介護浴槽用枠体1の上
部に引っ張り出して浴槽部6を形成する。介護浴用寝袋
30の各ファスナー31乃至33を閉じて介護浴用寝袋
30を閉状態とする。同時にサウナ雰囲気供給装置40
の連結部35を下部ファスナー33で挟みつけて固定
し、サウナ雰囲気の導入部30bを形成する。
【0037】次に、介護者は、電源スイッチ65をオン
とすることにより、要介護者110の入浴を開始する
(S1)。次に、介護者は温風が必要か否かを判断する
(S2)。夏場のように周囲温度が高いときは温風は必
要でないと考えられ、また、冬場のように周囲温度が低
いとき又は夏場であっても冷房が効いているときには温
風は必要であると考えられる。ステップ2で温風が必要
と判断したときは温風スイッチ41をオンとする(S
3)。温風スイッチ61のオンにより、ブロワ41が回
転を開始し、ヒータ42には通電が開始される。これに
より、サウナ雰囲気供給装置40の吐出口43から温風
の吐出が開始され、介護浴用寝袋30内への温風の吹込
みが連結部35、導入口30bを介して開始される。こ
の介護浴用寝袋30内への温風の吹込みにより介護浴用
寝袋30は主に上面部が膨脹し、その内部空間が拡大す
る。なお、要介護者110の肩部を包む肩口ファスナー
32は首に圧迫を与えるほどにきつく締めたり完全閉状
態とする必要はなく、緩く閉じた状態で十分に介護浴用
寝袋30の温風による膨脹を保持することができる。な
お、サウナ雰囲気供給装置40で発生するスチームやミ
ストの温度、湿度は温度スイッチ51、サウナスイッチ
52をオンとする前に予め適性な値に設定されており、
また、スチームやミストの温度は自動的に温風の温度に
合せられる構成になっている。
とすることにより、要介護者110の入浴を開始する
(S1)。次に、介護者は温風が必要か否かを判断する
(S2)。夏場のように周囲温度が高いときは温風は必
要でないと考えられ、また、冬場のように周囲温度が低
いとき又は夏場であっても冷房が効いているときには温
風は必要であると考えられる。ステップ2で温風が必要
と判断したときは温風スイッチ41をオンとする(S
3)。温風スイッチ61のオンにより、ブロワ41が回
転を開始し、ヒータ42には通電が開始される。これに
より、サウナ雰囲気供給装置40の吐出口43から温風
の吐出が開始され、介護浴用寝袋30内への温風の吹込
みが連結部35、導入口30bを介して開始される。こ
の介護浴用寝袋30内への温風の吹込みにより介護浴用
寝袋30は主に上面部が膨脹し、その内部空間が拡大す
る。なお、要介護者110の肩部を包む肩口ファスナー
32は首に圧迫を与えるほどにきつく締めたり完全閉状
態とする必要はなく、緩く閉じた状態で十分に介護浴用
寝袋30の温風による膨脹を保持することができる。な
お、サウナ雰囲気供給装置40で発生するスチームやミ
ストの温度、湿度は温度スイッチ51、サウナスイッチ
52をオンとする前に予め適性な値に設定されており、
また、スチームやミストの温度は自動的に温風の温度に
合せられる構成になっている。
【0038】次に、介護者はスチームやミストが必要か
否かを判断する(S4)。周囲の湿度が高く介護浴用寝
袋30内の湿度が十分に高い場合にはスチームやミスト
の供給は不要と考えられる。ステップ4でスチームやミ
ストが必要と判断したときはサウナスイッチ62をオン
とする(S5)。これにより、温水供給部44から散水
部45に温水が供給されるとともに散水部45から散水
が開始されて熱交換部46で温水が蒸気化され、サウナ
雰囲気供給装置40の吐出口43から温風とスチームや
ミストとが混合されたサウナ温風の吐出が開始される。
このサウナ温風の吐出開始により、連結部35を介して
介護浴用寝袋30内にサウナ温風が供給され介護浴用寝
袋30内がサウナ雰囲気の蒸し風呂状態(サウナ状態)
となる。この蒸し風呂状態で要介護者110の身体が十
分に暖められる。
否かを判断する(S4)。周囲の湿度が高く介護浴用寝
袋30内の湿度が十分に高い場合にはスチームやミスト
の供給は不要と考えられる。ステップ4でスチームやミ
ストが必要と判断したときはサウナスイッチ62をオン
とする(S5)。これにより、温水供給部44から散水
部45に温水が供給されるとともに散水部45から散水
が開始されて熱交換部46で温水が蒸気化され、サウナ
雰囲気供給装置40の吐出口43から温風とスチームや
ミストとが混合されたサウナ温風の吐出が開始される。
このサウナ温風の吐出開始により、連結部35を介して
介護浴用寝袋30内にサウナ温風が供給され介護浴用寝
袋30内がサウナ雰囲気の蒸し風呂状態(サウナ状態)
となる。この蒸し風呂状態で要介護者110の身体が十
分に暖められる。
【0039】次に、介護者は要介護者110の体温が十
分に上昇したか否か、つまり要介護者110に十分な余
熱が与えられたか否かを判断する(S6)。余熱が十分
に与えられたと判断したときは、温風スイッチ61とサ
ウナスイッチ62とを共にオフとする(S7)。これに
より、サウナ雰囲気供給装置40からのサウナ温風の供
給が停止される。温風スイッチ61、サウナスイッチ6
2をオフとした後、各ファスナー31乃至33を開けて
介護浴用寝袋30を開状態とし、吸引具55を臀部の下
等、洗浄排水の集まる部位に配置する。次に、シャワー
スイッチ63と吸引スイッチ64とを共にオンとする
(S8)。これにより、シャワーヘッド56には洗浄湯
ポンプ54から洗浄湯が供給され、また、エア切替弁5
3aが真空ポンプ53の吸引側と洗浄排水タンク1内と
を連通させることにより洗浄排水タンク51内が負圧と
なり、吸引具55からは洗浄排水の吸引が開始される。
シャワーヘッド56には手元開閉弁(図示せず)が付設
されており、この手元開閉弁を閉状態としておけば、た
とえシャワーヘッド56に洗浄湯が供給されていても、
シャワーが噴出することはない。すなわち、シャワース
イッチ63がオンとなり、洗浄湯ポンプ54が運転開始
し、シャワーヘッド56の手元開閉弁が開状態となって
初めてシャワーが噴出する。手元開閉弁は開度によって
洗浄湯の噴出量が異なるようになっている。シャワーヘ
ッド56の手元開閉弁を開状態とし、シャワーを要介護
者110にかける。なお、洗浄湯は要介護者110に対
して適性な温度(例えば40℃)に維持されており、要
介護者110が熱で損傷を受けることはないが、シャワ
ーヘッド56は最初は足の方又は側方へ向けて噴射し、
湯温を確認してから全身への散水を開始した方がよい。
吸引具55は要介護者110の臀部等の洗浄排水の集ま
る部位に配置され、吸引した洗浄排水は負圧の洗浄排水
タンク51へ貯溜される。
分に上昇したか否か、つまり要介護者110に十分な余
熱が与えられたか否かを判断する(S6)。余熱が十分
に与えられたと判断したときは、温風スイッチ61とサ
ウナスイッチ62とを共にオフとする(S7)。これに
より、サウナ雰囲気供給装置40からのサウナ温風の供
給が停止される。温風スイッチ61、サウナスイッチ6
2をオフとした後、各ファスナー31乃至33を開けて
介護浴用寝袋30を開状態とし、吸引具55を臀部の下
等、洗浄排水の集まる部位に配置する。次に、シャワー
スイッチ63と吸引スイッチ64とを共にオンとする
(S8)。これにより、シャワーヘッド56には洗浄湯
ポンプ54から洗浄湯が供給され、また、エア切替弁5
3aが真空ポンプ53の吸引側と洗浄排水タンク1内と
を連通させることにより洗浄排水タンク51内が負圧と
なり、吸引具55からは洗浄排水の吸引が開始される。
シャワーヘッド56には手元開閉弁(図示せず)が付設
されており、この手元開閉弁を閉状態としておけば、た
とえシャワーヘッド56に洗浄湯が供給されていても、
シャワーが噴出することはない。すなわち、シャワース
イッチ63がオンとなり、洗浄湯ポンプ54が運転開始
し、シャワーヘッド56の手元開閉弁が開状態となって
初めてシャワーが噴出する。手元開閉弁は開度によって
洗浄湯の噴出量が異なるようになっている。シャワーヘ
ッド56の手元開閉弁を開状態とし、シャワーを要介護
者110にかける。なお、洗浄湯は要介護者110に対
して適性な温度(例えば40℃)に維持されており、要
介護者110が熱で損傷を受けることはないが、シャワ
ーヘッド56は最初は足の方又は側方へ向けて噴射し、
湯温を確認してから全身への散水を開始した方がよい。
吸引具55は要介護者110の臀部等の洗浄排水の集ま
る部位に配置され、吸引した洗浄排水は負圧の洗浄排水
タンク51へ貯溜される。
【0040】次に、洗浄排水タンク51、洗浄湯タンク
52における水量、湯量について説明する。洗浄排水タ
ンク51にはフロートスイッチ等からなるレベルスイッ
チ(満水検出器)51aが配設されており、洗浄排水タ
ンク51が満水状態となったときには、図11に示すレ
ベルスイッチ51aにより洗浄排水タンク51内と真空
ポンプ3の吸引側との通気が阻止される。これにより洗
浄排水タンク51内のエアは吸引されず、洗浄排水タン
ク51の負圧状態は解消され、吸引動作は自動的に停止
される。このときエア切替弁53aは、真空ポンプ53
の吸引側とエア吸引口53bつまり外気とを連通させて
いる。また、洗浄湯タンク52にはタンク内の残量を示
す水量センサ(図示せず)が付設されており、介護者は
残量を確認しながらシャワーを使用することができる。
満水状態、残量無しの状態は表示部(図示せず)に表示
される。また、洗浄湯タンク2の容量は洗浄排水タンク
1の90〜95%であることが好ましい。これにより、
洗浄排水タンク1外に洗浄排水が溢流するのを確実に防
止することができる。
52における水量、湯量について説明する。洗浄排水タ
ンク51にはフロートスイッチ等からなるレベルスイッ
チ(満水検出器)51aが配設されており、洗浄排水タ
ンク51が満水状態となったときには、図11に示すレ
ベルスイッチ51aにより洗浄排水タンク51内と真空
ポンプ3の吸引側との通気が阻止される。これにより洗
浄排水タンク51内のエアは吸引されず、洗浄排水タン
ク51の負圧状態は解消され、吸引動作は自動的に停止
される。このときエア切替弁53aは、真空ポンプ53
の吸引側とエア吸引口53bつまり外気とを連通させて
いる。また、洗浄湯タンク52にはタンク内の残量を示
す水量センサ(図示せず)が付設されており、介護者は
残量を確認しながらシャワーを使用することができる。
満水状態、残量無しの状態は表示部(図示せず)に表示
される。また、洗浄湯タンク2の容量は洗浄排水タンク
1の90〜95%であることが好ましい。これにより、
洗浄排水タンク1外に洗浄排水が溢流するのを確実に防
止することができる。
【0041】次に、介護者は要介護者110に対して十
分なシャワー洗浄がなされたか否かを判断する(S
9)。十分なシャワー洗浄がなされたと判断したとき
は、シャワースイッチ63、吸引スイッチ64をオフと
してシャワー洗浄を終了する(S10)。なお、この場
合、真空ポンプ53を洗浄湯ポンプ54よりも少し遅延
して停止させるのが好ましい。シャワーが停止しても吸
引具55で洗浄液を吸引でき、洗浄液が残るのを防止す
ることができる。次に、介護者は要介護者110の身体
の乾燥及び暖めのために温風が必要か否かを判断する
(S11)。温風が必要と判断したときは、温風スイッ
チ61をオンとして(S12)要介護者110の身体を
乾燥させ、要介護者110の身体が温風によって乾燥し
た後、温風スイッチ61をオフとし(S13)、次いで
電源スイッチ65をオフとして(S14)要介護者11
0の入浴を終了する。尚、温風が不要と判断したときは
電源スイッチ65をオフとして(S14)要介護者11
0の入浴を終了する。
分なシャワー洗浄がなされたか否かを判断する(S
9)。十分なシャワー洗浄がなされたと判断したとき
は、シャワースイッチ63、吸引スイッチ64をオフと
してシャワー洗浄を終了する(S10)。なお、この場
合、真空ポンプ53を洗浄湯ポンプ54よりも少し遅延
して停止させるのが好ましい。シャワーが停止しても吸
引具55で洗浄液を吸引でき、洗浄液が残るのを防止す
ることができる。次に、介護者は要介護者110の身体
の乾燥及び暖めのために温風が必要か否かを判断する
(S11)。温風が必要と判断したときは、温風スイッ
チ61をオンとして(S12)要介護者110の身体を
乾燥させ、要介護者110の身体が温風によって乾燥し
た後、温風スイッチ61をオフとし(S13)、次いで
電源スイッチ65をオフとして(S14)要介護者11
0の入浴を終了する。尚、温風が不要と判断したときは
電源スイッチ65をオフとして(S14)要介護者11
0の入浴を終了する。
【0042】以上のように本実施の形態の介護入浴シス
テムは構成されているので、以下の作用を有する。a.
初めにサウナ雰囲気供給装置40によりサウナ温風を介
護浴用寝袋30に吹き込んで介護浴用寝袋30内をサウ
ナ雰囲気の蒸し風呂状態にして要介護者110の身体を
十分に暖め、要介護者110の身体に十分な余熱が与え
られた後にシャワー洗浄で要介護者110の身体の洗浄
を行うことができ、体が冷えて風邪をひきやすくなると
いう事態を防止することができ、また、体に十分な余熱
を与えてシャワーを掛けることにより入浴気分を満喫す
ることができる。という作用を有する。
テムは構成されているので、以下の作用を有する。a.
初めにサウナ雰囲気供給装置40によりサウナ温風を介
護浴用寝袋30に吹き込んで介護浴用寝袋30内をサウ
ナ雰囲気の蒸し風呂状態にして要介護者110の身体を
十分に暖め、要介護者110の身体に十分な余熱が与え
られた後にシャワー洗浄で要介護者110の身体の洗浄
を行うことができ、体が冷えて風邪をひきやすくなると
いう事態を防止することができ、また、体に十分な余熱
を与えてシャワーを掛けることにより入浴気分を満喫す
ることができる。という作用を有する。
【0043】(実施の形態9)図14(a)は本発明の
実施の形態9における介護浴用覆設シートを示す斜視図
であり、図14(b)はその使用状態を示す要部斜視図
である。図14(a),図14(b)において、70は
可撓性を有する前述の防水性シートで形成された介護浴
用覆設シートであり、71は要介護者110の首部周辺
に当接する部分の介護浴用覆設シート70に凹状に形成
された襟首部、72は介護浴用覆設シート70の襟ぐり
部71を除く周縁部を折り返し溶着や逢着等して袋状に
形成され、内部に金属製の鎖や数珠状の重錘,可撓性の
薄手の鉛材や金属粉が混入された合成樹脂や合成ゴム等
の重錘が挿入された重錘部である。図14(b)におい
て、介護浴槽用枠体1,枕34,連結部35,ベッドマ
ット101,防水シート105,要介護者110は他の
実施の形態と同様のものであるので、同一の符号を付し
て説明を省略する。次に、実施の形態9の介護浴用覆設
シートの使用方法を説明する。まず、ベッドマット10
1上に横臥した要介護者110の下にシーツ交換の要領
で要介護者を左右に揺らしながら防水シート105を覆
設する。次いで空気を抜いたベルト状の介護浴槽用枠体
1を要介護者110の周囲に配設し、空気注入部3から
空気を注入して膨張させ方形の介護浴槽用枠体1を形成
する。防水シート105の各辺部を方形に膨張した介護
浴槽用枠体1上に引きずり出す。次いで介護浴用覆設シ
ート70を要介護者110に覆設し、足元側等の所定の
位置にサウナ雰囲気供給装置(図示せず)の連結部を挿
入し、実施の形態8と同様にしてサウナ浴を行う。サウ
ナ浴が終了したら、介護浴用覆設シート70を取り外
し、シャワー装置(図示せず)によりシャワー浴を行
う。シャワー浴が終了したら、要介護者110の身体、
周囲の水気を拭き取る。ここで、必要に応じて前述のサ
ウナ雰囲気供給装置から温風を要介護者110に供給し
乾かしてもよい。最後に、介護浴槽用枠体1の空気を排
出して平坦にして、シーツ交換の要領で防水シート10
5、介護浴槽用枠体1を取り外す。
実施の形態9における介護浴用覆設シートを示す斜視図
であり、図14(b)はその使用状態を示す要部斜視図
である。図14(a),図14(b)において、70は
可撓性を有する前述の防水性シートで形成された介護浴
用覆設シートであり、71は要介護者110の首部周辺
に当接する部分の介護浴用覆設シート70に凹状に形成
された襟首部、72は介護浴用覆設シート70の襟ぐり
部71を除く周縁部を折り返し溶着や逢着等して袋状に
形成され、内部に金属製の鎖や数珠状の重錘,可撓性の
薄手の鉛材や金属粉が混入された合成樹脂や合成ゴム等
の重錘が挿入された重錘部である。図14(b)におい
て、介護浴槽用枠体1,枕34,連結部35,ベッドマ
ット101,防水シート105,要介護者110は他の
実施の形態と同様のものであるので、同一の符号を付し
て説明を省略する。次に、実施の形態9の介護浴用覆設
シートの使用方法を説明する。まず、ベッドマット10
1上に横臥した要介護者110の下にシーツ交換の要領
で要介護者を左右に揺らしながら防水シート105を覆
設する。次いで空気を抜いたベルト状の介護浴槽用枠体
1を要介護者110の周囲に配設し、空気注入部3から
空気を注入して膨張させ方形の介護浴槽用枠体1を形成
する。防水シート105の各辺部を方形に膨張した介護
浴槽用枠体1上に引きずり出す。次いで介護浴用覆設シ
ート70を要介護者110に覆設し、足元側等の所定の
位置にサウナ雰囲気供給装置(図示せず)の連結部を挿
入し、実施の形態8と同様にしてサウナ浴を行う。サウ
ナ浴が終了したら、介護浴用覆設シート70を取り外
し、シャワー装置(図示せず)によりシャワー浴を行
う。シャワー浴が終了したら、要介護者110の身体、
周囲の水気を拭き取る。ここで、必要に応じて前述のサ
ウナ雰囲気供給装置から温風を要介護者110に供給し
乾かしてもよい。最後に、介護浴槽用枠体1の空気を排
出して平坦にして、シーツ交換の要領で防水シート10
5、介護浴槽用枠体1を取り外す。
【0044】以上のように本実施の形態の介護浴用覆設
シートは形成されているので、以下の作用を有する。 a.介護浴用覆設シート70介護浴槽内に収容した要介
護者110に覆設し、連結部35を介護浴用覆設シート
70の内側の介護浴槽内に挿入し、重錘部72で囲撓し
て固定するだけで、介護浴用覆設シート70の内部にサ
ウナ雰囲気を供給することができる。 b.周囲に重錘部72を有しているので、サウナ雰囲気
を連結部35から供給しても温風やミスト等が周囲から
洩れずに介護浴用覆設シート70が上方や周囲に膨らま
せ、内部にサウナ雰囲気を充満させることができる。ま
た、この際周縁は重錘部72があるので、サウナ雰囲気
が外部に洩れるのを最小限に抑え室内に湿気がこもるの
をふせぐことができる。 c.サウナ浴が終了した際には速やかに取り外し、要介
護者にシャワー浴を施すことができる。 d.重錘部72から重錘の出し入れが容易で、取り外す
と介護浴用覆設シート70を洗濯機等で洗濯することが
でき、清潔な状態に保つことができる。なお、本実施の
形態では、重錘部72を配設していない襟首部71を形
成したが、介護浴用覆設シート70を柔軟な材質で形成
したり、重錘部72が要介護者にさほど負担にならない
場合等は必ずしも襟首部71を形成する必要はない。ま
た、重錘部72は介護浴用覆設シート70の周縁を折り
曲げて形成したが、介護浴用覆設シート70の周縁と、
別途容易した重錘と、に各々面ファスナー等を配設し重
錘が着脱自在になるように形成してもよい。
シートは形成されているので、以下の作用を有する。 a.介護浴用覆設シート70介護浴槽内に収容した要介
護者110に覆設し、連結部35を介護浴用覆設シート
70の内側の介護浴槽内に挿入し、重錘部72で囲撓し
て固定するだけで、介護浴用覆設シート70の内部にサ
ウナ雰囲気を供給することができる。 b.周囲に重錘部72を有しているので、サウナ雰囲気
を連結部35から供給しても温風やミスト等が周囲から
洩れずに介護浴用覆設シート70が上方や周囲に膨らま
せ、内部にサウナ雰囲気を充満させることができる。ま
た、この際周縁は重錘部72があるので、サウナ雰囲気
が外部に洩れるのを最小限に抑え室内に湿気がこもるの
をふせぐことができる。 c.サウナ浴が終了した際には速やかに取り外し、要介
護者にシャワー浴を施すことができる。 d.重錘部72から重錘の出し入れが容易で、取り外す
と介護浴用覆設シート70を洗濯機等で洗濯することが
でき、清潔な状態に保つことができる。なお、本実施の
形態では、重錘部72を配設していない襟首部71を形
成したが、介護浴用覆設シート70を柔軟な材質で形成
したり、重錘部72が要介護者にさほど負担にならない
場合等は必ずしも襟首部71を形成する必要はない。ま
た、重錘部72は介護浴用覆設シート70の周縁を折り
曲げて形成したが、介護浴用覆設シート70の周縁と、
別途容易した重錘と、に各々面ファスナー等を配設し重
錘が着脱自在になるように形成してもよい。
【0045】(実施の形態10)図15は実施の形態1
0における介護浴用覆設シートを示す斜視図である。図
15において、73は略長方形の合成樹脂等製の防水シ
ートで形成された介護浴用覆設シートであり、74はそ
の四隅にギャザー加工や絞り加工、折り目加工等を施す
ことによって周囲にマチをとり5〜15cm立ち上げた
マチ部、75は介護浴用覆設シート73の周縁を折り返
し縫着等により袋状に形成し、鎖や合成樹脂製等の重錘
を挿入した重錘部、76は介護浴用覆設シート73の上
面に形成され介護者が腕等を挿入できるよう円形状等に
形成された開口部、76aは開口部76の中心方向に切
れ目やギャザー、絞り部、折り目を形成した挿入部、7
6bは挿入部76aの中心を合成ゴム等で環状に絞った
絞り部である。
0における介護浴用覆設シートを示す斜視図である。図
15において、73は略長方形の合成樹脂等製の防水シ
ートで形成された介護浴用覆設シートであり、74はそ
の四隅にギャザー加工や絞り加工、折り目加工等を施す
ことによって周囲にマチをとり5〜15cm立ち上げた
マチ部、75は介護浴用覆設シート73の周縁を折り返
し縫着等により袋状に形成し、鎖や合成樹脂製等の重錘
を挿入した重錘部、76は介護浴用覆設シート73の上
面に形成され介護者が腕等を挿入できるよう円形状等に
形成された開口部、76aは開口部76の中心方向に切
れ目やギャザー、絞り部、折り目を形成した挿入部、7
6bは挿入部76aの中心を合成ゴム等で環状に絞った
絞り部である。
【0046】次に、実施の形態10における介護浴用覆
設シートを使用した介護入浴システムの使用方法を説明
する。図16は実施の形態10における介護浴用覆設シ
ートを使用した介護入浴システムの使用例を示す一部切
欠斜視図である。図16において、77は畳の上等に敷
設した敷布団、78はチューブ18に連設され空気の供
給で円筒形に膨張させたチューブからなる枕部、79は
介護浴用覆設シート73内で自在に方向を変えることの
できるフレキシブルチューブで形成されたサウナ雰囲気
供給装置(図示せず)の連結部である。チューブ1a,
角部2,偏平部2a,2b,空気注入部3,空気排出部
4,防水性の被覆シートが連設された介護浴槽用枠体1
7,介護浴槽用枠体18,被覆シート19,飛沫防止部
19aは実施の形態6と同様のものであるので同一の符
号を付して説明を省略する。以上のように構成された本
実施の形態の介護浴用覆設シート及びそれを用いた介護
入浴システムにつき、以下その使用方法を説明する。ま
ず、畳の上等の低位置に敷設した敷布団77に横臥した
要介護者の下に、シーツ交換の要領で被覆シート19を
敷設し、空気注入部3から空気を注入してチューブ18
を膨張させ介護浴槽用枠体を形成する。次いで介護浴用
覆設シート73を要介護者110の上に覆設し、サウナ
雰囲気供給装置(図示せず)の連結部79を挿入し、当
接する部分の重錘部75で囲撓し、実施の形態8の場合
と同様にサウナ雰囲気を供給する。サウナ浴が終了しサ
ウナ雰囲気の供給を停止したら、洗浄排水回収用の吸引
具やシャワーヘッド(図示せず)を重錘部75の下部又
は開口部76から挿入する。ついで、介護者が開口部7
6に腕を挿入しシャワー浴を行う。シャワー浴が終了し
たら、他の実施の形態と同様にして後始末を行う。
設シートを使用した介護入浴システムの使用方法を説明
する。図16は実施の形態10における介護浴用覆設シ
ートを使用した介護入浴システムの使用例を示す一部切
欠斜視図である。図16において、77は畳の上等に敷
設した敷布団、78はチューブ18に連設され空気の供
給で円筒形に膨張させたチューブからなる枕部、79は
介護浴用覆設シート73内で自在に方向を変えることの
できるフレキシブルチューブで形成されたサウナ雰囲気
供給装置(図示せず)の連結部である。チューブ1a,
角部2,偏平部2a,2b,空気注入部3,空気排出部
4,防水性の被覆シートが連設された介護浴槽用枠体1
7,介護浴槽用枠体18,被覆シート19,飛沫防止部
19aは実施の形態6と同様のものであるので同一の符
号を付して説明を省略する。以上のように構成された本
実施の形態の介護浴用覆設シート及びそれを用いた介護
入浴システムにつき、以下その使用方法を説明する。ま
ず、畳の上等の低位置に敷設した敷布団77に横臥した
要介護者の下に、シーツ交換の要領で被覆シート19を
敷設し、空気注入部3から空気を注入してチューブ18
を膨張させ介護浴槽用枠体を形成する。次いで介護浴用
覆設シート73を要介護者110の上に覆設し、サウナ
雰囲気供給装置(図示せず)の連結部79を挿入し、当
接する部分の重錘部75で囲撓し、実施の形態8の場合
と同様にサウナ雰囲気を供給する。サウナ浴が終了しサ
ウナ雰囲気の供給を停止したら、洗浄排水回収用の吸引
具やシャワーヘッド(図示せず)を重錘部75の下部又
は開口部76から挿入する。ついで、介護者が開口部7
6に腕を挿入しシャワー浴を行う。シャワー浴が終了し
たら、他の実施の形態と同様にして後始末を行う。
【0047】以上のように本実施の形態の介護浴用覆設
シート及びそれを用いた介護入浴システムは構成されて
いるので、以下の作用を有する。 a.マチ部74によってマチを形成し介護浴用覆設シー
ト73の周囲を立ち上げたので、横臥した要介護者に覆
設した際に介護浴用覆設シート73と要介護者との間に
余裕を持たせることができ、サウナ雰囲気を供給する際
にも部分的に密着したりしないため、介護浴用防水シー
ト73内を十分にサウナ雰囲気で満たすことができる。 b.重錘部75が可撓性を有しているので、首部やサウ
ナ雰囲気供給装置の連結部79の形状に沿って該シート
を覆設できるので、サウナ雰囲気が外部に洩れるのを最
小限にすることができる。 c.サウナ浴の終了後に介護浴用防水シート73を要介
護者に覆設したままの状態で開口部76に介護者が腕を
挿入し、シャワー浴を行うことができるので、気温が低
い季節でも要介護者に寒い思いをさせることがなく、要
介護者がカゼをひいたりすることを防止できる。 e.連結部79が屈曲自在なフレキシブルチューブで形
成されているので、介護浴用覆設シート73内で方向を
自在に変えることができ、サウナ雰囲気の温度が高い場
合等でも、身体の方向にサウナ雰囲気が直接当たらない
方向にサウナ雰囲気を供給することができ、別途にサウ
ナ雰囲気の流量調節用の弁やダンパ等を設置する必要が
ない。なお、本実施の形態では、開口部76に挿入部7
6aを形成したが、開口部76から過剰にサウナ雰囲気
が漏出しなければ、他の形状にも形成することができ
る。例えば、開口部76と略同型に形成し中央部に小径
の穴を穿設した合成ゴム等を連設してもよい。また、開
口部76に介護浴用覆設シート70と同様の材質等で両
端部を開放した円筒形の腕抜部の一端部を連接し、他端
部を合成ゴム等で絞り部76bを形成してもよい。
シート及びそれを用いた介護入浴システムは構成されて
いるので、以下の作用を有する。 a.マチ部74によってマチを形成し介護浴用覆設シー
ト73の周囲を立ち上げたので、横臥した要介護者に覆
設した際に介護浴用覆設シート73と要介護者との間に
余裕を持たせることができ、サウナ雰囲気を供給する際
にも部分的に密着したりしないため、介護浴用防水シー
ト73内を十分にサウナ雰囲気で満たすことができる。 b.重錘部75が可撓性を有しているので、首部やサウ
ナ雰囲気供給装置の連結部79の形状に沿って該シート
を覆設できるので、サウナ雰囲気が外部に洩れるのを最
小限にすることができる。 c.サウナ浴の終了後に介護浴用防水シート73を要介
護者に覆設したままの状態で開口部76に介護者が腕を
挿入し、シャワー浴を行うことができるので、気温が低
い季節でも要介護者に寒い思いをさせることがなく、要
介護者がカゼをひいたりすることを防止できる。 e.連結部79が屈曲自在なフレキシブルチューブで形
成されているので、介護浴用覆設シート73内で方向を
自在に変えることができ、サウナ雰囲気の温度が高い場
合等でも、身体の方向にサウナ雰囲気が直接当たらない
方向にサウナ雰囲気を供給することができ、別途にサウ
ナ雰囲気の流量調節用の弁やダンパ等を設置する必要が
ない。なお、本実施の形態では、開口部76に挿入部7
6aを形成したが、開口部76から過剰にサウナ雰囲気
が漏出しなければ、他の形状にも形成することができ
る。例えば、開口部76と略同型に形成し中央部に小径
の穴を穿設した合成ゴム等を連設してもよい。また、開
口部76に介護浴用覆設シート70と同様の材質等で両
端部を開放した円筒形の腕抜部の一端部を連接し、他端
部を合成ゴム等で絞り部76bを形成してもよい。
【0048】(実施の形態11)図17は本発明の実施
の形態11における介護入浴システムのサウナ雰囲気供
給装置を示す構成図である。図17において、80はサ
ウナ雰囲気供給装置の外容器、81は薄板を複数枚平行
に並べたり、ラシヒリング等の気−液の接触面積を増加
させる充填物を充填することにより気−液の接触面積を
拡大しスチーム又はミストを含む多湿温風を発生させる
熱交換部、82は温水を散水する散水部、83は空気供
給部、84は空気供給部83に配設された空気予熱用の
ヒータ、85はクロス式のファンからなるブロワ、86
は熱交換部81でスチームやミストに変換されなかった
排温水を貯留する排温水貯留部、87は多湿温風を吐出
する吐出口、87a,87bはそれぞれ吐出口87に配
設された温度センサ,圧力センサである。本実施の形態
におけるサウナ雰囲気供給装置が実施の形態8と異なる
点は、熱交換部81が気液接触手段を備え垂直乃至所定
の角度で傾斜している点と、遠心式のファンの代わりに
クロス式のファンを使用している点である。以上のよう
に本実施の形態のサウナ雰囲気供給装置は形成されてい
るので、実施の形態8のサウナ雰囲気供給装置よりも更
に小型化することができるという作用を有する。
の形態11における介護入浴システムのサウナ雰囲気供
給装置を示す構成図である。図17において、80はサ
ウナ雰囲気供給装置の外容器、81は薄板を複数枚平行
に並べたり、ラシヒリング等の気−液の接触面積を増加
させる充填物を充填することにより気−液の接触面積を
拡大しスチーム又はミストを含む多湿温風を発生させる
熱交換部、82は温水を散水する散水部、83は空気供
給部、84は空気供給部83に配設された空気予熱用の
ヒータ、85はクロス式のファンからなるブロワ、86
は熱交換部81でスチームやミストに変換されなかった
排温水を貯留する排温水貯留部、87は多湿温風を吐出
する吐出口、87a,87bはそれぞれ吐出口87に配
設された温度センサ,圧力センサである。本実施の形態
におけるサウナ雰囲気供給装置が実施の形態8と異なる
点は、熱交換部81が気液接触手段を備え垂直乃至所定
の角度で傾斜している点と、遠心式のファンの代わりに
クロス式のファンを使用している点である。以上のよう
に本実施の形態のサウナ雰囲気供給装置は形成されてい
るので、実施の形態8のサウナ雰囲気供給装置よりも更
に小型化することができるという作用を有する。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、 1)製造時に複雑な加工を必要としないため製造が簡単
であるとともに、軽量に形成できるため、運搬や設置の
労力を軽減でき、作業性を向上させることができる。 2)折れ曲がり部は偏平部によりチューブの管径が狭め
られ、パスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて低くなり、偏平部周囲のチューブの内壁に掛
かる圧力が相対的に大きくなるので、偏平部で直角に曲
げることができる。 3)偏平部の周囲の大管径の部分のチューブが膨張する
につれ真っ直ぐな円筒形になるのに対して、折れ曲がり
部は曲がりやすいため略直角に曲がり、全体を長方形状
の枠形に膨張させることができる。 4)防水シートを敷設することによって介護浴槽を形成
した場合に、介護浴槽用枠体の各辺部のチューブが歪ま
ないため、浴槽部が窮屈になったり介護浴槽用枠体がベ
ッドから脱落することを防止できる。 5)排気時には平坦になり、通常のシーツ交換の要領で
要介護者を収容することができるため、要介護者を抱え
上げる必要がなく、介護者の労力を著しく軽減できる。
発明によれば、 1)製造時に複雑な加工を必要としないため製造が簡単
であるとともに、軽量に形成できるため、運搬や設置の
労力を軽減でき、作業性を向上させることができる。 2)折れ曲がり部は偏平部によりチューブの管径が狭め
られ、パスカルの原理によって、管径が狭められた部分
の内面に掛かる圧力は管径を狭めていない周囲のチュー
ブに比べて低くなり、偏平部周囲のチューブの内壁に掛
かる圧力が相対的に大きくなるので、偏平部で直角に曲
げることができる。 3)偏平部の周囲の大管径の部分のチューブが膨張する
につれ真っ直ぐな円筒形になるのに対して、折れ曲がり
部は曲がりやすいため略直角に曲がり、全体を長方形状
の枠形に膨張させることができる。 4)防水シートを敷設することによって介護浴槽を形成
した場合に、介護浴槽用枠体の各辺部のチューブが歪ま
ないため、浴槽部が窮屈になったり介護浴槽用枠体がベ
ッドから脱落することを防止できる。 5)排気時には平坦になり、通常のシーツ交換の要領で
要介護者を収容することができるため、要介護者を抱え
上げる必要がなく、介護者の労力を著しく軽減できる。
【0050】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、膨張時にはチュ
ーブの短手方向に対向して形成された偏平部が角部の上
面と下面になり、角部を略直角に折れ曲げることができ
るとともに、膨張する介護浴槽用枠体の部分には好まし
くない折れ目が生じないので、繰り返し使用等によって
脆弱になる部分が形成され難くなるので、耐久性を著し
く向上させることができる。
請求項1に記載の発明の効果に加えて、膨張時にはチュ
ーブの短手方向に対向して形成された偏平部が角部の上
面と下面になり、角部を略直角に折れ曲げることができ
るとともに、膨張する介護浴槽用枠体の部分には好まし
くない折れ目が生じないので、繰り返し使用等によって
脆弱になる部分が形成され難くなるので、耐久性を著し
く向上させることができる。
【0051】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、 1)外周側狭幅部が内周側狭幅部よりも大きく膨張する
ため、角部をより容易に直角に近い角度に曲げることが
できる。 2)内周側狭幅部の膨張率が小さくなるため、直角に角
部が曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部等に発生せ
ず、チューブにかかる負担を軽減し、チューブが脆弱に
なることを防止できる。 3)空気を充填した状態から、空気を排出する際に内周
側狭幅部の内側面が外周側狭幅部の内側面に密着したり
しないため、空気の流通が妨げられず、速やかに空気を
排出することができ、収納の作業性を向上させることが
できる。
請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、 1)外周側狭幅部が内周側狭幅部よりも大きく膨張する
ため、角部をより容易に直角に近い角度に曲げることが
できる。 2)内周側狭幅部の膨張率が小さくなるため、直角に角
部が曲がっても不要な皺等が内周側狭幅部等に発生せ
ず、チューブにかかる負担を軽減し、チューブが脆弱に
なることを防止できる。 3)空気を充填した状態から、空気を排出する際に内周
側狭幅部の内側面が外周側狭幅部の内側面に密着したり
しないため、空気の流通が妨げられず、速やかに空気を
排出することができ、収納の作業性を向上させることが
できる。
【0052】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
請求項1乃至3の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)空気を排出する際の空気排出部には逆流防止弁を有
しておらず、逆流防止弁によって空気の流通が妨げられ
ないため、速やかに空気を排出させ介護浴槽用枠体を平
坦にすることができ、収容の作業性を向上させることが
できる。 2)空気の注入・排出を介護浴槽用枠体の短辺側からで
も長辺側からでもできるため、介護浴槽用枠体を配設す
るベッドの周囲のスペースに応じて好適な方向から行う
ことができる。 3) 空気排出部を1以上備えているので、空気の排出
がスムーズで後片付け作業の時間を著しく短縮できるた
め、後片づけの作業性に優れる。
請求項1乃至3の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)空気を排出する際の空気排出部には逆流防止弁を有
しておらず、逆流防止弁によって空気の流通が妨げられ
ないため、速やかに空気を排出させ介護浴槽用枠体を平
坦にすることができ、収容の作業性を向上させることが
できる。 2)空気の注入・排出を介護浴槽用枠体の短辺側からで
も長辺側からでもできるため、介護浴槽用枠体を配設す
るベッドの周囲のスペースに応じて好適な方向から行う
ことができる。 3) 空気排出部を1以上備えているので、空気の排出
がスムーズで後片付け作業の時間を著しく短縮できるた
め、後片づけの作業性に優れる。
【0053】本発明の請求項5に記載の発明によれば、
請求項1乃至4の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)介護浴槽用枠体が角部等で分割可能になり、使用後
に分割し端部からチューブの空気を抜きながら巻き取る
等により速やかに収納することができる。 2)複数のチューブで介護浴槽用枠体を構成することも
できるため、要介護者の体格や設置場所等に応じて種々
の大きさや形状の介護浴槽を形成することができる。 3)破損等の場合に破損部分のチューブのみの交換で対
処することができるためメンテナンス性に優れる。
請求項1乃至4の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)介護浴槽用枠体が角部等で分割可能になり、使用後
に分割し端部からチューブの空気を抜きながら巻き取る
等により速やかに収納することができる。 2)複数のチューブで介護浴槽用枠体を構成することも
できるため、要介護者の体格や設置場所等に応じて種々
の大きさや形状の介護浴槽を形成することができる。 3)破損等の場合に破損部分のチューブのみの交換で対
処することができるためメンテナンス性に優れる。
【0054】本発明の請求項6に記載の発明によれば、
請求項1乃至4の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)介護浴槽用枠体に被覆シートが連設され、介護浴槽
用枠体が空気を排出した状態では略平坦になるため、通
常のシーツ交換の要領で要介護者の下に容易に敷設する
ことができる。 2)介護浴槽用枠体の底部に水密に被覆シートが連設さ
れているので、そのままシャワー浴等を行うことができ
る。 3)飛沫防止部が介護浴槽用枠体の外周に延設されてい
るので、介護浴槽用枠体の外にシャワーの飛沫等がかか
っても周囲が濡れるのを防止できる。特に、畳の上に敷
設した敷布団上で使用した場合でも、敷布団や畳が濡れ
ることを防止できる。
請求項1乃至4の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、 1)介護浴槽用枠体に被覆シートが連設され、介護浴槽
用枠体が空気を排出した状態では略平坦になるため、通
常のシーツ交換の要領で要介護者の下に容易に敷設する
ことができる。 2)介護浴槽用枠体の底部に水密に被覆シートが連設さ
れているので、そのままシャワー浴等を行うことができ
る。 3)飛沫防止部が介護浴槽用枠体の外周に延設されてい
るので、介護浴槽用枠体の外にシャワーの飛沫等がかか
っても周囲が濡れるのを防止できる。特に、畳の上に敷
設した敷布団上で使用した場合でも、敷布団や畳が濡れ
ることを防止できる。
【0055】本発明の請求項7に記載の発明によれば、
請求項6に記載の発明の効果に加えて、 1)別途枕を用意しなくても要介護者の頭部や頸部を載
せ、要介護者を安楽にさせることができる。2)介護浴
槽用枠体と枕部とを連設すると、頭部を収容することが
できる槽部が形成されるため、洗髪時の排水が要介護者
の身体方向に流出し要介護者に不快感を与えることを防
止できる。
請求項6に記載の発明の効果に加えて、 1)別途枕を用意しなくても要介護者の頭部や頸部を載
せ、要介護者を安楽にさせることができる。2)介護浴
槽用枠体と枕部とを連設すると、頭部を収容することが
できる槽部が形成されるため、洗髪時の排水が要介護者
の身体方向に流出し要介護者に不快感を与えることを防
止できる。
【0056】本発明の請求項8に記載の発明によれば、 1)ファスナーの全開、全閉により完全な開状態、閉状
態とされているので入り易く、特に、要介護者を介護浴
用寝袋に収容する場合、介護浴用寝袋の開閉部を開いて
容易に介護浴用寝袋内に収容することができる。 2)ファスナーを閉じることにより暖気が逃げるのを防
止しサウナ効果を高めことができる。 3)介護者の身体を十分に暖め血行を促進し、発汗を促
すことができるので、サウナ浴を行った場合は、シャワ
ー装置による洗浄時にも垢を落とし易く、身体の洗浄後
は清潔感のみならず使用者に爽快感を与えることができ
る。 4)周囲にマチを有しているので、サウナ雰囲気の供給
により全体を大きく膨らませることができ、内部に収容
した要介護者をゆったりと包め、サウナ雰囲気を十分に
供給することができる。
態とされているので入り易く、特に、要介護者を介護浴
用寝袋に収容する場合、介護浴用寝袋の開閉部を開いて
容易に介護浴用寝袋内に収容することができる。 2)ファスナーを閉じることにより暖気が逃げるのを防
止しサウナ効果を高めことができる。 3)介護者の身体を十分に暖め血行を促進し、発汗を促
すことができるので、サウナ浴を行った場合は、シャワ
ー装置による洗浄時にも垢を落とし易く、身体の洗浄後
は清潔感のみならず使用者に爽快感を与えることができ
る。 4)周囲にマチを有しているので、サウナ雰囲気の供給
により全体を大きく膨らませることができ、内部に収容
した要介護者をゆったりと包め、サウナ雰囲気を十分に
供給することができる。
【0057】本発明の請求項9に記載の発明によれば、 1)要介護者に介護入浴用覆設シートを被せるという極
めて容易な操作により、要介護者を収容し、介護浴用覆
設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することができる
ため、作業が容易で、介護者への負担を軽減できる。 2)サウナ雰囲気供給装置の連結部を周縁の所定位置に
挿入し、重錘部で囲撓して固定するだけで、介護浴用覆
設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することができ
る。 3) 少なくとも3周縁に重錘部が配設されているの
で、サウナ雰囲気が外部に洩れる量を最小限に抑えてお
くことができ、要介護者を十分に温めることができる。 4)サウナ浴が終了した際には速やかに取り外し、要介
護者にシャワー浴を施すことができる。 5)一枚のシートで形成されているため、消毒作業を容
易に行うことができ、衛生的な状態に保つことができ
る。また、重錘を重錘部から着脱自在にすれば、洗濯機
等での洗浄も容易にすることができるため、作業性やメ
ンテナンス性にも優れる。
めて容易な操作により、要介護者を収容し、介護浴用覆
設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することができる
ため、作業が容易で、介護者への負担を軽減できる。 2)サウナ雰囲気供給装置の連結部を周縁の所定位置に
挿入し、重錘部で囲撓して固定するだけで、介護浴用覆
設シートの内部にサウナ雰囲気を供給することができ
る。 3) 少なくとも3周縁に重錘部が配設されているの
で、サウナ雰囲気が外部に洩れる量を最小限に抑えてお
くことができ、要介護者を十分に温めることができる。 4)サウナ浴が終了した際には速やかに取り外し、要介
護者にシャワー浴を施すことができる。 5)一枚のシートで形成されているため、消毒作業を容
易に行うことができ、衛生的な状態に保つことができ
る。また、重錘を重錘部から着脱自在にすれば、洗濯機
等での洗浄も容易にすることができるため、作業性やメ
ンテナンス性にも優れる。
【0058】本発明の請求項10に記載の発明によれ
ば、 1)サウナ雰囲気供給装置により介護浴用寝袋内サウナ
雰囲気にすることで、冬場などの室温が低く要介護者の
体が冷えやすい場合でも全身を十分に暖めることができ
る。 2)湯水に全身を浸さずに全身を温めることができるた
め、体の弱った要介護者でも心肺等の内臓への負担を軽
減することができるという作用を有する。シャワー装置
を備えているため、特に、該入浴システムで要介護者の
身体を洗浄する場合、介護者が要介護者の身体を介護浴
用寝袋から移動することなく容易にサウナ状態から洗浄
状態へ移行することができる。 3)また、サウナ浴により要介護者を十分に暖めて、発
汗を促した後にシャワー浴を行えるため、洗浄効果を高
めることができる。 4)洗浄排水回収装置を備えているので、介護浴槽や介
護浴用寝袋に排水口を設置したり排水を流す経路を別途
用意する必要がないため構成を簡単にすることができる
とともに、各構成部をコンパクトにすることができるた
め、設置や収納の際の省スペース性や作業性に優れる。
ば、 1)サウナ雰囲気供給装置により介護浴用寝袋内サウナ
雰囲気にすることで、冬場などの室温が低く要介護者の
体が冷えやすい場合でも全身を十分に暖めることができ
る。 2)湯水に全身を浸さずに全身を温めることができるた
め、体の弱った要介護者でも心肺等の内臓への負担を軽
減することができるという作用を有する。シャワー装置
を備えているため、特に、該入浴システムで要介護者の
身体を洗浄する場合、介護者が要介護者の身体を介護浴
用寝袋から移動することなく容易にサウナ状態から洗浄
状態へ移行することができる。 3)また、サウナ浴により要介護者を十分に暖めて、発
汗を促した後にシャワー浴を行えるため、洗浄効果を高
めることができる。 4)洗浄排水回収装置を備えているので、介護浴槽や介
護浴用寝袋に排水口を設置したり排水を流す経路を別途
用意する必要がないため構成を簡単にすることができる
とともに、各構成部をコンパクトにすることができるた
め、設置や収納の際の省スペース性や作業性に優れる。
【0059】本発明の請求項11に記載の発明によれ
ば、請求項10に記載の発明の効果に加えて、 1)散水部から熱交換部に散水された温水が熱交換部で
気化し、蒸気(スチーム)や微細水滴(ミスト)を含ん
だ温風が生成し、送風機で多湿温風を介護浴用寝袋内に
供給することができるため、容易に介護浴用寝袋内をサ
ウナ雰囲気にすることができる。 2)微細水滴のみを吐出することにより夏期等には冷水
浴を行うことがてきる。
ば、請求項10に記載の発明の効果に加えて、 1)散水部から熱交換部に散水された温水が熱交換部で
気化し、蒸気(スチーム)や微細水滴(ミスト)を含ん
だ温風が生成し、送風機で多湿温風を介護浴用寝袋内に
供給することができるため、容易に介護浴用寝袋内をサ
ウナ雰囲気にすることができる。 2)微細水滴のみを吐出することにより夏期等には冷水
浴を行うことがてきる。
【0060】本発明の請求項12に記載の発明によれ
ば、請求項10又は11に記載の発明の効果に加えて、
散水部から散水された排温水を排温水貯留部に貯留して
温水供給部に戻すことができ、スチームやミストに熱交
換されなかった排温水とその熱量を再利用できるため、
省エネルギー性に優れる。
ば、請求項10又は11に記載の発明の効果に加えて、
散水部から散水された排温水を排温水貯留部に貯留して
温水供給部に戻すことができ、スチームやミストに熱交
換されなかった排温水とその熱量を再利用できるため、
省エネルギー性に優れる。
【図1】本発明の実施の形態1における介護浴槽用枠体
の一部切欠斜視図
の一部切欠斜視図
【図2】(a)本発明の実施の形態1における排気時の
介護浴槽用枠体の折れ曲がり部を示す要部正面図 (b)本発明の実施の形態1における膨張時の介護浴槽
用枠体の角部を示す要部平面図
介護浴槽用枠体の折れ曲がり部を示す要部正面図 (b)本発明の実施の形態1における膨張時の介護浴槽
用枠体の角部を示す要部平面図
【図3】本発明の実施の形態1における介護浴槽用枠体
の一使用例を示す一部切欠斜視図
の一使用例を示す一部切欠斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態2における介護浴槽
用枠体の角部の例を示す要部正面図 (b)本発明の実施の形態3における介護浴槽用枠体の
角部の例を示す要部正面図
用枠体の角部の例を示す要部正面図 (b)本発明の実施の形態3における介護浴槽用枠体の
角部の例を示す要部正面図
【図5】本発明の実施の形態4における介護浴槽用枠体
の角部の例を示す要部切欠斜視図
の角部の例を示す要部切欠斜視図
【図6】本発明の実施の形態5における被覆シートが底
面に固定された介護浴槽用枠体を示す斜視図
面に固定された介護浴槽用枠体を示す斜視図
【図7】本発明の実施の形態6における被覆シートが上
面に固定された介護浴槽用枠体を示す斜視図
面に固定された介護浴槽用枠体を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態7における排気時の介護浴
槽用枠体を示す斜視図
槽用枠体を示す斜視図
【図9】本発明の実施の形態8における介護入浴システ
ムに用いた介護浴用寝袋の展開斜視図
ムに用いた介護浴用寝袋の展開斜視図
【図10】本発明の実施の形態8における介護入浴シス
テムに用いた介護浴用寝袋の使用状態を示す斜視図
テムに用いた介護浴用寝袋の使用状態を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態8における介護入浴シス
テムのサウナ雰囲気供給装置とシャワー装置とを示す構
成図
テムのサウナ雰囲気供給装置とシャワー装置とを示す構
成図
【図12】本発明の実施の形態8における介護入浴シス
テムを操作するための操作盤を示す平面図
テムを操作するための操作盤を示す平面図
【図13】本発明の実施の形態8における介護入浴シス
テムの操作を示すフローチャート
テムの操作を示すフローチャート
【図14】(a)本発明の実施の形態9における介護浴
用覆設シートを示す斜視図 (b)その使用状態を示す要部斜視図
用覆設シートを示す斜視図 (b)その使用状態を示す要部斜視図
【図15】本発明の実施の形態10における介護浴用覆
設シートを示す斜視図
設シートを示す斜視図
【図16】本発明の実施の形態10における介護浴用覆
設シートの使用状態を示す斜視図
設シートの使用状態を示す斜視図
【図17】実施の形態11におけるサウナ雰囲気供給装
置を示す構成図
置を示す構成図
【図18】従来の介護浴槽用枠体を示す一部切欠斜視図
【図19】従来の介護入浴システムの使用例を示す斜視
図
図
1 介護浴槽用枠体 1a チューブ 1b 溶着部 1c 接合代部 2 角部 2a,2b 偏平部 3 空気注入部 4 空気排出部 5 堰部 6 浴槽部 11a,11b チューブ 12a,12b,12c 偏平部 13 チューブ 14 偏平部 15 内周側狭幅部 16 外周側狭幅部 17 被覆シートが連接された介護浴槽用枠体 18 チューブ 19 被覆シート 19a 飛沫防止部 20 介護浴槽用枠体 21 チューブ 21a,21b 偏平部 22 端部 22a,22b 面ファスナ 23a,23b 空気注入部 24a,24b 空気排出部 30 介護浴用寝袋 30a マチ部 30b 襟首部 30c サウナ雰囲気導入部 31 中央ファスナー 32 肩口ファスナー 33 下部ファスナー 34 枕 35 連結部 40 サウナ雰囲気供給装置 41 ブロワ 42 ヒータ 43 吐出口 44 温水供給部 45 散水部 46 熱交換部 47 空気供給部 48 排温水貯留部 49 ポンプ 50 洗浄排水回収装置を備えたシャワー装置 51 洗浄排水タンク 51a レベルスイッチ 52 洗浄湯タンク 52a 背板部 53 真空ポンプ 53a エア切替弁 53b エア吸入口 53c エアホース 54 洗浄湯ポンプ 55 吸引具 55a 吸引ホース 55b 排出口 56 シャワーヘッド 57 シャワーホース 60 操作盤 61 温風スイッチ 62 サウナスイッチ 63 シャワースイッチ 64 吸引スイッチ 65 電源スイッチ 70 介護浴用覆設シート 71 襟首部 72 重錘部 73 介護浴用覆設シート 74 マチ部 75 重錘部 76 開口部 76a 挿入部 76b 絞り部 77 敷布団 78 枕部 79 連結部 80 外容器 81 熱交換部 82 散水部 83 空気供給部 84 ヒータ 85 ブロワ 86 排温水貯留部 87 吐出口 87a 温度センサ 87b 圧力センサ 101 ベッドマット 102 介護浴槽用枠体 102a チューブ 102 角部 103 口栓 104 マット 105 防水シート 106 堰部 107 浴槽部 110 要介護者 111 エアポンプ 112 洗浄装置 112a シャワーノズル部 112b 排水回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/10 A61H 33/10 Q
Claims (12)
- 【請求項1】 空気注入部からの空気の注入によりベッ
ド上面に方形状に膨張し、防水シートをその上面に覆設
することにより介護浴槽が形成される気密性のチューブ
からなる介護浴槽用枠体であって、前記チューブが排気
時には有端又は無端のベルト状であり、かつ前記介護浴
槽用枠体の角部となる部位に少なくとも上下に対向して
又は中央部に溶着して形成された偏平部を有し、前記偏
平部とその周囲のチューブにより膨張時に略直角に折れ
曲がる折れ曲がり部を備えていることを特徴とする介護
浴槽用枠体。 - 【請求項2】 前記偏平部が前記チューブの短手方向の
対向する上下両端部を基部として鋭角部を有さない山形
状に形成され、かつ前記偏平部の高さの合計が前記チュ
ーブの短手方向の幅の20%〜80%であることを特徴
とする請求項1に記載の介護浴槽用枠体。 - 【請求項3】 前記偏平部により形成された前記チュー
ブの外周面側の狭幅部の幅が内周面側の狭幅部の幅の
1.05〜3.0倍好ましくは1.2〜2.5倍に形成
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の介
護浴槽用枠体。 - 【請求項4】 逆流防止弁を有する口栓で形成された空
気注入部と、逆流防止弁を有さない口栓で形成された1
以上の空気排出部と、が4つの前記角部の内1以上の角
部の近傍に配設されていることを特徴とする請求項1乃
至3の内いずれか1項に記載の介護浴槽用枠体。 - 【請求項5】 前記チューブが長手方向の端部を気密に
封緘された有端のベルト状に形成され、かつ各前記端部
に配設され各前記端部同士を脱着自在に係着する係着部
材を備えていることを特徴とする請求項1乃至4の内い
ずれか1項に記載の介護浴槽用枠体。 - 【請求項6】 請求項1乃至4の内いずれか1項に記載
の介護浴槽用枠体と、前記介護浴槽用枠体の底部又は上
部に溶着や接着等によって水密に連設された防水性の被
覆シートと、前記介護浴槽用枠体の1以上の外周側に延
設された飛沫防止部と、を備えたことを特徴とする介護
浴槽用枠体。 - 【請求項7】 前記介護浴槽用枠体の長手方向の対向す
る位置にチューブが連通して形成された枕部、若しくは
前記被覆シートの上面に周囲が固着されかつ空気注入・
排出部を有する空気で膨張し筒状体を形成する枕部を備
えていることを特徴とする請求項6に記載の介護浴槽用
枠体。 - 【請求項8】 請求項1乃至5の内いずれか1項に記載
の介護浴槽用枠体に防水シートを覆設することにより形
成された介護浴槽,又は請求項6又は7に記載の介護浴
槽用枠体の内側に配設される介護浴用寝袋であって、 横臥した要介護者の身体を収容する袋状に形成された収
容部と、 前記収容部の周縁を5〜20cm程度立ち上げて形成し
たマチ部と、 前記収容部の上面部を要介護者の首側から足元側にかけ
て左右に分離する上部ファスナーと、 前記マチ部の足元側及び/又はその側方部を開放する下
部ファスナーと,前記マチ部の肩口部分を開放する肩口
ファスナーと、 を備えたことを特徴とする介護浴用寝袋。 - 【請求項9】 防水性のシートと、前記シートの少なく
とも3周縁に重錘が配設された重錘部を備えていること
を特徴とする介護浴用覆設シート。 - 【請求項10】 請求項8に記載の介護浴用寝袋、若し
くは請求項6又は7に記載の介護浴槽用枠体の内側に横
臥した要介護者に覆設された請求項9に記載の介護浴用
覆設シートと、 前記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで覆設さ
れた介護浴槽の内部と連結される連結部と,前記連結部
に連結されサウナ雰囲気を吐出する吐出部と,を有し前
記介護浴用寝袋又は前記介護浴用覆設シートで覆設され
た介護浴槽の内部にサウナ雰囲気を供給するサウナ雰囲
気供給装置と、 要介護者を洗浄するためのシャワー装置と、 前記シャワー装置で要介護者を洗浄した洗浄排水を回収
する洗浄排水回収装置と、 を備えたことを特徴とする介護入浴システム。 - 【請求項11】 前記サウナ雰囲気供給装置が、熱交換
部と、前記熱交換部に温水を散水する散水部と、前記散
水部に前記温水を供給する温水供給部と、前記熱交換部
で発生した蒸気(スチーム)及び/又は微細水滴(ミス
ト)を送出する送風機と、を備えていることを特徴とす
る請求項10に記載の介護入浴システム。 - 【請求項12】 前記サウナ雰囲気供給装置が、前記熱
交換部の下部に配設された排水貯留部と、前記排水貯留
部の排水を前記温水供給部に供給するポンプと、を備え
ていることを特徴とする請求項10又は11に記載の介
護入浴システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312605A JP2000135265A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 介護浴槽用枠体及び介護浴用寝袋,介護浴用覆設シート並びにそれらを用いた介護入浴システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312605A JP2000135265A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 介護浴槽用枠体及び介護浴用寝袋,介護浴用覆設シート並びにそれらを用いた介護入浴システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135265A true JP2000135265A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=18031229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10312605A Pending JP2000135265A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 介護浴槽用枠体及び介護浴用寝袋,介護浴用覆設シート並びにそれらを用いた介護入浴システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000135265A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307119A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Hivix Co Ltd | 洗浄槽 |
JP2012035049A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-02-23 | Saburo Natsume | 介護用半身入浴装置 |
CN111726999A (zh) * | 2018-04-19 | 2020-09-29 | 和之关爱医疗公司 | 抛弃式洗涤辅助具 |
KR20210084081A (ko) * | 2019-12-27 | 2021-07-07 | 임진광 | 환자용 침대에 적합한 접이식 욕조 |
JP7016999B1 (ja) * | 2020-12-22 | 2022-02-08 | 三郎 夏目 | 介護用半身入浴装置の浴槽フレーム |
-
1998
- 1998-11-02 JP JP10312605A patent/JP2000135265A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307119A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Hivix Co Ltd | 洗浄槽 |
JP2012035049A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-02-23 | Saburo Natsume | 介護用半身入浴装置 |
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KR102377612B1 (ko) | 2019-12-27 | 2022-03-24 | 임진광 | 환자침대용 접이식 욕조 |
JP7016999B1 (ja) * | 2020-12-22 | 2022-02-08 | 三郎 夏目 | 介護用半身入浴装置の浴槽フレーム |
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