JP2000201988A - 介護用入浴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低温の多湿雰囲気にて温浴効果を得る
ことができ、かつシャワー装置により身体の洗浄が可能
な介護用入浴装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 蓋体１をマット７上を覆うように接着部
１３、１７にて取り付け、略密閉状態の内部空間Ｓを形
成させる。このような状態で多湿雰囲気供給装置５から
内部空間Ｓ内に多湿雰囲気を供給しサウナ浴で温浴効果
を得た後、蓋体１を取り外して内部空間Ｓを外部に開放
状態にして身体の洗浄及び洗髪をシャワー装置１９を用
いて行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、身体が収容された
内部空間内に多湿気体または微細液体等の多湿雰囲気を
供給する多湿雰囲気供給装置と、身体を洗浄するための
シャワー装置とから構成される介護用入浴装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の介護用入浴装置として、例えば特
開平１０−１５０１９号公報に記載のものが知られてい
る。

【０００３】このものでは、浴槽ユニット内に適温のミ
ストを供給することにより使用者、特に病人、身障者あ
るいは寝たきりの高齢者等を介護する介護人が、楽に入
浴させることができるものである。

【０００４】また、実開平４−１０８５３４号公報のよ
うに、枠体の上をシーツで覆い、シーツ面上に槽部が凹
設されて浴槽を形成し、ベッド上でシャワーによる身体
の洗浄を行えるものも知られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、身体の温浴効果は得られるものの、シャ
ワー装置等の温水を使用して身体を洗浄することができ
なかったり、逆にシャワー装置等の温水により身体を洗
浄することはできるが、温浴効果は得られないという問
題があった。

【０００６】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、比較的低温の多湿雰囲気
にて温浴効果を得ることができ、かつシャワー装置によ
り身体の洗浄が可能な介護用入浴装置を提供することに
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために本発明においては、身体が収容さ
れた内部空間内に多湿気体または微細液体等の多湿雰囲
気を供給する多湿雰囲気供給装置と、身体を洗浄するた
めのシャワー装置とから構成される介護用入浴装置にお
いて、身体下面に設置し周囲に枠体を備えたマットと、
前記内部空間を略密閉状態または開放状態にする蓋体と
を備えた。

【０００８】従って、身体を収容した蓋体により内部空
間を略密閉状態にして多湿雰囲気を供給して、サウナ浴
により温浴効果が得られるとともに、内部空間を開放状
態にして介護人がシャワー装置により身体の洗浄を行う
ことが可能になる。

【０００９】更に好適な実施形態として、前記蓋体は、
前記マットに着脱自在であることとした。従って、ベッ
ドまたは布団と、使用者の間にマットを敷いて、その後
に蓋体を上からかぶせるようにして略密閉状態にして容
易に内部空間を形成でき、蓋体を取り外すことにより開
放状態にできる。更に、前記蓋体は、前記枠体の内側で
着脱自在であることとしたので、蓋体をマットに装着し
た際の安定性が増す。

【００１０】別の実施形態として、前記蓋体は、前記マ
ットに一体的に形成してもよい。また、前記枠体は空気
チューブ状の枠体であって、前記枠体に空気を注入、排
出するための空気注入口を設けたので、未使用状態では
空気を抜いてコンパクトに収納でき、また使用状態では
空気を注入してマット外にシャワー水が流出するのを防
止できる。

【００１１】更に、前記蓋体は、軟質部材で構成されて
おり、内部空間を維持するためのフレーム部材を備える
ので、多湿雰囲気供給装置の運転終了後においても内部
空間を維持でき、身体に濡れた蓋体が密着することがな
いので使用者に不快感を与えることがない。

【００１２】更に、前記フレーム部材は、前記蓋体に対
して取り外し可能であるので、未使用時にはフレーム部
材を取り出すことにより、折りたたんでよりコンパクト
に収納できる。

【００１３】また、前記マットには、前記枠体を複数に
区画する仕切り体を設けたので、身体の部位ごとに応じ
た区画を構成でき、シャワー水が他の区画に流れるのを
防止することができる。

【００１４】好適な実施形態として、前記仕切り体は少
なくとも、身体の頭部に位置する箇所を独立して区画す
るように設けたので、仕切り体が使用者の枕の代わりに
なり、また洗髪に使用したシャワー水が他の身体に触れ
るのを防止することができる。

【００１５】また、前記マットに、マット内の湯又は水
をマット外に排出するための排出孔を設けたので、マッ
トが床面よりも高いところに配置されている場合に簡単
な構成で、マット内に溜まったシャワー水をマット外に
排出できる。

【００１６】別の実施形態として、前記マット内の湯又
は水を吸引して、マット外に排出するための排出装置を
設けたので、床面と略同一高さにマットが設置された場
合に簡単にマット内に溜まったシャワー水をマット外に
排出できる。

【００１７】更に、前記マットには、前記枠体よりも小
径の空気チューブ体を複数並設したので、シャワー装置
による一度浴びたシャワー水は小径の空気チューブ体間
に形成された溝に溜まり、身体に接触するのを防止する
ことができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面により詳細に説明する。

【００１９】図１は、本発明の一実施形態に係る介護用
入浴装置の全体構成図である。

【００２０】介護用入浴装置は、頭部以外の略全身を横
臥した状態で収容する身体収容体を形成するための蓋体
１及びマット７、蓋体１及びマット７で構成される内部
空間Ｓ内に多湿気体または微細液体を供給するための連
結管３、連結管３を通じて内部空間Ｓ内に供給する多湿
気体または微細液体を発生する多湿雰囲気供給手段５か
ら構成されている。

【００２１】蓋体１は、図示のように三角柱形状をして
おり、前方に使用者の頭部が蓋体１外になるように設け
られた開口部１５を備える。使用者と開口部１５間にで
きた隙間から多湿雰囲気が漏出する恐れがある場合など
は、使用者の首付近にタオルを巻くなどして隙間から多
湿雰囲気が漏出するのを防止できる。さらに後方には連
結管３と接続するための接続口２７が形成され、連結管
３は接続口２７に挿入される。更に、蓋体１はマット７
に着脱可能とするための接着部１３（例えば、マジック
テープ等）をも備える。

【００２２】また、蓋体１は綿、ポリエステル、ポリ塩
化ビニール、ポリオレフィン等の防水性に富んだ軟質フ
ィルム等が用いられている。そこで、蓋体１には、骨組
みとなるべくフレーム部材１１を設けており、多湿雰囲
気供給手段５からの多湿雰囲気の供給有無に拘わらず、
内部空間Ｓを使用者と蓋体１が接触しない程度に維持し
ており、蓋体１の形状が略変わらないように構成されて
いる。ここで、フレーム部材としては、プラスチック、
アルミ、ステンレス、木材等の硬質部材が好適に用いら
れる。ここでフレーム部材１１は蓋体１に対して着脱自
在に取り付け可能であり、使用後はフレーム部材１１を
取り外すことにより、折りたたんでコンパクトに収納す
ることができる。

【００２３】一方、マット７はベッド９上に設置するこ
とができ、例えば全介助を必要とする全介助者、身体障
害者に対して、ベッド９に寝たままの状態でサウナ浴及
びシャワー装置１９による身体の洗浄が可能となる。従
って、浴室以外で気軽に入浴ができる移動式の介護用入
浴装置として好適に用いることができる。

【００２４】また、マット７は蓋体１同様、綿、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニール、ポリオレフィン等の防水性
に富んだ軟質フィルム等が用いられている。更に、シャ
ワー装置１９からのシャワー水がマット７外に漏出する
のを防止するためにマット７の全周囲に設けられた空気
チューブ状の枠体７ａ、枠体７ａで囲まれたマット７上
を複数の区画Ａ、Ｂに仕切る空気チューブ状の仕切り体
７ｂを備え、区画Ａ、Ｂには夫々水抜き孔２３、２５を
設け、シャワー装置１９からのシャワー水をマット７外
に排出できるようになっている。仕切り体７ｂは、使用
者の首あたりに位置し使用者の枕代わりとして使用でき
る一方、区画Ａの部分で使用者の洗髪を行い、区画Ｂの
部分で使用者の身体を洗浄することができる。枠体７ａ
及び仕切り体７ｂはいずれも空気注入口２１から空気を
注入することにより膨張して略円筒状になり、空気を抜
くことにより伸縮してマット７が一平面状になることに
より、蓋体１同様にマット７は折りたたんでコンパクト
に収納することができるとともに、ベッド９と使用者の
間に容易に敷くことができる。

【００２５】更に、区画Ｂを形成する枠体７ａ、仕切り
体７ｂの周囲には、蓋体１が着脱可能となるための接着
部１７（例えば、マジックテープ）が形成されており、
蓋体１の接着部１３とマット７の接着部１７が互いに接
着することにより、略密閉状態の内部空間Ｓを形成する
ことができる。

【００２６】多湿雰囲気供給手段５は、運転の開始／停
止、温度の調整等を操作するための複数の操作スイッチ
３１を設ける。また、多湿気体又は微細液体を供給する
方式としては、超音波振動子を利用する方式、水を沸騰
させ蒸気を発生する方式、高速回転体により微細化して
吹き飛ばす方式等、様々な方式が考えられるが、サウナ
ドーム１内を多湿雰囲気にするものであれば、いずれの
方式でもよい。また、使用者自らが多湿雰囲気供給手段
５の操作を簡単にできるようにするため、別途リモコン
（ワイヤードまたはワイヤレス）を手元に設置するよう
に構成してもよい。

【００２７】以上の構成により、本発明の介護用入浴装
置を使用する際には、まず、ベッド９と使用者の間にマ
ット７を敷く。マット７の仕切り体７ｂが使用者の首部
分に当接するように位置させ、空気注入口２１から空気
を注入する。なお、空気を注入する方法としては、ポン
プを利用して自動的に注入してもよいし、簡易的な手動
式のものを利用してもよい。空気注入口２１から空気が
注入されると、マット７の枠体７ａ、仕切り体７ｂに空
気が充満し、略円筒形状の空気チューブ状になる。次
に、フレーム部材１１が装着された蓋体１をマット７上
を覆うように接着部１３、１７にて取り付け、略密閉状
態の内部空間Ｓを形成させる。このような状態で多湿雰
囲気供給装置５から内部空間Ｓ内に多湿雰囲気を供給し
サウナ浴で温浴効果を得た後、蓋体１を取り外して内部
空間Ｓを外部に開放状態にして身体の洗浄及び洗髪をシ
ャワー装置１９を用いて行う。なお、洗髪は蓋体１を装
着し、サウナ浴を行っている状態で行うようにしてもよ
い。また、シャワー装置１９から供給する温水は、別途
設けたタンクや浴槽に予め貯めておき、ポンプを用いて
供給するようにしてもよいし、直接カラン等の給湯栓な
どに接続して水圧により吐出するように構成してもよ
い。

【００２８】図２は、図１におけるＸ−Ｘ断面図であ
る。

【００２９】蓋体１をマット７に装着する際には、蓋体
１に備えられた接着部１３と、マット７の枠体７ａを接
着する。接着部１３としては、マジックテープ、ファス
ナー、ボタン等、容易に着脱できるものを使用する。さ
らに、枠体７ａに設けられた接着部１７は、蓋体１の接
着部１３が枠体７ａよりも内方になるような位置に形成
されており、フレーム部材１１により蓋体１が外側に開
こうとする作用と、その作用を抑えようとする枠体７ａ
の作用がつりあって、蓋体１とマット７との装着を安定
することができる。

【００３０】図３は、本発明の他の実施形態に係るマッ
トと蓋体の構成図である。

【００３１】蓋体１は、マット７に一体的に形成されて
おり、図示のように観音開きに展開され、略一平面をな
している。使用する際には、ファスナー２９により観音
開きとなっている両方の蓋体１同士を装着させて、図１
に示したような略三角柱状の蓋体１を構成する。また、
図１の蓋体１と同様に、片方の蓋体１前方には使用者の
頭部が蓋体１外になるように設けられた開口部１５を備
え、後方には連結管３と接続するための接続口２７が形
成されている。更に、開口部１５及び接続口２７近傍に
は、マット７に着脱可能とするための接着部１３（例え
ば、マジックテープ等）をも備える。また、抜き差し可
能な複数のフレーム部材１１をも備える。

【００３２】マット７も、図１と同様に、空気チューブ
状の枠体７ａ、枠体７ａで囲まれたマット７上を複数の
区画Ａ、Ｂに仕切る空気チューブ状の仕切り体７ｂを備
え、区画Ａ、Ｂには夫々水抜き孔２３、２５を設けてい
る。枠体７ａ及び仕切り体７ｂはいずれも空気注入口２
１から空気を注入することにより膨張して略円筒状にな
り、空気を抜くことにより伸縮してマット７が一平面状
になることにより、蓋体１同様にマット７は折りたたん
でコンパクトに収納することができるとともに、ベッド
９と使用者の間に容易に敷くことができる。

【００３３】更に、区画Ｂを形成する枠体７ａ、仕切り
体７ｂのには、蓋体１の接着部１３に対応する位置に着
脱可能となるための接着部１７（例えば、マジックテー
プ）が形成されている。

【００３４】図４は、蓋体１の別の実施形態に係る構成
図である。

【００３５】蓋体１は、略半円筒形状をなしており、前
方には開口部１５、後方には接続口２７が、図１同様に
設けられている。また、複数のフレーム部材１１は弾性
を有する素材であって、蓋体１が半円筒形状を維持する
ように蓋体１に対して出し入れ自在に装着されている。
更に、蓋体１下部周囲には、マット７に着脱可能な手段
としてのボタン１４が複数個取付けられている。

【００３６】図５は、マット７の別の実施形態に係る構
成図である。

【００３７】マット７は図１同様、綿、ポリエステル、
ポリ塩化ビニール、ポリオレフィン等の防水性に富んだ
軟質フィルム等が用いられ、シャワー装置１９からのシ
ャワー水がマット７外に漏出するのを防止するためにマ
ット７の全周囲に設けられた空気チューブ状の枠体７
ａ、枠体７ａで囲まれたマット７上を複数の区画Ａ、Ｂ
１、Ｂ２、Ｂ３に仕切る空気チューブ状の仕切り体７
ｂ、７ｃ、７ｄを備える。更に区画Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３に
は、仕切り体７ｂ、７ｃ、７ｄよりも小径な略円筒状の
空気チューブ体７ｅが複数並設されており、マット底部
に溜まるシャワー水が身体に直接接触するのを防止す
る。また、中途に設けたポンプＰにより、シャワー装置
１９によるシャワー水を吸い込んでマット７外に排出す
るための排水装置３３を設けており、これによって排水
することが可能となる。尚、排出されたシャワー水は、
別途タンクなどに溜めるように構成してもよいし、直
接、浴室や洗面所などの排水孔に排水するようにしても
よい。

【００３８】図６は、図５のＹ−Ｙ断面図である。

【００３９】マット７状に形成された空気チューブ状の
枠体７ａ、仕切り体７ｂ、７ｃ、７ｄによって仕切られ
た区画Ａ、Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３はそれぞれ区画Ａが使用者
の頭を洗髪する箇所、区画Ｂ１は、主に腰部よりも上部
を洗浄する箇所、区画Ｂ２は、主に陰部、肛門などを洗
浄する箇所、区画Ｂ３は主に脚を洗浄する箇所に対応し
て形成されている。したがって、特に区画Ｂ２の陰部、
肛門などを洗浄したシャワー水は、他の区画には流れ出
すことがなく、衛生的である。ここで、仕切り体７ｃ、
７ｄは枠体７ａ、仕切り体７ｂに対して小径の空気チュ
ーブ状としてもよく、シャワー水が他の区画に流れださ
ない程度の高さを有していればよい。このような構成に
すれば、使用者の腰などの負担が軽くなる。また、区画
Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３には、小径の空気チューブ体７ｅが複
数並設されており、一度浴びたシャワー水は各空気チュ
ーブ体７ｅの溝７ｆに溜まって、再び身体に接触するの
を防止する。溝７ｆに溜まったシャワー水は、図５の排
出装置３３により、マット７外に排水することができ
る。

【００４０】上述した内容はあくまで本発明の一実施形
態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定
されることを意味されるものでない。例えば、枠体７ａ
で囲まれたマット７上を空気チューブ状の仕切り体７
ｂ、７ｃ、７ｄによって４つの区画Ａ、Ｂ１、Ｂ２、Ｂ
３に仕切るように説明したが、その用途に応じて、３つ
の区画に仕切るように構成してもよいし、５つ以上に仕
切るように構成してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る介護用入浴装置の全
体構成図。

【図２】図１におけるＸ−Ｘ断面図。

【図３】本発明の他の実施形態に係るマットと蓋体の構
成図。

【図４】蓋体１の別の実施形態に係る構成図。

【図５】マット７の別の実施形態に係る構成図。

【図６】図５のＹ−Ｙ断面図。

【符号の説明】

１…蓋体 ５…多湿雰囲気供給装置 ７…マット ７ａ…枠体 ７ｂ、７ｃ、７ｄ…仕切り体 ７ｅ…空気チューブ体 １１…フレーム部材 １３、１７…接着部 １９…シャワー装置 ３３…排出装置

フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B096 AB02 AB03 AB05 AB06 AB09 AC07 AC11 4C040 AA13 BB06 CC03 EE02 GG06 GG16 4C094 AA01 BA02 BA03 BB02 BB12 BB16 BB18 BC02 BC05 BC11 CC08 DD09 DD14 EE03 EE20 GG02 GG03 GG04 GG14

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 身体が収容された内部空間内に多湿気体
   または微細液体等の多湿雰囲気を供給する多湿雰囲気供
   給装置と、身体を洗浄するためのシャワー装置とから構
   成される介護用入浴装置において、身体下面に設置し周
   囲に枠体を備えたマットと、前記内部空間を略密閉状態
   または開放状態にする蓋体と、を備えたことを特徴とす
   る介護用入浴装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の介護用入浴装置におい
   て、 前記蓋体は、前記マットに着脱自在であることを特徴と
   する介護用入浴装置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の介護用入浴装置におい
   て、 前記蓋体は、前記枠体の内側で着脱自在であることを特
   徴とする介護用入浴装置。
4. 【請求項４】 請求項１記載の介護用入浴装置におい
   て、 前記蓋体は、前記マットに一体的に形成されたことを特
   徴とする介護用入浴装置。
5. 【請求項５】 請求項１及至４記載の介護用入浴装置に
   おいて、 前記枠体は空気チューブ状の枠体であって、前記枠体に
   空気を注入、排出するための空気注入口を設けたことを
   特徴とする介護用入浴装置。
6. 【請求項６】 請求項１及至５記載の介護用入浴装置に
   おいて、 前記蓋体は、軟質部材で構成されており、内部空間を維
   持するためのフレーム部材を備えることを特徴とする介
   護用入浴装置。
7. 【請求項７】 請求項６記載の介護用入浴装置におい
   て、 前記フレーム部材は、前記蓋体に対して取り外し可能で
   あることを特徴とする介護用入浴装置。
8. 【請求項８】 請求項１及至７記載の介護用入浴装置に
   おいて、前記マットには、前記枠体を複数に区画する仕
   切り体を設けたことを特徴とする介護用入浴装置。
9. 【請求項９】 請求項８記載の介護用入浴装置におい
   て、 前記仕切り体は少なくとも、身体の頭部に位置する箇所
   を独立して区画するように設けていることを特徴とする
   介護用入浴装置。
10. 【請求項１０】 請求項１及至９記載の介護用入浴装置
    において、 前記マットに、マット内の湯又は水をマット外に排出す
    るための排出孔を設けたことを特徴とする介護用入浴装
    置。
11. 【請求項１１】 請求項１及至９記載の介護用入浴装置
    において、 前記マット内の湯又は水を吸引してマット外に排出する
    ための排出装置を設けたことを特徴とする介護用入浴装
    置。
12. 【請求項１２】 請求項１及至１１記載の介護用入浴装
    置において、 前記マットには、前記枠体よりも小径の空気チューブ体
    を複数並設したことを特徴とする介護用入浴装置。