JP2000134354A - 回線端末装置 - Google Patents

回線端末装置

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JP2000134354A
JP2000134354A JP30359098A JP30359098A JP2000134354A JP 2000134354 A JP2000134354 A JP 2000134354A JP 30359098 A JP30359098 A JP 30359098A JP 30359098 A JP30359098 A JP 30359098A JP 2000134354 A JP2000134354 A JP 2000134354A
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telephone
line
relay
terminal device
public line
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JP30359098A
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Masaaki Sakata
雅昭 坂田
Minoru Tanabe
稔 田部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線端末装置の電話機切替部が震動や衝撃に
より電話機が公衆回線から切り離される側に変わってし
まった場合でも、公衆回線に設置時には電話機を公衆回
線に接続する。 【解決手段】 局線電圧検出部15で交換局4からの電
圧(通常48V)が供給されてない状態から供給された
状態に変化することを検出すると、電話機6を公衆回線
3に接続するように電話機切替部10の自己保持型リレ
ー11のA側へパルス制御信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホームセキュリテ
ィ盤やガス遮断装置等のデータ端末装置からの情報を公
衆回線網を利用した端末発呼通信により中央監視装置へ
データ転送を行うための回線端末装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来この種の回線端
末装置1はデータ端末装置2の情報を公衆回線3と交換
局4を介して中央監視装置5に通報する装置である。こ
こでデータ端末装置2はマイクロコンピュータ内蔵の通
信機能付き装置で、ガス需要家宅に取り付けられたガス
メータに内蔵され、ガスの使用異常を検出すると回線端
末装置1を介して中央監視装置5を呼び出しその内容を
通報する。
【0003】そしてこのデータ端末装置2はガスの使用
異常を検出すると最初に発信先電話番号情報を持つ起動
電文を回線端末装置1に送信することで通信を開始し中
央監視装置5に異常情報を伝えた後、通信終了電文を受
信することで通信動作を終了する。そしてこの回線端末
装置1は停電時でも通報可能なように、電源は電池を使
用している。また需要家の電話機6はこの回線端末装置
1の電話機切替部10の自己保持型リレー11を介して
公衆回線3に接続されている。21は外部電話機であ
る。
【0004】次に回線端末装置1の構成ついて説明す
る。7は端末インターフェース部でデータ端末装置2と
の信号の整合を取る。8はモデム部で公衆回線3用のア
ナログ信号に対して変復調を行う。モデム部8で変復調
された伝送信号は中央制御部9と入出力される。
【0005】14は呼出信号検出部で外部電話機21に
よる呼出に対して交換局4からの呼出信号に含まれる1
6Hzや48V重畳される交流電圧を検出する回路を用
いて検出できるようになっている。15は局線電圧検出
部で回線端末装置1が公衆回線3に接続され、交換局4
からの電圧(通常48V)が供給されいるかどうかを検
出する。16はオフフック検出部で需要家の電話機6の
オフフックやオンフックを判定する。
【0006】10は電話機切替部で電話機6を公衆回線
3から切り離したり接続したりする。そして電源を電池
とする回線端末装置1では電話機切替部10に対して常
時通電を行うと電池の消耗が激しいため、パルス制御信
号を1回入力するとリレーが切り替わり、その状態を保
持する通称ラッチングリレーと呼ばれる自己保持型リレ
ー11が主部品として使われている。
【0007】この自己保持型リレー11はパルス制御信
号がA側に入力されると電話機6を公衆回線3に接続す
る側に切り替わり、B側にパルス制御信号が入力される
と電話機6を公衆回線3から切り離す回路構成になって
いる。そしてこの電話機切替部10の自己保持型リレー
11は通常、電話機6を公衆回線3に接続する側になっ
ている(図とは逆)。
【0008】次に端末発呼通信についての動作も図3を
用いて説明する。まずデータ端末装置2からの起動がか
かると端末発呼を開始する際、中央制御部9は呼出信号
検出部14、局線電圧検出部15、オフフック検出部1
6で電話がかかってきてないか、公衆回線3に接続され
ているか、電話機6が使用されてないか等をチェックし
発呼可能かどうかを確認する。
【0009】発呼不可の場合は端末発呼を中断し、発呼
可能な場合は端末発呼を継続する。そして発呼を継続す
る時は電話機6が通信途中で需要家に使用されても、回
線端末装置1の通信に影響を及ぼさないように、中央制
御部9からパルス制御信号を自己保持型リレー11のB
側に送ると、電話機切替部10の自己保持型リレー11
は電話機6を公衆回線3から切り離す側(図と同じ)に
切り替わり、その状態を保持する。
【0010】次に網制御部12で公衆回線3のループを
閉結状態にした後、ダイヤリングすることで交換局4と
の通信条件の整合を取り中央監視装置5を呼び出す。中
央監視装置5は交換局4からの呼出信号を受信すると回
線を接続して、着信応答信号を回線端末装置1に向けて
送信する。その信号は交換局4や公衆回線3を介して回
線端末装置1に届き、モデム部8で復調される。
【0011】モデム部8で復調された信号を中央制御部
9が解析し、中央監視装置5からの着信応答信号と判断
すれば、情報要求電文を中央制御部9から端末インター
フェース部7を介してデータ端末装置2へ送る。
【0012】データ端末装置2は情報要求電文を受信す
ると、起動要因の情報が付加された電文で応答する。デ
ータ端末装置2から送られて来た電文は端末インターフ
ェース部7で受信され、中央制御部9を経由しモデム部
8でアナログ信号に変調され公衆回線3と交換局4を介
して中央監視装置5へ転送される。
【0013】その電文が中央監視装置5で受信されると
中央監視装置5は通信を終了すべく回線端末装置1へ通
信終了電文を送信する。回線端末装置1ではこの通信終
了電文をデータ端末装置2へ転送することで中央監視装
置9との通信を終了する。
【0014】中央制御部9は通信終了時、網制御部12
で公衆回線3のループを開放状態とすることで交換局4
に対して終話信号を送出し、公衆回線3との通信経路を
切断するとともに、電話機切替部10の自己保持型リレ
ー11のA側にパルス制御信号を加えて、電話機6をも
とどおり公衆回線3へ接続(図と逆)することで端末発
呼通信を終了するのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、電話機切替部10に使用されている自
己保持型リレー11が震動や外部からの衝撃等に弱く、
すぐにリレーの状態が変わってしまう。
【0016】またこの回線端末装置1では電池を電源と
しているため、リレーの状態が一時的に変わってもすぐ
にもどるように、自己保持型リレー11にパルス制御信
号を繰り返し出力しておくこともできない。
【0017】そのため工事担当者が回線端末装置1を設
置時に落下させたり、輸送途中の震動や衝撃等で、電話
機6を公衆回線3から切り離す側に自己保持型リレー1
1が変わってしまうと、電話機切替部10の自己保持型
リレー11のA側にパルス制御信号が入力されるまで
は、つまり何らかの要因により回線端末装置1が端末発
呼通信の動作に入り終了するまでは、自己保持型リレー
11は電話機6を公衆回線3から切り離した側のままに
なる。
【0018】そのため設置工事者が回線端末装置1の設
置後に電話機6が使用できるかどうかのテストをするた
め、電話機6を使って電話かけようとしても使えないた
め回線端末装置1の故障と判断され返品されるという課
題を有していた。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、電話機に接続されると共に公衆回線を介し
て中央監視装置などの外部装置に接続される回線端末装
置において、公衆回線網に対して通信条件の整合を取る
網制御部と、自己保持型リレーにより端末発呼通信中は
電話機を公衆回線から切り離して端末発呼通信以外で
は、電話機を公衆回線に接続する電話機切替部と、交換
局の局線電圧を検出する局線電圧検出部と、この局線電
圧検出部で局線電圧が未検出から検出の状態に変化する
ことを確認すると電話機を公衆回線に接続させるように
電話機切替部の自己保持型リレーにパルス制御信号を出
力するリレー制御部とを有するものである。
【0020】上記発明によれば、回線端末装置が公衆回
線に接続されると局線電圧検出部が交換局からの局線電
圧を新たに検出してリレー制御部により、電話機を公衆
回線に接続するように電話機切替部の自己保持型リレー
を切り替え、元にもどすことができる。従って回線端末
装置を設置する前に落下させたり、あるいは輸送途中の
震動や衝撃により、自己保持型リレーが電話機を公衆回
線から切り離す側に変わったとしても、回線端末装置が
公衆回線に接続されると自己保持型リレーが元にもどる
ので、設置工事担当者が設置後の電話機使用テストを行
い電話が使えないといったクレームになることを防止で
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の回線端末装置は、電話機
に接続されると共に公衆回線を介して中央監視装置など
の外部装置に接続される回線端末装置において、公衆回
線網に対して通信条件の整合を取る網制御部と、自己保
持型リレーにより端末発呼通信中は電話機を公衆回線か
ら切り離して端末発呼通信以外では、電話機を公衆回線
に接続する電話機切替部と、交換局の局線電圧を検出す
る局線電圧検出部と、この局線電圧検出部で局線電圧が
未検出から検出の状態に変化することを確認すると電話
機を公衆回線に接続させるように電話機切替部の自己保
持型リレーにパルス制御信号を出力するリレー制御部と
を有するものである。
【0022】そして、回線端末装置を設置する前に落下
させたり、あるいは輸送途中の震動や衝撃により、自己
保持型リレーが電話機を公衆回線から切り離す側に変わ
ったとしても、回線端末装置が公衆回線に接続されると
局線電圧検出部が交換局からの局線電圧を新たに検出し
てリレー制御部により、電話機を公衆回線に接続するよ
うに電話機切替部の自己保持型リレーを切り替えるた
め、設置工事担当者が設置後の試験により電話機の使用
ができないといった理由で回線端末装置を故障と判断し
て返品することを防止できる。
【0023】また本発明の回線端末装置は、好適には上
記構成に加え、電話機のオフフックを検出するオフフッ
ク検出部と、このオフフック検出部でオフフックを検出
すると電話機を公衆回線に接続させるように電話機切替
部の自己保持型リレーにパルス制御信号を出力する第2
リレー制御部とを有するものである。
【0024】そしてこの回線端末装置は設置してからで
も震動や衝撃等により自己保持型リレーが電話機を公衆
回線から切り離す側に変わったとしても、需要家が電話
を使用するため受話器をあげると、オフフック検出部が
オフフックを検出して第2リレー制御部により電話機を
公衆回線に接続するように電話機切替部の自己保持型リ
レーを切り替えるため、需要家が電話をかけようとして
使えないということを防止できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0026】(実施例1)図1は、本発明の回線端末装
置の実施例1を示すブロック構成図である。なお図3と
同一番号のものは同じ名称と同じ機能を有する構成要素
であり、その説明を省略する。
【0027】18はリレー制御部で局電圧検出部15で
交換局4からの電圧(通常48V)が供給されてない状
態から供給された状態に変化することを検出すると電話
機6を公衆回線3に接続するように電話機切替部10の
自己保持型リレー11のA側へパルス制御信号を出力す
る。そして22が本発明の回線端末装置である。
【0028】次に回線端末装置22を設置工事担当者が
設置する前に落下させたり、あるいは輸送途中の震動や
衝撃等によって、自己保持型リレー11が電話機6を公
衆回線3から切り離される側に変わってしまった場合に
ついて説明する。
【0029】この回線端末装置22が設置工事担当者に
より、公衆回線3に接続されてない状態から接続状態に
されると、局線電圧検出部15が交換局4からの局線電
圧を検出する。するとリレー制御部18は電話機切替部
10の自己保持型リレー11のA側へパルス制御信号を
出力して、電話機6を公衆回線3に接続する。
【0030】従って設置工事担当者が回線端末装置22
を誤って落下させて自己保持型リレー11の状態が変わ
ってしまっても、公衆回線3の局線電圧を検出した瞬間
に自己保持型リレー11を元に戻せるため、設置後の試
験により電話機6の使用ができないといった理由で回線
端末装置22を故障と判断して返品されることを防止で
きる。また自己保持型リレー11へ出力するパルス制御
信号は局線電圧が未検出から検出状態に変化した時だけ
なので、自己保持型リレー11に常時制御信号を出力し
たりするのでは無いため消費電力の増加もわずかで実現
できる。
【0031】(実施例2)次に本発明の実施例2を図2
を用いて説明する。
【0032】図2において前記実施例と相違する点は、
回線端末装置23が第2リレー制御部19を備えている
ことで、この第2リレー制御部19はオフフック検出部
16で電話機6がオフフックされたことを検出すると電
話機切替部10の自己保持型リレー11のA側へパルス
制御信号を出力して、電話機6を公衆回線3に接続す
る。
【0033】次に回線端末装置23がすでに設置されて
いる状況で震動や衝撃等により自己保持型リレー11が
電話機6を公衆回線3から切り離す側に変わってしまっ
た後に、需要家が電話を掛ける場合について説明する。
【0034】この場合、需要家が電話を掛けるため電話
機6の受話器をあげると、オフフック検出部16がオフ
フックを検出するので第2リレー制御部19は電話機切
替部10の自己保持型リレー11のA側へパルス制御信
号を出力して、電話機6を公衆回線3に接続する。
【0035】従って回線端末装置23を設置後に震動や
衝撃等により自己保持型リレー11が電話機6を公衆回
線3から切り離す側に変わったとしても、需要家の電話
機6のオフフックを起動として自己保持型リレー11を
元に戻すため、需要家が電話をかけようとして使えない
といったことを防止できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の回線端末装置によ
れば、次の効果が得られる。
【0037】(1)請求項1記載の発明によると、回線
端末装置が公衆回線に接続されると、局線電圧検出部が
交換局からの局線電圧を検出し、リレー制御部がパルス
制御信号を自己保持型リレーに出力する。
【0038】従って設置工事前の落下や輸送中の震動や
衝撃により自己保持型リレーの状態が変わったとして
も、回線端末装置を公衆回線に接続すると自己保持型リ
レーは元にもどるので電話機の使用ができないといった
理由で回線端末装置を故障と判断して返品されることを
防止できる。
【0039】また自己保持型リレーへ出力するパルス制
御信号は局線電圧が未検出から検出状態に変化した時だ
けなので、自己保持型リレーに常時制御信号を出力した
りするのでは無く、消費電力の増加もわずかで実現でき
るため電池を電源とする回線端末装置にあっては電池の
容量アップが不要で、コストメリットも大きい。
【0040】(2)請求項2記載の発明によると、上記
(1)の効果を泰しうる上に、電話機の受話器をあげる
と、オフフック検出部がオフフックを検出し第2リレー
制御部がパルス制御信号を出力して、自己保持型リレー
を元にもどす。
【0041】従って回線端末装置を設置後に震動や衝撃
等により自己保持型リレーの状態が変わったとしても、
需要家の電話機のオフフックを起動として電話機が公衆
回線に接続されるので、電話をかけようとして電話が使
えないといったクレームを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における回線端末装置のブロ
ック構成図
【図2】本発明の実施例2における回線端末装置のブロ
ック構成図
【図3】従来の回線端末装置のブロック構成図
【符号の説明】
2 データ端末装置 3 公衆回線 4 交換局 5 中央監視装置 6 電話機 7 端末インターフェース部 8 モデム部 9 中央制御部 10 電話機切替部 11 自己保持型リレー 12 網制御部 14 呼出信号検出部 15 局線電圧検出部 16 オフフック検出部 18 リレー制御部 19 第2リレー制御部 22 回線端末装置 23 回線端末装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機に接続されると共に公衆回線を介し
    て中央監視装置などの外部装置に接続される回線端末装
    置において、公衆回線網に対して通信条件の整合を取る
    網制御部と、自己保持型リレーにより端末発呼通信中は
    前記電話機を公衆回線から切り離して端末発呼通信以外
    では、前記電話機を公衆回線に接続する電話機切替部
    と、交換局の局線電圧を検出する局線電圧検出部と、前
    記局線電圧検出部で局線電圧が未検出から検出の状態に
    変化することを確認すると前記電話機を公衆回線に接続
    させるように前記電話機切替部の自己保持型リレーにパ
    ルス制御信号を出力するリレー制御部とからなる回線端
    末装置。
  2. 【請求項2】電話機のオフフックを検出するオフフック
    検出部と、前記オフフック検出部でオフフックを検出す
    ると前記電話機を公衆回線に接続させるように電話機切
    替部の自己保持型リレーにパルス制御信号を出力する第
    2リレー制御部とを備えた請求項1記載の回線端末装
    置。
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