JP2001314351A - ポータブルトイレ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレに行かずに、室内で用便ができる移動
式のポータブルトイレにおいて、洗浄水タンクや送水ポ
ンプなどの設備を必要とせず、軽量コンパクトで、電源
を必要としない安価なお尻の洗浄機能を有するものであ
り、体の不自由な障害者や高齢者であっても安心して快
適に用便を行うことができ、さらに介護者の負担を軽減
させることができるポータブルトイレを提供しようとす
るものである。 【解決手段】 便座及び便蓋がそれぞれ取り付けられた
便器本体及びこの便器本体内に着脱自在に装着される便
槽から構成されるポータブルトイレにおいて、便器本体
内に設けられ、お尻に洗浄水を噴射して洗浄するための
洗浄ノズルと、住宅給水設備から該洗浄ノズルに洗浄水
を供給するための、ワンタッチ接続式の洗浄水供給ホー
ス設備とが備えられている。また、洗浄ノズルは、前後
に移動できるスライド調整手段を有するものである。ま
た、便器内に洗浄水を放水できる屈曲自在なフレキシブ
ルパイプからなる洗面ノズル及び着脱自在の洗面装置が
設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、障害者や高齢者の
用便を介助し、置き場所を移動することが可能なポータ
ブルトイレに関し、特にお尻の水洗機能や簡易な洗面機
能を有するポータブルトイレに関する。

【０００２】

【従来の技術】トイレまで歩いていって用便を行うこと
ができない、極度に足腰の弱い老人や重度の身体障害者
の場合は、便座及び便蓋がそれぞれ取り付けられた便器
本体及びこの便器本体内に着脱自在に装着される便槽か
ら構成される、腰掛けタイプの持ち運び自在のポータブ
ルトイレを居室内に設置し、このポータブルトイレを用
いて居室内において用便を行うことにより、用便時の負
担を軽減するようにしている。

【０００３】このようなポータブルトイレは、被介護者
が排便を済ませた後、介護者は、被介護者におしりをも
ちあげさせ、被介護者を中腰の姿勢にさせて、被介護者
の後方あるいは側方から被介護者のおしり及び局部を洗
浄または拭取りをしていた。

【０００４】被介護者は中腰の姿勢を強要され、足にふ
んばりが利かない老人や片マヒの人にはかなりつらい姿
勢となる。また、介護者にとっても同様であり、被介護
者を中腰の姿勢に支持するのはかなりの重労働になって
いた。

【０００５】介助機構付ポータブルトイレやおしり洗浄
機付きポータブルトイレは公知とされている。.

【０００６】介助機能付きのポータブルトイレとして
は、手すりやガイドなどが設けられたものがあり、特開
平１０−４３０９１号などに開示されている。また、洗
浄機能としては、特開平４−７９９２３号、実開平３−
９８６９４号、実開平３−１２２７９３号などが開示さ
れている。また、洗面機能が付いたものとして、特開平
１０−１４８１４号などもある。

【０００７】これらのポータブルトイレは、任意の場所
に移動して老人や病人などの排泄と局部の洗浄を可能と
するものであり、居住室からトイレへの移動が困難また
は難度が高い病人、老人、あるいは肢体不自由者などに
とって非常に有用なものである。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術としてポータブルトイレにお尻の洗浄機能が設けられ
たことにより、腰掛けたままでお尻を洗浄できるため、
介護者および被介護者の負担はかなり改善された。

【０００９】しかしながら、従来の洗浄機能付きポータ
ブルトイレにおいては以下の問題がある。 １）洗浄ノズルが固定式であるため、洗浄水の噴射ノズ
ルにお尻の位置を合わせるために、腰を浮かせて移動調
整する必要がある。 ２）洗浄水の噴射のためのポンプやタンク設備やヒータ
設備が必要であり、重量が増え、場所をとる。 ３）ポンプやヒータ用の電源を必要とする。 ４）洗浄機能として各種の装置が必要となり、ポータブ
ルトイレが高価となる。等の問題があった。

【００１０】ポンプ用の外部電源を必要としないものも
開示されている。しかし、電源装置は、特別に高価な装
置となる。また、電動ポンプを必要とせずに、手動圧縮
ポンプタイプのものもあるが、洗浄水タンク設備は必要
あり、加圧操作が面倒である。

【００１１】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、トイレに行
かずに、室内で用便ができる移動式のポータブルトイレ
において、洗浄水タンクや送水ポンプなどの設備を必要
とせず、軽量コンパクトで、電源を必要としない安価な
お尻の洗浄機能を有するものであり、体の不自由な障害
者や高齢者であっても安心して快適に用便を行うことが
でき、さらに介護者の負担を軽減させることができるポ
ータブルトイレを提供しようとするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明では、便座及び便蓋がそれぞれ取り付けら
れた便器本体及びこの便器本体内に着脱自在に装着され
る便槽から構成されるポータブルトイレにおいて、便器
本体内に設けられ、お尻に洗浄水を噴射して洗浄するた
めの洗浄ノズルと、住宅給水設備から該洗浄ノズルに洗
浄水を供給するための、ワンタッチ接続式の洗浄水供給
ホース設備とが備えられているポータブルトイレを提供
するものである。

【００１３】該洗浄ノズルは、細長いパイプの先端部
に、洗浄水を上方に噴射する噴射口が設けられたもので
あり、便器本体の便座取り付け部分の下部に設置され、
便器内に噴出口側が延出するように取り付けられる。該
ノズルの先端部分より洗浄水が上方に向かって噴射され
お尻を洗浄する。

【００１４】前記洗浄ノズルの給水側は、ワンタッチ接
続式のホース設備が接続され、住宅給水設備、例えば洗
面室の混合栓などに接続される。ワンタッチ接続には、
市販のワンタッチジョイントが使用でき、着脱が容易と
なっている。該ホース設備は、巻き取り式のホースドラ
ムなどを用いても良い。

【００１５】また本発明は、前記の洗浄ノズルにおい
て、該ノズルを前後に移動調整するためのスライド調整
手段が設けられているものである。

【００１６】該スライド調整手段は、前記洗浄ノズルが
取り付けられている前記便座本体にスライド案内手段が
設けられ、該洗浄ノズルが該スライド案内手段により、
前後にスライドできるように取り付けられたものであ
る。

【００１７】該スライド案内手段として、前記洗浄ノズ
ルが取り付けられる便座本体壁に、該洗浄ノズルがスラ
イド移動できる挿通孔を設けたものでも良い。該洗浄ノ
ズルを移動させながら洗浄水を噴射することにより、お
尻を丁寧にかつきれいに洗浄することが可能となる。

【００１８】また本発明は、便器本体に設けられ、前記
の洗浄水供給ホース設備に接続され、便器内に洗浄水を
放水できる屈曲自在なフレキシブルパイプからなる洗面
ノズルが設けられているものである。

【００１９】該洗面ノズルは、便器本体の側部に設けら
れ、前記ホース設備に接続され、便器内に放水できるノ
ズルであり、屈曲自在なフレキシブルパイプからなって
いるものである。

【００２０】フレキシブルノパイプであるため、放水口
を自由に位置させることができ、便器内に放水して便器
内の洗浄や簡易な手洗いに使用することができ、使用し
ない場合には、便器本体の外側部に沿わせて折り曲げて
おくことができ、場所を取らず邪魔にならない。

【００２１】また、前記の洗浄ノズルの空気抜きともな
り、予め便器内に放水して洗浄水の温度を手で確認する
こともできる。

【００２２】また本発明は、前記の洗浄ノズル及び洗面
ノズルに供給される洗浄水の温度を計測するための温度
計が設けられているものである。該温度計は、洗浄水の
温度を確認するためのものであり、洗浄ノズル及び洗面
ノズルの給水側に設けられ、住宅給水設備から供給され
る洗浄水の温度が適切であるどうかの確認を、前記の洗
面ノズルで予め便器内にテスト放水することにより、簡
単に確認することができる。

【００２３】また本発明は、前記の便器本体側部に着脱
自在に設けられたパイプ支柱と、該パイプ支柱の上部に
取り付けられた洗面容器と、該洗面容器の排水口から前
記便槽に接続される前記洗面容器のドレンパイプとを備
える洗面装置が設けられているものである。

【００２４】該洗面装置により、特に介護に必要な排便
後の手洗いやふき取りタオルの洗浄などに使用すること
ができる。該洗面容器は、前記洗面ノズルにより洗浄水
を溜めることができる容器であり、その下部中央にドレ
ン孔が設けられたものであり、ドレンパイプが便槽に接
続されているものである。

【００２５】また、着脱自在なパイプ支柱で便器本体に
取り付けられており、必要とするときにのみ取り付けて
使用することが可能である。該パイプ支柱は、高さ調整
ができるように高さ調整機能を設けても良い。

【００２６】

【発明の実施の形態】本発明は、給水設備販売を業務と
し、長年実績を積み重ねてきた中で、問題となっていた
介護現場のトイレの問題についていかに快適なポータブ
ルトイレを実現するかについて鋭意研究を重ねてきた結
果、洗浄ノズルと洗面ノズルをホース設備で直接住宅給
水設備より供給させることで構造を簡素化したポータブ
ルトイレを実現し、発明を完成させたものである。

【００２７】本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図１は、本発明によるポータブルトイレの一実施例
を示す図である。本実施例によるポータブルトイレは、
便座１及び便蓋２が設けられた便器本体３と、該便器本
体３内部に着脱自在に装着されている便槽４と、該便器
本体３の便座１取り付け部の下部に取り付けられ、便器
内側に延出して設けられる洗浄ノズル５と、該便器本体
３の外側部に設置され、屈曲自在なフレキシブルパイプ
からなる洗面ノズル６と、住宅給水設備７に接続され、
前記洗浄ノズル５と洗面ノズル６に洗浄水を供給するた
めの洗浄水供給ホース設備８とで構成される。

【００２８】また、該便器本体３の外側壁部には、住宅
給水設備８から供給される洗浄水の温度を計測するため
の温度計９が設けられている。

【００２９】該便座本体３は、市販されているポータブ
ルトイレをそのまま使用し、洗浄ノズル５と洗面ノズル
６及び洗浄水供給ホース設備８を取り付けたものでも良
い。

【００３０】該洗浄ノズル５は、図２に示すように、管
内を洗浄水が流れるステンレス製の細長いチューブ１０
の先端に、小孔による噴射口１１が開けられたプラスチ
ック製の噴射キャップ１２が設けられたものである。該
噴射口１１より洗浄水が上方に向かって噴射され、お尻
を洗浄できるものである。

【００３１】また、該洗浄ノズル５は、図２に示すよう
に、便座本体３の便座１の取り付け部の下部に、該便器
本体壁１３及び便槽壁１３ｂを貫通するスライド孔１４
が明けられ、該スライド孔１４に挿通して装着されてお
り、スライドレバー１５を前後にスライドさせることに
より、洗浄水を噴射しながら該ノズル５を移動させるこ
とができることが大きな特徴となっている。

【００３２】特に、介護を必要とする老人や病人などが
排便をする場合には有効である。すなわち、介護者が前
記のスライドレバー１５をスライドさせて洗浄すること
により、介護者のお尻を洗浄ノズル５の噴射位置に合わ
せて移動させる必要がなくなり、確実・簡単に、かつき
れいにお尻の洗浄を行うことができる。

【００３３】また、前記の洗面ノズル６は、図３に示す
ように、便器本体３の側部に取り付けられており、使用
時には、フレキシブルパイプ１６部分を折り曲げてノズ
ル先端部分が便器内を向くようにセットする。この状態
で給水レバー１７を開くと、洗浄水が放水され、手洗い
などができる。

【００３４】また、該洗面ノズル６は、洗浄ノズル５の
空気抜きの役目もあり、洗浄作業を行う前に、洗面ノズ
ル６から放水させて、前記洗浄供給ホース設備８内の空
気抜きを行ってから洗浄ノズル５を使用すると良い。

【００３５】該洗面ノズル６を利用しない場合には、図
３（２）に示すように、便器本体３の外側部に沿わせて
セットすることにより、用便時にも邪魔にはならない。

【００３６】また、本発明では、図４に示すように、着
脱式の洗面装置１８を取り付けることができる。この洗
面装置１８は、便器本体３側部に着脱自在に取り付けら
れるパイプ支柱１９を設け、該パイプ支柱１９の上部に
洗面容器２０を取り付け、該洗面容器２０から便器内の
便槽４に接続するドレンパイプ２１とで構成されてい
る。

【００３７】図４（２）に示すように、該洗面装置１８
は、そのパイプ支柱１９が便座本体３の側部に設けられ
たパイプ支柱の取付金具２２に差込んでセットできるよ
うになっており、必要時以外は簡単に取り外しができる
ようになっている。

【００３８】この洗面装置１８を用いて洗面を行う場合
には、前記の洗面ノズル６の先端を洗面装置１８の洗面
容器２０内にセットして給水レバー１７を開いて、洗面
容器２０内に水を入れ、手洗いなどの洗面に使用する。
使用後は、洗面容器２０内底部の詮２３を引き抜き、便
槽４内へ排水する。洗面が完了し、必要がなくなった場
合には、パイプ支柱１９を便器本体３の前記取付金具２
２から引き抜き、簡単にかたづけることができる。

【００３９】次ぎに、本発明のポータブルトイレの使用
例について、老人の用便を介護する場合について手順を
追って説明する。

【００４０】１）ポータブルトイレ本体３と、住宅給水
設備７である、浴槽の混合栓２４などとを、洗浄水供給
ホース設備８を用いて接続する。該ホース設備８とポー
タブルトイレ本体３とは、ワンタッチジョイント２５で
接続される。 ２）ポータブルトイレの便蓋２を開き、洗面ノズル５を
便器内に向けてセットする。 ３）住宅給水設備７の混合栓２４で温水を供給させる。 ４）洗面ノズル６の給水レバー１７を開き、空気抜きを
行う。 ５）空気抜きが完了したら、温度計９により、適切な温
度を確認する。 ６）洗面ノズル６の給水レバー１７を閉じ、用便の準備
が完了する。

【００４１】７）介護する老人に排便させる。 ８）排便後、洗浄ノズル５を開き、洗浄水をお尻に噴射
させて洗浄する。この時、被介護者は、腰掛けたままで
洗浄を行う。また、図２に示すように、洗浄ノズル５の
スライドレバー１５を前後させて、お尻を十分に洗浄す
る。 ９）トイレットペーパーやタオルでお尻を拭く。

【００４２】１０）被介護者を一端、ポータブルトイレ
から椅子などに移動し、介護者は、洗面ノズル６で軽く
手洗いする。 １１）さらに洗面ノズル６を使用して、タオルをぬら
し、被介護者の手洗いをする。 １２）必要に応じて、図４に示すように、洗面装置１８
を取り付け、タオルの洗浄や手洗いを行う。 １３）ポータブルトイレの中の便槽４を取り外し、汚物
を処分する。

【００４３】以上に説明したように、老人の用便の介護
は、かなりたいへんであり、特に介護の専門家でなく、
家庭での介護の場合には、介護者が１人の場合が多く、
介護をすることにより、体調を崩し、自分も倒れてしま
うというケースも少なくない。

【００４４】介護作業の中でも、用便は、入浴の次ぎに
重労働であり、大変な作業となっており、排便後の汚物
のふき取り作業は、介護者を支えながらの中腰作業とな
るため、腰を痛めることが多くなる。通常、ポータブル
トイレでの排便では、複数人の介護者が必要である。

【００４５】本発明では、上記のふき取り作業は、介護
者がポータブルトイレに腰掛けたままでお尻の洗浄を簡
単に、かつきれいに行えるため、介護者が中腰で被介護
者を支えながら、ふき取り作業をすることはなくなる。
このため、家庭での1人での介護などの場合には特に効
果を発揮する。

【００４６】また、お年よりが自分で用便を行う場合に
も、腰掛けたままで洗浄が行えるため、腰得の負担が大
幅に軽減されるため、用便中に倒れるなどの事故も防止
できるものと思われる。

【００４７】また、本発明では、住宅給水設備から直接
給するため、洗浄水タンクは設けられていない。このた
め、使用するたびに洗浄水を供給する必要はなく、ま
た、水道水の浄化装置などを通してから供給することも
可能であり、お尻の肌のデリケートな人など、特別な洗
浄水を使用することも可能であり、医療用の薬剤を混入
した痔の治療などにも使用可能である。

【００４８】また、本発明によれば、電源は使用しない
ため、給水設備さえあればいつでも、どこでも洗浄機能
を有するポータブルトイレを活用することができるよう
になる。簡易テントとともに使用すれば、水道設備のあ
るキャンプ場などで、簡易トイレとしても使用可能であ
る。

【００４９】

【発明の効果】以上詳細に説明した本発明では、以下に
示すような効果がある。

【００５０】１）住宅給水設備から調整された供給水を
洗浄水として使用できるため、洗浄水タンクやポンプな
どの装置を必要とせずに、洗浄機能を達成することがで
きる。

【００５１】２）洗浄機能を実現するために必要な付属
装置が少ないため、軽量でコンパクトである。

【００５２】３）電源装置類の必要がなく、安価に製作
できる。

【００５３】４）洗浄ノズルの位置を簡単に調整できる
ため、使用者は、洗浄ノズルの噴射位置に合わせて腰を
移動する必要がなく、腰掛けたままで簡単に、かつ確実
できれいに衛生的に使用できる。

【００５４】５）洗面ノズルが設けられていると、簡易
な手洗いなどでき、洗浄ノズルの空気抜きや温度確認な
どが簡単に行える。

【００５５】６）洗浄ノズルと洗面ノズルより供給する
洗浄水を温度を計測できるため、温度確認ができ、安心
して洗浄機能を使用できる。

【００５６】７）洗面設備が設けられていると、簡易な
手洗いやタオルの洗浄などを行うことができる。

【００５７】このように、本発明によれば、複雑な装置
を必要とせずに軽量コンパクとで安価でありながら、老
人や身障者などでも安心して快適に用便を行うことがで
き、しかも介護者の負担を軽減できるポータブルトイレ
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるポータブルトイレの実施例を示す
全体構成図である。

【図２】本発明によるポータブルトイレの洗浄ノズルの
スライド調整手段の実施例を示す図である。

【図３】本発明によるポータブルトイレの洗面ノズルの
実施例を示す図である。

【図４】本発明によるポータブルトイレの洗面装置の実
施例を示す図である。

【符号の説明】

１ 便座 ２ 便蓋 ３ 便器本体 ４ 便槽 ５ 洗浄ノズル ６ 洗面ノズル ７ 住宅給水設備 ８ 洗浄水供給ホース設備 ９ 温度計 １０ ステンレス製チューブ １１ 噴射口 １２ 噴射キャップ １３ 便器本体壁 １４ スライド孔 １５ スライドレバー １６ フレキシブルパイプ １７ 給水レバー １８ 洗面装置 １９ パイプ支柱 ２０ 洗面容器 ２１ ドレンパイプ ２２ パイプ支柱の取付金具 ２３ 洗面容器の栓 ２４ 浴槽の混合栓 ２５ ワンタッチジョイント

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項1】便座及び便蓋がそれぞれ取り付けられた便
   器本体及びこの便器本体内に着脱自在に装着される便槽
   から構成されるポータブルトイレにおいて、 便器本体内に設けられ、お尻に洗浄水を噴射して洗浄す
   るための洗浄ノズルと、 住宅給水設備から該洗浄ノズルに洗浄水を供給するため
   の、ワンタッチ接続式の洗浄水供給ホース設備とが備え
   られていることを特徴とするポータブルトイレ。
2. 【請求項2】前記の洗浄ノズルは、前後に移動調整でき
   るスライド調整手段が設けられていることを特徴とする
   請求項１に記載のポータブルトイレ。
3. 【請求項3】便器本体に設けられ、前記の洗浄水供給ホ
   ース設備に接続され、便器内に洗浄水を放水できる屈曲
   自在なフレキシブルパイプからなる洗面ノズルが設けら
   れていることを特徴とする請求項１または請求項２の項
   に記載のポータブルトイレ。
4. 【請求項4】前記の洗浄ノズル及び洗面ノズルに供給さ
   れる洗浄水の温度を計測するための温度計が設けられて
   いることを特徴とする請求項１から請求項３までのいず
   れかの項に記載のポータブルトイレ。
5. 【請求項5】前記の便器本体側部に着脱自在に設けられ
   たパイプ支柱と、該パイプ支柱の上部に取り付けられた
   洗面容器と、該洗面容器の排水口から前記便槽に接続さ
   れる前記洗面容器のドレンパイプとを備える洗面装置が
   設けられていることを特徴とする請求項１から請求項４
   までのいずれかの項に記載のポータブルトイレ。