JP2000133052A - 配線部材及び配線構造 - Google Patents

配線部材及び配線構造

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JP2000133052A
JP2000133052A JP10307970A JP30797098A JP2000133052A JP 2000133052 A JP2000133052 A JP 2000133052A JP 10307970 A JP10307970 A JP 10307970A JP 30797098 A JP30797098 A JP 30797098A JP 2000133052 A JP2000133052 A JP 2000133052A
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conductor
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connector
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JP10307970A
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Shinji Ogawa
伸治 小川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱いと位置決めを容易にする。 【解決手段】 配線回路を構成する配線部材40は複数
本の導電体41とラップ材42(連結手段)とからな
る。導電体41は、自立的に形状維持可能な撓み剛性を
有する線材からなり、端子金具24,26、スイッチ3
0,31、バルブ50、コネクタ部16等の電気部品を
通る所定の配線経路に沿った形状に曲げられている。ラ
ップ材42は、電気部品との接続部を残して覆うシート
状をなし、全ての導電体41を所定の配索経路を維持す
るように一体化している。よって、各導電体41を個別
にボディ11に取り付ける必要がない。また、導電体4
1は自立的に形状維持し得る撓み剛性を有しているの
で、ラップ材42と一部の導電体41をボディ11に係
合しておけば全ての導電体41が位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線部材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−231814号には、自動車
のコンビネーションランプの配線構造が開示されてい
る。これは、ボディの所定位置に複数のバルブを設ける
とともにこれらのバルブに給電するためのコネクタ部を
設け、さらに、各バルブとコネクタ部とを通る所定経路
の配線回路を設けている。配線回路は、バルブに接続さ
れる端子金具同士を接続する電線、及びバルブの端子金
具とコネクタ部の端子金具とを接続する電線とからな
る。これらの電線はボディに沿って配索され、電線の両
端が端子金具に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数のバ
ルブを有する機器において配線を行う場合、電線は複数
本用いられるのであるが、バルブ間の配索経路やバルブ
とコネクタ部との間の配索経路の距離は一定でないた
め、これらの配索経路に沿って配索される電線の長さは
個々に異なる。そのため、電線の管理や取り扱いが煩わ
しいという問題がある。また、電線のボディに対する取
り付けは1本ずつ行われるので、作業性がよくない。さ
らに、電線は撓み癖がつき易いため、ボディから浮き上
がって作業者の指に引っ掛かったり他の電線の配索や接
続の邪魔になったりする虞があり、この場合には、電線
を所定の配線経路に位置決するために電線をクリップ等
により位置決めする必要が生じ、ボディ構造の複雑化や
部品数の増大、作業工数の増加等の原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ボデ
ィに複数の電気部品を配置してなる機器に対し、それら
の電気部品を通る配線回路を構成するためのものであっ
て、自立的に形状維持可能な撓み剛性を有する線材から
なり、前記電気部品を通る所定の配線経路に沿って配索
された複数本の導電体と、これら複数本の導電体を前記
電気部品との接続部分を露出させるとともに所定の配線
経路を維持する状態で連結する連結手段とを備えてなる
ところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記連結手段が、前記導電体における前記電気部品
との接続部分を除く全領域を覆うシート状をなしている
構成とした。請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記導電体同士が相互間で非接触と
なるように配線され、且つ前記連結手段が電気的絶縁性
を有する材料からなる構成とした。
【0006】請求項4の発明は、ボディに複数の電気部
品を配置してなる機器に対し、それらの電気部品を通る
配線回路を配線部材によって構成するためのものであ
り、前記配線部材を、自立的に形状維持可能な撓み剛性
を有する線材からなり、前記電気部品を通る所定の配線
経路に沿って配索された複数本の導電体と、これら複数
本の導電体を前記電気部品との接続部分を露出させると
ともに所定の配線経路を維持する状態で連結する連結手
段とから構成している配線構造であって、前記ボディに
は相手側コネクタとの嵌合を行うためのコネクタ部が形
成されているとともに、このコネクタ部には前記導電体
の接続部分を位置決め保持するための位置決め手段が形
成され、この位置決め手段によって位置決め保持された
前記導電体の接続部分が、前記嵌合部に嵌合された前記
相手側コネクタの相手側端子金具と直接接続される構成
とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]複数本の導
電体は連結手段によって所定の配線経路を維持する状態
に一体化されているので、各導電体を個別にボディに取
り付ける必要がなく、作業性に優れるとともに、保管や
取扱いが容易である。また、導電体は、連結手段で一体
化されているのに加え、自立的に形状維持し得る撓み剛
性を有しているので、連結手段と少数の導電体のいずれ
か一方または双方をボディに係合しておけば全ての導電
体を所定の配線経路に沿って位置決めすることが可能で
あり、各導電体を個別に位置決めせずに済む。
【0008】[請求項2の発明]連結手段が、導電体に
おける電気部品との接続部分を除く全領域を覆うシート
状をなしているので、導電体が外部から傷つけられるこ
とが防止される。 [請求項3の発明]導電体同士が相互間で非接触となる
ように配線され、連結手段が電気的絶縁性を有している
で、導電体に絶縁性の被覆を施す必要がなく、被覆に起
因する導電体の大径化とコスト増大を回避することがで
きる。
【0009】[請求項4の発明]配線部材を構成する複
数本の導電体は連結手段によって所定の配線経路を維持
する状態に一体化されているので、各導電体を個別にボ
ディに取り付ける必要がなく、作業性に優れるととも
に、保管や取扱いが容易である。また、導電体は、連結
手段で一体化されているのに加え、自立的に形状維持し
得る撓み剛性を有しているので、連結手段と少数の導電
体のいずれか一方または双方をボディに係合しておけば
全ての導電体を所定の配線経路に沿って位置決めするこ
とが可能であり、各導電体を個別に位置決めせずに済
む。また、ボディのコネクタ部においては、導電体が位
置決め保持されて相手側端子金具と直接接触するように
なっているので、コネクタ部には相手側端子金具と接続
させるための端子金具を設ける必要がなく、構造の簡素
化と部品点数の削減を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態は自動車のキャビン内天井面に設けられ
るコンビネーションランプ10(本発明の構成要件であ
る機器)に適用したものである。コンビネーションラン
プ10は、樹脂製のボディ11と、このボディ11に取
り付けられる複数のバルブ50(本発明の構成要件であ
る電気部品)と、ボディ11に固定された複数のスイッ
チ30,31(本発明の構成要件である電気部品)と、
ボディ11に形成されたコネクタ部16とからなる。ボ
ディ11には、その支持板部12の左右両側と後側に位
置し、支持板部12よりも上方へ角形に膨らむことによ
りバルブ50の収容を可能とした下面開放の3つのカバ
ー部13,14が形成されている。カバー部13,14
の上面にはバルブ50を取り付けるための取付孔22が
貫通して形成されている。尚、3つのカバー部13,1
4の上面は全て同じ高さに設定されており、ここに配線
部材40が載置された状態で取り付けられるようになっ
ている。また、各カバー部13,14の上面には、配線
部材40を固定するための突起15が形成されている。
尚、本実施形態の説明では前後左右の向きは図3を基準
としている。
【0011】後側のカバー部13,14の側面にはコネ
クタ部16が形成されている。コネクタ部16は、支持
板部12と同じ高さの受け板部17と、この受け板部1
7の前後両側から立ち上がる支持壁面18、受け板部1
7の前後方向中央位置から立ち上がる隔壁部19とから
なり、支持壁面18と隔壁部19との間に、側面及び上
面に開放された前後2つの嵌合部20が形成されてい
る。この両嵌合部20には、夫々、図示しないバッテリ
に接続されたワイヤーハーネスの相手側コネクタ60が
嵌合される。また、受け板部17には、その上下両面間
に貫通する位置決め孔21(本発明の構成要件である位
置決め手段)が形成されており、ここには導電体41が
嵌合されるようになっている。
【0012】相手側コネクタ60は、嵌合部20に嵌合
されるハウジング61に複数(本実施形態では7個)の
給電用端子金具62(本発明の構成要件である相手側端
子金具)を挿入したものである。ハウジング61の下面
には、給電側端子金具62の下面に形成した弾性接触片
63を受け板部17側に露出させるための切欠部64が
形成されており、後述するように弾性接触片63と受け
板部17との間で導電体41が挟圧されるようになって
いる。また、ハウジング61の上面には、隔壁部19の
上縁のロック突起19Aに係合することにより相手側コ
ネクタ60を嵌合部20に嵌合した状態にロックするた
めのロックアーム65が形成されている。
【0013】支持板部12の上面には、左右に並んで3
つのスイッチ30,31が固定されている。これらのス
イッチ30,31は、下面(車内に臨む面)にスライド
タイプまたは押し込みタイプの図示しない操作部を有
し、この操作部を操作することにより、車内灯の点灯形
態の切り替えやマップランプの点灯が行われる。中央の
スイッチ30の上面には、上方からの導電体41の差込
みを可能とする圧接スリット33を有する3つの端子金
具32が設けられている。また、左右両側のスイッチ3
1の側面には、夫々、上方からの導電体41の差込みを
可能とした圧接スリット35を有する2つの端子金具3
4が設けられている。
【0014】また、左右両カバー部13と後側のカバー
部,14とは、後側のカバー部14の前縁における左右
両端部位置において上面が同じ高さの連絡部23により
連絡されている。これらの連絡部23の上面には、夫
々、上面視L字形をなし、両端に上方からの導電体41
の差込みを可能とした圧接スリット25を有する端子金
具24(本発明の構成要件である電気部品)が設けられ
ている(図6を参照)。また、後側のカバー部14の前
縁部には、左右両端と中央部の3カ所にカバー部14の
上面への露出部を有する細長い端子金具26(本発明の
構成要件である電気部品)が埋設され、この端子金具2
6の露出部には、夫々、上方からの導電体41の差込み
を可能とした圧接スリット27が形成されている。
【0015】次に、上記コンビネーションランプ10に
取り付けられる配線部材40について説明する。配線部
材40は、複数本の導電体41と2枚のシート状のラッ
プ材42(本発明の構成要件である連結手段)とからな
る。導電体41は、径を太くすることにより、容易に曲
がらない程度の撓み剛性(自立的に自己の形状を維持可
能な撓み剛性)を有する導電性の単線材からなる。導電
体41の外周には絶縁被覆は施されておらず、電気的に
導通可能な面を露出させた状態となっている。かかる導
電体41は、コネクタ部16、バルブ50の取付孔22
の近傍、スイッチ30,31の端子金具32,34、独
立した端子金具24,26の相互間を連絡する所定の配
線経路に沿うように曲げられている。これらの所定経路
に沿って曲げられた導電体41は、一方のラップ材42
の上に配置され、その上からもう一方のラップ材42が
載せられ、導電体41は両ラップ材42の間で密着した
挟み込まれた状態で覆われる。尚、ラップ材42と導電
体41とは、相互間を接着剤で接着することにより、ま
たは、ラップ材42同士を溶着することにより固定され
る。ラップ材42は透光性(透明と半透明の両方を含
む)を有し、これにより挟まれた導電体41の配索経路
を目視により確認することができるようになっている。
また、ラップ材42は絶縁材料からなり、導電体41同
士がラップ材42による挟み付け領域内で短絡すること
が防止されている。
【0016】かかる配線部材40のラップ材42は、導
電体41の配索領域を覆うのに必要最小の形状とされて
おり、また、上記カバー部13,14の突起15に整合
する位置には3つの固定孔43が形成されている。さら
に、コネクタ部16に臨む位置、バルブ50との接続位
置、スイッチ30,31の端子金具32,34との接続
位置、独立した端子金具24,26との接続位置では、
導電体41はラップ材42から露出されている。露出の
形態は、ラップ材42の外縁においては、その縁部44
の位置を後退させることにより導電体41の端部を露出
させ、ラップ材42の内部においては、ラップ材42を
切欠して開口45を空け、ここから導電体41の端部ま
たは中間部を露出されている。また、コネクタ部16に
臨む部分では、導電体41の端部とこれに連なるラップ
材42の一部が後方から視てL字形をなすように曲げら
れており、この屈曲部分が嵌合部20の内壁面と受け板
部17とに沿うようになっている。さらに、導電体41
の受け板部17に沿う先端部は、下向きに屈曲された位
置決め部41Aとされている。
【0017】かかる配線部材40は、ボディ11に対し
て上方から組み付けられる。組付けの際には、突起15
に固定孔43を嵌合させつつ、配線部材40をカバー部
13,14と連絡部23の上面に載置する。すると、各
端子金具24,26,32,34の圧接スリット25,
27,33,35の上端に導電体41のラップ材42か
らの露出部分が載置された状態になるので、圧接スリッ
ト25,27,33,35の近傍で導電体41を打圧ま
たは押圧し、導電体41を圧接スリット25,27,3
3,35に嵌合させる。これにより、各端子金具24,
26,32,34と導電体41とが導通可能となる。こ
の後、ラップ材42の上方に突出している突起15を熱
を加えて押し潰し変形させると、いわゆる熱溶着によっ
てこの潰れた突起15の周縁が固定孔43の孔縁部に係
合することによりラップ材42がボディ11に固定さ
れ、ひいては配線部材40全体がボディ11に固定され
る(図12を参照)。
【0018】また、バルブ50の取付孔22の周縁上面
には、導電体41のラップ材42からの露出部分が位置
しているので、バルブホルダ51の接続用突起52を下
面側から取付孔22の逃がし部22Aを通して上面側へ
貫通させた後、バルブ50を回転させる。すると、接続
用突起52の下面に設けた弾性接触片53が取付孔22
の周縁上面との間で導電体41を弾性的に挟み付けるよ
うになり、もってバルブ50と導電体41とが導通可能
となる(図5を参照)。
【0019】さらに、コネクタ部16においては、導電
体41の先端の位置決め部41Aが位置決め孔21に嵌
合され、その位置決め部41Aの先端が受け板部17の
下面側に突出されている。この突出した位置決め部41
Aは受け板部17の下面に沿うように曲げられ、位置決
め孔21からの抜けが規制される(図8を参照)。これ
により、各導電体41が所定の位置に位置決めされた状
態でボディ11に固定され、相手側コネクタ60の給電
側端子金具62との接続に備える。以上により、配線部
材40のボディ11に対する取付けが完了する。
【0020】この後、コネクタ部16に相手側コネクタ
60を嵌合すると、その給電側端子金具62の弾性接触
片63が対応する導電体41に対して受け板部17との
間で挟むようにして弾性接触し、もって給電側端子金具
62と導電体41とが導通可能となる。上述のように本
実施形態においては、コンビネーションランプ10の配
線経路を構成するための配線部材40が、複数本の導電
体41をラップ材42で挟んで一体化させた構造をなし
ていて、全ての導電体41を一斉にセットできるので、
各導電体41を個別にボディ11に取り付ける場合に比
べて作業性に優れているとともに、保管や取扱いが容易
である。
【0021】また、導電体41は、ラップ材42で一体
化されているのに加え、自立的に形状維持し得る撓み剛
性を有しているので、ラップ材42をカバー部13,1
4の上面の3カ所で固定するとともにコネクタ部16に
おいて一部の導電体41を位置決めするだけで、全ての
導電体41を所定の配線経路に沿って位置決めすること
ができるようになっている。たしがって、全ての導電体
41を個別に位置決めしなくても所定の配索経路に沿っ
て配線された状態を保持できる。
【0022】さらに、ラップ材42は透光性を有してい
るので、ボディ11への配線を手作業で行う際には作業
者が導電体41の配線経路を目視確認でき、ボディ11
に対して配線部材40の向きや位置を決め易く、作業性
に優れる。また、導電体41は、外周が導通可能な剥き
出し状態とされた裸線であるが、導電体41同士を相互
間で非接触となるように配線するとともに、ラップ材4
2を電気的絶縁性としていることにより、導電体41同
士の短絡を回避している。即ち、導電体41に絶縁性の
被覆を施す必要がなく、被覆に起因する導電体41の大
径化(配線部材40の圧肉化)とコスト増大を回避する
ことが実現されている。
【0023】また、コネクタ部16においては、導電体
41がその位置決め部41Aを位置決め孔21に差し込
むことによって受け板部17の上面に位置決め保持さ
れ、その導電体41が給電側端子金具62と直接接触す
るようになっているので、コネクタ部16には給電側端
子金具62と接続させるための端子金具を設ける必要が
なく、これにより、構造の簡素化と部品点数の削減が図
られている。
【0024】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態の配線部材は2枚のラップ材で複数
本の導電体を挟んで一体化させたが、本発明によれば、
1枚のラップ材に導電体を載せ、その各導電体を個別に
板状材でラップ材に固定する構造としてもよく、あるい
は、板状片の連結手段のみで導電体を部分的に連結して
一体化させる構造としてもよい。
【0025】(2)上記実施形態ではラップ材を透明と
したが、本発明によれば、ラップ材を半透明又は不透明
としてもよい。 (3)上記実施形態では導電体に被覆を施さないでラッ
プ材を絶縁性としたが、本発明によれば、導電体に絶縁
被覆を施し、これをラップ材で覆うようにしてもよい。 (4)上記実施形態では導電体をラップ材の面上で交差
しないように配線したが、本発明によれば、交差するよ
うに配線してもよい。この場合、交差部分に絶縁材を介
装したり、導電体を絶縁被覆で覆うようにすればよい。
【0026】(5)上記実施形態では導電体を裸線にし
てこれをラップ材で全体的に覆うようにしたが、導電体
を裸線とした上で板片状の連結手段で部分的に連結した
構造としてもよい。この場合、配線部材全体を覆うカバ
ーを設けてこれをボディに取り付けるようにしてもよ
い。 (6)上記実施形態では位置決め手段を孔状としてここ
に導電体の端末を曲げて差し込むようにしたが、本発明
によれば、導電体を曲げずに孔に差し込むようにしても
よく、コネクタ部に形成した突起部を加熱変形させて導
電体を保持するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の配線部材の斜視図
【図2】コンビネーションランプの斜視図
【図3】配線部材をコンビネーションランプに取り付け
た状態の平面図
【図4】配線部材の部分拡大断面図
【図5】バルブとの接続構造を示す拡大断面図
【図6】端子金具との接続構造を示す部分拡大斜視図
【図7】端子金具との接続構造を示す部分拡大斜視図
【図8】コネクタ部における接続構造を示す部分拡大断
面図
【図9】スイッチとの接続構造を示す部分拡大斜視図
【図10】スイッチとの接続構造を示す部分拡大斜視図
【図11】ラップ材をボディに位置決めした状態を示す
部分拡大断面図
【図12】ラップ材をボディに固定した状態を示す部分
拡大断面図
【符号の説明】
10…コンビネーションランプ(機器) 11…ボディ 16…コネクタ部 21…位置決め孔(位置決め手段) 24,26,32,34…端子金具(電気部品) 30,31…スイッチ(電気部品) 40…配線部材 41…導電体 42…ラップ材(連結手段) 50…バルブ(電気部品) 60…相手側コネクタ 62…給電側端子金具(相手側端子金具)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに複数の電気部品を配置してなる
    機器に対し、それらの電気部品を通る配線回路を構成す
    るためのものであって、 自立的に形状維持可能な撓み剛性を有する線材からな
    り、前記電気部品を通る所定の配線経路に沿って配索さ
    れた複数本の導電体と、 これら複数本の導電体を前記電気部品との接続部分を露
    出させるとともに所定の配線経路を維持する状態で連結
    する連結手段とを備えてなることを特徴とする配線部
    材。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、前記導電体における前
    記電気部品との接続部分を除く全領域を覆うシート状を
    なしていることを特徴とする請求項1記載の配線部材。
  3. 【請求項3】 前記導電体同士が相互間で非接触となる
    ように配線され、且つ前記連結手段が電気的絶縁性を有
    する材料からなることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の配線部材。
  4. 【請求項4】 ボディに複数の電気部品を配置してなる
    機器に対し、それらの電気部品を通る配線回路を配線部
    材によって構成するためのものであり、前記配線部材
    を、自立的に形状維持可能な撓み剛性を有する線材から
    なり、前記電気部品を通る所定の配線経路に沿って配索
    された複数本の導電体と、これら複数本の導電体を前記
    電気部品との接続部分を露出させるとともに所定の配線
    経路を維持する状態で連結する連結手段とから構成して
    いる配線構造であって、 前記ボディには相手側コネクタとの嵌合を行うためのコ
    ネクタ部が形成されているとともに、このコネクタ部に
    は前記導電体の接続部分を位置決め保持するための位置
    決め手段が形成され、 この位置決め手段によって位置決め保持された前記導電
    体の接続部分が、前記嵌合部に嵌合された前記相手側コ
    ネクタの相手側端子金具と直接接続される構成としたこ
    とを特徴とする配線構造。
JP10307970A 1998-10-29 1998-10-29 配線部材及び配線構造 Abandoned JP2000133052A (ja)

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