JPH09231814A - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JPH09231814A
JPH09231814A JP8037940A JP3794096A JPH09231814A JP H09231814 A JPH09231814 A JP H09231814A JP 8037940 A JP8037940 A JP 8037940A JP 3794096 A JP3794096 A JP 3794096A JP H09231814 A JPH09231814 A JP H09231814A
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JP
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lamp
socket
contact
locking
cable
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JP8037940A
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Inventor
Kihachiro Uchida
喜八郎 内田
Hirotoku Tsukamoto
広徳 塚本
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックカバーを必要とせず、また灯具側配線
の配線作業も容易で安価に製作する。 【解決手段】 灯具ボデイ6の背面に設けたソケット取
付孔32,33にバルブ8,9を保持するソケット35
A,35Bを係着する。ソケット35A,35Bの接点
47a,47b,47c、59a,59bを灯具ボデイ
6の背面に係着した接続片55にそれぞれ接触させ電気
的に導通させる。また、灯具ボデイ6の背面にソケット
部40を設け、4つの接点90を組み込む。これらの接
点90と各接続片55を被覆電線41a,41b,41
c,41dによって電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の灯具を備
えたコンビネーションランプ等に適用して好適な車輌用
灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具としては、テールランプ、タ
ーンシグナルランプ、ストップランプ、クリアランスラ
ンプ、サイドマーカーランプ等の各種灯具を個々独立に
設けるのではなく、これらの灯具を一体化した所謂コン
ビネーションランプと呼ばれる灯具が主流を占めてお
り、その一例として実公平2−4403号公報等に開示
された車輌用灯具が知られている。
【0003】図10はこのような車輌用灯具の従来例を
示す一部を破断した平面図である。この車輌用灯具1
は、4つの灯具、すなわち図において左からバックアッ
プランプA、ストップランプB、テールランプCおよび
ターンシグナルランプDを一体化したもので、内部が4
つの灯室2,3,4,5に仕切られた1つの灯具ボデイ
6と、灯具ボデイ6の前面側開口部を覆う前面レンズ7
と、各灯室内に配置されたバルブ8,9,10,11等
を備えている。
【0004】前記前面レンズ7は、各灯具A〜Dに対応
する部分毎に所定の機能色に着色されている。すなわ
ち、バックアップランプAに対応する部分は白色に、ス
トップランプBとテールランプCに対応する部分は赤色
に、ターンシグナルランプDに対応する部分は橙色にそ
れぞれ着色されている。また、灯具ボデイ6の背面側で
3つの灯室2,3,4に対応する部位にはバックカバー
14が着脱可能に取り付けられており、このバックカバ
ー14の内面には前記バルブ8,9,10を保持するソ
ケット15,16,17が一体に突設されている。ま
た、バックカバー14の内部には、各バルブ8,9,1
0に関する灯具側配線がまとめられている。一方、右端
に設けたターンシグナルランプDについては、車体18
の側面に沿って回り込むように設けられているので、バ
ックカバー14で覆うことができず、そのためバルブ1
1のケーブル19はバックカバー14内の灯具側配線に
コネクタ20,21を介して接続される。そして、これ
らのランプの灯具側配線の一端は、図示しない車体側ケ
ーブルに接続される。
【0005】また、他のコンビネーションランプとし
て、例えば実開昭52−99251号公報に開示された
車輌用灯具が知られている。この車輌用灯具は、略対称
形に形成した2つの分割体を一体的に結合することによ
り円筒形のホルダ形成部を内部に有するバックカバーと
し、これを灯具ボデイの背面に固定している。また、一
方の分割体には、プラス側とマイナス側のワイヤーハー
ネスを接続したコネクタを取り付けると共に、帯状のア
ースプレートと内部にバルブ、インシュレータ、コイル
スプリング等を組み込んだソケットを組込み、他方の分
割体を一方の分割体に一体的に結合し、前記ソケットを
ホルダ形成部によって挾持するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の車輌用灯具にあっては、いずれも灯具ボデイ6
の背面側に箱型のバックカバー14を取り付けてその内
部にソケットを設けると共に灯具側配線をまとめている
ので、灯具自体が大型化し、トランクルーム内の有効ス
ペースが減少するという問題があった。また、バックカ
バー14を必要とするため、灯具としての部品点数が増
加するばかりか、バックカバー14を成形するための金
型の製作も面倒で、灯具の製造コストが高くなるという
問題もあった。
【0007】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、バッ
クカバーを必要とせず、また灯具側配線の配線作業も容
易で安価に製作することができる車輌用灯具を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、灯具ボデイの背面に車体側ケーブルが接続さ
れる複数個の接点を有するコネクタ部と複数個のソケッ
ト取付孔を設け、接触部、導通部材接続部および係止部
を有する複数個の接続片を前記灯具ボデイの背面側に前
記各ソケット取付孔に近接させて係着し、バルブを保持
するソケットに前記バルブの端子と電気的に接続する複
数個の接点を配設してその一端部をソケットの外部に突
出させ、このソケットを前記ソケット取付孔に着脱可能
に嵌合係着して各接点と前記接続片の接触部を互いに接
触させ、前記各接続片と前記コネクタ部の接点を導通部
材によってそれぞれ電気的に接続したことを特徴とす
る。また、本発明は、導通部材が絶縁電線で、接続片の
導通部材接続部に前記絶縁電線の端部が差し込まれるY
字状のケーブル接続溝を設け、その溝縁に被覆切断刃を
形成したことを特徴とする。また、本発明は、導通部材
が絶縁電線で、コネクタ部の接点に前記絶縁電線が差し
込まれるY字状のケーブル接続溝を設け、その溝縁に被
覆切断刃を形成したことを特徴とする。さらに、本発明
は、接続片の係止部を灯具ボデイの背面側に設けた接続
片係止部によって係止したことを特徴とする。
【0009】本発明において、複数個のバルブはそれぞ
れソケットによって保持され、接点および接続片を介し
て導通部材に電気的に接続される。導通部材は、接続片
とコネクタ部の端子とを電気的に接続する。この導通部
材は絶縁電線からなり、接点と接続片の導通部材接続部
にそれぞれ設けたケーブル接続溝に押し込まれる。ケー
ブル接続溝の溝縁は被覆切断刃を形成し、絶縁電線の被
覆を切断することで、芯線を接点と接続片に電気的に接
続する。接続片は灯具ボデイの背面に設けた接続片係止
部に係着される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る車
輌用灯具の一実施の形態を示す分解斜視図、図2は接続
片の斜視図、図3はソケットと2フィラメントタイプの
バルブの斜視図、図4はソケット部の一部と接点の斜視
図、図5はソケット部の断面図である。なお、従来技術
の欄で示した構成部材等と同一のものについては同一符
号をもって示し、その説明を適宜省略する。
【0011】先ず、車輌用灯具の概略構成を図1に基づ
いて説明する。灯具ボデイ6は、合成樹脂によって一体
に形成され、内部が2つの灯室30,31に仕切られ、
一方の灯室30がストップランプとテールランプの灯室
を形成し、他方の灯室31がターンシグナルランプの灯
室を形成している。灯具ボディ6の前面側には、仕切壁
36によって各灯室30,31毎に開放する2つの開口
部が設けられ、これらの開口部を1つの前面レンズ7に
よって共通に覆っている。一方、灯具ボデイ6の背面側
には各灯室30,31に連通するソケット取付孔32,
33がそれぞれ形成されており、これらのソケット取付
孔32,33にバルブ8,9をそれぞれ保持するソケッ
ト35A,35Bが後方から着脱可能に取り付けられて
いる。また、前記灯室30,31を仕切る仕切壁36の
背面側には、車体側ケーブル37の一端に設けたコネク
タ38が差し込み接続されるコネクタ部40が一体に突
設されている。そして、このコネクタ部40の接点90
とソケット35A,35Bの接点47a,47b,47
c、59a,59bとは、灯具側ケーブル41(41a
〜41d)と接続片55を介してそれぞれ電気的に接続
される。
【0012】前記バルブ8,9としては、図1、図3に
示すように口金43,57を備えた白熱電球(S25)
が用いられる。これら2つのバルブ8,9のうち灯室3
0に配設されるバルブ8は、2つのフィラメントを備え
ている。そのため、バルブ8は、2つのプラス側端子4
4a,44bと1つのマイナス側端子を備え、口金43
がマイナス側端子を形成している。2つのプラス側端子
44a,44bは、口金43の先端面に口金43とは電
気的に絶縁されて設けられている。
【0013】このようなバルブ8は、前記ソケット35
Aに口金43が差し込まれ、口金43の外周に設けた一
対の突子45をソケット35Aの内周面に設けたJスロ
ット46によって係止することにより抜けを阻止され
る。この状態で、2つのプラス側端子44a,44b
は、ソケット35A内に組み込まれたプラス側接点47
a,47bに電気的に接続され、口金43がマイナス側
接点47cに同じく電気的に接続される。これら3つの
接点47a,47b,47cの一端部147a,147
b,147cは、ソケット35Aの周壁に設けた開放部
より外部にそれぞれ突出し、前記接続片55との接触部
を形成している。そして、バルブ8が装着されたソケッ
ト35Aは、前記灯具ボデイ6の後方からソケット取付
孔32に装着される。ソケット取付孔32に対するソケ
ット35Aの取り付けは、ソケット本体35aの外周に
一体に突設した一対の係止用突起50をソケット取付孔
32の穴壁面に形成した凹部51(図2参照)と一致さ
せてソケット35Aをソケット取付孔32に嵌合し、鍔
部35bを灯具ボデイ6の背面に密接する。次いで、ソ
ケット35Aを所要角度回動させて係止用突起50と鍔
部35bとでソケット取付孔32の周縁部を挟み込むと
ソケット35Aをソケット取付孔32に対して着脱可能
に係着することができる。この状態において、前記プラ
ス側接点47a,47bおよびマイナス側接点47cの
接触部147a,147b,147cは、接続片55に
対して弾性的に接触し、プラス側接点47a,47b、
マイナス側接点47cと接続片55を電気的に接続す
る。
【0014】灯室31に配設される他方のバルブ9は、
フィラメントが1つである点で前記バルブ8と相違して
いる。そのため、このバルブ9は、図1に示すように1
つのプラス側接点56を備え、前記口金57がマイナス
側接点を形成している。プラス側接点56は口金57の
先端面に設けられ、口金57とは電気的に絶縁されてい
る。このようなバルブ9は、前記ソケット35Bに口金
57が差し込まれることにより、前記バルブ8と同様に
ソケット35Bに装着され抜けを阻止される。このソケ
ット35Bは、それぞれ1つからなるプラス側接点59
aとマイナス側接点59bを備え、これらの接点59
a,59bに前記プラス側接点56と口金57が電気的
に接続される。また、ソケット35Bを灯具ボデイ6の
ソケット取付孔33に装着すると、上記したソケット3
5Aと同様に前記接点59a,59bが対応する接続片
55に対してそれぞれ弾性的に接触し電気的に接続され
る。このため、接点59a,59bの一端部159a,
159bは、ソケット35Bの外部に突出し、前記接続
片55との接触部を形成している。
【0015】ここで、上記した実施の形態においては、
バルブ8,9として口金付白熱電球を用いたが、これに
限らず図6に示すように口金を備えないウエッジベース
バルブ(T20)60を用いてもよい。このウエッジベ
ースバルブ60は、フィラメントが1つの場合、ガラス
管61内に封入した2本の導線(ジュメット線0.5m
mφ)62a,62bを備え、その内端間にフィラメン
ト63を架設し、外端側を外部に突出させてガラス管6
1の封止部61aの両側面に沿って折り曲げ、プラス側
接点64とマイナス側接点65としたものである。そし
て、ガラス管61の封止部61aをソケット35Bに差
し込み封止部61aをプラス側接点59aとマイナス側
接点59bによって弾性的に挾持すると、プラス側接点
64とマイナス側接点65が前記プラス側接点59aと
マイナス側接点59bに電気的に接続される。したがっ
て、灯具ボデイ6自体の構造は同一でソケットの灯具取
付構造を同一にすると、口金付とウエッジタイプのバル
ブに対して共通に使用することができる。
【0016】なお、2フィラメントタイプのウエッジベ
ースバルブは、3本の導線を備えている点で1フィラメ
ントタイプと異なるだけで、基本的構成は全く同じであ
るため、その図示を省略する。また、この2フィラメン
トタイプでもソケットの灯具取付構造を同一にすると、
シングルタイプと同様に口金付とウエッジタイプのバル
ブに対して共通に使用される。
【0017】前記接続片55は、灯具ボデイ6の背面で
ソケット取付孔32,33の周囲に、各ソケット35
A,35Bの接点47a,47b,47c、59a,5
9bにそれぞれ対応するように5つ設けられている。こ
の接続片55は、図2に示すように板状の本体55a
と、本体55aの折曲部55bとは反対側端に略直角に
折り曲げ形成された係止部55cと、本体55aの両側
縁に対向して設けられた一対の導通部材接続部55dと
を一体に備えている。本体55aの先端部は、前記接点
47a(47b,47c、59a,59b)との接触部
を形成している。係止部55cの両側縁には三角形の係
止爪70がそれぞれ突設されている。導通部材接続部5
5dはY字状のケーブル接続溝71を有し、その溝縁が
エッジ状に形成されて被覆切断刃72として機能する。
このような接続片55は、前記灯具ボデイ6の背面側で
前記各ソケット取付孔32,33の周囲に一体に設けた
接続片係止部75に係止される。
【0018】前記接続片係止部75は図2に示すように
細長い矩形の筒体からなり、その2つの長辺側側壁のう
ちソケット取付孔32(33)に対向する一方の側壁7
6の幅方向中央に開放部77が設けられている。前記接
続片55の本体55aを開放部77から外部に突出させ
て係止部55cを接続片係止部75に圧入すると、係止
部55cの係止爪70は接続片係止部75の短辺側内壁
面に食い込み、係止部55cの抜けを防止する。一方、
開放部77から接続片係止部75の外部に突出する前記
本体55aは、灯具ボデイ6の背面に形成した溝78に
嵌合し前記ソケット35Aの接点との接触部を形成す
る。また、この溝78は、前記ソケット取付孔32の穴
壁面にまで延在するように形成され、この穴壁面部分の
溝部78aに前記本体55aの折曲部55bが嵌合す
る。さらに、前記灯具ボデイ6の背面には、弾性変形可
能な一対のケーブル係止片80が前記溝78の両側に位
置して接続片係止部75と対向するように一体に突設さ
れている。ケーブル係止片80の前記接続片係止部75
と対向する面の先端部には、灯具側ケーブル41を係止
する三角形の係止部80aが一体に設けられている。
【0019】前記灯具側ケーブル41は、図2に示すよ
うに芯線141aをポリ塩化ビニル等の被覆141bで
覆った絶縁電線からなり、その一端部が接続片55のケ
ーブル接続溝71に押し込まれる。また、ケーブル接続
溝71の両側のケーブル部分が前記接続片係止部75と
一対のケーブル係止片80との間に差し込まれ、係止爪
80aによって係止される。灯具側ケーブル41の一端
部がケーブル接続溝71に押し込まれると、その被覆1
41bはケーブル接続溝71の溝縁、すなわち被覆切断
刃72によって切断され、内部の芯線141aが導通部
材接続部55dに接触して電気的に導通する。また、灯
具側ケーブル41は、接続片係止部75と一対のケーブ
ル係止片80の間に差し込まれ、係止部80aによって
係止されるので、ケーブル接続溝71から抜け出すこと
がなく、接続片55に対して安定した状態で接続され
る。そして、灯具側ケーブル41の他端側は、前記灯具
ボデイ6の背面側に設けた前記コネクタ部40の対応す
る接点90(後述する)にそれぞれ電気的に接続され
る。
【0020】前記灯具側ケーブル41としては、図1に
示すように2つのソケット35A,35Bの接点47
a,47b,47c、59a,59bに対して4本用い
られる。その中、3本のケーブル41a,41b,41
cはプラス側で、その一端が前記接続片55を介して各
接点47a,47b,59aにそれぞれ接続される。残
りのケーブル41dはグランド側で,その一端が接続片
55を介して接点47cに、他端側が同じく接続片55
を介して接点59bに接続される。
【0021】図1、図4および図5において、前記コネ
クタ部40は、前記車体側ケーブル37のコネクタ38
が嵌合し得る大きさの筒状体からなり、その内部に同一
形状からなる4つの接点90が各ケーブル41a〜41
dに対応して組み込まれている。また、コネクタ部40
の互いに平行に対向する2つの長辺側側壁には、それぞ
れ2つずつ、合計4つの開放部92が前記各接点90に
対応して形成されている。さらに、前記各接点90を係
止する第1,第2の係止壁93,94が前記各開放部9
2に対向してコネクタ部40の外側に突設されている。
第1、第2の係止壁93,94はコ字状に形成され、第
1の係止壁94がコネクタ部40と第2係止壁94との
間に位置している。また、第1の係止壁93は、コネク
タ部40より低く、第2係止壁94より高く形成されて
いる。また、第2の係止壁94の両側には、灯具側ケー
ブル41を係止する一対2組からなるケーブル係止片9
5が一体に突設されており、これらケーブル係止片95
によって灯具側ケーブル41を押え込むようにしてい
る。
【0022】前記接点90は、前記コネクタ部40内に
位置する接続部90aと、前記第1の係止壁93内に圧
入される係止部90bと、前記第1、第2の係止壁9
3,94間に位置される導通部材接続部90cと、接続
部90aと係止部90bを連結する連結片90dと、係
止部90bと導通部材接続部90cを連結する連結片9
0eとを一体に備えている。接続部90aは、図5に示
すように前記車体側ケーブル37のコネクタ38と接続
する。係止部90bは、両側縁に突設された三角形の係
止爪96を有し、この係止爪96が第1の係止壁93の
対向する内壁面に食い込むことにより係止部90bが第
1の係止壁93から抜けるのを防止している。
【0023】前記導通部材接続部90cはコ字状に形成
され、その互いに対向する両側板部にそれぞれ設けられ
たY字状のケーブル接続溝97を有し、またその溝縁が
被覆切断刃98を形成している。このような導通部材接
続部90cは、上記した接続片55の導通部材接続部5
5dと全く同じである。したがって、灯具側ケーブル4
1の他端部をケーブル接続溝97に押し込むと、その被
覆141bが被覆切断刃98によって切断され、芯線1
41aを導通部材接続部90cに電気的に接続すること
ができる。なお、4本の灯具側ケーブル41a〜41d
のうちグランド側のケーブル41dは、両端が両ソケッ
ト35A,35Bの接点47cと59bに接続片55を
介してそれぞれ電気的に接続されるため、中間部が接点
90に接続される。
【0024】このような構造からなる車輌用灯具におい
ては、バックカバーを必要としないので、構造が簡単で
部品点数を少なくすることができる。また、灯具側ケー
ブル41を接続片55と接点90に設けたケーブル接続
溝71,97に押し込むと、その被覆切断刃72,98
が被覆141bを切断して内部の芯線141aを接続片
55と接点90に電気的に接続するようにしているの
で、被覆141bをニッパ等の工具によって予め切断す
る必要がなく、そのため灯具側ケーブル41の配線、接
続作業が簡単で、自動組立機によって配線、接続するこ
とができる。また、ソケット35A,35B、接続片5
5および接点90は、止めねじ等の固定手段を必要とせ
ず灯具ボデイ6に対して係着しているので、その取付作
業も容易である。
【0025】図7は本発明の他の実施の形態を示す分解
斜視図である。この実施の形態においては、コネクタ部
40の外側にこれと対向して係止壁93を突設するとと
もに、係止壁93とコネクタ部40との間に位置して一
対2組からなるケーブル係止片95を突設し、係止壁9
3によって接点90の係止部90bを係止し、灯具側ケ
ーブルを係止するケーブル係止片95間に導通部材接続
部90cを位置させている。係止部90bは、各導通部
材接続部90cの接続部90aとは反対側の側縁にそれ
ぞれ延設されている。ケーブル接続溝97は、灯具ボデ
イ6側に開放するよう形成され、その溝縁が被覆切断刃
を形成している。その他の構成は図4および図5に示し
た構成と略同様である。このようなコネクタ部40の構
造においても、上記した実施の形態と同様な効果が得ら
れる。
【0026】図8は本発明の更に他の実施の形態を示す
分解斜視図である。この実施の形態においては、灯具ボ
デイ6の背面側に灯具側ケーブル41を係止する一対2
組からなるケーブル係止片100を接続片係止部75に
近接して一体に突設し、これら2組のケーブル係止片1
00間のケーブル部分を接続片55の導通部材接続部5
5dによって押え込むようにしている。導通部材接続部
55dには、灯具ボディ6の背面に向かって開放するY
字状のケーブル接続溝71が形成され、その溝縁が被覆
切断刃72を形成している。そして、この導通部材接続
部55dは、一対のケーブル係止片100に突設したコ
字状の係止部101に嵌合される。その他の構成は上記
した実施の形態と同様である。
【0027】このような構造においては、接続片55の
導通部材接続部55dとケーブル係止片100によって
灯具側ケーブル41を係止しているので、ケーブル41
を灯具ボデイ6の背面に沿ってより確実に係止すること
ができる。
【0028】図9は本発明の更に他の実施の形態を示す
分解斜視図である。この実施の形態においては、接続片
55の導通部材接続部55dをコ字状に形成してその上
面を接点47aの接触部とし、左右両側板に灯具ボディ
6の背面に向かって開放するY字状のケーブル接続溝7
1を形成するとともにその位置側縁に係止爪70を設
け、この係止爪70を係止部101に圧入して接続片5
5を係止している。また、導通部材接続部55dが嵌挿
される接続片係止部75の互いに対向する両側壁に、灯
具側ケーブル41が挿入されるU字状110を設けてい
る。
【0029】このような構造においては、接続片55の
構成が簡単で、小型化することができる。また、灯具側
ケーブル41をケーブル接続溝71によってU字状溝1
10に押し付けているので、上記したケーブル係止片1
00が不要である。
【0030】なお、上記した実施の形態においては、い
ずれも導通部材として被覆電線からなるケーブル41a
〜41dを用いたが、本発明はこれに何等特定されるも
のではなく、フレキシブルプリント基板や導電板を用
い、鳩目等によって接続片55と接点90に接続するよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車輌用
灯具は、灯具ボデイの背面に車体側ケーブルが接続され
る複数個の接点を有するコネクタ部と複数個のソケット
取付孔を設け、接触部、導通部材接続部および係止部を
有する複数個の接続片を前記灯具ボデイの背面側に前記
各ソケット取付孔に近接させて係着し、バルブを保持す
るソケットに前記バルブの端子と電気的に接続する複数
個の接点を配設してその一端部をソケットの外部に突出
させ、このソケットを前記ソケット取付孔に着脱可能に
嵌合係着して各接点と前記接続片の接触部を互いに接触
させ、前記各接続片と前記コネクタ部の接点を導通部材
によってそれぞれ電気的に接続したので、バックカバー
を必要とせず、構造が簡単で安価に製作することができ
る。また、接続片は灯具ボデイの背面側に設けた接続片
係止部に係止されるものであるため、接続片の取付作業
も容易である。
【0032】また、本発明は、導通部材を絶縁電線と
し、この絶縁電線が接続される接続片と接点側に絶縁電
線が差し込まれるY字状のケーブル接続溝を設け、その
溝縁を被覆切断刃としたので、被覆をニッパ等の工具に
よって予め切断する必要がなく、絶縁電線の配線、接続
作業が簡単で、自動機によって配線、接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車輌用灯具の一実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図2】 接続片の斜視図である。
【図3】 ソケットとバルブの斜視図である。
【図4】 接点の斜視図である。
【図5】 ソケット部の断面図である。
【図6】 バルブの他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】 本発明の他の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図8】 本発明の更に他の実施の形態を示す分解斜視
図である。
【図9】 本発明の更に他の実施の形態を示す分解斜視
図である。
【図10】 車輌用灯具の従来例を示す一部を破断した
平面図である。
【符号の説明】
1…車輌用灯具、2,3,4,5…灯室、6…灯具ボデ
イ、7…前面レンズ、8,9,10,11…バルブ、1
4…バックカバー、30,31…灯室、35A,35B
…ソケット、37…車体側ケーブル、38…コネクタ、
40…コネクタ部、41…灯具側ケーブル、41a…芯
線、41b…被覆、45…端子、47a,47b、47
c…接点、55…接続片、55c…係止部、59a,5
9b…接点、71…ケーブル接続溝、72…被覆切断
刃、75…接続片係止部、90…接点、97…ケーブル
接続溝、98…被覆切断刃。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボデイの背面に車体側ケーブルが接
    続される複数個の接点を有するコネクタ部と複数個のソ
    ケット取付孔を設け、接触部、導通部材接続部および係
    止部を有する複数個の接続片を前記灯具ボデイの背面側
    に前記各ソケット取付孔に近接させて係着し、バルブを
    保持するソケットに前記バルブの端子と電気的に接続す
    る複数個の接点を配設してその一端部をソケットの外部
    に突出させ、このソケットを前記ソケット取付孔に着脱
    可能に嵌合係着して各接点と前記接続片の接触部を互い
    に接触させ、前記各接続片と前記コネクタ部の接点を導
    通部材によってそれぞれ電気的に接続したことを特徴と
    する車輌用灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車輌用灯具において、導
    通部材が絶縁電線で、接続片の導通部材接続部に前記絶
    縁電線の端部が差し込まれるY字状のケーブル接続溝を
    設け、その溝縁に被覆切断刃を形成したことを特徴とす
    る車輌用灯具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車輌用灯具にお
    いて、導通部材が絶縁電線で、コネクタ部の接点に前記
    絶縁電線が差し込まれるY字状のケーブル接続溝を設
    け、その溝縁に被覆切断刃を形成したことを特徴とする
    車輌用灯具。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の車輌用灯具
    において、接続片の係止部を灯具ボデイの背面側に設け
    た接続片係止部によって係止したことを特徴とする車輌
    用灯具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939460A2 (en) 1998-02-25 1999-09-01 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connecting structure for a bulb socket and an electric wire
EP0997348A2 (en) 1998-10-29 2000-05-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wire distribution member and wire distribution configuration

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